JP2014106677A - 表示制御装置、表示方法、および表示プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】ユーザによって指定された範囲の画像サイズを変更することのできる表示制御装置を提供する。
【解決手段】表示制御装置としての端末装置は、タッチパネルに画像が表示されている状態において、タッチパネルへの複数の位置のタッチを検知すると(S101)、タッチパネルに表示されている画像を元画像として、元画像のうちのタッチパネルへの複数のタッチの位置によって定義される範囲を対象範囲として特定する(S103)。複数の位置のうちの少なくとも1つの位置へのタッチが継続したまま、上記少なくとも1つのタッチの位置が移動したことを検知すると(S105)、上記少なくとも1つのタッチの位置の軌跡に応じて変形率を決定し(S107)、対象範囲をその変形率で変形する(S109)。
【選択図】図10
【解決手段】表示制御装置としての端末装置は、タッチパネルに画像が表示されている状態において、タッチパネルへの複数の位置のタッチを検知すると(S101)、タッチパネルに表示されている画像を元画像として、元画像のうちのタッチパネルへの複数のタッチの位置によって定義される範囲を対象範囲として特定する(S103)。複数の位置のうちの少なくとも1つの位置へのタッチが継続したまま、上記少なくとも1つのタッチの位置が移動したことを検知すると(S105)、上記少なくとも1つのタッチの位置の軌跡に応じて変形率を決定し(S107)、対象範囲をその変形率で変形する(S109)。
【選択図】図10
Description
この発明は表示制御装置、表示方法、および表示プログラムに関し、特に、タッチパネルを有する表示装置での画像表示を制御する表示制御装置、表示方法、および表示プログラムに関する。
タッチパネルを有する表示装置において、表示画面のサイズをタッチパネルに対するタッチ操作で変更する制御が知られている。たとえば、特開2008−287323号公報(以下、特許文献1)は、表示画面への指の近接/接触を検知し、指の近接/接触位置の座標値と近接か接触かの判別情報とを用いて拡大表示領域を決定し、拡大表示領域と当該表示領域に関連する付加情報とを拡大して表示する技術を開示している。
また、特開2002−311820号公報(以下、特許文献2)は、表示制御の一例として、表示画面へ接触する2本の指が近づくと縮小画像を表示画面へ表示し、2本の指が遠ざかると拡大画像を表示する制御を開示している。
また、特開2010−237928号公報(以下、特許文献3)は、タッチパネルの表示領域に対する物理的な接触の位置を検知し、さらに接触の継続時間を計測し、その継続時間が所定のしきい値以上である場合に、検知された接触位置を含む所定の範囲を拡大対象領域として決定して、その範囲内の画像を拡大し、元画像に重ねて表示する技術を開示している。
しかしながら、上記特許文献1,3では、いずれも、サイズを変更する領域が接触位置に基づいて自動的に決定されるものであるため、ユーザが自由な範囲を指定することができない、という問題があった。
また、上記特許文献2は、画面全体のサイズを変更するものであるため、ユーザが自由な範囲を指定することができない、という問題があった。
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであって、ユーザによって指定された範囲の画像サイズを変更することのできる表示制御装置、表示方法、および表示プログラムを提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明のある局面に従うと、表示制御装置はタッチパネルを有する表示装置の表示を制御するための装置であって、タッチパネルへのタッチを検知するための検知手段と、検知手段によって、タッチパネルへの複数の位置のタッチと、複数の位置のうちの少なくとも1つの位置へのタッチが継続した状態において上記少なくとも1つのタッチの位置が移動したこととが検知されると、タッチパネルに表示されている画像を元画像として、上記少なくとも1つのタッチの位置の軌跡に応じて元画像のうちの対象とする範囲を変形するための変形手段とを備える。変形手段は、元画像のうちの、タッチパネルへの複数のタッチの位置によって定義される範囲を対象とする範囲として特定するための特定手段と、軌跡に応じて変形率を決定するための決定手段とを含む。
好ましくは、表示制御装置は、変形手段で変形された画像を、タッチパネルに元画像と重ねて表示するための表示手段をさらに備える。
さらに好ましくは、少なくとも1つの位置へのタッチが終了した後に、タッチパネルに表示された変形手段で変形された画像に含まれる位置に対するタッチが検知されると、表示手段は、変形された画像に含まれる位置に対するタッチの記載に応じて、変形された画像の表示位置を変更する。
本発明の他の局面に従うと、表示方法タッチパネルを有する表示装置での画像の表示方法であって、タッチパネルに画像が表示されている状態において、タッチパネルへの複数の位置のタッチを検知するステップと、複数の位置のうちの少なくとも1つの位置へのタッチが継続したまま、上記少なくとも1つのタッチの位置が移動したことを検知するステップと、タッチパネルに表示されている画像を元画像として、元画像のうちのタッチパネルへの複数のタッチの位置によって定義される範囲を、上記少なくとも1つのタッチの位置の軌跡に応じて変形するステップとを備える。変形するステップは、軌跡に応じて変形率を決定するステップを含む。
本発明のさらに他の局面に従うと、表示プログラムはタッチパネルを有する表示装置での画像の表示をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、タッチパネルに画像が表示されている状態において、タッチパネルへの複数の位置のタッチを検知するステップと、複数の位置のうちの少なくとも1つの位置へのタッチが継続したまま、上記少なくとも1つのタッチの位置が移動したことを検知するステップと、タッチパネルに表示されている画像を元画像として、元画像のうちのタッチパネルへの複数のタッチの位置によって定義される範囲を、上記少なくとも1つのタッチの位置の軌跡に応じて変形するステップとをコンピュータに実行させ、変形するステップは、軌跡に応じて変形率を決定するステップを含む。
この発明によると、ユーザは、表示されている画像のうちの任意の範囲を指定して、任意のサイズに変形させることができる。
以下に、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品および構成要素には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、これらの説明は繰り返さない。
<装置構成>
図1は、本実施の形態にかかる表示制御装置の一例としての端末装置100の構成の具体例を示す図である。
図1は、本実施の形態にかかる表示制御装置の一例としての端末装置100の構成の具体例を示す図である。
以下の説明では、図1に表わされるように、表示制御装置自体に表示装置が含まれるものとしている。しかしながら、表示制御装置は表示装置とは別体の装置であって、表示装置と有線または無線で電気的に接続されてその表示を制御するものであってもよい。
端末装置100は、タッチパネルを有する表示装置を搭載するものであればどのような装置であってもよい。たとえば、タッチパネルが搭載された小型のノートパソコン(パーソナルコンピュータ)やゲーム機、文書閲覧装置、コンテンツプレーヤ、デジタルカメラなどが挙げられる。また、表示制御装置は携帯端末に限定されるものではなく、タッチパネルを有する表示装置を制御するものであれば携帯不可能な大型の装置であってもよい。
図1を参照して、端末装置100は、一面側に、表示装置および入力装置としてのタッチパネル14を備える。その他、端末装置100が携帯電話機である場合、スピーカ15や、マイク16などが配されてもよい。
図2は、端末装置100のハードウェア構成の具体例を示すブロック図である。
図2を参照して、端末装置100は、CPU(Central Processing Unit)10と、CPUで実行するプログラムなどを記憶するためのROM(Read Only Memory)11と、CPUでプログラムを実行する際の作業領域ともなるRAM(Random Access Memory)12と、画像データなどを記憶するためのメモリ13と、入力装置および表示装置として機能するタッチパネル14と、スピーカ15と、マイク16とを含む。
図2を参照して、端末装置100は、CPU(Central Processing Unit)10と、CPUで実行するプログラムなどを記憶するためのROM(Read Only Memory)11と、CPUでプログラムを実行する際の作業領域ともなるRAM(Random Access Memory)12と、画像データなどを記憶するためのメモリ13と、入力装置および表示装置として機能するタッチパネル14と、スピーカ15と、マイク16とを含む。
表示装置としてのタッチパネル14は、CPU10からの指示に従って指定された画面を表示する。入力装置としてのタッチパネル14は、タッチされた位置(タッチ位置)を示す信号をCPU10に入力する。
CPU10は、表示画面と指等のタッチ位置とからユーザの指示内容を特定し、当該指示に応じた処理を実行する。
<動作概要>
図3および図4は、表示制御装置としての端末装置100での動作概要を表わした図である。これらの図では、端末装置100のタッチパネル14に対する操作に応じたタッチパネル14での表示の遷移が示されている。
図3および図4は、表示制御装置としての端末装置100での動作概要を表わした図である。これらの図では、端末装置100のタッチパネル14に対する操作に応じたタッチパネル14での表示の遷移が示されている。
詳しくは、図3(A)を参照して、タッチパネル14に対して同時に複数の位置へのタッチがなされると、端末装置100は、タッチされたときにタッチパネル14に表示されている画像のうちのこれら複数のタッチ位置によって定義される範囲を、画像サイズを変更する処理の対象とする範囲(以下、対象範囲とも称する)として特定する。
図3(A)では、複数の位置として点P1および点Q1の2点が同時にタッチされた状態であることが表わされている。端末装置100は点P1および点Q1で定義される対象範囲の一例として、点P1および点Q1を対角とする矩形の範囲R1を特定する。
図3(B)を参照して、上記複数の位置へのタッチのうち、少なくとも1つの位置へのタッチが継続したままそのタッチ位置が移動すると、端末装置100は、そのタッチ位置の軌跡(ベクトル)に応じて変形率を決定し、対象範囲を変形する。
図3(B)では、点P1に対するタッチが継続したまま、点P1から点P2に対象範囲R1よりも外向きに真横にタッチ位置が移動していることが表わされている。このとき、点Q1に対するタッチは継続していてもよいし、解消されていてもよい。この移動に対して、端末装置100は、一例として、点P1から点P2まで移動のうちの横方向の長さ(x方向のベクトル成分)に基づいて拡大率を決定する。そして、端末装置100は、その拡大率で対象範囲R1を拡大して、表示画面に重ねてタッチパネル14上の範囲R2に拡大画像を表示する。
この例によると、たとえば、タッチ位置である点P1が、対象範囲R1よりも内向きに真横に移動して移動後の点に到達した場合には、端末装置100は、その移動のうちの横方向の長さに基づいて縮小率を決定する。そして、端末装置100は、その縮小率で対象範囲R1を縮小して、表示画面に重ねてタッチパネル14上の範囲R2に拡大画像を表示する。
変形の態様(拡大、縮小)とタッチ位置の移動方向との関係は図3(B)に示された例に限定されず、反対であってもよい。また、変形率(拡大率、縮小率)の決定(算出)方法も上述の方法に限定されず、他の方法であってもよい。たとえば、点P1から点P2までの距離(直線距離)に基づいて決定されてもよいし、点P1から点Pへの実際の移動距離に基づいて決定されてもよい。
端末装置100は、上記少なくとも1つの位置へのタッチが継続しているうちは、そのタッチ位置の移動に応じて、リアルタイムに対象範囲R1の変形を続けてもよい。
すなわち、図4を参照して、図4(B)は、図4(A)の状態(図3(B)と同じ)から、さらに、点P2へのタッチが継続したまま、点P2から点P3に表示されている範囲R2よりも内向きに真横に移動してタッチ位置が移動していることが表わされている。この移動に対して、端末装置100は、上の例によると、移動のうちの横方向の長さに基づいて縮小率を決定する。そして、端末装置100は、その縮小率で対象範囲R1を縮小して、表示画面に重ねてタッチパネル14上の範囲R3に縮小画像を表示する。
したがって、タッチパネル14へのタッチが維持されたままタッチ位置が点P1→点P2→点P3と移動すると、点P1がタッチされたときに特定された対象範囲R1がその移動に応じた変形率でリアルタイムに変形されて、表示画面に重ねてタッチパネル14上の範囲R2→範囲R3に表示される。
なお、図3、図4は、タッチ位置が真横に移動する例を示しているが、移動方向は左右方向(x軸方向)に限定されない。図5および図6は、端末装置100での動作概要の他の例を表わした図である。
たとえば、図5に表わされたように、移動方向は上下方向(y軸方向)であってもよい。すなわち、図5を参照して、図5(A)の状態(図3(A)と同じ)から、タッチ位置である点P1が、対象範囲R1よりも外向きに真下に移動して点P4に到達したときにも(図5(B))、端末装置100は、一例として、点P1から点P4までの移動のうちの縦方向の長さ(y方向のベクトル成分)に基づいて拡大率を決定する。そして、端末装置100は、その拡大率で対象範囲R1を拡大して、表示画面に重ねてタッチパネル14上の範囲R2に拡大画像を表示するようにしてもよい。
またたとえば、図6に表わされたように、移動方向は斜め方向であってもよい。すなわち、図6を参照して、図6(A)の状態(図3(A)と同じ)から、タッチ位置である点P1が、対象範囲R1よりも外向きに斜め下に移動して点P5に到達したときにも(図6(B))、端末装置100は、一例として、点P1から点P5までの移動距離に基づいて拡大率を決定する。そして、端末装置100は、その拡大率で対象範囲R1を拡大して、表示画面に重ねてタッチパネル14上の範囲R2に拡大画像を表示するようにしてもよい。
また、上の例は、点P1である1点に対するタッチのみの移動によって変形させる例が挙げられているが、端末装置100は、同時になされた複数の位置へのタッチのうちの2点以上のタッチ位置の移動によって変形率を決定してもよい。図7は、端末装置100での動作概要の他の例を表わした図である。
たとえば、図7に表わされたように、同時になされた複数の位置へのタッチのうちの2点P1,Q1共に対象範囲R1よりも外向きにタッチ位置が移動した場合、端末装置100は、移動後の点P6,Q2に基づいて変形例を決定してもよい。一例として、端末装置100は、点P6および点Q2を対角とした範囲R2を変形後のサイズとして、対象範囲R1を当該サイズへ拡大するための拡大率を決定する。
なお、上の例で端末装置100は、複数のタッチ位置によって定義される範囲として2点のタッチ位置である点P1および点Q1を対角とする矩形の範囲R1を特定しているが、特定方法はこの例に限定されない。図8は、端末装置100での動作概要の他の例を表わした図である。
すなわち、図8(A)に表わされたように、他の例として、端末装置100は、複数のタッチ位置によって定義される範囲として2点のタッチ位置である点P1および点Q1を直径とする円形の範囲R1’を特定してもよい。また、図8(B)に表わされたように、3点のタッチ位置である点P1、点Q1、および点Sをそれぞれ頂点とする矩形領域R1’’を特定してもよいし、これらを頂点とする三角形を特定してもよい。
<機能構成>
図9は、上記動作を行なうための端末装置100の機能構成の具体例を示すブロック図である。図9に表わされた各機能は、CPU10がROM11に記憶されているプログラムをRAM12上に読み出して実行することによって、主に、CPU10上に形成されるものであるが、少なくとも一部が、図2に表わされたハードウェア構成によって実現されてもよい。
図9は、上記動作を行なうための端末装置100の機能構成の具体例を示すブロック図である。図9に表わされた各機能は、CPU10がROM11に記憶されているプログラムをRAM12上に読み出して実行することによって、主に、CPU10上に形成されるものであるが、少なくとも一部が、図2に表わされたハードウェア構成によって実現されてもよい。
図9を参照して、メモリ13には、表示装置としてのタッチパネル14に表示する画像データを記憶するための記憶領域である画像記憶部131が設けられる。
さらに図9を参照して、CPU10は、入力装置としてのタッチパネル14からの入力信号を受け付けるための入力部101と、入力信号に基づいてタッチ状態を検知するための検知部102と、タッチパネル14に表示されている画像の対象範囲を変形するための変形部103と、タッチパネル14に画像データに基づく画像や変形後の画像を表示するための表示部106とを含む。さらに、変形部103は、タッチパネル14に対する複数のタッチ位置によって定義される範囲を対象範囲として特定するための特定部104と、タッチ位置の軌跡に応じて変形率を決定するための決定部105とを含む。
検知部102が入力信号より、タッチパネル14への複数の位置のタッチを検知すると、特定部104は、そのタッチ位置に基づいて対象範囲を特定する。
検知部102が上記複数の位置のうちの少なくとも1つの位置へのタッチが継続した状態において、上記少なくとも1つのタッチ位置が移動したことを検知すると、決定部105は、そのタッチ位置の軌跡に応じて変形率を決定する。
変形部103は、特定された対象範囲を決定された変形率で変形し、変形後の画像を表示部106に渡す。表示部106は、タッチされた際にタッチパネル14に表示されている画像に重ねて、変形された画像を表示する。
<動作フロー>
図10は、表示制御装置である端末装置100での表示制御の流れを表わしたフローチャートである。図10のフローチャートに表わされた動作は、端末装置100のCPU10がROM11に記憶されているプログラムをRAM12上に読み出して実行し、図9の各機能を発揮させることによって実現される。
図10は、表示制御装置である端末装置100での表示制御の流れを表わしたフローチャートである。図10のフローチャートに表わされた動作は、端末装置100のCPU10がROM11に記憶されているプログラムをRAM12上に読み出して実行し、図9の各機能を発揮させることによって実現される。
図10を参照して、CPU10は、タッチパネル14に画像が表示されている状態において、タッチパネル14への複数の位置のタッチを検知すると(ステップS101)、上記複数の位置によって定義される範囲を対象範囲として特定する(ステップS103)。
その後、上記複数の位置のタッチのうちの少なくとも1つの位置へのタッチが継続した状態で当該少なくとも1つのタッチ位置が移動したことが検知されると(ステップS105でYES)、CPU10は、その軌跡に基づいて変形率を決定し(ステップS107)、上記ステップS103で特定した対象範囲をその変形率で変形する(ステップS109)。そして、CPU10は、変形した画像をタッチパネル14に表示されている画像に重ねて表示する(ステップS111)。
なお、上記ステップS105で、CPU10は、対象範囲を特定した状態のまま、または変形された画像を表示したまま、タッチ位置の移動が検知されるまで待機する(ステップS105でNO)。または、CPU10は、所定時間、タッチ位置の移動が検知されない場合には以降の動作を行なうことなく、強制的に一連の動作を終了するようにしてもよい。
CPU10は、以上のステップS105〜S111の処理を上記少なくとも1つ位置へのタッチが解消されるまで(ステップS113でNO)、繰り返す。すなわち、タッチパネル14に対するタッチが継続している限り、CPU10は、その移動を監視して、軌跡に応じた変形率で対象範囲を変形して、リアルタイムに、表示画面に重ねて表示する。
なお、ステップS113では、移動しているタッチ位置へのタッチの解消のみならず、上記ステップS101で検知されたタッチパネル14に対するすべての位置のタッチが解消されたことが検知されてもよい。
そして、上記少なくとも1つ位置へのタッチ、または上記ステップS101で検知されたタッチパネル14に対するすべての位置のタッチが解消されたことが検知されると(ステップS113でYES)、CPU10は、一連の動作を終了する。
<実施の形態の効果>
表示制御装置である端末装置100で以上の動作が行なわれることで、ユーザは、直感的な動作で、表示されている画像のうちの変形する範囲を任意に指定することができる。また、ユーザは、直感的で容易な操作で、その変形率を指定することができる。
表示制御装置である端末装置100で以上の動作が行なわれることで、ユーザは、直感的な動作で、表示されている画像のうちの変形する範囲を任意に指定することができる。また、ユーザは、直感的で容易な操作で、その変形率を指定することができる。
<変形例1>
なお、上記ステップS113でタッチが解消されたことが検知され、一連の動作が終了した後、CPU10は、変形された画像の表示を継続しておいてもよい。そして、さらに、表示された変形画像に対するタッチが検知され、そのタッチが継続した状態でタッチ位置が移動したことが検知されると、CPU10は、変形画像の表示をタッチ位置の軌跡に応じて移動させてもよい。この場合、表示部106は検知部102で検知された変形画像に対するタッチ位置の軌跡に応じて当該変形画像の表示位置を特定し、現在の変形画像の表示位置を更新する。
なお、上記ステップS113でタッチが解消されたことが検知され、一連の動作が終了した後、CPU10は、変形された画像の表示を継続しておいてもよい。そして、さらに、表示された変形画像に対するタッチが検知され、そのタッチが継続した状態でタッチ位置が移動したことが検知されると、CPU10は、変形画像の表示をタッチ位置の軌跡に応じて移動させてもよい。この場合、表示部106は検知部102で検知された変形画像に対するタッチ位置の軌跡に応じて当該変形画像の表示位置を特定し、現在の変形画像の表示位置を更新する。
そのようにすることで、表示画像に重ねて変形画像を表示させる際に、ユーザは、任意の位置に変形画像を表示させることができる。
<変形例2>
さらに、同じ画像がタッチパネル14に表示されている状態において、複数回、図10の動作を実行することで、CPU10は、表示画像について、複数の箇所を対象範囲として、それぞれの範囲を変形して、すべて(または2か所以上)を同時に、タッチパネル14の表示画像に重ねて表示してもよい。
さらに、同じ画像がタッチパネル14に表示されている状態において、複数回、図10の動作を実行することで、CPU10は、表示画像について、複数の箇所を対象範囲として、それぞれの範囲を変形して、すべて(または2か所以上)を同時に、タッチパネル14の表示画像に重ねて表示してもよい。
そのようにすることで、ユーザは、同一の表示画像について、任意の複数個所を変形させ、同時にタッチパネル14上で表示させることができる。
さらに、CPU10は、上記第1の変形例の制御と第2の変形例の制御とを組み合わせて行なってもよい。すなわち、CPU10は、それぞれ複数のタッチによって定義された複数の対象範囲をそれぞれの変形率で変形させ、各変形画像へのタッチによって、その表示位置を移動させてもよい。
そのようにすることで、ユーザは、同一の表示画像について、任意の複数個所を変形させ、同時にタッチパネル14上の任意の位置に表示させることができる。
さらに、上述の処理を端末装置100等の表示制御装置に実行させるためのプログラムを提供することもできる。このようなプログラムは、コンピュータに付属するフレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disk-Read Only Memory)、ROM、RAMおよびメモリカードなどのコンピュータ読取り可能な記録媒体にて記録させて、プログラム製品として提供することもできる。あるいは、コンピュータに内蔵するハードディスクなどの記録媒体にて記録させて、プログラムを提供することもできる。また、ネットワークを介したダウンロードによって、プログラムを提供することもできる。
なお、本発明にかかるプログラムは、コンピュータのオペレーティングシステム(OS)の一部として提供されるプログラムモジュールのうち、必要なモジュールを所定の配列で所定のタイミングで呼出して処理を実行させるものであってもよい。その場合、プログラム自体には上記モジュールが含まれずOSと協働して処理が実行される。このようなモジュールを含まないプログラムも、本発明にかかるプログラムに含まれ得る。
また、本発明にかかるプログラムは他のプログラムの一部に組込まれて提供されるものであってもよい。その場合にも、プログラム自体には上記他のプログラムに含まれるモジュールが含まれず、他のプログラムと協働して処理が実行される。このような他のプログラムに組込まれたプログラムも、本発明にかかるプログラムに含まれ得る。
提供されるプログラム製品は、ハードディスクなどのプログラム格納部にインストールされて実行される。なお、プログラム製品は、プログラム自体と、プログラムが記録された記録媒体とを含む。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10 CPU、11 ROM、12 RAM、13 メモリ、14 タッチパネル、15 スピーカ、16 マイク、100 端末装置、101 入力部、102 検知部、103 変形部、104 特定部、105 決定部、106 表示部、131 画像記憶部。
Claims (5)
- タッチパネルを有する表示装置の表示を制御するための装置であって、
前記タッチパネルへのタッチを検知するための検知手段と、
前記検知手段によって、前記タッチパネルへの複数の位置のタッチと、前記複数の位置のうちの少なくとも1つの位置へのタッチが継続した状態において前記少なくとも1つのタッチの位置が移動したこととが検知されると、前記タッチパネルに表示されている画像を元画像として、前記少なくとも1つのタッチの位置の軌跡に応じて前記元画像のうちの対象とする範囲を変形するための変形手段とを備え、
前記変形手段は、
前記元画像のうちの、前記タッチパネルへの前記複数のタッチの位置によって定義される範囲を前記対象とする範囲として特定するための特定手段と、
前記軌跡に応じて変形率を決定するための決定手段とを含む、表示制御装置。 - 前記変形手段で変形された画像を、前記タッチパネルに前記元画像と重ねて表示するための表示手段をさらに備える、請求項1に記載の表示制御装置。
- 前記少なくとも1つの位置へのタッチが終了した後に、前記タッチパネルに表示された前記変形手段で変形された画像に含まれる位置に対するタッチが検知されると、前記表示手段は、前記変形された画像に含まれる位置に対するタッチの記載に応じて、前記変形された画像の表示位置を変更する、請求項2に記載の表示制御装置。
- タッチパネルを有する表示装置での画像の表示方法であって、
前記タッチパネルに前記画像が表示されている状態において、前記タッチパネルへの複数の位置のタッチを検知するステップと、
前記複数の位置のうちの少なくとも1つの位置へのタッチが継続したまま、前記少なくとも1つのタッチの位置が移動したことを検知するステップと、
前記タッチパネルに表示されている画像を元画像として、前記元画像のうちの前記タッチパネルへの前記複数のタッチの位置によって定義される範囲を、前記少なくとも1つのタッチの位置の軌跡に応じて変形するステップとを備え、
前記変形するステップは、前記軌跡に応じて変形率を決定するステップを含む、表示方法。 - タッチパネルを有する表示装置での画像の表示をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
前記タッチパネルに前記画像が表示されている状態において、前記タッチパネルへの複数の位置のタッチを検知するステップと、
前記複数の位置のうちの少なくとも1つの位置へのタッチが継続したまま、前記少なくとも1つのタッチの位置が移動したことを検知するステップと、
前記タッチパネルに表示されている画像を元画像として、前記元画像のうちの前記タッチパネルへの前記複数のタッチの位置によって定義される範囲を、前記少なくとも1つのタッチの位置の軌跡に応じて変形するステップとを前記コンピュータに実行させ、
前記変形するステップは、前記軌跡に応じて変形率を決定するステップを含む、表示プログラム。
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