JP2014106664A - 入力装置及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、フレキシブルプリント基板との接続工程を簡略化して、製造コストを低減させることが可能な入力装置及びその製造方法を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明の入力装置は、入力位置情報を検出するセンサ部10と、センサ部10の下面側に設けられた下部導体部20と、を有し、センサ部10は、第1の透明基材11、第1の透明基材11に形成された透明電極13、及び透明電極13に接続された第1の接続端子16を有して構成され、下部導体部20は、第2の透明基材21、及び第2の透明基材21の上面において形成された下部導体23を有して構成されており、下部導体23に接続された第2の接続端子26は、第1の接続端子16が形成された面と同一方向の面に形成されていることを特徴とする。
【選択図】図4

Description

本発明は、入力装置及びその製造方法に関し、特に、複数の基材において外部回路と接続するための接続端子が形成された入力装置及びその製造方法に関する。
モバイル機器等の電子機器の表示部において、表示画像のメニュー項目やオブジェクトを直接、指などで操作して座標入力を行うための透光型入力装置が用いられている。このような入力装置は、液晶ディスプレイ等の表示装置に重ねて配置された状態で電子機器に組み込まれている。
図17は、特許文献1に記載されている、従来例の入力装置の断面図である。図17に示すように、入力装置101は、基材110と、基材110の下面に形成された導電膜112とを有し構成される。導電膜112は、入力位置情報を検出するために設けられており、入力装置101は、静電容量の変化に基づいて位置情報を検出可能な静電容量式の入力装置を構成している。そして、基材110の下面側には、シールド層150が粘着層140により貼り合わされている。シールド層150は、入力装置101の下側に配置される液晶ディスプレイ等からのノイズを遮蔽して、誤動作を防止するために設けられている。また、基材110、導電膜112、シールド層150は、それぞれ透明な材料により形成される。
図17に示すように、基材110の外周部において接続端子130が形成されており、導電膜112は接続端子130を介してフレキシブルプリント基板180に接続されている。これにより、フレキシブルプリント基板180を介して入力位置情報を外部に取り出すことができる。
特開2011−100433号公報
さらに、図17では省略しているが、シールド層150についても接地する必要があるため、シールド層150の外周部に接続端子(図示しない)を設けて、シールド層150とフレキシブルプリント基板180とが接続されている。よって、導電膜112から引き出された接続端子130、及びシールド層150から引き出された接続端子(図示しない)は、フレキシブルプリント基板180の両面においてそれぞれ接続される。
各接続端子とフレキシブルプリント基板180とを接続する際には、熱及び圧力を加えて圧着接続されるため、導電膜112及びシールド層150にダメージが与えられないようにフレキシブルプリント基板180側から圧着される。従来例の入力装置101において、導電膜112とシールド層150とは互いに対向する面に形成されているため、接続端子130とフレキシブルプリント基板180の上面とを接続した後に、基材110を裏返してシールド層150とフレキシブルプリント基板180の下面とを接続する必要があった。すなわち、基材110を裏返す工程が必要であり、接続工程が煩雑であった。
また、導電膜112から引き出された接続端子130、及びシールド層150から引き出された接続端子(図示しない)は、それぞれ図示しない導電性接着材を介してフレキシブルプリント基板180と接続される。すなわち、入力装置101の製造工程において、接続端子130及びシールド層150にそれぞれ導電性接着材を設ける工程、接続端子130とフレキシブルプリント基板180の上面とを接続する工程、及びシールド層150とフレキシブルプリント基板180の下面とを接続する工程を要する。よって、接続工程が多いため、製造コストが増大する要因となっていた。
本発明は、上記課題を解決して、フレキシブルプリント基板との接続工程を簡略化して、製造コストを低減することが可能な入力装置を提供することを目的とする。
本発明の入力装置は、入力位置情報を検出するセンサ部と、前記センサ部の下面側に設けられた下部導体部と、を有し、前記センサ部は、第1の透明基材、前記第1の透明基材に形成された透明電極、及び前記透明電極に接続された第1の接続端子を有して構成され、前記下部導体部は、第2の透明基材、及び前記第2の透明基材の上面において形成された下部導体を有して構成されており、前記下部導体に接続された第2の接続端子は、前記第1の接続端子が形成された面と同一方向の面に形成されていることを特徴とする。
これによれば、下部導体と透明電極とが互いに対向する面に形成された場合であっても、第2の接続端子が、前記第1の接続端子が形成された面と同一方向の面に形成されている。そのため、第1の接続端子及び第2の接続端子とフレキシブルプリント基板とを接続する工程において、同一方向から接続することができる。よって、各透明基材を裏返す工程を省くことができるため、フレキシブルプリント基板との接続工程を簡略化して、製造コストを低減することが可能である。
本発明の入力装置は、さらに、前記センサ部の上面側に設けられた上部導体部を有し、前記上部導体部は、第3の透明基材、及び前記第3の透明基材の下面において形成された上部導体を有して構成されており、前記第2の接続端子、及び前記上部導体に接続された第3の接続端子は、前記第1の接続端子が形成された面と同一方向の面に形成されていることが好適である。
これによれば、センサ部の上下に上部導体部及び下部導体部が設けられ、上部導体または下部導体と、透明電極とが対向する面に形成された場合であっても、前記第1の接続端子が形成された面と同一方向の面において、第2の接続端子及び第3の接続端子が形成されている。そのため、フレキシブルプリント基板等と各接続端子とを接続する工程において、同一方向から接続することができる。よって、各透明基材を裏返す工程を省くことができるため、フレキシブルプリント基板との接続工程を簡略化して、製造コストを低減することができる。
前記センサ部において、前記透明電極及び前記第1の接続端子は、前記第1の透明基材の下面に形成されており、前記下部導体部において、前記下部導体から引き出された第1の中継電極が、前記第2の透明基材の上面に形成されており、前記上部導体部において、前記第2の接続端子、前記第3の接続端子、及び前記第2の接続端子から引き出された第2の中継電極が、前記第3の透明基材の下面に形成されており、前記第1の中継電極と前記第2の中継電極とが接続されていることが好適である。
これによれば、前記第2の接続端子は各中継電極を介して下部導体と接続される。そして、第2の接続端子及び第3の接続端子は第1の接続端子が形成された面と同一方向の面に形成されるとともに、前記第2の接続端子及び前記第3の接続端子が同一の面である第3の透明基材の下面に形成されている。よって、第2の接続端子及び第3の接続端子に導電性接着材を設ける工程を同一工程で行うことができ、また、第2の接続端子及び第3の接続端子とフレキシブルプリント基板とを、同一の工程で接続することが可能である。つまり、各接続端子ごとに導電性接着材を設けて、それぞれ接続を行う必要が無いため、接続工程数を少なくすることができる。
本発明の入力装置において、前記第1の接続端子、前記第2の接続端子、及び前記第3の接続端子は、隣り合う位置に形成されていることが好ましい。これによれば、第2の接続端子と第1の接続端子、または、第2の接続端子と第3の接続端子とを同時に圧着接続することが容易である。
前記第1の透明基材、前記第2の透明基材、及び前記第3の透明基材の外周にはそれぞれタブ部が設けられており、前記第1の接続端子、前記第2の接続端子、及び前記第3の接続端子は前記タブ部にそれぞれ形成されていることが好適である。
センサ部における透明電極のパターンや、透明電極から引き出される引出配線、また、各導体部における導体のパターン等により、各接続端子を設ける位置及び面積は制限される。しかし、本発明の入力装置においては、タブ部を設けることにより各接続端子を形成する位置や面積の制限が比較的小さく、各接続端子の設計自由度を向上させることができる。そのため、フレキシブルプリント基板との接続工程が容易となるように各接続端子を設けることができる。
本発明の入力装置は、前記第1の透明基材、前記第2の透明基材、または前記第3の透明基材の外周において、前記タブ部と接続された部分に切り欠きが設けられていることが好ましい。これによれば、フレキシブルプリント基板との接続工程において、各透明基材の外周とタブ部とが接続された箇所に応力が集中することを抑制して、タブ部が破損することを防止できる。
本発明の入力装置は、前記第1の接続端子、前記第2の接続端子、及び前記第3の接続端子にフレキシブルプリント基板が接続されていることが好適である。これによれば、透明電極と導体部とが対向して配置された構成であっても、同一方向の面に形成された各接続端子とフレキシブルプリント基板とが接続される。よって、両面に端子を形成したフレキシブルプリント基板を用いる必要がなく、接続端子を一方の面に設けたフレキシブルプリント基板を用いることができるため、製造コストの低減が可能である。
本発明の入力装置は、前記センサ部において、前記透明電極及び前記第1の接続端子が、前記第1の透明基材の下面に形成されるとともに、前記第2の接続端子、及び前記第2の接続端子から引き出された第2の中継電極が、前記第1の透明基材の下面に形成されており、前記下部導体部において、下部導体から引き出された第1の中継電極が、前記第2の透明基材の上面に形成されており、前記第1の中継電極と前記第2の中継電極とが接続されていることが好適である。
これによれば、第1の接続端子及び第2の接続端子が同一の面に形成されているため、前記第1の接続端子及び前記第2の接続端子とフレキシブルプリント基板とを、同一の工程で接続することが可能である。よって、接続工程において各透明基材を裏返す工程を省くことができ、また、各接続端子ごとに接続を行う必要が無く接続工程数を少なくすることができるため、フレキシブルプリント基板との接続工程を簡略化して、製造コストを低減することが可能である。
本発明の入力装置の製造方法は、入力位置情報を検出するセンサ部と、前記センサ部の下面側に設けられた下部導体部と、を有し、前記センサ部は、第1の透明基材、前記第1の透明基材の下面に形成された透明電極、前記透明電極に接続された第1の接続端子を有して構成されるとともに、前記第1の透明基材の下面には、さらに第2の接続端子及び前記第2の接続端子から引き出された第2の中継電極が形成されており、前記下部導体部は、第2の透明基材、前記第2の透明基材の上面において形成された下部導体及び第2の中継電極を有して構成される入力装置の製造方法であって、
a)第1の透明基材において、前記第1の接続端子、前記第2の接続端子、及び前記第2の中継電極に導電性接着材を設ける工程と、
b)前記第1の中継電極と前記第2の中継電極とを前記導電性接着材を介して接続するとともに、前記第1の接続端子及び前記第2の接続端子をフレキシブルプリント基板に接続する工程とを有することを特徴とする。
また、本発明の入力装置の製造方法は、入力位置情報を検出するセンサ部と、前記センサ部の下面側に設けられた下部導体部と、前記センサ部の上面側に設けられた上部導体部とを有し、前記センサ部は、第1の透明基材、前記第1の透明基材に形成された透明電極、及び前記透明電極に接続された第1の接続端子を有して構成され、前記下部導体部は、第2の透明基材、及び前記第2の透明基材の上面において形成された下部導体を有して構成され、前記上部導体部は、第3の透明基材と、及び前記第3の透明基材の下面において形成された上部導体を有して構成される、入力装置の製造方法であって、
a)前記第1の接続端子に第1の導電性接着材を設ける工程と、
b)前記第3の透明基材の下面において形成された、第2の接続端子、第3の接続端子及び第1の中継電極に第2の導電性接着剤を設ける工程と、
c)前記第1の接続端子とフレキシブルプリント基板とを前記第1の導電性接着剤を介して接続する工程と、
d)前記第2の接続端子及び前記第3の接続端子と、前記フレキシブルプリント基板とを前記第2の導電性接着剤を介して接続するとともに、第2の透明基材に形成された第2の中継電極と前記第1の中継電極とを接続する工程と、を有することを特徴とする。
従来の入力装置の製造方法においては、導電性接着材を設ける工程及びフレキシブルプリント基板を接続する工程を各接続端子ごとに行う必要があった。これに対して、本発明の入力装置の製造方法によれば、複数の接続端子について、同一工程で導電性接着材を設けることができ、また、同一工程でフレキシブルプリント基板を接続することができる。また、透明基材等を裏返す工程を省くことができる。よって、フレキシブルプリント基板との接続工程を簡略化して、製造コストを低減することが可能である。
本発明の入力装置の製造方法において、前記導電性接着材は、異方性導電接着剤であることが好適である。対向する面の各々に複数の接続端子が形成され、対向する接続端子同士を接続する際に、異方性導電接着剤を用いることにより隣の接続端子との接続を避けて、対向する接続端子間で接続可能である。
本発明の入力装置及びその製造方法によれば、フレキシブルプリント基板との接続工程を簡略化して、製造コストを低減させることが可能である。
本発明の第1の実施形態における入力装置の斜視図である。 第1の実施形態の入力装置の分解斜視図である。 図1のIII−III線で切断して矢印方向から見たときの断面図である。 上部導体部(a)、センサ部(b)、下部導体部(c)におけるタブ部近傍の部分拡大平面図である。 本実施形態の入力装置におけるタブ部近傍の平面図及び側面図である。 図5(a)のVI−VI線で切断した時の部分拡大断面図である。 本実施形態における第2のタブ部の部分拡大平面図である。 本実施形態の入力装置の製造方法を示す工程図である。 図8の次工程を示す工程図である。 図9の次工程を示す工程図である。 図10の次工程を示す工程図である。 図11の次工程を示す工程図である。 第1の実施形態の第1の変形例を示す斜視図である。 第2の変形例における、タブ部近傍の部分拡大平面図及び側面図である。 第3の変形例における、タブ部近傍の部分拡大平面図及び側面図である。 本発明の第2の実施形態における入力装置の部分拡大平面図及び側面図である。 従来例の入力装置の側面図である。
以下、図面を参照して、本発明の入力装置及びその製造方法について説明する。なお、各図面の寸法は、適宜変更して示している。
図1は、第1の実施形態における入力装置の斜視図である。図2は第1の実施形態の入力装置の分解斜視図である。また、図3は、図1のIII−III線で切断して矢印方向から見たときの入力装置の断面図である。
図1に示すように、第1の実施形態の入力装置1は、入力位置情報を検出するセンサ部10と、センサ部10の下面側(Z2方向)に設けられた下部導体部20と、センサ部10の上面側(Z1方向)に設けられた上部導体部30とを有して構成されている。また、上部導体部30の上面側には、さらにパネル40が設けられている。
センサ部10には、パネル40の外周よりも外方に延出する第1のタブ部11aが形成されている。同様に、下部導体部20には第2のタブ部21aが形成されて、上部導体部30には第3のタブ部31aが形成されている。そして、第1のタブ部11a及び第3のタブ部31aとフレキシブルプリント基板50とが接続されている。なお、図1に示す入力装置1においては、各タブ部11a、21a、31aが入力装置1のX1側及びX2側の両方において形成されているが、これに限定されず、一方のみに形成された構成であってもよい。
パネル40には、着色された加飾層43が額縁状に形成されており、この加飾層43が形成された領域が非入力領域46であり、非入力領域46に囲まれた領域が入力領域45である。
図2に示すように、センサ部10は第1の透明基材11、第1の透明基材11に形成された透明電極13、透明電極13に接続された第1の接続端子16を有して構成される。第1の透明基材11の下面において、入力領域45と重複する位置に複数の矩形状の透明電極13が、X1−X2方向及びY1−Y2方向に配列されている。そして、複数の透明電極13のそれぞれから引出配線15が引き出されており、第1のタブ部11aに形成された第1の接続端子16と透明電極13とが、電気的に接続されている。
本実施形態の入力装置1において、複数の透明電極13のそれぞれとグラウンドとの間で静電容量が形成されており、操作者が入力操作を行う際にパネル40の上面に指などを接近させると、指とパネル40とが非接触の場合であっても、その箇所において透明電極13とグラウンドとの間の静電容量に、透明電極13と指との間の静電容量が付加される。この静電容量の変化に基づいて、入力位置情報を検出することが可能である。なお、透明電極13のパターンは特に限定されず、複数の透明電極13の間で静電容量を形成するようなパターンであっても良い。
透明電極13は、例えばITO(Indium Tin Oxide)等の透明導電材料を用いて、スパッタ法や蒸着法などの薄膜法により形成される。また、引出配線15及び第1の接続端子16は、良好な導電性を有するCuやAg等の金属材料を用いて形成することができる。
図2及び図3に示すように、下部導体部20は、第2の透明基材21、及び第2の透明基材21の上面において形成された下部導体23を有して構成される。また、上部導体部30は、第3の透明基材31、及び第3の透明基材31の下面において形成された上部導体33を有して構成されている。
下部導体23は、第2の透明基材21の入力領域45及び非入力領域46のほぼ全面に形成されており、入力装置1の下方(Z2方向)に配置される液晶ディスプレイなどの表示装置(図示しない)からの電磁ノイズを遮蔽して、センサ部10の誤動作を防止している。また、上部導体33は、入力装置1が搭載される電子機器の外部からの電磁ノイズを遮蔽するために形成されている。上部導体33は、パネル40側から見たときに、引出配線15と重複する位置に形成され、かつ、透明電極13とは重複しないように形成されている。これにより、操作者の入力操作以外の電磁ノイズを遮蔽して高精度に入力位置情報を検出することが可能となっている。また、上記の様にセンサ部10は非接触でも感知するほど高感度であるため、引出配線15が操作者の指などから影響を受けて誤検知を生じないように、上部導体33が設けられている。
下部導体23及び上部導体33には、透明電極13と同様に、ITO等の透明導電材料を用いることができる。また、非入力領域46と重複する位置においては外部から視認されないため、より良好な導電性を有するCu等の金属材料を用いることができる。これにより、電磁ノイズを遮蔽する効果を向上させることができる。
図3に示すように、センサ部10、下部導体部20、上部導体部30及びパネル40は、光学粘着層61、62、63を介してそれぞれ貼り合わされている。光学粘着層61、62、63には、アクリル系の粘着剤、または、アクリル系の両面テープを用いられる。
図3に示すように、下部導体23と上部導体33とは互いに対向する面に形成されている。これは、入力装置1の製造工程において、下部導体23及び上部導体33が、外部の装置等に接触して破損することを防止するためである。また、センサ部10の透明電極13は、第1の透明基材11の下面において形成されており、下部導体23と透明電極13とは互いに対向する面に形成されている。
図2に示すように、センサ部10において検出された入力位置情報を外部の制御回路へ伝達するために、フレキシブルプリント基板50が第1の接続端子16に接続される。また、下部導体23及び上部導体33においてもそれぞれ接地する必要があるため、第2の接続端子26、第3の接続端子36を設けてフレキシブルプリント基板50と接続される。
図4は、上部導体部(a)、センサ部(b)、及び下部導体部(c)におけるタブ部近傍の部分拡大平面図である。なお、図4各図では、上面から見た図を示しており、下面側に形成された電極等は破線で示している。
図4(b)に示すように、センサ部10において、第1の透明基材11の外周には、外方に向かって凸となるように第1のタブ部11aが設けられている。また、図4(a)及び図4(c)に示すように、第2の透明基材21の外周には第2のタブ部21aが、第3の透明基材31の外周には第3のタブ部31aが設けられている。第1のタブ部11a、第2のタブ部21a、第3のタブ部31aは、各透明基材の外周から同じ方向(X2方向)に向かって延出して形成されている。そして、第2のタブ部21a及び第3のタブ部31aは、第1のタブ部11aに対して平面視で重複しない位置に設けられている。
図4(b)に示すように、透明電極13、及び透明電極13に接続された第1の接続端子16は、第1の透明基材11の下面に形成されており、第1の接続端子16は第1のタブ部11aに形成されている。また、図4(c)に示すように、下部導体部20において、下部導体23、及び下部導体23から引き出された第1の中継電極27が、第2の透明基材21の上面に形成されており、第1の中継電極27は第2のタブ部21aに形成されている。図4(a)に示すように、上部導体部30において、上部導体33、及び上部導体33から引き出された第3の接続端子36が第3の透明基材31の下面に形成されている。第3のタブ部31aには、第3の接続端子36が形成されるとともに、第2の接続端子26、及び第2の接続端子26から引き出された第2の中継電極37が形成されている。
図5(a)には、各透明基材が積層された入力装置1について、タブ部近傍の部分拡大平面図を示す。また図5(b)には、入力装置1のタブ部近傍についてX2方向から見たときの側面図を示す。図5(a)及び図5(b)に示すように、第2のタブ部21aに形成された第1の中継電極27と、第3のタブ部31aに形成された第2の中継電極37とは対向する面に形成されている。よって、導電性接着材(図示しない)を介して、第1の中継電極27と第2の中継電極37とを容易に接続することができる。
図6は、図5(a)のVI−VI線で切断して矢印方向から見たときの断面図であり、第1の中継電極27と第2の中継電極37とを導電性接着材53を介して接続したときの断面図を示す。図6に示すように、第1の中継電極27が形成された第2のタブ部21aを第3のタブ部31a側に曲げて、第1の中継電極27と第2の中継電極37とが圧着接続される。これにより、第2の接続端子26が第1の中継電極27及び第2の中継電極37を介して下部導体23(図5には示さない)と電気的に接続される。
本実施形態の入力装置1によれば、図5(b)に示すように、上部導体33と下部導体23とが対向する面に形成されており、また、透明電極13と下部導体23とが対向する面に形成された構成においても、第1の接続端子16が形成された面と同一方向の面において、第2の接続端子26及び第3の接続端子36が形成される。よって、フレキシブルプリント基板50と各接続端子16、26、36とを接続する工程において、同一方向から接続を行うことができる。このため、各透明基材を裏返す工程を省くことができるため、フレキシブルプリント基板50との接続工程を簡略化して、容易に接続することが可能であるため、製造コストを低減させることができる。
また、本実施形態において、第2の接続端子26及び第3の接続端子36が、第3のタブ部31aの同一の面において隣り合うように形成されている。このため、第2の接続端子26及び第3の接続端子36に導電接着剤を設ける工程を同一工程で行うことができ、また、第2の接続端子26及び第3の接続端子36とフレキシブルプリント基板50とを、同一の工程で接続することが可能である。よって、各接続端子ごとに導電性接着材を設けてそれぞれ接続を行う必要が無いため、接続工程数を少なくすることができる。
図7は、第2のタブ部21aの部分拡大平面図である。図7に示すように、第2の透明基材21の外周において、第2のタブ部21aが接続された箇所に切り欠き部21bが形成されている。図6に示すように、第2のタブ部21aを変形させた場合には、第2の透明基材21の外周と第2のタブ部21aとが接続される箇所に応力が集中し易くなる。図7に示すように、切り欠き部21bを形成することにより、第2の透明基材21の外周と第2のタブ部21aとが接続された箇所に応力が集中することを抑制して、第2のタブ部21aが破損することを防止できる。なお、図7は、第2のタブ部21aについて示したが、その他の第1のタブ部11a、第3のタブ部31aに適用しても良い。これにより、フレキシブルプリント基板50との接続工程において、第1のタブ部11a及び第3のタブ部31aの破損が抑制される。
以下、図8から図12を参照して、本実施形態における入力装置1の製造方法について説明する。図8から図12の各図において、(a)にはタブ部近傍の部分拡大平面図を示し、(b)にはX2方向から見たときの側面図を示す。
図8の工程では、図8(b)に示すようにセンサ部10と上部導体部30とを光学粘着層62を介して貼り合わせる。図8(a)及び図8(b)に示すように、センサ部10の第1のタブ部11aには、第1の接続端子16が形成されており、上部導体部30の第3のタブ部31aには、第2の接続端子26、第3の接続端子36及び第2の中継電極37が形成されている。第2の接続端子26と第2の中継電極37とは、配線38により電気的に接続されている。
次に、図9(a)及び図9(b)に示すように、第1のタブ部11aにおいて第1の接続端子16に重なるように第1の導電性接着材51を設けるとともに、第3のタブ部31aにおいて、第2の接続端子26、第3の接続端子36及び第2の中継電極37に重なるように第2の導電性接着材52を設ける。第1の導電性接着材51及び第2の導電性接着材52には、異方性導電接着剤を用いることができ、例えば異方性導電フィルム(ACF、Anisotropic Conductive Film)や異方性導電ペースト(ACP、Anisotropic Conductive Paste)を用いることができる。対向する面の各々に複数の接続端子が形成されて、対向する接続端子同士を接続する際に、上記の異方性導電フィルムや異方性導電ペーストを用いることで、隣の端子同士の接続を避けて、対向する端子同士間の厚さ方向において電気的に接続することができる。
各接続端子がそれぞれ別の基材またはタブ部に形成されている場合には、導電性接着材をそれぞれに設ける必要があるため、導電性接着材を設ける工程において3工程を要する。本実施形態の入力装置1の製造方法によれば、第2の接続端子26、第3の接続端子36及び第2の中継電極37が、共通の第3のタブ部31aにおいて隣り合うように形成されているため、第1の導電性接着材51及び第2の導電性接着材52を設ける工程が2工程に短縮できる。
図10の工程では、図10(b)に示すようにセンサ部10の下面側(Z2方向)に光学粘着層63を介して下部導体部20を貼り合わせる。下部導体部20において、第1の中継電極27が第2のタブ部21aに形成されている。第2のタブ部21aは、第2の中継電極37に対して平面視で重複する位置に形成されている。すなわち、第1の中継電極27は、第2の中継電極37に平面視で重複する位置に形成されるとともに、第1の中継電極27と第2の中継電極37とは互いに対向する面に形成されている。
図11の工程では、第1の接続端子16、第2の接続端子26及び第3の接続端子36とフレキシブルプリント基板50とを接続する。フレキシブルプリント基板50として、接続端子が片面に形成されたものを用意する。まず、第1の接続端子16とフレキシブルプリント基板50とを第1の導電性接着材51を介して圧着して接続する。そして、第2の接続端子26及び第3の接続端子36と、フレキシブルプリント基板50とを第2の導電性接着材52を介して圧着接続する。
本実施形態の入力装置1の製造方法によれば、第2の接続端子26及び第3の接続端子36について、第1の接続端子16が形成された面と同一方向の面に形成されている。よって、フレキシブルプリント基板50を接続する工程(図11(a)、図11(b))において、センサ部10、下部導体部20、及び上部導体部30で構成される積層体を裏返す工程を省いて、フレキシブルプリント基板50の接着工程を容易に行うことができる。
また、第2の接続端子26及び第3の接続端子36が、共通の第3のタブ部31aの同一の面上に隣り合うように形成されているため、第2の接続端子26及び第3の接続端子36を同一の工程でフレキシブルプリント基板50と接続することができる。よって、フレキシブルプリント基板50との接続工程において、各接続端子のそれぞれについて3工程で接続する方法に比べ、接続工程を2工程で行うことができるため、接続工程の短縮を実現できる。よって、本実施形態の入力装置1の製造方法によれば、フレキシブルプリント基板50との接続工程を簡略化して、製造コストを低減させることが可能である。
また、センサ部10における透明電極13のパターンや透明電極13から引き出される引出配線15、あるいは、各導体部における上部導体33、下部導体23のパターン等により、各接続端子を設ける位置及び面積は制限される。しかし、本発明の入力装置1においては、タブ部11a、21a、31aを設けることにより、各接続端子を形成する位置や面積の制限が比較的小さく、すなわち、各接続端子の設計自由度を向上させることができる。そのため、フレキシブルプリント基板50との接続工程が容易となるように各接続端子を設けることができる。また、タブ部において接続を行うため、透明電極13、上部導体33、及び下部導体23などに接続時の熱や応力が加えられることを抑制して、接続工程に伴う不具合の発生を防止することができる。
次に、図12の工程では、第2のタブ部21aを第3のタブ部31a側に変形させて、第1の中継電極27と第2の中継電極37とを圧着接続する。これにより、第3のタブ部31aに形成された第2の接続端子26と下部導体部20の下部導体23(図示しない)とが、第1の中継電極27及び第2の中継電極37を介して電気的に接続される。
以上のように、本実施形態の入力装置1の製造方法により、導電性接着材を設ける工程、フレキシブルプリント基板50と各接続端子との圧着接続する工程を簡略化することができ、また、工程の途中で各透明基材を裏返す必要が無い。よって、フレキシブルプリント基板50との接続工程を簡略化して、製造コストを低減させることが可能である。
なお、本実施形態の入力装置1の製造方法は上記の方法に限定されるものではない。図8から図12の各図ではパネル40を示していないが、フレキシブルプリント基板50と各接続端子とを接続する前に、パネル40を貼り合わせてもよい。また、各接続端子とフレキシブルプリント基板50との接続の順番、第1の中継電極27と第2の中継電極37とを接続する工程の順番については適宜変更することが可能である。
次に本実施形態の入力装置1についての変形例を説明する。図13は、第1の変形例の入力装置1の斜視図である。図13に示すように、本変形例の入力装置1は、上面側に湾曲して形成されたパネル41を有して構成される。また、入力領域45はパネル41の上面から側面に亘って設けられている。
センサ部10、下部導体部20、及び上部導体部30の構成は、図2から図4と同様であり、センサ部10、下部導体部20、及び上部導体部30がパネル41の曲面に沿って貼り合わされている。センサ部10において、透明電極13は第1の透明基材11の下面に形成されている。よって、センサ部10がパネル41の曲面に沿って貼り合わされた場合、透明電極13には圧縮するように応力が加えられるため、透明電極13において割れ、クラック等の発生が抑制される。
本変形例の入力装置1においても、センサ部10、下部導体部20、及び上部導体部30に、それぞれ第1のタブ部11a、第2のタブ部21a、第3のタブ部31aが形成されている。そして、図4及び図5に示す構成と同様に、曲面を有するパネル41に貼り合わされた場合であっても、フレキシブルプリント基板50と各接続端子との接続工程を簡略化して、容易に接続することが可能である。
図14は、本実施形態の第2の変形例の入力装置1を示し、(a)タブ部近傍の部分拡大平面図、及び(b)X2方向から見たときの側面図を示す。第2の変形例の入力装置1においては、第2の接続端子26及び第2の中継電極37を第1のタブ部11aに形成している点で異なっている。図14(a)及び図14(b)に示すように、第2の接続端子26、第2の中継電極37、及び第1の接続端子16は、共通の第1のタブ部11aにおいて、同一の面である下面に隣り合うように形成されている。
そして、上部導体部30において、第3のタブ部31aは、第1のタブ部11aに対して平面視で重複しない位置に形成されており、第3の接続端子36は第3のタブ部31aの下面に形成されている。また、下部導体部20において、第2のタブ部21aは、第2の中継電極37に対して平面視で重複する位置に形成され、第2のタブ部21aの上面に第1の中継電極27が形成されている。第1の導電性接着材51(図示しない)は、第2の接続端子26、第2の中継電極37、及び第1の接続端子16に重なるように同一の工程で設けることが可能である。そして、第1の導電性接着材51を介して第1の中継電極27と第2の中継電極37とが接続されて、下部導体部20の下部導体23と第2の接続端子26とが電気的に接続される。
このような態様であっても、第1の接続端子16、第2の接続端子26、及び第3の接続端子36が同一の方向に形成されているため、フレキシブルプリント基板50と接続する工程において、裏返す工程を省くことができるため、接続工程を簡略化できる。また、第2の接続端子26、第2の中継電極37、及び第1の接続端子16は、共通の第1のタブ部11aに形成されているため、第1の導電性接着材51(図示しない)を設ける工程及びフレキシブルプリント基板50と接続する工程について簡略化して、製造コストを低減させることができる。
図15は、本実施形態の第3の変形例の入力装置1を示し、(a)タブ部近傍の部分拡大平面図、及び(b)X2方向から見たときの側面図を示す。本変形例の入力装置1は、センサ部10において透明電極13(図示しない)が第1の透明基材11の上面に形成されており、透明電極13(図示しない)から引き出された第1の接続端子16が第1のタブ部11aの上面に形成されている点で異なっている。
そして、下部導体部20において、下部導体23(図示しない)から引き出された第2の接続端子26は第2のタブ部21aの上面に形成されている。また、第2のタブ部21aの上面には、第3の接続端子36及び第1の中継電極27が形成されている。
上部導体部30において、第1の中継電極27に対して平面視で重なる位置に第3のタブ部31aが形成されている。そして、第3のタブ部31aの下面には上部導体33(図示しない)から引き出された第2の中継電極37が形成されている。よって、第1の中継電極27と第2の中継電極37とを接続することにより、上部導体33(図示しない)と第3の接続端子36とが電気的に接続される。
このような態様であっても、第1の接続端子16が形成された面と同一方向の面において、第2の接続端子26及び第3の接続端子36が形成される。また、第2の接続端子26、第3の接続端子36、及び第1の中継電極27が共通の第2のタブ部21aの上面において隣り合うように形成されている。よって、フレキシブルプリント基板50との接続工程を簡略化することができる。
第1の実施形態の入力装置1においては、センサ部10の下面側に電磁ノイズをシールドするための下部導体部20を設けるとともに、センサ部10の上面側にも上部導体部30を設けている。しかし、このような態様に限定されず、センサ部10のいずれか一方に導体部を設けた構成であっても同様の効果を奏する。
図16は、第2の実施形態における入力装置を示し、(a)センサ部の第1のタブ部近傍の部分拡大平面図、(b)下部導体部の第2のタブ部近傍の部分拡大平面図、(c)入力装置をX2方向から見たときの側面図を示す。
図16(a)に示すように、センサ部10の透明電極13は、第1の透明基材11の下面に形成されている。そして、第1の透明基材11の外周には、第1のタブ部11aが形成されており、第1のタブ部11aの下面には透明基材から引き出された第1の接続端子16が形成されている。また、第1のタブ部11aの下面には、第2の接続端子26及び第2の中継電極37が形成されており、第2の接続端子26と第2の中継電極37とは配線38によって電気的に接続されている。
図16(b)に示すように、下部導体部20の上面には、下部導体23が形成されている。第2の透明基材21の外周には、第2の中継電極37に対して平面視で重複する位置に第2のタブ部21aが形成されており、第2のタブ部21aの上面には、下部導体23から引き出された第1の中継電極27が形成されている。第1の中継電極27と第2の中継電極37とを導電性接着材(図示しない)を介して接続することにより、下部導体23と第2の接続端子26とが接続される。
本実施形態の入力装置2においても、フレキシブルプリント基板50との接続工程を簡略化して、製造コストを低減することができる。すなわち、第1の接続端子16と第2の接続端子26とが同一の方向の面に形成されているため、フレキシブルプリント基板50との接続において、センサ部10及び下部導体部20を裏返す煩雑な工程を省くことができる。
また、従来例の入力装置101のように第1の接続端子と第2の接続端子とが対向する面に形成される場合には、第1の接続端子と第2の接続端子とにそれぞれ導電性接着材を設ける工程が2工程必要である。さらに第1の接続端子とフレキシブルプリント基板と接続し、また、第2の接続端子とフレキシブルプリント基板とを接続する工程を2工程要し、合計4工程が必要であった。これに対し、本実施形態の入力装置2においては、第1の接続端子16と第2の接続端子26とが共通の第1のタブ部11aにおいて隣り合うように形成されている。よって、第1の接続端子16及び第2の接続端子26に導電性接着材を設ける工程(1工程)、及び第1の接続端子16及び第2の接続端子26をフレキシブルプリント基板50と接続する工程(1工程)、の合計2工程でフレキシブルプリント基板50との接続が可能である。
1、2 入力装置
10 センサ部
11 第1の透明基材
11a 第1のタブ部
13 透明電極
16 第1の接続端子
20 下部導体部
21 第2の透明基材
21a 第2のタブ部
21b 切り欠き部
23 下部導体
26 第2の接続端子
27 第1の中継電極
30 上部導体部
31 第3の透明基材
31a 第3のタブ部
33 上部導体
36 第3の接続端子
37 第2の中継電極
40、41 パネル
50 フレキシブルプリント基板
51 第1の導電性接着材
52 第2の導電性接着材
53 導電性接着材
61、62、63 光学粘着層

Claims (11)

  1. 入力位置情報を検出するセンサ部と、
    前記センサ部の下面側に設けられた下部導体部と、を有し、
    前記センサ部は、第1の透明基材、前記第1の透明基材に形成された透明電極、及び前記透明電極に接続された第1の接続端子を有して構成され、
    前記下部導体部は、第2の透明基材、及び前記第2の透明基材の上面において形成された下部導体を有して構成されており、
    前記下部導体に接続された第2の接続端子は、前記第1の接続端子が形成された面と同一方向の面に形成されていることを特徴とする入力装置。
  2. さらに、前記センサ部の上面側に設けられた上部導体部を有し、
    前記上部導体部は、第3の透明基材、及び前記第3の透明基材の下面において形成された上部導体を有して構成されており、
    前記第2の接続端子、及び前記上部導体に接続された第3の接続端子は、前記第1の接続端子が形成された面と同一方向の面に形成されていることを特徴とする入力装置。
  3. 前記センサ部において、前記透明電極及び前記第1の接続端子は、前記第1の透明基材の下面に形成されており、
    前記下部導体部において、前記下部導体から引き出された第1の中継電極が、前記第2の透明基材の上面に形成されており、
    前記上部導体部において、前記第2の接続端子、前記第3の接続端子、及び前記第2の接続端子から引き出された第2の中継電極が、前記第3の透明基材の下面に形成されており、
    前記第1の中継電極と前記第2の中継電極とが接続されていることを特徴とする請求項2に記載の入力装置。
  4. 前記第1の接続端子、前記第2の接続端子、及び前記第3の接続端子は、隣り合う位置に形成されていることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の入力装置。
  5. 前記第1の透明基材、前記第2の透明基材、及び前記第3の透明基材の外周にはそれぞれタブ部が設けられており、
    前記第1の接続端子、前記第2の接続端子、及び前記第3の接続端子は前記タブ部にそれぞれ形成されていることを特徴とする、請求項2から請求項4のいずれか1項に記載の入力装置。
  6. 前記第1の透明基材、前記第2の透明基材、及び前記第3の透明基材の外周において、前記タブ部と接続された部分に切り欠きが設けられていることを特徴とする請求項5に記載の入力装置。
  7. 前記第1の接続端子、前記第2の接続端子、及び前記第3の接続端子にフレキシブルプリント基板が接続されていることを特徴とする、請求項2から請求項6のいずれか1項に記載の入力装置。
  8. 前記センサ部において、前記透明電極及び前記第1の接続端子が、前記第1の透明基材の下面に形成されるとともに、前記第2の接続端子、及び前記第2の接続端子から引き出された第2の中継電極が、前記第1の透明基材の下面に形成されており、
    前記下部導体部において、下部導体から引き出された第1の中継電極が、前記第2の透明基材の上面に形成されており、
    前記第1の中継電極と前記第2の中継電極とが接続されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の入力装置。
  9. 入力位置情報を検出するセンサ部と、
    前記センサ部の下面側に設けられた下部導体部と、を有し、
    前記センサ部は、第1の透明基材、前記第1の透明基材の下面に形成された透明電極、前記透明電極に接続された第1の接続端子を有して構成されるとともに、前記第1の透明基材の下面には、さらに第2の接続端子及び前記第2の接続端子から引き出された第2の中継電極が形成されており、
    前記下部導体部は、第2の透明基材、前記第2の透明基材の上面において形成された下部導体及び第2の中継電極を有して構成される入力装置の製造方法であって、
    a)第1の透明基材において、前記第1の接続端子、前記第2の接続端子、及び前記第2の中継電極に導電性接着材を設ける工程と、
    b)前記第1の中継電極と前記第2の中継電極とを前記導電性接着材を介して接続するとともに、前記第1の接続端子及び前記第2の接続端子をフレキシブルプリント基板に接続する工程とを有することを特徴とする入力装置の製造方法。
  10. 入力位置情報を検出するセンサ部と、
    前記センサ部の下面側に設けられた下部導体部と、
    前記センサ部の上面側に設けられた上部導体部とを有し、
    前記センサ部は、第1の透明基材、前記第1の透明基材に形成された透明電極、及び前記透明電極に接続された第1の接続端子を有して構成され、
    前記下部導体部は、第2の透明基材、及び前記第2の透明基材の上面において形成された下部導体を有して構成され、
    前記上部導体部は、第3の透明基材と、及び前記第3の透明基材の下面において形成された上部導体を有して構成される、入力装置の製造方法であって、
    a)前記第1の接続端子に第1の導電性接着材を設ける工程と、
    b)前記第3の透明基材の下面において形成された、第2の接続端子、第3の接続端子及び第2の中継電極に第2の導電性接着材を設ける工程と、
    c)前記第1の接続端子とフレキシブルプリント基板とを前記第1の導電性接着材を介して接続する工程と、
    d)前記第2の接続端子及び前記第3の接続端子と、前記フレキシブルプリント基板とを前記第2の導電性接着材を介して接続するとともに、第2の透明基材に形成された第1の中継電極と前記第1の中継電極とを接続する工程と、を有することを特徴とする入力装置の製造方法。
  11. 前記導電性接着材は、異方性導電接着剤であることを特徴とする請求項9又は請求項10に記載の入力装置の製造方法。
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