JP2014106219A - 異常温度検知センサの断線検出装置および給湯装置 - Google Patents

異常温度検知センサの断線検出装置および給湯装置 Download PDF

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Abstract

【課題】安価な回路構成で、異常温度検知センサの断線と回路故障とを判別可能な断線検出装置を提供することにより、修理作業における作業負担の少ない給湯装置を提供する。
【解決手段】所定電圧が印加される電源ライン13に、一定値以上の温度で断線する異常温度検知センサ(温度検知スイッチ11、温度ヒューズ12)を直列に挿入した回路において、温度検知スイッチ11および温度ヒューズ12の各グランド側の電圧を抵抗で分圧してマイコン16のA/D入力ポートに直接入力するように構成する。マイコン16は、入力された電圧を所定のしきい値と比較して、異常温度検知センサの断線の有無および分圧回路の回路異常の有無を判定する。
【選択図】図1

Description

この発明は異常温度検知センサの断線検出装置および給湯装置に関し、より詳細には、一定値以上の温度で断線する異常温度検知センサの断線を検出する技術に関する。
ガス給湯器などの給湯装置には、熱交換器からの異常な高温出湯や缶体からの炎あふれなどを検知して給湯装置に安全動作を行わせるために、一定値以上の温度で断線する異常温度検知センサが備えられている。この種の異常温度検知センサには、一定値以上の温度で接点が開放状態となって断線する温度検知スイッチや、一定値以上の温度で溶解して断線する温度ヒューズなどがあるが、給湯装置では、このような異常温度検知センサが異常温度の検知に伴って断線すると、給湯装置への電力供給が停止する(これに伴って、(燃料供給路の流路の開閉を行う電磁弁が閉じられてバーナへの燃料供給が停止する)ように構成されている(たとえば、特許文献1参照)。
図2は、このような異常温度検知センサの状態(断線の有無)を検出する断線検出回路の一例を示している。この図2に示す回路では、温度検知スイッチ1と温度ヒューズ2は、バーナへの燃料供給路に備えられた電磁弁(図示せず)に駆動電力(DC15V)を供給する電源ライン3に直列に挿入されており、温度検知スイッチ1または温度ヒューズ2のいずれか一方が一定値以上の温度を検知して断線すると、電磁弁への電力供給が停止するようになっている。
図2に示す断線検出回路は、温度検知スイッチ1および温度ヒューズ2の各グランド側の電圧を信号線4で取り出し、インターフェース回路Aを介してマイコン5のデジタル入力ポートに入力するように構成されている。ここで、このインターフェース回路Aについて温度ヒューズ2側の回路を例に説明すると、このインターフェース回路Aは、抵抗6,7、コンデンサ8、トランジスタ(抵抗内蔵トランジスタ)9を主要部として構成されており、温度ヒューズ2が正常なとき(温度ヒューズ2がショート状態のとき)は、マイコン5のデジタル入力ポートがLo(0V)となり、温度ヒューズ2が溶解し断線しているとき(温度ヒューズ2がオープン状態のとき)は、マイコン5のデジタル入力ポートがHi(5V)となるように構成されている。すなわち、このインターフェース回路Aは、温度ヒューズ2が断線すると、温度ヒューズ2のグランド側に接続されたトランジスタ9がオフとなって、マイコン5のデジタル入力ポートにマイコン5の駆動電圧(5V)が入力されるように構成されている。
このように、従来の断線検出回路では、給湯装置に備えられるマイコン5は、温度検知スイッチ1および温度ヒューズ2の各状態(それぞれの断線の有無)を、マイコン5のデジタル入力ポートに入力されるHi、Loの信号に応じて判断するようになっている。
特開2003−130464号公報
しかしながら、このような従来の構成には以下のような問題があり、その改善が望まれていた。
すなわち、従来の断線検出回路では、たとえば、トランジスタ9や抵抗6の故障でオフとなった場合でもマイコン5のデジタル入力ポートにはHiの信号が入力されるので、マイコン5は温度検知スイッチ1または温度ヒューズ2が断線していると誤判定してしまう。つまり、従来の断線検出回路では、温度検知スイッチ1または温度ヒューズ2の断線であるのか、それとも、断線を検出するための検出回路の回路(部品)故障であるのかを、マイコン5で区別することができなかった。
そのため、マイコン5の判断に基づいて行われる修理では、修理作業員は温度検知スイッチ1または温度ヒューズ2の断線であるのか、それとも検出回路の故障であるのかを現場で確認しなければならず、作業の負担となっていた。しかも、検出回路は給湯装置の制御基板10(図2参照)に備えられているところ、通常、この種の制御基板はサービスショップなどには在庫されていないことが多く、現場で検出回路側の故障と判明した場合には制御基板の取り寄せが必要となり、修理のために二度現場に訪問しなければならず、この点でも作業負担が大きかった。
また、従来の検出回路では、電源ライン3からの信号をマイコン5に入力するにあたり、DC5Vで駆動するマイコン5に電源ライン3のDC15Vが印加されないようにするために、インターフェース回路Aには電圧調整用の抵抗内蔵トランジスタ9が備えられているため、断線検出回路を構成する回路部品の部品コストが高くなっていた。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、安価な回路構成で、異常温度検知センサの断線と回路故障とを判別可能な断線検出装置を提供することにより、修理作業における作業負担の少ない給湯装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の請求項1に記載の異常温度検知センサの断線検出装置(以下、単に「断線検出装置」と称する」)は、所定電圧が印加される電源ラインに、一定値以上の温度で断線する異常温度検知センサが挿入された回路における異常温度検知センサの断線を検出する検出装置であって、上記異常温度検知センサのグランド側の電圧を所定の分圧回路で分圧してマイコンのA/D入力ポートに入力する電圧検出部を備え、上記マイコンは、上記電圧検出部から与えられる電圧値を所定のしきい値と比較して、上記異常温度検知センサの断線の有無および上記電圧検出部の回路異常の有無を判定する制御構成を備えたことを特徴とする。
すなわち、この請求項1に係る断線検出装置では、異常温度検知センサの断線の検出にあたり、異常温度検知センサのグランド側の電圧を電圧検出部で分圧してマイコンのA/D入力ポートに入力するように構成しているので、マイコンにはアナログの電圧信号が入力される。そのため、マイコンに所定のしきい値(異常温度検知センサが挿入される電源ラインの電圧値と分圧回路を構成する素子の抵抗値とに基づいて設定されるしきい値)を設定することで、異常温度検知センサの断線の有無だけでなく、電圧検出部を構成する回路に異常がないか(分圧回路の抵抗がオープン故障していないかなど)についてもマイコンで判定することができる。
また、この請求項1に係る断線検出装置において、電圧検出部を構成する分圧回路は、抵抗(抵抗器)のみで構成されるシンプルな回路であることから、回路設計が容易で、かつ、安価に製造可能することができる。
本発明の請求項2に記載の断線検出装置は、請求項1に記載の断線検出装置において、上記電圧検出部に備えられる分圧回路は、分圧回路を構成する抵抗のいずれかが故障しても上記マイコンのA/D入力ポートに入力される電圧が上記マイコンの駆動電圧値未満となるように分圧用の抵抗が配設されていることを特徴とする。
すなわち、この請求項2に係る断線検出装置では、分圧回路を構成する抵抗のいずれかが、たとえば、接続不良などでオープン故障等している場合でもマイコンには駆動電圧以上の電圧が印加されないので、分圧回路の回路故障によるマイコンの破損が防止される。
本発明の請求項3に記載の給湯装置は、バーナへの燃料供給路に備えられる電磁弁に駆動電力を供給する電源ラインに、異常温度検知センサとして、一定値以上の温度で接点が開放状態となって断線する温度検知スイッチと、一定値以上の温度で溶解して断線する温度ヒューズとが直列に挿入されている給湯装置において、上記温度検知スイッチおよび温度ヒューズのそれぞれにその断線を検出する請求項1または2に記載の断線検出装置が備えられていることを特徴とする。
すなわち、この請求項3に係る給湯装置では、温度検知スイッチと温度ヒューズの断線検知に請求項1または2に記載の断線検出装置が用いられるので、温度検知スイッチおよび温度ヒューズのそれぞれについて、断線の有無だけでなく、電圧検出部の異常の有無についてもマイコンで判定することができる。
本発明の請求項4に記載の給湯装置は、請求項3に記載の給湯装置において、上記マイコンが異常温度検知センサの断線または電圧検出部の回路異常と判定したときに、その判定結果を報知する報知手段を備えていることを特徴とする。
すなわち、この請求項4に係る給湯装置では、給湯装置に備えられた断線検出装置が異常温度検知センサの断線または電圧検出部の回路異常と判定した場合、その結果が報知されるので、修理作業員が現場に訪問して故障個所を確認する手間が省かれる。そのため、故障が電圧検出部の回路故障であった場合には、訪問前に制御基板の取り寄せを行うことができ、二度現場に訪問する手間が省かれ、作業負担が大幅に軽減される。
本発明によれば、一定値以上の温度で断線する異常温度検知センサが挿入された回路における異常温度検知センサの断線の検出にあたり、異常温度検知センサの断線の有無だけでなく、異常温度検知センサの状態を検出するための回路(電圧検出部)の回路異常の有無についても断線検出装置で判定することができる。そのため、この断線検出装置が備えられた給湯装置においては、その修理にあたっての作業負担が大幅に軽減される。
しかも、本発明に係る断線検出装置では、異常温度検知センサの状態を検出するための回路が抵抗からなる分圧回路で構成されるので、断線検出装置の製造コストを安価に抑えることができる。
本発明に係る断線検出装置を給湯装置の温度検知スイッチと温度ヒューズの断線検出に適用した一例を示す概略構成図である。 従来の断線検出回路の一例を示す概略構成図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明に係る断線検出装置を給湯装置に備えられる温度検知スイッチと温度ヒューズの断線検出に適用した場合を示している。
ここで、給湯装置に備えられる温度検知スイッチ11および温度ヒューズ12は、熱交換器からの異常な高温出湯や缶体からの炎漏れなどを検知して給湯装置に所定の安全動作を行わせるために備えられた異常温度検知センサであって、いずれも一定値以上の温度を検知すると断線するように構成されている。
具体的には、温度検知スイッチ11は、給湯装置において温水を生成する熱交換器(図示せず)の出湯側などに配設されて、熱交換器からの異常な高温出湯を監視するセンサであって、熱交換器から出湯する温水が一定値以上の温度になると、それを検知して温度検知スイッチ11に備えられた接点が開放状態となって断線するように構成されている。この温度検知スイッチは、一般にはハイリミットスイッチと呼ばれており、接点の開閉にはバイメタルが利用され、熱交換器から出湯する温水の温度が下がると接点が自動復帰するようになっている。つまり、温度検知スイッチ11は、給湯装置が正常に動作しており、温度検知スイッチ11で検知される温度が一定値未満の状態では、その接点が閉成状態を保ち温度検知スイッチ11が挿入される線路をショートさせる一方、熱交換器から異常な高温出湯があり、温度検知スイッチ11で検知される温度が一定値以上になると、その接点が開放状態となって線路をオープンにするようになっている。
一方、温度ヒューズ12は、上記熱交換器を加熱するバーナを収容する缶体(燃焼缶体)の外周に配設されて、缶体からの炎が漏れ出すのを監視するセンサであって、缶体の破損などによって缶体外部にバーナの炎があふれ出たときに、その炎で加熱されて一定値以上の温度になると溶断するように構成されている。つまり、この温度ヒューズ12は、給湯装置が正常に動作しており、温度ヒューズ12で検知される温度が一定値未満の状態では、温度ヒューズ12が挿入された線路をショートさせておく一方で、缶体から炎が漏れ出して、温度ヒューズ12で検知される温度が一定値以上になると、溶断して線路をオープンにするようになっている。
図1は、このような温度検知スイッチ11および温度ヒューズ12を用いた給湯装置の回路を示している。この回路では、温度検知スイッチ11および温度ヒューズ12は、バーナへの燃料供給路に備えられた電磁弁(図示せず)に駆動電力(DC15V)を供給する電源ライン13に直列に挿入されている。つまり、温度検知スイッチ1または温度ヒューズ2のいずれか一方が一定値以上の温度を検知して断線する(線路がオープンになる)と、電磁弁への電力供給が停止し、バーナへの燃料供給が停止するようにしている。なお、温度スイッチ11または温度ヒューズ12の断線によって動作が停止する電磁弁は、燃料供給路の最も上流側に配設されており、この電磁弁の停止によってバーナへの燃料供給が全停止するようになっている。
本実施形態に示す給湯装置では、これら温度検知スイッチ11および温度ヒューズ12の断線の有無の検出にあたり、図1に示す断線検出回路(断線検出装置)を用いている。なお、図1において、符号22は給湯装置の制御基板を示しており、図に示すように、断線検出回路は制御基板22に配設されている。
この断線検出回路は、温度検知スイッチ11および温度ヒューズ12の各グランド側の電圧を信号線14で取り出して、電圧検出部15を介してマイコン16のA/D入力ポートに入力するように構成されている。以下、この電圧検出部15について、温度ヒューズ12側の回路を例として説明する。
電圧検出部15は、図示のように、抵抗17,18,19と、コンデンサ20とを主要部として構成される。信号線14に挿入される抵抗17と、並列に接続された抵抗18,19は、信号線14で取りだした電圧を分圧する分圧回路を構成しており、この分圧回路で分圧された電圧がマイコン16のA/D入力ポートに入力されるようになっている。
ここで、この分圧回路は、マイコン16のA/D入力ポートにマイコン16の駆動電圧値以上の電圧が入力されることがないように回路設計されており、特に本実施形態では、回路を構成する抵抗17,18,19のいずれかがオープン故障した場合でも、マイコン16のA/D入力ポートにはマイコン16の駆動電圧値未満の電圧が入力されるように配設されている。
すなわち、本実施形態では、分圧回路の回路設計にあたり、信号線14からDC15Vの電圧を取りだしたときに、マイコン16(駆動電源DC5V)のA/D入力ポートには2.46Vの電圧が入力されるように構成されている。具体的には、抵抗17には56kΩ、抵抗18,19にはそれぞれ22kΩの抵抗が用いられている。そのため、本実施形態に示す回路では、たとえば、並列に接続された抵抗18,19のいずれか一方がオープン故障したときでも、マイコン16のA/D入力ポートには4.2Vの電圧が入力されることとなり、マイコン16の駆動電圧値未満の電圧が入力される。
このように構成された電圧検出部15を用いることにより、温度ヒューズ12にDC15Vが印加された状態で、温度ヒューズ12が正常であれば(温度ヒューズ12がショート状態であれば)、マイコン16のA/D入力ポートには2.46Vの電圧が入力される一方、温度ヒューズ12が溶解し断線していれば(温度ヒューズ12がオープン状態であれば)、マイコン16のA/D入力ポートには0Vが入力されるようになる。そして、温度ヒューズ12にDC15Vが印加された状態で、電圧検出部15の回路部品(抵抗17〜19)のいずれかが故障していれば、その故障個所および故障態様に応じた電圧がマイコン16のA/D入力ポートに入力されることとなる。
次に、マイコン16について説明する。上述したように、マイコン16には、温度ヒューズ12の状態(断線の有無)や電圧検出部15の状態(回路故障の有無)に応じて数値の異なる電圧が入力されるので、本実施形態に示すマイコン16は、この入力電圧の相違に基づいて、温度ヒューズ12の断線の有無および電圧検出部14の回路故障の有無を判定するように構成している。
すなわち、このマイコン16は、A/D入力ポートに入力される電圧の電圧値を所定のしきい値と比較することによって上述した判定を行うように構成されている。この判定にあたっては、マイコン16には複数のしきい値を設定しておくことができる。つまり、断線の有無を判定するためのしきい値のほか、電圧検出部14の回路故障の態様に応じて様々なしきい値を設定しておくことで、温度ヒューズ12の断線の有無だけでなく電圧検出部14の回路故障、さらには、その回路故障の部位などの判定まで行わせることができる。
なお、これら各しきい値の具体的な数値は、温度ヒューズ12に印加される電圧の電圧値や分圧回路の構成(抵抗の配置)、さらには、分圧回路を構成する各抵抗の抵抗値に応じて適宜設定される。また、ここでは、温度ヒューズ12の断線検出回路について説明したが、温度検知スイッチ11の断線検出回路についても温度ヒューズ12の断線検出回路と同様である。
このように、本実施形態示す断線検出回路によれば、温度検知スイッチ11や温度ヒューズ12の断線検出にあたり、これら異常温度検知センサのグランド側の電圧を電圧検出部14で分圧してマイコン16のA/D入力ポートに直接入力するように構成しているので、これらを解析するしきい値をマイコン16に設定しておくことで、異常温度検知センサの断線の有無だけでなく、電圧検出部14を構成する回路の回路異常の有無についても判定することができるようになる。
そのため、給湯装置に備えられる表示部や音声出力部(たとえば、給湯装置のリモコンに備えられる表示部やスピーカ)などを報知手段として用い、これら報知手段を通じて、マイコン16で検出・判定された異常温度検知センサの断線や電圧検出部14の回路異常の詳細を報知するように構成しておくことで故障個所等を絞り込むことができ、給湯装置の修理を迅速、かつ、的確に行うことができるようになり、修理作業員の作業負担を大幅に軽減することができるようになる。
なお、上述した実施形態は本発明の好適な実施態様を示すものであって、本発明はこれらに限定されることなく発明の範囲内で種々の設計変更が可能である。
たとえば、上述した実施形態では、異常温度検知センサとして、温度検知スイッチ11および温度ヒューズ12を用いた場合を示したが、一定値以上の温度で断線するように構成されたセンサであれば、これら以外のセンサの断線検出にも本発明は適用可能である。
また、上述した実施形態では、温度検知スイッチ11と温度ヒューズ12とが直列に挿入された場合を示したが、これらは単独で用いられていてもよく、その場合、電圧検出部14も単独で構成される。
また、上述した実施形態では、電圧検出部14の分圧回路が、信号線14に挿入された抵抗17と、並列に接続された抵抗18,19とで構成された場合を示したが、分圧回路の具体的な構成は適宜変更可能であり、たとえば、図1に二点鎖線で示すように、抵抗17に並列に抵抗21を設けて分圧回路を構成することも可能である。
また、上述した実施形態では、電圧検出部14の回路異常として抵抗17,18,19のオープン故障について説明したが、マイコン16に設定するしきい値により、オープン故障以外の故障(ショート故障)についても判定するように構成することも可能である。
11 温度検知スイッチ(異常温度検知センサ)
12 温度ヒューズ(異常温度検知センサ)
13 電源ライン
14 信号線
15 電圧検出部
16 マイコン
17,18,19 抵抗
22 制御基板

Claims (4)

  1. 所定電圧が印加される電源ラインに、一定値以上の温度で断線する異常温度検知センサが挿入された回路における異常温度検知センサの断線を検出する検出装置であって、
    前記異常温度検知センサのグランド側の電圧を所定の分圧回路で分圧してマイコンのA/D入力ポートに入力する電圧検出部を備え、
    前記マイコンは、前記電圧検出部から与えられる電圧値を所定のしきい値と比較して、前記異常温度検知センサの断線の有無および前記電圧検出部の回路異常の有無を判定する制御構成を備えたことを特徴とする異常温度検知センサの断線検出装置。
  2. 前記電圧検出部に備えられる分圧回路は、分圧回路を構成する抵抗のいずれかが故障しても前記マイコンのA/D入力ポートに入力される電圧が前記マイコンの駆動電圧値未満となるように分圧用の抵抗が配設されていることを特徴とする請求項1に記載の異常温度検知センサの断線検出装置。
  3. バーナへの燃料供給路に備えられる電磁弁に駆動電力を供給する電源ラインに、異常温度検知センサとして、一定値以上の温度で接点が開放状態となって断線する温度検知スイッチと、一定値以上の温度で溶解して断線する温度ヒューズとが直列に挿入されている給湯装置において、
    前記温度検知スイッチおよび温度ヒューズのそれぞれにその断線を検出する請求項1または2に記載の断線検出装置が備えられていることを特徴とする給湯装置。
  4. 前記マイコンが異常温度検知センサの断線または電圧検出部の回路異常と判定したときに、その判定結果を報知する報知手段を備えていることを特徴とする請求項3に記載の給湯装置。
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