JP6950564B2 - 燃焼装置 - Google Patents
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Description
本発明は、ガス給湯装置等の燃焼装置に関する。
ガス給湯装置等の燃焼装置では、バーナへ所望のガスを供給するためにガス供給路にガス比例弁が設けられている。ガス比例弁は、駆動電流の大きさによって弁の開度を変化させてガス供給量を制御するものである。このガス比例弁に何らかの要因で大電流の駆動電流が流れると、給湯温度が異常な高温となる等の不具合が発生するので、従来、ガス比例弁の駆動電流を監視する監視回路が設けられている。
特許文献1には、ガス比例弁の開度を検知するために比例弁電流検出回路を備えた燃焼制御装置が記載されている。
また、特許文献2には、ガス比例弁の駆動電流の電流値に応じた監視電圧信号を制御部に出力する駆動電流監視回路を備えたガス燃焼機器が記載されている。
また、特許文献2には、ガス比例弁の駆動電流の電流値に応じた監視電圧信号を制御部に出力する駆動電流監視回路を備えたガス燃焼機器が記載されている。
前述のように、ガス比例弁の駆動電流の監視回路を備えた場合、さらに安全面を考慮すると監視回路の故障をできるだけ確実に検出することが望まれる。
本発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、ガス比例弁の駆動電流の監視回路の故障をできるだけ確実に検出することができる燃焼装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明のある態様に係る燃焼装置は、燃焼部へ供給するガス量を調整するためのガス比例弁と、このガス比例弁を制御するための開度信号を出力する制御部と、前記開度信号に応じた駆動電流を前記ガス比例弁に供給するための駆動回路と、前記駆動電流に応じた監視電圧を生成し前記制御部に出力する監視回路とを備えた燃焼装置であって、前記監視回路は、前記駆動電流に応じた監視電圧を生成する電圧生成部と、前記電圧生成部で生成される監視電圧を前記制御部の2つの端子の各々に接続された2つの分岐経路を通じて各々の前記端子へ出力する分岐出力部と、を有し、前記制御部は、前記2つの端子の各々に入力される前記監視電圧を比較し、前記監視電圧間の電圧差が判定基準値以上である場合に、前記監視回路の故障であると判定する第1の判定処理を行うとともに、前記ガス比例弁を予め定められた状態となるように制御しているときに、前記監視電圧間の電圧差が前記判定基準値未満であり、かつ、少なくとも1つの前記監視電圧が予め定められた正常範囲内ではない場合に、前記監視回路の故障であると判定する第2の判定処理を行うよう構成されている。
また、本発明の他の態様に係る燃焼装置は、燃焼部へ供給するガス量を調整するためのガス比例弁と、このガス比例弁を制御するための開度信号を出力する制御部と、前記開度信号に応じた駆動電流を前記ガス比例弁に供給するための駆動回路と、前記駆動電流に応じた監視電圧を生成し前記制御部に出力する監視回路とを備えた燃焼装置であって、前記監視回路は、前記駆動電流に応じた監視電圧を生成する電圧生成部と、前記電圧生成部で生成される監視電圧を前記制御部の複数の端子の各々に接続された複数の分岐経路を通じて各々の前記端子へ出力する分岐出力部と、を有し、前記制御部は、前記複数の端子の各々に入力される前記監視電圧を比較し、前記監視電圧間の最大の電圧差が判定基準値以上である場合に、前記監視回路の故障であると判定する第1の判定処理を行うとともに、前記ガス比例弁を予め定められた状態となるように制御しているときに、前記監視電圧間の最大の電圧差が前記判定基準値未満であり、かつ、少なくとも1つの前記監視電圧が予め定められた正常範囲内ではない場合に、前記監視回路の故障であると判定する第2の判定処理を行うよう構成されている。
以上に述べた燃焼装置の構成によれば、第1の判定処理により監視回路の故障であると判定されたときには分岐出力部の故障が考えられ、第2の判定処理により監視回路の故障であると判定されたときには電圧生成部の故障が考えられる。これにより、ガス比例弁の駆動電流の監視回路の故障をできるだけ確実に検出することができる。
前記制御部は、前記ガス比例弁を閉弁状態となるように制御しているときに、前記正常範囲に第1所定範囲を用いて前記第2の判定処理を行うよう構成されていてもよい。この構成によれば、燃焼部による燃焼動作が行われていないときに第2の判定処理を行うことができる。
前記制御部は、前記燃焼部の点火直前または点火初期において、前記ガス比例弁を予め定められた開度となるように制御しているときに、前記正常範囲に第2所定範囲を用いて前記第2の判定処理を行うよう構成されていてもよい。この構成によれば、燃焼部による燃焼動作の直前または初期において第2の判定処理を行うことができる。
前記制御部は、相互に通信可能な複数のマイクロコントローラで構成され、それぞれの前記端子が異なる前記マイクロコントローラに備えられていてもよい。
本発明は、以上に説明した構成を有し、ガス比例弁の駆動電流の監視回路の故障をできるだけ確実に検出することができる燃焼装置を提供することができるという効果を奏する。
以下、好ましい実施の形態を、図面を参照しながら説明する。なお、本発明は、以下の実施形態に限定されない。
(実施形態)
図1は、本実施形態の燃焼装置に備えられるガス比例弁の駆動回路及び監視回路等の一例を示す回路図である。また、図2は、本実施形態の燃焼装置の主要部の一例を示す概略図である。
図1は、本実施形態の燃焼装置に備えられるガス比例弁の駆動回路及び監視回路等の一例を示す回路図である。また、図2は、本実施形態の燃焼装置の主要部の一例を示す概略図である。
本実施形態の燃焼装置は、例えばガス給湯装置であり、図2に示すように、缶体(金属製の容器)20内に、一次熱交換器16a及び二次熱交換器16bからなる熱交換器16と、熱交換器16を加熱するバーナ(燃焼部)15と、能力切替電磁弁14と、ガス比例弁13と、元ガス電磁弁12とが収容されている。
熱交換器16は、潜熱回収用の二次熱交換器16bと一次熱交換器16aとで構成されている。二次熱交換器16bの流入側には入水経路17の一端が接続され、入水経路17の他端は図示されていないが、上水道に接続され、入水経路17を介して二次熱交換器16bへ水が流入される。一次熱交換器16aの流出側には出湯経路18の一端が接続され、出湯経路18の他端は図示されていないが、例えば、出湯経路18の他端側から流出する湯は、入水経路17から分岐されて流入する水と混合されて温度調整等が行われた後、外部配管を通ってカラン等の給湯栓から流出される。なお、熱交換器16は、入水経路17と出湯経路18との間に接続された1つの熱交換器で構成されていてもよい。
ガス供給源(図示せず)からガス管11を通って導入されるガスは、開弁状態の元ガス電磁弁12、ガス比例弁13及び能力切替電磁弁14を通ってバーナ15へ供給されて燃焼される。元ガス電磁弁12及び能力切替電磁弁14は、ON/OFF制御電磁弁である。能力切替電磁弁14は、バーナ15の燃焼管の燃焼本数を数段階に切り替えられるように複数設けられている。ガス比例弁13は、比例制御電磁弁であり、その開度を調整することによってバーナ15へ供給するガス流量を調整することができる。
元ガス電磁弁12及び能力切替電磁弁14の開閉の制御、並びに、ガス比例弁13の開度の制御は、図1に示す制御部1のメインマイクロコントローラ2(以下「メインマイコン2」という)によって行われる。
本燃焼装置に備えられた制御部1は、相互に通信可能に接続されたメインマイコン2と、サブマイクロコントローラ3(以下「サブマイコン3」という)とで構成されている。本例では、メインマイコン2が燃焼装置全般の制御を行う。
次に、ガス比例弁13に関する回路について説明する。図1に示すように、例えば15Vの電源ラインVccと接地ラインとの間に、電源ラインVcc側から順に、ガス比例弁13、抵抗R1、駆動トランジスタQ1、抵抗R2が接続されている。
そして、本実施形態の燃焼装置は、ガス比例弁13に関して、メインマイコン2の開度信号出力端子(アナログ出力ポート)T3から出力されるガス比例弁13の開度信号(アナログ信号)に応じた駆動電流をガス比例弁13に供給するための駆動回路4と、ガス比例弁13の駆動電流の電流値に応じた監視電圧(アナログ信号)を生成しメインマイコン2とサブマイコン3のそれぞれの監視電圧入力端子(アナログ入力ポート)T1、T2へ出力する監視回路5とを備えている。
駆動回路4は、開度信号に応じた駆動電流をガス比例弁13に供給する定電流回路により構成されており、この定電流回路は、オペアンプOP1を備えて開度信号のインピーダンス変換を行うボルテージフォロア41と、変換後の開度信号を抵抗R3と抵抗R4とで分圧して基準電圧を出力する分圧回路42と、非反転入力端子に上記基準電圧が入力されるオペアンプOP2と、このオペアンプOP2の出力に接続されたNPN型の駆動トランジスタQ1とを備えている。駆動トランジスタQ1のベースがオペアンプOP2の出力に接続され、駆動トランジスタQ1のエミッタがオペアンプOP2の反転入力端子に接続されて負帰還回路が構成されており、これによりオペアンプOP2のバーチャルショートによりエミッタ電圧が上記基準電圧と等しくなって、定電流が駆動電流としてガス比例弁13に供給される。この定電流は駆動トランジスタQ1のエミッタから出力される。
監視回路5は、電圧生成部51と複数の分岐経路を有する分岐出力部52とを備えている。電圧生成部51は、駆動トランジスタQ1のエミッタに接続された負荷抵抗R2を備えており、この負荷抵抗R2にガス比例弁13に流れる駆動電流が流れることによって、駆動電流に応じた電圧が負荷抵抗R2に生じる。この負荷抵抗R2の電圧は、抵抗R5及びコンデンサC1で構成されるローパスフィルタを介して取り出される。このローパスフィルタを介して取り出された電圧(電圧生成部51の出力電圧)は、分岐出力部52へ供給されて、抵抗R6を有する分岐経路を介してメインマイコン2の監視電圧入力端子T1に与えられるとともに、抵抗R7を有する分岐経路を介してサブマイコン3の監視電圧入力端子T2に与えられる。
次に、本実施形態の燃焼装置の動作及び故障の診断方法等について説明する。
本燃焼装置を燃焼動作させる際、ここではガス給湯装置の給湯運転を行う際、メインマイコン2は、操作リモコン(図示せず)等から入力される設定温度や、入水経路17や出湯経路18に設けられている温度センサ(図示せず)等の検出値に基づいて、バーナ15への燃料ガス供給量を算出し、それに応じたガス比例弁13の開度信号を出力端子T3から出力する。
本燃焼装置を燃焼動作させる際、ここではガス給湯装置の給湯運転を行う際、メインマイコン2は、操作リモコン(図示せず)等から入力される設定温度や、入水経路17や出湯経路18に設けられている温度センサ(図示せず)等の検出値に基づいて、バーナ15への燃料ガス供給量を算出し、それに応じたガス比例弁13の開度信号を出力端子T3から出力する。
そして、メインマイコン2では、バーナ15の燃焼中には、例えば、入力端子T1に入力される電圧が所定の許容値以下であるか否かを判断し、許容値を超えた時間が所定時間継続すると、駆動回路4の故障(例えば駆動トランジスタQ1のON故障等)と判定し、所定の安全処理(例えば、元ガス電磁弁12及び能力切替電磁弁14を閉弁制御する)を行う。
一方、メインマイコン2では、入力端子T1の電圧値とサブマイコン3の入力端子T2の電圧値とに基づいて、監視回路5の故障診断を行う。ここで、サブマイコン3では、入力端子T2に与えられる電圧値の情報をメインマイコン2へ送信するようにしている。以下に、監視回路5の故障診断方法について説明する。
メインマイコン2は、監視回路5の故障診断を行うために、第1の判定処理と第2の判定処理とを行う。
まず、第1の判定処理では、メインマイコン2は、端子T1の電圧値と端子T2の電圧値とを比較し、これらの電圧値の差が所定の判定基準値以上であれば、監視回路5が故障していると判定する。この場合、端子T1,T2がはんだクラック等によって伝送線から浮いた状態となるオープン故障や、抵抗R6,R7が伝送線から浮いた状態となるオープン故障等の分岐出力部52の故障が考えられる。この第1の判定処理は、バーナ15の燃焼動作が行われているときも行われていないときも、すなわち、ガス比例弁13の動作状態にかかわらず、常時、行うことができる。
次に、第2の判定処理では、メインマイコン2は、ガス比例弁13を予め定められた状態となるように制御しているときに、端子T1の電圧値と端子T2の電圧値との差が判定基準値未満であって、両端子T1,T2のいずれかの電圧値が正常範囲内ではない場合に、監視回路5が故障していると判定する。この場合、抵抗R5が伝送線から浮いた状態となるオープン故障等の電圧生成部51の故障が考えられる。この第2の判定処理は、次に述べる第1,第2の2つのケースに大別できる。
まず、第1のケースでは、メインマイコン2は、バーナ15が燃焼動作を行っていないとき、すなわち、ガス比例弁13を動作させていない状態(ガス比例弁13が閉弁状態)のときに、端子T1の電圧値と端子T2の電圧値との差が判定基準値未満であって、両端子T1,T2のいずれかの電圧値が第1所定範囲(正常範囲)内ではない場合に、監視回路5(電圧生成部51)が故障していると判定する。
例えば、監視回路5が正常な場合で、ガス比例弁13が動作していない閉弁状態のときには、ガス比例弁13に駆動電流は流れず、両端子T1,T2の印加電圧は0Vである。ところが、電圧生成部51の抵抗R5がオープン故障になると、端子T1,T2の電圧値は、それぞれのマイコン2,3内部の入力インピーダンスや電圧によって一意に決まり、0Vにならない。また、分岐出力部52が正常であれば、両端子T1,T2の印加電圧は等しい。
よって、ガス比例弁13が閉弁状態のときに、両端子T1,T2の印加電圧は等しいが0Vでない場合には、上述のように電圧生成部51の故障と判定できる。前述の第1所定範囲は、0Vから略0Vとみなすことができる範囲(例えば、0V〜0.5Vの範囲)に設定することができる。
次に、第2のケースについて説明する。本実施形態の燃焼装置では、バーナ15の燃焼動作を行う際には、バーナ15の点火を行う直前に、ガス比例弁13の動作チェックを行い、電磁弁12,14を閉じた状態で、ガス比例弁13を全開(所定の開度A)状態にしてから閉じる。この動作チェックに異常があれば燃焼動作を中止し、異常がなければ、電磁弁12,14を開くとともに、ガス比例弁13を開度Aより少し小さい所定の開度Bとした状態で、バーナ15の点火を行うようにしている。よって、バーナ15の点火直前には、ガス比例弁13を所定の開度Aとし、バーナ15の点火初期には、ガス比例弁13を所定の開度Bとするようにしている。
そして、第2のケースでは、ガス比例弁13をバーナ15の点火直前の開度A(全開)または点火初期の開度Bに制御したときにガス比例弁13に流れる駆動電流に応じた監視電圧の正常範囲(第2所定範囲)を、予めメインマイコン2に記憶させておく。なお、開度A(全開)の場合と開度Bの場合とでは、駆動電流及び監視電圧の正常範囲(第2所定範囲)は当然異なる。例えば、開度A(全開)の場合の監視電圧の正常範囲(第2所定範囲)が、4.5±0.2Vの範囲であれば、開度Bの場合の監視電圧の正常範囲(第2所定範囲)は、開度Aの場合の範囲よりも少し低いレベルの範囲となる。
そして、メインマイコン2は、バーナ15の点火直前においてガス比例弁13を開度A(全開)に制御しているとき、または、バーナ15の点火初期においてガス比例弁13を開度Bに制御しているときに、端子T1の電圧値と端子T2の電圧値との差が判定基準値未満であって、両端子T1,T2のいずれかの電圧値がそれぞれの場合に応じた第2所定範囲(正常範囲)内ではない場合に、監視回路5(電圧生成部51)が故障していると判定する。
上記の第2のケースにおける故障の判定処理は、開度A(全開)の場合と開度Bの場合とのいずれか一方の場合において行うようにしてもよいし、両方の場合において行うようにしてもよい。
以上のようにして、メインマイコン2は、監視回路5が故障していると判定した場合に、バーナ15が燃焼状態のときには、所定の安全処理、例えば、電磁弁12,14及びガス比例弁13を閉弁状態にしてバーナ15へのガスの供給を遮断し、燃焼動作を停止させ、燃焼動作の直前のときは燃焼動作をとりやめる。
本実施形態では、第1の判定処理により監視回路5の故障であると判定されたときには分岐出力部52の故障が考えられ、第2の判定処理により監視回路5の故障であると判定されたときには電圧生成部51の故障が考えられる。これにより、ガス比例弁13の駆動電流の監視回路5の故障をできるだけ確実に検出することができる。
なお、本実施形態では、監視回路5の故障診断をメインマイコン2で行うようにしたが、メインマイコン2から端子T1の電圧値の情報をサブマイコン3へ送信するようにして、サブマイコン3で監視回路5の故障診断を行うようにしてもよい。また、メインマイコン2とサブマイコン3との両方で監視回路5の故障診断を行うようにしてもよい。
また、制御部1を、メインマイコン2とサブマイコン3との2つのマイコンで構成したが、1つのマイコンで構成してもよい。
また、本実施形態では、分岐出力部52として、2つの分岐経路を設けたが、3つ以上の分岐経路を設け、各分岐経路の出力端を制御部1の各端子に接続し、それらの端子の電圧(監視電圧)に基づいて、監視回路5の故障診断(第1及び第2の判定処理)を行うようにしてもよい。この場合、第1の判定処理は、制御部1の各々の端子に入力される監視電圧を比較し、監視電圧間の最大の電圧差が判定基準値以上である場合に、監視回路の故障であると判定するようにして行われ、第2の判定処理は、ガス比例弁13を予め定められた状態となるように制御しているときに、各々の端子に入力される監視電圧間の最大の電圧差が判定基準値未満であり、かつ、少なくとも1つの監視電圧が予め定められた正常範囲内ではない場合に、監視回路の故障であると判定するようにして行われる。また、監視電圧を入力する複数の端子の1つずつが相互に通信可能な複数のマイコンのそれぞれに備えられる場合、各々の端子に入力される監視電圧を比較するためにマイコン間での通信が行われる。また、監視電圧を入力する複数の端子が1つのマイコンからなる制御部1に備えられてもよい。
上記説明から、当業者にとっては、本発明の多くの改良や他の実施形態が明らかである。従って、上記説明は、例示としてのみ解釈されるべきであり、本発明を実行する最良の態様を当業者に教示する目的で提供されたものである。本発明の精神を逸脱することなく、その構造及び/又は機能の詳細を実質的に変更できる。
本発明は、ガス比例弁の駆動電流の監視回路の故障をできるだけ確実に検出することができる燃焼装置等として有用である。
1 制御部
2 メインマイクロコントローラ
3 サブマイクロコントローラ
4 駆動回路
5 監視回路
51 電圧生成部
52 分岐出力部
13 ガス比例弁
15 バーナ
2 メインマイクロコントローラ
3 サブマイクロコントローラ
4 駆動回路
5 監視回路
51 電圧生成部
52 分岐出力部
13 ガス比例弁
15 バーナ
Claims (5)
- 燃焼部へ供給するガス量を調整するためのガス比例弁と、このガス比例弁を制御するための開度信号を出力する制御部と、前記開度信号に応じた駆動電流を前記ガス比例弁に供給するための駆動回路と、前記駆動電流に応じた監視電圧を生成し前記制御部に出力する監視回路とを備えた燃焼装置であって、
前記監視回路は、
前記駆動電流に応じた監視電圧を生成する電圧生成部と、前記電圧生成部で生成される監視電圧を前記制御部の2つの端子の各々に接続された2つの分岐経路を通じて各々の前記端子へ出力する分岐出力部と、を有し、
前記制御部は、
前記2つの端子の各々に入力される前記監視電圧を比較し、前記監視電圧間の電圧差が判定基準値以上である場合に、前記監視回路の故障であると判定する第1の判定処理を行うとともに、前記ガス比例弁を予め定められた状態となるように制御しているときに、前記監視電圧間の電圧差が前記判定基準値未満であり、かつ、少なくとも1つの前記監視電圧が予め定められた正常範囲内ではない場合に、前記監視回路の故障であると判定する第2の判定処理を行うよう構成された、
燃焼装置。 - 燃焼部へ供給するガス量を調整するためのガス比例弁と、このガス比例弁を制御するための開度信号を出力する制御部と、前記開度信号に応じた駆動電流を前記ガス比例弁に供給するための駆動回路と、前記駆動電流に応じた監視電圧を生成し前記制御部に出力する監視回路とを備えた燃焼装置であって、
前記監視回路は、
前記駆動電流に応じた監視電圧を生成する電圧生成部と、前記電圧生成部で生成される監視電圧を前記制御部の複数の端子の各々に接続された複数の分岐経路を通じて各々の前記端子へ出力する分岐出力部と、を有し、
前記制御部は、
前記複数の端子の各々に入力される前記監視電圧を比較し、前記監視電圧間の最大の電圧差が判定基準値以上である場合に、前記監視回路の故障であると判定する第1の判定処理を行うとともに、前記ガス比例弁を予め定められた状態となるように制御しているときに、前記監視電圧間の最大の電圧差が前記判定基準値未満であり、かつ、少なくとも1つの前記監視電圧が予め定められた正常範囲内ではない場合に、前記監視回路の故障であると判定する第2の判定処理を行うよう構成された、
燃焼装置。 - 前記制御部は、
前記ガス比例弁を閉弁状態となるように制御しているときに、前記正常範囲に第1所定範囲を用いて前記第2の判定処理を行うよう構成された、
請求項1または2に記載の燃焼装置。 - 前記制御部は、
前記燃焼部の点火直前または点火初期において、前記ガス比例弁を予め定められた開度となるように制御しているときに、前記正常範囲に第2所定範囲を用いて前記第2の判定処理を行うよう構成された、
請求項1〜3のいずれかに記載の燃焼装置。 - 前記制御部は、
相互に通信可能な複数のマイクロコントローラで構成され、
それぞれの前記端子が異なる前記マイクロコントローラに備えられた、
請求項1〜4のいずれかに記載の燃焼装置。
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