JP2014104817A - 車両用内装部材 - Google Patents
車両用内装部材 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2014104817A JP2014104817A JP2012258150A JP2012258150A JP2014104817A JP 2014104817 A JP2014104817 A JP 2014104817A JP 2012258150 A JP2012258150 A JP 2012258150A JP 2012258150 A JP2012258150 A JP 2012258150A JP 2014104817 A JP2014104817 A JP 2014104817A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- polypropylene
- skin material
- mass
- material layer
- layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
【課題】表皮材層と発泡シート層の密着性及び熱成形性、表皮材層の低光沢性を改良した車両用内装部材の提供を目的とする。
【解決手段】発泡シート層13と表皮材層15とからなる積層シート11を熱成形により賦形した車両用内装部材10において、発泡シート層13はポリプロピレン系樹脂発泡体からなり、表皮材層15は、ポリプロピレンと高密度ポリエチレンとのアロイ材からなり、前記アロイ材のポリプロピレンは、ポリプロピレン100質量%当たり、ホモポリプロピレン0〜45質量%と、MFRが0.1〜1.0g/10分の範囲でGPC法により測定された分子量分布(Mw/Mn)が2.0〜10の範囲にあるブロックポリプロピレン55〜100質量%とよりなる構成とした。
【選択図】図1
【解決手段】発泡シート層13と表皮材層15とからなる積層シート11を熱成形により賦形した車両用内装部材10において、発泡シート層13はポリプロピレン系樹脂発泡体からなり、表皮材層15は、ポリプロピレンと高密度ポリエチレンとのアロイ材からなり、前記アロイ材のポリプロピレンは、ポリプロピレン100質量%当たり、ホモポリプロピレン0〜45質量%と、MFRが0.1〜1.0g/10分の範囲でGPC法により測定された分子量分布(Mw/Mn)が2.0〜10の範囲にあるブロックポリプロピレン55〜100質量%とよりなる構成とした。
【選択図】図1
Description
本発明は、発泡シート層と表皮材層との積層シートを熱成形により賦形した車両用内装部材に関する。
近年、車両用内層部材においては、さらなる軽量化のために、発泡シート層と表皮材層との積層シートを真空成形、圧空成形、あるいはプレス成形などの熱成形により賦形したものが用いられ始めた。前記積層シートは、あらかじめ押出成形された発泡シート層に対し、所定の厚みに制御された表皮材層を熱ラミネートすることにより形成される。
前記積層シートの熱成形により賦形された車両用内装部材は、表皮材層と発泡シート層の密着性及び熱成形性が劣ると、良好に賦形された車両用内装部材が得られず、また、表皮材層の低光沢性が劣ると、良好な外観品質が得られなくなる。
しかしながら、前記積層シートの熱成形により賦形された従来の車両用内装部材は、表皮材層と発泡シート層の密着性及び熱成形性、表皮材層の低光沢性について充分なものではなく、改良が求められていた。
しかしながら、前記積層シートの熱成形により賦形された従来の車両用内装部材は、表皮材層と発泡シート層の密着性及び熱成形性、表皮材層の低光沢性について充分なものではなく、改良が求められていた。
本発明は前記の問題に鑑みてなされたものであり、表皮材層と発泡シート層の密着性及び熱成形性、表皮材層の厚みの均一性及び低光沢性を改良した車両用内装部材の提供を目的とする。
請求項1の発明は、発泡シート層と表皮材層とからなる積層シートを熱成形により賦形した車両用内装部材において、前記発泡シート層は、ポリプロピレン系樹脂発泡体からなり、前記表皮材層は、ポリプロピレンと高密度ポリエチレンとのアロイ材からなり、前記アロイ材のポリプロピレンは、前記ポリプロピレン100質量%当たり、ホモポリプロピレン0〜45質量%と、MFRが0.1〜1.0g/10分の範囲でGPC法により測定された分子量分布(Mw/Mn)が2.0〜10の範囲にあるブロックポリプロピレン55〜100質量%とよりなることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1において、前記高密度ポリエチレンのMFRが0.1〜1.0g/10分の範囲にあることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2において、前記高密度ポリエチレンの混合割合が前記ブロックポリプロピレン100質量%に対して50〜100質量%であることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1から3の何れか1項において、前記表皮材層の厚みが0.1〜0.5mmの範囲であることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2において、前記高密度ポリエチレンの混合割合が前記ブロックポリプロピレン100質量%に対して50〜100質量%であることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1から3の何れか1項において、前記表皮材層の厚みが0.1〜0.5mmの範囲であることを特徴とする。
本発明によれば、発泡シート層をポリプロピレン系樹脂発泡体とし、表皮材層を、ポリプロピレンと高密度ポリエチレンとのアロイ材とし、前記アロイ材のポリプロピレンを、前記ポリプロピレン100質量%当たり、ホモポリプロピレン0〜45質量%と、MFRが0.1〜1.0g/10分の範囲でGPC法により測定された分子量分布(Mw/Mn)が2.0〜10の範囲にあるブロックポリプロピレン55〜100質量%とで構成としたことにより、表皮材層と発泡シート層の密着性及び熱成形性、表皮材層の低光沢性を向上させることができた。
さらに、高密度ポリエチレンのMFRを0.1〜1.0g/10分の範囲にすることにより、安定的に均一の厚みの表皮材層を押出すことができるとともに、深絞り形状への対応ができる。
また、高密度ポリエチレンの混合割合をブロックポリプロピレン100質量%に対して50〜100質量%とすることにより、成形品の低温特性を向上することができる。
さらに表皮材層の厚みを0.1〜0.5mmとすることにより、積層シートの目付けを低く抑えられるだけでなく、熱成形による賦形時にシボの転写が良好に行われる。さらに、賦形によって引き伸ばされることによる透けを防止できる。
また、高密度ポリエチレンの混合割合をブロックポリプロピレン100質量%に対して50〜100質量%とすることにより、成形品の低温特性を向上することができる。
さらに表皮材層の厚みを0.1〜0.5mmとすることにより、積層シートの目付けを低く抑えられるだけでなく、熱成形による賦形時にシボの転写が良好に行われる。さらに、賦形によって引き伸ばされることによる透けを防止できる。
以下、本発明の実施形態に係る車両用内装部材について説明する。図1に示す車両用内装部材10は、車両内に設けられるピラーガーニッシュであり、積層シート11を、熱成形によって断面略コの字形状に賦形したものである。熱成形は、熱可塑性樹脂シートを加熱により軟化させた状態で型面に密着させ、その状態で冷却することにより型面形状に賦形する成形方法であり、公知の真空成形や圧空成形あるいはプレス成形などがある。
前記積層シート11は、発泡シート層13と表皮材層15が積層一体化されたものである。
前記発泡シート層13は、車両用内装部材の基材に相当する部分であり、ポリプロピレン系樹脂発泡体からなる。前記発泡シート層13の厚みは2.0〜5.0mmの範囲、密度は0.15〜0.5g/cm3の範囲が好ましい。
前記発泡シート層13は、車両用内装部材の基材に相当する部分であり、ポリプロピレン系樹脂発泡体からなる。前記発泡シート層13の厚みは2.0〜5.0mmの範囲、密度は0.15〜0.5g/cm3の範囲が好ましい。
ポリプロピレン系樹脂発泡体は、特に限定されるものではなく公知のポリプロピレン系樹脂発泡体を使用することができる。例えば、ポリプロピレン系樹脂、熱分解型発泡剤、架橋剤、架橋助剤、適宜の添加剤よりなるポリプロピレン系樹脂原料を発泡剤の分解温度以下で溶融混練し、押出成形により製造されるポリプロピレン系樹脂発泡体のシートや、窒素または二酸化炭素(炭酸ガス)等の不活性ガスを超臨界状態で溶け込ませて発泡させたポリプロピレン系樹脂発泡体のシートを挙げる。
前記ポリプロピレン系樹脂としては、プロピレンの単独重合体、エチレン−プロピレンブロック共重合体、エチレン−プロピレンランダム共重合体等や、これらにポリエチレンを含有させたものを挙げることができる。
熱分解型発泡剤としては、アゾジカルボンアミド、ヒドラジドカルボンアミド、ジニトロソペンタメチテトラミン等を挙げることができる。
架橋剤としては、ジクミルパーオキサイド、ターシャリーブチルパーベンゾエート、ジターシャリーブチルパーオキサイド等の有機過酸化物等を挙げることができる。
架橋助剤としては、ジビニルベンゼン、ジアリルベンゼン、ジビニルナフタレン、ジビニルナフタレン、ポリエチレンジメタクリレート等を挙げることができる。
適宜の添加材としては、老化防止剤、顔料、耐候安定剤、熱安定剤、充填剤等を挙げることができる。
熱分解型発泡剤としては、アゾジカルボンアミド、ヒドラジドカルボンアミド、ジニトロソペンタメチテトラミン等を挙げることができる。
架橋剤としては、ジクミルパーオキサイド、ターシャリーブチルパーベンゾエート、ジターシャリーブチルパーオキサイド等の有機過酸化物等を挙げることができる。
架橋助剤としては、ジビニルベンゼン、ジアリルベンゼン、ジビニルナフタレン、ジビニルナフタレン、ポリエチレンジメタクリレート等を挙げることができる。
適宜の添加材としては、老化防止剤、顔料、耐候安定剤、熱安定剤、充填剤等を挙げることができる。
前記表皮材層15は、車両用内装部材の意匠面を構成するものであり、ポリプロピレンと高密度ポリエチレンとのアロイ材からなる。
前記アロイ材のポリプロピレンは、前記ポリプロピレン100質量%当たり、ホモポリプロピレン0〜45質量%と、MFR(JIS K 7210準拠、試験温度230℃、荷重2.16Kg)が0.1〜1.0g/10分の範囲でGPC(ゲル浸透クロマトグラフ)法により測定された分子量分布(Mw/Mn)が2.0〜10の範囲にあるブロックポリプロピレン55〜100質量%とよりなる。
前記ブロックポリプロピレンのMFRが0.1g/10分未満の場合には、流動性が劣るため押出シート成形性が低下し、一方、1.0g/10分を超えると逆に流動性が過剰となり、押出シート成形性が低下する。また、前記ブロックポリプロピレンの分子量分布(Mw/Mn)が2.0未満の場合には発泡シート層との密着性が低下し、一方、10を超えると成形品の機械物性が低下する。
また、前記ポリプロピレン100質量%における前記ブロックポリプロピレンの割合が55質量%未満の場合、低光沢性が劣るようになる。
ホモポリプロピレンを配合させることで成形品の剛性を上げることができ、ホモポリプロピレンの量が前記ポリプロピレン100質量%中における45質量%までなら、前記ブロックポリプロピレンの割合が55質量%以上になるので、前記低光沢性を満足させることができる。
前記アロイ材のポリプロピレンは、前記ポリプロピレン100質量%当たり、ホモポリプロピレン0〜45質量%と、MFR(JIS K 7210準拠、試験温度230℃、荷重2.16Kg)が0.1〜1.0g/10分の範囲でGPC(ゲル浸透クロマトグラフ)法により測定された分子量分布(Mw/Mn)が2.0〜10の範囲にあるブロックポリプロピレン55〜100質量%とよりなる。
前記ブロックポリプロピレンのMFRが0.1g/10分未満の場合には、流動性が劣るため押出シート成形性が低下し、一方、1.0g/10分を超えると逆に流動性が過剰となり、押出シート成形性が低下する。また、前記ブロックポリプロピレンの分子量分布(Mw/Mn)が2.0未満の場合には発泡シート層との密着性が低下し、一方、10を超えると成形品の機械物性が低下する。
また、前記ポリプロピレン100質量%における前記ブロックポリプロピレンの割合が55質量%未満の場合、低光沢性が劣るようになる。
ホモポリプロピレンを配合させることで成形品の剛性を上げることができ、ホモポリプロピレンの量が前記ポリプロピレン100質量%中における45質量%までなら、前記ブロックポリプロピレンの割合が55質量%以上になるので、前記低光沢性を満足させることができる。
前記高密度ポリエチレンは、MFR(JIS K 7210準拠、試験温度190℃、荷重2.16Kg)が0.1〜1.0g/10分の範囲のものがより好ましい。高密度ポリエチレンのMFR(JIS K 7210準拠、試験温度190℃、荷重2.16Kg)が0.1g/10分未満の場合には流動性が劣るために押出シート成形性が低下し、一方、10g/分を超える場合には流動性が過剰となり、押出シート成形性が低下する。
また、前記アロイ材は前記高密度ポリエチレンの混合割合が前記ブロックポリプロピレン100質量%に対して50〜100質量%であるのが好ましい。前記高密度ポリエチレンの混合割合が記ブロックポリプロピレン100質量%に対して50質量%未満の場合に熱成形性が低下し、一方、100質量%を超えると成形品の剛性が低下する。
また、前記アロイ材は前記高密度ポリエチレンの混合割合が前記ブロックポリプロピレン100質量%に対して50〜100質量%であるのが好ましい。前記高密度ポリエチレンの混合割合が記ブロックポリプロピレン100質量%に対して50質量%未満の場合に熱成形性が低下し、一方、100質量%を超えると成形品の剛性が低下する。
前記表皮材層15の製造は、公知の熱可塑性樹脂フイルムまたはシートの製造方法、例えば溶融押出成型法、溶融流延法、カレンダー法などで行われる。また、前記表皮材層15の厚みは、0.1〜0.5mmの範囲が好ましい。表皮材層15の厚みが0.1mm未満の場合には熱成形時に引き伸ばされることによる透けが生じ易くなり、一方0.5mmを超えると積層シートの目付けが大きくなり、軽量化の効果が小さくなる。
前記積層シート11の製造は、前記ポリプロピレン系樹脂原料を用いて押出成形された所定厚みの前記ポリプロピレン系樹脂発泡体からなる発泡シート層13の片面に、前記アロイ材を用いて製造された所定厚みの表皮材層15を熱ラミネートすることにより行われる。前記熱ラミネートの方法は、公知の方法で行うことができる。例えば、一方向へ連続供給する前記発泡シート層13の表面に、前記表皮材層15を重ねて表皮材層15側から熱ロールで加圧及び加熱することにより行うことができる。熱ロールの温度は、前記表皮材層15の軟化点以上の温度とされるが、本発明の表皮材層15では50〜100℃に加熱ロールの温度を設定するのが好ましい。
また、前記車両用内装部材10の製造は、前記積層シート11を、公知の真空成形や圧空成形あるいはプレス成形などの熱成形によって加熱軟化した状態で型面に密着させ、その状態で冷却することにより行われる。その際、前記積層シート11は前記表面材層15が型面を向くようにされ、前記積層シート11の加熱温度は、140〜200℃が好ましい。なお、本発明の車両用内装部材は、ピラーガーニッシュに限られず、ドアトリムやパネル等の他の車両用内装部材にも好適である。
以下の樹脂を用いて表1の配合にしたがい、厚み0.3mmからなる実施例1と実施例2の表皮材層を製造した。
・ホモポリプロピレン:MFR(JIS K 7210準拠、試験温度230℃、荷重2.16Kg))0.75g/10分、数平均分子量(Mn)65,000、重量平均分子量(Mw)650,000、分子量分布(Mw/Mn)10、品名:PS201A、サンアロマー株式会社製
・ブロックポリプロピレン:MFR(JIS K 7210準拠、試験温度230℃、荷重2.16Kg)0.45g/10分、数平均分子量(Mn)119,500、重量平均分子量(Mw)629,400、分子量分布(Mw/Mn)5.3、品名:EC9G、日本ポリプロ株式会社製
・高密度ポリエチレン(HDPE):MFR(JIS K 7210準拠、試験温度190℃、荷重2.16Kg)0.35g/10分、数平均分子量(Mn)6320、重量平均分子量(Mw)174,000、分子量分布(Mw/Mn)27.5、品名:B871、旭化成ケミカルズ株式会社製
・ブロックポリプロピレン:MFR(JIS K 7210準拠、試験温度230℃、荷重2.16Kg)0.45g/10分、数平均分子量(Mn)119,500、重量平均分子量(Mw)629,400、分子量分布(Mw/Mn)5.3、品名:EC9G、日本ポリプロ株式会社製
・高密度ポリエチレン(HDPE):MFR(JIS K 7210準拠、試験温度190℃、荷重2.16Kg)0.35g/10分、数平均分子量(Mn)6320、重量平均分子量(Mw)174,000、分子量分布(Mw/Mn)27.5、品名:B871、旭化成ケミカルズ株式会社製
密度0.3g/cm3、厚み3.0mmのポリプロピレン系樹脂発泡体からなる発泡シート層を炭酸ガス発泡による押出成形法により製造し、前記実施例1と実施例2の表皮材層を熱ラミネートして実施例1と実施例2の積層シートを製造した。実施例1と実施例2の積層シートに対して表皮材層のシート成形性を判断した。シート成形性は、押出性を厚みのバラツキ度合いと外観により判断し、また表皮材層と発泡シート層との密着性を剥離強度(JIS K 6854準拠)の値により判断し、押出性が厚みのバラツキ±10%以内、外観良好でかつ密着性が剥離強度10N以上の場合に[○]とした。なお、厚みのバラツキ度合いは、表皮材層と発泡シート層の合計厚みを1m2あたり合計10箇所測定し、単純平均により中央値を算出し、バラツキ度合いを計算した。外観は、目視によりシート表面の状態を判断し、皺、艶むらなどの不具合が見られない場合に外観を良好と判断した。
実施例1と実施例2の積層シートを用い、真空成形によって図1に示すピラーガーニッシュからなる車両用内装部材を製造した。実施例1及び実施例2の車両用内装部材に対して、熱成形性及び製品外観を測定した。なお、熱成形性は、成形後に透けが生じるか否か、表皮材層と発泡シート層との間に剥離が生じるか否かにより判断し、透けと剥離を生じない場合に[○]とした。製品外観(低光沢性)は、グロス値(JIS Z 8741準拠)により判断し、グロス値が3.0以下の場合に[○]とした。結果は表1の下部に示すとおりである。実施例1及び実施例2は、シート成形性、熱成形性、製品外観の全てについて良好な[○]であり、表皮材層と発泡シート層の密着性が良好で、製造時の熱成形性が良好で、製品外観(表皮材層の外観)が光沢の低い良好なものであった。
10 車両用内装部材
11 積層シート
13 発泡シート層
15 表皮材層
11 積層シート
13 発泡シート層
15 表皮材層
Claims (4)
- 発泡シート層と表皮材層とからなる積層シートを熱成形により賦形した車両用内装部材において、
前記発泡シート層は、ポリプロピレン系樹脂発泡体からなり、
前記表皮材層は、ポリプロピレンと高密度ポリエチレンとのアロイ材からなり、
前記アロイ材のポリプロピレンは、前記ポリプロピレン100質量%当たり、ホモポリプロピレン0〜45質量%と、MFRが0.1〜1.0g/10分の範囲でGPC法により測定された分子量分布(Mw/Mn)が2.0〜10の範囲にあるブロックポリプロピレン55〜100質量%とよりなることを特徴とする車両用内層部材。 - 前記高密度ポリエチレンのMFRが0.1〜1.0g/10分の範囲にあることを特徴とする請求項1に記載の車両用内装部材。
- 前記高密度ポリエチレンの混合割合が前記ブロックポリプロピレン100質量%に対して50〜100質量%であることを特徴とする請求項1または2に記載の車両用内装部材。
- 前記表皮材層の厚みが0.1〜0.5mmの範囲であることを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の車両用内層部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012258150A JP2014104817A (ja) | 2012-11-27 | 2012-11-27 | 車両用内装部材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012258150A JP2014104817A (ja) | 2012-11-27 | 2012-11-27 | 車両用内装部材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014104817A true JP2014104817A (ja) | 2014-06-09 |
Family
ID=51026676
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012258150A Pending JP2014104817A (ja) | 2012-11-27 | 2012-11-27 | 車両用内装部材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2014104817A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104588529A (zh) * | 2015-01-29 | 2015-05-06 | 柳州市俊杰汽配制造有限公司 | 汽车盖板的制造工艺 |
JP2018016721A (ja) * | 2016-07-28 | 2018-02-01 | 株式会社イノアックコーポレーション | 結束テープ |
-
2012
- 2012-11-27 JP JP2012258150A patent/JP2014104817A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104588529A (zh) * | 2015-01-29 | 2015-05-06 | 柳州市俊杰汽配制造有限公司 | 汽车盖板的制造工艺 |
JP2018016721A (ja) * | 2016-07-28 | 2018-02-01 | 株式会社イノアックコーポレーション | 結束テープ |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6642137B2 (ja) | 積層発泡シート及び熱成形体 | |
JP2007245552A (ja) | 熱可塑性樹脂成形品の製造方法 | |
US20060163765A1 (en) | Method for producing a thermoplastic resin article | |
JP2014104817A (ja) | 車両用内装部材 | |
JP2017105171A (ja) | 積層発泡シート及び熱成形体 | |
JP2019111727A (ja) | 加飾成形体およびその製造方法 | |
JP3297253B2 (ja) | 架橋ポリオレフィン系樹脂発泡体、積層体及び成形体 | |
JP5753443B2 (ja) | 積層板、及び該積層板を用いて得られる複合成形体 | |
JP4539238B2 (ja) | 熱可塑性樹脂発泡シートの真空成形方法 | |
JP5193105B2 (ja) | ポリスチレン系樹脂積層発泡シート及び成形体 | |
JP2006306030A (ja) | 成形体 | |
WO2008093857A1 (ja) | 熱可塑性樹脂成形品の製造方法 | |
JP4890280B2 (ja) | 熱可塑性樹脂成形品の製造方法 | |
JP4507784B2 (ja) | 熱可塑性樹脂発泡シートの真空成形方法 | |
JP2018177864A (ja) | 架橋ポリオレフィン系樹脂発泡体、架橋ポリオレフィン系樹脂発泡体の製造方法、及び凹状成形体 | |
JP7271647B2 (ja) | 架橋ポリオレフィン系樹脂発泡体、架橋ポリオレフィン系樹脂発泡体の製造方法、及び凹状成形体 | |
JP2015150806A (ja) | 積層体及びこれを用いた包装袋 | |
JP4172685B2 (ja) | 表皮材付き発泡成形体の製造方法 | |
WO2017164339A1 (ja) | 積層発泡シート、及びそれを用いた成形体 | |
JP2004339498A (ja) | ポリプロピレン系樹脂組成物発泡シートおよびそれを用いた多層発泡シート | |
JP2002086646A (ja) | ポリプロピレン系樹脂積層発泡シート及び成形容器 | |
JP2006218817A (ja) | ポリプロピレン系樹脂積層発泡シートおよびその成形体 | |
JP2004330461A (ja) | ポリプロピレン系樹脂積層発泡シートおよびその成形体 | |
JP4505865B2 (ja) | 無架橋発泡成形用樹脂組成物およびそれよりなる発泡体 | |
JP2011131525A (ja) | 成形体の製造方法 |