JP2014104525A - カッティングペン - Google Patents
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Abstract
【解決手段】円筒状のホルダ11と、前記ホルダに内設され、軸線が前記ホルダの軸線に沿い、前記ホルダの軸線方向に移動可能とされた棒状の繰出体20と、この繰出体の一端において前記ホルダの軸線回りに回動可能に支持されたカラー30と、軸線が前記ホルダの軸線に沿って配設され、一端に刃が形成され、他端が前記カラーに当接した棒状のカッター15と、前記カラーと前記繰出体との間に配設され、前記ホルダの軸線を回動軸としたスラストベアリング40とを備える。
【選択図】図2
Description
このカッティングプロッタは、被切断媒体駆動型とフラットベッド型とに大別される。被切断媒体駆動型は、「グリットローラ型」とも呼ばれ、シート状の被カッティング媒体(以下、単に「被カッティング媒体」という。)の両端部分を駆動ローラ(グリットローラ)と従動ローラ(ピンチローラ)とで挟持して、駆動ローラを正逆回転させることにより被カッティング媒体を第1の方向(X軸方向)に移動させるとともに、この第1の方向と直交する第2の方向(Y軸方向)に移動可能に設けられるキャリッジにペンブロックを搭載し、このペンブロックに保持されたカッティングペンを被カッティング媒体に対して相対的に2次元方向に移動させるものである。一方、フラットベッド型は、被カッティング媒体が載置される平板状のテーブル(載置テーブル)から離間してX軸方向に移動可能に設けられるYバーと、このYバー上を摺動することによりY軸方向に移動可能に設けられるキャリッジとを備え、このキャリッジにペンブロックを搭載することによって、カッティングペンを被カッティング媒体に対して相対的に二次元的に移動させるものである。
以下、図面を参照して、本発明に係る第1の実施の形態について詳細に説明する。なお、本実施の形態において、図3を参照して説明した従来のカッティングペン100の構成要素と同等の構成要素については、同じ名称および符号を付し、適宜説明を省略する。
図1に示すように、本実施の形態に係るカッティングプロッタ1は、いわゆるグリットローリング型のカッティングプロッタであり、被カッティング媒体10の両端部分を駆動ローラ2aとピンチローラ2bとで挟持する保持機構2と、駆動ローラ2aを正逆回転させることにより被カッティング媒体10を第1の方向(X軸方向)に移動させるとともに、ペンブロック3を第1の方向と直交する第2の方向(Y軸方向)に移動させることにより、ペンブロック3を被カッティング媒体10に対して相対的に2次元方向に移動させる移動機構5とを備えている。ペンブロック3は、カッティングペン4を保持し、このカッティングペン4の刃先を被カッティング媒体10に圧接および離反させることができる。
カッティングペン4は、図2に示すように、円筒状のホルダ11と、円筒状に形成され、ホルダ11の一端側に取り付けられたキャップ12と、円柱状に形成され、ホルダ11の内部に螺嵌された繰出体20と、この繰出体20の一端に取り付けられたカラー30と、円柱状に形成され、一端151がカラー30に当接し、刃が形成された他端152がキャップ12の開口から外部に露出したカッター15と、キャップ12の内周面に設けられ、カッター15を回動自在に支持するベアリング16と、ホルダ11の一端側に取り付けられ、カッター15をカラー30に圧接するように付勢する付勢部17とを備えている。また、繰出体20とカラー30との間には、スラストベアリング40が設けられている。
このようなカラー30は、凸部32に後述するスラストベアリング40の各軌道盤から構成される開口を嵌め込んだ状態で、凸部32と凹部21とを対向させた状態から凸部32を第1の凹部22を介して第2の凹部23に挿入することにより、繰出体20の凹部21内部に配設される。
また、カラー30の凹部33には、カッター15の一端151が当接される。
このようなスラストベアリング40は、上述したように各軌道盤から構成される開口にカラー30の凸部32が嵌め込まれた状態で、繰出体20の第1の凹部22の底面と、カラー30の凸部32が形成された側の端面との間に配設される。このとき、スラストベアリング40の回動軸は、カラー30、繰出体20およびホルダ11の軸線と略一致することとなる。また、スラストベアリング40が繰り出し体20とカラー30との間に配設されているので、カラー30は、繰出体20に対してその軸線回りに回動可能とされる。さらに、カラー30の凹部33に一端151が当接するカッター15についても、一端151が軸線回りに回動可能に支持されることとなる。
次に、本発明に係る第2の実施の形態について詳細に説明する。なお、本実施の形態は、第1の実施の形態におけるカッティングペン4のカラー30の基部31の周面と繰出体20の凹部21の周面との間にラジアルベアリングをさらに備えるようにしたものである。したがって、本実施の形態において、第1の実施の形態と同じの構成要素については同じ名称および符号を付して、適宜説明を省略する。また、第1の実施の形態の構成要素に変更が加えられた構成要素については、符号に「’」を付して説明を行う。
カッティングペン5は、図3に示すように、円筒状のホルダ11と、円筒状に形成され、ホルダ11の一端側に取り付けられたキャップ12と、円柱状に形成され、ホルダ11の内部に螺嵌された繰出体20’と、この繰出体20’の一端に取り付けられたカラー30’と、円柱状に形成され、一端151がカラー30’に当接し、刃が形成された他端152がキャップ12の開口から外部に露出したカッター15と、キャップ12の内周面に設けられ、カッター15を回動自在に支持するベアリング16と、ホルダ11の一端側に取り付けられ、カッター15をカラー30’に圧接するように付勢する付勢部17とを備えている。また、繰出体20’とカラー30’との間には、スラストベアリング40およびラジアルベアリング50が設けられている。
このようなカラー30’は、まず、凸部32’にスラストベアリング40の各軌道盤から構成される開口を嵌め込むとともに、基部31’にラジアルベアリング50の内輪の開口を嵌め込んだ状態とする。この状態から、凸部32’と凹部21’とを対向させた後、凸部32’を第3の凹部24および第1の凹部22’を介して第2の凹部23’に挿入することにより、繰出体20の凹部21内部に配設される。
また、カラー30’の凹部33には、カッター15の一端151が当接される。
このようなラジアルベアリング50は、上述したように内輪の開口が基部31’に嵌め込まれた状態で、繰出体20’の第3の凹部24の側面と、カラー30’の基部31’の周面との間に配設される。このとき、ラジアルベアリング50の回動軸は、カラー30’、繰出体20’およびホルダ11の軸線と略一致することとなる。
このようなラジアルベアリング50を設けることにより、カラー30’は、ラジアルベアリング50によりカラー30’の回動軸回りに回動することができる。
Claims (2)
- 円筒状のホルダと、
前記ホルダに内設され、軸線が前記ホルダの軸線に沿い、前記ホルダの軸線方向に移動可能とされた棒状の繰出体と、
この繰出体の一端において前記ホルダの軸線回りに回動可能に支持されたカラーと、
軸線が前記ホルダの軸線に沿って配設され、一端に刃が形成され、他端が前記カラーに当接した棒状のカッターと、
前記カラーと前記繰出体との間に配設され、前記ホルダの軸線を回動軸としたスラストベアリングと
を備えたことを特徴とするカッティングペン。 - 請求項1記載のカッティングペンにおいて、
前記カラーと前記繰出体との間に配設され、前記ホルダの軸線を回動軸としたラジアルベアリングをさらに備えることを特徴とするカッティングペン。
Priority Applications (1)
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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- 2012-11-27 JP JP2012258203A patent/JP6125214B2/ja active Active
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