JP2000310224A - スピンドル装置 - Google Patents

スピンドル装置

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JP2000310224A
JP2000310224A JP11121075A JP12107599A JP2000310224A JP 2000310224 A JP2000310224 A JP 2000310224A JP 11121075 A JP11121075 A JP 11121075A JP 12107599 A JP12107599 A JP 12107599A JP 2000310224 A JP2000310224 A JP 2000310224A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shaft
sleeve
bearings
housing
axially
Prior art date
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Pending
Application number
JP11121075A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Takahashi
淳 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
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Publication date
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  • Magnetic Bearings And Hydrostatic Bearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 シャフトが高速回転中の発熱により熱膨張し
て軸方向に変位した場合に、ハウジングに対して軸方向
移動自在に設けたスリーブを軸方向に良好に移動するこ
と。 【解決手段】 ハウジング1の筒状部材1aに対して、
スリーブ8を空気軸受部材11により非接触で支持し、
スリーブ8の軸方向移動性を良好にしている。したがっ
て、シャフト4が高速回転中の発熱により熱膨張して軸
方向に変位した場合、スリーブ8は、コイルばね10に
より軸方向に付勢してあるため、軸受3の外輪と共に、
シャフト4の熱膨張に追随して、軸方向に良好に移動す
ることができ、シャフト4の熱膨張による軸方向変位を
吸収して、この軸方向変位による一対の軸受2,3への
影響を排除することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、工作機械
において、切削、研削などの工具を支持するスピンドル
装置に関し、詳しくは、スピンドルシャフトが高速回転
中の発熱により熱膨張して軸方向に変位した場合に、ハ
ウジングに対して軸方向移動自在に設けたスリーブを軸
方向に良好に移動することができるスピンドル装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】工作機械において、切削、研削などの工
具を支持するスピンドル装置では、図2に示すように、
ハウジング1に、一対の軸受2,3が離間して配置して
あり、これら一対の軸受2,3により、スピンドルシャ
フト4が回転自在に支持してあり、このシャフト4の先
端部には、工具を装着して保持するためのチャック機構
5が設けてある。
【0003】このシャフト4の中央部には、ロータ6と
ステータ7とからなる電動モータが設けてあり、シャフ
ト4を高速回転するようになっている。
【0004】上述した一対の軸受2,3の内輪は、シャ
フト4に固定してある一方、軸受2の外輪は、ハウジン
グ1に固定してあるが、軸受3の外輪は、ハウジング1
の筒状部材1aに対して軸方向移動自在に設けたスリー
ブ8に固定してある。
【0005】さらに、このスリーブ8に一体的に設けた
フランジ部材9と、ハウジング1の筒状部材1aとの間
に、コイルばね10が介装してある。このコイルばね1
0がスリーブ8を軸方向に付勢することにより、上記一
対の軸受2,3に、これら軸受2,3が相互に離間する
方向に予圧を与えている。より詳細には、コイルばね1
0がスリーブ8を軸方向に付勢することにより、一対の
軸受2,3の外輪に、これら外輪が相互に離間する方向
に予圧を与えている。
【0006】このように構成しているため、シャフト4
が高速回転中の発熱により熱膨張して軸方向に変位した
場合、このシャフト4の軸方向変位に伴って、軸受3の
内輪は、軸方向に移動する一方、スリーブ8は、コイル
ばね10により軸方向に付勢してあるため、軸受3の外
輪と共に、シャフト4の熱膨張に追随して軸方向に移動
する。そのため、シャフト4の熱膨張による軸方向変位
を吸収して、この軸方向変位による一対の軸受2,3へ
の影響を排除することができる。したがって、一対の軸
受2,3には、この熱膨張による軸方向の力が作用せ
ず、一対の軸受2,3は、シャフト4が熱膨張したとし
ても、シャフト4を良好に回転自在に支持することがで
きる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、シャ
フト4の熱膨張時、スリーブ8は、軸方向に移動する必
要があることから、このスリーブ8の外周面と、ハウジ
ング1の筒状部材1aの内周面との接触面(摺接面)に
は、滑り性を良好にするため、硬質メッキ等を施してか
じり性を向上させたり、また、軸方向に移動可能なボー
ルブッシュ等を取り付けている。
【0008】しかしながら、このスリーブ8の外周面
と、ハウジング1の筒状部材1aの内周面との接触面
(摺接面)は、基本的には面接触の構成であるため、ス
リーブ8が必ずしも良好に移動せず、スピンドルの高速
回転化の妨げとなっているといったことがあり、また、
ボールブッシュを用いた場合でも、スリーブ8は、必ず
しも良好に移動せず、このスリーブ8の軸方向の移動性
を改善したいといった要望がある。
【0009】本発明は、上述したような事情に鑑みてな
されたものであって、スピンドルシャフトが高速回転中
の発熱により熱膨張して軸方向に変位した場合に、ハウ
ジングに対して軸方向移動自在に設けたスリーブを軸方
向に良好に移動することができるスピンドル装置を提供
することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明に係るスピンドル装置は、スピンドルシャフ
トを回転自在に支持する一対の軸受を離間して配置し、
一方の軸受を、ハウジングにより支持すると共に、他方
の軸受を、ハウジングに対して軸方向移動自在に設けた
スリーブにより支持し、このスリーブを軸方向に付勢す
ることにより、一対の軸受に、両者が相互に離間する方
向に予圧を負荷したスピンドル装置において、前記ハウ
ジングに対して、前記スリーブを空気軸受により支持し
たことを特徴とする。
【0011】このように、本発明によれば、ハウジング
に対して、スリーブを空気軸受により非接触で支持し、
スリーブの軸方向移動性を良好にしている。
【0012】このように構成しているため、シャフトが
高速回転中の発熱により熱膨張して軸方向に変位した場
合、軸方向に付勢したスリーブは、軸受の外輪と共に、
シャフトの熱膨張に追随して、軸方向に良好に移動する
ことができ、シャフトの熱膨張による軸方向変位を吸収
して、この軸方向変位による一対の軸受への影響を排除
することができる。したがって、一対の軸受には、熱膨
張による軸方向の力が作用せず、一対の軸受は、シャフ
トが熱膨張したとしても、シャフトを良好に回転自在に
支持することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に係る
スピンドル装置を図面を参照しつつ説明する。
【0014】図1は、本発明の実施の形態に係るスピン
ドル装置の縦断面図である。このスピンドル装置は、例
えば、工作機械において、切削、研削などの工具を支持
するために用いられ、ハウジング1には、一対の軸受
2,3が離間して配置してあり、これら一対の軸受2,
3により、スピンドルシャフト4が回転自在に支持して
あり、このシャフト4の先端部には、工具を装着して保
持するためのチャック機構5が設けてある。
【0015】このシャフト4の中央部には、ロータ6と
ステータ7とからなる電動モータが設けてあり、シャフ
ト4を高速回転するようになっている。
【0016】上述した一対の軸受2,3の内輪は、シャ
フト4に固定してある一方、軸受2の外輪は、ハウジン
グ1に固定してあるが、軸受3の外輪は、ハウジング1
の筒状部材1aに対して軸方向移動自在に設けたスリー
ブ8に固定してある。
【0017】さらに、このスリーブ8に一体的に設けた
フランジ部材9と、ハウジング1の筒状部材1aとの間
に、コイルばね10が介装してある。このコイルばね1
0がスリーブ8を軸方向外方に付勢することにより、上
記一対の軸受2,3が相互に離間する方向に、一対の軸
受2,3に予圧を与えている。より詳細には、コイルば
ね10がスリーブ8を軸方向外方に付勢することによ
り、一対の軸受2,3の外輪に、これら外輪が相互に離
間する方向に予圧を与えている。
【0018】さらに、本実施の形態では、スリーブ8の
外周面と、ハウジング1の筒状部材1aの内周面との間
には、多孔質絞りからなる空気軸受部材11が介装して
ある。空気軸受部材11は、ハウジング1の筒状部材1
aの円周面に焼ばめ等で固定されている。この空気軸受
部材11は、この多孔質絞りに代えて、多数孔絞りや表
面絞りを用いても良い。
【0019】さらに、ハウジング1の筒状部材1aと、
ハウジング1の筒状部材1bには、空気軸受部材11
に、圧縮空気を供給するための供給路12が形成してあ
る。
【0020】このように、これら空気軸受部材11と供
給路12との協働により、空気軸受を構成しているた
め、供給路12を介して空気軸受部材11に圧縮空気を
供給すると、スリーブ8を非接触で支持することがで
き、スリーブ8の軸方向移動性を良好に維持することが
できる。
【0021】以上から、シャフト4が高速回転中の発熱
により熱膨張して軸方向外方に変位した場合、このシャ
フト4の軸方向変位に伴って、軸受3の内輪は、軸方向
外方に移動する一方、コイルばね10により軸方向外方
に付勢したスリーブ8は、軸受3の外輪と共に、シャフ
ト4の熱膨張に追随して軸方向外方に移動する。そのた
め、シャフト4の熱膨張による軸方向変位を吸収して、
この軸方向変位による一対の軸受2,3への影響を排除
することができる。したがって、一対の軸受2,3に
は、この熱膨張による軸方向の力が作用せず、一対の軸
受2,3は、シャフト4が熱膨張したとしても、シャフ
ト4を良好に回転自在に支持することができる。
【0022】なお、本発明は、上述した実施の形態に限
定されず、種々変形可能である。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ハウジングに対して、スリーブを空気軸受により非接触
で支持し、スリーブの軸方向移動性を良好にしている。
【0024】このように構成しているため、シャフトが
高速回転中の発熱により熱膨張して軸方向に変位した場
合、軸方向に付勢したスリーブは、軸受の外輪と共に、
シャフトの熱膨張に追随して、軸方向に良好に移動する
ことができ、シャフトの熱膨張による軸方向変位を吸収
して、この軸方向変位による一対の軸受への影響を排除
することができる。したがって、一対の軸受には、熱膨
張による軸方向の力が作用せず、一対の軸受は、シャフ
トが熱膨張したとしても、シャフトを良好に回転自在に
支持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るスピンドル装置の縦
断面図。
【図2】従来に係るスピンドル装置の縦断面図。
【符号の説明】
1 ハウジング 1a,1b 筒状部材 2,3 軸受 4 スピンドルシャフト 5 チャック機構 6 ロータ 7 ステータ 8 スリーブ 9 フランジ部材 10 コイルばね 11 空気軸受部材 12 圧縮空気の供給路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スピンドルシャフトを回転自在に支持する
    一対の軸受を離間して配置し、 一方の軸受を、ハウジングにより支持すると共に、他方
    の軸受を、ハウジングに対して軸方向移動自在に設けた
    スリーブにより支持し、 このスリーブを軸方向に付勢することにより、一対の軸
    受に、両者が相互に離間する方向に予圧を負荷したスピ
    ンドル装置において、 前記ハウジングに対して、前記スリーブを空気軸受によ
    り支持したことを特徴とするスピンドル装置。
JP11121075A 1999-04-28 1999-04-28 スピンドル装置 Pending JP2000310224A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009192014A (ja) * 2008-02-15 2009-08-27 Nsk Ltd 軸受ユニット
KR101035323B1 (ko) 2010-07-27 2011-05-20 한국기계연구원 척에 자유도를 부여한 심압대 및 이를 구비한 롤 금형 가공기
CN103008694A (zh) * 2012-12-20 2013-04-03 西安瑞特快速制造工程研究有限公司 高精度气浮电主轴
CN105773407A (zh) * 2016-04-15 2016-07-20 广东赛因迪科技股份有限公司 一种抛光磨头的改进结构
WO2024090496A1 (ja) * 2022-10-28 2024-05-02 日本精工株式会社 回転支持装置、及び軸支持装置の支持機構位置調整機構

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CN105773407A (zh) * 2016-04-15 2016-07-20 广东赛因迪科技股份有限公司 一种抛光磨头的改进结构
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