JP2014102935A - 蓄電装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】圧力開放弁を適切な作動圧で開放させること。
【解決手段】二次電池10のケース11は、電極組立体12を収容するケース本体13と、そのケース本体13の開口部13xを塞ぐ蓋体14からなる。蓋体14には、ケース11内の圧力をケース外に開放させる圧力開放弁18が設けられている。そして、蓋体14において圧力開放弁18の外周に、圧力開放弁18の全周を囲む環状の凸部24と凹部27をそれぞれ設ける。これらの凸部24と凹部27により、蓋体14には、蓋体14の板厚よりも厚い肉厚部と薄い肉薄部がそれぞれ設けられる。この肉厚部と肉薄部により、蓋体14の変形に伴う圧力開放弁18の変形を抑制する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ケース内の圧力をケース外に開放させる圧力開放弁を有する蓄電装置に関する。
EV(Electric Vehicle)やPHV(Plug in Hybrid Vehicle)などの車両には、原動機となる電動機への供給電力を蓄える蓄電装置としてリチウムイオン電池などの二次電池が搭載されている。この種の二次電池は、例えば、特許文献1に開示されている。二次電池は、ケース本体に電極組立体や電解液などの電池要素を収容し、そのケース本体の開口部を蓋体で閉塞している。また、二次電池には、蓋体などにケース内の圧力をケース外に開放させる圧力開放弁が設けられている。
特開2010−86776号公報
二次電池は、その充放電に伴ってケース内にガスが発生し、内圧が高まる。そして、二次電池のケースは、圧力開放弁が開裂していない状態においては内圧上昇に伴って膨張し、変形する。このため、ケースの変形に伴って圧力開放弁も変形してしまうと、内圧上昇に伴って圧力開放弁に作用する応力がばらつき、その結果として圧力開放弁を適切な作動圧で開放させることができない虞がある。
この発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものであり、その目的は、圧力開放弁を適切な作動圧で開放し得る蓄電装置を提供することにある。
上記課題を解決する蓄電装置は、電極組立体を収容するケースを備えた蓄電装置において、前記ケースには、前記ケースの板厚よりも薄い薄膜部を有する圧力開放弁が設けられており、前記圧力開放弁を設けた前記ケースの壁部であって、前記圧力開放弁の外周の少なくとも一部に、前記圧力開放弁の前記薄膜部よりも厚い肉厚部と、前記壁部よりも薄く、かつ前記肉厚部よりも薄い肉薄部と、を有する。
この構成によれば、圧力開放弁の外周に肉厚部と肉薄部を設けることで、圧力開放弁を設けた壁部の変形に伴って薄膜部が変形してしまうことが抑制される。このため、圧力開放弁の変形を抑えることで、壁部の変形に伴って圧力開放弁に作用する応力のばらつきが低減されることになる。その結果、圧力開放弁の作動圧が設計上の圧力よりも上昇したり、又は下降したりするなどの圧力変動が生じ難い。したがって、圧力開放弁を適切な作動圧で開放させることができる。
上記蓄電装置において、前記圧力開放弁は、前記ケースの壁部に一体的に形成されていることが好ましい。この構成によれば、壁部の変形に対してより強固な構造とすることができる。
上記蓄電装置において、前記壁部は、前記圧力開放弁の外周に凸部と凹部を有し、前記凸部によって前記壁部の厚みが厚くなった部分が前記肉厚部となり、前記凹部によって前記壁部の厚みが薄くなった部分が前記肉薄部となることが好ましい。この構成によれば、凸部と凹部によって肉厚部と肉薄部を確実に設けることができ、圧力開放弁の変形を抑制することができる。
上記蓄電装置において、前記壁部は、前記壁部の厚み方向に重なる位置で前記壁部の表裏両面からそれぞれ突出する前記凸部を有するとともに、前記壁部の厚み方向に重なる位置で前記壁部の表裏両面にそれぞれ開口する前記凹部を有することが好ましい。この構成によれば、壁部の厚み方向に重なる位置で、壁部の表裏両面から突出する凸部、及び壁部の表裏両面に開口する凹部によってさらに厚い肉厚部及び薄い肉薄部を設けることができる。このため、圧力開放弁の変形をより確実に抑制することができる。
上記蓄電装置において、前記凸部と前記凹部は、前記凸部が前記凹部よりも前記圧力開放弁に近い側に配置された状態で並設されていることが好ましい。この構成によれば、並設された凸部と凹部によって肉厚部と肉薄部も並設され、肉薄部よりも肉厚部が圧力開放弁に近い側に配置される。このため、壁部の同方向の変形に対して圧力開放弁の変形をより確実に抑制することができる。
上記蓄電装置において、前記凸部と前記凹部は、前記圧力開放弁の外周を囲む環状であることが好ましい。この構成によれば、環状の凸部と凹部によって圧力開放弁を囲むように肉厚部と肉薄部を設けることができる。したがって、壁部の全方向の変形に対して圧力開放弁の変形を抑制することができる。
上記蓄電装置において、前記肉厚部は、前記壁部よりも厚いことが好ましい。この構成によれば、圧力開放弁を設けた壁部の変形に伴って薄膜部が変形してしまうことがより確実に抑制される。
上記蓄電装置において、前記蓄電装置の好適な例としては、二次電池を挙げることができる。
本発明によれば、圧力開放弁を適切な作動圧で開放させることができる。
二次電池の外観を示す斜視図。 蓋体の平面図。 図1の1−1線断面図。 蓋体が変形した時の状態を示す断面図。 別例の蓋体の斜視図。 別例の蓋体の斜視図。 別例の蓋体の斜視図。 別例の蓋体の断面図。
以下、蓄電装置を具体化した一実施形態を図1〜図3にしたがって説明する。
図1に示すように、蓄電装置としての二次電池10は、ケース11に電極組立体12が収容されている。また、ケース11には、電極組立体とともに電解液も収容されている。ケース11は、有底筒状のケース本体13と、当該ケース本体13に電極組立体12を挿入する開口部13xを閉塞する板状の蓋体14とからなる。ケース本体13と蓋体14は、何れも金属製(例えば、ステンレスやアルミニウム)である。この実施形態の二次電池10は、リチウムイオン電池である。
ケース本体13は、有底四角筒状であり、矩形平板状の底壁13aとその底壁13aの四辺から立設された側壁13b,13c,13d,13eを有する。底壁13aは、ケース本体13の開口部13xを塞ぐ蓋体14と対向する。底壁13aの四辺のうち、互いに対向する側壁13b,13cが立設される二辺が長辺であり、互いに対向する側壁13d,13eが立設される二辺が短辺である。蓋体14は、矩形板状であり、ケース本体13の開口部13xを塞いだ状態において、ケース本体13の側壁13b,13cの開口端側に位置する二辺が長辺であり、側壁13d,13eの開口端側に位置する二辺が短辺である。この実施形態の二次電池10は、その外観が角型をなす角型電池である。
電極組立体12は、正極電極、負極電極、及び正極電極と負極電極を絶縁するセパレータを有する。正極電極は、正極金属箔(アルミニウム箔)の両面に正極活物質を塗布して構成される。負極電極は、負極金属箔(銅箔)の両面に負極活物質を塗布して構成される。そして、電極組立体12は、複数の正極電極と複数の負極電極を交互に積層するとともに、両電極の間にセパレータを介在した積層構造とされている。また、電極組立体12には、正極端子15と負極端子16が電気的に接続されている。これらの正極端子15と負極端子16の各一部分は、蓋体14からケース11外に露出している。また、正極端子15及び負極端子16には、ケース11から絶縁するためのリング状の絶縁リング17aがそれぞれ取り付けられている。
ケース11の蓋体14には、ケース11内の圧力が上昇し過ぎないように、ケース11内の圧力が所定の圧力である作動圧に達した場合に開裂し、ケース内外を連通させることによってケース11内の圧力をケース外に開放させる圧力開放弁18が設けられている。圧力開放弁18の作動圧は、ケース11自体やケース本体13と蓋体14の接合部に亀裂や破断などが生じ得る前に開裂し得る圧力に設定されている。この実施形態の二次電池10では、圧力開放弁18が設けられた蓋体14がケースの壁部となる。
図2及び図3に示すように、圧力開放弁18は、蓋体14の板厚よりも薄い薄膜部19を有する。薄膜部19は、蓋体14の上面に凹設された凹状部20の底に位置しており、蓋体14と一体的に成形されている。これにより、圧力開放弁18は、蓋体14との一体品となる。この実施形態の薄膜部19は、平行な2つの直線部21a,21bに弧部22a,22bを繋げたトラック形状である。また、ケース11の外側に位置する薄膜部19の表面には、開裂溝23が刻印されている。この実施形態の開裂溝23は、断面V字状の溝であり、2本の直線溝をX字状に交差させている。この実施形態において圧力開放弁18(薄膜部19)は、蓋体14の中央に位置している。
また、ケース11の蓋体14には、圧力開放弁18の外周に凸部24,25が突設されている。圧力開放弁18の外周とは、圧力開放弁18をとりまく外側に位置する蓋体14の領域である。そして、凸部24は、ケース11の外側に位置する蓋体14の表面14aに突設されている。一方、凸部25は、ケース11の内側に位置する蓋体14の裏面14bに突設されている。この実施形態の凸部24,25は、断面矩形状である。そして、凸部24,25は、圧力開放弁18の全周を囲むように環状に突設されている。また、凸部24と凸部25は、蓋体14の厚み方向に重なる位置に設けられている。これにより、蓋体14には、凸部24の先端24aと凸部25の先端25aの間に薄膜部19よりも厚い肉厚部26が設けられる。肉厚部26は、つまり、凸部24と凸部25によって蓋体14の板厚が厚くなった部分である。なお、肉厚部26は、蓋体14の板厚よりも厚い。
また、ケース11の蓋体14には、圧力開放弁18の外周に凹部27,28が凹設されている。凹部27は、蓋体14の表面14aに開口しており、ケース11の内側に向かって凹んでいる。一方、凹部28は、蓋体14の裏面14bに開口しており、ケース11の外側に向かって凹んでいる。この実施形態の凹部27,28は、断面矩形状である。そして、凹部27,28は、圧力開放弁18の全周を囲い、かつ凸部24,25の全周を囲うように環状に凹設されている。これにより、蓋体14には、圧力開放弁18の全周に隣接して環状の凸部24,25が位置し、その凸部24,25の全周に隣接して凹部27,28が位置する。
また、凹部27と凹部28は、蓋体14の厚み方向に重なる位置に設けられている。これにより、蓋体14には、凹部27の底と凹部28の底の間に蓋体14の板厚よりも薄い肉薄部29が設けられる。肉薄部29は、凹部27と凹部28によって蓋体14の板厚が薄くなった部分である。また、肉薄部29は、肉厚部26よりも薄い。
以下、本実施形態の作用を説明する。
二次電池10は、ケース本体13の開口部13xから電極組立体12をケース本体13内に収容し、その後にケース本体13の開口部13xを蓋体14で閉塞する。そして、ケース本体13と蓋体14は溶接で接合される。また、電解液は、ケース本体13を蓋体14で閉塞した後、ケース11の壁面に設けた図示しない注液孔から注入されるとともにその注液孔が封止部材で封止される。これにより、ケース11は、気密状態となる。
図4に示すように、二次電池10の充放電時、ケース11には、内圧上昇に伴って圧力が与えられる。この圧力により、例えば図4に示すように圧力開放弁18を有する蓋体14は、ケース11の内圧が圧力開放弁18の作動圧に達していない状態においてケース外に向かって膨らむように変形する。
しかしながら、この実施形態の二次電池10では、圧力開放弁18の外周に蓋体14よりも薄い肉薄部29が設けられていることで、蓋体14の変形による応力は肉薄部29に作用し易い。つまり、肉薄部29は、蓋体14の変形による応力を圧力開放弁18の薄膜部19へ及び難くするようにその応力を受けて変形することで、薄膜部19へ作用する応力を緩和させる。また、肉厚部26は、圧力開放弁18の薄膜部19の周囲を補強する補強部材として機能し、薄膜部19の周辺部分の剛性を高める。そして、圧力開放弁18は、ケース11の内圧によって薄膜部19の開裂溝23へ応力が集中し、作動圧に達すると開裂する。
したがって、本実施形態によれば、以下に示す効果を得ることができる。
(1)圧力開放弁18の外周に凸部24,25による肉厚部26と凹部27,28による肉薄部29を設けることで、蓋体14の変形に伴って圧力開放弁18の薄膜部19が変形してしまうことが抑制される。圧力開放弁18の変形を抑えることで、蓋体14の変形に伴って圧力開放弁18に作用する応力のばらつきが低減される。その結果、圧力開放弁18の薄膜部19が、設計上の作動圧よりも高い圧力で開裂したり、又は低い圧力で開裂したりするなどの圧力変動が生じ難い。したがって、圧力開放弁18を適切な作動圧で開放させることができる。
(2)圧力開放弁18は、蓋体14に一体的に形成されている。このため、蓋体14の変形に対してより強固な構造とすることができる。また、圧力開放弁18は、プレス成形などによって作製することができるので、二次電池10の製造工程を簡素化することができる。
(3)また、圧力開放弁18の外周に突設した凸部24,25によって肉厚部26を設けるとともに、圧力開放弁18の外周に凹設した凹部27,28によって肉薄部29を設けている。このため、蓋体14に確実に肉厚部26と肉薄部29を設けることができ、圧力開放弁18の変形を抑制することができる。また、凸部24,25及び凹部27,28により、肉厚部26及び肉薄部29を容易に設けることができる。
(4)凸部24,25によって蓋体14の板厚が厚くなった部分が肉厚部26となっている。これによれば、凸部を蓋体14の一方の面のみに突設する場合に比して、さらに厚い肉厚部26を設けることができる。したがって、圧力開放弁18の変形をより確実に抑制することができる。
(5)凹部27,28によって蓋体14の板厚が薄くなった部分が肉薄部29となっている。これによれば、凹部を蓋体14の一方の面のみに開口するように設ける場合に比して、さらに薄い肉薄部29を設けることができる。したがって、圧力開放弁18の変形をより確実に抑制することができる。
(6)並設された凸部24,25と凹部27,28によって肉厚部26と肉薄部29も並設される。このため、蓋体14の同方向の変形に対して圧力開放弁18の変形をより確実に抑制することができる。
(7)凸部24,25は、凹部27,28よりも圧力開放弁18に近い側に配置されている。このため、圧力開放弁18の変形をより確実に抑制することができる。
(8)凸部24,25と凹部27,28を、それぞれ圧力開放弁18の外周を囲む環状としている。このため、圧力開放弁18を囲むように肉厚部26と肉薄部29を設けることができる。したがって、蓋体14の全方向の変形に対して圧力開放弁18の変形を抑制することができる。
(9)肉厚部26は、壁部である蓋体14の板厚よりも厚い。このため、圧力開放弁18を設けた蓋体14の変形に伴って薄膜部19が変形してしまうことをより確実に抑制することができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
○ 図5に示すように、圧力開放弁18の外周の一部に、一対の凸部30と一対の凹部31を設けても良い。この別例において一対の凸部30は、蓋体14の短辺の延びる方向に沿って直線状に延びており、圧力開放弁18を挟んで対向する位置に設けられている。図5に示すように薄膜部19をトラック形状とした場合であって、弧部22a,22bが蓋体14の短辺側に位置する場合において、両凸部30は薄膜部19の弧部22a,22b側に位置している。そして、凹部31は、各凸部30の外側において凸部30に並設されている。なお、この別例においても、一対の凸部30と一対の凹部31は、蓋体14の表面14a及び裏面14bの各面に設けられている。そして、両面の凸部30同士は蓋体14の厚み方向に重なる位置に設けられており、その凸部30によって肉厚部26が設けられる。また、両面の凹部31同士は蓋体14の厚み方向に重なる位置に設けられており、その凹部31によって肉薄部29が設けられる。
○ 図6に示すように、圧力開放弁18の外周の一部に、一対の凸部30と一対の凹部31を設けても良い。この別例において一対の凸部30は、蓋体14の長辺の延びる方向に沿って直線状に延びており、圧力開放弁18を挟んで対向する位置に設けられている。図6に示すように薄膜部19をトラック形状とした場合であって、直線部21a,21bが蓋体14の長辺側に位置する場合において、両凸部30は薄膜部19の直線部21a,21b側に位置している。一方、一対の凹部31は、蓋体14の短辺の延びる方向に沿って直線状に延びており、圧力開放弁18を挟んで対向する位置に設けられている。そして、この別例において両凹部31は薄膜部19の弧部22a,22b側に位置している。なお、この別例においても、一対の凸部30と一対の凹部31は、蓋体14の表面14a及び裏面14bの各面に設けられている。そして、両面の凸部30同士は蓋体14の厚み方向に重なる位置に設けられており、その凸部30によって肉厚部26が設けられる。また、両面の凹部31同士は蓋体14の厚み方向に重なる位置に設けられており、その凹部31によって肉薄部29が設けられる。
○ 図7に示すように、圧力開放弁18の外周の一部に、凸部30と凹部31を設けても良い。この別例の蓋体14では、圧力開放弁18が蓋体14の一方の短辺寄りに位置している。そして、凸部30と凹部31は、図7に示すように薄膜部19をトラック形状とした場合であって、弧部22a,22bが蓋体14の短辺側に位置する場合において、一方の弧部22b側のみに位置している。つまり、圧力開放弁18を蓋体14の端部に近い位置に設けた場合、その端部によって圧力開放弁18の外周の部位が補強されることになる。このため、この別例においては、圧力開放弁18において蓋体14の端部から離れている弧部22b側のみに凸部30と凹部31を設けている。なお、この別例において凸部30は蓋体14の短辺の延びる方向に沿って直線状に延びており、凹部31は凸部30の外側において凸部30に並設されている。また、この別例においても、凸部30と凹部31は、蓋体14の表面14a及び裏面14bの各面に設けられている。そして、両面の凸部30同士は蓋体14の厚み方向に重なる位置に設けられており、その凸部30によって肉厚部26が設けられる。また、両面の凹部31同士は蓋体14の厚み方向に重なる位置に設けられており、その凹部31によって肉薄部29が設けられる。
○ 凸部30と凹部31は、実施形態で説明したように薄膜部19へ作用する応力を緩和させるとともに、薄膜部19の周囲を補強する機能を有する。このため、図5〜図7の別例のように、凸部30と凹部31を圧力開放弁18の外周の一部に設ける場合は、これらの機能を充足し得る位置に設けることが好ましい。圧力開放弁18を設けるケース11の壁部の変形は、当該壁部の形状などによって異なるため、圧力開放弁18が変形の影響を最も受ける位置に凸部30や凹部31を設けると良い。例えば、図5〜図7の別例のように長辺と短辺を有する矩形状の蓋体14に圧力開放弁18を設け場合、長辺の延びる方向に沿って凸部30や凹部31を設けると効果的である。
○ ケース11において圧力開放弁18の配置を変更しても良い。圧力開放弁18は、蓋体14に代えて、例えば、底壁13aに配置しても良いし、側壁13b〜13eのうち何れかの側壁に配置しても良い。このように圧力開放弁18の配置を変更した場合は、圧力開放弁18を配置したケース11の部分が圧力開放弁18を設けたケースの壁部となる。そして、圧力開放弁18の配置を変更した場合であっても、その壁部には、圧力開放弁18の外周に凸部24,25による肉厚部26及び凹部27,28による肉薄部29を設ける。
○ 凸部24,25,30は、連続的な凸部に限らず、断続的な凸部でも良い。同様に、凹部27,28,31は、連続的な凹部に限らず、断続的な凹部でも良い。
○ 凸部24,25,30は、部分的に幅や高さを変更しても良い。同様に、凹部27,28,31は、部分的に幅や深さを変更しても良い。また、実施形態や図7の別例では、表面14aと裏面14bの凸部24,25,30において幅や高さを変更しても良いし、表面14aと裏面14bの凹部27,28,31において幅や深さを変更しても良い。また、図5及び図6の別例では、前述したように表面14a側と裏面14b側で変更しても良いし、一部の凸部30の幅や高さを変更しても良いし、一部の凹部31の幅や深さを変更しても良い。
○ 凸部24,25,30は、表面14aと裏面14bの何れか一方の面のみに設けても良い。この場合でも、肉厚部26を設けることができる。また、凹部27,28,31は、表面14aと裏面14bの何れか一方の面のみに設けても良い。この場合でも、肉薄部29を設けることができる。
○ 凸部24,25,30を蓋体14の表面14a及び裏面14bの何れかの片面に設け、凹部27,28,31を蓋体14の表面14a及び裏面14bの両面に設けても良い。また、その逆でも良い。
○ 圧力開放弁18の薄膜部19の形状を変更しても良い。例えば、楕円形状、円形状や四角形状でも良い。また、例えば、平行な直線部の一方の各端部を弧部で繋ぎ、他方の各端部を直線部で繋ぐ、非対称形状でも良い。
○ 圧力開放弁18の薄膜部19が有する開裂溝の形状を変更しても良い。例えば、3本の直線溝をY字状に交差させた開裂溝でも良い。
○ 図8に示すように、別部品とした圧力開放弁18を蓋体14に接合しても良い。この場合、蓋体14には、厚み方向に貫通する圧力開放孔32と、その圧力開放孔32に連設する圧力開放弁18の収容凹部33を設ける。そして、圧力開放弁18は、収容凹部33に収容された状態で蓋体14に溶接などで接合される。また、蓋体14には、実施形態や図5〜図7の別例などで説明したように、圧力開放弁18の外周の一部又は全部に、凸部24,25と凹部27,28を設ける。これにより、蓋体14には、凸部24,25による肉厚部26が設けられるとともに、凹部27,28による肉薄部29が設けられる。
○ ケース11の外観形状を変更しても良い。例えば、ケース11は角型として直方体状や立方体状でも良いし、円筒型でも良い。
○ 電極組立体12は、積層型に限らず、帯状の正極電極と帯状の負極電極を捲回して層状に積層した捲回型でも良い。
○ 二次電池10は、リチウムイオン二次電池であったが、これに限らず、他の二次電池であっても良い。要は、正極活物質層と負極活物質層との間をイオンが移動するとともに電荷の授受を行うものであれば良い。また、蓄電装置としてキャパシタでも良い。
○ 二次電池10は、車両電源装置として自動車に搭載しても良いし、産業用車両に搭載しても良い。また、定置用の蓄電装置に適用しても良い。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想を以下に追記する。
(イ)ケースは、開口部を有するケース本体と、ケース本体の開口部を塞ぐ板状の蓋体と、を含み、壁部は蓋体である。
10…二次電池、11…ケース、12…電極組立体、13…ケース本体、14…蓋体、18…圧力開放弁、19…薄膜部、24,25,30…凸部、26…肉厚部、27,28,31…凹部、29…肉薄部。

Claims (8)

  1. 電極組立体を収容するケースを備えた蓄電装置において、
    前記ケースには、前記ケースの板厚よりも薄い薄膜部を有する圧力開放弁が設けられており、
    前記圧力開放弁を設けた前記ケースの壁部であって、前記圧力開放弁の外周の少なくとも一部に、前記圧力開放弁の前記薄膜部よりも厚い肉厚部と、前記壁部よりも薄く、かつ前記肉厚部よりも薄い肉薄部と、を有することを特徴とする蓄電装置。
  2. 前記圧力開放弁は、前記ケースの壁部に一体的に形成されている請求項1に記載の蓄電装置。
  3. 前記壁部は、前記圧力開放弁の外周に凸部と凹部を有し、
    前記凸部によって前記壁部の厚みが厚くなった部分が前記肉厚部となり、
    前記凹部によって前記壁部の厚みが薄くなった部分が前記肉薄部となる請求項1又は請求項2に記載の蓄電装置。
  4. 前記壁部は、前記壁部の厚み方向に重なる位置で前記壁部の表裏両面からそれぞれ突出する前記凸部を有するとともに、前記壁部の厚み方向に重なる位置で前記壁部の表裏両面にそれぞれ開口する前記凹部を有する請求項3に記載の蓄電装置。
  5. 前記凸部と前記凹部は、前記凸部が前記凹部よりも前記圧力開放弁に近い側に配置された状態で並設されている請求項3又は請求項4に記載の蓄電装置。
  6. 前記凸部と前記凹部は、前記圧力開放弁の外周を囲む環状である請求項3〜請求項5のうち何れか一項に記載の蓄電装置。
  7. 前記肉厚部は、前記壁部よりも厚い請求項1〜請求項6のうち何れか一項に記載の蓄電装置。
  8. 前記蓄電装置は、二次電池である請求項1〜請求項7のうち何れか一項に記載の蓄電装置。
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