JP2014102448A - 画像形成装置 - Google Patents

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Michiya Okamoto
倫哉 岡本
Masaru Amamiya
賢 雨宮
Takuma Iwasaki
琢磨 岩崎
Shinya Karasawa
信哉 唐澤
Hiroyuki Uenishi
裕之 上西
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Abstract

【課題】中間転写体に対向するように並設した複数の作像部のうち、潤滑剤供給手段を設置した第1作像部と、潤滑剤供給手段を設置しない第2作像部と、を設けた場合であっても、潤滑剤供給手段が設置されていない第2作像部の像担持体に所定のタイミングで潤滑剤を充分に付着させることができる、画像形成装置を提供する。
【解決手段】第1作像部10BKの像担持体11の表面から現像装置13の内部に移動した潤滑剤を、第1作像部10BKの像担持体11に再付着させた後に中間転写体17を介して移動させて第2作像部の像担持体に付着させる「潤滑剤移動供給モード」を所定のタイミングで実行している。
【選択図】図2

Description

この発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、又は、それらの複合機等の電子写真方式を用いた画像形成装置に関し、特に、中間転写ベルト等の中間転写体に対向するように複数の作像部が並設された画像形成装置に関するものである。
従来から、複写機、プリンタ等の画像形成装置において、中間転写ベルト等の中間転写体に対向するように複数の作像部が並設されたタンデム型のカラー画像形成装置が広く知られている(例えば、特許文献1参照。)。
詳しくは、特許文献1等において、タンデム型のカラー画像形成装置には、中間転写ベルト(中間転写装置)に対向するように、4つの異なる色(ブラック、イエロー、マゼンタ、シアン)にそれぞれ対応した作像部が並設されている。そして、4つの作像部の感光体ドラム(像担持体)上でそれぞれ形成されたトナー像が中間転写ベルト上に重ねて1次転写されてカラー画像が形成されて、その後にそのカラー画像が2次転写部材(2次転写ベルト)の位置で記録媒体上に2次転写されることになる。
また、このような画像形成装置において、感光体ドラム(像担持体)上に潤滑剤を供給する潤滑剤供給手段を設置することで、感光体ドラム上に潤滑剤の分子膜を生成して感光体ドラムの摩擦係数を低下させて、クリーニングブレードの磨耗・欠損や感光体ドラムの劣化を低減して作像部を長寿命化する技術が広く用いられている。
一方、特許文献1等には、画像形成装置全体を小型化・低コスト化することなどを目的として、複数の作像部のうち、使用頻度(稼働率)の高い作像部(例えば、ブラック用の作像部(第1作像部)である。)のみに潤滑剤供給手段を設置して、それ以外の作像部(第2作像部)には潤滑剤供給手段を設置しない技術が開示されている。
他方、特許文献2等には、現像装置の内部に収容されたトナーの中に潤滑剤を予め添加することで、現像装置から像担持体上に向けて潤滑剤をトナーとともに供給する技術が開示されている。
特許文献1等の画像形成装置のように、複数の作像部のうち、第1作像部のみに潤滑剤供給手段を設置して、それ以外の第2作像部には潤滑剤供給手段を設置しないように構成した場合に、第1作像部の像担持体に付着した潤滑剤の多くは、その後に現像装置の内部に移動して現像装置内に貯留されてしまい、中間転写体を介して潤滑剤供給手段が設置されていない第2作像部の像担持体上に移動するものがほとんどなくなるため、第2作像部における像担持体やクリーニングブレードが磨耗してしまい、それにより異常画像が発生してしまうことがあった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、中間転写体に対向するように並設した複数の作像部のうち、潤滑剤供給手段を設置した第1作像部と、潤滑剤供給手段を設置しない第2作像部と、を設けた場合であっても、潤滑剤供給手段が設置されていない第2作像部の像担持体に所定のタイミングで潤滑剤を充分に付着させることができる、画像形成装置を提供することにある。
この発明の請求項1記載の発明にかかる画像形成装置は、像担持体と、前記像担持体に対向して当該像担持体上に形成された潜像を現像してトナー像を形成する現像装置と、をそれぞれ具備した複数の作像部と、前記複数の作像部の像担持体が対向するように並設されるとともに、所定方向に走行して、前記複数の作像部における像担持体上にそれぞれ形成されたトナー像が重ねて転写される中間転写体と、を備え、前記複数の作像部は、像担持体の表面に潤滑剤を供給する潤滑剤供給手段が設置された第1作像部と、前記潤滑剤供給手段が設置されていない第2作像部と、をそれぞれ少なくとも1つ具備し、前記第1作像部の像担持体の表面から前記現像装置の内部に移動した潤滑剤を、前記第1作像部の像担持体に再付着させた後に前記中間転写体を介して移動させて前記第2作像部の像担持体に付着させる潤滑剤移動供給モードが所定のタイミングで実行されるものである。
本発明は、中間転写体に対向するように並設した複数の作像部のうち、潤滑剤供給手段を設置した第1作像部と、潤滑剤供給手段を設置しない第2作像部と、を設けた場合であっても、第1作像部の像担持体の表面から現像装置の内部に移動した潤滑剤を、第1作像部の像担持体に再付着させた後に中間転写体を介して移動させて第2作像部の像担持体に付着させる潤滑剤移動供給モードを実行できるようにしているため、潤滑剤供給手段が設置されていない第2作像部の像担持体に所定のタイミングで潤滑剤が充分に付着される、画像形成装置を提供することができる。
この発明の実施の形態における画像形成装置を示す全体構成図である。 ブラック用のプロセスカートリッジを示す断面図である。 現像装置を長手方向に示す断面図である。 イエロー用、マゼンタ用、シアン用のプロセスカートリッジを示す断面図である。 変形例1としての、ブラック用の現像装置を長手方向に示す断面図である。 変形例2としての、ブラック用の現像装置を長手方向に示す断面図である。 変形例3としての、画像形成装置の要部を示す構成図である。
実施の形態.
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
図1は、実施の形態における画像形成装置を示す全体構成図である。また、図2はブラック用(黒色用)のプロセスカートリッジ10BKを示す断面図であり、図3はプロセスカートリッジにおける現像装置13を幅方向にみた断面図である。また、図4はイエロー用のプロセスカートリッジ10Y(又は、マゼンタ用のプロセスカートリッジ10M、又は、シアン用のプロセスカートリッジ10C)を示す断面図である。
なお、4つのプロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BK(作像部)は、それぞれ、作像プロセスに用いられるトナーT(現像剤G)の色が異なる点や、潤滑剤供給装置15(潤滑剤供給手段)が設置されていたりされていなかったりする点や、現像ローラ13a及び搬送スクリュ13b、13cの回転数が減速されたりされなかったりする点が異なるが、共通する部分(構成部材)も多いため、その部分についての重複する説明は適宜に省略する。また、図4において、イエロー用のプロセスカートリッジ10Yと、マゼンタ用のプロセスカートリッジ10Mと、シアン用のプロセスカートリッジ10Cと、は作像プロセスに用いられるトナーTの色が異なる以外はほぼ同一構造であるので、それぞれのプロセスカートリッジ10Y、10M、10Cを共通化した図面として図示する。
まず、画像形成装置全体の構成・動作について説明する。
図1において、1は画像形成装置としてのタンデム型カラー複写機の装置本体、2は入力画像情報に基づいたレーザ光を発する書込み部、3は原稿Dを原稿読込部4に搬送する原稿搬送部、4は原稿Dの画像情報を読み込む原稿読込部、7は転写紙等の記録媒体Pが収容される給紙部、9は記録媒体Pの搬送タイミングを調整するレジストローラ(タイミングローラ)、10Y、10M、10C、10BKは感光体ドラム11上に各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)のトナー像を形成する作像部としてのプロセスカートリッジ、16は各プロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BKの感光体ドラム11上にそれぞれ形成されたトナー像を中間転写ベルト17上に重ねて転写する1次転写部材としての1次転写バイアスローラ、17は複数色のトナー像が重ねて転写される中間転写体としての中間転写ベルト、18は中間転写ベルト17上のトナー像を記録媒体P上に2次転写するための2次転写部材としての2次転写バイアスローラ、19は中間転写ベルト17の表面を清掃する中間転写クリーニング部、20は記録媒体P上のトナー像(未定着画像)を定着する定着装置、を示す。
図1に示すように、4つの作像部としてのプロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BK(又は、感光体ドラム11)は、中間転写体としての中間転写ベルト17に対向(当接)するように並設されている。また、中間転写ベルト17は、不図示の駆動部によって、所定方向(図1の矢印方向であって、時計方向である。)に走行するように構成されている。
以下、画像形成装置における、通常のカラー画像形成時の動作について説明する。
まず、原稿Dは、原稿搬送部3の搬送ローラによって、原稿台から図中の矢印方向に搬送されて、原稿読込部4のコンタクトガラス5上に載置される。そして、原稿読込部4で、コンタクトガラス5上に載置された原稿Dの画像情報が光学的に読み取られる。
詳しくは、原稿読込部4は、コンタクトガラス5上の原稿Dの画像に対して、照明ランプから発した光を照射しながら走査させる。そして、原稿Dにて反射した光を、ミラー群及びレンズを介して、カラーセンサに結像する。原稿Dのカラー画像情報は、カラーセンサにてRGB(レッド、グリーン、ブルー)の色分解光ごとに読み取られた後に、電気的な画像信号に変換される。さらに、RGBの色分解画像信号をもとにして画像処理部で色変換処理、色補正処理、空間周波数補正処理等の処理をおこない、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのカラー画像情報を得る。
そして、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色の画像情報は、書込み部2に送信される。そして、書込み部2からは、各色の画像情報に基づいたレーザ光(露光光)が、それぞれ、対応するプロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BKの感光体ドラム11上に向けて発せられる。
一方、4つのプロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BKの感光体ドラム11(図2、図4を参照できる。)は、それぞれ、矢印方向(反時計方向)に回転している。そして、まず、像担持体としての感光体ドラム11の表面は、帯電部12との対向部で、一様に帯電される(帯電工程である。)。こうして、感光体ドラム11上には、帯電電位が形成される。その後、帯電された感光体ドラム11表面は、それぞれのレーザ光Lの照射位置に達する。
書込み部2において、4つの光源から画像信号に対応したレーザ光Lが各色に対応してそれぞれ射出される。各レーザ光Lは、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの色成分ごとに別の光路を通過することになる(露光工程である。)。
ブラック成分に対応したレーザ光Lは、紙面左側から1番目の感光体ドラム11(像担持体)表面に照射される。このとき、ブラック成分のレーザ光は、高速回転するポリゴンミラーにより、感光体ドラム11の回転軸方向(主走査方向)に走査される。こうして、帯電部12にて帯電された後の感光体ドラム11上には、ブラック成分に対応した静電潜像が形成される。
同様に、イエロー成分に対応したレーザ光は、紙面左から2番目の感光体ドラム11表面に照射されて、イエロー成分に対応した静電潜像が形成される。マゼンタ成分のレーザ光は、紙面左から3番目の感光体ドラム11表面に照射されて、マゼンタ成分の静電潜像が形成される。シアン成分のレーザ光は、紙面左から4番目の感光体ドラム11表面に照射されて、シアン成分の静電潜像が形成される。
その後、各色の静電潜像が形成された感光体ドラム11表面は、それぞれ、現像装置13との対向位置に達する。そして、各現像装置13から感光体ドラム11上に各色のトナーが供給されて、感光体ドラム11上の潜像が現像される(現像工程である。)。
その後、現像工程後の感光体ドラム11表面は、それぞれ、中間転写ベルト17との対向部に達する。ここで、それぞれの対向部には、中間転写ベルト17の内周面に当接するように1次転写バイアスローラ16が設置されている。この1次転写バイアスローラ16には、それぞれ、高圧電源部53によって所定の極性(感光体ドラム11上のトナーを中間転写ベルト17上に移動させるような極性であって、本実施の形態ではマイナス極性のトナーに対してプラス極性である。)のバイアスが印加されている。こうして、1次転写バイアスローラ16(1次転写部材)の位置で、中間転写ベルト17上に、感光体ドラム11上に形成された各色のトナー像が、順次重ねて転写される(1次転写工程である。)。
そして、転写工程後の感光体ドラム11表面は、それぞれ、クリーニング部14(クリーニング装置)との対向位置に達する。そして、この位置で、ブレード部材としてのクリーニングブレード14aによって感光体ドラム11上に残存する未転写トナーが機械的に除去されて、除去された未転写トナーが廃トナーとしてクリーニング部14内に回収される(クリーニング工程である。)。
その後、感光体ドラム11表面は、除電部(不図示である。)の位置を順次通過して、感光体ドラム11における一連の作像プロセスが終了する。
他方、感光体ドラム11上の各色のトナーが重ねて転写(担持)された中間転写ベルト17は、図中の時計方向に走行して、2次転写バイアスローラ18(2次転写部材)との対向位置(当接位置)に達する。そして、2次転写バイアスローラ18との対向位置で、記録媒体P上に中間転写ベルト17上に担持されたカラーのトナー像が転写される(2次転写工程である。)。
その後、中間転写ベルト17表面は、中間転写クリーニング部19の位置に達する。そして、中間転写ベルト17上に付着した未転写トナーが中間転写クリーニング部19(中間転写クリーニングブレード)に回収されて、中間転写ベルト17における一連の転写プロセスが終了する。
なお、中間転写クリーニング部19には、中間転写ベルト17に当接して中間転写ベルト17表面をクリーニングする中間転写クリーニングブレードが設置されている。
この中間転写クリーニングブレードは、ウレタンゴム等のゴム材料からなり、従動ローラ(中間転写ベルト17を張架・支持する複数のローラ部材のうちの1つである。)との間に中間転写ベルト17を挟むようにして、中間転写ベルト17表面に所定角度かつ所定圧力で当接している。これにより、中間転写ベルト17上に付着する未転写トナー(記録媒体Pから生じる紙粉、中間転写ベルト17上に生じる放電生成物、トナーに添加されている添加剤、等の付着物も含むものとする。)が機械的に掻き取られて中間転写クリーニング部19内に回収されることになる。なお、本実施の形態において、中間転写クリーニングブレードは、中間転写ベルト17の走行方向(回転方向)に対してカウンタ方向にて中間転写ベルト17に当接している。
また、中間転写クリーニング部19内に回収された未転写トナーは、中間転写クリーニング部19内に設置された不図示の搬送コイルによって搬送されて、中間転写クリーニング部19から排出されて廃トナー回収容器(不図示である。)内に回収されることになる。
ここで、中間転写ベルト17と2次転写バイアスローラ18との間(2次転写ニップである。)に搬送される記録媒体Pは、給紙部7からレジストローラ9等を経由して搬送されたものである。
詳しくは、記録媒体Pを収納する給紙部7から、給紙ローラ8により給送された記録媒体Pが、搬送ガイドを通過した後に、レジストローラ9(タイミングローラ)に導かれる。レジストローラ9に達した記録媒体Pは、タイミングを合わせて、2次転写ニップに向けて搬送される。
そして、フルカラー画像が転写された記録媒体Pは、搬送ベルトによって定着装置20に導かれる。定着装置20では、定着ベルトと加圧ローラとのニップにて、カラー画像(トナー)が記録媒体P上に定着される。
そして、定着工程後の記録媒体Pは、排紙ローラによって、装置本体1外に出力画像として排出されて、一連の画像形成プロセスが完了する。
次に、図2及び図3にて、ブラック用のプロセスカートリッジ10BKについて詳述する。
図2に示すように、ブラック用のプロセスカートリッジ10BK(作像部)は、像担持体としての感光体ドラム11と、帯電ローラ12(帯電部)と、現像装置13(現像部)と、クリーニング部14(クリーニング装置)と、潤滑剤供給手段としての潤滑剤供給装置15と、が一体的にユニットとして構成されている。
ブラック用のプロセスカートリッジ10BKは、他の3つのカラー色のプロセスカートリッジ10Y、10M、10Cとは異なり、感光体ドラム11の表面に潤滑剤を供給する潤滑剤供給装置15(潤滑剤供給手段)が設置されていて、第1作像部として機能する。また、ブラック用のプロセスカートリッジ10BK(第1作像部)は、図1に示すように、2次転写バイアスローラ18(2次転写部材)の位置を基準として中間転写ベルト17の走行方向最上流側に位置するように配設されている。
ここで、像担持体としての感光体ドラム11は、負帯電性の有機感光体であって、ドラム状導電性支持体上に感光層等を設けたものである。
図示は省略するが、感光体ドラム11は、基層としての導電性支持体上に、絶縁層である下引き層、感光層としての電荷発生層及び電荷輸送層、保護層(表面層)が順次積層されている。
図2を参照して、帯電ローラ12(帯電部)は、導電性芯金の外周に中抵抗の弾性層、表面層を順次積層してなるローラ状部材である。帯電ローラ12には不図示の電源部から所定の電圧(AC電圧とDC電圧とが重畳されたものである。)が印加されて、これにより対向する感光体ドラム11の表面を一様に帯電する。なお、帯電ローラ12の弾性層としては、シリコーンゴム、イソプレンゴム、エピロクロルヒドリンゴム等を用いることができ、その電気抵抗を103〜108Ω・cm程度に設定することが好ましい。また、帯電ローラ12の表面層しては、導電カーボンを含有したウレタン樹脂中にメラニン系硬化樹脂剤を添加して硬化したものを用いることができる。
ここで、本実施の形態では、帯電ローラ12が感光体ドラム11に対して微小な隙間を空けて対向した状態で、不図示の駆動部によって所定方向に回転駆動されるように構成されている。これにより、帯電ローラ12に潤滑剤が付着する不具合を防止しつつ、感光体ドラム11に対向する対向面を移動させながら帯電工程を良好におこなうことができる。
図2及び図3を参照して、現像装置13(現像部)は、主として、感光体ドラム11に対向する現像剤担持体としての現像ローラ13aと、現像ローラ13aに対向する搬送部材(第1搬送部材)としての第1搬送スクリュ13bと、仕切部材13eを介して第1搬送スクリュ13bに対向する搬送部材(第2搬送部材)としての第2搬送スクリュ13cと、現像ローラ13aに対向するドクターブレード13d(現像剤規制部材)と、装置13内に収容された現像剤のトナー濃度を検知する磁気センサ13g(トナー濃度検知手段)と、で構成される。
図3に示すように、現像ローラ13a(現像剤担持体)は、内部に固設されてローラ周面に磁極を形成するマグネット13aと、マグネット13a1の周囲を回転するスリーブ13a2と、で構成される。マグネット13a1によって現像ローラ13a(スリーブ13a2)上に複数の磁極が形成されて、現像ローラ13a上に現像剤G(2成分現像剤)が担持されることになる。
なお、現像装置13内には、キャリアCとトナーTとからなる2成分現像剤Gが収容されている。また、現像ローラ13a(スリーブ13a2)は、装置本体1の駆動モータ55に接続されて、図2の時計方向に回転駆動される。2つの搬送スクリュ13b、13c(搬送部材)も、ギア列を介して駆動モータ55に接続されて回転駆動される。
図2を参照して、クリーニング部14には、感光体ドラム11に当接して感光体ドラム11表面をクリーニングするブレード部材としてのクリーニングブレード14aが設置されている。
クリーニングブレード14aは、ウレタンゴム等のゴム材料からなり、感光体ドラム11表面に所定角度かつ所定圧力で当接している。これにより、感光体ドラム11上に付着する未転写トナー(記録媒体Pから生じる紙粉、帯電部12による放電時に感光体ドラム11上に生じる放電生成物、トナーに添加されている添加剤、等の付着物も含むものとする。)が機械的に掻き取られてクリーニング部14内に回収されることになる。なお、本実施の形態において、クリーニングブレード14aは、感光体ドラム11の走行方向(回転方向)に対してカウンタ方向にて感光体ドラム11に当接している。
また、クリーニング部14内に回収された未転写トナーは、搬送コイル14bによって搬送されて、クリーニング部14(プロセスカートリッジ10BK)から排出されて廃トナー回収容器(不図示である。)内に回収されることになる。
また、本実施の形態では、クリーニング部14に潤滑剤供給装置15が内設されている。
潤滑剤供給手段としての潤滑剤供給装置15は、感光体ドラム11に摺接するブラシ毛が周設されて感光体ドラム11上に潤滑剤を供給する潤滑剤供給回転体としてのブラシローラ15a、ブラシローラ15a(ブラシ毛)に摺接する固形潤滑剤15b、固形潤滑剤15bをブラシローラ15aに向けて付勢する付勢部材としての圧縮スプリング15c、等で構成される。潤滑剤供給装置15は、クリーニングブレード14aに対して感光体ドラム11の回転方向上流側であって、1次転写ニップ(転写バイアスローラ16)に対して感光体ドラム11の回転方向下流側に配設されている。
図2を参照して、ブラシローラ15aは、芯金(回転軸部)の外周に直毛状又はループ状のブラシ毛を巻装したものであって、そのブラシ毛が感光体ドラム11表面に接触した状態で、図2の反時計方向に回転駆動される。これにより、固形潤滑剤15bからブラシローラ15aを介して感光体ドラム11上に潤滑剤が供給(塗布)される。
ブラシローラ15aは、長さ(毛足)が0.2〜20mm(好ましくは、0.5〜10mm)の範囲のブラシ毛が基布上に植毛されたものを芯金上にスパイラル状に巻き付けたものである。ブラシ毛の長さが20mmを超えると、経時における感光体ドラム11との繰り返し摺擦によって、ブラシ毛が所定方向に倒毛して、固形潤滑剤15bの掻取性や感光体ドラム11への潤滑剤供給性が低下してしまう。これに対して、ブラシ毛の長さが0.2mm未満であると、固形潤滑剤15bや感光体ドラム11に対する物理的な当接力が不足してしまう。したがって、ブラシ毛の長さは上述の範囲であることが好ましい。
ブラシローラ15aのブラシ毛としては、ポリエステル、ナイロン、レーヨン、アクリル、ビニロン、塩化ビニル等の樹脂繊維を用いることができ、必要に応じてカーボン等の導電付与剤が混入された導電繊維を用いることができる。また、ブラシ毛は、ブラシ密度が2〜10万F/inch2のものを用いることが好ましい。
ブラシローラ15aは、図2の反時計方向に回転する感光体ドラム11に対してカウンタ方向(逆方向)で摺接するように回転駆動される(図2の反時計方向の回転である。)。すなわち、ブラシローラ15aの回転方向は、感光体ドラム11との摺接位置において、感光体ドラム11の回転方向(走行方向)と逆方向になるように構成されている。
また、ブラシローラ15aは、固形潤滑剤15bと感光体ドラム11とに摺接するように配置されていて、ブラシローラ15aが回転することによって固形潤滑剤15bから潤滑剤を掻き取り、その潤滑剤を感光体ドラム11上に塗布する。
なお、本実施の形態では、ブラシローラ15aを図2の反時計方向に回転駆動しているが、図2の時計方向に回転駆動することもできる。
本実施の形態では、固形潤滑剤15bとして、ステアリン酸亜鉛を用いている。詳しくは、この固形潤滑剤は、ステアリン酸亜鉛を主成分とする潤滑油添加剤を溶解したもので、塗りすぎによる副作用がなく、充分な潤滑性があるものが好適である。
特に、本実施の形態における固形潤滑剤15bは、ステアリン酸亜鉛の粉を溶かしたものを型に流し込んで直方体状に固形化して形成されたものである。このような製造方法にて形成された固形潤滑剤15bは、ステアリン酸亜鉛の粉を圧縮して固形化して形成したものに比べて、製造設備を簡略化することができて部品コストを低くすることができる。
ステアリン酸亜鉛は、代表的なラメラ結晶紛体である。ラメラ結晶は両親媒性分子が自己組織化した層状構造を有していて、せん断力が加わると層間にそって結晶が割れて滑りやすい。したがって、感光体ドラム11表面を低摩擦係化することができる。すなわち、せん断力を受けて均一に感光体ドラム11表面を覆っていくラメラ結晶によって、少量の潤滑剤によって効果的に感光体ドラム11表面を覆うことができる。
また、固形潤滑剤15bとして、ステアリン酸亜鉛に窒化ホウ素を含有したものを用いることで、感光体ドラム11表面の低摩擦係化をさらに促進することができる。
なお、固形潤滑剤としては、ステアリン酸亜鉛の他にも、ステアリン酸バリウム、ステアリン酸鉄、ステアリン酸ニッケル、ステアリン酸コバルト、ステアリン酸銅、ステアリン酸ストロンチュウム、ステアリン酸カルシウム等のステアリン酸基を有するものを用いることができる。また、同じ脂肪酸基であるオレイン酸亜鉛、オレイン酸バリウム、オレイン酸鉛、以下、ステアリン酸と同様の化合物や、パルチミン酸亜鉛、パルチミン酸バリウム、パルチミン酸鉛、以下、ステアリン酸と同様の化合物を使用して良い。他にも、脂肪酸基として、カプリル酸、リノレン酸、コリノレン酸等を使用することができる。さらに、カンデリラワックス、カンルナウバワックス、ライスワックス、木ろう、おおば油、みつろう、ラノリン等のワックスやフッ素樹脂粒子を使用することもできる。これらは有機系の固形潤滑剤となりやすく、トナーとの相性が良い。
ここで、潤滑剤供給装置15の下流側に設置されたクリーニングブレード114a(ブレード部材)は、ブラシローラ15aによって感光体ドラム11上に供給された潤滑剤を、感光体ドラム11上に均一かつ適量に薄層化する薄層化ブレードとしても機能することになる。
固形潤滑剤15bからブラシローラ15aを介して感光体ドラム11表面に潤滑剤を塗布すると、感光体ドラム11表面には粉体状の潤滑剤が塗布されることになるが、この状態のままでは潤滑性は充分に発揮されないため、クリーニングブレード14a(薄層化ブレード)が潤滑剤を薄層化・均一化する部材として機能することになり、感光体ドラム11上での潤滑剤の皮膜化がおこなわれて、潤滑剤はその潤滑性を充分に発揮することになる。
ここで、本実施の形態において、潤滑剤供給装置15(潤滑剤供給手段)が設置された第1作像部としてのブラック用プロセスカートリッジ10BKは、2つの搬送部材としての搬送スクリュ13b、13c(及び、現像ローラ13a)が、回転数可変型の駆動モータ55に接続されていて、それらの部材13a〜13cの回転数を減速できるように構成されている。このように搬送スクリュ13b、13c(及び、現像ローラ13a)の回転数を減速可能に構成されているのは、ブラック用プロセスカートリッジ10BKのみであって、他の3つのプロセスカートリッジ10Y、10M,10Cは減速可能に構成されていない。
そして、本実施の形態では、非画像形成時において所定のタイミングで、搬送スクリュ13b、13c(及び、現像ローラ13a)の回転数を減速させた状態で、中間転写ベルト17や4つの作像部10Y、10M、10C、10BKを空回転(空駆動)する「潤滑剤移動供給モード」がおこなわれることになるが、これについては後で詳しく説明する。
なお、本実施の形態では、ブラック用のプロセスカートリッジ10BK(第1作像部)において、潤滑剤供給装置15をクリーニング部14に内設するように構成したが、潤滑剤供給装置15をクリーニング部14に内設せずに、潤滑剤供給装置15をクリーニング部14の下流側であって帯電ローラ12の上流側に設置することもできる。その場合、クリーニングブレード14aとは別に、ブラシローラ15aの下流側に薄層化ブレードを離間可能に設置することが好ましい。
図2及び図3にて、先に述べた作像プロセスをさらに詳しく説明する。
現像ローラ13aは、図2中の矢印方向に回転している。現像装置13内の現像剤Gは、間に仕切部材13eを介在するように配設された第1搬送スクリュ13b及び第2搬送スクリュ13cの矢印方向の回転によって、トナー補給部30からトナー補給口を介して補給されたトナーTとともに撹拌混合されながら図3の破線矢印で示すように長手方向(図2の紙面垂直方向であって、図3の左右方向である。)に循環する。
そして、摩擦帯電してキャリアCに吸着したトナーTは、キャリアCとともに現像ローラ13a上に担持される。現像ローラ13a上に担持された現像剤Gは、その後にドクターブレード13dの位置に達する。そして、現像ローラ13a上の現像剤Gは、ドクターブレード13dの位置で適量に調整された後に、穂立ちした磁気ブラシとなって感光体ドラム11との対向位置(現像領域である。)に達して、磁気ブラシが感光体ドラム11に摺接する。なお、本実施の形態において、現像領域における、感光体ドラム11の線速度に対する現像ローラ13aの線速度の比(線速比)は、1.5〜2.0程度に設定されている。
こうして、現像領域において、現像剤G中のトナーTが、感光体ドラム11表面に形成された静電潜像に付着する。詳しくは、レーザ光Lが照射された画像部の潜像電位(露光電位)と、現像ローラ13aに印加された現像バイアスとの、電位差(現像ポテンシャル)によって形成される電界によって、トナーTが潜像に付着する。現像領域を通過した後に、現像ローラ13aに担持された現像剤G(トナーが消費された状態である。)は、第1搬送スクリュ13bによる搬送経路の上方で現像ローラ13a上から離脱して循環経路に戻される。
現像工程にて感光体ドラム11に付着したトナーTは、そのほとんどが中間転写ベルト17上に転写される。そして、感光体ドラム11上に残存した未転写のトナーTが、クリーニングブレード14aによってクリーニング部14内に回収される。その後、クリーニング工程後の感光体ドラム11表面は、除電部(不図示である。)との対向位置を通過して、一連の作像プロセスが終了する。
ここで、装置本体1に設けられたトナー補給部30は、交換可能に構成されたトナーボトル31と、トナーボトル31を保持・回転駆動するとともに現像装置13に新品トナーTを補給するトナーホッパ部32と、で構成されている。また、トナーボトル31内には、新品のトナーT(図2では、ブラックのトナーである。)が収容されている。また、トナーボトル31の内周面には、螺旋状の突起が形成されている。
なお、トナーボトル31内の新品トナーTは、現像装置13内のトナーT(既設のトナーである。)の消費にともない、トナー補給口13fから現像装置13内に適宜に補給されるものである。現像装置13内のトナーTの消費は、現像装置13の第2搬送スクリュ13cの下方に設置された磁気センサ13gと、感光体ドラム11に対向する反射型フォトセンサ(不図示である。)と、によって間接的又は直接的に検知される。
次に、図4にて、イエロー用、マゼンタ用、シアン用のプロセスカートリッジ10Y、10M、10Cについて詳述する。
図4に示すように、イエロー用、マゼンタ用、シアン用のプロセスカートリッジ10Y、10M、10C(作像部)は、それぞれ、像担持体としての感光体ドラム11と、帯電ローラ12(帯電部)と、現像装置13(現像部)と、クリーニング部14(クリーニング装置)と、が一体的にユニットとして構成されている。
イエロー用、マゼンタ用、シアン用のプロセスカートリッジ10Y、10M、10Cは、第1作像部として機能するブラック用のプロセスカートリッジ10BKとは異なり、潤滑剤供給装置15(潤滑剤供給手段)が設置されておらず第2作像部として機能する。また、イエロー用、マゼンタ用、シアン用のプロセスカートリッジ10Y、10M、10Cは、図1に示すように、2次転写バイアスローラ18(2次転写部材)の位置を基準として、ブラック用プロセスカートリッジ10BKに対して中間転写ベルト17の走行方向下流側に位置するように並設されている(上流側からイエロー用プロセスカートリッジ10Y、マゼンタ用プロセスカートリッジ10M、シアン用プロセスカートリッジ10Cの順である。)。
なお、イエロー用プロセスカートリッジ10Yと、マゼンタ用プロセスカートリッジ10Mと、シアン用プロセスカートリッジ10Cと、の並び順は、本実施の形態のものに限定されることはない。
そして、イエロー用、マゼンタ用、シアン用のプロセスカートリッジ10Y、10M、10Cにおけるその他の構成部材(感光体ドラム11、帯電ローラ12、現像装置13、クリーニングブレード14a等の部材である。)であって、ブラック用のプロセスカートリッジ10BKと共通するものは、先に図2を用いて説明したものと同様に構成され動作することになる。ただし、イエロー用、マゼンタ用、シアン用のプロセスカートリッジ10Y、10M、10Cにおける現像装置13は、搬送スクリュ13b、13cや現像ローラ13aの回転数が減速可能に構成されておらず、回転数固定型の駆動モータによって所定の回転数で搬送スクリュ13b、13cや現像ローラ13aが回転駆動される。
なお、本実施の形態では、図4に示すように、イエロー用、マゼンタ用、シアン用のプロセスカートリッジ10Y、10M、10Cの感光体ドラム11に対して中間転写ベルト17を介して対向する1次転写バイアスローラ16(1次転写部材)が、電圧極性を可変できる高圧電源部53に接続されているが、これについては後で詳しく説明する。
以上説明したように、本実施の形態における画像形成装置には、複数の作像部としての4つのプロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BKが設置されている。そして、4つの作像部のうち、感光体ドラム11(像担持体)の表面に潤滑剤を供給する潤滑剤供給装置15(潤滑剤供給手段)が設置された第1作像部と、潤滑剤供給手段が設置されていない第2作像部と、をそれぞれ少なくとも1つ設けている。具体的には、ブラック用のプロセスカートリッジ10BKを第1作像部として、他の3つのカラー用のプロセスカートリッジ10Y、10M、10Cを第2作像部としている。このように、潤滑剤供給手段が設置されない第2作像部を設けることで、複数の作像部のすべてを潤滑剤供給手段が設置された第1作像部とする場合に比べて、画像形成装置1全体を小型化・低コスト化することができる。
なお、本実施の形態において、4つのプロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BKのうち、ブラック用のプロセスカートリッジ10BKのみを第1作像部としたのは、カラー画像形成装置であっても4色を用いたフルカラーの画像形成よりもブラックのみを用いたモノクロの画像形成をおこなうことが圧倒的に多くなり、ブラック用のプロセスカートリッジ10BKの使用頻度(稼働率)が高くなるためである。すなわち、使用頻度(稼働率)の高いブラック用のプロセスカートリッジ10BKのみに潤滑剤供給装置15を設置することで、画像形成装置1全体の耐久性(長寿命化)をある程度維持しつつ、装置1の小型化・低コスト化を達成することができる。
なお、ブラック用のプロセスカートリッジ10BKが、2次転写バイアスローラ18(2次転写部材)の位置を基準として中間転写ベルト17の走行方向最上流側に位置するように配設されているのは、後述する「潤滑剤移動供給モード」において第2作像部としてのカラー用プロセスカートリッジ10Y、10M、10Cの感光体ドラム11への潤滑剤供給ルートを短縮化して、その効果を高めるためである。
ここで、潤滑剤供給装置15(潤滑剤供給手段)が設置されていて第1作像部として機能するブラック用のプロセスカートリッジ10BKでは、潤滑剤供給装置15によって感光体ドラム11上に供給された潤滑剤の多くが、その後に現像装置13の内部に移動して現像装置13内に貯留されてしまう。
詳しくは、潤滑剤供給装置15によって感光体ドラム11上に供給される潤滑剤は、ブラシローラ15aによって固形潤滑剤15bから削り取られたものであって、微粉状のものである。また、潤滑剤は、もともと、帯電しにくい材料で特形成されたものである。そして、感光体ドラム11上に付着した潤滑剤は、現像ローラ13aとの対向位置をそのまま通過するものもあるが、その多くが、現像ローラ13aとの対向位置で、現像ローラ13a上の磁気ブラシによって感光体ドラム11上から剥ぎ取られて、現像装置13の循環経路内に入り込んでしまう。そして、現像装置13内に入り込んだ潤滑剤は、微粉状で帯電しにくいものであるため、搬送スクリュ13b、13cの回転による遠心力によって、現像装置13のデッドスペースとなる隅部(図3中、破線で囲んだ領域である。)に追いやられて、その部分に滞留してしまうことになる。そのため、感光体ドラム11上から現像装置13内に移動した潤滑剤は、そのままでは、現像装置13から感光体ドラム11上に向けて再付着することがほとんどなく、感光体ドラム11から中間転写ベルト17を介して潤滑剤供給手段が設置されていない第2作像部としてのカラー用プロセスカートリッジ10Y、10M、10Cの感光体ドラム11上に移動させることができない。したがって、第2作像部としてのカラー用プロセスカートリッジ10Y、10M、10Cの感光体ドラム11やクリーニングブレード14aが磨耗してしまい、それにより異常画像が発生してしまう可能性がある。
このような問題を解決するために、本実施の形態では、ブラック用プロセスカートリッジ10BK(第1作像部)の感光体ドラム11の表面から現像装置13の内部に移動した潤滑剤を、ブラック用プロセスカートリッジ10BK(第1作像部)の感光体ドラム11に再付着させた後に中間転写ベルト17(中間転写体)を介して移動させて、カラー用プロセスカートリッジ10Y、10M、10C(第2作像部)の感光体ドラム11に付着させる「潤滑剤移動供給モード」を、所定のタイミングで実行している。
詳しくは、「潤滑剤移動供給モード」が実行されるときに、ブラック用プロセスカートリッジ10BK(第1作像部)における現像装置13の搬送スクリュ13b、13c(搬送部材)の回転数が減速するように制御している。このように、搬送スクリュ13b、13cの回転数を下げることで、潤滑剤を隅部(デッドスペース)に向けて押しやる遠心力を弱めることができるため、隅部(デッドスペース)に滞留していた潤滑剤が搬送スクリュ13b、13cによる循環経路に戻されることになる。そして、循環経路に戻された潤滑剤は、現像ローラ13a上に担持されたものが、感光体ドラム11上に再付着して、感光体ドラム11から中間転写ベルト17を介して潤滑剤供給手段が設置されていない第2作像部としてのカラー用プロセスカートリッジ10Y、10M、10Cの感光体ドラム11上に移動(付着)することになる。
また、本実施の形態では、「潤滑剤移動供給モード」が実行されるときに、ブラック用プロセスカートリッジ10BK(第1作像部)における現像装置13の搬送スクリュ13b、13c(搬送部材)の回転数とともに、現像ローラ13a(現像剤担持体)の回転数が減速するように制御している。具体的に、現像領域における感光体ドラム11の線速度と現像ローラ13aの線速度とが等しくなる程度に、減速されることが好ましい。
このように、現像ローラ13aの回転数が下がることで、循環経路中の潤滑剤を現像ローラ13a上に担持させやすくなるとともに、現像ローラ13a上に担持された潤滑剤を感光体ドラム11上に再付着させやすくなる。
具体的には、回転数可変型の駆動モータ55によって現像ローラ13a及び搬送スクリュ13b、13cの回転数が通常時の回転数よりも低下された状態で、「潤滑剤移動供給モード」が所定のタイミングで実行される。
この「潤滑剤移動供給モード」は、通常の作像プロセスがおこなわれないとき(先に図1にて説明した一連の画像形成プロセスがおこなわれていないときであって、非画像形成時である。)に実行される。本実施の形態では、一連の作像プロセス(画像形成プロセス)が終了した後(ジョブ終了後)に、「潤滑剤移動供給モード」が実行される。すなわち、画像形成装置1にて一連のジョブが終了した後に、現像ローラ13a及び搬送スクリュ13b、13cの回転数が低下するように駆動モータ55が制御された状態で、中間転写ベルト17や4つの作像部10Y、10M、10C、10BKを空回転(空駆動)する「潤滑剤移動供給モード」がおこなわれることになる。
このように「潤滑剤移動供給モード」を適宜に実行することで、ブラック用プロセスカートリッジ10BK(第1作像部)に比べて使用頻度(稼働率)が低くて潤滑剤供給装置15が設置されていないカラー用プロセスカートリッジ10Y、10M,10C(第2作像部)の感光体ドラム11に対して、それぞれ、ブラック用プロセスカートリッジ10BK(第1作像部)の現像装置13内に滞留していた潤滑剤が、感光体ドラム11、中間転写ベルト17を順次に介して効率的に供給されることになる。
これにより、潤滑剤供給装置15が設置されていないカラー用プロセスカートリッジ10Y、10M、10C(第2作像部)における感光体ドラム11やクリーニングブレード14aの磨耗を軽減することができるとともに、それによる異常画像の発生も軽減することができる。
ここで、本実施の形態では、「潤滑剤移動供給モード」が実行されるときに、カラー用プロセスカートリッジ10Y、10M、10C(第2作像部)の感光体ドラム11に対向する1次転写バイアスローラ16(1次転写部材)に、電圧極性可変型の高圧電源部53によって、逆極性のバイアス(通常の画像形成時に印加するバイアスの極性に対して逆極性のバイアスであって、本実施の形態ではマイナス極性のトナーに対してマイナス極性のバイアスである。)が印加されるように制御している。
このような制御をおこなうことにより、潤滑剤移動供給モード時に、ブラック用プロセスカートリッジ10BKの感光体ドラム11から中間転写ベルト17上に移動した潤滑剤が、1次転写バイアスローラ16の位置で反発力が作用することにより、カラー用プロセスカートリッジ10Y、10M、10C(第2作像部)の感光体ドラム11に移動しやすくなるため、上述した本発明の効果がさらに発揮されることになる。
なお、ブラック用プロセスカートリッジ10BK(第1作像部)の感光体ドラム11に対向する1次転写バイアスローラ16に対しては、潤滑剤移動供給モード時にも通常の画像形成時と同様の極性のバイアスが印加されることになる。
そして、このような潤滑剤移動供給時における制御をおこなうときに、3つのカラー用プロセスカートリッジ10Y、10M、10C(第2作像部)の感光体ドラム11にそれぞれ対向する3つの1次転写バイアスローラ16(1次転写部材)に対して、上述した逆極性のバイアスを交互に印加するように制御することができる。例えば、記録媒体Pの通紙枚数が500枚に達するごとにジョブ終了後に「潤滑剤移動供給モード」がおこなわれて、逆極性のバイアスを印加する対象が、シアン用プロセスカートリッジ10Cに対向する1次転写バイアスローラ16、マゼンタ用プロセスカートリッジ10Mに対向する1次転写バイアスローラ16、イエロー用プロセスカートリッジ10Yに対向する1次転写バイアスローラ16、の順に繰り返し可変される。
このような制御をおこなうことにより、「潤滑剤移動供給モード」が実行されるときに、ブラック用プロセスカートリッジ10BK(第1作像部)の位置を基準として、中間転写ベルト17の走行方向に沿って最も近い側にあるイエロー用プロセスカートリッジ10Yの感光体ドラム11に多くの潤滑剤が供給されて、その下流側にあるマゼンタ用、シアン用プロセスカートリッジ10M、10Cの感光体ドラム11に供給される潤滑剤が少なくなる不具合が確実に軽減され、3つのプロセスカートリッジ10Y、10M、10Cの感光体ドラム11上に均等に潤滑剤が供給されることになる。
なお、本実施の形態において、図5に示すように、ブラック用プロセスカートリッジ10BK(第1作像部)の現像装置13の内部に、潤滑剤が滞留する部分(デッドスペース)において潤滑剤の流動を促すように動作する可動部材13hを設置することもできる。そして、「潤滑剤移動供給モード」が実行されるときに、現像装置13内において可動部材13hが図5中の両矢印方向に動作(揺動)するように制御することで、デッドスペースに滞留していた潤滑剤が循環経路に積極的に導かれて、上述した本発明の効果がさらに確実に発揮されることになる。
また、本実施の形態において、図6に示すように、ブラック用プロセスカートリッジ10BK(第1作像部)の現像装置13を加振する加振手段としての加振装置54を設置することもできる。そして、「潤滑剤移動供給モード」が実行されるときに、加振装置54が動作して現像装置13が振動するように制御することで、デッドスペースに滞留していた潤滑剤が循環経路に積極的に導かれて、上述した本発明の効果がさらに確実に発揮されることになる。
なお、本実施の形態では、ブラック用のプロセスカートリッジ10BK(第1作像部)を、2次転写バイアスローラ18(2次転写部材)の位置を基準として中間転写ベルト17の走行方向最上流側に位置するように配設した。
これに対して、図7に示すように、ブラック用のプロセスカートリッジ10BK(第1作像部)を、2次転写バイアスローラ18(2次転写部材)の位置を基準として中間転写ベルト17の走行方向最下流側に位置するように配設することもできる。このような場合には、使用頻度が高いブラック用のプロセスカートリッジ10BKが2次転写バイアスローラ18に近い位置に配設されることになるため、モノクロ画像形成時におけるプリントスピード(プリント生産性)を高めることができる。
そして、このような場合には、潤滑剤移動供給モード時に、ブラック用のプロセスカートリッジ10BK(第1作像部)から中間転写ベルト17に移動した潤滑剤が、その潤滑剤供給ルートにおいて、中間転写ベルト17に当接する当接部材(2次転写バイアスローラ18や中間転写クリーニング部19である。)に付着しないように、これらの当接部材18、19を離間させることが好ましい(図7における黒矢印方向の移動である。)。
以上説明したように、本実施の形態によれば、中間転写ベルト17(中間転写体)に対向するように並設した複数のプロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BK(作像部)のうち、潤滑剤供給装置15(潤滑剤供給手段)を設置したブラック用プロセスカートリッジ10BK(第1作像部)と、潤滑剤供給装置15を設置しないカラー用プロセスカートリッジ10Y、10M、10C(第2作像部)と、を設けた場合であっても、ブラック用プロセスカートリッジ10BKの感光体ドラム11(像担持体)の表面から現像装置13の内部に移動した潤滑剤を、ブラック用プロセスカートリッジ10BKの感光体ドラム11に再付着させた後に中間転写ベルト17を介して移動させてカラー用プロセスカートリッジ10Y、10M、10Cの感光体ドラム11に付着させる「潤滑剤移動供給モード」を実行できるようにしているため、潤滑剤供給装置15が設置されていないカラー用プロセスカートリッジ10Y、10M、10Cの感光体ドラム11に所定のタイミングで潤滑剤を充分に付着させることができる。
なお、本実施の形態では、複数の作像部における構成部材(感光体ドラム11、帯電ローラ12、現像装置13、クリーニング部14等である。)を一体化してプロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BKを構成して、作像部のコンパクト化とメンテナンス作業性の向上とを図っている。
これに対して、複数の作像部をプロセスカートリッジ化することなく、複数の作像部における構成部材がそれぞれ単体で装置本体1に交換可能に設置されるように構成することもできる。このような場合にも、本実施の形態と同様の効果を得ることができる。
なお、本願において、「プロセスカートリッジ」とは、像担持体を帯電する帯電部と、像担持体上に形成された潜像を現像する現像装置(現像部)と、像担持体上をクリーニングするクリーニング部(クリーニング装置)とのうち、少なくとも1つと、像担持体とが、一体化されて、画像形成装置本体に対して着脱可能に設置されるユニットと定義する。
また、本実施の形態では、2成分現像剤を用いる2成分現像方式の現像装置13が搭載された画像形成装置に対して本発明を適用したが、1成分現像剤を用いる1成分現像方式の現像装置が搭載された画像形成装置に対しても当然に本発明を適用することができる。
また、本実施の形態では、搬送部材としての搬送スクリュ13b、13cと、現像剤担持体としての現像ローラ13aと、が1つの駆動モータ55によって回転駆動されるように構成したが、搬送部材としての搬送スクリュ13b、13cと、現像剤担持体としての現像ローラ13aと、がそれぞれ別々の駆動モータによって回転駆動されるように構成することもできる。
また、本実施の形態では、ブラック用のプロセスカートリッジ10BKのみを潤滑剤供給装置15(潤滑剤供給手段)が設置された第1作像部として、その他のカラー用プロセスカートリッジ10Y、10M、10Cを潤滑剤供給装置15(潤滑剤供給手段)が設置されない第2作像部としたが、本発明の適用はこれに限定されることはない。例えば、潤滑剤供給装置15(潤滑剤供給手段)が設置される第1作像部を2つ以上とした場合であっても、少なくとも第2作像部が1つあれば、本発明を適用することができる。そして、そのような場合であっても、本実施の形態のものとほぼ同様の効果を得ることができる。
また、本実施の形態では、潤滑剤供給回転体としてブラシ毛が周設されたブラシローラ15aを用いたが、潤滑剤供給回転体としてスポンジ状部材が周設されたスポンジ状ローラ(芯金上に、発泡ポリウレタン等からなる発泡弾性層が形成されたローラ部材である。)を用いることもできる。
また、本実施の形態では、クリーニングブレード14a(ブレード部材)としてゴム材料で形成されたものを用いたが、クリーニングブレード14aとしてそれ以外の材料で形成されたもの(例えば、金属材料からなる板状のブレード部材である。)を用いることもできる。
そして、それらのような場合であっても、本実施の形態と同様の効果を得ることができる。
なお、本発明が本実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、本実施の形態の中で示唆した以外にも、本実施の形態は適宜変更され得ることは明らかである。また、前記構成部材の数、位置、形状等は本実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にすることができる。
1 画像形成装置本体(装置本体)、
10Y、10M、10C、10BK プロセスカートリッジ(作像部)、
11 感光体ドラム(像担持体)、 12 帯電ローラ(帯電部)、
13 現像装置(現像部)、
13a 現像ローラ(現像剤担持体)、
13b 第1搬送スクリュ(搬送部材)、
13c 第2搬送スクリュ(搬送部材)、
13h 可動部材、
14 クリーニング部(クリーニング装置)、
14a クリーニングブレード(ブレード部材)、
15 潤滑剤供給装置(潤滑剤供給手段)、
15a ブラシローラ(潤滑剤供給回転体)、
15b 固形潤滑剤、
16 1次転写バイアスローラ(1次転写部材)、
17 中間転写ベルト(中間転写体)、
18 2次転写バイアスローラ(2次転写部材)、
54 加振装置(加振手段)。
特開2011−13561号公報 特開2005−62678号公報

Claims (9)

  1. 像担持体と、前記像担持体に対向して当該像担持体上に形成された潜像を現像してトナー像を形成する現像装置と、をそれぞれ具備した複数の作像部と、
    前記複数の作像部の像担持体が対向するように並設されるとともに、所定方向に走行して、前記複数の作像部における像担持体上にそれぞれ形成されたトナー像が重ねて転写される中間転写体と、
    を備え、
    前記複数の作像部は、像担持体の表面に潤滑剤を供給する潤滑剤供給手段が設置された第1作像部と、前記潤滑剤供給手段が設置されていない第2作像部と、をそれぞれ少なくとも1つ具備し、
    前記第1作像部の像担持体の表面から前記現像装置の内部に移動した潤滑剤を、前記第1作像部の像担持体に再付着させた後に前記中間転写体を介して移動させて前記第2作像部の像担持体に付着させる潤滑剤移動供給モードが所定のタイミングで実行されることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記第1作像部の現像装置は、当該現像装置の内部に収容された現像剤を搬送して循環させる搬送部材を具備し、前記潤滑剤移動供給モードが実行されるときに前記搬送部材の回転数が減速するように制御されることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記第1作像部の現像装置は、前記像担持体に対向する現像剤担持体を具備し、前記潤滑剤移動供給モードが実行されるときに前記搬送部材の回転数とともに前記現像剤担持体の回転数が減速するように制御されることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記第1作像部の現像装置は、当該現像装置の内部において潤滑剤が滞留する部分において潤滑剤の流動を促すように動作する可動部材を具備し、前記潤滑剤移動供給モードが実行されるときに前記可動部材が動作するように制御されることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記第1作像部の現像装置を加振する加振手段を備え、
    前記潤滑剤移動供給モードが実行されるときに前記加振手段が動作するように制御されることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記中間転写体を介して前記複数の作像部の像担持体にそれぞれ対向するとともに、所定の極性のバイアスがそれぞれ印加されて、前記複数の作像部の像担持体上に形成されたトナー像を前記中間転写体にそれぞれ転写する複数の1次転写部材を備え、
    前記潤滑剤移動供給モードが実行されるときに、前記第2作像部の像担持体に対向する1次転写部材に、前記所定の極性に対して逆極性のバイアスを印加するように制御されることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 複数の前記第2作像部を備え、
    前記潤滑剤移動供給モードが実行されるときに、前記複数の第2作像部の像担持体にそれぞれ対向する複数の1次転写部材に対して、前記所定の極性に対して逆極性のバイアスを交互に印加するように制御されることを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記中間転写体に対向して当該中間転写体との間に搬送される記録媒体上に当該中間転写体上のトナー像を2次転写する2次転写部材を備え、
    前記複数の作像部は、ブラック用の作像部と、イエロー用の作像部と、マゼンタ用の作像部と、シアン用の作像部と、であって、
    前記第1作像部は、前記2次転写部材の位置を基準として前記中間転写体の走行方向最上流側に位置するように配設された前記ブラック用の作像部であって、
    前記第2作像部は、前記2次転写部材の位置を基準として前記ブラック用の作像部に対して前記中間転写体の走行方向下流側に位置するように並設された前記イエロー用の作像部とマゼンタ用の作像部とシアン用の作像部とであることを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれかに記載の画像形成装置。
  9. 前記潤滑剤移動供給モードは、作像プロセスがおこなわれないときに実行されることを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれかに記載の画像形成装置。
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