JP2014101703A - 工事現場用防音シート、及び、工事現場における低騒音工法 - Google Patents

工事現場用防音シート、及び、工事現場における低騒音工法 Download PDF

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智 田崎
Junji Inoue
淳司 井上
Takumi Tanaka
田中  匠
Mamoru Tsuboi
守 坪井
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Abstract

【課題】張設、施工の手間を省きながらも、隣接する防音シートを隙間なく連結できる防音シートを提供する。
【解決手段】平面形状が矩形のシート本体2と、シート本体2の周縁に沿って形成される鳩目3と、鳩目3を覆うとともに、シート本体2の周囲にはみ出して形成されるカバーシート4と、カバーシート4の周縁に設けられる線ファスナ5と、を備える工事現場用の防音シート1。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば高架橋の建設工事現場で、工事に伴う騒音が周囲に漏れるのを防止するのに好適な防音シートに関する。
この種の防音シートは、建設現場の周囲に張設することで、騒音が周囲に漏れるのを防止するとともに、工事現場から種々の建設資材が周囲に落下するのを防止することをも目的としている。
例えば、高架橋建設騒音防止に使用される防音シートは、高架橋桁周囲に配置される架設足場を利用して設置される。通常、所定のサイズの防音シートを複数枚用意し、それらを隙間なく配置する。その際に、隣接する防音シート間を、鳩目部分を紐で縛って繋ぐとともに、足場の支柱にも固定する。その繋ぎ部分から音が漏れるのを防ぐために、例えば、特許文献1に記載されるように、繋ぎ部分を覆うカバーシートを設けることが行われている。
実用新案登録第3167735号公報
張設された複数の防音シートが鉛直方向に沿って平坦な面を構成する場合には、隣接する防音シートの間に隙間ができることはまれである。例えば、ビルディング建設の工事現場が該当する。これに対して、高架橋の建設現場においては、架設足場に防音シートを設置するため、表面に凹凸ができやすく、また、防音シートが下側より上側の方が外側に突き出すハングオーバの状態になり、カバーシートがあっても、防音シートの間に隙間ができてしまう。
この隙間を閉塞するには、特許文献1に記載される面ファスナを用いることができるが、面ファスナは部分的な閉塞に留まるため、音の漏れ防止には不十分である。したがって、これまでは、防音シートを二重、あるいは、三重に重ねることで、音の漏れ防止を図っているが、施工の手間が大きい。
本発明は、このような課題に基づいてなされたもので、張設、施工の手間を省きながらも、隣接する防音シートを隙間なく連結できる防音シートを提供することを目的とする。
かかる目的のもと、本発明の防音シートは、平面形状が矩形のシート本体と、シート本体の周縁に沿って形成される鳩目と、鳩目を覆うとともに、シート本体の周囲からはみ出して形成されるカバーシートと、カバーシートの周縁に設けられ、隣接する防音シートと隙間なく連結されるファスナと、を備えることを特徴とする。
本発明の防音シートを工事現場の周囲に張設することで、隣接する防音シートとの連結を隙間なく行うことができるので、工事に伴う騒音が隣接する防音シートとの間から外部に漏れる騒音を著しく低減できる低騒音工法を提供できる。
本発明におけるファスナとして線ファスナを用いることが最も好ましいが、本発明はこれに限らず、現場の状況に応じて連続したマグネットシートや、連続した面ファスナを用いたり、併用したりすることもできる。
本発明において、カバーシートは、シート本体の前記周縁に対し、シート本体の表裏に1枚ずつ備えることができる。現場の状況に応じて、表側(内側)、裏側(外側)のどちらからでも、カバーシートを安全に開閉できるのに加えて、閉じ方が不連続になってしまう箇所に対しても対応が可能となる。
また、本発明において、カバーシートは、シート本体の前記周縁に沿った領域だけを覆うことができる。カバーシートのコスト低減に寄与する。
本発明によれば、本発明の防音シートは隣接する防音シートとの連結を隙間なく行うことができるので、工事に伴う騒音が隣接する防音シートとの間から外部に漏れる騒音を著しく低減できる。このファスナとして線ファスナを用いれば、従来の連続しない面ファスナに比べて、施工の手間を省くことができる。
本実施の形態における防音シートを示し、(a)は平面図、(b)はIb−Ib線矢視断面図である。 本実施の形態における防音シートを分離して示す平面図であり、(a)はシート本体を、(b)はカバーシートを示している。 本実施の形態における防音シートを連結した状態を示し、(a)は平面図、(b)はIIIb−IIIb線矢視断面図である。 防音シートにおける開口率と透過損失低下の関係を示すグラフである。 (a)は本実施の形態における防音シートを足場に縛り付けた部分を示す断面図であり、(b)は本実施の形態の変形例を示す図である。
以下、添付図面に示す実施の形態に基づいてこの発明を詳細に説明する。
図1及び図2に示すように、防音シート1は、平面視した形状が矩形のシート本体2を備える。防音シート1は、工事現場の周囲に張設されることで、
シート本体2には、周縁に沿って複数の鳩目3が設けられている。複数の鳩目3は、周縁から所定の距離だけ内側に入った位置に一列に並び、かつ互いに所定の間隔をあけて設けられている。なお、よく知られているように、鳩目3は紐を通して防音シート1を繋ぐためにシート本体2の表裏を貫通して形成される孔であり、その孔には環状の金具を設けてもよい。
シート本体2としては、繊維織物を芯材として、これに塩化ビニル樹脂などに硫酸バリウム、鉄粉、酸化鉄、鉛粉、鉛化合物などの高比重の粉体を充填して面密度を高めた繊維複合シートを用いることができる。
防音シート1は、カバーシート4を備えている。カバーシート4もシート本体2と同様の素材で構成される。カバーシート4は、シート本体2の表面側に固定された額縁状の部材であり、シート本体2の所定位置に固定されると、鳩目3を覆うとともに、シート本体2の周囲にはみ出してその外周縁4Aが配置される。カバーシート4は、内周縁4B側が縫着、その他の手段によりシート本体2の表面に固定されている。したがって、カバーシート4は、外周縁4A側がシート本体2に対して開閉可能である。
カバーシート4の外周縁4Aには、その全周に亘って線ファスナ5が取り付けられている。線ファスナ5は、よく知られているように、テープ(基材)、エレメント(務歯)、スライダー(開閉部品)で構成されており、エレメントをテープ状の基材に並べて取り付けたもので、左右で一対になった一組の間でスライダを動かすことで、左右のエレメント同士が順に組み合わさり、自在に開閉できるようになっている。なお、外周縁4Aの各辺には、線ファスナ5が独立して設けられている。
工事現場で複数の防音シート1を用いて防音壁を形成する際には、防音シート1を連結する。図3は2枚の防音シート1−1,1−2を連結した例を示している。
仮設足場に防音シート1−1,1−2を縛り付けた後に、対応する一対の線ファスナ5−1,5−2を閉じることで、防音シート1−1,1−2の連結が終了する。カバーシート4がシート本体2の周縁よりはみ出しているために、防音シート1−1,1−2を連結すると、図2(b)に示されるように、互いのカバーシート4に余裕があるためにカバーシート4はシート本体2に対して膨らみを持つことになる。
図5(a)には、2枚の防音シート1−1,1−2を縛り付ける一例を示しているが、防音シート1−1,1−2を位置合わせした後に、対応する互いの鳩目3に紐7を通し、仮設足場用の単管パイプ6に縛り付ける。
なおここでは、連結の最小単位である2枚の防音シート1−1,1−2について説明したが、現実には、同様の手順で必要とされる数枚の防音シート1を連結することができる。
以上説明したように、本実施形態の防音シート1によれば、線ファスナ5を用いて防音シート1を連結する。したがって、オーバーハングしたとしても、隣接する防音シート1の間に隙間を生じさせることがない。このように隙間をなくすことにより、防音効果が格段に向上する。防音シート1間の隙間を開口率として捉えると、図4に示されるように、隙間を微小量だけ減らすことで、透過損失低下を抑えることができることがわかる。このことは、隙間がなくなることで防音シート1の防音効果が正確に把握できることを示唆しており、防音シート1を用いると、騒音予測精度が向上する。したがって、追加で防音対策する必要がないため、騒音対策のコストが抑えられる。
面ファスナをカバーシート4の外周縁4Aに隙間なく設けることによっても、隣接する防音シート1の間に隙間が生じるのを防ぐことができる。しかし、面ファスナは開閉の手間がかかるのに比べて、線ファスナ5はスライダを昇・降させるだけで、開閉動作を容易に行うことができる。また、面ファスナは、綴じ代を有することから、現場での寸法調整代が必要になった個所や、スライダでの開閉が作業上、困難になるような複雑な個所、例えば、現場において鳩目で固定する現場の部材と、シート本体2の長さ寸法が一致せず、シートの繋ぎの途中で一部足場用単管パイプなどが飛び出すような、シートの繋ぎがどうしても不連続にならざるを得ないような箇所などに対応して用いることもできるため、適宜、現場に用意しておけば使い勝手が格段に向上する。また、線ファスナが壊れた時の予備として、線ファスナの横に面ファスナを取り付けておくなどの併用も可能である。
また、本実施形態の防音シート1によれば、カバーシート4が鳩目3およびその周辺部分を覆い隠すため、カバーシート4が外側になるように設置すれば美観の向上にも寄与することができる。この場合、高所の設置では、カバーシート4の内側に設置された足場からスライダを操作しなければならないことが多いため、スライダは内外の両面どちらからでも操作できるものを適用するのが良い。さらに、2つのスライダがあれば、端部のどちらからの方向からも開閉が可能となる。
また、図5(b)に示すように、シート本体2の周縁部、鳩目部を挟んで表裏にカバーシート4を1枚ずつ設けることで、現場の状況に応じて、表側(内側)、裏側(外側)のどちらからでも、カバーシート4を安全に開閉することができる。また、閉じ方が不連続になってしまう現場の箇所に対しても、表側を閉じる部分と、裏側を閉じる部分を区分して設けることができるので、対応が可能となる。
以上、本発明を実施形態に基づいて説明したが、本発明の主旨を逸脱しない限り、上記実施の形態で挙げた構成を取捨選択したり、他の構成に適宜変更することが可能である。
以上では、鳩目3を紐で結んだ後に線ファスナ5を閉じる例を説明したが、線ファスナ5を予め閉じておき、その後に鳩目3を通した紐で仮設足場に結ぶこともできる。例えば、2〜3枚程度の防音シート1は現場作業を行う前に線ファスナ5で連結しておき、その状態で建設現場に持ち込めば、現場における張設作業の手間を省くことができる。
また、図5(b)に示すように、カバーシート4は、シート本体2の全面を覆うものに限定されず、シート本体2の周縁に沿った領域だけを覆うものにすることができる。シート本体2だけでも防音性能を期待できるので、中央部分に使われるシート素材の分だけ、コストを低減でき、また、重量を小さくできることから現地作業員の負担を低減することができる。
また、本発明における防音シートは、適度な強度のものを採用することによって、現地作業における防護ネットと兼用することも可能である。防護ネットと兼用することによって、現地作業の工数を低減することができる。
さらに、本発明によれば、防音性能の向上の他、工数低減、作業の負担を低減することが可能となり、高所などの現地作業を行う上での安全性を向上することができる。
さらにまた、本発明における工事現場とは、建物、その他の構造物を建設・建築する工事に限らず、解体工事、改築工事、など騒音が発生しうる工事現場を広く包含するものと定義される。
1…防音シート
2…シート本体
3…鳩目
4…カバーシート 4A…外周縁 4B…内周縁
5…線ファスナ

Claims (5)

  1. 平面形状が矩形のシート本体と、
    前記シート本体の周縁に沿って形成される鳩目と、
    前記鳩目を覆うとともに、前記シート本体の周囲にはみ出して形成されるカバーシートと、
    前記カバーシートの周縁に設けられ、隣接する防音シートと隙間なく連結されるファスナと、
    を備えることを特徴とする工事現場用防音シート。
  2. 前記ファスナが、線ファスナである、
    請求項1に記載の工事現場用防音シート。
  3. 前記カバーシートは、前記シート本体の前記周縁に対し、前記シート本体の表裏に1枚ずつ備えられた請求項1または2に記載の工事現場用防音シート。
  4. 前記カバーシートは、前記シート本体の前記周縁に沿った領域だけを覆う請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の工事現場用防音シート。
  5. 工事現場の周囲に防音シートを張設することで、であって、
    前記防音シートとして、請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の防音シートを用いる、
    ことを特徴とする工事現場における低騒音工法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015113641A (ja) * 2013-12-12 2015-06-22 晃弘 深田 養生構造及びこの養生構造に用いる養生シート
CN114293682A (zh) * 2022-01-20 2022-04-08 叶澄 降噪工地房建筑结构及其安装方法

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