JP2020193471A - 遮へいシート及び遮へい方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】遮へいシートを並べて配置したときの隙間を無くしつつ施工時の作業性を向上させ、さらに遮へいシートの外側に埃等が出ない遮へいシート及び遮へい方法を提供する。【解決手段】長方形状をなす本体部シート10と、前記本体部シートの四辺に設けられ、前記本体部シートを固定するための骨組みに係止される本体係止部16と、前記本体部シートの外側面の縦の一辺11に、前記一辺より張り出して設けられる第1帯部20と、前記本体部シートの内側面の底辺14に、前記底辺より張り出すとともにその長手方向の一端が前記第1帯部の一部に重ね合わされるように延伸されて設けられる第2帯部30と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、建物の建設又は解体等の作業現場において、足場等の骨組みに貼設して、音、埃、瓦礫等を遮へいする遮へいシート及び該遮へいシートを用いた遮へい方法に関する。
従来、シート間の隙間を覆うことを目的として、図8(A)に示すように、実公昭57−12136号公報(特許文献1)に、シート本体101の縦辺と下横辺に隙間被覆片102,103を取付けた遮音シート100が開示されている。
また、現場での使用時において、隣接する防炎シート間において隙間が生じないようにすることを目的として、図9(A)に示すように、特開2014−9438号公報(特許文献2)に、長方形状の本体シート201と、本体シートの一以上の辺等に沿って設けられた帯状シート202とからなる防炎シート200が開示されている。
実公昭57−12136号公報 特開2014−9438号公報
しかし、特許文献1に開示されている遮音シート100では、縦辺に設けられた隙間被覆片102と、下横辺に設けられた隙間被覆片103とが重なっていないため、これらの隙間被覆片102,103の間に切れ目104がある。これにより、図8(B)の拡大図に示すように、複数の遮音シート100を並べて配置したとき、隙間s100ができてしまい、この隙間s100から音等が漏れてしまうという課題があった。
また、特許文献2に開示されている防炎シート200では、上記のような隙間は発生しない。しかし、図9(B)の拡大図に示すように、複数の防炎シート200を並べて配置したとき、4枚の防炎シート200の角同士が突き合わされて隣接する網掛部分203において、4枚のシートが重ね合わされる。このため、網掛部分203近傍の帯状シート202の固定が難しくなるという課題があった。また、これは特許文献1の遮音シート100にも言えることであるが、当該防炎シート200を本発明の遮へいシートのように作業現場で用いるとすると、本体シート201の下辺に設けられた帯状シート202が、本体シート201の外側面に配置されるため、上から落下する埃等が外に出てしまうという課題もあった。
本発明は上記の点に鑑みなされたもので、遮へいシートを並べて配置したときの隙間を無くしつつ施工時の作業性を向上させ、さらに遮へいシートの外側に埃等が出ない遮へいシート及び遮へい方法を提供することを目的とする。
(1)本発明の遮へいシートは、
長方形状をなす本体部シートと、
前記本体部シートの縦の一辺及び前記一辺に対向する他辺に設けられ、主に前記本体部シートを固定するための縦方向の骨組みに係止される本体縦係止部と、
前記前記本体部シートの上辺及び底辺に設けられ、主に上下方向に隣接する他の本体部シートと連結するための本体横係止部と、
前記本体部シートの外側面の前記一辺に、前記一辺より張り出して設けられる第1帯部と、
前記本体部シートの内側面の前記底辺に、前記底辺より張り出すとともにその長手方向の一端が前記第1帯部の一部に重ね合わされるように延伸されて設けられる第2帯部と、
を備えることを特徴とする。
本発明の遮へいシートによれば、第1帯部が本体部シートの外側面に、第2帯部が本体部シートの内側面にと、それぞれ独立して設けられているとともに、第2帯部が第1帯部に重なるよう延伸されている。このため、遮へいシートを複数枚、隣接させて配置するとき、第1帯部と第2帯部が隣接する遮へいシートの本体部シートと重ね合わされ、隙間を生じずに貼設することができる。また、4枚の遮へいシートの角同士が突き合わされて隣接する部分においても、第2帯部が内側面にあることと、第2帯部を捲ることで隣接する遮へいシートの角部近傍の本体縦係止部及び本体横係止部が露出されることで、当該部分における係止等の作業が容易となる。
また、左右方向の隣接する位置に新たな遮へいシートを貼設するとき、本体部シートを既に貼設されている遮へいシートの第1帯部の内側に重ねるようにして、第2帯部のみ捲るようにすればよい。これらにより、速やかに連続して本体部シートを骨組みに固定することができる。また、上下方向の隣接する位置に新たな遮へいシートを貼設するときは、第2帯部を本体部シートの内側面から、その下に配置される遮へいシートに被せることができる。これにより、解体等で発生した埃や瓦礫が遮へいシートの外側に出ることがない。
(2)本発明の遮へいシートの好ましい例は、
前記第1帯部の左右方向の端部に設けられる第1係止部と、
前記本体部シートのうち前記他辺に、隣接する他の本体部シートの第1係止部と対応する位置に設けられる第2係止部と、
前記第2帯部の前記一端に設けられる第3係止部と、
前記第2帯部の前記一端と対向する他端に、隣接する他の本体部シートの第3係止部と対応する位置に設けられる第4係止部と、
をさらに備えることを特徴とする。
本発明の遮へいシートの好ましい例によれば、第1係止部と第2係止部によって、第1帯部が隣接する遮へいシートの本体部シートに固定される。また、第3係止部と第4係止部によって、隣接する第2帯部同士がつなぎ合わされる。このため、より効果的に隣接する遮へいシート同士の隙間を無くすことができる。
(3)本発明の遮へいシートの好ましい例は、
前記第3係止部及び前記第4係止部の少なくとも一部が面ファスナであることを特徴とする。
本発明の遮へいシートの好ましい例によれば、第3係止部及び第4係止部の少なくとも一部が面ファスナであるため、作業工数を削減することができる。
(4)本発明の遮へい方法は、
上記の遮へいシートを用いて行なわれる遮へい方法であって、
骨組みの起点となる位置に最初の遮へいシートの本体部シートを本体縦係止部及び必要に応じて本体横係止部を用いて貼設する起点貼設工程と、
次の遮へいシートの本体部シートのうち他辺を、既に貼設されている遮へいシートの第1帯部の内側かつ第2帯部の一端の外側に重ねつつ、既に貼設されている遮へいシートの本体部シートの一辺に沿わせて、次の遮へいシートの本体部シートを本体縦係止部を用いて前記骨組みに貼設する横延伸貼設工程と、
次の遮へいシートの本体部シートの上辺を、既に貼設されている遮へいシートの第2帯部の外側に重ねつつ、既に貼設されている遮へいシートの本体部シートの底辺に沿わせて、既に貼設されている遮へいシートの本体部シートの底辺の本体横係止部と次の遮へいシートの本体部シートの上辺の本体横係止部とを連結するとともに、次の遮へいシートの本体部シートを本体縦係止部を用いて前記骨組みに貼設する縦延伸貼設工程と、
を含むことを特徴とする。
(5)本発明の遮へい方法は、
上記の遮へいシートを用いて行なわれる遮へい方法であって、
骨組みの起点となる位置に最初の遮へいシートの本体部シートを本体縦係止部及び必要に応じて本体横係止部を用いて貼設する起点貼設工程と、
次の遮へいシートの本体部シートのうち他辺を、既に貼設されている遮へいシートの第1帯部の内側かつ第2帯部の一端の外側に重ねつつ、既に貼設されている遮へいシートの本体部シートの一辺に沿わせて、次の遮へいシートの本体部シートを本体縦係止部を用いて前記骨組みに貼設する横延伸貼設工程と、
次の遮へいシートの本体部シートの上辺を、既に貼設されている遮へいシートの第2帯部の外側に重ねつつ、既に貼設されている遮へいシートの本体部シートの底辺に沿わせて、既に貼設されている遮へいシートの本体部シートの底辺の本体横係止部と次の遮へいシートの本体部シートの上辺の本体横係止部とを連結するとともに、次の遮へいシートの本体部シートを本体縦係止部を用いて前記骨組みに貼設する縦延伸貼設工程と、
既に貼設されている遮へいシートの第1係止部と次の遮へいシートの第2係止部とを互いに係止して、第1帯部を次の遮へいシートの本体部シートに固定する第1帯部固定工程と、
既に貼設されている遮へいシートの第3係止部と次の遮へいシートの第4係止部とを互いに係止して、隣接する第2帯部同士をつなぎ合せる第2帯部固定工程と、
を含むことを特徴とする。
これらの本発明の遮へい方法によれば、上記の遮へいシートと同様の作用効果を奏することができる。
上述したように、本発明の遮へいシート及び遮へい方法によれば、遮へいシートを並べて配置したときの隙間を無くしつつ施工時の作業性を向上させ、さらに遮へいシートの外側に埃等が出ないようにすることができる。
本発明の一実施形態に係る遮へいシートの内側面を示す図である。 遮へいシートの外側面を示す図である。 遮へいシートを4枚隣接させた状態を説明する図である。 図3の円内の拡大図であり、第1帯部と第2帯部との重ね合わせを説明する図である。 本発明の一実施形態に係る遮へい方法を説明する図である。 遮へい方法を説明する他の図である。 遮へい方法を説明する他の図である。 従来技術を説明する図である。 他の従来技術を説明する図である。
以下、本発明に係る遮へいシート及び遮へい方法の実施形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。なお、本発明の遮へい方法は、本発明の遮へいシートを用いて実施される。
先ずは、図1及び図2を参照して、本実施形態の遮へいシート1の構成を説明する。本実施形態の遮へいシート1は、本体部シート10と、本体縦係止部16及び本体横係止部17と、第1帯部20と、第1係止部40及び第2係止部41と、第2帯部30と、第3係止部42,43及び第4係止部44,45と、を備える。
本体部シート10は、本実施形態では縦が約3400mm、横が約1750mmの長方形状をなし、建設または解体等の作業現場の足場等に貼設され、作業現場から出る音、飛散する瓦礫や埃を遮へいするものである。本体縦係止部16は、主に本体部シート10を足場等の縦の骨組み50a,50b,50c(図5〜図7参照)に係止させるもので、本体部シート10の縦の一辺11及び前記一辺11に対向する他辺12に、所定の間隔を持って複数設けられる。本体横係止部17は、主に上下方向に隣接する他の遮へいシートの本体部シートと連結するために設けられるもので、本体部シート10の上辺13及び底辺14に、所定の間隔を持って複数配置される。
これらの本体縦係止部16及び本体横係止部17として、本実施形態では鳩目を用いている。また、本体縦係止部16及び本体横係止部17が設けられる本体部シート10の周縁には、本体部シート10が破れないよう細帯状の補強部15が設けられている。この補強部15は、本体部シート10の四辺を折って積層させる、又は細帯状の部材を本体部シート10に積層させて縫い合わせる等の方法によって設けられる。
なお、本体縦係止部16と本体横係止部17について、上記の役目に限定されることはなく、本体横係止部17であっても骨組みに係止される場合があるし、本体縦係止部16であっても隣接する遮へいシート同士の連結のみに用いられる場合がある。例えば、本体縦係止部16の一部を骨組みには係止させずに、隣接する遮へいシートの本体部シート10同士の連結に用いることができる。また、最も上側に配置される遮へいシート1については、足場の最上段に設けられる手摺51a(図5〜図7参照)に、本体部シート10の上辺13に設けられた本体横係止部17を紐等で縛って係止することができる。
また、本体部シート10の角部においては、本体縦係止部16と本体横係止部17との明確な境はなく、配置された鳩目が本体縦係止部16であるともいえるし、本体横係止部17であるともいえる。また、その周辺の骨組みの構成によって、配置された本体縦係止部16又は本体横係止部17が双方の役目を有する場合もあるし、一方のみの役目を有する場合もある。
第1帯部20は、本実施形態では150mm〜250mm程度の幅を有する、やや幅広の帯状シートであり、本体部シート10の外側面OSの縦の一辺11に、前記一辺11より張り出した状態で設けられる。詳しくは、第1帯部20の基部21が本体部シート10の一辺11近傍に縫い合わされ、本体部シート10の一辺11を外側面OSから覆うように張り出して設けられる。また、第1帯部20は、その長さL1が本体部シート10の一辺11の長さと同じとされる。この第1帯部20によって、左右方向に隣接する遮へいシート1同士の隙間を塞ぐ。
第1係止部40は、第1帯部20の左右方向の端部22、すなわち基部21とは反対側に複数設けられるもので、本実施形態では鳩目を用いている。第2係止部41は、本体部シート10の一辺11と対向する他辺12に、他の遮へいシート1を左右方向に隣接させた状態で、他の遮へいシートの第1係止部40と対応する位置に設けられるもので、本実施形態では鳩目を用いている。詳しくは、既に貼設されている遮へいシート1の左右方向に、隣接して次の新たな遮へいシート1を貼設したとき、隣接する遮へいシート1同士の第1係止部40と第2係止部41とが重なり合うように配置されている。そして、重ね合わされた第1係止部40と第2係止部41とを紐等で縛って、第1帯部20を隣接する遮へいシート1の本体部シート10に固定することができる。
第2帯部30は、本実施形態では200mm〜300mm程度の幅を有する、やや幅広の帯状シートであり、本体部シート10の内側面ISの底辺14に、前記底辺14より張り出した状態で設けられる。詳しくは、第2帯部30の基部31が本体部シート10の底辺14近傍に縫い合わされ、本体部シート10の底辺14を内側面ISから覆うように張り出して設けられる。また、第2帯部30の長手方向の一端32が、第1帯部20の一部に重ね合わされるように第1帯部20の端部22まで延伸される。これにより、第2帯部30の長さL2は、本体部シート10の底辺14の長さに第1帯部20の張出し分を加えた長さとなる。なお、第2帯部30の一端32の、本体部シート10の一辺11より延伸された部分は、第1帯部20に縫い合わせるようなことはしておらず、当該部分は捲ることができる。
第3係止部42,43は、第2帯部30の延伸された一端32に設けられるもので、本実施形態では、上側の第3係止部42には面ファスナを、下側の第3係止部43には鳩目を用いている。第4係止部44,45は、第2帯部30の一端32と対向する他端33に、隣接する遮へいシート1の第3係止部42,43と対応する位置に設けられるもので、本実施形態では、上側の第4係止部44には面ファスナを、下側の第4係止部45には鳩目を用いている。これらの第3係止部42,43及び第4係止部44,45は、既に貼設されている遮へいシート1の左右方向に隣接して次の新たな遮へいシート1を貼設したとき、隣接する遮へいシート1同士の第3係止部42,43と第4係止部44,45とが重なり合うように配置されている。そして、重ね合わされた第3係止部42,43と第4係止部44,45とを互いに付着させる又は紐等で縛って、隣接する遮へいシート1の第2帯部30同士をつなぎ合わせることができる。
次に、図3及び図4を参照して、本実施形態の遮へいシート1を左右上下方向に4枚隣接させて配置した状態を説明する。これらの図3及び図4は、貼設した遮へいシートを作業現場(足場)の内側から見た図であり、遮へいシートの内側面ISを見ている。この図3及び図4では、足場等の骨組みは記載を省略している。なお、図3に示すこれらの遮へいシート1a,1b,1c,1dは、右上の遮へいシート1aを最初に起点として貼設し、起点となった遮へいシート1aから左方向又は下方向に次の遮へいシート1b,1cを貼設していくことが作業性の観点から好ましい。また、図3及び図4に示す遮へいシートの符号は、図1及び図2に示す遮へいシート1の符号の末尾に、右上の遮へいシート1はaを、左上の遮へいシート1はbを、右下の遮へいシート1はcを、左下の遮へいシート1はdを付して表わしている。このため、図3及び図4に付していない符号については、図1及び図2を参照されたい(図5〜7も同様)。
先ず、図3に示す遮へいシート1a,1b,1c,1dの左右方向の関係を説明すると、右上の遮へいシート1a及び右下の遮へいシート1cの本体部シート10a,10cの縦の一辺11a,11cに、左上の遮へいシート1b及び左下の遮へいシート1dの本体部シート10b,10dの他辺12b,12dを沿わせている。また、右上の遮へいシート1a及び右下の遮へいシート1cの第1帯部20a,20cの内側に、左上の遮へいシート1b及び左下の遮へいシート1dの本体部シート10b,10dの他辺12b,12dが重ね合わされている。
次に、図3に示す遮へいシート1a,1b,1c,1dの上下方向の関係を説明すると、右上の遮へいシート1a及び左上の遮へいシート1bの本体部シート10a,10bの底辺14a,14bに、右下の遮へいシート1c及び左下の遮へいシート1dの本体部シート10c,10dの上辺13c,13dを沿わせている。また、右上の遮へいシート1a及び左上の遮へいシート1bの第2帯部30a,30bの外側に、右下の遮へいシート1c及び左下の遮へいシート1dの本体部シート10c,10dの上辺13c,13dが重ね合わされている。すなわち、上側の遮へいシート1a,1bの第2帯部30a,30bが、下側の遮へいシート1c,1dの本体部シート10c,10dの内側に配置される。
次に、図4(A)〜(D)を参照して、図3に示す4枚の遮へいシート1a,1b,1c,1dの重ね合わせを説明する。図4(A)は図3の円内の拡大図、図4(B)は図4(A)のうち第1帯部20a,20cに網掛をして示した図、図4(C)は図4(A)のうち第2帯部30a,30bに斜線を引いて示した図、図4(D)は図4(B)と図4(C)を重ね合わせた図である。なお、図4(C)(D)に示す第2帯部30a,30bは、右上の遮へいシート1aの第2帯部30aが右上がりの斜線で、左上の遮へいシート1bの第2帯部30bが左上がりの斜線で示してある。
図4(A)に示すように、4枚の遮へいシート1a,1b,1c,1dの本体部シート10a,10b,10c,10d同士の間には隙間s1,s2が生じている。これは、図示しない骨組みに、本体縦係止部16a,16b,16c,16dを用いて遮へいシート1a,1b,1c,1dの本体部シート10a,10b,10c,10dを係止する際、隙間s1,s2の広い狭いにかかわらず、生じてしまうものである。しかし、本実施形態の遮へいシート1a,1b,1c,1dでは、第1帯部20a,20c及び第2帯部30a,30bによって、これらの隙間s1,s2を塞いでいる。
隙間s1,s2を塞ぐ仕組みの詳細を説明する。図4(B)に示すように、左右方向に隣接する本体部シート10a,10b,10c,10dの縦の隙間s1は、第1帯部20a,20cによって塞がれる。また、図4(C)に示すように、上下方向に隣接する本体部シート10a,10b,10c,10dの横の隙間s2は、第2帯部30a,30bによって塞がれる。詳しくは、右上の遮へいシート1aの第2帯部30aの一端32aが、左上の遮へいシート1bの第2帯部30bの他端33bの上に重ね合わされて、隙間s2を塞いでいる。そして、図4(D)に示すように、これらの第1帯部20a,20c及び第2帯部30a,30bによって、隣接する本体部シート10a,10b,10c,10d同士の隙間s1,s2は全て塞がれる。
また、上述したように、隙間s1,s2を全て塞ぐ構成としていても、右上の遮へいシート1aの第2帯部30aの一端32aと、左上の遮へいシート1bの第2帯部30bの他端33bとを捲ることで、4枚の遮へいシート1a,1b,1c,1dの本体部シート10a,10b,10c,10dが突き合わされる角部の本体縦係止部16a,16b,16c,16d(又は本体横係止部17a,17b,17c,17d)を露出させることができ、当該部分の作業を容易に行なうことができる。また、第2帯部30a,30bも内側にあるため、第2帯部30a,30b自体の作業も容易である。
次に、図5〜図7を参照して、本発明の遮へい方法の実施形態を説明する。本実施形態の遮へい方法は、起点貼設工程と、横延伸貼設工程と、第1帯部固定工程と、縦延伸貼設工程と、第2帯部固定工程と、を含む。なお、本実施形態の遮へい方法は、足場等の骨組み50a,50b,50c,51a,51b(破線で示す)の内側に作業者が居て、骨組み50a,50b,50c,51a,51bの内側から実施する。もっとも、遮へいシート1の本体部シート10、第1帯部20、及び第2帯部30は、原則として骨組み50a,50b,50c,51a,51bの外側に貼設される。ここで、骨組み50a,50b,50cは縦の鋼管であり、骨組み51aは足場の最上階に設けられる手摺であり、骨組み51bは足場の各階の床板近傍に設けられる横の鋼管である。これらの骨組みは、いずれも模式的に表わしている。
先ず、図5を参照して、起点貼設工程と横延伸貼設工程と第1帯部固定工程とを説明する。起点貼設工程は、起点となる遮へいシート1aを貼設するものである。本実施形態では、先に右上の遮へいシート1aの本体部シート10aを、上辺13aに配置される本体横係止部17aで骨組み51aに係止して貼設する。このとき、骨組み51a(手摺)が鋼管等でなく鎖等である場合は、上辺13aに配置される本体横係止部17aは係止せずに、後述する本体縦係止部16aのみで係止する。なお、本体部シート10の角部を除く本体横係止部17を骨組みに係止するのは、原則として最も上に配置される遮へいシート1の上辺13のみであり、その他の遮へいシートにおいては、既に貼設されている遮へいシートの底辺14の本体横係止部17と、次の遮へいシートの上辺13の本体横係止部17を連結するのみである。
次に、右上の遮へいシート1aの本体部シート10aの他辺12aを、他辺12aに配置される本体縦係止部16aのうち右下角の本体縦係止部16aを除いて(第2帯部30aで覆われてる本体縦係止部16aを除いて)、骨組み50aに係止して貼設する。このとき、本体部シート10の一辺11a、他辺12a、上辺13aを本体縦係止部16a及び本体横係止部17aを用いて骨組み50a,50b,51aに係止してもよいが、先ずは上辺13a及び他辺12aのみを係止して、一辺11aに配置される本体縦係止部16aは、後述する横延伸貼設工程のときに、隣接する遮へいシート1bの本体部シート10bの本体縦係止部16bと一緒に骨組み50bに係止することが好ましい。ここでは、先ず、他辺12a及び上辺13aに配置される本体縦係止部16a及び本体横係止部17aのみで骨組み50a,51aに係止する。なお、手摺51aが鋼管でなく、上辺13aの本体横係止部17aを係止しない場合は、一辺11aの本体縦係止部16aは、本体部シート10aの左上角のみを骨組み50bに係止する。また、このとき、第2帯部30aも骨組み50a,50b,51a,51bの外側に配置される(後から貼設される他の遮へいシート1b,1c,1dも同様)。
次に、横延伸貼設工程として、起点となった既に貼設されている遮へいシート1aの左側に次の新たな遮へいシート1bを貼設する。このとき、既に貼設されている遮へいシート1aの第1帯部20aの内側(作業者側)に、次の新たな遮へいシート1bの本体部シート10bの他辺12bを配置する。また、既に貼設されている遮へいシート1aの本体部シート10aの一辺11aに、新たな遮へいシート1bの本体部シート10bの他辺12bを沿わせる。次に、新たな遮へいシート1bの本体部シート10bの上辺13bに配置される本体横係止部17bで、骨組み51aに係止する。このとき、最も上にある第1係止部40aと第2係止部41bは、一緒に係止することが好ましい。
ここで、横延伸貼設工程の途中ではあるが、第1帯部固定工程を行なう。具体的には、既に貼設されている遮へいシート1aの第1帯部20aに設けられる第1係止部40aと、新たな遮へいシート1bの第2係止部41bとを重ね合わせ、紐等で縛って係止させる。
次に、横延伸貼設工程に戻り、既に貼設されている右上の遮へいシート1aの本体部シート10aの一辺11aに配置されている本体縦係止部16aと、次の新たな遮へいシート1bの本体部シート10bの他辺12bに配置されている本体縦係止部16bとを、最も下の角部を除いて(第2帯部30a,30bで覆われている本体縦係止部16a,16bを除いて)骨組み50bに紐等で係止させる。このとき、上から順に、第1帯部固定工程と上記の横延伸貼設工程の後半とを交互に行なってもよい。また、既に貼設されている遮へいシート1aの第2帯部30aの一端32aを捲る等して、第2帯部30aの外側に新たな遮へいシート1bの本体部シート10b及び第2帯部30bの他端33bを配置するようにする。これらの横延伸貼設工程及び第1帯部固定工程を繰り返すことによって、遮へいシート1を左右方向に隣接させて貼設することができる。また、後からさらに左側に遮へいシート1を貼設しない場合は、本体部シート10bの一辺11bに配置される本体縦係止部16bも、骨組み50cに係止して固定する。なお、図では、右上の遮へいシート1aの第2帯部30aの端部32aを大きく捲っているが、実際の作業では骨組み50bがあるため、ここまで大きくは捲らない(図6、図7においても同様。)。
次に、図6を参照して、縦延伸貼設工程を説明する。ここでは、上述した起点貼設工程及び横延伸貼設工程によって、起点となる右上の遮へいシート1aは、本体部シート10aの底辺14aに配置される本体横係止部17aを除いて、既に骨組み50a,50b,51aに係止されている。次に、縦延伸貼設工程として、起点となった既に貼設されている右上の遮へいシート1aの下側に、次の新たな遮へいシート1cを貼設する。このとき、既に貼設されている遮へいシート1aの第2帯部30aの外側に、新たな遮へいシート1cの本体部シート10cの上辺13cを配置する。また、既に貼設されている遮へいシート1aの本体部シート10aの底辺14aに、新たな遮へいシート1cの本体部シート10cの上辺13cを沿わせる。
次に、既に貼設されている遮へいシート1aの本体部シート10aの底辺14aに配置される本体横係止部17aと、新たな遮へいシート1cの本体部シート10cの上辺13cに配置される本体横係止部17cとを、紐等で連結する。このとき、本体部シート10cの右上角及び左上角に配置される本体横係止部17cは、縦の骨組み50a,50bにも係止してもよい。続いて、本体部シート10cの他辺12cに配置される本体縦係止部16cのうち右下角の本体縦係止部16cを除いたもので、本体部シート10cを骨組み50aに係止する。この縦延伸貼設工程を繰り返すことによって、遮へいシート1を上下方向に隣接させて貼設することができる。
なお、本実施形態の遮へい方法では、第2帯部30と横の骨組み51bとの高さをずらしてあるため、第2帯部30を捲って、本体部シート10の底辺14及び上辺13、又は角部の作業をすることができる。一方、足場の構成によっては、第2帯部30と横の骨組み51bとが重なる場合がある。この場合は、第2帯部30を足場の内側に捲る代わりに、本体部シート10の底辺14を足場の外側に捲って、本体部シート10の底辺14及び上辺13、又は角部の作業をすることになる。また、このときは、本体部シート10の角部の本体縦係止部16は、隣接する遮へいシートの本体部シート10と連結するのみで、骨組みには係止できない場合がある。
次に、図7を参照して、図3に示す左下の位置に、次の新たな遮へいシート1dを貼設する場合を説明する。この新たな遮へいシート1dを貼設するときは、上述の横延伸貼設工程、第1帯部固定工程、縦延伸貼設工程を同時期に混成して行なうことで貼設することができる。先ず、既に貼設されている左上の遮へいシート1bの第2帯部30bの外側に、新たな遮へいシート1dの本体部シート10dの上辺13dを配置する。また、左上の遮へいシート1bの本体部シート10bの底辺14bに、新たな遮へいシート1dの本体部シート10dの上辺13dを沿わせる。同時に、既に貼設されている右下の遮へいシート1cの第1帯部20cの内側に、新たな遮へいシート1dの本体部シート10dの他辺12dを配置する。また、右下の遮へいシート1cの本体部シート10cの一辺11cに、新たな遮へいシート1dの本体部シート10dの他辺12dを沿わせる。
次に、左上の遮へいシート1bの本体部シート10bの底辺14bに配置される本体横係止部17bと、新たな遮へいシート1dの本体部シート10dの上辺13dに配置される本体横係止部17dとを紐等で連結する。このとき、本体部シート10dの右上角及び左上角の本体横係止部17dは、骨組み50b,50cに係止してもよい。また、最も上にある第1係止部40cと第2係止部41dは、上辺13dの本体横係止部17dの係止のときに一緒に係止することが好ましい。次に、第1帯部固定工程で、右下の遮へいシート1cの第1係止部40cと、左下の遮へいシート1dの第2係止部41dとを係止する。同時に、右下の遮へいシート1cの本体部シート10cの一辺11cに配置される本体縦係止部16cと、新たな遮へいシート1dの本体部シート10dの他辺12dに配置される本体縦係止部16dとを、下角部を除いて骨組み50bに係止する。これらを繰り返しながら、次の新たな遮へいシート1を貼設していく。なお、左下の遮へいシート1dが貼設される最後のものとなる場合は、本体部シート10dの一辺11dに配置される本体係止部16dも、骨組み50cに係止する。
ここで、上述の4枚の遮へいシート1a,1b,1c,1dを上下左右に隣接させて貼設したとき、右上の遮へいシート1aの第2帯部30aの一端32aは、左上の遮へいシート1bの第2帯部30bの他端33bの内側(作業者側)にあるため、最も内側に配置される。また、右上の遮へいシート1aの第2帯部30aの一端32aに該当する部分では、外側から、右下の遮へいシート1cの第1帯部20cの上端、左下の遮へいシート1dの本体部シート10dの右上角部、左上の遮へいシート1bの第2帯部30bの他端33b、そして右上の遮へいシート1aの第2帯部30aの一端32aと、4枚重ねとなる。このように、シートが4枚重ねとなっても、左下の遮へいシート1dを貼設するとき、右上の遮へいシート1aの第2帯部30aの一端32a、及び左上の遮へいシート1bの第2帯部30bを内側に捲ることができるため、4枚の遮へいシート1a,1b,1c,1dの本体部シート10a,10b,10c,10dの角部が突き合わされる部分(図3の円で囲った部分)の作業を容易に行なうことができる。
次に、第2帯部固定工程として、左右方向に隣接する遮へいシート1の第2帯部30同士をつなぎ合わせる。詳しくは、例えば右上の遮へいシート1aの第2帯部30aの第3係止部42a,43aと、左上の遮へいシート1bの第2帯部30bの第4係止部44b,45bとを係止させる。ここで、第3係止部42a,43a、第4係止部44b,45bともに、下側は鳩目が設けられているため、紐等で縛って係止する。一方、上側は面ファスナであるため、右上の遮へいシート1aの第2帯部30aの一端32aを、左上の遮へいシート1bの第2帯部30bの他端33bにあてがい、押えることで係止させる。
以上、説明したように、本実施形態の遮へいシート及び遮へい方法によれば、遮へいシートの本体部シートの周囲を、隣接する遮へいシートの第1帯部及び第2帯部で覆うため、隣接する遮へいシート同士に隙間ができることがない。特に、4枚の遮へいシートが突き合わされる角部においても、第1帯部が本体部シートの外側面に配置され、第2帯部が本体部シートの内側面に配置されているため、第1帯部と第2帯部が干渉することなく、隙間を塞ぐことができる。これにより、作業現場からの音漏れが少なくなり、隙間から瓦礫や埃等が遮へいシートの外側にでることがない。
また、第2帯部が本体部シートの内側面に配置され、その下の遮へいシートを上から覆っている。このため、解体で発生し落下する瓦礫や埃を、全て作業現場側となる遮へいシートの内側に落とすことができる。
さらに、第2帯部が簡単に捲れるようになっている。このため、4枚の遮へいシートが突き合わされるとともに、最大で4枚のシートが重ね合わされる角部においても、角部の目視と作業を容易にすることができる。
なお、上述の遮へいシート及び遮へい方法は本発明の例示であり、発明の趣旨を逸脱しない範囲において、その構成を適宜変更することができる。例えば、遮へいシートの縦横寸法比を変更することができる。また、第1帯部及び第2帯部の配置を左右逆にすることもできる。また、遮へい方法の実施する方向も逆にすることもできる。また、本体縦係止部、本体横係止部、第1係止部、第2係止部、第3係止部、第4係止部は、上述の鳩目と面ファスナ以外にも、公知のフック、留め具等を採用することができる。さらに、第1帯部及び第2帯部は隣接する遮へいシートに係止するのではなく、他の骨組みに係止することもでき、また、第1帯部及び第2帯部を自ら形状を保持する素材で構成し、第1係止部、第2係止部、第3係止部、及び第4係止部を省略することもできる。
1・・遮へいシート、
10・・本体部シート、11・・一辺、12・・他辺、13・・上辺、14・・底辺、15・・補強部、16・・本体縦係止部、17・・本体横係止部、OS・・外側面、IS・・内側面、
20・・第1帯部、21・・基部(第1帯部)、22・・端部、
30・・第2帯部、31・・基部(第2帯部)、32・・一端、33・・他端、
40・・第1係止部、41・・第2係止部、42・・第3係止部(上側)、43・・第3係止部(下側)、44・・第4係止部(上側)、45・・第4係止部(下側)、
50a,50b,50c・・骨組み(縦)、51a,51b・・骨組み(横)、
s1,s2・・隙間、
(1)本発明の遮へいシートは、
足場の骨組みに貼設される遮へいシートであって、
長方形状をなす本体部シートと、
前記本体部シートの縦の一辺及び前記一辺に対向する他辺に設けられ、主に前記本体部シートを固定するために縦方向の骨組みに係止される本体縦係止部と、
前記本体部シートの上辺及び底辺に設けられ、主に上下方向に隣接する他の本体部シートと連結するための本体横係止部と、
前記本体部シートの外側面の前記一辺に、前記一辺より張り出すとともに前記一辺と同じ長さに設けられる第1帯部と、
前記本体部シートの内側面の前記底辺に、前記底辺より張り出すとともに前記底辺の長さに加えその長手方向の一端が前記第1帯部の張り出した箇所の一部に重ね合わされるように延伸され、延伸された部分が前記本体部シートの内側に捲れるように設けられる第2帯部と、備え、
前記第1帯部の下端と捲れた前記第2帯部の一端とで、左右方向に隣接する他の遮へいシートの本体部シート及び第2帯部の一端と対向する他端を挟み込み可能なことを特徴とする。
(4)本発明の遮へい方法は、
上記の遮へいシートを用いて行なわれる遮へい方法であって、
骨組みの起点となる位置に最初の遮へいシートの本体部シートを本体縦係止部及び必要に応じて本体横係止部を用いて貼設する起点貼設工程と、
次の遮へいシートの本体部シートのうち他辺を既に貼設されている遮へいシートの第1帯部の内側に重ねつつ既に貼設されている遮へいシートの第2帯部の一端を捲って次の遮へいシートの内側に配置するとともに次の遮へいシートの本体部シートの他辺を既に貼設されている遮へいシートの本体部シートの一辺に沿わせて、次の遮へいシートの本体部シートを本体縦係止部を用いて前記骨組みに貼設する横延伸貼設工程と、
次の遮へいシートの本体部シートの上辺を、既に貼設されている遮へいシートの第2帯部を捲って該第2帯部の外側に重ねつつ、既に貼設されている遮へいシートの本体部シートの底辺に沿わせて、既に貼設されている遮へいシートの本体部シートの底辺の本体横係止部と次の遮へいシートの本体部シートの上辺の本体横係止部とを連結するとともに、次の遮へいシートの本体部シートを本体縦係止部を用いて前記骨組みに貼設する縦延伸貼設工程と、
を含むことを特徴とする。
(5)本発明の遮へい方法は、
上記の遮へいシートを用いて行なわれる遮へい方法であって、
骨組みの起点となる位置に最初の遮へいシートの本体部シートを本体縦係止部及び必要に応じて本体横係止部を用いて貼設する起点貼設工程と、
次の遮へいシートの本体部シートのうち他辺を既に貼設されている遮へいシートの第1帯部の内側に重ねつつ既に貼設されている遮へいシートの第2帯部の一端を捲って次の遮へいシートの内側に配置するとともに次の遮へいシートの本体部シートの他辺を既に貼設されている遮へいシートの本体部シートの一辺に沿わせて、次の遮へいシートの本体部シートを本体縦係止部を用いて前記骨組みに貼設する横延伸貼設工程と、
次の遮へいシートの本体部シートの上辺を、既に貼設されている遮へいシートの第2帯部を捲って該第2帯部の外側に重ねつつ、既に貼設されている遮へいシートの本体部シートの底辺に沿わせて、既に貼設されている遮へいシートの本体部シートの底辺の本体横係止部と次の遮へいシートの本体部シートの上辺の本体横係止部とを連結するとともに、次の遮へいシートの本体部シートを本体縦係止部を用いて前記骨組みに貼設する縦延伸貼設工程と、
既に貼設されている遮へいシートの第1係止部と次の遮へいシートの第2係止部とを互いに係止して、第1帯部を次の遮へいシートの本体部シートに固定する第1帯部固定工程と、
既に貼設されている遮へいシートの第3係止部と次の遮へいシートの第4係止部とを互いに係止して、隣接する第2帯部同士をつなぎ合せる第2帯部固定工程と、
を含むことを特徴とする。

Claims (5)

  1. 長方形状をなす本体部シートと、
    前記本体部シートの縦の一辺及び前記一辺に対向する他辺に設けられ、主に前記本体部シートを固定するために縦方向の骨組みに係止される本体縦係止部と、
    前記前記本体部シートの上辺及び底辺に設けられ、主に上下方向に隣接する他の本体部シートと連結するための本体横係止部と、
    前記本体部シートの外側面の前記一辺に、前記一辺より張り出して設けられる第1帯部と、
    前記本体部シートの内側面の前記底辺に、前記底辺より張り出すとともにその長手方向の一端が前記第1帯部の一部に重ね合わされるように延伸されて設けられる第2帯部と、
    を備えることを特徴とする遮へいシート。
  2. 前記第1帯部の左右方向の端部に設けられる第1係止部と、
    前記本体部シートのうち前記他辺に、隣接する他の本体部シートの第1係止部と対応する位置に設けられる第2係止部と、
    前記第2帯部の前記一端に設けられる第3係止部と、
    前記第2帯部の前記一端と対向する他端に、隣接する他の本体部シートの第3係止部と対応する位置に設けられる第4係止部と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の遮へいシート。
  3. 前記第3係止部及び前記第4係止部の少なくとも一部が面ファスナであることを特徴とする請求項2に記載の遮へいシート。
  4. 請求項1に記載の遮へいシートを用いて行なわれる遮へい方法であって、
    骨組みの起点となる位置に最初の遮へいシートの本体部シートを本体縦係止部及び必要に応じて本体横係止部を用いて貼設する起点貼設工程と、
    次の遮へいシートの本体部シートのうち他辺を、既に貼設されている遮へいシートの第1帯部の内側かつ第2帯部の一端の外側に重ねつつ、既に貼設されている遮へいシートの本体部シートの一辺に沿わせて、次の遮へいシートの本体部シートを本体縦係止部を用いて前記骨組みに貼設する横延伸貼設工程と、
    次の遮へいシートの本体部シートの上辺を、既に貼設されている遮へいシートの第2帯部の外側に重ねつつ、既に貼設されている遮へいシートの本体部シートの底辺に沿わせて、既に貼設されている遮へいシートの本体部シートの底辺の本体横係止部と次の遮へいシートの本体部シートの上辺の本体横係止部とを連結するとともに、次の遮へいシートの本体部シートを本体縦係止部を用いて前記骨組みに貼設する縦延伸貼設工程と、
    を含むことを特徴とする遮へい方法。
  5. 請求項2又は3に記載の遮へいシートを用いて行なわれる遮へい方法であって、
    骨組みの起点となる位置に最初の遮へいシートの本体部シートを本体縦係止部及び必要に応じて本体横係止部を用いて貼設する起点貼設工程と、
    次の遮へいシートの本体部シートのうち他辺を、既に貼設されている遮へいシートの第1帯部の内側かつ第2帯部の一端の外側に重ねつつ、既に貼設されている遮へいシートの本体部シートの一辺に沿わせて、次の遮へいシートの本体部シートを本体縦係止部を用いて前記骨組みに貼設する横延伸貼設工程と、
    次の遮へいシートの本体部シートの上辺を、既に貼設されている遮へいシートの第2帯部の外側に重ねつつ、既に貼設されている遮へいシートの本体部シートの底辺に沿わせて、既に貼設されている遮へいシートの本体部シートの底辺の本体横係止部と次の遮へいシートの本体部シートの上辺の本体横係止部とを連結するとともに、次の遮へいシートの本体部シートを本体縦係止部を用いて前記骨組みに貼設する縦延伸貼設工程と、
    既に貼設されている遮へいシートの第1係止部と次の遮へいシートの第2係止部とを互いに係止して、第1帯部を次の遮へいシートの本体部シートに固定する第1帯部固定工程と、
    既に貼設されている遮へいシートの第3係止部と次の遮へいシートの第4係止部とを互いに係止して、隣接する第2帯部同士をつなぎ合せる第2帯部固定工程と、
    を含むことを特徴とする遮へい方法。
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