JP5522671B2 - 吸遮音パネル - Google Patents
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Description
しかし、係る従来の防音パネルは、質量が大きく、運搬や設置に多大な労力を要するという問題を有している。
また、吸音材であるグラスウールは耐水性が低く、カビが発生しやすい。
そして、遮音部材、吸音部材、パネルとしての強度部材が各々別個に必要とされるので、製造コストが嵩み、製造期間が長いという問題も有している。
従来技術に係る吸遮音パネル(特許文献1)では、図23に示すように、合成樹脂発泡板は、粒子(発泡体)11a内の空間11bが連通して、吸音効果を発揮している。その結果、フレーム内にグラスウールを充填した上記防音パネルに比較して、軽量で、設置・移動等の施工性に優れている。
そして、吸遮音パネルの重量が制限されている場合には、必要な吸音性能を得ることが困難になる場合が存在することが分った。
ここで、本発明のフレーム(200)は、施工現場以外で予め製造されるのが好ましい。
そして、本発明のフレーム(200)は、吊って移動するための吊具(例えば、ワイヤ係止部203)を有しているのが好ましい。
そして、吸音部材(1)の一方の面を多孔シート(例えば、メッシュシート2)で被覆しているので、多孔性シートの孔を介して、騒音が合成樹脂発泡材(70)の円柱状粒子(11)間の空隙部(12)に吸収される。また、他方の面を遮音シート(3)で被覆しているので、合成樹脂発泡材(70)の吸音作用に加えて、遮音シート(3)によって騒音が低減される。その結果、本発明の吸遮音パネル(100)では、吸音性、遮音効果が非常に高い。
さらに、吸音部材(1)の発泡倍率を高め、空隙部を大きくしたので、軽量化が可能になった。
また、当該結合用具(4)が異物(砂埃その他の異物)が混入し或いは発錆しても確実に結合及び結合解除を行う機能を有していれば、屋外で異物が多量に存在する環境においても、吸遮音パネル(100)を取付用構造物(200)に結合する作業及び結合解除作業を、容易且つ確実に行うことができる。
そして、合成樹脂発泡体(1)のサイズを1/2にして、搬送その他において破損することを防止することが出来る。
そのため、水が浸入しても、ポケット状の領域(2A、2B)に溜まってしまうことはなく、吸音材(1)を乾いた状態に維持し易く、カビが生じてしまうことが防止される。
ここで、当該フレーム(200)が、(施工現場以外で予め製造され)移動するための部材(フレームの最下部に設けられたキャスター202)、吊って移動するための吊具(例えば、ワイヤ係止部203)を有していれば、当該フレーム(200)の移動が容易になる。そして、施工現場以外の作業環境が良好な領域(例えば、工場等)で予めフレーム(200)を組み立て、組み立てられたフレーム(200)を施工現場まで移動することも可能になる。
これにより、予め組み立てられたフレーム(200)を施工現場に運搬する作業が容易になる。
先ず、図1〜図4を参照して、全体を符号100で示す吸遮音パネルを説明する。
図1〜図3において、吸遮音パネル100は、合成樹脂発泡体(以下、「吸音材」と記載する)1(図3参照)、多孔シート(以下、「メッシュシート」と記載する)2、遮音シート3、結合用具(以下、「固縛ベルト」と記載する)4、紐状部材6を備えている。
図1において、矢印Diは騒音源側を示しており、矢印Doは騒音源とは反対側(騒音源を遮蔽パネル100で遮蔽した外側)を示している。
図4において、空隙部12は、図4では黒く塗りつぶした部分として表現されている。
合成樹脂発泡材70は、円柱状粒子11間に形成されている空隙部12により、好適な吸音性能を奏する。
ここで、前記合成樹脂発泡体1の材料(合成樹脂発泡材70)としては、例えば、発泡ポリプロピレンを用いることが出来る。そして、発泡ポリプロピレンとしては、市販品(例えば、商品名「エペランdB」:株式会社カネカ製)を使用することが可能である。
発明者の実験によれば、密度が8g/リットルよりも低い値であると、遮蔽パネル100の吸音材1として要求される強度を充足することが困難である。一方、密度が200g/リットルよりも高い数値であると、吸音材1の重量或いは遮蔽パネル100全体の重量が増加して、搬送に不便である。
図1においては、ポケット状の空間2A、2Bの底(メッシュシート2で構成されている)に相当する部分が、符号5で示されている。
図3において、上下それぞれのポケット状の空間2A、2Bでは、メッシュシート2の左右両端部が遮音シート3の左右両端近傍に、公知の手法(例えば接着や縫製)によって取り付けられている。そして、上下それぞれのポケット状の袋体における底部5についても、メッシュシート2が遮音シート3に(公知の手法によって)取り付けられている。
これらの寸法は、
(1) 騒音源が存在する現場(例えば工事現場等)の大多数において、吸遮音パネル100の上下方向寸法が、遮音のために十分であること、(吸遮音パネル100を上下方向に複数段に亘って配置せずに済むこと)、
(2) 吸遮音パネル100の持ち運びに際して、吸遮音パネル100を二つ折りにすれば、容易に持ち運べること、
という観点から設定されている。
係る構成を採用したのは、単一の吸音材(上下方向長さ2400mm×幅600mm)を遮音シート3に積層して吸遮音パネルを構成した場合には、当該単一の吸音材の上下方向寸法(2400mm)が大きくなり過ぎてしまい、破損する恐れが存在するからである。
また、単一の吸音材を遮音シート3に積層したのでは、上下方向寸法(2400mm)が大きく過ぎるので、運搬が困難になるからである。
さらに、単一の吸音材を遮音シート3に積層したのでは、吸遮音パネル100を二つ折りにして、搬送を容易にすることが不可能になる。
これに加えて、一つの吸遮音パネル100について2枚の吸音材1を設けた場合に、2枚の吸音材1が同時に破損する可能性は低い。そして、一方の吸音材1が破損した際には、破損した吸音材1のみを交換すれば良く、同時に2枚の吸音材1を交換する必要がない。
吸音材1は、吸音材メーカー側において、幅900mmの材料として製造するのが、最も効率的である。
そして、図示の実施形態において、吸音材の幅寸法Wを600mmにすれば、吸音材メーカーから幅900mmの吸音材材料を購入し、幅寸法W=600mmの吸音材をカットする。その後、カットした後に余った吸音材材料(幅寸法W=300mm)2枚を溶着すれば、幅寸法W=600mmの吸音材が得られる。すなわち、幅900mmの吸音材材料から、幅600mmの吸音材をカットした後、余った吸音材材料(幅300mm)を有効利用して、吸音材の材料について、いわゆる「ゼロ・エミッション」を達成することが出来る。
以上の理由により、図示の実施形態では、吸音材1の幅寸法Wが600mmに設定されている。
図6で示すように、左側縁部或いは右側縁部の何れか一方の側縁部における固縛ベルト4は、図6で示すように、ベルト41とバックル42を有している。そして、他方の側縁部における固縛ベルト4は、ベルト41のみで構成されており、バックル42は備えていない。何れの側縁部においても、ベルト41は遮音シート3の側縁部に取り付けられている(例えば、縫い付けられている)。
固縛ベルト4の材料は樹脂製繊維及び金属のみならず、吸遮音パネル100を支持するのに必要な強度を有し、砂塵その他異物の混入に強く、耐候性が高い材料であれば、選択可能である。
ベルト41とバックル42については、締結或いは固縛が容易で、支持するのに必要な強度を有し、砂塵その他異物の混入に強く、耐候性が高いものであれば、市販品を適用しても良い。そして、ベルト41とバックル42の締結或いは固縛の態様については公知技術と同様であるので、説明は省略する。
固縛ベルト4をフレーム200の骨組部材(例えば単管)210に巻き回し、ベルト41とバックル42とを締結することにより、吸遮音パネル100は当該フレーム200に支持される。
また、ベルト41とバックル42とを締結する方式であれば、ベルト41の長さを締結に最適な長さに調節することが極めて容易に行われる。換言すれば、ベルト41の長さを調節して、吸遮音パネル100をフレーム200の骨組部材210に最も強固に支持出来る様にする作業が、ベルト41とバックル42との組み合わせであれば非常に簡単に行なうことが出来る。
そして、パネル100上端の左右両側縁部の2個の固縛ベルト4と、パネル100左右両側縁部における上下方向の中間部、下端部の4個の固縛ベルト4を、吸遮音パネル100を骨組部材210に巻き回して締結(固縛)することにより、吸遮音パネル100を屋外の現場に設置した場合であっても、強風の場合にも吸遮音パネル100は骨組部材210に確実に固定され、過度の撓みが生じる恐れが防止される。
上述した6個の固縛ベルト4による支持に加えて、紐状部材6を骨組部材210に巻き回して縛結することにより、吸遮音パネル100は骨組部材210に対してより確実に固定され、強風を受けた場合でも、吸遮音パネル100が骨組部材210から分離することや、過度に撓んでしまうことが防止される。
補強材8としては、たとえば、産業廃棄物を薄い板状に固めた市販のボード(例えば、明治テック株式会社が販売している商品名「リサイクルボード」)を使用可能である。
係る補強材8を設けることにより、吸遮音パネルの周縁部(固縛ベルト4、紐状部材6を備えた部分)のみならず、中央部(固縛ベルト4、紐状部材6から離隔した領域)においても、強風を受けた場合に過度に撓むことが防止される。
図8は、例えば運搬時等において、吸遮音パネル100を、二つ折りに折り畳んだ状態を示している。図8において、吸遮音パネル100は、図3において、遮音シート3における寸法haの箇所で、二つ折りになっている。そして、図9は、図8で示すように二つ折りに折り畳まれた状態の吸遮音パネル100を、側面から見た状態を示している。
ここで、本明細書では、寸法haの箇所を、部分haと表現する場合がある。
図8、図9では、吸遮音パネル100を二つ折りに折り畳んだ際に、折り畳まれた状態の吸遮音パネル100では、遮音シート3が外側に露出しており、メッシュシート2は露出しない様になっている。これにより、ポケット状の空間2A、2B内に雨水等が浸入することが防止される。
図示の実施形態では、吸遮音パネル100における厚みBtの2倍の寸法は125mmであり、前記隙間部分の寸法haは150mmである。
なお、図11で示す様に折り畳む場合は、図14において後述する様に、下方のポケット状空間2Bの真上に蓋7(図14)を設けて、下方のポケット状空間2B内に雨水等が浸入するのを防止することが好ましい。
ここで、雨水がポケット状の空間2A、2Bに浸入した場合には、空間2A、2Bの底部5を構成するメッシュシート2の透水性は、さほど良好ではないため、空間2A、2Bに雨水が残存して、吸音材1にカビが生えてしまう恐れがある。
変形例では、幅寸法が小さい2本のベルト5Aによって、メッシュシート2の下端と遮音シート3とが接続されている。
すなわち、図12で示す変形例は、吸遮音パネル100に設けられた上下それぞれのポケット状の空間2A、2Bは、メッシュシート2、遮音シート3、2本のベルト5Aによって形成されている。なお、ベルト5の材質は、メッシュシート2或いは遮音シート3と同様であってもよい。
これにより、雨水がポケット状の空間2A、2Bに浸入しても、吸音材1は乾いた状態に保持し易く、カビが生じてしまうことが防止される。
図13は、図12の変形例において補強材8を挿入した変形例を示している。
図13の変形例において、図12に関連して説明した以外の構成及び作用効果については、図7の変形例と同様である。
そして、図12の変形例と、図13の変形例においては、図示の実施形態と同様に、以下に説明する構成も具備している。
そして、図3において、遮音シート3の音源側の面Di(メッシュシート2が見える側)の右側縁部全域には取付部材Tm3sが設けられ、上縁近傍には幅方向の略々全域にわたって取付部材Tm2tが設けられている。
ここで、取付部材としては、多数の雄側突起を有する雄側部材(以下、「雄の取付部材」と標記する場合がある)と、多数の雌側突起を有する雌側部材(以下、「雌の取付部材」と標記する場合がある)に分かれており、雄側部材と雌側部材を接触させると雄側突起と雌側突起とが係合して、雄側部材と雌側部材が結合して接続される部材、すなわち面ファスナー(例えば株式会社クラレ製の「マジックテープ」(登録商標)なる面ファスナー)、が選択可能である。
図14において、蓋7の自由端には、蓋7と同じ幅の取付部材(上述したのと同様な取付部材)が設けられている。
蓋7の自由端に取り付けられた雄の取付部材To7は、上段側のメッシュシート2の上縁に取り付けられた雌の取付部材Tm2tと噛み合うことでポケット状空間2Aの上方の開口を閉鎖することが出来る。これにより、ポケット状空間2A中に雨水が浸入するのを防止出来る。
図示の実施形態では、遮音シート3の高さ方向寸法は、遮音シート3の延在部分3ebが折り畳まれた状態では2600mmに設定されている。そして、延在部分3ebを展開すると(下方に開いて伸ばすと)、例えば30mmの長さが加わる(2630mm)。
延在部分3ebについて、図15、図16を参照して説明する。
ここで、騒音は直進性が高く、僅かでも隙間があれば遮音効果は大きく減じてしまうため、遮音或いは吸音のためには、係る隙間(寸法hの隙間)を閉鎖することが必要である。そこで、図16で示す様に、延在部分3ebを展開して、30mmの折り畳み代hb(図16)により、図15における寸法hの隙間を閉鎖する。そして、延在部分3ebの先端が地表に接触していれば、図15における寸法hの隙間において、遮音効果を発揮する。
そのため、吸遮音パネル全体を非舗装面上で移動する場合等においては、図15で示すように、取付部材To3b、Tm3bを接触させて一体に接続し、延在部分3ebを折り畳み、取付部材To3b、Tm3bに異物が付着することを防止する。
図17、図18において、中央の吸遮音パネル100を右側の吸遮音パネル100と隣接する様に(連続して)、フレーム200の骨組部材210に取り付けるに際しては、中央の吸遮音パネル100における遮音シート3の雌の取付部材Tm3sと、右方の吸遮音パネル100における遮音シート3の雄の取付部材To3s(図18:図17では図示せず)とを結合させている。
図19は、騒音源の上方に吸遮音パネル100R(天井部に相当する吸遮音パネル)を配置する場合を示している。より詳細には、図19は、壁に相当する吸遮音パネル100Sと、天井部に相当する吸遮音パネル100Rの接続の態様を示している。
図19において、壁に相当する吸遮音パネル100Sの上方に、天井部に相当する吸遮音パネル100Rを水平に配置している。天井側の吸遮音パネル100Rでは、音源側、すなわちメッシュシート2が下方になるように配置されている。
これにより、天井部の吸遮音パネル100Rの遮音シート3の下端の延在部分3ebと、壁に相当する吸遮音パネル100Sの遮音シート3上縁とが、一部が重複する様な態様で接続され、天井部の吸遮音パネル100Rと壁に相当する吸遮音パネル100Sの境界部分から、騒音が外部に漏出してしまうことが防止される。
延在部分3ebを折り畳み可能に構成することにより、図19における「天井部に相当する吸遮音パネル100R」を「壁に相当する吸遮音パネル100S」として使用した場合に、図15を参照して説明したように、取付部材Tom3、Tm3bに異物が付着することを防止出来る。
図20において、上段側の吸遮音パネル100の遮音シート3下端の延在部分3ebは、展開して下方に伸ばした状態となっている。そして、上段側の吸遮音パネル100の延在部分3ebの取付部材Tm3bが、下段側の吸遮音パネル100における遮音シート3上縁の取付部材To3tと結合されている。
これにより、上段側の吸遮音パネル100の遮音シート3の下端の延在部分3ebと、下段側の吸遮音パネル100の遮音シート3上縁とが、一部が重複する態様で接続される。そして、上段側の吸遮音パネル100Rと下段側の吸遮音パネル100Sの境界部分から、騒音が外部に漏出してしまうことが防止される。
ここで、下段側の吸遮音パネル100において、遮音シート3上縁における取付部材To3tは、音源とは反対側に配置されている。
図21において、フレーム200は、4本の柱201、複数の単管210を格子状に組んで構成されている。ここで、単管210は、梁を含んでいる。
吸遮音パネル100を単管210に固縛するに際しては、吸遮音パネル100に装備された固縛ベルト4を単管210に巻き付け、固縛ベルト4のバックル42(図6参照)により、長さを調整して堅固に締め付ける。それと共に、必要に応じて、吸遮音パネル100に装備された紐状部材6を選択的に単管210に巻き付け、固く縛って固定する。
作業環境の整っていない施工現場でフレーム200を組み立てる場合には、多大な労力を必要とする場合がある。その様な場合には、例えば工場等の作業環境が整った場所で予めフレーム200を組み立てておき、組み立てたフレーム200を施工現場或いはその近傍箇所まで移動することが効率的である。組み立てられたフレーム200を移動するに際して、図示しないワイヤをワイヤ係止部203に係止して、フレーム200をクレーン等(図示せず)で吊り上げることが出来る。
すなわち、騒音源を囲う様にフレーム200を配置したならば、フレーム200の単管210に、吸遮音パネル100の固縛バンド4を締結する。そして、必要に応じて(選択的に)、紐状部材6を単管210に緊縛する。
全ての吸遮音パネル100がフレーム200に取り付けた後、フレーム200の上方からフレームの上部を覆う様に防音シート300を被せる。そして、公知の態様で防音シート300をフレーム200に取り付ける。
ここで、防音シート300は、必ずしも吸音材を具備している必要はない。遮音シート3と同様の材料のみで、防音シート300を構成しても良い。
その様に構成すれば、フレーム200を搬送する際には垂直方向寸法を最小として、騒音源を包囲する段階で、騒音源のサイズに対応して、フレーム200の垂直方向寸法を調節することが出来る。
この場合には、搬送時の労力及びコストを低減することができる。
ここで、キャスター202は、フレーム200が移動する領域の地表の凹凸を吸収出来るような機能を有するタイプであるのが好ましい。
図示の実施形態では、例えば24枚の吸遮音パネル100が使用され、その屋根部分は吸遮音パネル100は使用されておらず、1枚の防音シート300で覆われている。
また、当該発泡体1の一方の面をメッシュシート2で被覆し、他方の面を遮音シート3で被覆しているので、メッシュシート2で被覆した側を音源に向けるように配置すれば、遮音効果は非常に高くなる。
そのため、簡単且つ強固に、吸遮音パネル100をフレーム200の単管210に結合することが可能である。
これに加えて、固縛ベルト4は発錆し難く、異物(砂埃その他の異物)が混入しても確実に結合及び結合解除を行う機能を有しているので、各種工事現場の様に、屋外で異物が多量に存在する環境においても、吸遮音パネル100をフレーム200の単管210に結合する作業及び結合解除作業を、容易且つ確実に行うことができる。
そして、吸遮音パネル100を部分haで折り曲げて、いわゆる「二つ折り」にして持ち運べば、嵩張ることもなく吸遮音パネル100を容易に移動することができる。
その結果、空間2A、2Bに収容された吸音材1にカビが生えてしまうことが防止される。
すなわち、フレーム200の移動作業が効率良く行われる。
2・・・多孔シート/メッシュシート
3・・・遮音シート
4・・・結合用具
5・・・ベルト
6・・・紐状部材
7・・・蓋
70・・・合成樹脂発泡材
100、100R、100S・・・吸遮音パネル
200・・・フレーム
201・・・柱
202・・・キャスター
203・・・吊具
210・・・水平部材
300・・・防音シート
400・・・防音ハウス
Claims (2)
- 合成樹脂発泡体の一面が多孔シートで被覆され、他方の面が遮音シートで被覆されており、合成樹脂製発泡体を構成する合成樹脂発泡材は、微細な円柱状粒子と該円柱状粒子間の空隙部を有しており、円柱状粒子間の空隙部が吸音性能を有しており、結合用具が両側縁部の上下端部及び中央部に設けられ、結合用具は異物が混入し或いは発錆しても確実に結合及び結合解除を行う機能を有しており、2枚の多孔シートが1枚の遮音シートに固定されて、上縁部が開口した袋状に取り付けられており、多孔シートが遮音シートに袋状に取り付けられた2つの領域の各々に合成樹脂発泡体が収容されており、遮音シートは前記2つの領域の間の部分で折り曲げ可能であり、多孔シートの両側縁部が遮音シートに固定されており、多孔シートの下縁部と遮音シートは複数本のベルトにより接続されていることを特徴とする吸遮音パネル。
- 請求項1の吸遮音パネルが結合用具によって取り付けられている骨組部材から構成され、移動するための部材を有していることを特徴とするフレーム。
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