JP2014101265A - Aeコンクリートの調製方法及びaeコンクリート - Google Patents

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Abstract

【課題】優れた流動性を有し、得られる硬化体が優れた強度を発現することを前提として、1)練り混ぜ後のAEコンクリートの空気量が経時的に安定した状態で保たれること、2)得られる硬化体の乾燥収縮率が小さく、ひび割れの発生が抑制されること、3)得られる硬化体の凍結融解に対する抵抗性が強いこと、4)得られる硬化体の表面が平滑であること、以上の1)〜4)の多機能を同時に備えたAEコンクリートを調製することができるAEコンクリートの調製方法及びそのようなAEコンクリートを提供する。
【解決手段】いずれも特定の、水溶性ビニル共重合体を5〜30質量%、グリセリンのプロピレンオキサイド付加物を1〜50質量%及びポリエチレングリコールモノアルキルエーテルを20〜69質量%(合計100質量%)の割合で含有して成る特定の多機能混和剤を、セメント100質量部当たり0.2〜3質量部の割合となるよう用いてAEコンクリートを調製した。
【選択図】なし

Description

本発明はAEコンクリートの調製方法及びAEコンクリートに関し、更に詳しくは多機能混和剤及び空気量調節剤を用いた収縮低減性のAEコンクリートの調製方法及びこの調製方法によって得られるAEコンクリートに関する。近年、建築土木工事におけるコンクリート構造物の長寿命化の要求が高まる中で、乾燥収縮によるひび割れを抑制するための改善や寒冷地での凍結融解に対する抵抗性の改善など、コンクリート構造物の耐久性を向上させることが重要になっている。そのための一つの方法として、コンクリート構造物の乾燥収縮によるひび割れの発生を抑制する目的でコンクリートの乾燥収縮量を低減する乾燥収縮低減剤に関心が高まっている。しかしながら、高水準の収縮低減効果を期待して乾燥収縮低減剤の一定量(例えばコンクリート1m当たり2kg)以上をコンクリートに含有させると、1)不安定な空気泡を巻き込み易くなり、2)凍結融解抵抗性が弱くなって、3)強度が低下する等の悪影響が顕著になる問題が依然として指摘されており、未だ充分に解決されるには到っていない。
従来、得られる硬化体の乾燥収縮を低減する各種の乾燥収縮低減剤(例えば特許文献1〜3参照)が知られており、また作業性やコスト面から、乾燥収縮低減剤をセメント分散剤と混合して一液化した収縮低減タイプの高性能AE減水剤や収縮低減タイプのAE減水剤(例えば特許文献4〜6参照)も知られている。しかし、いずれの場合においても乾燥収縮低減剤の使用量を増すと、その収縮低減効果が上昇する反面で、凍結融解に対する抵抗性を著しく低下するという問題がある。また乾燥収縮低減剤を使用したAEコンクリートの多くは、該AEコンクリートを型枠に流し込み、バイブレータを用いて締め固めながら成型する際に、不安定な空気泡がコンクリート成型体の上層表面に凝縮して大きなボイドが発生し易いという問題を抱えている。
特開昭56−37259号公報 特開昭59−21557号公報 特開昭59−152253号公報 特開2004−2175号公報 特開2009−161428号公報 特開2010−100478号公報
本発明が解決しようとする課題は、優れた流動性を有し、得られる硬化体が優れた強度を発現することを前提として、1)練り混ぜ後のAEコンクリートの空気量が経時的に安定した状態で保たれること、2)得られる硬化体の乾燥収縮率が小さく、ひび割れの発生が抑制されること、3)得られる硬化体の凍結融解に対する抵抗性が強いこと、4)得られる硬化体の表面が平滑であること、以上の1)〜4)の多機能を同時に備えたAEコンクリートを調製することができるAEコンクリートの調製方法及びAEコンクリートを提供する処にある。
しかして本発明者らは、前記の課題を解決するべく研究した結果、一液型の特定の多機能混和剤を用いてAEコンクリートを調製することが正しく好適であることを見出した。
すなわち本発明は、セメント、水、細骨材、粗骨材、多機能混和剤及び空気量調節剤を用いてAEコンクリートを調製するに際し、セメント100質量部当たり下記の多機能混和剤を0.2〜3.0質量部の割合で用いて、連行空気量を3〜7容量%に調製することを特徴とするAEコンクリートの調製方法に係る。また本発明は、かかる調製方法によって得られるAEコンクリートに係る。
多機能混和剤:下記のA成分を5〜30質量%、下記のB成分を1〜50質量%及び下記のC成分を20〜69質量%(合計100質量%)の割合で含有して成るもの。
A成分:分子中に下記の構成単位Lを35〜85モル%、下記の構成単位Mを15〜65モル%及び下記の構成単位Nを0〜5モル%(構成単位Lと構成単位Mと構成単位Nの合計100モル%)の割合で有する質量平均分子量3000〜80000の水溶性ビニル共重合体。
構成単位L:メタクリル酸から形成された構成単位及びメタクリル酸塩から形成された構成単位から選ばれる一つ又は二つ以上。
構成単位M:分子中に5〜80個のオキシエチレン単位で構成されたポリオキシエチレン基を有するメトキシポリエチレングリコールメタクリレートから形成された構成単位。
構成単位N:メタリルスルホン酸塩から形成された構成単位及びメチルアクリレートから形成された構成単位から選ばれる一つ又は二つ以上。
B成分:下記の化1で示される化合物
Figure 2014101265
化1において、
、A、A:分子中に1〜10個のオキシプロピレン単位で構成された(ポリ)オキシプロピレン基を有する(ポリ)プロピレングリコールから全ての水酸基を除いた残基であって、且つA、A及びA中のオキシプロピレン単位の個数の合計が5〜25を満足するもの。
C成分:下記の化2で示される化合物
Figure 2014101265
化2において、
:炭素数3〜5のアルキル基
:分子中に1〜4個のオキシエチレン単位のみで構成された(ポリ)オキシエチレン基を有する(ポリ)エチレングリコールから全ての水酸基を除いた残基。
本発明に係るAEコンクリートの調製方法(以下、本発明の調製方法という)は、セメント、水、細骨材及び粗骨材の他に、多機能混和剤及び空気量調節剤を用いる方法である。
本発明の調製方法に供する多機能混和剤は、前記したA成分、B成分及びC成分から成る混和剤である。該多機能混和剤の一成分として用いるA成分は、構成単位Lと構成単位Mとで構成された水溶性ビニル共重合体又は構成単位Lと構成単位Mと構成単位Nとで構成された水溶性ビニル共重合体である。
構成単位Lは、メタクリル酸から形成された構成単位及びメタクリル酸塩から形成された構成単位から選ばれる一つ又は二つ以上である。メタクリル酸塩としては、メタクリル酸のリチウム、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属塩、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等の有機アミン塩が挙げられるが、なかでもナトリウム塩が好ましい。
構成単位Mは、分子中に5〜80個のオキシエチレン単位で構成されたポリオキシエチレン基を有するメトキシポリエチレングリコールメタクリレートから形成された構成単位である。
構成単位Nは、メタリルスルホン酸塩から形成された構成単位及びメチルアクリレートから形成された構成単位から選ばれる一つ又は二つ以上である。メタリルスルホン酸の塩としては、メタリルスルホン酸のリチウム、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属塩が挙げられるが、ナトリウム塩が好ましい。
本発明の調製方法において多機能混和剤の一成分として用いるA成分は、以上説明したような構成単位Lと構成単位Mとで構成された水溶性ビニル共重合体又は構成単位Lと構成単位Mと構成単位Nとで構成された水溶性ビニル共重合体であって、分子中に構成単位Lを35〜85モル%、構成単位Mを15〜65モル%及び構成単位Nを0〜5モル%(合計100モル%)の割合で有する水溶性ビニル共重合体である。各構成単位の割合がこれらの範囲から外れると、そのような水溶性ビニル共重合体は流動性能が著しく低下する。なかでも、A成分としては、それが構成単位Lと構成単位Mとで構成された水溶性ビニル共重合体である場合、構成単位Lを45〜85モル%及び構成単位Mを15〜55モル%(合計100モル%)の割合で有するものが好ましく、またそれが構成単位Lと構成単位Mと構成単位Nとで構成された水溶性ビニル共重合体である場合、構成単位Lを45〜85モル%、構成単位Mを15〜55モル%及び構成単位Nを5モル%以下(合計100モル%)の割合で有するものが好ましい。
A成分としての水溶性ビニル共重合体は公知の方法で合成できる。これには例えば、特開昭58−74552号公報や特開平1−226757号公報に記載されているような水系ラジカル共重合による方法が適用できる。いずれにしてもこれらの方法で合成される水溶性ビニル共重合体の質量平均分子量(GPC法によるポリスチレン換算の質量平均分子量、以下同じ)は、3000〜80000の範囲内のものとするが、質量平均分子量がかかる範囲から外れると、そのような水溶性ビニル共重合体は流動性能が低下する。好ましくは、水溶性ビニル共重合体の質量平均分子量は5000〜60000の範囲内とする。
本発明の調製方法において多機能混和剤の一成分として用いるB成分は、前記の化1で示される化合物、すなわちグリセリンのプロピレンオキサイド付加物である。化1中のA、A及びAは分子中に1〜10個のオキシプロピレン単位で構成された(ポリ)オキシプロピレン基を有する(ポリ)プロピレングリコールから全ての水酸基を除いた残基であって、且つA、A及びA中のオキシプロピレン単位の個数の合計が5〜25を満足するものである。B成分の化1で示される化合物は、グリセリン1分子が有する3個の水酸基に対してオキシプロピレン単位がそれぞれ1〜10個の範囲、且つそれらのオキシプロピレン単位の個数の合計が5〜25個の範囲となるように付加したものであるが、オキシプロピレン単位の個数の合計が7〜20個の範囲となるように付加したものが好ましい。オキシプロピレン単位の個数の合計が5個よりも少ないと、得られる硬化体の乾燥収縮率が大きくなり、逆にオキシプロピレン単位の個数の合計が25個よりも多いと、水に不溶化して連行空気量の調製が困難になる。以上説明したB成分の化1で示される化合物はグリセリンにプロピレンオキサイドを付加重合する公知の方法で合成できる。
本発明の調製方法において多機能混和剤の一成分として用いるC成分は、前記の化2で示される化合物、すなわちポリエチレングリコールモノアルキルエーテルである。化2中のRは炭素数3〜5のアルキル基であるが、炭素数4のブチル基が好ましい。ブチル基には、ノルマルブチル基、セカンダリーブチル基、ターシャリーブチル基等の異性体が含まれるが、なかでもRとしてはノルマルブチル基が好ましい。また化2中のAは、分子中に1〜4個のオキシエチレン単位で構成された(ポリ)オキシエチレン基を有する(ポリ)エチレングリコールから全ての水酸基を除いた残基である。なかでも、C成分の化2で示される化合物としては、ジエチレングリコールモノブチルエーテルが好ましい。以上説明したC成分の化2で示される化合物は、炭素数3〜5の脂肪族アルコールにエチレンオキサイドを付加重合する公知の方法で合成できる。
本発明の調製方法に供する多機能混和剤は、以上説明したようなA成分、B成分及びC成分から成り、該A成分を5〜30質量%、該B成分を1〜50質量%及び該C成分を20〜69質量%(合計100質量%)の割合で含有して成るものであるが、該A成分を10〜25質量%、該B成分を10〜45質量%及び該C成分を30〜65質量%(合計100質量%)の割合で含有して成るものが好ましい。各成分の含有割合がこれらの範囲から外れると、そのような多機能混和剤を用いて調製したAEコンクリートは前記した所期の多機能を同時に備えるのが難しくなる。
本発明の調製方法では、空気量調節剤を用いる。かかる空気量調節剤としては、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルベンゼンスルホン酸塩、ロジン石けん、高級脂肪酸石けん、アルキルリン酸エステル塩、ポリオキシアルキレンアルキルエーテルアルキルリン酸エステル塩等が挙げられるが、なかでもアルキルリン酸エステル塩が好ましく、オクチルリン酸モノエステル塩が特に好ましい。
本発明の調製方法では、セメント、水、細骨材、粗骨材、以上説明した多機能混和剤及び空気量調節剤を練り混ぜ、AEコンクリートを調製するが、この際に多機能混和剤は、セメント100質量部当たり0.2〜3.0質量部、好ましくは0.3〜2.5質量部の割合で用いる。多機能混和剤の使用量がこれより少ないと、調製したAEコンクリートは流動性が悪く、そもそも前記した所期の多機能を同時に備えるのが難しくなる。逆に多機能混和剤の使用量を多くしても、それに見合うだけの効果が得られない。また、空気量調節剤の使用量は通常、セメント100質量部当たり、0.001〜0.01質量部の割合とする。
多機能混和剤や空気量調節剤を加える方法は特に制限されない。AEコンクリートを練り混ぜる際に、それぞれの所定量を予め混合しておいて、練り混ぜ水で希釈したものを加えてもよいし、又はそれぞれの所定量を別々に練り混ぜ水で希釈し、別々に加えてもよいのであるが、多機能混和剤は有効成分(A成分、B成分及びC成分の合計)濃度が20〜70質量%の一液混合水溶液として用いるのが好ましい。
また本発明の調製方法では、調製するAEコンクリートの連行空気量を3〜7容量%、好ましくは4〜6容量%に調製する。連行空気量がこれより少ないと、そのようなAEコンクリートから得られる硬化体の凍結融解に対する抵抗性が弱くなり、逆に連行空気量がこれより多いと、そのようなAEコンクリートから得られる硬化体の強度が低くなる。
本発明の調製方法では、前記したように、セメント、水、細骨材、粗骨材、多機能混和剤及び空気量調節剤を練り混ぜ、AEコンクリートを調製する。この際、水/セメント比は特に制限されないが、一般に期待される圧縮強度が20〜55N/mmの硬化体を得るためには、水/セメント比を35〜65%、好ましくは40〜60%とする。
本発明の調製方法において、セメントとしては、普通ポルトランドセメント、早強ポルトランドセメント、中庸熱ポルトランドセメント、低熱ポルトランドセメント等の各種ポルトランドセメントの他に、高炉セメント、フライアッシュセメント、シリカフュームセメント等の各種混合セメントを使用できる。また細骨材としては、いずれも公知の川砂、山砂、海砂、砕砂等を使用できる。更に粗骨材としては、いずれも公知の川砂利、砕石、軽量骨材等を使用できる。
本発明の調製方法では、以上説明したように、セメント、水、細骨材、粗骨材、多機能混和剤及び空気量調節剤を練り混ぜ、AEコンクリートを調製するが、この際、本発明の効果を損なわない範囲内で、必要に応じて消泡剤、凝結促進剤、凝結遅延剤、防水剤、防腐剤、防錆剤等の添加剤を併用することができる。
本発明に係るAEコンクリートは、以上説明したような本発明の調製方法によって得られるものである。かかるAEコンクリートからは、乾燥収縮率が300×10−6〜700×10−6の範囲の低収縮の硬化体が得られ、同時に気泡間隔係数が350μm以下と小さく、凍結融解に対する抵抗性の優れた硬化体が得られる。更に加えて、得られる硬化体はその表面に気泡径3mm以上の粗大気泡が少なく、表面平滑性の優れたものとなる。
本発明によると、調製したAEコンクリートが優れた流動性を有し、得られる硬化体が優れた強度を発現することを前提として、調製したAEコンクリートの空気量が経時的に安定した状態で保たれ、しかも得られる硬化体の乾燥収縮率が小さく、また硬化体の気泡間隔係数が小さくて凍結融解に対する抵抗性が強く、更に硬化体表面のボイド発生が少なくて表面平滑性に優れるという効果がある。
以下、本発明の構成及び効果をより具体的にするため、実施例等を挙げるが、本発明が該実施例に限定されるというものではない。なお、以下の実施例等において、別に記載しない限り、%は質量%を、また部は質量部を意味する。
試験区分1(A成分、B成分及びC成分の合成)
・A成分としての水溶性ビニル共重合体(a−1)の合成
メタクリル酸60g、メトキシポリ(オキシエチレン単位が23個、以下n=23)エチレングリコールメタクリレート300g、メタリルスルホン酸ナトリウム5g、3−メルカプトプロピオン酸4g及び水490gを反応容器に仕込んだ後、48%水酸化ナトリウム水溶液58gを加え、攪拌しながら部分中和して均一に溶解した。反応容器内の雰囲気を窒素置換した後、反応系の温度を温水浴にて60℃に保ち、過硫酸ナトリウムの20%水溶液25gを加えてラジカル重合反応を開始し、5時間反応を継続して反応を終了した。その後、48%水酸化ナトリウム水溶液23gを加えて反応物を完全中和し、水溶性ビニル共重合体(a−1)の40%水溶液を得た。水溶性ビニル共重合体(a−1)を分析したところ、メタクリル酸ナトリウムから形成された構成単位/メトキシポリ(n=23)エチレングリコールメタクリレートから形成された構成単位/メタリルスルホン酸ナトリウムから形成された構成単位=70/27/3(モル%)の割合で有する質量平均分子量34000の水溶性ビニル共重合体であった。
・A成分としての水溶性ビニル共重合体(a−2)〜(a−4)及び(ar−1)〜(ar−3)の合成
水溶性ビニル共重合体(a−1)の合成と同様にして、水溶性ビニル共重合体(a−2)〜(a−4)及び(ar−1)〜(ar−3)を合成した。合成したA成分としての各水溶性ビニル共重合体の内容を表1にまとめて示した。
Figure 2014101265
表1において、
L−1:メタクリル酸ナトリウムから形成された構成単位
L−2:メタクリル酸から形成された構成単位
M−1:メトキシポリ(n=23)エチレングリコールメクリレートから形成された構成単位
M−2:メトキシポリ(n=68)エチレングリコールメタクリレートから形成された構成単位
M−3:メトキシポリ(n=45)エチレングリコールメタクリレートから形成された構成単位
N−1:メタリルスルホン酸ナトリウムから形成された構成単位
N−2:メチルアクリレートから形成された構成単位
*1:GPC法によるポリスチレン換算の質量平均分子量
・B成分としての化1で示される化合物(b−1)の合成
グリセリン184g(2.0モル)をオートクレーブに仕込み、触媒として水酸化カリウム1.8gを加えた後、オートクレーブ内を窒素置換した。攪拌しながら、反応温度を125〜140℃に保ち、プロピレンオキサイド1160g(20モル)を圧入して付加反応を行なった。圧入終了後、同温度で2時間熟成して反応を終了した。残存触媒を吸着材を用いて吸着処理した後、濾別精製した。精製物は常温で液状の化合物であり、水酸基価等の分析結果により、B成分としてのグリセリンのプロピレンオキサイド10モル付加物(b−1)であった。
B成分としての化1で示される化合物等(b−2)、(b−3)及び(br−1)〜(br−3)の合成
化1で示される化合物(b−1)の合成と同様にして、化1で示される化合物等(b−2)、(b−3)及び(br−1)〜(br−3)を合成した。合成したB成分としての化1で示される化合物等の内容を表2にまとめて示した。
Figure 2014101265
・C成分としての化2で示される化合物(c−1)の合成
n−ブタノール740g(10モル)をオートクレーブに仕込み、触媒として水酸化カリウムを1.8g加えた後、オートクレーブ内を窒素置換した。攪拌しながら、反応温度を120〜135℃に保ち、エチレンオキサイド900g(20モル)を圧入して付加反応を行なった。圧入終了後、同温度で2時間熟成して反応を終了した。残存触媒を吸着材を用いて吸着処理した後、濾別精製した。精製物は水酸基価等の分析結果により、C成分としてのジエチレングリコールモノブチルエーテル(c−1)であった。
C成分としての化2で示される化合物等(c−2)、(c−3)、(cr−1)及び(cr−2)の合成
化2で示される化合物(c−1)と同様にして、化2で示される化合物等(c−2)、(c−3)、(cr−1)及び(cr−2)を合成した。合成したC成分としての化2で示される化合物等の内容を表3の脚注にまとめて示した。
試験区分2(多機能混和剤の調製)
・多機能混和剤(f−1)の調製
ガラス容器に表1記載のA成分(a−1)を50部(固形濃度40%の水溶液)、表2記載のB成分(b−1)30部、C成分(c−1)50部及び水70部を投入して混合し、多機能混和剤(f−1)の50%濃度水溶液200部を調製した。
・多機能混和剤(f−2)〜(f−12)及び(fr−1)〜(fr−12)の調製
多機能混和剤(f−1)の調製と同様にして、多機能混和剤(f−2)〜(f−12)及び(fr−1)〜(fr−12)を調製した。調製した各多機能混和剤の内容を表3にまとめて示した。











Figure 2014101265
表3において、
a−1〜a−4及びar−1〜ar−3:表1記載の水溶性ビニル共重合体
b−1〜b−3及びbr−1〜br−3:表2記載の化1で示される化合物等
c−1:ジエチレングリコールモノブチルエーテル
c−2:ジエチレングリコールモノプロピルエーテル
c−3:トリエチレングリコールモノペンチルエーテル
cr−1:ジエチレングリコールモノエチルエーテル
cr−2:テトラエチレングリコールモノオクチルエーテル
試験区分3(AEコンクリートの調製及び評価)
実施例1〜15及び比較例1〜12
表4に記載した配合No.1の条件で、50リットルのパン型強制練りミキサーに普通ポルトランドセメント(密度=3.16g/cm、ブレーン値3300)、細骨材(岩瀬産砕砂、密度=2.61/cm、F.M.=2.83)及び粗骨材(岩瀬産砕石、密度=2.63/cm、F.M.=6.74)を順次投入して15秒間空練りした。次いで、目標スランプが18±1cm、目標空気量が4.5〜5.5%の範囲となるよう、試験区分2で調製した表3に記載の多機能混和剤及び空気量調節剤をそれぞれ所定量練り混ぜ水で希釈した後に投入して練り混ぜ、各例のAEコンクリートを製造した。各例について、多機能混和剤、空気量調節剤の添加量及び調製したAEコンクリートの評価結果を表5に、また硬化して得た硬化体の評価結果を表6にまとめて示した。
Figure 2014101265
表4において、
*1:岩瀬産砕石(密度=2.63/cm
*2:秩父産石灰砕石(密度=2.61/cm
・AEコンクリートの評価
調製した各例のAEコンクリートについて、空気量、スランプ、スランプ残存率を下記のように求め、結果を表5にまとめて示した。また各例のAEコンクリートを硬化して得た硬化体について、乾燥収縮率、気泡間隔係数、凍結融解耐久性指数及び圧縮強度を下記のように求め、結果を表6にまとめて示した。
・連行空気量(容量%):練り混ぜ直後のAEコンクリート及び60分間静置後のAEコンクリートについて、JIS−A1128に準拠して測定した。
・スランプ(cm):空気量の測定と同時に、JIS−A1101に準拠して測定した。
・スランプ残存率(%):(60分間静置後のスランプ/練り混ぜ直後のスランプ)×100で求めた。
・乾燥収縮率:JIS−A1129に準拠し、各例のAEコンクリートを20℃×60%RHの条件下で保存した材齢26週の供試体について、コンパレータ法により乾燥収縮ひずみを測定し、乾燥収縮率を求めた。この数値は小さいほど、乾燥収縮が小さいことを示す。
・気泡間隔係数(μm):各例のAEコンクリートを、20℃×60%RHの条件下で26週間保存し、得られた硬化体の表面を研磨仕上げした供試体について、気泡組織をASTM−C457のリニアトラバース法に準拠して顕微鏡で測定した。
・凍結融解耐久性指数(300サイクル):各例のAEコンクリートについて、JIS−A1148に準拠して測定した値を用い、ASTM−C666−75の耐久性指数で計算した数値を求めた。この数値は、最大値が100で、100に近いほど、凍結融解に対する抵抗性が優れていることを示す。
・圧縮強度(N/mm):各例のAEコンクリートについて、JIS−A1108に準拠し、材齢7日と材齢28日で測定した。
更に複数のAEコンクリートについては、硬化体の表面仕上り状態を下記のように求めた気泡数で評価すると共に目視観察でも評価した。結果を表7にまとめて示した。
気泡数の測定(個/0.09m):多機能混和剤を添加して練り混ぜた直後のAEコンクリートを、縦×横×高さが0.15m×1m×1mの木製化粧型枠に流し込み、棒状バイブレータを用いて締め固め、材齢3日後に脱枠し、得られた硬化体の型枠剥離面(合計2面で2m)に存在する気泡径が3mm以上の気泡数を数え、これを0.3m×0.3m=0.09m中に存在する気泡数に換算した。


Figure 2014101265



















Figure 2014101265
表5及び表6において、
添加量:セメント100質量部に対する添加質量部
*1:目標とする流動性(スランプ値)が得られなかったので測定しなかった。
*2:測定対象となるような供試体が得られなかったので測定しなかった。
f−1〜f−12及びfr−1〜fr−12:表3で調製した多機能混和剤
s−1:オクチルリン酸モノエステルカリウム塩
s−2:樹脂酸石けん系AE剤(竹本油脂社製の商品名チューポールAE−300)












Figure 2014101265
表5〜表7の結果からも明らかなように、本発明によると、調製したAEコンクリートは所望の流動性と優れた流動保持性を兼ね備えており、空気量も経時的に安定している。また得られる硬化体は乾燥収縮率が小さく、凍結融解に対する抵抗性が強く、充分な圧縮強度を有している。しかも硬化体表面に粗大な気泡数が少なく、外観が平滑で美麗であり、いずれの要求項目に対しても充分な性能を満足している。

Claims (11)

  1. セメント、水、細骨材、粗骨材、多機能混和剤及び空気量調節剤を用いてAEコンクリートを調製するに際し、セメント100質量部当たり下記の多機能混和剤を0.2〜3.0質量部の割合で用いて、連行空気量を3〜7容量%に調製することを特徴とするAEコンクリートの調製方法。
    多機能混和剤:下記のA成分を5〜30質量%、下記のB成分を1〜50質量%及び下記のC成分を20〜69質量%(合計100質量%)の割合で含有して成るもの。
    A成分:分子中に下記の構成単位Lを35〜85モル%、下記の構成単位Mを15〜65モル%及び下記の構成単位Nを0〜5モル%(構成単位Lと構成単位Mと構成単位Nの合計100モル%)の割合で有する質量平均分子量3000〜80000の水溶性ビニル共重合体。
    構成単位L:メタクリル酸から形成された構成単位及びメタクリル酸塩から形成された構成単位から選ばれる一つ又は二つ以上
    構成単位M:分子中に5〜80個のオキシエチレン単位で構成されたポリオキシエチレン基を有するメトキシポリエチレングリコールメタクリレートから形成された構成単位
    構成単位N:メタリルスルホン酸塩から形成された構成単位及びメチルアクリレートから形成された構成単位から選ばれる一つ又は二つ以上
    B成分:下記の化1で示される化合物
    Figure 2014101265
    (化1において、
    、A、A:分子中に1〜10個のオキシプロピレン単位で構成された(ポリ)オキシプロピレン基を有する(ポリ)プロピレングリコールから全ての水酸基を除いた残基であって、且つA、A及びA中のオキシプロピレン単位の個数の合計が5〜25を満足するもの。)
    C成分:下記の化2で示される化合物
    Figure 2014101265
    (化2において、
    :炭素数3〜5のアルキル基
    :分子中に1〜4個のオキシエチレン単位で構成された(ポリ)オキシエチレン基を有する(ポリ)エチレングリコールから全ての水酸基を除いた残基。)
  2. B成分の化1で示される化合物が、化1中のA、A及びA中のオキシプロピレン単位の個数の合計が7〜20を満足するものである請求項1記載のAEコンクリートの調製方法。
  3. C成分がジエチレングリコールモノブチルエーテルである請求項1又は2記載のAEコンクリートの調製方法。
  4. 多機能混和剤がA成分を10〜25質量%、B成分を10〜45質量%及びC成分を30〜65質量%(合計100質量%)の割合で含有して成るものである請求項1〜3のいずれか一つの項記載のAEコンクリートの調製方法。
  5. 多機能混和剤を有効成分濃度が20〜70質量%の一液混合水溶液として用いる請求項1〜4のいずれか一つの項記載のAEコンクリートの調製方法。
  6. セメント100質量部当たり多機能混和剤を0.3〜2.5質量部となる割合で用いる請求項1〜5のいずれか一つの項記載のAEコンクリートの調製方法。
  7. 空気量調節剤が、オクチルリン酸モノエステル塩である請求項1〜6のいずれか一つの項記載のAEコンクリートの調製方法。
  8. 連行空気量を4〜6容量%に調製する請求項1〜7のいずれか一つの項記載のAEコンクリートの調製方法。
  9. 水/セメント比を35〜65%に調製する請求項1〜8のいずれか一つの項記載のAEコンクリートの調製方法。
  10. 請求項1〜9のいずれか一つの項記載のAEコンクリートの調製方法によって得られるAEコンクリート。
  11. 得られる硬化体の乾燥収縮率が300×10−6〜700×10−6の範囲となるものである請求項10記載のAEコンクリート。
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