JP2014100229A - マッサージ機 - Google Patents

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Tetsuya Ishikawa
哲也 石川
Koichi Numata
康一 沼田
Shinsaku Shimizu
新策 清水
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Abstract

【課題】使用者の体格が変化した場合にも、施療部を確実にマッサージする。
【解決手段】本発明のマッサージ機1は、施療部にマッサージ部材を押し付けてマッサージを行うマッサージ機1において、前記マッサージ部材の施療部側を向く面には、施療部側に向かって突出すると共に、折り曲げ可能に形成された複数の棒状施療突起15が面状に分布するように配備されていて、複数の棒状施療突起15を施療部に押し当てることにより、施療部のマッサージを可能とすることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、痛みなどの不快な感覚を伴わずに施療部を確実にマッサージすることができるマッサージ機に関するものである。
従来から、首部、肩部、腰部、下肢部といった施療部に対してマッサージを行う際には、これらの施療部を押圧してマッサージすることが可能なマッサージ部が用いられている。これらのマッサージ部としては、例えばエア式やメカ式のようにマッサージの際に膨張などを起こして施療部を直接押圧するものが用いられることが多い。しかし、特に施療部に対して強いマッサージ効果を得たい場合には、指圧片のような硬質の部材をこれらのマッサージ部の表面に取り付けて、指圧片で施療部をピンポイントで強く押圧することにより指圧に近いマッサージ効果を発揮させる場合がある。
例えば、特許文献1には、エア式で膨張・収縮するエアセルに板状の揺動片を取り付け、この揺動片の表面にさらに指圧片を突出状に設けたマッサージ機が開示されている(図4参照)。この特許文献1のマッサージ機では、エアセルに空気を供給してエアセルを膨張させると板状の揺動片が揺動して使用者の施療部に向かって移動し、揺動片の表面に取り付けられた指圧片が施療部に押し当てられて、施療部をマッサージすることが可能となる。
特許第4065292号公報
上述した特許文献1のマッサージ機は、施療部の中でも特に「こり」がひどい部分や「つぼ」のようなピンポイントの施療部に、指圧片を押し当ててマッサージを行う構成とされている。
しかしながら、マッサージ機を使用する使用者(ユーザ)には体格が大きい人間もいれば、小さい人間もいる。それゆえ、標準的な体格の人間に合わせて指圧片などのマッサージ部を配置すると、体格が大きい人や小さな人では指圧片の位置が施療部からずれて、施療が必要ない場所をマッサージすることになったり、場合によっては痛みなどが伴ってリラクゼーションを得られなくなったりすることも考えられる。
本発明は、上記の事情を鑑みてなされたものであり、痛みなどの不快な感覚を伴わずに施療部を確実にマッサージすることができるマッサージ機を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明は次の手段を講じた。
すなわち、本発明に係るマッサージ機は、施療部にマッサージ部材を押し付けてマッサージを行うマッサージ機において、前記マッサージ部材の施療部側を向く面には、施療部側に向かって突出すると共に、折り曲げ可能に形成された複数の棒状施療突起が面状に分布するように配備されていて、前記複数の棒状施療突起を施療部に押し当てることにより、前記施療部のマッサージを可能とすることを特徴とする。
好ましくは、前記棒状施療突起は弾性樹脂で形成されていて、長手方向の基端部又は中途部から湾曲乃至は屈曲可能となるように構成されているとよい。
好ましくは、前記マッサージ部材の反施療部側の面には、前記棒状施療突起とは長さが異なる他の棒状施療突起が複数設けられ、前記他の棒状施療突起が施療部側へ指向可能に構成されているとよい。
好ましくは、前記マッサージ部材の反施療部側の面には、前記棒状施療突起とは屈曲の仕方が異なる他の棒状施療突起が複数設けられ、前記他の棒状施療突起が施療部側へ指向可能に構成されているとよい。
本発明に係るマッサージ機によれば、痛みなどの不快な感覚を伴わずに施療部を確実且つ効果的にマッサージすることができる。
本発明の実施の形態に係るマッサージ機の斜視図である。 マッサージ機を後面側から見た図であり、図1の矢印A側から見た図である。 マッサージ機の内部構造を示す上面斜視図である。 マッサージ部の拡大斜視図である。 棒状施療突起の屈曲状態を示す図である。 第2カバー部材を反転して付け替えた様子を示している。
本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
以下の実施形態では床面上に載置されて使用される載置型マッサージ機を例に挙げて本発明のマッサージ機1を説明する。
図1〜図6に示すように、本実施形態のマッサージ機1は、床面上に載置されて使用されるものであり、使用者の足F(下肢であって足首から先の部分)をマッサージするものである。
以下、図1に示した方向に基づき説明を進める。この方向によれば、図2の左右方向がマッサージ機1の右左方向(幅方向)であり、図2の紙面貫通方向がマッサージ機1の後前方向である。図2の上下方向をマッサージ機1の上下方向とする。
図1及び図2に示す如く、マッサージ機1は、床に載置可能とされた本体部2を有し、この本体部2の上面には、使用者の左足(施療部)を両側から挟み込むようにマッサージする左マッサージ部3と、右足を両側から挟み込むようにマッサージする右マッサージ部4と、が左右に並んで配備されている。これら左右のマッサージ部3、4は、図示を省略するカバーで覆われており、マッサージ機1の本体部2に内蔵された駆動機構5により駆動される。
なお、本体部2の上面には、左右のマッサージ部3、4よりも前側(使用者に近い側)に、足Fの裏を適度に刺激する複数の突起6が設けられている。また、本体部2の上面前側の中央側には、上述した駆動機構5をオン/オフさせてマッサージ動作を起動/停止させたり、駆動機構5に指令を送ってマッサージ速度やマッサージパターンを変更するためのスイッチを有する操作部7が設けられている。
以下、本発明のマッサージ機1の構成を順番に説明する。
図1に示すようにマッサージ機1の本体部2は、平面視で左右方向に長い矩形状とされたケーシングを有している。このケーシングは、上方開放状の下部ケーシング8と、この下部ケーシング8に嵌り合う下方開放状とされた上部ケーシング9とを有している。本体部2は、下部ケーシング8に上部ケーシング9が嵌り合うことで、これらの内部に収容空間を有する本体部2が構成されている。
下部ケーシング8の下面側四隅部には、下方突出状に設けられた脚部10が備えられており、この各脚部10の下部には、ゴム等からなる防振部材が設けられている。
上部ケーシング9の上面後側には開口部11が形成され、この開口部11に上述した左マッサージ部3と右マッサージ部4とが左右に並んで配備されている。これら左右のマッサージ部3、4は、いずれも次に示すような3つのマッサージ部材から構成されている。
図2に示すように、左マッサージ部3を例に挙げれば、この左マッサージ部3は、施療部である左足Fに対して上方から押し当てられてマッサージを行うアーム部材12(揺動するマッサージ部材)、このアーム部材12とは反対の側(左側面)から左足Fに接触してマッサージ効果を与えるマッサージ板13(固定状のマッサージ部材)、左足Fの裏に対して下方から押し当てられてマッサージを行うマッサージローラ14(回転するマッサージ部材)から構成されている。
これらアーム部材12、マッサージ板13、マッサージローラ14は右マッサージ部4にも同様に配備されている。すなわち、右マッサージ部4には、施療部である右足Fに対して上方から押し当てられてマッサージを行うアーム部材12、このアーム部材12とは
反対の側(右側面)から右足Fに接触してマッサージ効果を与えるマッサージ板13、右足Fの裏に対して下方から押し当てられてマッサージを行うマッサージローラ14が備えられている。
図1、図2などから明らかなように、これら左右のマッサージ部3、4は互いに左右反転している点を除けば略同じ構造を備えている。それゆえ、以降の説明では、左マッサージ部3を例に挙げて説明を行い、右マッサージ部4に関しては説明を省略する。
左マッサージ部3のアーム部材12は、上述した上部ケーシング9の開口部11を通り抜けて本体部2の内部から本体部2の上方へ突出する長尺棒状の部材として設けられている。このアーム部材12の先端部(上端部)は、基端側よりも広幅に形成されており、幅方向外側(左側)の表面には、複数の棒状施療突起15が面状に分布して設けられている。なお、この棒状施療突起15については、後ほど詳しく述べる。
アーム部材12の基端部(下端部)は、図4に示すように環状とされており、後述する駆動機構5の回転軸16に交差するように連結されており、回転軸16を回転させることで左右方向に揺動するようになっていて、図1に示す如く、施療部である足Fを挟み込みながらマッサージできるようになっている。
左マッサージ部3のマッサージ板13は、上述したアーム部材12に対面するように、開口部11を挟んでアーム部材12の左側に垂直固定状に配備されている。このマッサージ板13は、左足Fの外方へ向かった移動(左方移動)を規制するために本体部2に固定された状態で設けられており、上述したアーム部材12との間に、施療部である左足Fを挟み込めるようになっている。また、このマッサージ板13の前後幅はアーム部材12と略同じとされ、またマッサージ板13の高さは、標準的な使用者の足Fの甲高さより高いもの(例えば、図例では5cm前後)とされている。
マッサージ板13の先端部(上端部)には、幅方向内側(右側)を向く表面に、複数の棒状施療突起15が面状に分布して設けられている。なお、この棒状施療突起15については、後ほど詳しく述べる。
このマッサージ板13の幅方向の厚み又はマッサージ板13の幅方向の位置は、標準的な使用者の足Fのサイズに合わせて予め設定しても良いが、施療部の大きさ乃至は形状に合わせて可変としてもよい。例えば、このマッサージ板13からアーム部材12までの幅方向の間隔を自在に調整できるようにしたり、マッサージ板13の高さを自在に変更できるようにすれば、マッサージ機1の利便性がより優れたものとなる。
左マッサージ部3のマッサージローラ14は、左右方向に軸心を向けた円筒状に形成されたローラ本体17と、このローラ本体17の外周面に突出状に形成された複数の突起部18とを備えている。このローラ本体17は、上述した駆動機構5の回転軸16、つまり左右方向を向く回転軸16回りに回転自在となっており、駆動機構5を用いて回転させられることで外周面に設けられた複数の突起部18により足裏を刺激できるようになっている。
なお、上述した左マッサージ部3のアーム部材12、マッサージローラ14、並びに右マッサージ部4のアーム部材12、マッサージローラ14は、以下に示す駆動機構5を用いて駆動される。
図2、図3に示すように、駆動機構5は、駆動部19の電動モータで発生した回転駆動力を変換してアーム部材12を揺動させるものであり、駆動部19、変換部20および規制部21から構成されている。
駆動部19は、本体部2(下部ケーシング8)の中央に駆動軸22を前後方向に向けるようにして配置された電動モータと、電動モータで発生した回転駆動力を左右方向を向く回転軸16に伝達する動力伝達部23とで構成されている。電動モータは、図示しない制御部および電源部に接続され、使用者が操作部7を操作することにより、回転をON/OFFしたり、電動モータの回転数を変更したり、回転方向を(正転/逆転に)切り替えたりすることができるようになっている。また、この電動モータの駆動軸22は前後方向に沿って配備されており、駆動軸22の先端側が動力伝達部23に接続されている。
動力伝達部23は、前後方向を向く駆動軸22の回転運動を、減速すると共に90°回
転方向を切り替えて、左右方向に沿って配備された回転軸16の回転運動に変換するものである。なお、本実施形態の動力伝達部23は、ウォームギヤ及びウォームホイールから構成されている。
変換部20は、左右方向を向いて配備された回転軸16の回転運動を、アーム部材12を左右方向に沿って揺動させる揺動運動へ変換するものである。変換部20は、アーム部材12の基端部に一体的に形成された環状嵌合部24と、回転軸16に固着されて回転運動する回転ボス部25とで構成される。環状嵌合部24は、回転ボス部25の外周(周縁)に相対回転自在に嵌り込むように取り付けられている。さらに、変換部20には、回転ボス部25に対して環状嵌合部24が供回りすることを規制する規制部21が備えられている。
具体的には、回転ボス部25の外周面(周縁面)には、回転軸16に対して傾斜する軸心を有する略円形であって無端状の軌道(カム面)が形成されている。この軌道に沿って環状嵌合部24は回転ボス部25に対して相対回転自在となっている。なお、左マッサージ部3のアーム部材12の回転ボス部25に形成される軌道の傾斜方向は、右マッサージ部4のアーム部材12の回転ボス部25に形成される軌道の傾斜方向と逆向きになっていて、左マッサージ部3のアーム部材12の揺動方向と右マッサージ部4のアーム部材12の揺動方向とは互いに逆になるように設定されている。
規制部21は、環状嵌合部24から下方に向かって突出する棒状の規制突起26と、この規制突起26が嵌り込む規制溝部27とで構成される。規制溝部27の溝は、回転軸16の軸心に沿うように左右方向に沿って形成されている。つまり、規制溝部27は規制突起26の左右方向に沿った移動は許容するが、規制突起26の前後方向の動き、言い換えれば回転軸16の軸心回りに環状嵌合部24が回転することは許容しない。
それゆえ、回転軸16が回転すると、回転ボス部25が回転軸16と共に回転して、この回転軸16に対して傾斜した軌道に沿って環状嵌合部24が摺動することになる。このとき、環状嵌合部24は規制部21によって回転運動が規制されているので、環状嵌合部24は回転軸16に沿って左右方向にだけ移動する。そして、下側の環状嵌合部24が左右方向に移動することにより、アーム部材12の上端が環状嵌合部24とは反対側に向かって、言い換えれば環状嵌合部24が左方向に移動した際にはアーム部材12の上端は右方向に、また環状嵌合部24が右方向に移動した際にはアーム部材12の上端は左方向に揺動運動することになる。このアーム部材12の揺動により、アーム部材12〜マッサージ板13間の間隔が拡縮し、施療部に対する挟み込みマッサージが行われる。
ところで、本発明のマッサージ機1は、施療部側に面するアーム部材12及びマッサージ板13の表面に、施療部側に向かって突出すると共に折り曲げ可能に形成された複数の棒状施療突起15が面状に分布するように配備されていて、これら複数の棒状施療突起15を施療部に押し当てることにより、施療部のマッサージを可能とすることを特徴としている。
具体的には、図4に示すように、アーム部材12の上端側は、弾性樹脂から形成された第1カバー部材28で被覆されていて、この第1カバー部材28の表面に上述した複数の棒状施療突起15が形成されている。
また、図1及び図2に示すように、上部ケーシング9の左右両端に設けられたマッサージ板13にも、第1カバー部材28と同様に弾性樹脂から形成された第2カバー部材29が被せられていて、この第2カバー部材29の表面に複数の棒状施療突起15が形成されている。
これらの棒状施療突起15はいずれも第1カバー部材28、第2カバー部材29の表面に射出成形などでカバー本体と一体に成形されたものであり、いずれも同様な作用効果を有している。以降では第1カバー部材28の表面に形成された棒状施療突起15を例に挙げて、本発明のマッサージ機1に設けられる棒状施療突起15について詳しく説明する。
図4に示すように、棒状施療突起15は、第1カバー部材28の施療部側を向く表面に、ほぼ等間隔をあけて面状に分布するように配備されている。つまり、左マッサージ部3のアーム部材12に設けられた第1カバー部材28では左側を向く面に棒状施療突起15
が複数形成されており、右マッサージ部4のアーム部材12に設けられた第1カバー部材28では右側を向く面に棒状施療突起15が複数形成されている。
これらの棒状施療突起15は、第1カバー部材28に対して、10個〜50個程度、図例では各第1カバー部材28に前後方向に8列で上下方向に3〜4列、合計で約30個ずつ形成されている。また、棒状施療突起15は、いずれも隣接する突起との間にほぼ突起1個分の間隔をあけて配備されてされており、第1カバー部材28の表面にほぼ均等に分布している。なお、棒状施療突起15を不均等な分布で設けるようにしてもよい。
上述した棒状施療突起15のそれぞれは、5mm〜20mm程度の径を備えると共に、5mm〜30mm程度の長さの棒状の突起として形成されている。この棒状施療突起15を形成する弾性樹脂には、SBR、NR、BR、EPDMなどのゴムやシリコン樹脂のような比較的弾性に富んだ樹脂(エラストマ)が用いられる。これらの弾性樹脂はフィラーや添加剤などを用いて粘弾性を調整した上で成形に用いられるのが好ましい。また、上述した弾性樹脂の中でも特に柔軟であっても反発性に優れたシリコンゴムやブタジエンゴムなどを用いるのが好ましい。
上述した棒状施療突起15は、第1カバー部材28の表面に設けられたものであったが、第2カバー部材29に設けられたものにも同様な径・長さ・弾性樹脂を用いることができる。
次に、図5を用いて、本実施形態のマッサージ機1を用いたマッサージ方法、及びこのマッサージ機1を用いた場合に奏される作用効果について説明する。
具体的には、上述した分布状態や材質を備えた棒状施療突起15を複数備えたマッサージ部を用いた場合には、次のような手順でマッサージが行われる。
図5(a)は施療部に押し当てられていない状態、言い換えればマッサージを行う前の状態における棒状施療突起15を側方から見た図であり、図5(b)は施療部に押し当てられた状態における棒状施療突起15を側方から見た図である。
図5(a)に示すように、アーム部材12及びマッサージ板13が施療部から離反した状態で棒状施療突起15が施療部に押し当てられていない場合、複数の棒状施療突起15はアーム部材12及びマッサージ板13の表面から施療部側に向かって直線的に伸びており、いずれの棒状施療突起15も湾曲や屈曲をしていない。
この図5(a)の状態における複数の棒状施療突起15を、施療部に押し当てる場合を考える。なお、図中に示された施療部は、例えば足首の部分のように、マッサージを行いたい部分のすぐ横に、強く刺激すると痛みを伴うような部分が存在するものである。つまり、図中で緩やかに盛り上がった骨のある部分Bの先端を強く刺激すると痛みを伴うが、盛り上がった部分の裾野の部分Cを刺激すると快適なマッサージ考えられる場合を、以降の図5(a)及び図5(b)に関する説明では想定している。
上述したように緩やかに盛り上がった施療部に複数の棒状施療突起15を押し当てると、複数の棒状施療突起15は図5(b)に示すような状態に変化する。
すなわち、図5(b)に示すように、アーム部材12及びマッサージ板13が施療部に押し当てられた状態においては、施療部と接触する位置にある一部の棒状施療突起15に施療部から力が加わり、個々の棒状施療突起15が長手方向の中途側から容易に湾曲又は屈曲し変形する。これは、個々の棒状施療突起15が上述した弾性に富む弾性樹脂を用いて形成され、またそれぞれの棒状施療突起15は径が小さく長さも長いため、個々の棒状施療突起15が容易に変形を起こすからである。
つまり、複数の棒状施療突起15のうち一部の棒状施療突起15が、施療部以外の場所、例えば骨などがあって強くマッサージされると痛みを伴うような場所に当たった場合、従来型の硬質な材料で形成された施療子や施療片であれば痛みなどによりリラクゼーションを得られなくなることも考えられる。
しかし、本発明のマッサージ部のように、個々の棒状施療突起15が容易に変形を起こすものであれば、棒状施療突起15が屈曲等して施療部から加わる力を逃がし、施療部に痛みなどを及ぼすこともなくなる。
例えば、体格が大きい使用者や逆に体格が小さな使用者がマッサージ機1を用いた場合
には、施療部の位置が変わることがあり、単数又は2、3個程度の施療子や施療片では施療部をカバーできない場合もある。
このような場合であっても、本発明のマッサージ部のように棒状施療突起15が複数設けられていれば、面状に分布する棒状施療突起15のどれかが施療部に当たり、位置が変わった場合にも施療部を確実にマッサージすることが可能となる。
なお、上述した複数の棒状施療突起15を設ける場所は、マッサージ部の施療部側に面する表面に限定されない。例えば、上述した左右のマッサージ板13に対しては、施療部側に面する側に第1の棒状施療突起30を設けると共に、施療部側とは反対側の面に、第1の棒状施療突起30とは突起の長さが異なる第2の棒状施療突起31(他の棒状施療突起)を複数設けても良い。
例えば、図6に示す例は、左マッサージ部3のマッサージ板13の両面に第1の棒状施療突起30及び第2の棒状施療突起31を設けたものである。
図6(a)に示す状態では、突起の長さが長い第1の棒状施療突起30が施療部側を向き、突起の長さが短い第2の棒状施療突起31が施療部側とは反対の側を向くようにして、第2カバー部材29が取り付けられている。
ここで、マッサージ機1を使用する使用者が変わり、使用者の足Fのサイズが大きくなった場合を考える。このような場合は、突起の長さが長い第1の棒状施療突起30を用いて施療部をマッサージしようとすると、アーム部材12〜マッサージ板13間の間隔が狭くなりすぎて、施療部に対する押圧力が過大になることが考えられる。
そこで、図6(b)に示すように、一旦第2カバー部材29を本体部2の上面(上部ケーシング9)から取り外し、突起の長さが長い第1の棒状施療突起30を施療部側とは反対側に向け、突起の長さが短い第2の棒状施療突起31を施療部側に向けるようにして、第2カバー部材29を向きを変えて本体部2の上面に付け替える。このようにすれば、アーム部材12〜マッサージ板13間の間隔が広くなり、施療部に対する押圧力を適切なものとすることができ、使用者の体格が大きくなった場合にも十分なマッサージ効果が得られるようになる。すなわち、着脱反転可能な第2カバー部材29を用いることで、マッサージ板13(マッサージ部材)の反施療部側の面には、棒状施療突起30とは長さが異なる他の棒状施療突起31が複数設けられ、他の棒状施療突起31が施療部側へ指向可能に構成されることになる。
なお、第1の棒状施療突起30と第2の棒状施療突起31とは、互いに屈曲の仕方が異なるものであってもよい。例えば、第2の棒状施療突起31を第1の棒状施療突起30より弾性の大きな材料で形成したり、突起の径を小さくしても、棒状施療突起15が施療部を押し返す力を大きくすることが可能になるからである。
なお、第2カバー部材29と同様な構成(着脱可能であって、第1の棒状施療突起30と第2の棒状施療突起31とを有する構成)を第1カバー部材28にも採用し、アーム部材12に対して、第1カバー部材28を反転装着可能にしてもよい。
また、棒状施療突起15をマッサージローラ14の外周面に設けることで、更に効果的なマッサージを実現できる。
以上述べたように、本発明のマッサージ機1を用いることで、痛みなどの不快な感覚を伴わずに施療部を確実且つ効果的にマッサージすることが可能となる。
なお、今回開示された実施形態において、明示されていない事項、例えば、作動条件や操作条件、構成物の寸法、重量などは、当業者が通常実施する範囲を逸脱するものではなく、通常の当業者であれば、容易に想定することが可能な事項を採用している。
上記実施形態では、アーム部材12とマッサージ板13との双方に複数の棒状施療突起15が設けられた例を挙げたが、例えばマッサージ板13には棒状施療突起15が設けられていないものを用い、アーム部材12だけに複数の棒状施療突起15を設けても良い。また、アーム部材12に棒状施療突起15が設けられていないものを用い、マッサージ板13だけに複数の棒状施療突起15を設けても良い。
また、上記実施形態では、固定されたマッサージ板13に対してアーム部材12が揺動する例を挙げたが、例えば固定されたアーム部材12に対してマッサージ板13が動くマ
ッサージ機や、アーム部材12とマッサージ板13との双方が互いに近接離反するように揺動するマッサージ機にも、上述した複数の棒状施療突起15を設けることができる。
さらに、上記実施形態では、マッサージ板13の左右両面に棒状施療突起30、31が複数設けらた例を挙げたあ、この構造をアーム部材12に採用することも可能である。
1 マッサージ機
2 本体部
3 左マッサージ部
4 右マッサージ部
5 駆動機構
6 突起
7 操作部
8 下部ケーシング
9 上部ケーシング
10 脚部
11 開口部
12 アーム部材
13 マッサージ板
14 マッサージローラ
15 棒状施療突起
16 回転軸
17 ローラ本体
18 突起部
19 駆動部
20 変換部
21 規制部
22 駆動軸
23 動力伝達部
24 環状嵌合部
25 回転ボス部
26 規制突起
27 規制溝部
28 第1カバー部材
29 第2カバー部材
30 第1の棒状施療突起
31 第2の棒状施療突起
F 足

Claims (4)

  1. 施療部にマッサージ部材を押し付けてマッサージを行うマッサージ機において、
    前記マッサージ部材の施療部側を向く面には、施療部側に向かって突出すると共に、折り曲げ可能に形成された複数の棒状施療突起が面状に分布するように配備されていて、
    前記複数の棒状施療突起を施療部に押し当てることにより、前記施療部のマッサージを可能とすることを特徴とするマッサージ機。
  2. 前記棒状施療突起は弾性樹脂で形成されていて、長手方向の基端部又は中途部から湾曲乃至は屈曲可能となるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載のマッサージ機。
  3. 前記マッサージ部材の反施療部側の面には、前記棒状施療突起とは長さが異なる他の棒状施療突起が複数設けられ、
    前記他の棒状施療突起が施療部側へ指向可能に構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のマッサージ機。
  4. 前記マッサージ部材の反施療部側の面には、前記棒状施療突起とは屈曲の仕方が異なる他の棒状施療突起が複数設けられ、
    前記他の棒状施療突起が施療部側へ指向可能に構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のマッサージ機。
JP2012253250A 2012-11-19 2012-11-19 マッサージ機 Pending JP2014100229A (ja)

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