JP2014099753A - 色変換装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】消費電力をより低減させる。
【解決手段】RGBの色空間の色値とCMYKの色空間の色値との対応関係を示す情報を含む3次元のLUTを参照してRGBの色値をCMYKの色値に変換する色変換装置は、3次元のLUTを複数に分割した分割データ1〜8の各々を記憶する8個のメモリー21〜28と、RGBの色値に応じて、8個のメモリー21〜28のうち、RGBの色値とCMYKの色値との対応関係に係る分割データが記憶されたメモリーをイネーブル状態にすると共にRGBの色値とCMYKの色値との対応関係に係る分割データが記憶されていないメモリーをディセーブル状態にするように制御する第1制御部50と、第1制御部50によりイネーブル状態にされたメモリーに記憶された分割データに含まれる情報を用いた演算を行ってRGBの色値に対応するCMYKの色値を得る演算部90と、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、色変換装置に関する。
画像形成装置等のオフィス機器に求められる機能として、省電力に係る機能がある。従来、所定条件下で画像データが記憶されたメモリーの読み出しを停止することで消費電力を低減させる画像形成装置や、同様のメモリー制御を行う表示装置が知られている(例えば、特許文献1、2参照)。
特開2006−103047号公報 特開2003−186445号公報
ところで、画像形成装置等、色に係る入出力を行う機器は、入力された所定の色空間の色値を別の色空間の色値に変換する色変換部を備える。色変換部は、メモリーに記憶された異なる色空間の色値どうしの対応関係を示す多次元のルックアップテーブルを参照して色変換を行う。以下の記載において、ルックアップテーブルをLUTと記載する。
LUTに含まれる情報のうち、色変換の対象となる特定の入力値に対応する情報はごく一部である。しかしながら、従来の色変換部は、色変換に際してLUTが記憶されたメモリーの全ての記憶領域をイネーブル状態にしていた。即ち、LUTに含まれる情報のうち、色変換に用いられない情報の読み出しのために無駄な電力が消費されていた。
本発明は、消費電力をより低減させることができる色変換装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、2以上の整数からなるN色の第1の色空間の色値と第2の色空間の色値との対応関係を示す情報を含むN次元のデータを参照してN色の第1の色空間の色値である第1値を第2の色空間の色値である第2値に変換する色変換装置において、前記N次元のデータを複数に分割した分割データの各々を記憶する複数のメモリーと、前記第1値に応じて、前記複数のメモリーのうち、前記第1値と前記第2値との対応関係に係る分割データが記憶されたメモリーをイネーブル状態にすると共に前記第1値と前記第2値との対応関係に係る分割データが記憶されていないメモリーをディセーブル状態にするように制御する制御部と、前記制御部によりイネーブル状態にされたメモリーに記憶された分割データに含まれる情報を用いた演算を行って前記第1値に対応する前記第2値を得る演算部と、を備えることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の色変換装置において、前記メモリーは、2個設けられ、前記演算部は、前記制御部によりイネーブル状態にされた2より少ない数のメモリーに記憶された分割データに含まれる前記第1の色空間内の格子点を示すデータを用いた補間演算を行うことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の色変換装置において、前記第1値に応じた重み付け係数を前記分割データの各々に対して個別に算出する算出部を更に備え、
前記演算部は、更に、前記算出部により算出された前記重み付け係数を用いて前記補間演算を行い、前記算出部は、ディセーブル状態にされたメモリーに記憶されている分割データの重み付け係数を0とすることを特徴とする。
本発明によれば、消費電力をより低減させることができる。
本実施の形態に係る色変換装置を示す図である。 色変換部の回路構成の一例を示す図である。 3次元のLUTの模式図である。 複数のメモリーの各々に記憶される分割データの一例を示す図である。 補間演算に用いられる4個の格子点の組み合わせパターンを示す図である。図5(a)は、R[3:0]、G[3:0]、B[3:0]の各々により表される値の大小関係が(1)又は(7)を満たす場合の一例を示す図である。図5(b)は、R[3:0]、G[3:0]、B[3:0]の各々により表される値の大小関係が(2)を満たす場合の一例を示す図である。図5(c)は、R[3:0]、G[3:0]、B[3:0]の各々により表される値の大小関係が(3)を満たす場合の一例を示す図である。図5(d)は、R[3:0]、G[3:0]、B[3:0]の各々により表される値の大小関係が(4)を満たす場合の一例を示す図である。図5(e)は、R[3:0]、G[3:0]、B[3:0]の各々により表される値の大小関係が(5)を満たす場合の一例を示す図である。図5(f)は、R[3:0]、G[3:0]、B[3:0]の各々により表される値の大小関係が(6)を満たす場合の一例を示す図である。 第2制御部による切替部の動作パターンの一例を示す図である。 R[3:0]、G[3:0]、B[3:0]の各々により表される値の大小関係に対応する四面体及び重み付け係数の算出パターンの一例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の色変換装置の実施の形態について説明する。
図1は、本実施の形態に係る色変換装置100を示す。
色変換装置100は、N色の第1の色空間の色値と第2の色空間の色値との対応関係を示す情報を含むN次元のデータを参照してN色の第1の色空間の色値である第1値を第2の色空間の色値である第2値に変換する色変換装置である。ここで、Nは2以上の整数からなる。
本実施の形態では、RGBの色空間を第1の色空間とし、CMYKの色空間を第2の色空間としている。本実施の形態に係る色変換装置100は、レッド(R)、グリーン(G)及びブルー(B)の各色が8ビットの情報で示されたRGBの色値を、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)及びブラック(K)の各色が8ビットの情報で示されたCMYKの色値に変換する色変換を行う。色変換装置100は、例えば、CMYKの色空間に対応したトナーを用いて画像形成を行う画像形成装置に設けられ、画像形成装置入力されたRGBの画像を構成する各画素のRGBの色値を第1値として、第2値であるCMYKの色値に変換する。
なお、8ビットの情報は、十進数の整数値で0〜255の範囲内のいずれかの値を取る。
また、以下の説明において、8ビットの情報を構成する8個の2値の組み合わせによる8桁のビットパターンを0桁目[0]〜7桁目[7]で表す。例えば、8ビットの情報により示される十進数の値が0である場合、ビットパターンは、[0]〜[7]が全て0である。また、8ビットの情報により示される十進数の値が1である場合、ビットパターンは、[0]が1であり、[1]〜[7]が0である。また、8ビットの情報により示される十進数の値が128である場合、[7]が1であり、[0]〜[6]が0である。
また、R、G、Bの各々の色値のビットパターンをR[7:0]、G[7:0]、B[7:0]と記載する。また、Rの色値のビットパターンのうち、p桁目のビットパターンを示す場合、R[p]と記載し、q桁目からr桁目のビットパターンを示す場合、R[r:q]と記載する。ここで、0≦p≦7である。また、0≦q≦6、1≦r≦7であり、かつ、r>qである。他の値のビットパターンに係る記載についても同様である。
本実施の形態の色変換装置100は、色変換後の色数に対応した4個の色変換部10C、10M、10Y、10Kを備える。4個の色変換部10C、10M、10Y、10Kは、色変換の対象となるRGBの色値の入力に応じて、夫々色変換後のC、M、Y、Kの色値を出力する。色変換装置100は、4個の色変換部10C、10M、10Y、10Kから夫々出力されたC、M、Y、Kの色値を合成してCMYKの色値を出力する。
色変換装置100は、FPGAやASIC等の集積回路又はこれらの集積回路が複数設けられたシステムLSIである。色変換装置100が備える各構成及び各構成間の配線は、集積回路に実装されたものである。なお、FPGAはfield programmable gate array、ASICはApplication Specific Integrated Circuit、LSIはLarge Scale Integrationの頭字語である。
4個の色変換部10C、10M、10Y、10Kは、出力される色がC、M、Y、Kのように夫々異なることを除いて同様の構成を有する。以下、4個の色変換部10C、10M、10Y、10Kの説明にあたり、色変換部10Cを例として説明を行う。
図2は、色変換部10Cの回路構成の一例を示す。
色変換部10Cは、例えば、記憶部20、生成部40、第1制御部50、切替部60、第2制御部70、算出部80及び演算部90を備える。
記憶部20は、複数のメモリーを有する。複数のメモリーは、N次元のデータを複数に分割した分割データを記憶する。
具体的には、本実施形態における複数のメモリーは、図2に示す8個のメモリー21〜28のように、RGBの色空間の色数である「3」に応じて、2個、即ち、8個設けられている。8個のメモリー21〜28は夫々、RGBの色空間に対応する3次元のLUTを8つに分割した分割データ1〜8の各々を記憶する。
ここで、3次元のLUTについて、図3を参照して説明する。
3次元のLUTは、RGBの色値とC、M、Y、Kの色値との対応関係を示すデータである。具体的には、3次元のLUTは、図3に示すように、R、G、Bの各々を軸とした3次元空間で表すことができる。3次元のLUTは、当該3次元空間内において、R、G、Bの各々の色値に対応するC、M、Y、Kのいずれか1個の色値に係る情報を含む。即ち、3次元のLUTを参照することで、後述する演算部90は、RGBの色値に対応するC、M、Y、Kの色値に係る情報を得ることができる。
なお、色変換部10Cの8個のメモリー21〜28は、RGBの色値とCの色値との対応関係を示す3次元のLUTの分割データを記憶する。同様に、色変換部10M、色変換部10Y、色変換部10Kの8個のメモリー21〜28は、RGBの色値と夫々の色変換後の色値との対応関係を示す3次元のLUTの分割データを記憶する。言い換えれば、色変換部10C、10M、10Y、10Kは、8個のメモリー21〜28に記憶される分割データの基となる3次元のLUTにおいてRGBの色値と対応付けられる色変換後の色値が夫々異なる点を除き、同一である。
以下、色変換部10Cに対応する3次元のLUTを例に説明を行う。
本実施の形態において、色変換部10Cに対応する3次元のLUTは、16階調単位でサンプリングされたR、G、Bの色値に対応するCの色値に係る情報を含む。具体的には、3次元のLUTは、0、16、32、48、64、80、96、112、128、144、160、176、192、208、224、240、255の計17パターンの値のうち、いずれか1個の値を取るR、G、Bの色値の組み合わせに応じた格子点に対応するCの色値に係る情報を含む。なお、16階調単位と説明しているが、8ビットにより表される最大値が255であることから、240と255との間のみ15階調である。
ここで、R、G、Bの各々が取り得る色値のパターン数は17パターンであることから、格子点となるR、G、Bの色値の組み合わせパターンの総数は17×17×17[個]である。また、R、G、Bの各々の軸に沿って格子点どうしを結ぶ線分で3次元空間を分割すると、当該3次元空間は16×16×16[個]の立方体状の空間に分割されることとなる。
ここで、一例として、最小値が0、最大値が31である範囲内のR、G、Bの3次元空間について言及する。上記のように、R、G、Bの色値の組み合わせパターンに対応する格子点を結ぶ線分で当該3次元空間を分割した場合、当該3次元空間内には8個の空間C1〜C8が存することとなる。ここで、空間C1は、R、G、Bの色値が全て0〜15である範囲に対応する。空間C2は、Rの色値が16〜31であって、かつ、G、Bの色値が共に0〜15である範囲に対応する。空間C3は、R、Bの色値が共に0〜15であって、かつ、Gの色値が16〜31である範囲に対応する。空間C4は、R、Gの色値が共に16〜31であって、かつ、Bの色値が0〜15である範囲に対応する。空間C5は、R、Gの色値が共に0〜15であって、かつ、Bの色値が16〜31である範囲に対応する。空間C6は、R、Bの色値が共に16〜31であって、かつ、Gの色値が0〜15である範囲に対応する。空間C7は、Rの色値が0〜15であって、かつ、G、Bの色値が共に16〜31である範囲に対応する。空間C8は、R、G、Bの色値が全て16〜31である範囲に対応する。
空間C1〜空間C8の各々は、R、G、Bの各々の色値について0〜15の範囲又は16〜31の範囲のいずれかに対応し、かつ、各々のR、G、Bの色値の範囲の組み合わせパターンが重複しない。ここで、8ビットの値が0〜15である場合に[4]が0となり、8ビットの値が16〜31である場合に[4]が1となることから、空間C1〜空間C8の各々に含まれるRGBの色値のR[4]、G[4]、B[4]の組み合わせパターンは夫々異なるものとなる。具体的には、空間C1に含まれるRGBの色値のR[4]、G[4]、B[4]の組み合わせパターンは「0、0、0」である。以下、同様に、空間C2の組み合わせパターンは、「1、0、0」である。空間C3の組み合わせパターンは、「0、1、0」である。空間C4の組み合わせパターンは、「1、1、0」である。空間C5の組み合わせパターンは、「0、0、1」である。空間C6の組み合わせパターンは、「1、0、1」である。空間C7の組み合わせパターンは、「0、1、1」である。空間C8の組み合わせパターンは、「1、1、1」である。
言い換えれば、R、G、Bの色値のR[4]、G[4]、B[4]の組み合わせパターンは8パターンあり、最小値が0、最大値が31である範囲内において、当該組み合わせパターンからRGBの色値が空間C1〜空間C8のいずれに含まれるのか判別することができる。
また、上記の空間C1〜空間C8におけるR[4]、G[4]、B[4]の組み合わせパターンの関係は、最小値が0、最大値が31である範囲内のR、G、Bの3次元空間に限らず、最小値が32、最大値が63である範囲内等、R、G、Bの各色について32階調単位で分割された3次元のLUTデータの各空間で共通である。言い換えれば、16階調単位で分割された3次元のLUTデータは、R[4]、G[4]、B[4]の組み合わせパターンに応じて8個のグループに分けることができる。
3次元のLUTは、8個のメモリー21〜28の数に応じて分割された分割データ1〜8として、8個のメモリー21〜28の各々に記憶されている。ここで、8個のメモリー21〜28の各々に記憶された分割データに含まれる情報は、重複しない。
本実施の形態において、8個のメモリー21〜28の各々に記憶される8個の分割データ1〜8は、R[4]、G[4]、B[4]の組み合わせパターンに応じて分けられた8個のグループに対応する。具体的には、図4に示すように、メモリー21は、R[4]、G[4]、B[4]の組み合わせパターンが「0、0、0」である分割データ1を記憶する。メモリー22は、R[4]、G[4]、B[4]の組み合わせパターンが「1、0、0」である分割データ2を記憶する。メモリー23は、R[4]、G[4]、B[4]の組み合わせパターンが「0、1、0」である分割データ3を記憶する。メモリー24は、R[4]、G[4]、B[4]の組み合わせパターンが「1、1、0」である分割データ4を記憶する。メモリー25は、R[4]、G[4]、B[4]の組み合わせパターンが「0、0、1」である分割データ5を記憶する。メモリー26は、R[4]、G[4]、B[4]の組み合わせパターンが「1、0、1」である分割データ6を記憶する。メモリー27は、R[4]、G[4]、B[4]の組み合わせパターンが「0、1、1」である分割データ7を記憶する。メモリー28は、R[4]、G[4]、B[4]の組み合わせパターンが「1、1、1」である分割データ8を記憶する。ただし、例外的に、255の値を取るR、G、Bの色値については、本来ならば[4]が1であるものを0であるものとしてグルーピングする。
図3に示す例の場合、例えば、(R,G,B)=(0,0,0)であって、空間C1に対応する格子点Caや、(R,G,B)=(32,0,0)である格子点Cb等、R[4]、G[4]、B[4]の組み合わせパターンが「0、0、0」である格子点の各々に対応する情報が、分割データ1を構成する情報としてメモリー21に記憶される。また、例えば、(R,G,B)=(255,0,0)である格子点Ccに対応する情報も、例外的に、分割データ1を構成するデータとしてメモリー21に記憶される。他の格子点に対応する情報についても同様に、R[4]、G[4]、B[4]の組み合わせパターン等に応じて各分割データを構成する情報として各メモリーに記憶される。
生成部40は、RGBの色値に応じたメモリーアドレスを生成する。
具体的には、生成部40は、8個のメモリー21〜28のいずれかを参照するためのメモリーアドレスをR[7:4]、G[7:4]及びB[7:4]から生成する。ここで、[7:4]を用いるということは、[3:0]により表される16階調分の情報が割愛されるということである。よって、R[7:4]、G[7:4]及びB[7:4]から生成されるメモリーアドレスは、16階調単位となる。
例えば、R[7:4]、G[7:4]及びB[7:4]の各々のビットパターンが全て0であるRGBの色値は、R[3:0]、G[3:0]及びB[3:0]のビットパターンに関わらず、必ず図3に示す空間C1の範囲内に存する色値である。このように、生成部40は、RGBの色値に含まれるR[7:4]、G[7:4]及びB[7:4]から、各格子点を結ぶ線分により分割された複数の立方体状の空間のうち、当該色値に対応する空間を特定し、特定された空間に対応する情報を得るためのメモリーアドレスを生成する。
より具体的には、生成部40は、上記の仕組みで特定されたR[7:4]、G[7:4]及びB[7:4]に対応する空間に存するRGBの色値のうち、R、G、Bの各々の色値が最も小さいRGBの色値に対応する格子点に対応する情報が記憶されたメモリーアドレスを生成する。言い換えれば、生成部40は、R[7:0]、G[7:0]及びB[7:0]のうち、R[3:0]、G[3:0]及びB[3:0]を用いずにR[7:4]、G[7:4]及びB[7:4]からメモリーアドレスを生成することで、対応する空間に存するRGBの色値のうち、R、G、Bの各々の色値が最も小さいRGBの色値に対応する格子点を特定することができる。
例えば、R[7:4]、G[7:4]及びB[7:4]の各々のビットパターンが全て0である場合、対応する空間はC1であり、生成部40は、当該空間でR、G、Bの各々の色値が最も小さいRGBの色値に対応する格子点Caに対応する情報が記憶されたメモリーアドレスを生成する。
第1制御部50は、色変換の対象となるRGBの色値に応じて、8個のメモリー21〜28のうち、当該RGBの色値とCの色値との対応関係に係る分割データが記憶されたメモリーをイネーブル状態にすると共に当該RGBの色値とCの色値との対応関係に係る分割データが記憶されていないメモリーをディセーブル状態にするように制御する。
具体的には、第1制御部50は、R[4:0]、G[4:0]及びB[4:0]に基づいて、8個のメモリー21〜28のうち、RGBの色値とCの色値との対応関係に係る分割データが記憶されたメモリーを特定する。そして、第1制御部50は、特定されたメモリーのチップイネーブル端子をON、即ち、イネーブル状態として読み出しを許可し、それ以外のメモリーのチップイネーブル端子をOFF、即ち、ディセーブル状態として読み出しを許可しないよう8個のメモリー21〜28を制御する。ここで、イネーブル状態のメモリーにはデータの読み出し処理に伴う十分な通電が行われる。一方、ディセーブル状態のメモリーからはデータが読み出されないことから、データの読み出し処理に伴う電力消費が生じなくなり、イネーブル状態に比して消費電力が大幅に低減されることとなる。即ち、ディセーブル状態にされたメモリーの分だけ、データの読み出しに伴う消費電力が低減される。
本実施の形態において、第1制御部50は、色変換後のCの色値を得るための補間演算処理に用いられる4個の格子点に対応する情報を含む分割データを、第1制御部50がRGBの色値とCの色値との対応関係に係る分割データとして特定する。
以下、4個の格子点の位置関係について、図5(a)〜(f)を参照して説明する。図5(a)〜(f)の各々に示す立方体は、格子点を結ぶ線分で分割された16×16×16の立方体状の空間のうち、1個の空間である。
1個の立方体状の空間の各頂点に対応する格子点のうち、R、G、Bの色値が全て最小である格子点Cyと、R、G、Bの色値が全て最大である格子点Czとを結ぶ線分を一辺とし、かつ、4個の格子点を頂点とする四面体により当該空間を分割した場合、当該空間は、図5(a)〜(f)に示すように、6個の四面体W1〜W6に分割することができる。言い換えれば、1個の立方体状の空間内に存するRGBの色値は、6個の四面体W1〜W6内のいずれかに存していることとなる。
ここで、R[3:0]、G[3:0]、B[3:0]の各々により表される値の大小関係により、RGBの色値が存する四面体を特定することができる。
具体的には、R[3:0]、G[3:0]及びB[3:0]は、以下の関係(1)〜(7)のいずれかに該当する。
R[3:0]≧G[3:0]>B[3:0]…(1)
G[3:0]>R[3:0]≧B[3:0]…(2)
G[3:0]≧B[3:0]>R[3:0]…(3)
B[3:0]>G[3:0]≧R[3:0]…(4)
B[3:0]≧R[3:0]>G[3:0]…(5)
R[3:0]>B[3:0]≧G[3:0]…(6)
R[3:0]=G[3:0]=B[3:0]…(7)
ここで、(1)の関係が成立する場合、RGBの色値は、四面体W1内に存する。また、(2)の関係が成立する場合、RGBの色値は、四面体W2内に存する。また、(3)の関係が成立する場合、RGBの色値は、四面体W3内に存する。また、(4)の関係が成立する場合、RGBの色値は、四面体W4内に存する。また、(5)の関係が成立する場合、RGBの色値は、四面体W5内に存する。また、(6)の関係が成立する場合、RGBの色値は、四面体W6内に存する。
なお、(7)の関係が成立する場合、RGBの色値は、格子点Cyと格子点Czとを結ぶ線分上に位置することから、どの四面体にも含まれることとなる。本実施の形態では、(7)の関係が成立する場合、四面体W1に存するものとして扱うが、一例であってこれに限られるものでなく、任意に変更可能である。
第1制御部50は、R[3:0]、G[3:0]、B[3:0]の各々により表される値の大小関係が上記の関係(1)〜(7)のいずれに該当するのかを判定し、判定結果に応じた四面体の4個の頂点に対応する4個の格子点の位置関係を特定する。
また、第1制御部50は、R[4:0]、G[4:0]及びB[4:0]のうち、R[4]、G[4]、B[4]の組み合わせパターンを取得し、取得された組み合わせパターンに対応する分割データを特定する。R[4]、G[4]、B[4]の組み合わせパターンと分割データとの関係は、上記にて図3を参照して説明した通りである。
そして、第1制御部50は、R[4]、G[4]、B[4]の組み合わせパターンに対応する分割データに含まれる1個の格子点と、R[3:0]、G[3:0]、B[3:0]の各々により表される値の大小関係により特定された4個の格子点の位置関係とに応じて、4個の格子点に対応する情報を含む分割データを特定する。具体的には、第1制御部50は、R[4]、G[4]、B[4]の組み合わせパターンに対応する分割データに含まれる1個の格子点をR、G、Bの色値が全て最小である格子点Cyとして、残り3個の格子点に対応する情報を含む分割データを特定する。
例えば、図5(a)〜(f)に示すように、格子点Cyが分割データ1に含まれる格子点である場合、格子点Czは、分割データ8に含まれる格子点となる。また、図5(a)に示すように、RGBの色値が四面体W1内に存する場合、残り2個の格子点はそれぞれ、分割データ2、分割データ4に含まれる格子点となる。また、図5(b)に示すように、RGBの色値が四面体W2内に存する場合、残り2個の格子点はそれぞれ、分割データ3、分割データ4に含まれる格子点となる。また、図5(c)に示すように、RGBの色値が四面体W3内に存する場合、残り2個の格子点はそれぞれ、分割データ3、分割データ7に含まれる格子点となる。また、図5(d)に示すように、RGBの色値が四面体W4内に存する場合、残り2個の格子点はそれぞれ、分割データ5、分割データ7に含まれる格子点となる。また、図5(e)に示すように、RGBの色値が四面体W5内に存する場合、残り2個の格子点はそれぞれ、分割データ5、分割データ6に含まれる格子点となる。また、図5(f)に示すように、RGBの色値が四面体W6内に存する場合、残り2個の格子点はそれぞれ、分割データ2、分割データ6に含まれる格子点となる。
なお、格子点Cyから残りの3個の格子点に対応する分割データを特定するための情報は、図3に示す3次元のLUTのデータ構造に対応する情報であり、第1制御部50は、R[4:0]、G[4:0]及びB[4:0]ならびに当該情報に応じて各格子点に対応する分割データを特定する構成を有している。
第1制御部50は、上記のように、R[4:0]、G[4:0]及びB[4:0]から、R[4]、G[4]、B[4]の組み合わせパターンとR[3:0]、G[3:0]、B[3:0]の各々により表される値の大小関係とを取得して4個の格子点に対応する4個の分割データを特定する。そして、第1制御部50は、特定された分割データが記憶されたメモリーをイネーブル状態として読み出しを許可し、それ以外のメモリーをディセーブル状態として読み出しを許可しないよう8個のメモリー21〜28を制御する。このように、第1制御部50は、2に対応する8個のメモリー21〜28の数より少ない4個のメモリーをイネーブル状態にし、残り4個のメモリーをディセーブル状態にする。
切替部60は、8個のメモリー21〜28と演算部90との間に介在するよう設けられて8個のメモリー21〜28と演算部90との接続を切り替えるスイッチである。切替部60は、図3に示す演算部90の8つの入力部LA〜LHの夫々に対して8個のメモリー21〜28のいずれか一個を接続する。
切替部60は、第2制御部70の制御下で動作する。
第2制御部70は、切替部60の動作を制御する。
具体的には、第2制御部70は、演算部90の8つの入力部LA〜LHの夫々に対して接続されるメモリーをR[4]、G[4]、B[4]の組み合わせパターンに応じて切り替えるように切替部60の動作を制御する。
より具体的には、第2制御部70は、入力部LA、LB、LC、LD、LE、LF、LG、LHに接続されたメモリーに記憶された分割データが図6に示す関係となるように、8個のメモリー21〜28と演算部90との接続を切り替える。
例えば、R[4]、G[4]、B[4]の組み合わせパターンが「0、0、0」である場合、第2制御部70は、入力部LAとメモリー21を接続し、入力部LBとメモリー22を接続し、入力部LCとメモリー23を接続し、入力部LDとメモリー24を接続し、入力部LEとメモリー25を接続し、入力部LFとメモリー26を接続し、入力部LGとメモリー27を接続し、入力部LHとメモリー28を接続する。他のR[4]、G[4]、B[4]の組み合わせパターンについても、第2制御部70は、図6に示す関係に応じた接続を行う。
算出部80は、色変換の対象となるRGBの色値に応じた重み付け係数を分割データ1〜8の各々に対して個別に算出する。
具体的には、算出部80は、R[3:0]、G[3:0]、B[3:0]の各々により表される値の大小関係に応じて分割データ1〜8の各々に適用するための重み付け係数を個別に算出する。
より具体的には、算出部80は、図7に示すように、R[3:0]、G[3:0]、B[3:0]の各々により表される値の大小関係に応じて、入力部LA〜LHの各々に対応する分割データ、即ち、入力部LA〜LHに接続された8個のメモリー21〜28に記憶されている分割データ1〜8の各々に対する重み付け係数を算出し、演算部90の入力部PA〜PHに出力する。ここで、入力部PA、PB、PC、PD、PE、PF、PG、PHは順に、入力部LA、LB、LC、LD、LE、LF、LG、LHに接続されたメモリーに記憶されている分割データに対する重み付け係数を入力するための入力部である。
例えば、R[3:0]、G[3:0]、B[3:0]の各々により表される値の大小関係が、上記の関係(1)又は(7)に該当する場合に、算出部80は、入力部LAに対応する分割データの重み付け係数として1−ΔRを算出して入力部PAに出力し、入力部LBに対応する分割データに対する重み付け係数としてΔR―ΔGを算出して入力部PBに出力し、入力部LDに対応する分割データに対する重み付け係数としてΔG―ΔBを算出して入力部PDに出力し、入力部LHに対応する分割データに対する重み付け係数としてΔBを算出して入力部PHに出力する。ここで、入力部LA、LB、LD、LHに対応する分割データが記憶されたメモリーは、第1制御部50により読み出しが許可されるメモリーである。他のR[3:0]、G[3:0]、B[3:0]の大小関係の場合においても、算出部80は、同様に、図7に示すように重み付け係数を算出して出力する。
なお、ΔR、ΔG及びΔBは、以下の式(8)〜(10)により算出される。
ΔR=R[3:0]/16…(8)
ΔG=G[3:0]/16…(9)
ΔB=B[3:0]/16…(10)
即ち、ΔR、ΔG、ΔBは夫々、R[3:0]、G[3:0]、B[3:0]のビットパターンに対応した0〜15の範囲内の十進数を16で割った値である。
また、算出部80は、ディセーブル状態にされたメモリーに記憶されている分割データの重み付け係数を0とする。
例えば、R[3:0]、G[3:0]、B[3:0]の各々により表される値の大小関係が、上記の関係(1)又は(7)に該当する場合に、算出部80は、図7に示すように、入力部LC、LE、LF、LGに対応する分割データの重み付け係数を0として入力部PC、PE、PF、PGに出力する。ここで、入力部LC、LE、LF、LGに対応する分割データが記憶されたメモリーは、第1制御部50によりディセーブル状態にされたメモリーである。
第1制御部50によりディセーブル状態にされたメモリーからは原則としてデータの出力が行われないが、8個のメモリー21〜28を含む色変換部10Cの各部は集積回路上で極めて高密度に実装されていることから、リーク電流の影響等、何らかの理由によりディセーブル状態にされたメモリーからもデータとして解釈可能な出力が得られてしまう場合がある。そこで、ディセーブル状態にされたメモリーの分割データに対応する重み付け係数を0とすることで、より確実に参照が不要な分割データの影響をなくすことができるようになる。
演算部90は、第1制御部50によりイネーブル状態にされたメモリーに記憶された分割データに含まれる情報用いた演算を行って色変換の対象となるRGBの色値に対応するCMYKの色値を得る。
具体的には、演算部90は、以下の式(11)により、色変換後のCの色値Color_Cを得る。
Color_C= LA×PA+LB×PB+LC×PC+LD×PD
+LE×PE+LF×PF+LG×PG+LH×PH…(11)
ここで、式(11)におけるLA、LB、LC、LD、LE、LF、LG、LHは夫々、入力部LA、LB、LC、LD、LE、LF、LG、LHに接続されたメモリーから読み出された分割データに含まれる情報である。また、式(11)におけるPA、PB、PC、PD、PE、PF、PG、PHは夫々、算出部80から入力部PA、PB、PC、PD、PE、PF、PG、PHに出力された重み付け係数である。式(11)に示すように、演算部90は、メモリーに記憶された分割データに含まれる格子点を示すデータ、即ち、図5の例に示すような位置関係に対応する各格子点に対応する情報と、算出部80により算出された重み付け係数とを用いて補間演算を行う。
より具体的には、演算部90は、8個のメモリー21〜28のうち、生成部40により生成されたメモリーアドレスに応じて第1制御部50により読み出しが許可された4個のメモリーから読み出された4個の格子点に対応する情報を得る。ここで、4個の格子点に対応する情報は、式(11)におけるLA、LB、LC、LD、LE、LF、LG、LHのうち4個に含まれる。また、演算部90は、式(11)におけるPA、PB、PC、PD、PE、PF、PG、PHに対応する、算出部80から出力された重み付け係数を得る。そして、演算部90は、式(11)によりColor_Cを得る。そして、演算部90は、得られたColor_Cを出力する。
ここで、4個の格子点に対応する情報は、式(11)におけるLA、LB、LC、LD、LE、LF、LG、LHのうち4個に含まれることから、4個の格子点に対応する情報が含まれない他の4個は、値が含まれていない状態となる。よって、式(11)において4個の格子点に対応する情報が含まれない他の4個は重み付け係数によらずColor_Cの算出結果に影響を与えないことが想定されるが、本実施の形態では、さらに、算出部80が、これら他の4個の各々に対応する重み付け係数を0としている。即ち、本実施形態の色変換部10Cは、0の重み付け係数により、色変換後の色値の演算に関係しない分割データの影響をより確実に防止している。
以上、色変換部10Cについて記載したが、色変換部10M、10Y、10Kも同様の仕組みで動作し、夫々色変換後のM、Y、Kの色値を演算して出力する。
以上、本実施形態の色変換装置100によれば、8個のメモリー21〜28のうち、RGBの色値とC、M、Y、Kの色値との対応関係に係る分割データが記憶されたメモリーをイネーブル状態にすると共にRGBの色値とC、M、Y、Kの色値との対応関係に係る分割データが記憶されていないメモリーをディセーブル状態にするように制御するので、ディセーブル状態にされたメモリーの数に応じて消費電力が低減されることとなる。即ち、本実施形態の色変換装置100によれば、消費電力をより低減させることができる。
また、2に対応する8個のメモリー21〜28の数より少ない4個のメモリーをイネーブル状態にするので、3次元のLUTの参照に係りデータの読み出しのための電力消費が行われるメモリーの数を半分にすることができ、消費電力をより低減させることができる。
また、補間演算を行うことで、各分割データの情報量の低減と高精度な色再現とを両立することができる。
また、ディセーブル状態にされたメモリーに記憶されている分割データの重み付け係数を0とするので、ディセーブル状態にされたメモリーから何らかの理由によりデータとして解釈可能な出力が生じてしまった場合であっても、参照が不要な分割データに係る値が色変換後の色値に与える影響をより確実になくすことができる。
なお、本発明の実施の形態は、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
例えば、上記の実施の形態では、第1の色空間がRGBの色空間であることから、3次元のLUTが用いられているが、あくまで一例であってこれに限られるものでなく、第1の色空間やN次元データの次元数は適宜変更することができる。また、第2の色空間についても同様に、適宜変更することができる。また、第1の色空間と第2の色空間は同一の色空間であってもよい。例えば、各装置間の色再現性の差異を調整するために同一の色空間どうしでの色変換が行われる場合等においても、本発明は適用可能である。
また、データの形式はLUTに限らず、第1の色空間の色値と第2の色空間の色値との対応関係を示すことができるデータ形式であればよい。
また、2色又は4色以上の色を有する第1の色空間の色数nに応じてメモリーを2とするようにしてもよい。
また、上記の実施の形態では、RGBの色空間の色数である「3」に応じて、2個、即ち、8個のメモリー21〜28が設けられているが、あくまで一例であってこれに限られるものでない。即ち、メモリーの数は色空間の色数に限定されることなく、適宜変更可能である。
また、上記の実施の形態では、8個のメモリーのうち、4個のメモリーをイネーブル状態にしているが、一例であってこれに限られるものでなく、適宜変更可能である。例えば、6点補間演算により色変換後の色を求める場合には、6個の格子点に応じた分割データが参照されることから、6個の分割データに対応する6個のメモリーがイネーブル状態となる。このように、色変換に係り参照される分割データの数に応じてイネーブル状態にするメモリーの数を制御するようにしてもよい。
また、上記の実施の形態では、式(11)のように、複数のメモリーの数に対応した入力部LA〜LHの全てが考慮された式を用いて色変換後の色値である第2値が算出されているが、一例であってこれに限られるものでない。例えば、演算部90は、式(11)のうち、ディセーブル状態にされるメモリーに対応する入力部に係る部分を省略した演算を行ってもよい。
また、上記の実施の形態では、色変換装置100内に複数の色変換部10C、10M、10Y、10Kが設けられるように実装が行われているが、一例であってこれに限られるものでない。例えば、1個の色変換部に記憶されたN次元のデータを、N色の第1の色空間のN色の色値と複数の色を有する第2の色空間の複数の色値とを直接対応付けたデータとし、1個の色変換部でN色対複数色の色変換を行うようにしてもよい。また、色変換装置100は、上記の実施形態のような色変換部を1個備え、N色対単色の色変換を行うようにしてもよい。
また、上記の実施の形態では、色変換後の色値の演算のために格子点を用いた補間演算を行っているが、一例であってこれに限られるものでない。例えば、分割データの参照のみで色変換を行うようにしてもよい。
また、上記の実施の形態において式(8)〜(10)にて示した重み付け係数の算出のための式はあくまで一例であってこれに限られるものでなく、分割データから読み出されるデータに対する重み付けの意図に応じて適宜変更可能である。
100 色変換装置
10C、10K、10M、10Y 色変換部
1〜8 分割データ
21〜28 メモリー
40 生成部
50 第1制御部
60 切替部
70 第2制御部
80 算出部
90 演算部

Claims (3)

  1. 2以上の整数からなるN色の第1の色空間の色値と第2の色空間の色値との対応関係を示す情報を含むN次元のデータを参照してN色の第1の色空間の色値である第1値を第2の色空間の色値である第2値に変換する色変換装置において、
    前記N次元のデータを複数に分割した分割データの各々を記憶する複数のメモリーと、
    前記第1値に応じて、前記複数のメモリーのうち、前記第1値と前記第2値との対応関係に係る分割データが記憶されたメモリーをイネーブル状態にすると共に前記第1値と前記第2値との対応関係に係る分割データが記憶されていないメモリーをディセーブル状態にするように制御する制御部と、
    前記制御部によりイネーブル状態にされたメモリーに記憶された分割データに含まれる情報を用いた演算を行って前記第1値に対応する前記第2値を得る演算部と、
    を備えることを特徴とする色変換装置。
  2. 前記メモリーは、2個設けられ、
    前記演算部は、前記制御部によりイネーブル状態にされた2より少ない数のメモリーに記憶された分割データに含まれる前記第1の色空間内の格子点を示すデータを用いた補間演算を行うことを特徴とする請求項1に記載の色変換装置。
  3. 前記第1値に応じた重み付け係数を前記分割データの各々に対して個別に算出する算出部を更に備え、
    前記演算部は、更に、前記算出部により算出された前記重み付け係数を用いて前記補間演算を行い、
    前記算出部は、ディセーブル状態にされたメモリーに記憶されている分割データの重み付け係数を0とすることを特徴とする請求項2に記載の色変換装置。
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