JP2008271079A - 画像処理装置及び画像処理方法、印刷装置及び印刷方法、並びに色変換テーブルの生成方法 - Google Patents
画像処理装置及び画像処理方法、印刷装置及び印刷方法、並びに色変換テーブルの生成方法 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】LUTのデータを複数のメモリに分割して記録してデータの読み出しを効率化す
るのに好適な画像処理装置及び画像処理方法、印刷装置及び印刷方法、並びに色変換テー
ブルの生成方法を提供する。
【解決手段】印刷装置100を、第1〜第4LUT12〜18からRGB画像データに対
応する変換済データを読み出す変換済データ読出部10と、RGB色空間の各グリッドに
対応付けて変換済データを記憶した第1〜第4LUT12〜18と、変換済データに基づ
きRGB画像データを色変換する色変換部20とを含んだ構成とし、第1〜第4LUT1
2〜18を、格子点の構成する立方体のB軸方向の各辺を構成する2つのグリッドに対応
する変換済データが、それぞれ異なる記憶領域に記憶された構成とし、各記憶領域に対し
て1度の並列アクセスで、補間演算に用いる8つの変換済データを読み出す。
【選択図】図1
るのに好適な画像処理装置及び画像処理方法、印刷装置及び印刷方法、並びに色変換テー
ブルの生成方法を提供する。
【解決手段】印刷装置100を、第1〜第4LUT12〜18からRGB画像データに対
応する変換済データを読み出す変換済データ読出部10と、RGB色空間の各グリッドに
対応付けて変換済データを記憶した第1〜第4LUT12〜18と、変換済データに基づ
きRGB画像データを色変換する色変換部20とを含んだ構成とし、第1〜第4LUT1
2〜18を、格子点の構成する立方体のB軸方向の各辺を構成する2つのグリッドに対応
する変換済データが、それぞれ異なる記憶領域に記憶された構成とし、各記憶領域に対し
て1度の並列アクセスで、補間演算に用いる8つの変換済データを読み出す。
【選択図】図1
Description
本発明は、カラー画像データに所定の変換を行う技術に係り、特に、LUT(色変換テ
ーブル)を参照してカラー画像データの色変換処理を行う画像処理装置及び画像処理方法
、印刷装置及び印刷方法、並びに色変換テーブルの生成方法に関する。
ーブル)を参照してカラー画像データの色変換処理を行う画像処理装置及び画像処理方法
、印刷装置及び印刷方法、並びに色変換テーブルの生成方法に関する。
カラー原稿をスキャナなどの画像入力部を用いて読み取り、読み取ったカラー画像デー
タを、例えばCRTなどのディスプレイやカラープリンタなどを用いて再生表示させる画
像処理装置が知られている。
これらディスプレイやカラープリンタなどの画像出力装置は、それぞれに特有の色再現
特性を有していることから、スキャナなどを用いて入力したカラー画像の色を、画像出力
装置の特性によらず良好に再現するためには、使用する画像出力装置の色再現特性に合わ
せて色変換処理を行うことが必要となる。こうした色変換を行うための代表的な手法とし
ては、色変換テーブル(LUT(Look Up Table))を用いる技術が提案されている(例
えば、特許文献1など)。色変換テーブルとは、カラー画像データと色変換済みのカラー
画像データ(以下、変換済データと称す)とを対応付けて記憶した数表である。LUTは
、各入力値に対する変換済データを全て記録するのが一番望ましいが、例えば、各色25
6階調のデータに対する変換済データを記録する場合に、「256×256×256×8
(出力諧調8[bit])×4(CMYKの4色)=536870912[bit]」ものサイ
ズのメモリ容量が必要になる。そこで、例えば、カラー画像データがレッド( 以下、R
と記す)、グリーン(以下、Gと記す)、ブルー(以下、Bと記す)の3色成分で表現可
能なことに着目すると、これら各色成分を直交3軸に取った色空間を考えることができ、
この色空間を所定の間隔で格子状に分割して、各格子点に色変換済みのカラー画像データ
を予め記憶した3次元の数表を作成する。つまり、色空間を各次元について分割すること
で、変換済データとして値を持つポイントを間引き、LUTとして保持すべき変換済デー
タ量を減らす手法が一般的に用いられる。
タを、例えばCRTなどのディスプレイやカラープリンタなどを用いて再生表示させる画
像処理装置が知られている。
これらディスプレイやカラープリンタなどの画像出力装置は、それぞれに特有の色再現
特性を有していることから、スキャナなどを用いて入力したカラー画像の色を、画像出力
装置の特性によらず良好に再現するためには、使用する画像出力装置の色再現特性に合わ
せて色変換処理を行うことが必要となる。こうした色変換を行うための代表的な手法とし
ては、色変換テーブル(LUT(Look Up Table))を用いる技術が提案されている(例
えば、特許文献1など)。色変換テーブルとは、カラー画像データと色変換済みのカラー
画像データ(以下、変換済データと称す)とを対応付けて記憶した数表である。LUTは
、各入力値に対する変換済データを全て記録するのが一番望ましいが、例えば、各色25
6階調のデータに対する変換済データを記録する場合に、「256×256×256×8
(出力諧調8[bit])×4(CMYKの4色)=536870912[bit]」ものサイ
ズのメモリ容量が必要になる。そこで、例えば、カラー画像データがレッド( 以下、R
と記す)、グリーン(以下、Gと記す)、ブルー(以下、Bと記す)の3色成分で表現可
能なことに着目すると、これら各色成分を直交3軸に取った色空間を考えることができ、
この色空間を所定の間隔で格子状に分割して、各格子点に色変換済みのカラー画像データ
を予め記憶した3次元の数表を作成する。つまり、色空間を各次元について分割すること
で、変換済データとして値を持つポイントを間引き、LUTとして保持すべき変換済デー
タ量を減らす手法が一般的に用いられる。
格子点とならないカラー画像データを色変換するときには、色空間上でカラー画像デー
タに対応する座標点と該座標点の周囲にある格子点とを検出し、周囲の格子点に記憶され
ている変換済データから補間演算を行うことによって、カラー画像データに対応する変換
済データを求めることができる。
補間方法としては、四面体補間、立方体補間などの方法が存在し、四面体補間では4点
の格子点(以下、グリッドと称す)から補間演算を行い、立方体補間では8点のグリッド
から補間演算を行う。すなわち、1つの値を決定するために、複数の位置のグリッドを参
照する必要がある。
タに対応する座標点と該座標点の周囲にある格子点とを検出し、周囲の格子点に記憶され
ている変換済データから補間演算を行うことによって、カラー画像データに対応する変換
済データを求めることができる。
補間方法としては、四面体補間、立方体補間などの方法が存在し、四面体補間では4点
の格子点(以下、グリッドと称す)から補間演算を行い、立方体補間では8点のグリッド
から補間演算を行う。すなわち、1つの値を決定するために、複数の位置のグリッドを参
照する必要がある。
ここで、実際のLUT参照を想定する場合、1つのRAM上にLUTを構成する場合を
考える。この場合、1つの値を算出するために、複数回のRAMのアクセスが必要になる
。高速な色変換処理を対象にする場合、複数回のRAMのアクセスを行うと、”RAMの
レイテンシ(アクセス時間)×アクセス回数”分のRAMとのアクセス時間が発生する。
他の処理部分を高速化しても、RAMとのアクセスにおいて処理全体がストールする恐れ
がある。
考える。この場合、1つの値を算出するために、複数回のRAMのアクセスが必要になる
。高速な色変換処理を対象にする場合、複数回のRAMのアクセスを行うと、”RAMの
レイテンシ(アクセス時間)×アクセス回数”分のRAMとのアクセス時間が発生する。
他の処理部分を高速化しても、RAMとのアクセスにおいて処理全体がストールする恐れ
がある。
RAMのアクセス速度を高速化するという解決手段があるが、現実には、処理ロジック
の高速化が進み、処理ロジックのスピードよりもRAMのアクセス速度の方が問題になる
ことが多く、RAMのアクセス方法を工夫し高速化することが重要になっている。
この問題を回避するために、RAMを分割して、1回のアクセスで必要なすべてのデー
タをRAMから読み出す方法が存在する(特許文献2)。この方法では、例えば、立方体
補間を行う場合には、8つのグリッドに対応する変換済データが必要なことから、重なら
ないグリッドの変換済データを持つ8つのLUTを用意しておき、8つのLUTを並列に
アクセスすることによって1回のアクセスにてすべてのデータを揃えることができる。ま
た、この方法では、RAMアクセス1回分のレイテンシが発生するものの、パイプライン
処理化した場合にデータのストールは発生しない。
の高速化が進み、処理ロジックのスピードよりもRAMのアクセス速度の方が問題になる
ことが多く、RAMのアクセス方法を工夫し高速化することが重要になっている。
この問題を回避するために、RAMを分割して、1回のアクセスで必要なすべてのデー
タをRAMから読み出す方法が存在する(特許文献2)。この方法では、例えば、立方体
補間を行う場合には、8つのグリッドに対応する変換済データが必要なことから、重なら
ないグリッドの変換済データを持つ8つのLUTを用意しておき、8つのLUTを並列に
アクセスすることによって1回のアクセスにてすべてのデータを揃えることができる。ま
た、この方法では、RAMアクセス1回分のレイテンシが発生するものの、パイプライン
処理化した場合にデータのストールは発生しない。
また、これらのRAMアクセスを解決する手段として、8つのグリッドに対応する変換
済データを連続してRAM上に配置することによって、RAMアクセスを高速化する方法
も考案されている(特許文献3)。この方法は、DRAMのバースト転送の機能を利用し
て、8つのグリッドに対応する変換済データを連続したRAMのアドレスに配置すること
によって、高速に8つの点を読み出すことが可能である。
特開平4−185075号公報
特開平5−63967号公報
特開2003−101806号公報
済データを連続してRAM上に配置することによって、RAMアクセスを高速化する方法
も考案されている(特許文献3)。この方法は、DRAMのバースト転送の機能を利用し
て、8つのグリッドに対応する変換済データを連続したRAMのアドレスに配置すること
によって、高速に8つの点を読み出すことが可能である。
しかしながら、上記特許文献2の従来技術は、並列してアクセスするのに必要な分だけ
RAMを分割する必要がある。上記したように立方体補間を行う場合は、23=8個のR
AMに分割して変換済データを記録する必要がある。入力がRGBの場合は8個のRAM
の分割でよいが、入力がCMYKといった4次元以上の画像データとなると16個以上の
RAMに分割する必要がある。物理的な構成を考慮すると、配置配線を考えた場合、RA
Mの分割数は少ない方が設計は容易である。また、外部RAMを用いる場合は、1つのR
AMのサイズは大きくなる傾向があるので、それを複数のRAMに分割すると、使用でき
ない領域が大きくなる。
RAMを分割する必要がある。上記したように立方体補間を行う場合は、23=8個のR
AMに分割して変換済データを記録する必要がある。入力がRGBの場合は8個のRAM
の分割でよいが、入力がCMYKといった4次元以上の画像データとなると16個以上の
RAMに分割する必要がある。物理的な構成を考慮すると、配置配線を考えた場合、RA
Mの分割数は少ない方が設計は容易である。また、外部RAMを用いる場合は、1つのR
AMのサイズは大きくなる傾向があるので、それを複数のRAMに分割すると、使用でき
ない領域が大きくなる。
また、上記特許文献3の従来技術は、必要なデータを数箇所にまとめて一度に読み出す
手法である。しかし、RGBの3次元やCMYKの4次元の画像データに対して、近傍8
点や16点をまとめて記録するためには、同じ変換済データを複数箇所に記録する必要が
ある。すなわち、同じグリッドの変換済データをRAM上に何回も記録する必要がある。
その結果、実際に必要なLUTの8倍などといったRAM容量が必要になり、RAMの使
用効率が低下する(必要以上に大きい容量のRAMが必要になる)。
手法である。しかし、RGBの3次元やCMYKの4次元の画像データに対して、近傍8
点や16点をまとめて記録するためには、同じ変換済データを複数箇所に記録する必要が
ある。すなわち、同じグリッドの変換済データをRAM上に何回も記録する必要がある。
その結果、実際に必要なLUTの8倍などといったRAM容量が必要になり、RAMの使
用効率が低下する(必要以上に大きい容量のRAMが必要になる)。
そこで、本発明は、このような従来の技術の有する未解決の課題に着目してなされたも
のであって、LUTのデータを複数のメモリに分割して記録してデータの読み出しを効率
化するのに好適な画像処理装置及び画像処理方法、印刷装置及び印刷方法、並びに色変換
テーブルの生成方法を提供することを目的としている。
のであって、LUTのデータを複数のメモリに分割して記録してデータの読み出しを効率
化するのに好適な画像処理装置及び画像処理方法、印刷装置及び印刷方法、並びに色変換
テーブルの生成方法を提供することを目的としている。
〔形態1〕 上記目的を達成するために、形態1の画像処理装置は、
3次元の色空間における座標値として表現されたカラー画像データを受け取り、該カラ
ー画像データに所定の変換を行って出力する画像処理装置であって、
前記色空間を各次元について分割することによって得られた格子点の各々に対応付けて
、該格子点の座標値(x,y,z)が示すカラー画像データの変換済みのデータである変
換済データを記憶する変換済データ記憶手段と、
前記変換済データ記憶手段から前記カラー画像データの座標値に対応する変換済データ
を読み出す変換済データ読出手段と、
前記変換済データ読出手段で読み出した変換済データに基づき、前記カラー画像データ
に前記所定の変換を行う変換手段と、を備え、
前記変換済データ記憶手段は、各々が独立にアクセス可能な第1〜第4の記憶領域を有
すると共に、x軸及びy軸の座標値が各軸の奇数番目の格子点の座標値となり、z軸の座
標値が該z軸の各格子点の座標値となる格子点に対応した変換済データを、該格子点のz
軸方向の配列順に前記第1の記憶領域のアドレスの連続する領域に記憶し、x軸の座標値
が該x軸の奇数番目の格子点の座標値となり、y軸の座標値が該y軸の偶数番目の格子点
の座標値となり、z軸の座標値が該z軸の各格子点の座標値となる格子点に対応した変換
済データを、該格子点のz軸方向の配列順に前記第2の記憶領域のアドレスの連続する領
域に記憶し、x軸の座標値が該x軸の偶数番目の格子点の座標値となり、y軸の座標値が
該y軸の奇数番目の格子点の座標値となり、z軸の座標値が該z軸の各格子点の座標値と
なる格子点に対応した変換済データを、該格子点のz軸方向の配列順に前記第3の記憶領
域のアドレスの連続する領域に記憶し、x軸及びy軸の座標値が各軸の偶数番目の格子点
の座標値となり、z軸の座標値が該z軸の各格子点の座標値となる格子点に対応した変換
済データを、該格子点のz軸方向の配列順に前記第4の記憶領域のアドレスの連続する領
域に記憶した構成を有し、
前記変換済データ読出手段は、前記第1〜第4の記憶領域からアドレスの連続する各2
つの前記変換済データを並列に読み出すことを特徴とする。
3次元の色空間における座標値として表現されたカラー画像データを受け取り、該カラ
ー画像データに所定の変換を行って出力する画像処理装置であって、
前記色空間を各次元について分割することによって得られた格子点の各々に対応付けて
、該格子点の座標値(x,y,z)が示すカラー画像データの変換済みのデータである変
換済データを記憶する変換済データ記憶手段と、
前記変換済データ記憶手段から前記カラー画像データの座標値に対応する変換済データ
を読み出す変換済データ読出手段と、
前記変換済データ読出手段で読み出した変換済データに基づき、前記カラー画像データ
に前記所定の変換を行う変換手段と、を備え、
前記変換済データ記憶手段は、各々が独立にアクセス可能な第1〜第4の記憶領域を有
すると共に、x軸及びy軸の座標値が各軸の奇数番目の格子点の座標値となり、z軸の座
標値が該z軸の各格子点の座標値となる格子点に対応した変換済データを、該格子点のz
軸方向の配列順に前記第1の記憶領域のアドレスの連続する領域に記憶し、x軸の座標値
が該x軸の奇数番目の格子点の座標値となり、y軸の座標値が該y軸の偶数番目の格子点
の座標値となり、z軸の座標値が該z軸の各格子点の座標値となる格子点に対応した変換
済データを、該格子点のz軸方向の配列順に前記第2の記憶領域のアドレスの連続する領
域に記憶し、x軸の座標値が該x軸の偶数番目の格子点の座標値となり、y軸の座標値が
該y軸の奇数番目の格子点の座標値となり、z軸の座標値が該z軸の各格子点の座標値と
なる格子点に対応した変換済データを、該格子点のz軸方向の配列順に前記第3の記憶領
域のアドレスの連続する領域に記憶し、x軸及びy軸の座標値が各軸の偶数番目の格子点
の座標値となり、z軸の座標値が該z軸の各格子点の座標値となる格子点に対応した変換
済データを、該格子点のz軸方向の配列順に前記第4の記憶領域のアドレスの連続する領
域に記憶した構成を有し、
前記変換済データ読出手段は、前記第1〜第4の記憶領域からアドレスの連続する各2
つの前記変換済データを並列に読み出すことを特徴とする。
このような構成であれば、3次元の色空間上の座標値として表現されたカラー画像デー
タを受け取ると、該カラー画像データの座標に対応した変換済データ(例えば、該カラー
画像データを内包する最小の空間を構成する8個の格子点に対応する変換済データ)を、
上記記憶構成の第1〜第4の記憶領域から各2つずつ並列に読み出す。この各2つの変換
済データは、各記憶領域において連続するアドレスの領域に格納されており、1度のアク
セスで2つのデータを読み出すことができる。次いで、該読み出した変換済データを用い
てカラー画像データに所定の変換を行い、該変換後のカラー画像データを出力する。ここ
で、カラー画像データの変換は、例えば、読み出した変換済データを用いた補間演算によ
って行う。補間演算には、8つの変換済データのうち2つを用いる線形補間、8つの変換
済データのうち4つを用いる四面体補間、8つの変換済データを全て用いる立方体補間な
どがある。なお、8つの変換済データのうち2つ、または4つを選択して行う場合は、公
知の乱数発生アルゴリズム(例えば、線形合同法、MT(Mersenne Twister)法など)を
用いて、乱数(ノイズ)により、選択する変換済データを決定する。
タを受け取ると、該カラー画像データの座標に対応した変換済データ(例えば、該カラー
画像データを内包する最小の空間を構成する8個の格子点に対応する変換済データ)を、
上記記憶構成の第1〜第4の記憶領域から各2つずつ並列に読み出す。この各2つの変換
済データは、各記憶領域において連続するアドレスの領域に格納されており、1度のアク
セスで2つのデータを読み出すことができる。次いで、該読み出した変換済データを用い
てカラー画像データに所定の変換を行い、該変換後のカラー画像データを出力する。ここ
で、カラー画像データの変換は、例えば、読み出した変換済データを用いた補間演算によ
って行う。補間演算には、8つの変換済データのうち2つを用いる線形補間、8つの変換
済データのうち4つを用いる四面体補間、8つの変換済データを全て用いる立方体補間な
どがある。なお、8つの変換済データのうち2つ、または4つを選択して行う場合は、公
知の乱数発生アルゴリズム(例えば、線形合同法、MT(Mersenne Twister)法など)を
用いて、乱数(ノイズ)により、選択する変換済データを決定する。
以上より、第1〜第4の記憶領域に対する1度の並列アクセスにより、カラー画像デー
タの1つの画素に対する8つの変換済データを読み出すことができるので、従来の1つの
記憶領域に全ての変換済データを記憶する構成と比較して、変換済データの読み出しにか
かる時間を短縮することができるという効果が得られる。
また、変換済データを第1〜第4の記憶領域に記憶する構成としたので、従来の、カラ
ー画像データの各画素に対する8つの変換済データを別々の記憶領域(独立してアクセス
可能な8つのメモリ)に分割して記憶する構成と比較して、該記憶領域の個数を4つへと
半減することができるので、メモリ配線及び配置に必要なスペースを低減できるという効
果が得られる。
タの1つの画素に対する8つの変換済データを読み出すことができるので、従来の1つの
記憶領域に全ての変換済データを記憶する構成と比較して、変換済データの読み出しにか
かる時間を短縮することができるという効果が得られる。
また、変換済データを第1〜第4の記憶領域に記憶する構成としたので、従来の、カラ
ー画像データの各画素に対する8つの変換済データを別々の記憶領域(独立してアクセス
可能な8つのメモリ)に分割して記憶する構成と比較して、該記憶領域の個数を4つへと
半減することができるので、メモリ配線及び配置に必要なスペースを低減できるという効
果が得られる。
また、第1〜第4の記憶領域に、同じ格子点に対する変換済データを重複させずに記憶
する構成としたので、従来の、同じ変換済データを重複して記憶する構成と比較して、記
憶領域のメモリ利用効率を向上することができるという効果が得られる。
ここで、上記3次元の色空間としては、例えば、RGB、YCbCr、CMY、HSV
、Luv、Lab、YUVなどの公知の表色系が該当する。以下、画像処理装置に関する
形態、画像処理方法に関する形態、印刷装置に関する形態、印刷方法に関する形態におい
て同じである。
また、各次元について分割するとは、各次元を等間隔(線形)に分割する場合と、等間
隔ではない間隔(非線形)に分割する場合とがある。以下、画像処理装置に関する形態、
画像処理方法に関する形態、印刷装置に関する形態、印刷方法に関する形態において同じ
である。
する構成としたので、従来の、同じ変換済データを重複して記憶する構成と比較して、記
憶領域のメモリ利用効率を向上することができるという効果が得られる。
ここで、上記3次元の色空間としては、例えば、RGB、YCbCr、CMY、HSV
、Luv、Lab、YUVなどの公知の表色系が該当する。以下、画像処理装置に関する
形態、画像処理方法に関する形態、印刷装置に関する形態、印刷方法に関する形態におい
て同じである。
また、各次元について分割するとは、各次元を等間隔(線形)に分割する場合と、等間
隔ではない間隔(非線形)に分割する場合とがある。以下、画像処理装置に関する形態、
画像処理方法に関する形態、印刷装置に関する形態、印刷方法に関する形態において同じ
である。
〔形態2〕 更に、形態2の画像処理装置は、形態1に記載の画像処理装置において、
前記変換済データ記憶手段は、前記変換済データとして、少なくともシアン、マゼンタ
、イエロの各色についての階調値を記憶している手段であることを特徴とする。
前記変換済データ記憶手段は、前記変換済データとして、少なくともシアン、マゼンタ
、イエロの各色についての階調値を記憶している手段であることを特徴とする。
このような構成であれば、例えば、RGB、YCbCr、CMY、HSV、Luv、L
ab、YUVなどの3軸の色空間のカラー画像データを、少なくともシアン(C)、マゼ
ンタ(M)、イエロ(Y)を含む表色系の画像データに色変換することができる。つまり
、CMYだけでなく、CMYに、ブラック(K)や、ライトシアン(LC)、ライトマゼ
ンタ(LM)などを加えた表色系のデータへと変換することができる。
ab、YUVなどの3軸の色空間のカラー画像データを、少なくともシアン(C)、マゼ
ンタ(M)、イエロ(Y)を含む表色系の画像データに色変換することができる。つまり
、CMYだけでなく、CMYに、ブラック(K)や、ライトシアン(LC)、ライトマゼ
ンタ(LM)などを加えた表色系のデータへと変換することができる。
〔形態3〕 更に、形態3の画像処理装置は、形態1又は2に記載の画像処理装置にお
いて、
前記変換済データ読出手段は、前記カラー画像データを内包する最小の空間を構成する
8個の格子点に対応する変換済データを前記変換済データ記憶手段から読み出す手段であ
り、
前記変換手段は、前記8個の格子点のうち2個以上の格子点に対応する変換済データを
用いた補間演算によって前記変換を行う手段であることを特徴とする。
このような構成であれば、3次元の色空間上の座標値として表現されたカラー画像デー
タを受け取ると、該カラー画像データを内包する最小の空間を構成する8個の格子点に対
応する変換済データを、上記記憶構成の第1〜第4の記憶領域から各2つずつ並列に読み
出すことができる。これにより、1度のアクセスで確実に各画素に対する8つの変換済デ
ータを読み出すことができるという効果が得られる。
いて、
前記変換済データ読出手段は、前記カラー画像データを内包する最小の空間を構成する
8個の格子点に対応する変換済データを前記変換済データ記憶手段から読み出す手段であ
り、
前記変換手段は、前記8個の格子点のうち2個以上の格子点に対応する変換済データを
用いた補間演算によって前記変換を行う手段であることを特徴とする。
このような構成であれば、3次元の色空間上の座標値として表現されたカラー画像デー
タを受け取ると、該カラー画像データを内包する最小の空間を構成する8個の格子点に対
応する変換済データを、上記記憶構成の第1〜第4の記憶領域から各2つずつ並列に読み
出すことができる。これにより、1度のアクセスで確実に各画素に対する8つの変換済デ
ータを読み出すことができるという効果が得られる。
〔形態4〕 一方、上記目的を達成するために、形態4の画像処理装置は、
4次元の色空間における座標値として表現されたカラー画像データを受け取り、該カラ
ー画像データに所定の変換を行って出力する画像処理装置であって、
前記色空間を各次元について分割することによって得られた格子点の各々に対応付けて
、該格子点の座標値(w,x,y,z)が示すカラー画像データの変換済みのデータであ
る変換済データを記憶する変換済データ記憶手段と、
前記変換済データ記憶手段から前記カラー画像データの座標値に対応する変換済データ
を読み出す変換済データ読出手段と、
前記変換済データ読出手段で読み出した変換済データに基づき、前記カラー画像データ
に前記所定の変換を行う変換手段と、を備え、
前記変換済データ記憶手段は、各々が独立にアクセス可能な第1〜第8の記憶領域を有
すると共に、
w軸、x軸及びy軸の座標値が各軸の奇数番目の格子点の座標値となり、z軸の座標値
が該z軸の各格子点の座標値となる格子点に対応した変換済データを、該格子点のz軸方
向の配列順に前記第1の記憶領域のアドレスの連続する領域に記憶し、
w軸及びy軸の座標値が該y軸の奇数番目の格子点の座標値となり、x軸の座標値が該
x軸の偶数番目の格子点の座標値となり、z軸の座標値が該z軸の各格子点の座標値とな
る格子点に対応した変換済データを、該格子点のz軸方向の配列順に前記第2の記憶領域
のアドレスの連続する領域に記憶し、
w軸の座標値が該w軸の偶数番目の格子点の座標値となり、x軸及びy軸の座標値が各
軸の奇数番目の格子点の座標値となり、z軸の座標値が該z軸の各格子点の座標値となる
格子点に対応した変換済データを、該格子点のz軸方向の配列順に前記第3の記憶領域の
アドレスの連続する領域に記憶し、
w軸及びx軸の座標値が各軸の奇数番目の格子点の座標値となり、y軸の座標値が該y
軸の偶数番目の格子点の座標値となり、z軸の座標値が該z軸の各格子点の座標値となる
格子点に対応した変換済データを、該格子点のz軸方向の配列順に前記第4の記憶領域の
アドレスの連続する領域に記憶し、
w軸及びx軸の座標値が各軸の偶数番目の格子点の座標値となり、y軸の座標値が該y
軸の奇数番目の格子点の座標値となり、z軸の座標値が該z軸の各格子点の座標値となる
格子点に対応した変換済データを、該格子点のz軸方向の配列順に前記第5の記憶領域の
アドレスの連続する領域に記憶し、
w軸の座標値が該w軸の奇数番目の格子点の座標値となり、x軸及びy軸の座標値が各
軸の偶数番目の格子点の座標値となり、z軸の座標値が該z軸の各格子点の座標値となる
格子点に対応した変換済データを、該格子点のz軸方向の配列順に前記第6の記憶領域の
アドレスの連続する領域に記憶し、
w軸及びy軸の座標値が各軸の偶数番目の格子点の座標値となり、x軸の座標値が該x
軸の奇数番目の格子点の座標値となり、z軸の座標値が該z軸の各格子点の座標値となる
格子点に対応した変換済データを、該格子点のz軸方向の配列順に前記第7の記憶領域の
アドレスの連続する領域に記憶し、
w軸、x軸及びy軸の座標値が各軸の偶数番目の格子点の座標値となり、z軸の座標値
が該z軸の各格子点の座標値となる格子点に対応した変換済データを、該格子点のz軸方
向の配列順に前記第8の記憶領域のアドレスの連続する領域に記憶した構成を有し、
前記変換済データ読出手段は、前記第1〜第8の記憶領域からアドレスの連続する各2
つの前記変換済データを並列に読み出すことを特徴とする。
4次元の色空間における座標値として表現されたカラー画像データを受け取り、該カラ
ー画像データに所定の変換を行って出力する画像処理装置であって、
前記色空間を各次元について分割することによって得られた格子点の各々に対応付けて
、該格子点の座標値(w,x,y,z)が示すカラー画像データの変換済みのデータであ
る変換済データを記憶する変換済データ記憶手段と、
前記変換済データ記憶手段から前記カラー画像データの座標値に対応する変換済データ
を読み出す変換済データ読出手段と、
前記変換済データ読出手段で読み出した変換済データに基づき、前記カラー画像データ
に前記所定の変換を行う変換手段と、を備え、
前記変換済データ記憶手段は、各々が独立にアクセス可能な第1〜第8の記憶領域を有
すると共に、
w軸、x軸及びy軸の座標値が各軸の奇数番目の格子点の座標値となり、z軸の座標値
が該z軸の各格子点の座標値となる格子点に対応した変換済データを、該格子点のz軸方
向の配列順に前記第1の記憶領域のアドレスの連続する領域に記憶し、
w軸及びy軸の座標値が該y軸の奇数番目の格子点の座標値となり、x軸の座標値が該
x軸の偶数番目の格子点の座標値となり、z軸の座標値が該z軸の各格子点の座標値とな
る格子点に対応した変換済データを、該格子点のz軸方向の配列順に前記第2の記憶領域
のアドレスの連続する領域に記憶し、
w軸の座標値が該w軸の偶数番目の格子点の座標値となり、x軸及びy軸の座標値が各
軸の奇数番目の格子点の座標値となり、z軸の座標値が該z軸の各格子点の座標値となる
格子点に対応した変換済データを、該格子点のz軸方向の配列順に前記第3の記憶領域の
アドレスの連続する領域に記憶し、
w軸及びx軸の座標値が各軸の奇数番目の格子点の座標値となり、y軸の座標値が該y
軸の偶数番目の格子点の座標値となり、z軸の座標値が該z軸の各格子点の座標値となる
格子点に対応した変換済データを、該格子点のz軸方向の配列順に前記第4の記憶領域の
アドレスの連続する領域に記憶し、
w軸及びx軸の座標値が各軸の偶数番目の格子点の座標値となり、y軸の座標値が該y
軸の奇数番目の格子点の座標値となり、z軸の座標値が該z軸の各格子点の座標値となる
格子点に対応した変換済データを、該格子点のz軸方向の配列順に前記第5の記憶領域の
アドレスの連続する領域に記憶し、
w軸の座標値が該w軸の奇数番目の格子点の座標値となり、x軸及びy軸の座標値が各
軸の偶数番目の格子点の座標値となり、z軸の座標値が該z軸の各格子点の座標値となる
格子点に対応した変換済データを、該格子点のz軸方向の配列順に前記第6の記憶領域の
アドレスの連続する領域に記憶し、
w軸及びy軸の座標値が各軸の偶数番目の格子点の座標値となり、x軸の座標値が該x
軸の奇数番目の格子点の座標値となり、z軸の座標値が該z軸の各格子点の座標値となる
格子点に対応した変換済データを、該格子点のz軸方向の配列順に前記第7の記憶領域の
アドレスの連続する領域に記憶し、
w軸、x軸及びy軸の座標値が各軸の偶数番目の格子点の座標値となり、z軸の座標値
が該z軸の各格子点の座標値となる格子点に対応した変換済データを、該格子点のz軸方
向の配列順に前記第8の記憶領域のアドレスの連続する領域に記憶した構成を有し、
前記変換済データ読出手段は、前記第1〜第8の記憶領域からアドレスの連続する各2
つの前記変換済データを並列に読み出すことを特徴とする。
このような構成であれば、4次元の色空間上の座標値として表現されたカラー画像デー
タを受け取ると、該カラー画像データの座標に対応した変換済データ(例えば、該カラー
画像データを内包する最小の空間を構成する16個の格子点に対応する変換済データ)を
、上記記憶構成の第1〜第8の記憶領域から各2つずつ並列に読み出す。この各2つの変
換済データは、各記憶領域において連続するアドレスの領域に格納されており、1度のア
クセスで2つのデータを読み出すことができる。次いで、該読み出した変換済データを用
いてカラー画像データに所定の変換を行い、該変換後のカラー画像データを出力する。こ
こで、カラー画像データの変換は、例えば、読み出した変換済データを用いた補間演算に
よって行う。なお、16個の変換済データのうち一部を選択して補間演算を行う場合は、
公知の乱数発生アルゴリズム(例えば、線形合同法、MT(Mersenne Twister)法など)
を用いて、乱数(ノイズ)により選択する変換済データを決定する。
タを受け取ると、該カラー画像データの座標に対応した変換済データ(例えば、該カラー
画像データを内包する最小の空間を構成する16個の格子点に対応する変換済データ)を
、上記記憶構成の第1〜第8の記憶領域から各2つずつ並列に読み出す。この各2つの変
換済データは、各記憶領域において連続するアドレスの領域に格納されており、1度のア
クセスで2つのデータを読み出すことができる。次いで、該読み出した変換済データを用
いてカラー画像データに所定の変換を行い、該変換後のカラー画像データを出力する。こ
こで、カラー画像データの変換は、例えば、読み出した変換済データを用いた補間演算に
よって行う。なお、16個の変換済データのうち一部を選択して補間演算を行う場合は、
公知の乱数発生アルゴリズム(例えば、線形合同法、MT(Mersenne Twister)法など)
を用いて、乱数(ノイズ)により選択する変換済データを決定する。
以上より、第1〜第8の記憶領域に対する1度の並列アクセスにより、カラー画像デー
タの1つの画素に対する16個の変換済データを読み出すことができるので、従来の1つ
の記憶領域に全ての変換済データを記憶する構成と比較して、変換済データの読み出しに
かかる時間を短縮することができるという効果が得られる。
また、変換済データを第1〜第8の記憶領域に記憶する構成としたので、従来の、カラ
ー画像データの各画素に対する16個の変換済データを別々の記憶領域(独立してアクセ
ス可能な16個のメモリ)に分割して記憶する構成と比較して、該記憶領域の個数を8個
へと半減することができるので、メモリ配線及び配置に必要なスペースを低減できるとい
う効果が得られる。
タの1つの画素に対する16個の変換済データを読み出すことができるので、従来の1つ
の記憶領域に全ての変換済データを記憶する構成と比較して、変換済データの読み出しに
かかる時間を短縮することができるという効果が得られる。
また、変換済データを第1〜第8の記憶領域に記憶する構成としたので、従来の、カラ
ー画像データの各画素に対する16個の変換済データを別々の記憶領域(独立してアクセ
ス可能な16個のメモリ)に分割して記憶する構成と比較して、該記憶領域の個数を8個
へと半減することができるので、メモリ配線及び配置に必要なスペースを低減できるとい
う効果が得られる。
また、第1〜第8の記憶領域に、同じ格子点に対する変換済データを重複させずに記憶
する構成としたので、従来の、同じ変換済データを重複して記憶する構成と比較して、記
憶領域のメモリ利用効率を向上することができるという効果が得られる。
ここで、上記4次元の色空間としては、例えば、CMYKなどの公知の表色系が該当す
る。以下、画像処理方法に関する形態、印刷装置に関する形態、印刷方法に関する形態に
おいて同じである。
する構成としたので、従来の、同じ変換済データを重複して記憶する構成と比較して、記
憶領域のメモリ利用効率を向上することができるという効果が得られる。
ここで、上記4次元の色空間としては、例えば、CMYKなどの公知の表色系が該当す
る。以下、画像処理方法に関する形態、印刷装置に関する形態、印刷方法に関する形態に
おいて同じである。
〔形態5〕 更に、形態5の画像処理装置は、形態4に記載の画像処理装置において、
前記変換済データ読出手段は、前記カラー画像データを内包する最小の空間を構成する
16個の格子点に対応する変換済データを前記変換済データ記憶手段から読み出す手段で
あり、 前記変換手段は、前記16個の格子点のうち2個以上の格子点に対応する変換済
データを用いた補間演算によって前記変換を行う手段であることを特徴とする。
このような構成であれば、4次元の色空間上の座標値として表現されたカラー画像デー
タを受け取ると、該カラー画像データを内包する最小の空間を構成する16個の格子点に
対応する変換済データを、上記記憶構成の第1〜第8の記憶領域から各2つずつ並列に読
み出すことができる。これにより、1度のアクセスで確実に各画素に対する8つの変換済
データを読み出すことができるという効果が得られる。
前記変換済データ読出手段は、前記カラー画像データを内包する最小の空間を構成する
16個の格子点に対応する変換済データを前記変換済データ記憶手段から読み出す手段で
あり、 前記変換手段は、前記16個の格子点のうち2個以上の格子点に対応する変換済
データを用いた補間演算によって前記変換を行う手段であることを特徴とする。
このような構成であれば、4次元の色空間上の座標値として表現されたカラー画像デー
タを受け取ると、該カラー画像データを内包する最小の空間を構成する16個の格子点に
対応する変換済データを、上記記憶構成の第1〜第8の記憶領域から各2つずつ並列に読
み出すことができる。これにより、1度のアクセスで確実に各画素に対する8つの変換済
データを読み出すことができるという効果が得られる。
〔形態6〕 また、上記目的を達成するために、形態6の画像処理方法は、
3次元の色空間における座標値として表現されたカラー画像データを受け取り、該カラ
ー画像データに所定の変換を行って出力する画像処理方法であって、
前記色空間を各次元について分割することによって得られた格子点の各々に対応付けて
、該格子点の座標値が示すカラー画像データの変換済みのデータである変換済データを変
換済データ記憶手段に記憶する変換済データ記憶ステップと、
前記変換済データ記憶手段から前記カラー画像データの座標値に対応する変換済データ
を読み出す変換済データ読出ステップと、
前記変換済データ読出ステップで読み出した変換済データに基づき、前記カラー画像デ
ータに前記所定の変換を行う変換ステップと、を含み、
前記変換済データ記憶ステップにおいては、各々が独立にアクセス可能な第1〜第4の
記憶領域に対して、x軸及びy軸の座標値が各軸の奇数番目の格子点の座標値となり、z
軸の座標値が該z軸の各格子点の座標値となる格子点に対応した変換済データを、該格子
点のz軸方向の配列順に前記第1の記憶領域のアドレスの連続する領域に記憶し、x軸の
座標値が該x軸の奇数番目の格子点の座標値となり、y軸の座標値が該y軸の偶数番目の
格子点の座標値となり、z軸の座標値が該z軸の各格子点の座標値となる格子点に対応し
た変換済データを、該格子点のz軸方向の配列順に前記第2の記憶領域のアドレスの連続
する領域に記憶し、x軸の座標値が該x軸の偶数番目の格子点の座標値となり、y軸の座
標値が該y軸の奇数番目の格子点の座標値となり、z軸の座標値が該z軸の各格子点の座
標値となる格子点に対応した変換済データを、該格子点のz軸方向の配列順に前記第3の
記憶領域のアドレスの連続する領域に記憶し、x軸及びy軸の座標値が各軸の偶数番目の
格子点の座標値となり、z軸の座標値が該z軸の各格子点の座標値となる格子点に対応し
た変換済データを、該格子点のz軸方向の配列順に前記第4の記憶領域のアドレスの連続
する領域に記憶し、x軸及びy軸の座標値が各軸の偶数番目の格子点の座標値となり、z
軸の座標値が該z軸の各格子点の座標値となる格子点に対応した変換済データを、該格子
点のz軸方向の配列順に前記第4の記憶領域のアドレスの連続する領域に記憶し、
前記変換済データ読み出しステップにおいては、前記第1〜第4の記憶領域からアドレ
スの連続する各2つの前記変換済データを並列に読み出すことを特徴とする。
これにより、形態1の画像処理装置と同等の作用及び効果が得られる。
なお、本形態は、上記形態2又は3に記載の画像処理装置の各手段をステップに置き換
えた構成も採り得る。
3次元の色空間における座標値として表現されたカラー画像データを受け取り、該カラ
ー画像データに所定の変換を行って出力する画像処理方法であって、
前記色空間を各次元について分割することによって得られた格子点の各々に対応付けて
、該格子点の座標値が示すカラー画像データの変換済みのデータである変換済データを変
換済データ記憶手段に記憶する変換済データ記憶ステップと、
前記変換済データ記憶手段から前記カラー画像データの座標値に対応する変換済データ
を読み出す変換済データ読出ステップと、
前記変換済データ読出ステップで読み出した変換済データに基づき、前記カラー画像デ
ータに前記所定の変換を行う変換ステップと、を含み、
前記変換済データ記憶ステップにおいては、各々が独立にアクセス可能な第1〜第4の
記憶領域に対して、x軸及びy軸の座標値が各軸の奇数番目の格子点の座標値となり、z
軸の座標値が該z軸の各格子点の座標値となる格子点に対応した変換済データを、該格子
点のz軸方向の配列順に前記第1の記憶領域のアドレスの連続する領域に記憶し、x軸の
座標値が該x軸の奇数番目の格子点の座標値となり、y軸の座標値が該y軸の偶数番目の
格子点の座標値となり、z軸の座標値が該z軸の各格子点の座標値となる格子点に対応し
た変換済データを、該格子点のz軸方向の配列順に前記第2の記憶領域のアドレスの連続
する領域に記憶し、x軸の座標値が該x軸の偶数番目の格子点の座標値となり、y軸の座
標値が該y軸の奇数番目の格子点の座標値となり、z軸の座標値が該z軸の各格子点の座
標値となる格子点に対応した変換済データを、該格子点のz軸方向の配列順に前記第3の
記憶領域のアドレスの連続する領域に記憶し、x軸及びy軸の座標値が各軸の偶数番目の
格子点の座標値となり、z軸の座標値が該z軸の各格子点の座標値となる格子点に対応し
た変換済データを、該格子点のz軸方向の配列順に前記第4の記憶領域のアドレスの連続
する領域に記憶し、x軸及びy軸の座標値が各軸の偶数番目の格子点の座標値となり、z
軸の座標値が該z軸の各格子点の座標値となる格子点に対応した変換済データを、該格子
点のz軸方向の配列順に前記第4の記憶領域のアドレスの連続する領域に記憶し、
前記変換済データ読み出しステップにおいては、前記第1〜第4の記憶領域からアドレ
スの連続する各2つの前記変換済データを並列に読み出すことを特徴とする。
これにより、形態1の画像処理装置と同等の作用及び効果が得られる。
なお、本形態は、上記形態2又は3に記載の画像処理装置の各手段をステップに置き換
えた構成も採り得る。
〔形態7〕 また、上記目的を達成するために、形態7の画像処理方法は、
4次元の色空間における座標値として表現されたカラー画像データを受け取り、該カラ
ー画像データに所定の変換を行って出力する画像処理方法であって、
前記色空間を各次元について分割することによって得られた格子点の各々に対応付けて
、該格子点の座標値(w,x,y,z)が示すカラー画像データの変換済みのデータであ
る変換済データを変換済データ記憶手段に記憶する変換済データ記憶ステップと、
前記変換済データ記憶手段から前記カラー画像データの座標値に対応する変換済データ
を読み出す変換済データ読出ステップと、
前記変換済データ読出ステップで読み出した変換済データに基づき、前記カラー画像デ
ータに前記所定の変換を行う変換ステップと、を含み、
前記変換済データ記憶ステップにおいては、前記変換済データ記憶手段の有する各々が
独立にアクセス可能な第1〜第8の記憶領域に対して、
w軸、x軸及びy軸の座標値が各軸の奇数番目の格子点の座標値となり、z軸の座標値
が該z軸の各格子点の座標値となる格子点に対応した変換済データを、該格子点のz軸方
向の配列順に前記第1の記憶領域のアドレスの連続する領域に記憶し、
w軸及びy軸の座標値が該y軸の奇数番目の格子点の座標値となり、x軸の座標値が該
x軸の偶数番目の格子点の座標値となり、z軸の座標値が該z軸の各格子点の座標値とな
る格子点に対応した変換済データを、該格子点のz軸方向の配列順に前記第2の記憶領域
のアドレスの連続する領域に記憶し、
w軸の座標値が該w軸の偶数番目の格子点の座標値となり、x軸及びy軸の座標値が各
軸の奇数番目の格子点の座標値となり、z軸の座標値が該z軸の各格子点の座標値となる
格子点に対応した変換済データを、該格子点のz軸方向の配列順に前記第3の記憶領域の
アドレスの連続する領域に記憶し、
w軸及びx軸の座標値が各軸の奇数番目の格子点の座標値となり、y軸の座標値が該y
軸の偶数番目の格子点の座標値となり、z軸の座標値が該z軸の各格子点の座標値となる
格子点に対応した変換済データを、該格子点のz軸方向の配列順に前記第4の記憶領域の
アドレスの連続する領域に記憶し、
w軸及びx軸の座標値が各軸の偶数番目の格子点の座標値となり、y軸の座標値が該y
軸の奇数番目の格子点の座標値となり、z軸の座標値が該z軸の各格子点の座標値となる
格子点に対応した変換済データを、該格子点のz軸方向の配列順に前記第5の記憶領域の
アドレスの連続する領域に記憶し、
w軸の座標値が該w軸の奇数番目の格子点の座標値となり、x軸及びy軸の座標値が各
軸の偶数番目の格子点の座標値となり、z軸の座標値が該z軸の各格子点の座標値となる
格子点に対応した変換済データを、該格子点のz軸方向の配列順に前記第6の記憶領域の
アドレスの連続する領域に記憶し、
w軸及びy軸の座標値が各軸の偶数番目の格子点の座標値となり、x軸の座標値が該x
軸の奇数番目の格子点の座標値となり、z軸の座標値が該z軸の各格子点の座標値となる
格子点に対応した変換済データを、該格子点のz軸方向の配列順に前記第7の記憶領域の
アドレスの連続する領域に記憶し、
w軸、x軸及びy軸の座標値が各軸の偶数番目の格子点の座標値となり、z軸の座標値
が該z軸の各格子点の座標値となる格子点に対応した変換済データを、該格子点のz軸方
向の配列順に前記第8の記憶領域のアドレスの連続する領域に記憶し、
前記変換済データ読出ステップにおいては、前記第1〜第8の記憶領域からアドレスの
連続する各2つの前記変換済データを並列に読み出すことを特徴とする。
これにより、形態4に記載の画像処理装置と同等の作用及び効果が得られる。
なお、本形態は、上記形態5に記載の画像処理装置の各手段をステップに置き換えた構
成も採り得る。
4次元の色空間における座標値として表現されたカラー画像データを受け取り、該カラ
ー画像データに所定の変換を行って出力する画像処理方法であって、
前記色空間を各次元について分割することによって得られた格子点の各々に対応付けて
、該格子点の座標値(w,x,y,z)が示すカラー画像データの変換済みのデータであ
る変換済データを変換済データ記憶手段に記憶する変換済データ記憶ステップと、
前記変換済データ記憶手段から前記カラー画像データの座標値に対応する変換済データ
を読み出す変換済データ読出ステップと、
前記変換済データ読出ステップで読み出した変換済データに基づき、前記カラー画像デ
ータに前記所定の変換を行う変換ステップと、を含み、
前記変換済データ記憶ステップにおいては、前記変換済データ記憶手段の有する各々が
独立にアクセス可能な第1〜第8の記憶領域に対して、
w軸、x軸及びy軸の座標値が各軸の奇数番目の格子点の座標値となり、z軸の座標値
が該z軸の各格子点の座標値となる格子点に対応した変換済データを、該格子点のz軸方
向の配列順に前記第1の記憶領域のアドレスの連続する領域に記憶し、
w軸及びy軸の座標値が該y軸の奇数番目の格子点の座標値となり、x軸の座標値が該
x軸の偶数番目の格子点の座標値となり、z軸の座標値が該z軸の各格子点の座標値とな
る格子点に対応した変換済データを、該格子点のz軸方向の配列順に前記第2の記憶領域
のアドレスの連続する領域に記憶し、
w軸の座標値が該w軸の偶数番目の格子点の座標値となり、x軸及びy軸の座標値が各
軸の奇数番目の格子点の座標値となり、z軸の座標値が該z軸の各格子点の座標値となる
格子点に対応した変換済データを、該格子点のz軸方向の配列順に前記第3の記憶領域の
アドレスの連続する領域に記憶し、
w軸及びx軸の座標値が各軸の奇数番目の格子点の座標値となり、y軸の座標値が該y
軸の偶数番目の格子点の座標値となり、z軸の座標値が該z軸の各格子点の座標値となる
格子点に対応した変換済データを、該格子点のz軸方向の配列順に前記第4の記憶領域の
アドレスの連続する領域に記憶し、
w軸及びx軸の座標値が各軸の偶数番目の格子点の座標値となり、y軸の座標値が該y
軸の奇数番目の格子点の座標値となり、z軸の座標値が該z軸の各格子点の座標値となる
格子点に対応した変換済データを、該格子点のz軸方向の配列順に前記第5の記憶領域の
アドレスの連続する領域に記憶し、
w軸の座標値が該w軸の奇数番目の格子点の座標値となり、x軸及びy軸の座標値が各
軸の偶数番目の格子点の座標値となり、z軸の座標値が該z軸の各格子点の座標値となる
格子点に対応した変換済データを、該格子点のz軸方向の配列順に前記第6の記憶領域の
アドレスの連続する領域に記憶し、
w軸及びy軸の座標値が各軸の偶数番目の格子点の座標値となり、x軸の座標値が該x
軸の奇数番目の格子点の座標値となり、z軸の座標値が該z軸の各格子点の座標値となる
格子点に対応した変換済データを、該格子点のz軸方向の配列順に前記第7の記憶領域の
アドレスの連続する領域に記憶し、
w軸、x軸及びy軸の座標値が各軸の偶数番目の格子点の座標値となり、z軸の座標値
が該z軸の各格子点の座標値となる格子点に対応した変換済データを、該格子点のz軸方
向の配列順に前記第8の記憶領域のアドレスの連続する領域に記憶し、
前記変換済データ読出ステップにおいては、前記第1〜第8の記憶領域からアドレスの
連続する各2つの前記変換済データを並列に読み出すことを特徴とする。
これにより、形態4に記載の画像処理装置と同等の作用及び効果が得られる。
なお、本形態は、上記形態5に記載の画像処理装置の各手段をステップに置き換えた構
成も採り得る。
〔形態8〕 一方、上記目的を達成するために、形態8の印刷装置は、
3次元の色空間における座標値として表現されたカラー画像データを受け取り、該カラ
ー画像データに所定の変換を行うと共に、該変換後のカラー画像データに基づき印刷する
印刷装置であって、
前記色空間を各次元について分割することによって得られた格子点の各々に対応付けて
、該格子点の座標値が示すカラー画像データの変換済みのデータである変換済データを記
憶する変換済データ記憶手段と、
前記変換済データ記憶手段から前記カラー画像データの座標値に対応する変換済データ
を読み出す変換済データ読出手段と、
前記変換済データ読出手段で読み出した変換済データに基づき、前記カラー画像データ
に前記所定の変換を行う変換手段と、
前記変換手段で変換後のカラー画像データに基づき印刷を行う印刷手段と、を備え、
前記変換済データ記憶手段は、各々が独立にアクセス可能な第1〜第4の記憶領域を有
すると共に、x軸及びy軸の座標値が各軸の奇数番目の格子点の座標値となり、z軸の座
標値が該z軸の各格子点の座標値となる格子点に対応した変換済データを、該格子点のz
軸方向の配列順に前記第1の記憶領域のアドレスの連続する領域に記憶し、x軸の座標値
が該x軸の奇数番目の格子点の座標値となり、y軸の座標値が該y軸の偶数番目の格子点
の座標値となり、z軸の座標値が該z軸の各格子点の座標値となる格子点に対応した変換
済データを、該格子点のz軸方向の配列順に前記第2の記憶領域のアドレスの連続する領
域に記憶し、x軸の座標値が該x軸の偶数番目の格子点の座標値となり、y軸の座標値が
該y軸の奇数番目の格子点の座標値となり、z軸の座標値が該z軸の各格子点の座標値と
なる格子点に対応した変換済データを、該格子点のz軸方向の配列順に前記第3の記憶領
域のアドレスの連続する領域に記憶し、x軸及びy軸の座標値が各軸の偶数番目の格子点
の座標値となり、z軸の座標値が該z軸の各格子点の座標値となる格子点に対応した変換
済データを、該格子点のz軸方向の配列順に前記第4の記憶領域のアドレスの連続する領
域に記憶した構成を有し、
前記変換済データ読出手段は、前記第1〜第4の記憶領域からアドレスの連続する各2
つの前記変換済データを並列に読み出すことを特徴とする。
このような構成であれば、形態1の画像処理装置と同様の作用及び効果が得られる。
なお、本形態は、上記形態2及び3に記載の画像処理装置の各手段と同様の構成も採り
得る。
3次元の色空間における座標値として表現されたカラー画像データを受け取り、該カラ
ー画像データに所定の変換を行うと共に、該変換後のカラー画像データに基づき印刷する
印刷装置であって、
前記色空間を各次元について分割することによって得られた格子点の各々に対応付けて
、該格子点の座標値が示すカラー画像データの変換済みのデータである変換済データを記
憶する変換済データ記憶手段と、
前記変換済データ記憶手段から前記カラー画像データの座標値に対応する変換済データ
を読み出す変換済データ読出手段と、
前記変換済データ読出手段で読み出した変換済データに基づき、前記カラー画像データ
に前記所定の変換を行う変換手段と、
前記変換手段で変換後のカラー画像データに基づき印刷を行う印刷手段と、を備え、
前記変換済データ記憶手段は、各々が独立にアクセス可能な第1〜第4の記憶領域を有
すると共に、x軸及びy軸の座標値が各軸の奇数番目の格子点の座標値となり、z軸の座
標値が該z軸の各格子点の座標値となる格子点に対応した変換済データを、該格子点のz
軸方向の配列順に前記第1の記憶領域のアドレスの連続する領域に記憶し、x軸の座標値
が該x軸の奇数番目の格子点の座標値となり、y軸の座標値が該y軸の偶数番目の格子点
の座標値となり、z軸の座標値が該z軸の各格子点の座標値となる格子点に対応した変換
済データを、該格子点のz軸方向の配列順に前記第2の記憶領域のアドレスの連続する領
域に記憶し、x軸の座標値が該x軸の偶数番目の格子点の座標値となり、y軸の座標値が
該y軸の奇数番目の格子点の座標値となり、z軸の座標値が該z軸の各格子点の座標値と
なる格子点に対応した変換済データを、該格子点のz軸方向の配列順に前記第3の記憶領
域のアドレスの連続する領域に記憶し、x軸及びy軸の座標値が各軸の偶数番目の格子点
の座標値となり、z軸の座標値が該z軸の各格子点の座標値となる格子点に対応した変換
済データを、該格子点のz軸方向の配列順に前記第4の記憶領域のアドレスの連続する領
域に記憶した構成を有し、
前記変換済データ読出手段は、前記第1〜第4の記憶領域からアドレスの連続する各2
つの前記変換済データを並列に読み出すことを特徴とする。
このような構成であれば、形態1の画像処理装置と同様の作用及び効果が得られる。
なお、本形態は、上記形態2及び3に記載の画像処理装置の各手段と同様の構成も採り
得る。
〔形態9〕 また、上記目的を達成するために、形態9の印刷装置は、
4次元の色空間における座標値として表現されたカラー画像データを受け取り、該カラ
ー画像データに所定の変換を行うと共に、該変換後のカラー画像データに基づき印刷する
印刷装置であって、
前記色空間を各次元について分割することによって得られた格子点の各々に対応付けて
、該格子点の座標値(w,x,y,z)が示すカラー画像データの変換済みのデータであ
る変換済データを記憶する変換済データ記憶手段と、
前記変換済データ記憶手段から前記カラー画像データの座標値に対応する変換済データ
を読み出す変換済データ読出手段と、
前記変換済データ読出手段で読み出した変換済データに基づき、前記カラー画像データ
に前記所定の変換を行う変換手段と、
前記変換手段で変換後のカラー画像データに基づき印刷を行う印刷手段と、を備え、
前記変換済データ記憶手段は、各々が独立にアクセス可能な第1〜第8の記憶領域を有
すると共に、
w軸、x軸及びy軸の座標値が各軸の奇数番目の格子点の座標値となり、z軸の座標値
が該z軸の各格子点の座標値となる格子点に対応した変換済データを、該格子点のz軸方
向の配列順に前記第1の記憶領域のアドレスの連続する領域に記憶し、
w軸及びy軸の座標値が該y軸の奇数番目の格子点の座標値となり、x軸の座標値が該
x軸の偶数番目の格子点の座標値となり、z軸の座標値が該z軸の各格子点の座標値とな
る格子点に対応した変換済データを、該格子点のz軸方向の配列順に前記第2の記憶領域
のアドレスの連続する領域に記憶し、
w軸の座標値が該w軸の偶数番目の格子点の座標値となり、x軸及びy軸の座標値が各
軸の奇数番目の格子点の座標値となり、z軸の座標値が該z軸の各格子点の座標値となる
格子点に対応した変換済データを、該格子点のz軸方向の配列順に前記第3の記憶領域の
アドレスの連続する領域に記憶し、
w軸及びx軸の座標値が各軸の奇数番目の格子点の座標値となり、y軸の座標値が該y
軸の偶数番目の格子点の座標値となり、z軸の座標値が該z軸の各格子点の座標値となる
格子点に対応した変換済データを、該格子点のz軸方向の配列順に前記第4の記憶領域の
アドレスの連続する領域に記憶し、
w軸及びx軸の座標値が各軸の偶数番目の格子点の座標値となり、y軸の座標値が該y
軸の奇数番目の格子点の座標値となり、z軸の座標値が該z軸の各格子点の座標値となる
格子点に対応した変換済データを、該格子点のz軸方向の配列順に前記第5の記憶領域の
アドレスの連続する領域に記憶し、
w軸の座標値が該w軸の奇数番目の格子点の座標値となり、x軸及びy軸の座標値が各
軸の偶数番目の格子点の座標値となり、z軸の座標値が該z軸の各格子点の座標値となる
格子点に対応した変換済データを、該格子点のz軸方向の配列順に前記第6の記憶領域の
アドレスの連続する領域に記憶し、
w軸及びy軸の座標値が各軸の偶数番目の格子点の座標値となり、x軸の座標値が該x
軸の奇数番目の格子点の座標値となり、z軸の座標値が該z軸の各格子点の座標値となる
格子点に対応した変換済データを、該格子点のz軸方向の配列順に前記第7の記憶領域の
アドレスの連続する領域に記憶し、
w軸、x軸及びy軸の座標値が各軸の偶数番目の格子点の座標値となり、z軸の座標値
が該z軸の各格子点の座標値となる格子点に対応した変換済データを、該格子点のz軸方
向の配列順に前記第8の記憶領域のアドレスの連続する領域に記憶した構成を有し、
前記変換済データ読出手段は、前記第1〜第8の記憶領域からアドレスの連続する各2
つの前記変換済データを並列に読み出すことを特徴とする。
このような構成であれば、形態4の画像処理装置と同様の作用及び効果が得られる。
なお、本形態は、上記形態5に記載の画像処理装置の各手段と同様の構成も採り得る。
4次元の色空間における座標値として表現されたカラー画像データを受け取り、該カラ
ー画像データに所定の変換を行うと共に、該変換後のカラー画像データに基づき印刷する
印刷装置であって、
前記色空間を各次元について分割することによって得られた格子点の各々に対応付けて
、該格子点の座標値(w,x,y,z)が示すカラー画像データの変換済みのデータであ
る変換済データを記憶する変換済データ記憶手段と、
前記変換済データ記憶手段から前記カラー画像データの座標値に対応する変換済データ
を読み出す変換済データ読出手段と、
前記変換済データ読出手段で読み出した変換済データに基づき、前記カラー画像データ
に前記所定の変換を行う変換手段と、
前記変換手段で変換後のカラー画像データに基づき印刷を行う印刷手段と、を備え、
前記変換済データ記憶手段は、各々が独立にアクセス可能な第1〜第8の記憶領域を有
すると共に、
w軸、x軸及びy軸の座標値が各軸の奇数番目の格子点の座標値となり、z軸の座標値
が該z軸の各格子点の座標値となる格子点に対応した変換済データを、該格子点のz軸方
向の配列順に前記第1の記憶領域のアドレスの連続する領域に記憶し、
w軸及びy軸の座標値が該y軸の奇数番目の格子点の座標値となり、x軸の座標値が該
x軸の偶数番目の格子点の座標値となり、z軸の座標値が該z軸の各格子点の座標値とな
る格子点に対応した変換済データを、該格子点のz軸方向の配列順に前記第2の記憶領域
のアドレスの連続する領域に記憶し、
w軸の座標値が該w軸の偶数番目の格子点の座標値となり、x軸及びy軸の座標値が各
軸の奇数番目の格子点の座標値となり、z軸の座標値が該z軸の各格子点の座標値となる
格子点に対応した変換済データを、該格子点のz軸方向の配列順に前記第3の記憶領域の
アドレスの連続する領域に記憶し、
w軸及びx軸の座標値が各軸の奇数番目の格子点の座標値となり、y軸の座標値が該y
軸の偶数番目の格子点の座標値となり、z軸の座標値が該z軸の各格子点の座標値となる
格子点に対応した変換済データを、該格子点のz軸方向の配列順に前記第4の記憶領域の
アドレスの連続する領域に記憶し、
w軸及びx軸の座標値が各軸の偶数番目の格子点の座標値となり、y軸の座標値が該y
軸の奇数番目の格子点の座標値となり、z軸の座標値が該z軸の各格子点の座標値となる
格子点に対応した変換済データを、該格子点のz軸方向の配列順に前記第5の記憶領域の
アドレスの連続する領域に記憶し、
w軸の座標値が該w軸の奇数番目の格子点の座標値となり、x軸及びy軸の座標値が各
軸の偶数番目の格子点の座標値となり、z軸の座標値が該z軸の各格子点の座標値となる
格子点に対応した変換済データを、該格子点のz軸方向の配列順に前記第6の記憶領域の
アドレスの連続する領域に記憶し、
w軸及びy軸の座標値が各軸の偶数番目の格子点の座標値となり、x軸の座標値が該x
軸の奇数番目の格子点の座標値となり、z軸の座標値が該z軸の各格子点の座標値となる
格子点に対応した変換済データを、該格子点のz軸方向の配列順に前記第7の記憶領域の
アドレスの連続する領域に記憶し、
w軸、x軸及びy軸の座標値が各軸の偶数番目の格子点の座標値となり、z軸の座標値
が該z軸の各格子点の座標値となる格子点に対応した変換済データを、該格子点のz軸方
向の配列順に前記第8の記憶領域のアドレスの連続する領域に記憶した構成を有し、
前記変換済データ読出手段は、前記第1〜第8の記憶領域からアドレスの連続する各2
つの前記変換済データを並列に読み出すことを特徴とする。
このような構成であれば、形態4の画像処理装置と同様の作用及び効果が得られる。
なお、本形態は、上記形態5に記載の画像処理装置の各手段と同様の構成も採り得る。
〔形態10〕 また、上記目的を達成するために、形態10の印刷方法は、
3次元の色空間における座標値として表現されたカラー画像データを受け取り、該カラ
ー画像データに所定の変換を行うと共に、該変換後のカラー画像データに基づき印刷する
印刷方法であって、
前記色空間を各次元について分割することによって得られた格子点の各々に対応付けて
、該格子点の座標値が示すカラー画像データの変換済みのデータである変換済データを変
換済データ記憶手段に記憶する変換済データ記憶ステップと、
前記変換済データ記憶手段から前記カラー画像データの座標値に対応する変換済データ
を読み出す変換済データ読出ステップと、
前記変換済データ読出ステップで読み出した変換済データに基づき、前記カラー画像デ
ータに前記所定の変換を行う変換ステップと、
前記変換ステップで変換後のカラー画像データに基づき印刷を行う印刷ステップと、を
含み、
前記変換済データ記憶ステップにおいては、前記変換済データ記憶手段の有する各々が
独立にアクセス可能な第1〜第4の記憶領域に対して、x軸及びy軸の座標値が各軸の奇
数番目の格子点の座標値となり、z軸の座標値が該z軸の各格子点の座標値となる格子点
に対応した変換済データを、該格子点のz軸方向の配列順に前記第1の記憶領域のアドレ
スの連続する領域に記憶し、x軸の座標値が該x軸の奇数番目の格子点の座標値となり、
y軸の座標値が該y軸の偶数番目の格子点の座標値となり、z軸の座標値が該z軸の各格
子点の座標値となる格子点に対応した変換済データを、該格子点のz軸方向の配列順に前
記第2の記憶領域のアドレスの連続する領域に記憶し、x軸の座標値が該x軸の偶数番目
の格子点の座標値となり、y軸の座標値が該y軸の奇数番目の格子点の座標値となり、z
軸の座標値が該z軸の各格子点の座標値となる格子点に対応した変換済データを、該格子
点のz軸方向の配列順に前記第3の記憶領域のアドレスの連続する領域に記憶し、x軸及
びy軸の座標値が各軸の偶数番目の格子点の座標値となり、z軸の座標値が該z軸の各格
子点の座標値となる格子点に対応した変換済データを、該格子点のz軸方向の配列順に前
記第4の記憶領域のアドレスの連続する領域に記憶し、
前記変換済データ読出ステップにおいては、前記第1〜第4の記憶領域からアドレスの
連続する各2つの前記変換済データを並列に読み出すことを特徴とする。
これにより、形態8に記載の印刷装置と同等の作用及び効果が得られる。
なお、本形態は、上記形態2又は3に記載の画像処理装置の各手段をステップに置き換
えた構成も採り得る。
3次元の色空間における座標値として表現されたカラー画像データを受け取り、該カラ
ー画像データに所定の変換を行うと共に、該変換後のカラー画像データに基づき印刷する
印刷方法であって、
前記色空間を各次元について分割することによって得られた格子点の各々に対応付けて
、該格子点の座標値が示すカラー画像データの変換済みのデータである変換済データを変
換済データ記憶手段に記憶する変換済データ記憶ステップと、
前記変換済データ記憶手段から前記カラー画像データの座標値に対応する変換済データ
を読み出す変換済データ読出ステップと、
前記変換済データ読出ステップで読み出した変換済データに基づき、前記カラー画像デ
ータに前記所定の変換を行う変換ステップと、
前記変換ステップで変換後のカラー画像データに基づき印刷を行う印刷ステップと、を
含み、
前記変換済データ記憶ステップにおいては、前記変換済データ記憶手段の有する各々が
独立にアクセス可能な第1〜第4の記憶領域に対して、x軸及びy軸の座標値が各軸の奇
数番目の格子点の座標値となり、z軸の座標値が該z軸の各格子点の座標値となる格子点
に対応した変換済データを、該格子点のz軸方向の配列順に前記第1の記憶領域のアドレ
スの連続する領域に記憶し、x軸の座標値が該x軸の奇数番目の格子点の座標値となり、
y軸の座標値が該y軸の偶数番目の格子点の座標値となり、z軸の座標値が該z軸の各格
子点の座標値となる格子点に対応した変換済データを、該格子点のz軸方向の配列順に前
記第2の記憶領域のアドレスの連続する領域に記憶し、x軸の座標値が該x軸の偶数番目
の格子点の座標値となり、y軸の座標値が該y軸の奇数番目の格子点の座標値となり、z
軸の座標値が該z軸の各格子点の座標値となる格子点に対応した変換済データを、該格子
点のz軸方向の配列順に前記第3の記憶領域のアドレスの連続する領域に記憶し、x軸及
びy軸の座標値が各軸の偶数番目の格子点の座標値となり、z軸の座標値が該z軸の各格
子点の座標値となる格子点に対応した変換済データを、該格子点のz軸方向の配列順に前
記第4の記憶領域のアドレスの連続する領域に記憶し、
前記変換済データ読出ステップにおいては、前記第1〜第4の記憶領域からアドレスの
連続する各2つの前記変換済データを並列に読み出すことを特徴とする。
これにより、形態8に記載の印刷装置と同等の作用及び効果が得られる。
なお、本形態は、上記形態2又は3に記載の画像処理装置の各手段をステップに置き換
えた構成も採り得る。
〔形態11〕 また、上記目的を達成するために、形態11の印刷方法は、
4次元の色空間における座標値として表現されたカラー画像データを受け取り、該カラ
ー画像データに所定の変換を行うと共に、該変換後のカラー画像データに基づき印刷する
印刷方法であって、
前記色空間を各次元について分割することによって得られた格子点の各々に対応付けて
、該格子点の座標値(w,x,y,z)が示すカラー画像データの変換済みのデータであ
る変換済データを変換済データ記憶手段に記憶する変換済データ記憶ステップと、
前記変換済データ記憶手段から前記カラー画像データの座標値に対応する変換済データ
を読み出す変換済データ読出ステップと、
前記変換済データ読出ステップで読み出した変換済データに基づき、前記カラー画像デ
ータに前記所定の変換を行う変換ステップと、
前記変換ステップで変換後のカラー画像データに基づき印刷を行う印刷ステップと、を
含み、
前記変換済データ記憶ステップにおいては、前記変換済データ記憶手段の有する各々が
独立にアクセス可能な第1〜第8の記憶領域に対して、
w軸、x軸及びy軸の座標値が各軸の奇数番目の格子点の座標値となり、z軸の座標値
が該z軸の各格子点の座標値となる格子点に対応した変換済データを、該格子点のz軸方
向の配列順に前記第1の記憶領域のアドレスの連続する領域に記憶し、
w軸及びy軸の座標値が該y軸の奇数番目の格子点の座標値となり、x軸の座標値が該
x軸の偶数番目の格子点の座標値となり、z軸の座標値が該z軸の各格子点の座標値とな
る格子点に対応した変換済データを、該格子点のz軸方向の配列順に前記第2の記憶領域
のアドレスの連続する領域に記憶し、
w軸の座標値が該w軸の偶数番目の格子点の座標値となり、x軸及びy軸の座標値が各
軸の奇数番目の格子点の座標値となり、z軸の座標値が該z軸の各格子点の座標値となる
格子点に対応した変換済データを、該格子点のz軸方向の配列順に前記第3の記憶領域の
アドレスの連続する領域に記憶し、
w軸及びx軸の座標値が各軸の奇数番目の格子点の座標値となり、y軸の座標値が該y
軸の偶数番目の格子点の座標値となり、z軸の座標値が該z軸の各格子点の座標値となる
格子点に対応した変換済データを、該格子点のz軸方向の配列順に前記第4の記憶領域の
アドレスの連続する領域に記憶し、
w軸及びx軸の座標値が各軸の偶数番目の格子点の座標値となり、y軸の座標値が該y
軸の奇数番目の格子点の座標値となり、z軸の座標値が該z軸の各格子点の座標値となる
格子点に対応した変換済データを、該格子点のz軸方向の配列順に前記第5の記憶領域の
アドレスの連続する領域に記憶し、
w軸の座標値が該w軸の奇数番目の格子点の座標値となり、x軸及びy軸の座標値が各
軸の偶数番目の格子点の座標値となり、z軸の座標値が該z軸の各格子点の座標値となる
格子点に対応した変換済データを、該格子点のz軸方向の配列順に前記第6の記憶領域の
アドレスの連続する領域に記憶し、
w軸及びy軸の座標値が各軸の偶数番目の格子点の座標値となり、x軸の座標値が該x
軸の奇数番目の格子点の座標値となり、z軸の座標値が該z軸の各格子点の座標値となる
格子点に対応した変換済データを、該格子点のz軸方向の配列順に前記第7の記憶領域の
アドレスの連続する領域に記憶し、
w軸、x軸及びy軸の座標値が各軸の偶数番目の格子点の座標値となり、z軸の座標値
が該z軸の各格子点の座標値となる格子点に対応した変換済データを、該格子点のz軸方
向の配列順に前記第8の記憶領域のアドレスの連続する領域に記憶し、
前記変換済データ読出ステップにおいては、前記第1〜第8の記憶領域からアドレスの
連続する各2つの前記変換済データを並列に読み出すことを特徴とする。
これにより、形態9に記載の印刷装置と同等の作用及び効果が得られる。
なお、本形態は、上記形態5に記載の画像処理装置の各手段をステップに置き換えた構
成も採り得る。
4次元の色空間における座標値として表現されたカラー画像データを受け取り、該カラ
ー画像データに所定の変換を行うと共に、該変換後のカラー画像データに基づき印刷する
印刷方法であって、
前記色空間を各次元について分割することによって得られた格子点の各々に対応付けて
、該格子点の座標値(w,x,y,z)が示すカラー画像データの変換済みのデータであ
る変換済データを変換済データ記憶手段に記憶する変換済データ記憶ステップと、
前記変換済データ記憶手段から前記カラー画像データの座標値に対応する変換済データ
を読み出す変換済データ読出ステップと、
前記変換済データ読出ステップで読み出した変換済データに基づき、前記カラー画像デ
ータに前記所定の変換を行う変換ステップと、
前記変換ステップで変換後のカラー画像データに基づき印刷を行う印刷ステップと、を
含み、
前記変換済データ記憶ステップにおいては、前記変換済データ記憶手段の有する各々が
独立にアクセス可能な第1〜第8の記憶領域に対して、
w軸、x軸及びy軸の座標値が各軸の奇数番目の格子点の座標値となり、z軸の座標値
が該z軸の各格子点の座標値となる格子点に対応した変換済データを、該格子点のz軸方
向の配列順に前記第1の記憶領域のアドレスの連続する領域に記憶し、
w軸及びy軸の座標値が該y軸の奇数番目の格子点の座標値となり、x軸の座標値が該
x軸の偶数番目の格子点の座標値となり、z軸の座標値が該z軸の各格子点の座標値とな
る格子点に対応した変換済データを、該格子点のz軸方向の配列順に前記第2の記憶領域
のアドレスの連続する領域に記憶し、
w軸の座標値が該w軸の偶数番目の格子点の座標値となり、x軸及びy軸の座標値が各
軸の奇数番目の格子点の座標値となり、z軸の座標値が該z軸の各格子点の座標値となる
格子点に対応した変換済データを、該格子点のz軸方向の配列順に前記第3の記憶領域の
アドレスの連続する領域に記憶し、
w軸及びx軸の座標値が各軸の奇数番目の格子点の座標値となり、y軸の座標値が該y
軸の偶数番目の格子点の座標値となり、z軸の座標値が該z軸の各格子点の座標値となる
格子点に対応した変換済データを、該格子点のz軸方向の配列順に前記第4の記憶領域の
アドレスの連続する領域に記憶し、
w軸及びx軸の座標値が各軸の偶数番目の格子点の座標値となり、y軸の座標値が該y
軸の奇数番目の格子点の座標値となり、z軸の座標値が該z軸の各格子点の座標値となる
格子点に対応した変換済データを、該格子点のz軸方向の配列順に前記第5の記憶領域の
アドレスの連続する領域に記憶し、
w軸の座標値が該w軸の奇数番目の格子点の座標値となり、x軸及びy軸の座標値が各
軸の偶数番目の格子点の座標値となり、z軸の座標値が該z軸の各格子点の座標値となる
格子点に対応した変換済データを、該格子点のz軸方向の配列順に前記第6の記憶領域の
アドレスの連続する領域に記憶し、
w軸及びy軸の座標値が各軸の偶数番目の格子点の座標値となり、x軸の座標値が該x
軸の奇数番目の格子点の座標値となり、z軸の座標値が該z軸の各格子点の座標値となる
格子点に対応した変換済データを、該格子点のz軸方向の配列順に前記第7の記憶領域の
アドレスの連続する領域に記憶し、
w軸、x軸及びy軸の座標値が各軸の偶数番目の格子点の座標値となり、z軸の座標値
が該z軸の各格子点の座標値となる格子点に対応した変換済データを、該格子点のz軸方
向の配列順に前記第8の記憶領域のアドレスの連続する領域に記憶し、
前記変換済データ読出ステップにおいては、前記第1〜第8の記憶領域からアドレスの
連続する各2つの前記変換済データを並列に読み出すことを特徴とする。
これにより、形態9に記載の印刷装置と同等の作用及び効果が得られる。
なお、本形態は、上記形態5に記載の画像処理装置の各手段をステップに置き換えた構
成も採り得る。
〔形態12〕 一方、上記目的を達成するために、形態12の色変換テーブルの生成方
法は、
3次元の色空間における座標値として表現されたカラー画像データに対して色変換を行
うのに使用する色変換テーブルの生成方法であって、
前記色空間を各次元について分割する分割ステップと、
前記分割ステップで分割することによって得られた格子点の各々に対応付けて、該格子
点の座標値(x,y,z)が示すカラー画像データの変換済みのデータである変換済デー
タを記憶する変換済データ記憶ステップと、を含み、
前記変換済データ記憶ステップにおいては、各々が独立にアクセス可能な第1〜第4の
記憶領域に対して、x軸及びy軸の座標値が各軸の奇数番目の格子点の座標値となり、z
軸の座標値が該z軸の各格子点の座標値となる格子点に対応した変換済データを、該格子
点のz軸方向の配列順に前記第1の記憶領域のアドレスの連続する領域に記憶し、x軸の
座標値が該x軸の奇数番目の格子点の座標値となり、y軸の座標値が該y軸の偶数番目の
格子点の座標値となり、z軸の座標値が該z軸の各格子点の座標値となる格子点に対応し
た変換済データを、該格子点のz軸方向の配列順に前記第2の記憶領域のアドレスの連続
する領域に記憶し、x軸の座標値が該x軸の偶数番目の格子点の座標値となり、y軸の座
標値が該y軸の奇数番目の格子点の座標値となり、z軸の座標値が該z軸の各格子点の座
標値となる格子点に対応した変換済データを、該格子点のz軸方向の配列順に前記第3の
記憶領域のアドレスの連続する領域に記憶し、x軸及びy軸の座標値が各軸の偶数番目の
格子点の座標値となり、z軸の座標値が該z軸の各格子点の座標値となる格子点に対応し
た変換済データを、該格子点のz軸方向の配列順に前記第4の記憶領域のアドレスの連続
する領域に記憶することを特徴とする。
これにより、本形態を、例えば、3次元のカラー画像データに対して色変換等の変換処
理を行う画像処理装置に適用することで、形態1の画像処理装置と同等の作用及び効果が
得られる。
法は、
3次元の色空間における座標値として表現されたカラー画像データに対して色変換を行
うのに使用する色変換テーブルの生成方法であって、
前記色空間を各次元について分割する分割ステップと、
前記分割ステップで分割することによって得られた格子点の各々に対応付けて、該格子
点の座標値(x,y,z)が示すカラー画像データの変換済みのデータである変換済デー
タを記憶する変換済データ記憶ステップと、を含み、
前記変換済データ記憶ステップにおいては、各々が独立にアクセス可能な第1〜第4の
記憶領域に対して、x軸及びy軸の座標値が各軸の奇数番目の格子点の座標値となり、z
軸の座標値が該z軸の各格子点の座標値となる格子点に対応した変換済データを、該格子
点のz軸方向の配列順に前記第1の記憶領域のアドレスの連続する領域に記憶し、x軸の
座標値が該x軸の奇数番目の格子点の座標値となり、y軸の座標値が該y軸の偶数番目の
格子点の座標値となり、z軸の座標値が該z軸の各格子点の座標値となる格子点に対応し
た変換済データを、該格子点のz軸方向の配列順に前記第2の記憶領域のアドレスの連続
する領域に記憶し、x軸の座標値が該x軸の偶数番目の格子点の座標値となり、y軸の座
標値が該y軸の奇数番目の格子点の座標値となり、z軸の座標値が該z軸の各格子点の座
標値となる格子点に対応した変換済データを、該格子点のz軸方向の配列順に前記第3の
記憶領域のアドレスの連続する領域に記憶し、x軸及びy軸の座標値が各軸の偶数番目の
格子点の座標値となり、z軸の座標値が該z軸の各格子点の座標値となる格子点に対応し
た変換済データを、該格子点のz軸方向の配列順に前記第4の記憶領域のアドレスの連続
する領域に記憶することを特徴とする。
これにより、本形態を、例えば、3次元のカラー画像データに対して色変換等の変換処
理を行う画像処理装置に適用することで、形態1の画像処理装置と同等の作用及び効果が
得られる。
〔形態13〕 一方、上記目的を達成するために、形態13の色変換テーブルの生成方
法は、
4次元の色空間における座標値として表現されたカラー画像データに対して色変換を行
うのに使用する色変換テーブルの生成方法であって、
前記色空間を各次元について分割する分割ステップと、
前記分割ステップで分割することによって得られた格子点の各々に対応付けて、該格子
点の座標値(x,y,z)が示すカラー画像データの変換済みのデータである変換済デー
タを記憶する変換済データ記憶ステップと、を含み、
前記変換済データ記憶ステップにおいては、各々が独立にアクセス可能な第1〜第8の
記憶領域に対して、
w軸、x軸及びy軸の座標値が各軸の奇数番目の格子点の座標値となり、z軸の座標値
が該z軸の各格子点の座標値となる格子点に対応した変換済データを、該格子点のz軸方
向の配列順に前記第1の記憶領域のアドレスの連続する領域に記憶し、
w軸及びy軸の座標値が該y軸の奇数番目の格子点の座標値となり、x軸の座標値が該
x軸の偶数番目の格子点の座標値となり、z軸の座標値が該z軸の各格子点の座標値とな
る格子点に対応した変換済データを、該格子点のz軸方向の配列順に前記第2の記憶領域
のアドレスの連続する領域に記憶し、
w軸の座標値が該w軸の偶数番目の格子点の座標値となり、x軸及びy軸の座標値が各
軸の奇数番目の格子点の座標値となり、z軸の座標値が該z軸の各格子点の座標値となる
格子点に対応した変換済データを、該格子点のz軸方向の配列順に前記第3の記憶領域の
アドレスの連続する領域に記憶し、
w軸及びx軸の座標値が各軸の奇数番目の格子点の座標値となり、y軸の座標値が該y
軸の偶数番目の格子点の座標値となり、z軸の座標値が該z軸の各格子点の座標値となる
格子点に対応した変換済データを、該格子点のz軸方向の配列順に前記第4の記憶領域の
アドレスの連続する領域に記憶し、
w軸及びx軸の座標値が各軸の偶数番目の格子点の座標値となり、y軸の座標値が該y
軸の奇数番目の格子点の座標値となり、z軸の座標値が該z軸の各格子点の座標値となる
格子点に対応した変換済データを、該格子点のz軸方向の配列順に前記第5の記憶領域の
アドレスの連続する領域に記憶し、
w軸の座標値が該w軸の奇数番目の格子点の座標値となり、x軸及びy軸の座標値が各
軸の偶数番目の格子点の座標値となり、z軸の座標値が該z軸の各格子点の座標値となる
格子点に対応した変換済データを、該格子点のz軸方向の配列順に前記第6の記憶領域の
アドレスの連続する領域に記憶し、
w軸及びy軸の座標値が各軸の偶数番目の格子点の座標値となり、x軸の座標値が該x
軸の奇数番目の格子点の座標値となり、z軸の座標値が該z軸の各格子点の座標値となる
格子点に対応した変換済データを、該格子点のz軸方向の配列順に前記第7の記憶領域の
アドレスの連続する領域に記憶し、
w軸、x軸及びy軸の座標値が各軸の偶数番目の格子点の座標値となり、z軸の座標値
が該z軸の各格子点の座標値となる格子点に対応した変換済データを、該格子点のz軸方
向の配列順に前記第8の記憶領域のアドレスの連続する領域に記憶することを特徴とする
。
これにより、本形態を、例えば、4次元のカラー画像データに対して色変換等の変換処
理を行う画像処理装置に適用することで、形態4の画像処理装置と同等の作用及び効果が
得られる。
法は、
4次元の色空間における座標値として表現されたカラー画像データに対して色変換を行
うのに使用する色変換テーブルの生成方法であって、
前記色空間を各次元について分割する分割ステップと、
前記分割ステップで分割することによって得られた格子点の各々に対応付けて、該格子
点の座標値(x,y,z)が示すカラー画像データの変換済みのデータである変換済デー
タを記憶する変換済データ記憶ステップと、を含み、
前記変換済データ記憶ステップにおいては、各々が独立にアクセス可能な第1〜第8の
記憶領域に対して、
w軸、x軸及びy軸の座標値が各軸の奇数番目の格子点の座標値となり、z軸の座標値
が該z軸の各格子点の座標値となる格子点に対応した変換済データを、該格子点のz軸方
向の配列順に前記第1の記憶領域のアドレスの連続する領域に記憶し、
w軸及びy軸の座標値が該y軸の奇数番目の格子点の座標値となり、x軸の座標値が該
x軸の偶数番目の格子点の座標値となり、z軸の座標値が該z軸の各格子点の座標値とな
る格子点に対応した変換済データを、該格子点のz軸方向の配列順に前記第2の記憶領域
のアドレスの連続する領域に記憶し、
w軸の座標値が該w軸の偶数番目の格子点の座標値となり、x軸及びy軸の座標値が各
軸の奇数番目の格子点の座標値となり、z軸の座標値が該z軸の各格子点の座標値となる
格子点に対応した変換済データを、該格子点のz軸方向の配列順に前記第3の記憶領域の
アドレスの連続する領域に記憶し、
w軸及びx軸の座標値が各軸の奇数番目の格子点の座標値となり、y軸の座標値が該y
軸の偶数番目の格子点の座標値となり、z軸の座標値が該z軸の各格子点の座標値となる
格子点に対応した変換済データを、該格子点のz軸方向の配列順に前記第4の記憶領域の
アドレスの連続する領域に記憶し、
w軸及びx軸の座標値が各軸の偶数番目の格子点の座標値となり、y軸の座標値が該y
軸の奇数番目の格子点の座標値となり、z軸の座標値が該z軸の各格子点の座標値となる
格子点に対応した変換済データを、該格子点のz軸方向の配列順に前記第5の記憶領域の
アドレスの連続する領域に記憶し、
w軸の座標値が該w軸の奇数番目の格子点の座標値となり、x軸及びy軸の座標値が各
軸の偶数番目の格子点の座標値となり、z軸の座標値が該z軸の各格子点の座標値となる
格子点に対応した変換済データを、該格子点のz軸方向の配列順に前記第6の記憶領域の
アドレスの連続する領域に記憶し、
w軸及びy軸の座標値が各軸の偶数番目の格子点の座標値となり、x軸の座標値が該x
軸の奇数番目の格子点の座標値となり、z軸の座標値が該z軸の各格子点の座標値となる
格子点に対応した変換済データを、該格子点のz軸方向の配列順に前記第7の記憶領域の
アドレスの連続する領域に記憶し、
w軸、x軸及びy軸の座標値が各軸の偶数番目の格子点の座標値となり、z軸の座標値
が該z軸の各格子点の座標値となる格子点に対応した変換済データを、該格子点のz軸方
向の配列順に前記第8の記憶領域のアドレスの連続する領域に記憶することを特徴とする
。
これにより、本形態を、例えば、4次元のカラー画像データに対して色変換等の変換処
理を行う画像処理装置に適用することで、形態4の画像処理装置と同等の作用及び効果が
得られる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。図1〜図11は、本発明に係る画
像処理装置及び画像処理方法、印刷装置及び印刷方法並びに色変換テーブルの生成方法の
実施の形態を示す図である。
まず、本発明に係る印刷装置の構成を図1に基づき説明する。図1は、本発明に係る印
刷装置100の構成を示すブロック図である。
像処理装置及び画像処理方法、印刷装置及び印刷方法並びに色変換テーブルの生成方法の
実施の形態を示す図である。
まず、本発明に係る印刷装置の構成を図1に基づき説明する。図1は、本発明に係る印
刷装置100の構成を示すブロック図である。
印刷装置100は、図1に示すように、後述する第1LUT12〜第4LUT18から
色変換対象のRGB画像データに対応する変換済データを後述する色変換部20に読み出
す変換済データ読出部10と、RGB色空間の各格子点(以下、グリッドと称す)に対応
付けて変換済データ(CMYK画像データ)を記憶した構成の第1〜第4LUT12〜1
8と、変換済データに基づき変換対象のRGB画像データをCMYK画像データに変換す
る色変換部20と、該変換後のCMYK画像データの階調数を変換する階調数変換部22
と、階調数の変換された画像データに基づき印刷データを生成する印刷データ生成部24
と、印刷データに基づき画像を印刷する印刷部26とを含んで構成される。
色変換対象のRGB画像データに対応する変換済データを後述する色変換部20に読み出
す変換済データ読出部10と、RGB色空間の各格子点(以下、グリッドと称す)に対応
付けて変換済データ(CMYK画像データ)を記憶した構成の第1〜第4LUT12〜1
8と、変換済データに基づき変換対象のRGB画像データをCMYK画像データに変換す
る色変換部20と、該変換後のCMYK画像データの階調数を変換する階調数変換部22
と、階調数の変換された画像データに基づき印刷データを生成する印刷データ生成部24
と、印刷データに基づき画像を印刷する印刷部26とを含んで構成される。
変換済データ読出部10は、色変換対象のRGB画像データに基づき、第1LUT12
〜第4LUT18に対する、該RGB画像データの示す座標値に対応したグリッドに対応
する変換済データの格納アドレスを生成する機能と、色変換部20における補間演算に用
いられる補間係数を演算する機能とを有している。更に、第1LUT12〜第4LUT1
8における、前記生成したアドレスの記憶領域に格納された変換済データを、色変換部2
0へと出力させる(読み出す)機能を有している。なお、変換済データ読出部10の詳細
な構成は後述する。また、変換済データ読出部10は、各種演算器を組み合わせた電気回
路(ハードウェア)として構成される。
〜第4LUT18に対する、該RGB画像データの示す座標値に対応したグリッドに対応
する変換済データの格納アドレスを生成する機能と、色変換部20における補間演算に用
いられる補間係数を演算する機能とを有している。更に、第1LUT12〜第4LUT1
8における、前記生成したアドレスの記憶領域に格納された変換済データを、色変換部2
0へと出力させる(読み出す)機能を有している。なお、変換済データ読出部10の詳細
な構成は後述する。また、変換済データ読出部10は、各種演算器を組み合わせた電気回
路(ハードウェア)として構成される。
第1LUT12〜第4LUT18は、各々が独立にアクセス可能で且つバースト転送が
可能な記憶領域(メモリ)を有し、RGBの色空間に対する各グリッドに対応付けられた
変換済データ(C,M,Y,Kの各色階調値データ)の全体を4つに分割してなる各グル
ープの補正済データが、別々の記憶領域に記憶された構成のデータテーブル(色変換テー
ブル)である。例えば、変換済データ全体を第1〜第4のグループに分割した場合は、第
1のグループを第1LUT12の記憶領域に、第2のグループを第2LUT14の記憶領
域に、第3のグループを第3LUT16の記憶領域に、第4のグループを第4LUT18
の記憶領域に記憶した構成となる。なお、各記憶領域への変換済データの詳細な記憶構成
については後述する。
可能な記憶領域(メモリ)を有し、RGBの色空間に対する各グリッドに対応付けられた
変換済データ(C,M,Y,Kの各色階調値データ)の全体を4つに分割してなる各グル
ープの補正済データが、別々の記憶領域に記憶された構成のデータテーブル(色変換テー
ブル)である。例えば、変換済データ全体を第1〜第4のグループに分割した場合は、第
1のグループを第1LUT12の記憶領域に、第2のグループを第2LUT14の記憶領
域に、第3のグループを第3LUT16の記憶領域に、第4のグループを第4LUT18
の記憶領域に記憶した構成となる。なお、各記憶領域への変換済データの詳細な記憶構成
については後述する。
色変換部20は、変換済データ読出部10からの補間係数と、第1〜第4LUT12〜
18から読み出された変換済データとに基づき、色変換対象のRGB画像データを、CM
YK画像データに変換する機能を有している。具体的に、変換済データを用いた補間演算
を行って、R、G、Bの各色階調値で表現された画像データを印刷部26が形成可能なド
ットの色、すなわちシアン(C)色、マゼンタ(M)色、イエロ(Y)色、ブラック(K
)色の各色階調値による画像データ(CMYK画像データ)に変換する。なお、以下では
、印刷部26に備えられているインクは、C,M,Y,Kの各色のインクのみであるもの
として説明するが、これら4色以外にも、淡シアン(LC)色、淡マゼンタ(LM)色な
どの他のインクが備えられた印刷部にも同様の説明を適用することができる。
18から読み出された変換済データとに基づき、色変換対象のRGB画像データを、CM
YK画像データに変換する機能を有している。具体的に、変換済データを用いた補間演算
を行って、R、G、Bの各色階調値で表現された画像データを印刷部26が形成可能なド
ットの色、すなわちシアン(C)色、マゼンタ(M)色、イエロ(Y)色、ブラック(K
)色の各色階調値による画像データ(CMYK画像データ)に変換する。なお、以下では
、印刷部26に備えられているインクは、C,M,Y,Kの各色のインクのみであるもの
として説明するが、これら4色以外にも、淡シアン(LC)色、淡マゼンタ(LM)色な
どの他のインクが備えられた印刷部にも同様の説明を適用することができる。
なお、色変換部20は、各種演算器を組み合わせた電気回路(ハードウェア)として構
成される。
階調数変換部22は、C,M,Y,Kの各色階調値データ(例えば、階調値0から25
5の256階調を有するデータ)を、印刷部26が表現可能な階調で表現された画像デー
タに変換する機能を有している。本実施の形態においては、印刷部26は、「ドットを形
成する」、「ドットを形成しない」のいずれかの状態しか採り得ないこととする。従って
、階調数変換部22は、多階調のCMYK画像データを、前記2つの状態に対応した2階
調のデータへと変換する。なお、階調数変換部22は、比較器等を含む電気回路(ハード
ウェア)として構成される。
成される。
階調数変換部22は、C,M,Y,Kの各色階調値データ(例えば、階調値0から25
5の256階調を有するデータ)を、印刷部26が表現可能な階調で表現された画像デー
タに変換する機能を有している。本実施の形態においては、印刷部26は、「ドットを形
成する」、「ドットを形成しない」のいずれかの状態しか採り得ないこととする。従って
、階調数変換部22は、多階調のCMYK画像データを、前記2つの状態に対応した2階
調のデータへと変換する。なお、階調数変換部22は、比較器等を含む電気回路(ハード
ウェア)として構成される。
印刷データ生成部24は、階調数の変換された(2値化された)CMYK画像データを
印刷部26におけるドットの形成順序を考慮した転送順に並び替えた構成の印刷データを
生成する機能を有している。なお、印刷データ生成部24は、ソート回路等を含む電気回
路(ハードウェア)として構成される。
印刷部26は、印刷データ生成部24で生成した印刷データに基づき、印刷用紙などの
印刷媒体に画像を印刷する機能を有している。なお、印刷部26の詳細な構成は後述する
。
印刷部26におけるドットの形成順序を考慮した転送順に並び替えた構成の印刷データを
生成する機能を有している。なお、印刷データ生成部24は、ソート回路等を含む電気回
路(ハードウェア)として構成される。
印刷部26は、印刷データ生成部24で生成した印刷データに基づき、印刷用紙などの
印刷媒体に画像を印刷する機能を有している。なお、印刷部26の詳細な構成は後述する
。
次に、図2に基づき、変換済データ読出部10の詳細な構成を説明する。ここで、図2
は、変換済データ読出部10の詳細な構成を示すブロック図である。
変換済データ読出部10は、図2に示すように、アドレス生成部10aと、補間係数演
算部10bと、メモリアクセス部10cとを含んで構成される。
アドレス生成部10aは、色変換対象のRGB画像データが入力されると、各画素の座
標値に対して参照するグリッド(以下、参照グリッドと称す)に対応する変換済データの
、第1〜第4LUT12〜18における格納アドレスを生成する。該生成したアドレス(
以下、参照アドレスと称す)は、メモリアクセス部10cに出力される。
は、変換済データ読出部10の詳細な構成を示すブロック図である。
変換済データ読出部10は、図2に示すように、アドレス生成部10aと、補間係数演
算部10bと、メモリアクセス部10cとを含んで構成される。
アドレス生成部10aは、色変換対象のRGB画像データが入力されると、各画素の座
標値に対して参照するグリッド(以下、参照グリッドと称す)に対応する変換済データの
、第1〜第4LUT12〜18における格納アドレスを生成する。該生成したアドレス(
以下、参照アドレスと称す)は、メモリアクセス部10cに出力される。
補間係数演算部10bは、RGB画像データの各画素の座標値と、各参照グリッドの座
標値とから、変換対象のRGB画像データをCMYK画像データに変換するための補間係
数を演算する。該演算した補間係数は、色変換部20に出力される。
メモリアクセス部10cは、アドレス生成部10aからの参照アドレスに基づき、第1
〜第4LUT12〜18に対して、各種指令信号を出力し、参照アドレスに格納された変
換済データを、色変換部20に読み出させる。
標値とから、変換対象のRGB画像データをCMYK画像データに変換するための補間係
数を演算する。該演算した補間係数は、色変換部20に出力される。
メモリアクセス部10cは、アドレス生成部10aからの参照アドレスに基づき、第1
〜第4LUT12〜18に対して、各種指令信号を出力し、参照アドレスに格納された変
換済データを、色変換部20に読み出させる。
具体的に、第1〜第4LUT12〜18に対して、バースト長を設定したり、アドレス
を設定したり、設定したアドレスに格納されたデータを読み出したり、設定したアドレス
にデータを書き込んだりするための各種指令信号を出力する。
また、メモリアクセス部10cは、第1〜第4LUT12〜18の各記憶領域に対して
並列にアクセスを行うと共に、バースト転送モードを利用して、各記憶領域に対して1度
のアクセスで色変換に必要な変換済データを読み出す。
を設定したり、設定したアドレスに格納されたデータを読み出したり、設定したアドレス
にデータを書き込んだりするための各種指令信号を出力する。
また、メモリアクセス部10cは、第1〜第4LUT12〜18の各記憶領域に対して
並列にアクセスを行うと共に、バースト転送モードを利用して、各記憶領域に対して1度
のアクセスで色変換に必要な変換済データを読み出す。
次に、図3に基づき、印刷部26の詳細な構成を説明する。ここで、図3は、印刷部2
6の詳細な構成を示す説明図である。
印刷部26は、シアン,マゼンタ,イエロ,ブラックの4色インクのドットを形成可能
なインクジェットプリンタである。もちろん、これら4色のインクに加えて、染料濃度の
低いシアン(淡シアン)インクと染料濃度の低いマゼンタ(淡マゼンタ)インクとを含め
た合計6色のインクドットを形成可能なインクジェットプリンタを用いることもできる。
尚、以下では場合によって、シアンインク,マゼンタインク,イエロインク,ブラックイ
ンク,淡シアンインク,淡マゼンタインクのそれぞれを、Cインク,Mインク,Yインク
,Kインク,LCインク,LMインクと略称するものとする。
6の詳細な構成を示す説明図である。
印刷部26は、シアン,マゼンタ,イエロ,ブラックの4色インクのドットを形成可能
なインクジェットプリンタである。もちろん、これら4色のインクに加えて、染料濃度の
低いシアン(淡シアン)インクと染料濃度の低いマゼンタ(淡マゼンタ)インクとを含め
た合計6色のインクドットを形成可能なインクジェットプリンタを用いることもできる。
尚、以下では場合によって、シアンインク,マゼンタインク,イエロインク,ブラックイ
ンク,淡シアンインク,淡マゼンタインクのそれぞれを、Cインク,Mインク,Yインク
,Kインク,LCインク,LMインクと略称するものとする。
印刷部26は、図3に示すように、キャリッジ240に搭載された印字ヘッド241を
駆動してインクの吐出およびドット形成を行う機構と、このキャリッジ240をキャリッ
ジモータ230によってプラテン236の軸方向に往復動させる機構と、紙送りモータ2
35によって印刷用紙Pを搬送する機構と、ドットの形成やキャリッジ240の移動およ
び印刷用紙の搬送を制御する制御回路260などから構成されている。
駆動してインクの吐出およびドット形成を行う機構と、このキャリッジ240をキャリッ
ジモータ230によってプラテン236の軸方向に往復動させる機構と、紙送りモータ2
35によって印刷用紙Pを搬送する機構と、ドットの形成やキャリッジ240の移動およ
び印刷用紙の搬送を制御する制御回路260などから構成されている。
キャリッジ240には、Kインクを収納するインクカートリッジ242と、Cインク,
Mインク,Yインクの各種インクを収納するインクカートリッジ243とが装着されてい
る。キャリッジ240にインクカートリッジ242,243を装着すると、カートリッジ
内の各インクは図示しない導入管を通じて、印字ヘッド241の下面に設けられた各色毎
のインク吐出ヘッド244ないし247に供給され、それぞれのインク吐出ヘッド244
ないし247から各色のインク滴が吐出される。
Mインク,Yインクの各種インクを収納するインクカートリッジ243とが装着されてい
る。キャリッジ240にインクカートリッジ242,243を装着すると、カートリッジ
内の各インクは図示しない導入管を通じて、印字ヘッド241の下面に設けられた各色毎
のインク吐出ヘッド244ないし247に供給され、それぞれのインク吐出ヘッド244
ないし247から各色のインク滴が吐出される。
制御回路260は、CPU261とROM262とRAM263等から構成されており
、キャリッジモータ230と紙送りモータ235の動作を制御することによってキャリッ
ジ240の主走査と副走査とを制御するとともに、印刷データ生成部24から供給される
印刷データに基づいて、各ノズルから適切なタイミングでインク滴を吐出する。こうして
、制御回路260の制御の下、印刷媒体上の適切な位置に各色のインクドットを形成する
ことによって、印刷部26はカラー画像を印刷することができる。
、キャリッジモータ230と紙送りモータ235の動作を制御することによってキャリッ
ジ240の主走査と副走査とを制御するとともに、印刷データ生成部24から供給される
印刷データに基づいて、各ノズルから適切なタイミングでインク滴を吐出する。こうして
、制御回路260の制御の下、印刷媒体上の適切な位置に各色のインクドットを形成する
ことによって、印刷部26はカラー画像を印刷することができる。
なお、各色のインク吐出ヘッドからインク滴を吐出する方法には、種々の方法を適用す
ることができる。すなわち、ピエゾ素子を用いてインクを吐出する方式や、インク通路に
配置したヒータでインク通路内に泡(バブル)を発生させてインク滴を吐出する方法など
を用いることができる。また、インクを吐出する代わりに、熱転写などの現象を利用して
印刷用紙上にインクドットを形成する方式や、静電気を利用して各色のトナー粉を印刷媒
体上に付着させる方式のプリンタを使用することも可能である。
ることができる。すなわち、ピエゾ素子を用いてインクを吐出する方式や、インク通路に
配置したヒータでインク通路内に泡(バブル)を発生させてインク滴を吐出する方法など
を用いることができる。また、インクを吐出する代わりに、熱転写などの現象を利用して
印刷用紙上にインクドットを形成する方式や、静電気を利用して各色のトナー粉を印刷媒
体上に付着させる方式のプリンタを使用することも可能である。
更には、吐出するインク滴の大きさを制御したり、あるいは一度に複数のインク滴を吐
出して、吐出するインク滴の数を制御することにより、印刷用紙上に形成されるインクド
ットの大きさを制御可能な、いわゆるバリアブルドットプリンタを使用することもできる
。
出して、吐出するインク滴の数を制御することにより、印刷用紙上に形成されるインクド
ットの大きさを制御可能な、いわゆるバリアブルドットプリンタを使用することもできる
。
図4は、インク吐出ヘッド244ないし247におけるインクジェットノズルNzの配
列を示す説明図である。図4に示すように、インク吐出ヘッドの底面には、各色毎のイン
クを吐出する4組のノズルアレイが形成されており、各組のノズルアレイには、ノズルN
zが一定のノズルピッチkで千鳥状に配列されている。こうしてノズルが千鳥上に配列
されているので、ノズルピッチkを小さな値に製造することが容易になる。もっとも、こ
れらノズルが、一直線上に配列されていても構わない。
列を示す説明図である。図4に示すように、インク吐出ヘッドの底面には、各色毎のイン
クを吐出する4組のノズルアレイが形成されており、各組のノズルアレイには、ノズルN
zが一定のノズルピッチkで千鳥状に配列されている。こうしてノズルが千鳥上に配列
されているので、ノズルピッチkを小さな値に製造することが容易になる。もっとも、こ
れらノズルが、一直線上に配列されていても構わない。
以上のようなハードウェア構成を有する印刷部26は、キャリッジモータ230を駆動
することによって、各色のインク吐出ヘッド244ないし247を印刷用紙Pに対して主
走査方向に移動させ、また紙送りモータ235を駆動することによって、印刷用紙Pを副
走査方向に移動させる。制御回路260は、印刷データに従って、キャリッジ240の主
走査および副走査を繰り返しながら、適切なタイミングでノズルを駆動してインク滴を吐
出することによって、印刷部26は印刷用紙上にカラー画像を印刷している。
することによって、各色のインク吐出ヘッド244ないし247を印刷用紙Pに対して主
走査方向に移動させ、また紙送りモータ235を駆動することによって、印刷用紙Pを副
走査方向に移動させる。制御回路260は、印刷データに従って、キャリッジ240の主
走査および副走査を繰り返しながら、適切なタイミングでノズルを駆動してインク滴を吐
出することによって、印刷部26は印刷用紙上にカラー画像を印刷している。
次に、図5〜図7に基づき、変換済データの各記憶領域への詳細な記憶構成について説
明する。ここで、図5(a)は、グリッドの形成する最小の立方体を示す図であり、(b
)は、(a)の立方体で細分された色空間の一部を示す図である。また、図6(a)及び
(b)は、第1LUT12及び第2LUT14の有する記憶領域への変換済データの記憶
構成の一例を示す図である。また、図7(a)及び(b)は、第3LUT16及び第4L
UT18の有する記憶領域への変換済データの記憶構成の一例を示す図である。
明する。ここで、図5(a)は、グリッドの形成する最小の立方体を示す図であり、(b
)は、(a)の立方体で細分された色空間の一部を示す図である。また、図6(a)及び
(b)は、第1LUT12及び第2LUT14の有する記憶領域への変換済データの記憶
構成の一例を示す図である。また、図7(a)及び(b)は、第3LUT16及び第4L
UT18の有する記憶領域への変換済データの記憶構成の一例を示す図である。
変換済データの記憶構成を説明するにあたって、まず、色変換部20において行われる
補間演算について説明する。
図5(a)は、3次元の色空間であるRGB色空間の各次元を間隔αで分割して得られ
たグリッドによって構成される最小(一辺の長さがα)の立方体を示したものである。
第1〜第4LUT12〜18は、RGB色空間を細分する同図(a)の立方体を形成す
るグリッドの座標値(R,G,B)を階調値としたRGB画像データに対応する変換済デ
ータ(CMYK画像データ)を記憶した構成となっている。
補間演算について説明する。
図5(a)は、3次元の色空間であるRGB色空間の各次元を間隔αで分割して得られ
たグリッドによって構成される最小(一辺の長さがα)の立方体を示したものである。
第1〜第4LUT12〜18は、RGB色空間を細分する同図(a)の立方体を形成す
るグリッドの座標値(R,G,B)を階調値としたRGB画像データに対応する変換済デ
ータ(CMYK画像データ)を記憶した構成となっている。
いま、色変換対象のRGB画像データの座標が、例えば、図5(a)中の×印の位置で
あったとすると、×印の座標値は、どのグリッドの座標値とも一致しないため、×印のR
GB画像データに対する変換済データは第1〜第4LUT12〜18に存在しないことに
なる。このような場合に、色変換部20は、図5(a)に示すように、×印を内包する立
方体を形成するグリッドに対応した変換済データを用いて補間演算を行い、×印のRGB
画像データをCMYK画像データ(補間データ)へと変換する。この補間演算には、線形
補間をベースとして四面体補間、立方体補間など様々な方法があるが、ここでは、前記立
方体を形成するグリッド数(8つ)に対応する変換済データを補間演算に用いる最大数と
して、これら8つのグリッドに対応した変換済データを一度のアクセスで読み出せるよう
に、第1LUT〜第4LUT12〜18に変換済データを記憶する。
あったとすると、×印の座標値は、どのグリッドの座標値とも一致しないため、×印のR
GB画像データに対する変換済データは第1〜第4LUT12〜18に存在しないことに
なる。このような場合に、色変換部20は、図5(a)に示すように、×印を内包する立
方体を形成するグリッドに対応した変換済データを用いて補間演算を行い、×印のRGB
画像データをCMYK画像データ(補間データ)へと変換する。この補間演算には、線形
補間をベースとして四面体補間、立方体補間など様々な方法があるが、ここでは、前記立
方体を形成するグリッド数(8つ)に対応する変換済データを補間演算に用いる最大数と
して、これら8つのグリッドに対応した変換済データを一度のアクセスで読み出せるよう
に、第1LUT〜第4LUT12〜18に変換済データを記憶する。
具体的には、各々の立方体を見たときに、図5(a)に示す(1)及び(2)の位置の
グリッドを含み、大局的に見たときに、図5(b)に示すように、グリッド(1)及び(
2)の並び方向に伸びる細線上のグリッドに対応する変換済データを、その配列順に第1
LUT12の有する記憶領域の連続するアドレスの領域へと記憶する。つまり、図5(b
)に示すように、細線上のグリッドについては、間隔α毎に変換済データを記憶する。こ
のように記憶することで、R軸及びG軸のグリッドに対しては、1ラインずつ飛ばしなが
ら変換済データを記憶することになる。同様に、各々の立方体を見たときに、図5(a)
に示す(3)及び(4)のグリッドを含み、大局的に見たときに、図5(b)に示すよう
に、グリッド(3)及び(4)の並び方向に伸びる太線上のグリッドに対応する変換済デ
ータを、その配列順に第2LUT14の有する記憶領域の連続するアドレスの領域に記憶
する。
グリッドを含み、大局的に見たときに、図5(b)に示すように、グリッド(1)及び(
2)の並び方向に伸びる細線上のグリッドに対応する変換済データを、その配列順に第1
LUT12の有する記憶領域の連続するアドレスの領域へと記憶する。つまり、図5(b
)に示すように、細線上のグリッドについては、間隔α毎に変換済データを記憶する。こ
のように記憶することで、R軸及びG軸のグリッドに対しては、1ラインずつ飛ばしなが
ら変換済データを記憶することになる。同様に、各々の立方体を見たときに、図5(a)
に示す(3)及び(4)のグリッドを含み、大局的に見たときに、図5(b)に示すよう
に、グリッド(3)及び(4)の並び方向に伸びる太線上のグリッドに対応する変換済デ
ータを、その配列順に第2LUT14の有する記憶領域の連続するアドレスの領域に記憶
する。
また、同様に、各々の立方体を見たときに、図5(a)に示す(5)及び(6)のグリ
ッドを含み、大局的に見たときに、図5(b)に示すように、グリッド(5)及び(6)
の並び方向に伸びる細点線上のグリッドに対応する変換済データを、その配列順に第3L
UT16の有する記憶領域の連続するアドレスの領域に記憶し、各々の立方体を見たとき
に、図5(a)に示す(7)及び(8)のグリッドを含み、大局的に見たときに、図5(
b)に示すように、グリッド(7)及び(8)の並び方向に伸びる太点線上のグリッドに
対応する変換済データを、その配列順に第4LUT18の有する記憶領域の連続するアド
レスの領域に記憶する。
ッドを含み、大局的に見たときに、図5(b)に示すように、グリッド(5)及び(6)
の並び方向に伸びる細点線上のグリッドに対応する変換済データを、その配列順に第3L
UT16の有する記憶領域の連続するアドレスの領域に記憶し、各々の立方体を見たとき
に、図5(a)に示す(7)及び(8)のグリッドを含み、大局的に見たときに、図5(
b)に示すように、グリッド(7)及び(8)の並び方向に伸びる太点線上のグリッドに
対応する変換済データを、その配列順に第4LUT18の有する記憶領域の連続するアド
レスの領域に記憶する。
次に、図6及び図7に基づき、RGB画像データを、0〜255の256階調の画像デ
ータとし、上記間隔αを16(階調)としたときのLUT12〜18の生成方法を具体的
に説明する。
まず、RGBの色空間の各次元(256階調)を、16階調の間隔で等間隔に分割する
。これにより、各次元が16分割され、「16×16×16=4096」個の格子点が得
られる。次に、これら格子点の各座標値が示すRGB画像データの変換済データを用意す
る。
ータとし、上記間隔αを16(階調)としたときのLUT12〜18の生成方法を具体的
に説明する。
まず、RGBの色空間の各次元(256階調)を、16階調の間隔で等間隔に分割する
。これにより、各次元が16分割され、「16×16×16=4096」個の格子点が得
られる。次に、これら格子点の各座標値が示すRGB画像データの変換済データを用意す
る。
変換済データが用意できると、次に、各格子点の座標値と、該座標値のRGB画像デー
タに対応する変換済データとを対応付けて、LUT12〜18の各記憶領域に記憶する。
具体的に、図6(a)に示すように、各グリッドの座標(R,G,B)が、R軸及びG
軸の座標値については「0」及び「16の偶数倍数」となり、B軸の座標値については「
0」及び「16の倍数」となる座標に対応する変換済データを第1LUT12に記憶する
。なお、座標値は「0」から始まるので、グリッドの座標(R,G,B)=(0,0,0
)が各軸の1番目の格子点となり、「0」及び「16の偶数倍数」となる座標値は、該当
する軸(ここではR軸及びG軸)の奇数番目の格子点の座標値となる。また、「0」及び
「16の倍数」となる座標値は、該当する軸(ここではB軸)の各格子点(奇数及び偶数
番目)の座標値となる。以下、他の軸についても同様である。
タに対応する変換済データとを対応付けて、LUT12〜18の各記憶領域に記憶する。
具体的に、図6(a)に示すように、各グリッドの座標(R,G,B)が、R軸及びG
軸の座標値については「0」及び「16の偶数倍数」となり、B軸の座標値については「
0」及び「16の倍数」となる座標に対応する変換済データを第1LUT12に記憶する
。なお、座標値は「0」から始まるので、グリッドの座標(R,G,B)=(0,0,0
)が各軸の1番目の格子点となり、「0」及び「16の偶数倍数」となる座標値は、該当
する軸(ここではR軸及びG軸)の奇数番目の格子点の座標値となる。また、「0」及び
「16の倍数」となる座標値は、該当する軸(ここではB軸)の各格子点(奇数及び偶数
番目)の座標値となる。以下、他の軸についても同様である。
ここで、図6(a)中における括弧内の数値は、RGB画像データの座標(R,G,B
)の各座標値であり、図示した順番に各座標値に対応する変換済データが記憶されている
ことを示す。以下、第2〜第4LUT14〜18についても同様である。
また、図6(b)に示すように、各グリッドの座標(R,G,B)が、R軸の座標値に
ついては「0」及び「16の偶数倍数」となり、G軸の座標値については「16の奇数倍
数」となり、B軸の座標値については「0」及び「16の倍数」となる座標に対応する変
換済データを第2LUT14に記憶する。なお、「16の奇数倍数」の座標値は、「0」
及び「16の偶数倍数」の座標値と同様の理由から、各軸の偶数番目の格子点の座標値と
なる。以下、他の軸についても同様である。
)の各座標値であり、図示した順番に各座標値に対応する変換済データが記憶されている
ことを示す。以下、第2〜第4LUT14〜18についても同様である。
また、図6(b)に示すように、各グリッドの座標(R,G,B)が、R軸の座標値に
ついては「0」及び「16の偶数倍数」となり、G軸の座標値については「16の奇数倍
数」となり、B軸の座標値については「0」及び「16の倍数」となる座標に対応する変
換済データを第2LUT14に記憶する。なお、「16の奇数倍数」の座標値は、「0」
及び「16の偶数倍数」の座標値と同様の理由から、各軸の偶数番目の格子点の座標値と
なる。以下、他の軸についても同様である。
また、図7(a)に示すように、各グリッドの座標(R,G,B)が、R軸の座標値に
ついては「16の奇数倍数」となり、G軸の座標値については「0」及び「16の偶数倍
数」となり、B軸の座標値については「0」及び「16の倍数」となる座標に対応する変
換済データを第3LUT16に記憶する。
また、図7(b)に示すように、各グリッドの座標(R,G,B)が、R軸及びG軸の
座標値については「16の奇数倍数」となり、B軸の座標値については「0」及び「16
の倍数」となる座標に対応する変換済データを第4LUT18に記憶する。
ついては「16の奇数倍数」となり、G軸の座標値については「0」及び「16の偶数倍
数」となり、B軸の座標値については「0」及び「16の倍数」となる座標に対応する変
換済データを第3LUT16に記憶する。
また、図7(b)に示すように、各グリッドの座標(R,G,B)が、R軸及びG軸の
座標値については「16の奇数倍数」となり、B軸の座標値については「0」及び「16
の倍数」となる座標に対応する変換済データを第4LUT18に記憶する。
上記記憶構成であれば、同じ変換済データが重複して複数のLUTに記憶されることが
なく、更に、最小の立方体のB軸方向の各辺を構成する2つのグリッドに対応する変換済
データが別々の記憶領域に且つアドレスの連続する領域に記憶される。従って、第1〜第
4LUT12〜18は、バースト転送ができるメモリを有してるので、1度のアクセスで
、立方体のB軸方向の一辺を構成する2つのグリッドに対応する変換済データを読み出す
ことができる。
なく、更に、最小の立方体のB軸方向の各辺を構成する2つのグリッドに対応する変換済
データが別々の記憶領域に且つアドレスの連続する領域に記憶される。従って、第1〜第
4LUT12〜18は、バースト転送ができるメモリを有してるので、1度のアクセスで
、立方体のB軸方向の一辺を構成する2つのグリッドに対応する変換済データを読み出す
ことができる。
なお、上記記憶構成においては、格子点の座標値を等間隔(線形)としたが、格子点の
座標値を、間隔α(上記例では16階調)の偶数倍・奇数倍からはずれた非線形な値とし
た構成としても良い。
次に、図8〜図11に基づき、上記構成の印刷装置100の実際の動作を説明する。
なお、以下の説明において、第1LUT12〜第4LUT18は、各々の記憶領域とし
て、SDRAM(シンクロナス・ダイナミックRAM)を有し、各SDRAMに上記記憶
構成で変換済データが記憶されていることとする。また、SDRAMは揮発性のメモリで
あるため、変換済データは、色変換処理の開始前に、外部又は内部の記憶装置等から読み
込んでおく必要がある。
座標値を、間隔α(上記例では16階調)の偶数倍・奇数倍からはずれた非線形な値とし
た構成としても良い。
次に、図8〜図11に基づき、上記構成の印刷装置100の実際の動作を説明する。
なお、以下の説明において、第1LUT12〜第4LUT18は、各々の記憶領域とし
て、SDRAM(シンクロナス・ダイナミックRAM)を有し、各SDRAMに上記記憶
構成で変換済データが記憶されていることとする。また、SDRAMは揮発性のメモリで
あるため、変換済データは、色変換処理の開始前に、外部又は内部の記憶装置等から読み
込んでおく必要がある。
印刷装置100は、RGB画像データが入力されると、変換済データ読出部10におけ
る、アドレス生成部10aにおいて、各画素の座標値に対応する参照グリッドのアドレス
を生成し、補間係数演算部10bにおいて、各画素の座標値に対する補間係数を演算する
。
図8(a)は、立法体に内包された画像データの座標の一例を示す図であり、(b)は
、(a)の画像データの座標を大局的に見た図である。
る、アドレス生成部10aにおいて、各画素の座標値に対応する参照グリッドのアドレス
を生成し、補間係数演算部10bにおいて、各画素の座標値に対する補間係数を演算する
。
図8(a)は、立法体に内包された画像データの座標の一例を示す図であり、(b)は
、(a)の画像データの座標を大局的に見た図である。
例えば、図8(a)中の△印の座標のRGB画像データが、アドレス生成部10a及び
補間係数演算部10bに入力されたとする。また、この△印の座標は、大局的に見ると、
図8(b)に示す位置にあるとする。
ここで、図8(b)の左下のグリッドの座標を(0,0,0)とし、△印の座標を例え
ば(12,0,12)とすると、アドレス生成部10aは、図8(a)に示すように、△
印の座標(12,0,12)を内包する(1)〜(8)のグリッドに対応する変換済デー
タの格納アドレスを生成する。
補間係数演算部10bに入力されたとする。また、この△印の座標は、大局的に見ると、
図8(b)に示す位置にあるとする。
ここで、図8(b)の左下のグリッドの座標を(0,0,0)とし、△印の座標を例え
ば(12,0,12)とすると、アドレス生成部10aは、図8(a)に示すように、△
印の座標(12,0,12)を内包する(1)〜(8)のグリッドに対応する変換済デー
タの格納アドレスを生成する。
ここで、第1〜第4LUT12〜18は、上記図6及び図7に示すように、RGBの2
56階調に対して、16階調間隔でグリッドの座標を有しているので、グリッド(1)及
び(2)の座標は(0,0,16)及び(0,0,32)となり、これらグリッドに対応
する変換済データは第1LUT12に記憶されていることになる。また、グリッド(3)
及び(4)の座標は(0,16,16)及び(0,16,32)となり、これらグリッド
に対応する変換済データは第2LUT14に記憶されていることになる。また、グリッド
(5)及び(6)の座標は(16,0,16)及び(16,0,32)となり、これらグ
リッドに対応する変換済データは第3LUT16に記憶されていることになる。また、グ
リッド(7)及び(8)の座標は(16,16,16)及び(16,16,32)となり
、これらグリッドに対応する変換済データは第4LUT18に記憶されていることになる
。
56階調に対して、16階調間隔でグリッドの座標を有しているので、グリッド(1)及
び(2)の座標は(0,0,16)及び(0,0,32)となり、これらグリッドに対応
する変換済データは第1LUT12に記憶されていることになる。また、グリッド(3)
及び(4)の座標は(0,16,16)及び(0,16,32)となり、これらグリッド
に対応する変換済データは第2LUT14に記憶されていることになる。また、グリッド
(5)及び(6)の座標は(16,0,16)及び(16,0,32)となり、これらグ
リッドに対応する変換済データは第3LUT16に記憶されていることになる。また、グ
リッド(7)及び(8)の座標は(16,16,16)及び(16,16,32)となり
、これらグリッドに対応する変換済データは第4LUT18に記憶されていることになる
。
従って、アドレス生成部10aは、参照アドレスとして、第1LUT12の上記グリッ
ド(1)に対応付けられた変換済データの格納アドレス(行アドレス、列アドレス)と、
第2LUT14の上記グリッド(3)に対応付けられた変換済データの格納アドレスと、
第3LUT16の上記グリッド(5)に対応付けられた変換済データの格納アドレスと、
第4LUT18の上記グリッド(7)に対応付けられた変換済データの格納アドレスとを
生成する。
ド(1)に対応付けられた変換済データの格納アドレス(行アドレス、列アドレス)と、
第2LUT14の上記グリッド(3)に対応付けられた変換済データの格納アドレスと、
第3LUT16の上記グリッド(5)に対応付けられた変換済データの格納アドレスと、
第4LUT18の上記グリッド(7)に対応付けられた変換済データの格納アドレスとを
生成する。
第1〜第4LUT12〜18に対する参照アドレスが生成されると、これらをメモリア
クセス部10cに出力する。
メモリアクセス部10cは、参照アドレスが入力されると、グリッド(1)に対応する
変換済データの格納アドレスから、第1LUT12のSDRAM(以下、第1SDRAM
と称す)に対して、バンクの設定及び行アドレスの設定を行う指令信号をクロック信号に
同期して出力する。
クセス部10cに出力する。
メモリアクセス部10cは、参照アドレスが入力されると、グリッド(1)に対応する
変換済データの格納アドレスから、第1LUT12のSDRAM(以下、第1SDRAM
と称す)に対して、バンクの設定及び行アドレスの設定を行う指令信号をクロック信号に
同期して出力する。
ここで、図9は、SDRAMから2つのグリッドに対応する変換済データをバースト転
送モードで読み出すときのタイミングチャートである。
指令信号は、図9に示すように、nCS、nRAS、nCAS、nWE、Addres
sの各種信号線に対する入力信号の組み合わせで構成され、図中のクロック信号(CLK
)に同期して、SDRAMの各信号線に入力する。
送モードで読み出すときのタイミングチャートである。
指令信号は、図9に示すように、nCS、nRAS、nCAS、nWE、Addres
sの各種信号線に対する入力信号の組み合わせで構成され、図中のクロック信号(CLK
)に同期して、SDRAMの各信号線に入力する。
ここで、変換済データを、C,M,Y,Kの各色に対して8ビットのデータとすると、
1つのグリッドに対しては32ビットの変換済データが記憶されていることとなる。また
、立方体のB軸方向の一辺に対する2つの変換済データは、各SDRAMの連続するアド
レスの領域に記憶されているので、バースト転送を利用することができる。つまり、1ワ
ードを32ビットとすると、2つの変換済データ(64ビットのデータ)を連続で読み出
すことになるので、バースト長は2となる。バースト転送モード及びバースト長は、事前
に設定されていることとする(別途、設定用の指令信号にて設定する)。
1つのグリッドに対しては32ビットの変換済データが記憶されていることとなる。また
、立方体のB軸方向の一辺に対する2つの変換済データは、各SDRAMの連続するアド
レスの領域に記憶されているので、バースト転送を利用することができる。つまり、1ワ
ードを32ビットとすると、2つの変換済データ(64ビットのデータ)を連続で読み出
すことになるので、バースト長は2となる。バースト転送モード及びバースト長は、事前
に設定されていることとする(別途、設定用の指令信号にて設定する)。
バースト転送モードによる変換済データの読出は、図9に示すように、まず、CLKの
立ち上がり(1)に同期して、nCS及びnRASをアクティブ(ローアクティブ)にす
る信号を入力すると共に、グリッド(1)に対応する変換済データの参照アドレスのうち
行アドレス(Raw Address)の信号を入力する(この組み合わせは、SDRAMの指定し
たバンクをアクティブにするためのアクティブ指令信号となる)。次に、立ち上がり(3
)に同期して、nCS及びnCASをアクティブ(ローアクティブ)にする信号を入力す
ると共に、グリッド(1)に対応する変換済データの参照アドレスのうち列アドレス(Co
lumn Address)の信号を入力する(この組み合わせは、読出指令(リードコマンド)信号
となる)。
立ち上がり(1)に同期して、nCS及びnRASをアクティブ(ローアクティブ)にす
る信号を入力すると共に、グリッド(1)に対応する変換済データの参照アドレスのうち
行アドレス(Raw Address)の信号を入力する(この組み合わせは、SDRAMの指定し
たバンクをアクティブにするためのアクティブ指令信号となる)。次に、立ち上がり(3
)に同期して、nCS及びnCASをアクティブ(ローアクティブ)にする信号を入力す
ると共に、グリッド(1)に対応する変換済データの参照アドレスのうち列アドレス(Co
lumn Address)の信号を入力する(この組み合わせは、読出指令(リードコマンド)信号
となる)。
これにより、第1SDRAMからは、立ち上がり(5)〜(7)のCLKの期間に、グ
リッド(1)及び(2)に対応する変換済データD0及びD1が連続して、色変換部20
に読み出される。つまり、(1)〜(7)のCLK信号の7サイクルの期間で変換済デー
タを読み出すことができる。
また、上記第1SDRAMからの変換済データの読出処理は、第2〜第4LUT14〜
18の有する第2〜第4SDRAMからの読出処理と並列に行われる。つまり、図8(a
)に示す立方体のB軸方向の各辺を構成する各2つのグリッドに対応する変換済データが
、第1〜第4SDRAMから並列に読み出される。なお、第2〜第4SDRAMからのグ
リッド(3)〜(8)に対応する変換済データの読出処理は、上記第1SDRAMからの
読出処理と同様となるので説明を省略する。
リッド(1)及び(2)に対応する変換済データD0及びD1が連続して、色変換部20
に読み出される。つまり、(1)〜(7)のCLK信号の7サイクルの期間で変換済デー
タを読み出すことができる。
また、上記第1SDRAMからの変換済データの読出処理は、第2〜第4LUT14〜
18の有する第2〜第4SDRAMからの読出処理と並列に行われる。つまり、図8(a
)に示す立方体のB軸方向の各辺を構成する各2つのグリッドに対応する変換済データが
、第1〜第4SDRAMから並列に読み出される。なお、第2〜第4SDRAMからのグ
リッド(3)〜(8)に対応する変換済データの読出処理は、上記第1SDRAMからの
読出処理と同様となるので説明を省略する。
このようにして、第1〜第4LUT12〜18の第1〜第4SDRAMからは、並列に
且つ各SDRAMに対して1度のアクセスで、グリッド(1)〜(8)に対応する変換済
データが読み出される。
一方、補間係数演算部10bは、変換対象の画像データの座標値と、グリッド(1)〜
(8)の座標値とから、色変換部20における補間演算に用いる補間係数を演算する。こ
こでは、立法体補間を用いて補間演算を行うこととする。なお、説明を簡単にするために
、補間処理を2次元として説明を行う。
且つ各SDRAMに対して1度のアクセスで、グリッド(1)〜(8)に対応する変換済
データが読み出される。
一方、補間係数演算部10bは、変換対象の画像データの座標値と、グリッド(1)〜
(8)の座標値とから、色変換部20における補間演算に用いる補間係数を演算する。こ
こでは、立法体補間を用いて補間演算を行うこととする。なお、説明を簡単にするために
、補間処理を2次元として説明を行う。
ここで、図10は、立法体補間を行う場合の補間係数の演算方法の説明図である。
色変換対象のRGB画像データの座標点が、例えば、図10の位置αの×印であった場
合は、この×印を内包する4点のグリッド(A,B,C,D)は、×印に対して等距離の
位置となるので、グリッド(A,B,C,D)に対応する変換済データの平均値が、変換
対象のRGB画像データに対するCMYK画像データ(補間データ)となる。従って、こ
の場合は、グリッドA〜Dに対する補間係数は全て1/4となる。
色変換対象のRGB画像データの座標点が、例えば、図10の位置αの×印であった場
合は、この×印を内包する4点のグリッド(A,B,C,D)は、×印に対して等距離の
位置となるので、グリッド(A,B,C,D)に対応する変換済データの平均値が、変換
対象のRGB画像データに対するCMYK画像データ(補間データ)となる。従って、こ
の場合は、グリッドA〜Dに対する補間係数は全て1/4となる。
また、色変換対象のRGB画像データの座標点が、例えば、図10の位置βの×印(図
8(a)の△印に対応)であった場合は、この×印を内包する4点のグリッド(A,B,
C,D)に対してそれぞれが等距離とはならないので、各グリッドからの距離に応じた重
み係数(補間係数)を演算する必要がある。
まず、直線ABと直線CDの2つに対して、図10に示すように、βの×印からの距離
に基づき、ABの距離「AB=(A×2+B×1)/3」及びCDの距離「CD=(C×
2+D×1)/3」を演算する。次に、これらABの距離及びCDの距離から、「β=(
CD×2+AB×1)/3=(C×4+D×2+A×2+B×1)/9」を演算する。こ
れにより、補間係数は、グリッドAに対して「2/9」、グリッドBに対して「1/9」
、グリッドCに対して「4/9」、グリッドDに対して「2/9」となる。なお、この方
法に限らず、各グリッドA,B,C,Dとβの×印との距離から直接演算しても良い。
8(a)の△印に対応)であった場合は、この×印を内包する4点のグリッド(A,B,
C,D)に対してそれぞれが等距離とはならないので、各グリッドからの距離に応じた重
み係数(補間係数)を演算する必要がある。
まず、直線ABと直線CDの2つに対して、図10に示すように、βの×印からの距離
に基づき、ABの距離「AB=(A×2+B×1)/3」及びCDの距離「CD=(C×
2+D×1)/3」を演算する。次に、これらABの距離及びCDの距離から、「β=(
CD×2+AB×1)/3=(C×4+D×2+A×2+B×1)/9」を演算する。こ
れにより、補間係数は、グリッドAに対して「2/9」、グリッドBに対して「1/9」
、グリッドCに対して「4/9」、グリッドDに対して「2/9」となる。なお、この方
法に限らず、各グリッドA,B,C,Dとβの×印との距離から直接演算しても良い。
このようにして演算された補間係数は、色変換部20に出力される。
色変換部20は、第1〜第4LUT12〜18から読み出された8つの変換済データと
、補間係数演算部10bから入力された補間係数とを受け取ると、まず8つの変換済デー
タから、色変換対象の座標値に対応した4つの変換済データを選択する。ここでは、色変
換対象の画像データの位置(図8(a)中の△印)から、グリッド(1),(2),(5
),(6)に対応する4つの変換済データが選択される。
色変換部20は、第1〜第4LUT12〜18から読み出された8つの変換済データと
、補間係数演算部10bから入力された補間係数とを受け取ると、まず8つの変換済デー
タから、色変換対象の座標値に対応した4つの変換済データを選択する。ここでは、色変
換対象の画像データの位置(図8(a)中の△印)から、グリッド(1),(2),(5
),(6)に対応する4つの変換済データが選択される。
そして、選択した4つの変換済データに対して、補間係数を乗算すると共に、該乗算結
果を加算して、変換対象のRGB画像データに対応するCMYK画像データを演算する。
ここで、グリッド(1)〜(4)の4つのグリッドに対応するCMYK画像データを、
(C1,M1,Y1,K1)〜(C4,M4,Y4,K4)とする。また、補間係数は、
グリッド(1)に対して「2/9」、グリッド(2)に対して「1/9」、グリッド(5
)に対して「4/9」、グリッド(6)に対して「2/9」とする。
果を加算して、変換対象のRGB画像データに対応するCMYK画像データを演算する。
ここで、グリッド(1)〜(4)の4つのグリッドに対応するCMYK画像データを、
(C1,M1,Y1,K1)〜(C4,M4,Y4,K4)とする。また、補間係数は、
グリッド(1)に対して「2/9」、グリッド(2)に対して「1/9」、グリッド(5
)に対して「4/9」、グリッド(6)に対して「2/9」とする。
従って、Cの補間データは、(C1×2+C2×1+C3×4+C4×2)/9と算出
される。また、Mの補間データは、(M1×2+M2×1+M3×4+M4×2)/9、
Yの補間データは、(Y1×2+Y2×1+Y3×4+Y4×2)/9、Kの補間データ
は、(K1×2+K2×1+K3×4+K4×2)/9と算出される。
これら補間データが、図8(a)中の△印のRGB画像データに対するCMYK画像デ
ータとなる。該CMYK画像データは、階調数変換部22に出力される。
される。また、Mの補間データは、(M1×2+M2×1+M3×4+M4×2)/9、
Yの補間データは、(Y1×2+Y2×1+Y3×4+Y4×2)/9、Kの補間データ
は、(K1×2+K2×1+K3×4+K4×2)/9と算出される。
これら補間データが、図8(a)中の△印のRGB画像データに対するCMYK画像デ
ータとなる。該CMYK画像データは、階調数変換部22に出力される。
階調数変換部22は、色変換部20からCMYK画像データを受け取ると、その256
階調を有するC,M,Y,Kの各色の階調データを、印刷部26が表現可能な2階調で表
現された画像データに変換する。この階調数変換後の画像データは、印刷データ生成部2
4に出力される。
印刷データ生成部24は、ドットの形成有無に対応する2階調のデータに変換された画
像データを、ドットの形成順序を考慮しながら印刷部26に転送すべき順序に並べ替えた
構成の印刷データを生成する。該生成した印刷データは、印刷部26に出力される。
階調を有するC,M,Y,Kの各色の階調データを、印刷部26が表現可能な2階調で表
現された画像データに変換する。この階調数変換後の画像データは、印刷データ生成部2
4に出力される。
印刷データ生成部24は、ドットの形成有無に対応する2階調のデータに変換された画
像データを、ドットの形成順序を考慮しながら印刷部26に転送すべき順序に並べ替えた
構成の印刷データを生成する。該生成した印刷データは、印刷部26に出力される。
印刷部26は、印刷データ生成部24から印刷データを受け取ると、該印刷データに従
って、各色のインクドットを印刷媒体上に形成する。その結果、画像データに対応したカ
ラー画像が印刷媒体上に印刷される。
以上、本実施の形態の印刷装置100は、RGB画像データの色空間を各次元(色成分
)について分割して得られるグリッドの構成する最小の立方体のB軸方向の各辺を構成す
る2つのグリッドに対応する変換済データを、それぞれ異なる記憶領域に且つアドレスの
連続する領域に記憶し、第1〜第4LUT12〜18を構成することができる。更に、各
記憶領域に対して並列にアクセスすると共に、バースト転送モードによって、各記憶領域
に対して1度のアクセスで、立方体のB軸方向の各辺を構成する2つのグリッドに対応す
る変換済データを読み出すことができる。
って、各色のインクドットを印刷媒体上に形成する。その結果、画像データに対応したカ
ラー画像が印刷媒体上に印刷される。
以上、本実施の形態の印刷装置100は、RGB画像データの色空間を各次元(色成分
)について分割して得られるグリッドの構成する最小の立方体のB軸方向の各辺を構成す
る2つのグリッドに対応する変換済データを、それぞれ異なる記憶領域に且つアドレスの
連続する領域に記憶し、第1〜第4LUT12〜18を構成することができる。更に、各
記憶領域に対して並列にアクセスすると共に、バースト転送モードによって、各記憶領域
に対して1度のアクセスで、立方体のB軸方向の各辺を構成する2つのグリッドに対応す
る変換済データを読み出すことができる。
これにより、従来の1つの記憶領域に全ての変換済データを記憶する構成と比較して、
変換済データの読み出しにかかる時間を短縮することができる。
また、変換済データを第1〜第4LUT12〜18の有する記憶領域に記憶する構成と
したので、従来の、RGB画像データの各画素に対する8つの変換済データを別々の記憶
領域(独立してアクセス可能な8つのメモリ)に分割して記憶する構成と比較して、該記
憶領域の個数を4つへと半減することができる。
変換済データの読み出しにかかる時間を短縮することができる。
また、変換済データを第1〜第4LUT12〜18の有する記憶領域に記憶する構成と
したので、従来の、RGB画像データの各画素に対する8つの変換済データを別々の記憶
領域(独立してアクセス可能な8つのメモリ)に分割して記憶する構成と比較して、該記
憶領域の個数を4つへと半減することができる。
また、第1〜第4LUT12〜18の有する記憶領域に、同じグリッドに対する変換済
データを重複させずに記憶する構成となるので、従来の、同じ変換済データを重複して記
憶する構成と比較して、記憶領域のメモリ利用効率を向上することができる。
上記実施の形態において、変換済データ読出部10は、形態1、3及び8のいずれか1
に記載の変換済データ読出手段又は形態6又は10に記載の変換済データ読出ステップに
対応し、第1〜第4LUT12〜18は、形態1、2、3、6、8及び10のいずれか1
に記載の変換済データ記憶手段に対応し、第1〜第4LUT12〜18の記憶領域に変換
済データを記憶する処理は、形態6、10及び12のいずれか1に記載の変換済データ記
憶ステップに対応し、第1〜第4SDRAMは、形態1、6、8、10及び12のいずれ
か1に記載の第1〜第4の記憶領域に対応し、色変換部20は、形態1、3及び8のいず
れか1に記載の変換手段又は形態6若しくは10に記載の変換ステップに対応し、階調数
変換部22、印刷データ生成部24及び印刷部26は、形態8に記載の印刷手段又は形態
10に記載の印刷ステップに対応する。
データを重複させずに記憶する構成となるので、従来の、同じ変換済データを重複して記
憶する構成と比較して、記憶領域のメモリ利用効率を向上することができる。
上記実施の形態において、変換済データ読出部10は、形態1、3及び8のいずれか1
に記載の変換済データ読出手段又は形態6又は10に記載の変換済データ読出ステップに
対応し、第1〜第4LUT12〜18は、形態1、2、3、6、8及び10のいずれか1
に記載の変換済データ記憶手段に対応し、第1〜第4LUT12〜18の記憶領域に変換
済データを記憶する処理は、形態6、10及び12のいずれか1に記載の変換済データ記
憶ステップに対応し、第1〜第4SDRAMは、形態1、6、8、10及び12のいずれ
か1に記載の第1〜第4の記憶領域に対応し、色変換部20は、形態1、3及び8のいず
れか1に記載の変換手段又は形態6若しくは10に記載の変換ステップに対応し、階調数
変換部22、印刷データ生成部24及び印刷部26は、形態8に記載の印刷手段又は形態
10に記載の印刷ステップに対応する。
なお、上記実施の形態においては、色変換対象の画像データを、3次元の色空間を有す
るRGB画像データとしたが、これに限らず、CMYKなどの4次元の色空間を有する画
像データとすることが可能である。この場合は、4次元の色空間の各次元を分割し、該分
割して得られた格子点(グリッド)の座標値の示す4次元の画像データに対応する変換済
データを、8つの独立した記憶領域におけるアドレスの連続する領域に記憶し、図11に
示すように、第1LUT28〜第8LUT42の8つのLUTを構成する。ここで、図1
1は、本発明に係る印刷装置300の一部構成を示すブロック図である。なお、第1〜第
8LUT28〜42の構成は、上記第1〜第4LUT12〜18と同様の構成となる。ま
た、印刷装置100と同様の構成部については同じ符号を付した。
るRGB画像データとしたが、これに限らず、CMYKなどの4次元の色空間を有する画
像データとすることが可能である。この場合は、4次元の色空間の各次元を分割し、該分
割して得られた格子点(グリッド)の座標値の示す4次元の画像データに対応する変換済
データを、8つの独立した記憶領域におけるアドレスの連続する領域に記憶し、図11に
示すように、第1LUT28〜第8LUT42の8つのLUTを構成する。ここで、図1
1は、本発明に係る印刷装置300の一部構成を示すブロック図である。なお、第1〜第
8LUT28〜42の構成は、上記第1〜第4LUT12〜18と同様の構成となる。ま
た、印刷装置100と同様の構成部については同じ符号を付した。
具体的に、変換元の4次元の画像データをCMYK画像データとすると、まず、CMY
Kの4次元の画像データの各次元を、例えば、間隔αで分割する。この場合は「16×1
6×16×16=65536」個の格子点が得られる。更に、分割して得られた各格子点
の座標値の示すCMYK画像データに対する変換済データを用意する。
そして、C軸、M軸及びY軸の座標値が0及びαの偶数倍数の座標値となり、K軸の座
標値が0及びαの倍数の座標値となるグリッドに対応した変換済データを、該グリッドの
K軸方向の配列順に第1LUT28の記憶領域(第1SDRAM)におけるアドレスの連
続する領域に記憶し、C軸及びY軸の座標値が0及びαの偶数倍数の座標値となり、M軸
の座標値がαの奇数倍数の座標値となり、K軸の座標値が0及びαの倍数の座標値となる
グリッドに対応した変換済データを、該グリッドのK軸方向の配列順に第2LUT30の
記憶領域(第2SDRAM)におけるアドレスの連続する領域に記憶する。
Kの4次元の画像データの各次元を、例えば、間隔αで分割する。この場合は「16×1
6×16×16=65536」個の格子点が得られる。更に、分割して得られた各格子点
の座標値の示すCMYK画像データに対する変換済データを用意する。
そして、C軸、M軸及びY軸の座標値が0及びαの偶数倍数の座標値となり、K軸の座
標値が0及びαの倍数の座標値となるグリッドに対応した変換済データを、該グリッドの
K軸方向の配列順に第1LUT28の記憶領域(第1SDRAM)におけるアドレスの連
続する領域に記憶し、C軸及びY軸の座標値が0及びαの偶数倍数の座標値となり、M軸
の座標値がαの奇数倍数の座標値となり、K軸の座標値が0及びαの倍数の座標値となる
グリッドに対応した変換済データを、該グリッドのK軸方向の配列順に第2LUT30の
記憶領域(第2SDRAM)におけるアドレスの連続する領域に記憶する。
また、C軸の座標値がαの奇数倍数の座標値となり、M軸及びY軸の座標値が0及びα
の偶数倍数の座標値となり、K軸の座標値が0及びαの倍数の座標値となるグリッドに対
応した変換済データを、該グリッドのK軸方向の配列順に第3LUT32の記憶領域(第
3SDRAM)におけるアドレスの連続する領域に記憶し、C軸及びM軸の座標値が0及
びαの偶数倍数の座標値となり、Y軸の座標値がαの奇数倍数の座標値となり、K軸の座
標値が0及びαの倍数の座標値となるグリッドに対応した変換済データを、該グリッドの
K軸方向の配列順に第4LUT34の記憶領域(第4SDRAM)におけるアドレスの連
続する領域に記憶する。
の偶数倍数の座標値となり、K軸の座標値が0及びαの倍数の座標値となるグリッドに対
応した変換済データを、該グリッドのK軸方向の配列順に第3LUT32の記憶領域(第
3SDRAM)におけるアドレスの連続する領域に記憶し、C軸及びM軸の座標値が0及
びαの偶数倍数の座標値となり、Y軸の座標値がαの奇数倍数の座標値となり、K軸の座
標値が0及びαの倍数の座標値となるグリッドに対応した変換済データを、該グリッドの
K軸方向の配列順に第4LUT34の記憶領域(第4SDRAM)におけるアドレスの連
続する領域に記憶する。
また、C軸及びM軸の座標値がαの奇数倍数の座標値となり、Y軸の座標値が0及びα
の偶数倍数の座標値となり、K軸の座標値が0及びαの倍数の座標値となる格子点に対応
した変換済データを、該グリッドのK軸方向の配列順に第5KUT36の記憶領域(第5
SDRAM)におけるアドレスの連続する領域に記憶し、C軸の座標値が0及びαの偶数
倍数の座標値となり、M軸及びY軸の座標値がαの奇数倍数の座標値となり、K軸の座標
値が0及びαの倍数の座標値となるグリッドに対応した変換済データを、該グリッドのK
軸方向の配列順に第6LUT38の記憶領域(第6SDRAM)におけるアドレスの連続
する領域に記憶する。
の偶数倍数の座標値となり、K軸の座標値が0及びαの倍数の座標値となる格子点に対応
した変換済データを、該グリッドのK軸方向の配列順に第5KUT36の記憶領域(第5
SDRAM)におけるアドレスの連続する領域に記憶し、C軸の座標値が0及びαの偶数
倍数の座標値となり、M軸及びY軸の座標値がαの奇数倍数の座標値となり、K軸の座標
値が0及びαの倍数の座標値となるグリッドに対応した変換済データを、該グリッドのK
軸方向の配列順に第6LUT38の記憶領域(第6SDRAM)におけるアドレスの連続
する領域に記憶する。
また、C軸及びY軸の座標値がαの奇数倍数の座標値となり、M軸の座標値が0及びα
の偶数倍数の座標値となり、K軸の座標値が0及びαの倍数の座標値となるグリッドに対
応した変換済データを、該グリッドのK軸方向の配列順に第7LUT40の記憶領域(第
7SDRAM)におけるアドレスの連続する領域に記憶し、C軸、M軸及びY軸の座標値
がαの奇数倍数の座標値となり、K軸の座標値が0及びαの倍数の座標値となるグリッド
に対応した変換済データを、該グリッドのK軸方向の配列順に第8LUT42の記憶領域
(第8SDRAM)におけるアドレスの連続する領域に記憶する。
の偶数倍数の座標値となり、K軸の座標値が0及びαの倍数の座標値となるグリッドに対
応した変換済データを、該グリッドのK軸方向の配列順に第7LUT40の記憶領域(第
7SDRAM)におけるアドレスの連続する領域に記憶し、C軸、M軸及びY軸の座標値
がαの奇数倍数の座標値となり、K軸の座標値が0及びαの倍数の座標値となるグリッド
に対応した変換済データを、該グリッドのK軸方向の配列順に第8LUT42の記憶領域
(第8SDRAM)におけるアドレスの連続する領域に記憶する。
以上より、従来の1つの記憶領域に全ての変換済データを記憶する構成と比較して、変
換済データの読み出しにかかる時間を短縮することができる。
また、変換済データを第1〜第8LUT28〜42の有する記憶領域に記憶する構成と
したので、従来の、CMYK画像データの各画素に対する16個の変換済データを別々の
記憶領域(独立してアクセス可能な16個のメモリ)に分割して記憶する構成と比較して
、該記憶領域の個数を8つへと半減することができる。
換済データの読み出しにかかる時間を短縮することができる。
また、変換済データを第1〜第8LUT28〜42の有する記憶領域に記憶する構成と
したので、従来の、CMYK画像データの各画素に対する16個の変換済データを別々の
記憶領域(独立してアクセス可能な16個のメモリ)に分割して記憶する構成と比較して
、該記憶領域の個数を8つへと半減することができる。
また、第1〜第8LUT28〜42の有する記憶領域に、同じグリッドに対する変換済
データを重複させずに記憶する構成となるので、従来の、同じ変換済データを重複して記
憶する構成と比較して、記憶領域のメモリ利用効率を向上することができる。
なお、上記記憶構成においては、格子点の各座標値を、αの偶数倍・奇数倍(線形)と
して記載したが、これに限らず、座標値を非線形な値としても良い。
データを重複させずに記憶する構成となるので、従来の、同じ変換済データを重複して記
憶する構成と比較して、記憶領域のメモリ利用効率を向上することができる。
なお、上記記憶構成においては、格子点の各座標値を、αの偶数倍・奇数倍(線形)と
して記載したが、これに限らず、座標値を非線形な値としても良い。
また、上記記憶構成においては、K軸方向に並ぶグリッドに対応する変換済データをα
間隔で連続して記憶し、他の軸についてはαの奇数倍又は偶数倍間隔で記憶するようにし
ているが、これに限らず、C軸、M軸、Y軸のいずれか1つの軸方向に並ぶグリッドに対
応する変換済データをα間隔で連続して記憶し、他の軸についてはαの奇数倍又は偶数倍
間隔で記憶するようにしても良い。
間隔で連続して記憶し、他の軸についてはαの奇数倍又は偶数倍間隔で記憶するようにし
ているが、これに限らず、C軸、M軸、Y軸のいずれか1つの軸方向に並ぶグリッドに対
応する変換済データをα間隔で連続して記憶し、他の軸についてはαの奇数倍又は偶数倍
間隔で記憶するようにしても良い。
また、上記構成において、変換済データ読出部10は、形態4、5及び9のいずれか1
に記載の変換済データ読出手段又は形態7又は11に記載の変換済データ読出ステップに
対応し、第1〜第8LUT28〜42は、形態4、5、7、9及び11のいずれか1に記
載の変換済データ記憶手段に対応し、第1〜第8LUT28〜42の記憶領域に変換済デ
ータを記憶する処理は、形態7、10及び13のいずれか1に記載の変換済データ記憶ス
テップに対応し、第1〜第8SDRAMは、形態4、7、9、11及び13のいずれか1
に記載の第1〜第8の記憶領域に対応し、色変換部20は、形態4、5及び9のいずれか
1に記載の変換手段又は形態7若しくは11に記載の変換ステップに対応する。
に記載の変換済データ読出手段又は形態7又は11に記載の変換済データ読出ステップに
対応し、第1〜第8LUT28〜42は、形態4、5、7、9及び11のいずれか1に記
載の変換済データ記憶手段に対応し、第1〜第8LUT28〜42の記憶領域に変換済デ
ータを記憶する処理は、形態7、10及び13のいずれか1に記載の変換済データ記憶ス
テップに対応し、第1〜第8SDRAMは、形態4、7、9、11及び13のいずれか1
に記載の第1〜第8の記憶領域に対応し、色変換部20は、形態4、5及び9のいずれか
1に記載の変換手段又は形態7若しくは11に記載の変換ステップに対応する。
また、上記実施の形態における印刷装置100又は300の特徴は、既存の印刷装置そ
のものには殆ど手を加えることなく、第1〜第4LUT12〜18又は第1〜第8LUT
28〜42を上記記憶構成とし、変換済データ読出部10においてバースト転送モードで
1度の並列アクセスで補間演算に必要な変換済データを読み出すようにしたものである。
従って、印刷部26として特に専用のものを用意する必要はなく、従来から既存のインク
ジェット方式のプリンタをそのまま利用することができる。また、上記実施の形態におけ
る印刷装置100又は300から印刷部26を分離して、RGB画像データを色変換し且
つ印刷データを生成する画像処理装置として構成することも可能である。あるいは、上記
実施の形態における印刷装置100又は300から階調数変換部22、印刷データ生成部
24及び印刷部26を分離して、RGB画像データを色変換する画像処理装置として構成
することも可能である。
のものには殆ど手を加えることなく、第1〜第4LUT12〜18又は第1〜第8LUT
28〜42を上記記憶構成とし、変換済データ読出部10においてバースト転送モードで
1度の並列アクセスで補間演算に必要な変換済データを読み出すようにしたものである。
従って、印刷部26として特に専用のものを用意する必要はなく、従来から既存のインク
ジェット方式のプリンタをそのまま利用することができる。また、上記実施の形態におけ
る印刷装置100又は300から印刷部26を分離して、RGB画像データを色変換し且
つ印刷データを生成する画像処理装置として構成することも可能である。あるいは、上記
実施の形態における印刷装置100又は300から階調数変換部22、印刷データ生成部
24及び印刷部26を分離して、RGB画像データを色変換する画像処理装置として構成
することも可能である。
また、本発明は、インクジェット方式の印刷装置だけに限らず、レーザー/熱転写/昇
華型/インパクトドットなどの様々な形態のプリンタに対しても適用することが可能とな
っている。
なお、本発明は上記実施の形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲に
おいて種々の態様で実施することができる。
華型/インパクトドットなどの様々な形態のプリンタに対しても適用することが可能とな
っている。
なお、本発明は上記実施の形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲に
おいて種々の態様で実施することができる。
例えば、上記実施の形態においては、3次元の色空間を有するRGB画像データにおけ
る、R軸、G軸、B軸の各座標値におけるB軸方向に並ぶグリッドに対応する変換済デー
タを、間隔α毎に連続で記憶し、他の2軸方向のグリッドに対しては1ライン飛ばしで記
憶する構成としたが、これに限らず、R軸又はG軸方向に並ぶグリッドに対応する変換済
データを、間隔α毎に連続で記憶し、他の2軸方向のグリッドに対しては1ライン飛ばし
で記憶する構成としても良い。
る、R軸、G軸、B軸の各座標値におけるB軸方向に並ぶグリッドに対応する変換済デー
タを、間隔α毎に連続で記憶し、他の2軸方向のグリッドに対しては1ライン飛ばしで記
憶する構成としたが、これに限らず、R軸又はG軸方向に並ぶグリッドに対応する変換済
データを、間隔α毎に連続で記憶し、他の2軸方向のグリッドに対しては1ライン飛ばし
で記憶する構成としても良い。
また、上記実施の形態においては、変換元の3次元の色空間を有する画像データをRG
B画像データとしたが、これに限らず、YCbCr、CMY、HSV、Luv、Lab、
YUVなどの他の3次元の表色系の画像データとする構成としても良い。
また、上記実施の形態においては、変換後の画像データをCMYK画像データとしたが
、これに限らず、YCbCr、CMY、HSV、Luv、Lab、YUVなどの他の表色
系の画像データとする構成としても良い。
B画像データとしたが、これに限らず、YCbCr、CMY、HSV、Luv、Lab、
YUVなどの他の3次元の表色系の画像データとする構成としても良い。
また、上記実施の形態においては、変換後の画像データをCMYK画像データとしたが
、これに限らず、YCbCr、CMY、HSV、Luv、Lab、YUVなどの他の表色
系の画像データとする構成としても良い。
また、上記実施の形態においては、RGB表色系で表現された画像データを、CMYK
表色系による画像データに変換する場合について説明したが、このように異なる表色系の
データへの変換に限らず、同じ表色系同士で、画像データの色変換を行う構成としても良
い。
また、上記実施の形態においては、色変換する画像データはRGBの各成分を有する3
次元データ又はCMYKの各成分を有する4次元データであるものとして説明したが、変
換する画像データはこれらの次元のデータに限られるものではない。例えば、画像データ
がN次元のデータの場合でも、同様の考え方でN次元の色変換テーブル(LUT)を構成
し、上述した各処理を行うことによって、任意のN次元データに容易に拡張することがで
きる。
表色系による画像データに変換する場合について説明したが、このように異なる表色系の
データへの変換に限らず、同じ表色系同士で、画像データの色変換を行う構成としても良
い。
また、上記実施の形態においては、色変換する画像データはRGBの各成分を有する3
次元データ又はCMYKの各成分を有する4次元データであるものとして説明したが、変
換する画像データはこれらの次元のデータに限られるものではない。例えば、画像データ
がN次元のデータの場合でも、同様の考え方でN次元の色変換テーブル(LUT)を構成
し、上述した各処理を行うことによって、任意のN次元データに容易に拡張することがで
きる。
また、上記実施の形態においては、グリッドの座標値とRGB画像データの座標値とを
、同じスケールの座標値としたが、これに限らず、例えば、色空間の各次元を16分割し
た場合に、グリッドの座標値を(0〜16,0〜16,0〜16)とグリッドの分割数に
応じたスケールで表現する構成としても良い。この場合は、例えば、各次元256階調の
色空間を、各次元について16階調で等分割した場合に、グリッドの座標(0,0,0)
、(1,1,1)、・・・、(15,15,15)、(16,16,16)に対して、R
GB画像データの座標(0,0,0)、(16,16,16)、・・・、(240,24
0,240)、(256,256,256)を対応付けることになる。
、同じスケールの座標値としたが、これに限らず、例えば、色空間の各次元を16分割し
た場合に、グリッドの座標値を(0〜16,0〜16,0〜16)とグリッドの分割数に
応じたスケールで表現する構成としても良い。この場合は、例えば、各次元256階調の
色空間を、各次元について16階調で等分割した場合に、グリッドの座標(0,0,0)
、(1,1,1)、・・・、(15,15,15)、(16,16,16)に対して、R
GB画像データの座標(0,0,0)、(16,16,16)、・・・、(240,24
0,240)、(256,256,256)を対応付けることになる。
また、上記実施の形態においては、第1〜第4LUT12〜18又は第1〜第8LUT
28〜42の有する記憶領域としてSDRAMを用いる構成としたが、これに限らず、1
度のアクセスでアドレスの連続する領域に記憶されたデータを読み出せる構成のメモリで
あれば他のメモリを用いた構成としても良い。
28〜42の有する記憶領域としてSDRAMを用いる構成としたが、これに限らず、1
度のアクセスでアドレスの連続する領域に記憶されたデータを読み出せる構成のメモリで
あれば他のメモリを用いた構成としても良い。
100,300…印刷装置、10…変換済データ読出部、10a…アドレス生成部、10
b…補間係数演算部、10c…メモリアクセス部、12〜18…第1〜第4LUT、20
…色変換部、22…階調数変換部、24…印刷データ生成部、26…印刷部、28〜42
…第1〜第8LUT、230…キャリッジモータ、235…紙送りモータ、236…プラ
テン、240…キャリッジ、241…印字ヘッド、242,243…インクカートリッジ
、244…インク吐出ヘッド、260…制御回路、261…CPU、262…ROM、2
63…RAM
b…補間係数演算部、10c…メモリアクセス部、12〜18…第1〜第4LUT、20
…色変換部、22…階調数変換部、24…印刷データ生成部、26…印刷部、28〜42
…第1〜第8LUT、230…キャリッジモータ、235…紙送りモータ、236…プラ
テン、240…キャリッジ、241…印字ヘッド、242,243…インクカートリッジ
、244…インク吐出ヘッド、260…制御回路、261…CPU、262…ROM、2
63…RAM
Claims (7)
- 3次元の色空間における座標値として表現されたカラー画像データを受け取り、該カラ
ー画像データに所定の変換を行って出力する画像処理装置であって、
前記色空間を各次元について分割することによって得られた格子点の各々に対応付けて
、該格子点の座標値(x,y,z)が示すカラー画像データの変換済みのデータである変
換済データを記憶する変換済データ記憶手段と、
前記変換済データ記憶手段から前記カラー画像データの座標値に対応する変換済データ
を読み出す変換済データ読出手段と、
前記変換済データ読出手段で読み出した変換済データに基づき、前記カラー画像データ
に前記所定の変換を行う変換手段と、を備え、
前記変換済データ記憶手段は、各々が独立にアクセス可能な第1〜第4の記憶領域を有
すると共に、x軸及びy軸の座標値が各軸の奇数番目の格子点の座標値となり、z軸の座
標値が該z軸の各格子点の座標値となる格子点に対応した変換済データを、該格子点のz
軸方向の配列順に前記第1の記憶領域のアドレスの連続する領域に記憶し、x軸の座標値
が該x軸の奇数番目の格子点の座標値となり、y軸の座標値が該y軸の偶数番目の格子点
の座標値となり、z軸の座標値が該z軸の各格子点の座標値となる格子点に対応した変換
済データを、該格子点のz軸方向の配列順に前記第2の記憶領域のアドレスの連続する領
域に記憶し、x軸の座標値が該x軸の偶数番目の格子点の座標値となり、y軸の座標値が
該y軸の奇数番目の格子点の座標値となり、z軸の座標値が該z軸の各格子点の座標値と
なる格子点に対応した変換済データを、該格子点のz軸方向の配列順に前記第3の記憶領
域のアドレスの連続する領域に記憶し、x軸及びy軸の座標値が各軸の偶数番目の格子点
の座標値となり、z軸の座標値が該z軸の各格子点の座標値となる格子点に対応した変換
済データを、該格子点のz軸方向の配列順に前記第4の記憶領域のアドレスの連続する領
域に記憶した構成を有し、
前記変換済データ読出手段は、前記第1〜第4の記憶領域からアドレスの連続する各2
つの前記変換済データを並列に読み出すことを特徴とする画像処理装置。 - 前記変換済データ記憶手段は、前記変換済データとして、少なくともシアン、マゼンタ
、イエロの各色についての階調値を記憶している手段であることを特徴とする請求項1に
記載の画像処理装置。 - 前記変換済データ読出手段は、前記カラー画像データを内包する最小の空間を構成する
8個の格子点に対応する変換済データを前記変換済データ記憶手段から読み出す手段であ
り、
前記変換手段は、前記8個の格子点のうち2個以上の格子点に対応する変換済データを
用いた補間演算によって前記変換を行う手段であることを特徴とする請求項1又は請求項
2に記載の画像処理装置。 - 3次元の色空間における座標値として表現されたカラー画像データを受け取り、該カラ
ー画像データに所定の変換を行って出力する画像処理方法であって、
前記色空間を各次元について分割することによって得られた格子点の各々に対応付けて
、該格子点の座標値が示すカラー画像データの変換済みのデータである変換済データを変
換済データ記憶手段に記憶する変換済データ記憶ステップと、
前記変換済データ記憶手段から前記カラー画像データの座標値に対応する変換済データ
を読み出す変換済データ読出ステップと、
前記変換済データ読出ステップで読み出した変換済データに基づき、前記カラー画像デ
ータに前記所定の変換を行う変換ステップと、を含み、
前記変換済データ記憶ステップにおいては、各々が独立にアクセス可能な第1〜第4の
記憶領域に対して、x軸及びy軸の座標値が各軸の奇数番目の格子点の座標値となり、z
軸の座標値が該z軸の各格子点の座標値となる格子点に対応した変換済データを、該格子
点のz軸方向の配列順に前記第1の記憶領域のアドレスの連続する領域に記憶し、x軸の
座標値が該x軸の奇数番目の格子点の座標値となり、y軸の座標値が該y軸の偶数番目の
格子点の座標値となり、z軸の座標値が該z軸の各格子点の座標値となる格子点に対応し
た変換済データを、該格子点のz軸方向の配列順に前記第2の記憶領域のアドレスの連続
する領域に記憶し、x軸の座標値が該x軸の偶数番目の格子点の座標値となり、y軸の座
標値が該y軸の奇数番目の格子点の座標値となり、z軸の座標値が該z軸の各格子点の座
標値となる格子点に対応した変換済データを、該格子点のz軸方向の配列順に前記第3の
記憶領域のアドレスの連続する領域に記憶し、x軸及びy軸の座標値が各軸の偶数番目の
格子点の座標値となり、z軸の座標値が該z軸の各格子点の座標値となる格子点に対応し
た変換済データを、該格子点のz軸方向の配列順に前記第4の記憶領域のアドレスの連続
する領域に記憶し、x軸及びy軸の座標値が各軸の偶数番目の格子点の座標値となり、z
軸の座標値が該z軸の各格子点の座標値となる格子点に対応した変換済データを、該格子
点のz軸方向の配列順に前記第4の記憶領域のアドレスの連続する領域に記憶し、
前記変換済データ読み出しステップにおいては、前記第1〜第4の記憶領域からアドレ
スの連続する各2つの前記変換済データを並列に読み出すことを特徴とする画像処理方法
。 - 3次元の色空間における座標値として表現されたカラー画像データを受け取り、該カラ
ー画像データに所定の変換を行うと共に、該変換後のカラー画像データに基づき印刷する
印刷装置であって、
前記色空間を各次元について分割することによって得られた格子点の各々に対応付けて
、該格子点の座標値が示すカラー画像データの変換済みのデータである変換済データを記
憶する変換済データ記憶手段と、
前記変換済データ記憶手段から前記カラー画像データの座標値に対応する変換済データ
を読み出す変換済データ読出手段と、
前記変換済データ読出手段で読み出した変換済データに基づき、前記カラー画像データ
に前記所定の変換を行う変換手段と、
前記変換手段で変換後のカラー画像データに基づき印刷を行う印刷手段と、を備え、
前記変換済データ記憶手段は、各々が独立にアクセス可能な第1〜第4の記憶領域を有
すると共に、x軸及びy軸の座標値が各軸の奇数番目の格子点の座標値となり、z軸の座
標値が該z軸の各格子点の座標値となる格子点に対応した変換済データを、該格子点のz
軸方向の配列順に前記第1の記憶領域のアドレスの連続する領域に記憶し、x軸の座標値
が該x軸の奇数番目の格子点の座標値となり、y軸の座標値が該y軸の偶数番目の格子点
の座標値となり、z軸の座標値が該z軸の各格子点の座標値となる格子点に対応した変換
済データを、該格子点のz軸方向の配列順に前記第2の記憶領域のアドレスの連続する領
域に記憶し、x軸の座標値が該x軸の偶数番目の格子点の座標値となり、y軸の座標値が
該y軸の奇数番目の格子点の座標値となり、z軸の座標値が該z軸の各格子点の座標値と
なる格子点に対応した変換済データを、該格子点のz軸方向の配列順に前記第3の記憶領
域のアドレスの連続する領域に記憶し、x軸及びy軸の座標値が各軸の偶数番目の格子点
の座標値となり、z軸の座標値が該z軸の各格子点の座標値となる格子点に対応した変換
済データを、該格子点のz軸方向の配列順に前記第4の記憶領域のアドレスの連続する領
域に記憶した構成を有し、
前記変換済データ読出手段は、前記第1〜第4の記憶領域からアドレスの連続する各2
つの前記変換済データを並列に読み出すことを特徴とする印刷装置。 - 3次元の色空間における座標値として表現されたカラー画像データを受け取り、該カラ
ー画像データに所定の変換を行うと共に、該変換後のカラー画像データに基づき印刷する
印刷方法であって、
前記色空間を各次元について分割することによって得られた格子点の各々に対応付けて
、該格子点の座標値が示すカラー画像データの変換済みのデータである変換済データを変
換済データ記憶手段に記憶する変換済データ記憶ステップと、
前記変換済データ記憶手段から前記カラー画像データの座標値に対応する変換済データ
を読み出す変換済データ読出ステップと、
前記変換済データ読出ステップで読み出した変換済データに基づき、前記カラー画像デ
ータに前記所定の変換を行う変換ステップと、
前記変換ステップで変換後のカラー画像データに基づき印刷を行う印刷ステップと、を
含み、
前記変換済データ記憶ステップにおいては、前記変換済データ記憶手段の有する各々が
独立にアクセス可能な第1〜第4の記憶領域に対して、x軸及びy軸の座標値が各軸の奇
数番目の格子点の座標値となり、z軸の座標値が該z軸の各格子点の座標値となる格子点
に対応した変換済データを、該格子点のz軸方向の配列順に前記第1の記憶領域のアドレ
スの連続する領域に記憶し、x軸の座標値が該x軸の奇数番目の格子点の座標値となり、
y軸の座標値が該y軸の偶数番目の格子点の座標値となり、z軸の座標値が該z軸の各格
子点の座標値となる格子点に対応した変換済データを、該格子点のz軸方向の配列順に前
記第2の記憶領域のアドレスの連続する領域に記憶し、x軸の座標値が該x軸の偶数番目
の格子点の座標値となり、y軸の座標値が該y軸の奇数番目の格子点の座標値となり、z
軸の座標値が該z軸の各格子点の座標値となる格子点に対応した変換済データを、該格子
点のz軸方向の配列順に前記第3の記憶領域のアドレスの連続する領域に記憶し、x軸及
びy軸の座標値が各軸の偶数番目の格子点の座標値となり、z軸の座標値が該z軸の各格
子点の座標値となる格子点に対応した変換済データを、該格子点のz軸方向の配列順に前
記第4の記憶領域のアドレスの連続する領域に記憶し、
前記変換済データ読出ステップにおいては、前記第1〜第4の記憶領域からアドレスの
連続する各2つの前記変換済データを並列に読み出すことを特徴とする印刷方法。 - 3次元の色空間における座標値として表現されたカラー画像データに対して色変換を行
うのに使用する色変換テーブルの生成方法であって、
前記色空間を各次元について分割する分割ステップと、
前記分割ステップで分割することによって得られた格子点の各々に対応付けて、該格子
点の座標値(x,y,z)が示すカラー画像データの変換済みのデータである変換済デー
タを記憶する変換済データ記憶ステップと、を含み、
前記変換済データ記憶ステップにおいては、各々が独立にアクセス可能な第1〜第4の
記憶領域に対して、x軸及びy軸の座標値が各軸の奇数番目の格子点の座標値となり、z
軸の座標値が該z軸の各格子点の座標値となる格子点に対応した変換済データを、該格子
点のz軸方向の配列順に前記第1の記憶領域のアドレスの連続する領域に記憶し、x軸の
座標値が該x軸の奇数番目の格子点の座標値となり、y軸の座標値が該y軸の偶数番目の
格子点の座標値となり、z軸の座標値が該z軸の各格子点の座標値となる格子点に対応し
た変換済データを、該格子点のz軸方向の配列順に前記第2の記憶領域のアドレスの連続
する領域に記憶し、x軸の座標値が該x軸の偶数番目の格子点の座標値となり、y軸の座
標値が該y軸の奇数番目の格子点の座標値となり、z軸の座標値が該z軸の各格子点の座
標値となる格子点に対応した変換済データを、該格子点のz軸方向の配列順に前記第3の
記憶領域のアドレスの連続する領域に記憶し、x軸及びy軸の座標値が各軸の偶数番目の
格子点の座標値となり、z軸の座標値が該z軸の各格子点の座標値となる格子点に対応し
た変換済データを、該格子点のz軸方向の配列順に前記第4の記憶領域のアドレスの連続
する領域に記憶することを特徴とする色変換テーブルの生成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007110119A JP2008271079A (ja) | 2007-04-19 | 2007-04-19 | 画像処理装置及び画像処理方法、印刷装置及び印刷方法、並びに色変換テーブルの生成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007110119A JP2008271079A (ja) | 2007-04-19 | 2007-04-19 | 画像処理装置及び画像処理方法、印刷装置及び印刷方法、並びに色変換テーブルの生成方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008271079A true JP2008271079A (ja) | 2008-11-06 |
Family
ID=40050018
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007110119A Withdrawn JP2008271079A (ja) | 2007-04-19 | 2007-04-19 | 画像処理装置及び画像処理方法、印刷装置及び印刷方法、並びに色変換テーブルの生成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008271079A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014099753A (ja) * | 2012-11-14 | 2014-05-29 | Konica Minolta Inc | 色変換装置 |
JP2016165076A (ja) * | 2015-03-06 | 2016-09-08 | キヤノン株式会社 | データ処理装置およびその制御方法、プログラム |
CN111161181A (zh) * | 2019-12-26 | 2020-05-15 | 深圳市优必选科技股份有限公司 | 图像数据的增强方法、模型的训练方法、设备和存储介质 |
-
2007
- 2007-04-19 JP JP2007110119A patent/JP2008271079A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014099753A (ja) * | 2012-11-14 | 2014-05-29 | Konica Minolta Inc | 色変換装置 |
JP2016165076A (ja) * | 2015-03-06 | 2016-09-08 | キヤノン株式会社 | データ処理装置およびその制御方法、プログラム |
CN111161181A (zh) * | 2019-12-26 | 2020-05-15 | 深圳市优必选科技股份有限公司 | 图像数据的增强方法、模型的训练方法、设备和存储介质 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20100706 |