JP4296420B2 - カラー画像処理装置、カラー画像処理方法、カラー画像処理プログラム、記憶媒体 - Google Patents

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本発明は、墨と特色を含む5色以上の色成分からなる入力色信号に対して色処理を施すための技術に関するものであり、特に、入力信号がUCR法を拡張したKueppers Technique、あるいは分割法などにより作成された入力色信号に対して色処理を施す技術に関するものである。
カラー印刷においては、ヘキサクローム印刷やHiFiカラー印刷などのように、6色あるいは7色のインクを用いてプロセスカラーよりも広い色域で画像を印刷することが行われている。また、最近では、このような印刷物を実際に印刷する前に、プルーフを電子写真方式やインクジェット方式などの印刷とは異なる方法で出力し、チェックなどを行っている。このとき、プルーフと実際の印刷物とで再現される色を一致させるための技術として、カラーマネージメント技術(以後CMSと表記する)がある。CMS技術としては、ICCが提案する仕様に基づいた色変換処理(以後ICC方式と表記する)が広く用いられている。
図10は、従来のカラー画像処理装置の一例の説明図である。色変換を行う際の広く利用されている技術として、ダイレクトルックアップテーブル(以後DLUTと表記する)がある。このダイレクトルックアップテーブルでは、入力される色成分ごとにいくつかに分割し、分割されたそれぞれの色成分の値の組(格子点)ごとに、出力する色信号を対応づけたものである。この格子点がアドレスとなり、そのアドレスに出力色信号が対応づけられることになる。なお、入力される色信号が格子点に一致しない場合には、近傍の格子点に対応する値から補間などを用いて算出する。
このようなDLUTを用いたICC方式において、6色や7色の網点面積率を入力として、例えばL* * * 色空間などの3色の機器独立の色空間に変換する場合では、図10(A)に示すように6〜7色の網点面積率を3色の機器独立色空間に変換するための6〜7次元のDLUTが必要である。また、同様に6〜7色の網点面積率を出力する場合には、図10(B)に示すように、さらに3次元のDLUTを設けたり、あるいは図10(C)に示すように図10(B)に示す2つのDLUTを一体化したデバイスリンクと呼ばれる方法により6〜7次元のDLUTを設けている。
DLUTを構成するために必要となるメモリ容量は、入力色信号数の累乗に比例する。そのため、上述のように6色、7色といった入力色信号数となると、大容量のメモリ容量が必要であり、高精度な色変換処理を実現するためにはコストがかかるといった問題点がある。
例えば、入力の網点面積率の色数を7色、それぞれの色成分におけるデータ数(分割数)を9(分割)としたとき、図10(A)に示すように3色の色空間への変換を行う場合には、各アドレス(格子点)に変換後の3色の色成分についてそれぞれ1バイトのデータを記憶するものとすれば、必要なメモリ容量は97 ×1×3=14,348,907バイトものメモリ容量が必要である。同様に図10(B)に示す例では97 ×1×3+93 ×1×7=14,354,010バイト、図10(C)に示す例では97 ×1×7=33,480,783バイトものメモリ容量が必要となる。通常広く用いられている入力の色数が3色の場合におけるDLUTのメモリ容量が2,187バイトで済むことを考えると、その差は非常に大きい。
このように、一般のプリンタなどで用いられている3〜4色の色成分からなる色信号に対する色変換を目的としたDLUTの技術を、そのまま、さらに特色の色成分を含む例えばヘキサクロームやHiFiカラーなどの色信号に対する色変換技術に適用すると、必要となるメモリ容量が膨大となり、その実現にはコストが問題になっていた。
一方、上述のような特色を含む5色以上の色成分からなる色信号を作成する技術として、例えば特許文献1に記載されている、UCR法を拡張したKueppers Techniqueと呼ばれる方法や、特許文献2、3に記載されているような分割法と呼ばれる方法などがある。
図11は、Kueppers Techniqueによる色変換の一例の説明図である。Kueppers Techniqueは、UCRと同様の技術を用い、まずブルー(B)、グリーン(G)、レッド(R)の3色の色信号からアクロマチック成分をUCRにより除去して白(W)成分を生成する。図11に示す例では、図11(B)に示すようにR成分が除去されてWBGの色信号となる。その後、クロマチック成分をUCRにより除去して特色成分を生成する。図11ではBG成分からシアン(C)成分を生成している。最後に墨(K)成分で全体が100%となるように調整して、特色を含む色信号を生成している。
この例では入力の色信号が製版用スキャナのBGR色信号であるため、アクロマチック成分の除去によって白(W)成分を生成しているが、例えばプリンタなどに出力するための色信号を作成する場合のように、入力の色信号がYMC色信号の場合では、アクロマチック成分の除去によって墨(K)成分を生成することになる。
図12は、分割法の一例の説明図である。分割法では、利用可能な色成分によって再現可能な色領域を、墨(K)および色相方向に隣接する2色ないし3色の色成分により表現できる色領域に分割する。Kおよび2色の3色により分割した例を図12(A)に示しており、この例は特許文献2に記載されているものである。またKおよび3色の4色により分割した例を図12(B)に示しており、この例は特許文献3に記載されているものである。分割法では、入力された色信号が、このようにして分割された色領域のうち、どの色領域に含まれるかを決定して、その色領域に応じ変換を行い、変換後の色信号を決定するものである。
これらの技術によって作成された5色以上の色成分を含む色信号に対して色変換処理を施そうとすると、上述のように、従来の技術では膨大なメモリ容量が必要になっていた。
米国特許第4812899号明細書 特開2000−32284号公報 特開2001−136401号公報
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたもので、5色以上の色成分を含む色信号に対して色変換を行う際に、少ないメモリ容量で実現できるカラー画像処理装置およびカラー画像処理方法を提供することを目的とするものである。また、そのようなカラー画像処理方法をコンピュータに実行させるカラー画像処理プログラムと、そのようなカラー画像処理プログラムを格納した記憶媒体を提供することを目的とするものである。
本発明は、墨と特色を含む5色以上の色成分からなり、UCR法の拡張または分割法により作成され、4色以下の色成分で表現されて他の色成分が0になっている入力色信号を受け取って、出力色信号に変換するカラー画像処理装置及びカラー画像処理方法であって、まず、分割法と同様に、墨を含み色相方向に隣接する2色ないし3色の色成分で表現される色ごとのグループを想定する。そして、それぞれのグループ毎に、対応するルックアップテーブルを設けておく。このルックアップテーブルは、入力色信号の色成分の数よりも少ない色成分を入力として出力色信号に変換するものである。
入力色信号がいずれのグループに含まれるかを判定し、判定結果に従って、入力色信号が含まれるグループに対応するルックアップテーブルを選択し、あるいはルックアップテーブルの出力を選択し、出力色信号を得るものである。
入力色信号における特色の色成分は、レッド、グリーン、ブルーのうちの1色ないし3色の有彩色とすることができる。また、出力色信号は、例えば装置に依存しない3変数の機器独立色信号であり、それぞれのルックアップテーブルから3変数の機器独立色信号を出力するように構成することができる。あるいは、出力色信号を入力色信号と同じ色成分とし、それぞれのルックアップテーブルの出力を当該ルックアップテーブルの入力とした色成分と同じ色成分として、ルックアップテーブルから出力されない前記出力色信号の色成分は0とすることにより出力色信号を得るように構成してもよい。
また、それぞれのルックアップテーブルを、対応するグループに含まれる色について出力装置で出力した色票の測色結果と入力色信号の関係から決定された色変換特性に従って構成し、当該出力装置に対応した色変換を行うように構成することができる。
本発明によれば、それぞれのルックアップテーブルは入力される色成分の数が入力色信号よりも少ないため、必要となるメモリ容量を大幅に削減することができ、低コストで色変換を実現することができるという効果がある。
従来技術であるICC方式において、DLUTのメモリ容量を少なくするためには、入力される各色成分の分割数や各アドレスで記憶するメモリ容量を少なくする必要があるが、入力される各色成分の分割数や各アドレスで記憶するメモリ容量を少なくすると、色変換精度が悪化したり、色変換後の色信号の連続性が悪化するなどの画質劣化が発生する。しかしながら、本発明では入力される各色成分の分割数や各アドレスで記憶するメモリ容量を少なくしなくても、DLUTのメモリ容量が少なくて済むため、色変換精度が高く、色信号の連続性が高い、高画質な色変換処理を実現することができる。
図1は、本発明の第1の実施の形態を示すブロック図である。図中、1は領域判定部、2〜7はDLUT色変換部、8は出力信号切換部である。この第1の実施の形態では、入力色信号をYMCKRGB、出力色信号を3変数の機器独立色空間の一例としてL* * * 色信号として示している。
本発明の入力色信号は、従来技術として例えば図11や図12を用いて説明したKueppers Techniqueや分割法を用いて作成されたものであることを前提としている。これらの技術を用いて作成された色信号は、いずれも、墨(K)を含み、色相方向に近い2〜3色の有彩色の色成分の組み合わせとなる。
例えばKueppers Techniqueの場合には、3色色信号についてアクロマチック成分を除去することによって墨(K)成分が生成されるとともに1色について0に置換される。残りの2色色信号について、クロマチック成分の除去によって、当該2色の間の特色成分が生成されるとともに、もとの色成分のうちの一方が0に置換される。これによって、元々の3色色信号のうちの1色の色成分と、その色成分に近い特色成分と、墨成分の3色成分の色信号となる。また分割法では、もともとそれぞれの分割領域を構成する3〜4色の色成分で表現され、他の色成分については0となっている。
具体的には、墨と他の2色で構成される3色の色成分のみが値を持つ場合、それらの色成分の組み合わせは、上述の図12(A)に示した各分割領域を構成する色成分に対応し、YRK、RMK、MBK、BCK、CGK、GYKの6通りとなる。また、墨と他の3色で構成される4色の色成分のみが値を持つ場合、それらの色成分の組み合わせは、上述の図12(B)に示した各分割領域を構成する色成分に対応し、YRMK、MBCK、CGYK、YMCKの4通りとなる。
このように、Kueppers Techniqueや分割法を用いて作成された色信号は、7色の色成分を有した色信号であっても、一部の色成分については0になっていることが明らかである。従って、それらの色成分についての入力値についてまで変換結果を保持しておく必要はない。本発明は、このような観点から予め0となる色信号が分かっている場合には、それらの色信号に対応する入力を受けないことでルックアップテーブルの入力側の次数を低減し、よってルックアップテーブルが必要とするメモリ容量を減少させるものである。
図1に示す例では、墨と他の2色で構成される3色の色成分で表現される入力色信号が入力される例を示している。この場合、上述のように色成分の組み合わせは6通りである。それぞれの色成分の組み合わせにより表現される色をグループとし、それぞれのグループ毎に3次元のDLUT色変換部を設けた例を示している。
領域判定部1は、入力色信号が上述の6つのグループのうちのいずれに含まれるかを判定する。判定結果は領域FLAG信号として出力信号切換部8に通知される。
DLUT色変換部2〜7は、それぞれのグループに対応して設けられており、それぞれのグループに対応する3色の色成分の値と、出力色信号であるL* * * 値とを対応づけた3入力のDLUTである。ここでは、DLUT色変換部2はYRKを入力とし、DLUT色変換部3はRMKを入力とし、DLUT色変換部4はMBKを入力とし、DLUT色変換部5はBCKを入力とし、DLUT色変換部6はCGKを入力とし、DLUT色変換部7はGYKを入力とするものであり、それぞれ3色の色成分の色信号を出力色信号であるL* * * 色信号に変換するものである。
出力信号切換部8は、領域FLAG信号により領域判定部1による判定結果を受け取り、その判定結果に従って、DLUT色変換部2〜7のうち、入力色信号が含まれるグループに対応するDLUT色変換部の出力を選択する。
入力色信号を構成するYMCKRGB7色の色成分の入力色信号は、YRK、RMK、MBK、BCK、CGK、GYKを入力とし、L* * * 色信号を出力する6個の3次元のDLUT色変換部2〜7に入力されるとともに、領域判定部1に入力される。領域判定部1では、入力された色の組み合わせがYRK、RMK、MBK、BCK、CGK、GYKのうちのいずれの組み合わせのグループに含まれるかを判断し、領域FLAG信号を出力信号切換部8に送信する。
6個のDLUT色変換部2〜7の出力であるL* * * 色信号は、出力信号切換部8に入力され、領域FLAG信号に従って適切なL* * * 色信号が選択されて出力色信号として出力される。このようにして、Kueppers Techniqueや分割法を用いて作成されたYMCKRGB7色の色成分からなる入力色信号を、L* * * 色信号などの3変数の機器独立色信号に変換することができる。
このように図1に示した構成では、7色の色成分により構成される入力色信号に対して色変換処理を行って3成分の出力色信号を出力する場合に、3入力のDLUT色変換部2〜7を6個設けるだけでよい。そのため、必要となるメモリ容量は、各色成分についてのデータ数(分割数)を9(分割)とし、出力色信号の各成分が1バイトのデータであるとき、
3 ×6×1×3=13,122バイト
でよい。例えば図10(A)に示したように7入力のDLUTを用いた場合には14,348,907バイトものメモリ容量が必要であったことから、この第1の実施の形態では従来に比べて1094分の1のメモリ容量で済み、本発明のDLUTのメモリ容量削減による低コスト化の効果が非常に大きいことがわかる。また逆に、多くのメモリ容量を利用可能であれば、より高精度な色変換が可能になる。
なお、上述の説明ではHiFiカラーと呼ばれる7色の色成分からなる色信号を入力とする場合について説明したが、例えばYMCKRGなどの6色印刷であるヘキサクローム印刷においても、同様にYRK、RMK、MCK、CGK、GYKの色の組み合わせを用いることにより、色変換を実現することが可能である。もちろん、YMCKの4色に1色の特色を含めた5色の色成分からなる色信号が入力される場合も同様である。
上述の構成では、出力信号切換部8は各DLUT色変換部2〜7からの出力を受け取って、領域FLAG信号に従っていずれかを選択する例を示した。しかしこのような構成に限らず、種々の変形が可能である。
図2は、本発明の第1の実施の形態の第1の変形例を示すブロック図である。この第1の変形例では、出力信号切換部8は、領域判定部1における判定結果である領域FLAG信号に従って各DLUT色変換部2〜7の動作を制御し、入力色信号が含まれるグループに対応するDLUT色変換部のみを動作させて色変換を行わせ、出力色信号を得るものである。
図3は、本発明の第1の実施の形態の第2の変形例を示すブロック図である。この第2の変形例では、出力信号切換部8は、領域判定部1における判定結果である領域FLAG信号に従って、入力色信号が含まれるグループに対応するDLUT色変換部のみに対して、当該グループ内の色を表現するための色成分を入力し、そのDLUT色変換部によって色変換を行い、出力色信号を得るものである。
このような変形例によっても、同様の色変換結果を得ることができる。なお、以下に示す各実施の形態においても、このような変形が可能である。
図4は、本発明の第1の実施の形態におけるDLUT色変換部の色変換パラメータの決定方法の一例を示すフローチャートである。上述のDLUT色変換部2〜7に設定する色変換パラメータは任意に設定可能であるが、一般にYMCKRGB色信号のように網点面積率で示される色信号の場合には、特定の出力装置が想定されている場合が多い。その出力装置の特性を考慮して、機器に依存しないL* * * 色信号を得るための色変換パラメータは、次のようにして決定することができる。
S51において、DLUT色変換部2〜7に入力される色の組み合わせに対する7色印刷の色票を、入力色信号が想定している出力装置によって出力し、その色票を測色器によって測色し、測色値(L* * * )を得る。
S52において、色票の印刷時に用いた色信号と測色値との対を用いて、出力装置における変換特性をモデル化(以後色変換モデルと呼ぶ)する。そのような色変換モデルには高次多項式やニューラルネットワークを用いることができる。ここでは一例としてニューラルネットワークを用いることとし、YRK、RMK、MBK、BCK、CGK、GYKのそれぞれの色成分の組み合わせに対応するニューラルネットワークa〜fを用い、それぞれ、色信号と測色値との対を教師データとしてニューラルネットワークa〜fに学習させる。
学習が終了したら、S53において、それぞれのDLUT色変換部2〜7のアドレス値に対応する出力値であるL* * * 値をニューラルネットワークa〜fから取得する。例えばDLUT色変換部2であれば、入力アドレス値YRKをニューラルネットワークaに入力し、ニューラルネットワークaから出力されるL* * * 値を得る。
S54において、S53で得られたL* * * 値を、対応するDLUT色変換部2〜7に設定することによって、DLUT色変換部2〜7の変換パラメータの設定を行うことができる。
このようにしてDLUT2〜7の変換パラメータを決定することによって、測色的な色再現を保証した高精度な色変換を実現することが可能になる。
図5は、本発明の第2の実施の形態を示すブロック図である。図中、図1と同様の部分には同じ符号を付して重複する説明を省略する。11〜14はDLUT色変換部である。この第2の実施の形態では、入力色信号が墨(K)及び3色の有彩色からなる4色の色信号によって表現される場合の構成を示している。上述のように、墨と他の3色で構成される4色の色成分のみが値を持つ場合、それらの色成分の組み合わせは、YRMK、MBCK、CGYK、YMCKの4通りである。それぞれの色成分の組み合わせにより表現される色をグループとし、それぞれのグループ毎に4次元のDLUT色変換部を設ければよい。
DLUT色変換部11〜14は、それぞれのグループに対応して設けられており、それぞれのグループに対応する4色の色成分の値と、出力色信号であるL* * * 値とを対応づけた4入力のDLUTである。ここでは、DLUT色変換部11はYRMKを入力とし、DLUT色変換部12はMBCKを入力とし、DLUT色変換部13はCGYKを入力とし、DLUT色変換部14はYMCKを入力とするものであり、それぞれ4色の色成分の色信号を出力色信号であるL* * * 色信号に変換するものである。
なお、出力信号切換部8は、4つのDLUT色変換部11〜14によって色変換されて出力されるL* * * 色信号のうちから、領域判定部1で入力色信号が含まれると判定されたグループに対応するDLUT色変換部の出力を選択するものである。
入力されたYMCKRGB7色の色成分からなる入力色信号は、YRMK、MBCK、CGYK、YMCKを入力とし、L* * * 色信号を出力する4個の4次元のDLUT色変換部11〜14に入力されるとともに、領域判定部1に入力される。領域判定部1では、入力された色の組み合わせがYRMK、MBCK、CGYK、YMCKのうちのいずれの組み合わせのグループに含まれるかを判断し、判断結果を領域FLAG信号として出力信号切換部8に送信する。
4個のDLUT色変換部11〜14の出力であるL* * * 色信号は出力信号切換部8に入力され、領域FLAG信号に従って適切なL* * * 色信号が選択されて出力色信号として出力される。このようにして、Kueppers Techniqueや分割法を用いて作成されたYMCKRGB7色の色成分からなる入力色信号を、L* * * 色信号などの3変数の機器独立色信号に変換することができる。
このように図5に示した第2の実施の形態では、7色の色成分により構成される入力色信号に対して色変換処理を行って3成分の出力色信号を出力する場合に、4入力のDLUT色変換部11〜14を4個設けるだけでよい。そのため、必要となるメモリ容量は、各色成分についてのデータ数(分割数)を9(分割)とし、出力色信号の各成分が1バイトのデータであるとき、
4 ×4×1×3=78,732バイト
でよい。例えば図10(A)に示したように7入力のDLUTを用いた場合には14,348,907バイトものメモリ容量が必要であったことから、この第2の実施の形態では従来に比べて182分の1のメモリ容量で済み、本発明のDLUTのメモリ容量削減による低コスト化の効果が非常に大きいことがわかる。また逆に、多くのメモリ容量を利用可能であれば、より高精度な色変換が可能になる。
もちろん、この第2の実施の形態においても、7色の色成分からなる色信号を入力とする場合に限らず、5色、6色の色成分からなる色信号が入力される場合についても同様に構成できることは言うまでもない。例えばYMCKRGの6色印刷であるヘキサクローム印刷の場合には、YRMK、CGYK、YMCKの色の組み合わせを用いることにより、色変換を実現することが可能である。さらに、第1の実施の形態と同様の各種の変形が可能であることも言うまでもない。
また、各DLUT色変換部11〜14への変換パラメータの設定方法についても、色成分の組み合わせが異なるだけでほとんど同様であるので、ここでは説明を省略する。
図6は、本発明の第3の実施の形態を示すブロック図である。図中、図1と同様の部分には同じ符号を付して重複する説明を省略する。この第3の実施の形態では、入力色信号は上述の第1,2の実施の形態と同様にYMCKRGB色信号とし、出力色信号として入力色信号と同じYMCKRGB色信号を出力する場合について示している。
この第3の実施の形態では、それぞれのグループに対応して設けられたDLUT色変換部2〜7は、それぞれのグループに対応する3色の色成分の値を入力とし、その入力される色成分と同じ色成分の色信号を出力する3入力のDLUTである。従って、この例ではDLUT色変換部2はYRKを入力として変換後のY’R’K’を出力とし、DLUT色変換部3はRMKを入力として変換後のR’M’K’を出力とし、DLUT色変換部4はMBKを入力として変換後のM’B’K’を出力とし、DLUT色変換部5はBCKを入力として変換後のB’C’K’を出力とし、DLUT色変換部6はCGKを入力として変換後のC’G’K’を出力とし、DLUT色変換部7はGYKを入力として変換後のG’Y’K’を出力とするものである。
出力信号切換部8は、領域FLAG信号により領域判定部1による判定結果を受け取り、その判定結果に従って、DLUT色変換部2〜7のうち、入力色信号が含まれるグループに対応するDLUT色変換部の出力を選択する。このとき、各DLUT色変換部2〜7からは、グループ内の色を表現するための3色の色成分の値しか出力されない。そのため、出力されなかった色成分については0を出力すればよい。
入力色信号を構成するYMCKRGB7色の色成分の入力色信号は、YRK、RMK、MBK、BCK、CGK、GYKを入力とし、Y’R’K’、R’M’K’、M’B’K’、B’C’K’、C’G’K’、G’Y’K’色信号を出力する6個の3入力のDLUT色変換部2〜7に入力されるとともに、領域判定部1に入力される。領域判定部1では、入力された色の組み合わせがYRK、RMK、MBK、BCK、CGK、GYKのうちのいずれの組み合わせのグループに含まれるかを判断し、領域FLAG信号を出力信号切換部8に送信する。
6個のDLUT色変換部2〜7の出力であるY’R’K’、R’M’K’、M’B’K’、B’C’K’、C’G’K’、G’Y’K’色信号は、出力信号切換部8に入力され、領域FLAG信号に従って適切なDLUT色変換部からの出力が選択されるとともに、他の色信号を0とした出力色信号が出力される。このようにして、Kueppers Techniqueや分割法を用いて作成されたYMCKRGB7色の色成分からなる入力色信号を、同じくY’M’C’K’R’G’B’7色の色成分からなる出力色信号に変換することができる。
このように図6に示した構成では、7色の色成分により構成される入力色信号に対して色変換処理を行って7色の色成分からなる出力色信号を出力する場合に、3入力のDLUT色変換部2〜7を6個設けるだけでよい。そのため、必要となるメモリ容量は、各色成分についてのデータ数(分割数)を9(分割)とし、出力色信号の各成分が1バイトのデータであるとき、
3 ×6×1×3=13,122バイト
でよい。例えば図10(A)に示したように7入力のDLUTを用いた場合には14,348,907バイトものメモリ容量が必要であったことから、この第1の実施の形態では従来に比べて1094分の1のメモリ容量で済み、本発明のDLUTのメモリ容量削減による低コスト化の効果が非常に大きいことがわかる。また逆に、多くのメモリ容量を利用可能であれば、より高精度な色変換が可能になる。
なお、この第3の実施の形態においても、7色の色成分からなる色信号を入力とする場合に限らず、5色、6色の色成分からなる色信号が入力される場合についても同様に構成できることは言うまでもない。例えばYMCKRGの6色印刷であるヘキサクローム印刷の場合には、YRMK、CGYK、YMCKの色の組み合わせを用いることにより、色変換を実現することが可能である。さらに、第1の実施の形態と同様の各種の変形が可能であることも言うまでもない。
図7は、本発明の第3の実施の形態におけるDLUT色変換部の色変換パラメータの決定方法の一例を示すフローチャートである。上述のDLUT色変換部2〜7に設定する色変換パラメータは任意に設定可能であるが、一般にYMCKRGB色信号のように網点面積率で示される色信号の場合には、特定の出力装置が想定されている場合が多い。この第3の実施の形態では、入力色信号が想定している出力装置と、出力色信号が想定している出力装置とが異なる場合に、その両方の出力装置の特性を考慮して、入力色信号から出力色信号への変換を行うことができる。ここでは、そのような場合の色変換パラメータの決定方法の一例を示す。
S61において、DLUT色変換部2〜7に入力される入力色信号の任意の組み合わせに対する色票を、入力色信号が想定している出力装置によって出力し、その色票を測色器によって測色し、入力側の測色値(L* * * )を得る。同様にして、出力色信号の任意の組み合わせに対する色票を、出力色信号が想定している出力装置によって出力し、その色票を測色器によって測色し、出力側の測色値(L* * * )を得る。
S62において、入力色信号と入力側の測色値との対及び出力色信号と出力側の測色値との対を用いて、それぞれの出力装置における変換特性をモデル化し、色変換モデルを作成する。その方法としてはいくつかの方法があるが、この例においてもニューラルネットワークを用いることとする。入力色信号と入力側の測色値との対を教師データとして、ニューラルネットワークaに学習させ、同様に出力色信号と出力側の測色値との対を教師データとして、ニューラルネットワークbに学習させる。
学習が終了したら、S63において、それぞれのDLUT色変換部2〜7の入力アドレス値をもとに、対応する測色値であるL* * * 値をニューラルネットワークaから取得する。さらに、得られたL* * * 値をニューラルネットワークbに入力して、出力色信号を求める。これによって、入力アドレス値と出力色信号との対応付けを図ることができる。
S64において、S63で得られた出力色信号を、対応するDLUT色変換部2〜7に設定することによって、DLUT色変換部2〜7の変換パラメータの設定を行うことができる。
このようにしてDLUT2〜7の変換パラメータを決定することによって、測色的な色再現を保証した高精度な色変換を実現することが可能になる。
図8は、本発明の第4の実施の形態を示すブロック図である。図中、図5、図6と同様の部分には同じ符号を付して重複する説明を省略する。この第4の実施の形態では、上述の第3の実施の形態と同様に、入力色信号及び出力色信号ともYMCKRGB色信号とする場合について示しており、また上述の第2の実施の形態と同様に、入力色信号が墨(K)及び3色の有彩色からなる4色の色信号によって表現される場合の構成を示している。
DLUT色変換部11〜14は、それぞれのグループに対応して設けられており、それぞれのグループに対応する4色の色成分の値を入力とし、同じ4色の色成分の値を出力とする4入力のDLUTである。ここでは、DLUT色変換部11はYRMKを入力として変換後のY’R’M’K’を出力とし、DLUT色変換部12はMBCKを入力として変換後のM’B’C’K’を出力とし、DLUT色変換部13はCGYKを入力として変換後のC’G’Y’K’を出力とし、DLUT色変換部14はYMCKを入力として変換後のY’M’C’K’を出力とするものである。
なお、出力信号切換部8は、4つのDLUT色変換部11〜14によって色変換された出力のうちから、領域判定部1で入力色信号が含まれると判定されたグループに対応するDLUT色変換部の出力を選択して出力色信号とするものである。選択したDLUT色変換部から出力されなかった色成分については0を出力する。
入力されたYMCKRGB7色の色成分からなる入力色信号は、YRMK、MBCK、CGYK、YMCKを入力とし、Y’R’M’K’、M’B’C’K’、C’G’Y’K’、Y’M’C’K’を出力とする4個の4次元のDLUT色変換部11〜14に入力されるとともに、領域判定部1に入力される。領域判定部1では、入力された色の組み合わせがYRMK、MBCK、CGYK、YMCKのうちのいずれの組み合わせのグループに含まれるかを判断し、判断結果を領域FLAG信号として出力信号切換部8に送信する。
4個のDLUT色変換部11〜14の出力であるY’R’M’K’、M’B’C’K’、C’G’Y’K’、Y’M’C’K’色信号は出力信号切換部8に入力され、領域FLAG信号に従って適切な色信号が選択されるとともに、出力されなかった他の色成分については0とした出力色信号が出力される。このようにして、Kueppers Techniqueや分割法を用いて作成されたYMCKRGB7色の色成分からなる入力色信号を、同じく7色の色成分からなる出力色信号に変換することができる。
このように図8に示した第4の実施の形態では、7色の色成分により構成される入力色信号に対して色変換処理を行って、同じく7成分の出力色信号を出力する場合に、4入力4出力のDLUT色変換部11〜14を4個設けるだけでよい。そのため、必要となるメモリ容量は、各色成分についてのデータ数(分割数)を9(分割)とし、出力色信号の各成分が1バイトのデータであるとき、
4 ×4×1×4=104,976バイト
でよい。例えば図10(A)に示したように7入力のDLUTを用いた場合には14,348,907バイトものメモリ容量が必要であったことから、この第4の実施の形態では従来に比べて137分の1のメモリ容量で済み、本発明のDLUTのメモリ容量削減による低コスト化の効果が非常に大きいことがわかる。また逆に、多くのメモリ容量を利用可能であれば、より高精度な色変換が可能になる。
もちろん、この第4の実施の形態においても、7色の色成分からなる色信号を入力及び出力とする場合に限らず、5色、6色の色成分からなる色信号を入力及び出力とする場合についても同様に構成できることは言うまでもない。例えばYMCKRGの6色印刷であるヘキサクローム印刷の場合には、YRMK、CGYK、YMCKの色の組み合わせを用いることにより、色変換を実現することが可能である。さらに、第1の実施の形態と同様の各種の変形が可能であることも言うまでもない。
また、各DLUT色変換部11〜14への変換パラメータの設定方法についても、色成分の組み合わせが異なるだけで上述の第3の実施の形態とほとんど同様であるので、ここでは説明を省略する。
上述の第1、第2の実施の形態では、出力色信号をL* * * 色信号とし、第3、第4の実施の形態では、出力色信号をCMYKRGB色信号とした例を示したが、本発明はこれらの例に限られるものではなく、出力色信号としては各種の色空間における色信号とすることが可能である。入力色信号についても、上述のように、7色の色成分からなるYMCKRGB色信号に限らず、墨及び特色を含む5〜7色の色成分からなる色信号であればよい。
図9は、本発明のカラー画像処理装置の機能またはカラー画像処理方法をコンピュータプログラムで実現した場合におけるコンピュータプログラムおよびそのコンピュータプログラムを格納した記憶媒体の一例の説明図である。図中、21はプログラム、22はコンピュータ、31は光磁気ディスク、32は光ディスク、33は磁気ディスク、34はメモリ、41は光磁気ディスク装置、42は光ディスク装置、43は磁気ディスク装置である。
上述の各実施の形態で説明した各部の処理の一部または全部を、コンピュータにより実行可能なプログラム21によって実現することが可能である。その場合、そのプログラム21およびそのプログラムが用いるデータ、例えばDLUTの変換パラメータなどは、コンピュータが読み取り可能な記憶媒体に記憶することも可能である。記憶媒体とは、コンピュータのハードウェア資源に備えられている読取装置に対して、プログラムの記述内容に応じて、磁気、光、電気等のエネルギーの変化状態を引き起こして、それに対応する信号の形式で、読取装置にプログラムの記述内容を伝達できるものである。例えば、光磁気ディスク31,光ディスク32(CDやDVDなどを含む)、磁気ディスク33,メモリ34(ICカード、メモリカードなどを含む)等である。もちろんこれらの記憶媒体は、可搬型に限られるものではない。
これらの記憶媒体にプログラム21を格納しておき、例えばコンピュータ22の光磁気ディスク装置41,光ディスク装置42,磁気ディスク装置43,あるいは図示しないメモリスロットにこれらの記憶媒体を装着することによって、コンピュータからプログラム21を読み出し、本発明のカラー画像処理装置の機能またはカラー画像処理方法を実行することができる。あるいは、あらかじめ記憶媒体をコンピュータ22に装着または内蔵しておき、例えばネットワークなどを介してプログラム21をコンピュータ22に転送し、記憶媒体にプログラム21を格納して実行させてもよい。
もちろん、一部の機能についてハードウェアによって構成することもできるし、あるいは、すべてをハードウェアで構成してもよい。あるいは、出力装置における制御プログラムとともに1つのプログラムとして構成することもできる。もちろん、他の用途に適用する場合には、その用途におけるプログラムとの一体化も可能である。
本発明の第1の実施の形態を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態の第1の変形例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態の第2の変形例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態におけるDLUT色変換部の色変換パラメータの決定方法の一例を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態を示すブロック図である。 本発明の第3の実施の形態を示すブロック図である。 本発明の第3の実施の形態におけるDLUT色変換部の色変換パラメータの決定方法の一例を示すフローチャートである。 本発明の第4の実施の形態を示すブロック図である。 本発明のカラー画像処理装置の機能またはカラー画像処理方法をコンピュータプログラムで実現した場合におけるコンピュータプログラムおよびそのコンピュータプログラムを格納した記憶媒体の一例の説明図である。 従来のカラー画像処理装置の一例の説明図である。 Kueppers Techniqueによる色変換の一例の説明図である。 分割法の一例の説明図である。
符号の説明
1…領域判定部、2〜7…DLUT色変換部、8…出力信号切換部、11〜14…DLUT色変換部、21…プログラム、22…コンピュータ、31…光磁気ディスク、32…光ディスク、33…磁気ディスク、34…メモリ、41…光磁気ディスク装置、42…光ディスク装置、43…磁気ディスク装置。

Claims (12)

  1. 墨と特色を含む5色以上の色成分からなりUCR法の拡張または分割法により作成され、4色以下の色成分で表現されて他の色成分が0になっている入力色信号を出力色信号に変換するカラー画像処理装置において、入力色信号を墨を含み色相方向に隣接する2色ないし3色の色成分で表現される色ごとにグループ化したときに前記入力色信号がいずれのグループに含まれるかを判定する領域判定手段と、前記グループごとに前記入力色信号の色成分の数よりも少ない色成分を入力として前記出力色信号に変換するルックアップテーブルと、前記領域判定手段による判定結果に従って変換するルックアップテーブルまたはルックアップテーブルの出力を選択する選択手段を有することを特徴とするカラー画像処理装置。
  2. 前記入力色信号における特色の色成分は、レッド、グリーン、ブルーのうちの1色ないし3色の有彩色からなることを特徴とする請求項1に記載のカラー画像処理装置。
  3. 前記出力色信号は装置に依存しない3変数の機器独立色信号であり、前記ルックアップテーブルの出力は、それぞれが3変数の機器独立色信号であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のカラー画像処理装置。
  4. 前記出力色信号は、入力色信号と同じ色成分からなり、また前記ルックアップテーブルの出力は、入力とした色成分と同じ色成分からなり、前記ルックアップテーブルから出力されない前記出力色信号の色成分は0とすることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のカラー画像処理装置。
  5. 前記ルックアップテーブルは、対応するグループに含まれる色について出力装置で出力した色票の測色結果と入力色信号の関係から決定された色変換特性に従って構成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載のカラー画像処理装置。
  6. 墨と特色を含む5色以上の色成分からなりUCR法の拡張または分割法により作成され、4色以下の色成分で表現されて他の色成分が0になっている入力色信号を出力色信号に変換するカラー画像処理方法において、入力色信号を墨を含み色相方向に隣接する2色ないし3色の色成分で表現される色ごとにグループ化したときに前記入力色信号がいずれのグループに含まれるかを領域判定手段で判定し、前記グループごとに設けられたルックアップテーブルにより前記入力色信号の色成分の数よりも少ない色成分を入力として前記出力色信号に変換し、前記領域判定手段による判定結果に従って、変換するルックアップテーブルまたはルックアップテーブルの出力を選択手段で選択して前記出力色信号とすることを特徴とするカラー画像処理方法。
  7. 前記入力色信号における特色の色成分は、レッド、グリーン、ブルーのうちの1色ないし3色の有彩色からなることを特徴とする請求項6に記載のカラー画像処理方法。
  8. 前記出力色信号は装置に依存しない3変数の機器独立色信号であり、前記ルックアップテーブルの出力は、それぞれが3変数の機器独立色信号であることを特徴とする請求項6または請求項7に記載のカラー画像処理方法。
  9. 前記出力色信号は、入力色信号と同じ色成分からなり、また前記ルックアップテーブルの出力は、入力とした色成分と同じ色成分からなり、前記ルックアップテーブルから出力されない前記出力色信号の色成分は0とすることを特徴とする請求項6または請求項7に記載のカラー画像処理方法。
  10. 前記ルックアップテーブルは、対応するグループに含まれる色について出力装置で出力した色票の測色結果と入力色信号の関係から決定された色変換特性に従って構成されていることを特徴とする請求項6ないし請求項9のいずれか1項に記載のカラー画像処理方法。
  11. 墨と特色を含む5色以上の色成分からなりUCR法の拡張または分割法により作成され、4色以下の色成分で表現されて他の色成分が0になっている入力色信号を出力色信号に変換する処理をコンピュータに実行させるカラー画像処理プログラムにおいて、請求項6ないし請求項10のいずれか1項に記載のカラー画像処理方法をコンピュータに実行させることを特徴とするカラー画像処理プログラム。
  12. 墨と特色を含む5色以上の色成分からなりUCR法の拡張または分割法により作成され、4色以下の色成分で表現されて他の色成分が0になっている入力色信号を出力色信号に変換する処理をコンピュータに実行させるカラー画像処理プログラムを格納したコンピュータが読み取り可能な記憶媒体において、請求項6ないし請求項10のいずれか1項に記載のカラー画像処理方法をコンピュータに実行させるカラー画像処理プログラムを格納したことを特徴とするコンピュータが読取可能な記憶媒体。
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