JP2014098823A - 光ケーブルのコネクタ端末構造及び光コネクタ - Google Patents
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Abstract
【課題】比較的小さなスペースで光ケーブルの曲げ規制が行える光ケーブルのコネクタ端末構造を提供する。
【解決手段】カシメリング5は、光コネクタ3内部に形成され光ケーブル22の一方端をカシメ固定するカシメ部5aと、カシメ部5aから連続して形成され、光ケーブル22の外周を覆う筒状部5bとを備え、筒状部5bの一部は光コネクタ3の境界面から外部に突出した一定長の突出領域を有している。そして、コルゲートチューブ25により、筒状部5bの突出領域及び突出領域から延出した光ケーブル22の一部である延出部保護領域を覆っている。
【選択図】図4
【解決手段】カシメリング5は、光コネクタ3内部に形成され光ケーブル22の一方端をカシメ固定するカシメ部5aと、カシメ部5aから連続して形成され、光ケーブル22の外周を覆う筒状部5bとを備え、筒状部5bの一部は光コネクタ3の境界面から外部に突出した一定長の突出領域を有している。そして、コルゲートチューブ25により、筒状部5bの突出領域及び突出領域から延出した光ケーブル22の一部である延出部保護領域を覆っている。
【選択図】図4
Description
この発明は、光ケーブルのコネクタ接続端末構造及び光コネクタに関し、特に光ケーブルに対する曲げ規制技術に関する。
光ケーブルは、曲げた状態で配索されたり、配索時に曲げられたりすることがあるが、過度な曲げ半径で曲げられると、伝送劣化及び内部の光ファイバーの損傷を生じることがある。例えば、光コネクタの外部との境界面及びその近傍における光ケーブルの根元部分は、曲げ動作の基点となって小さい曲げ半径で曲げられる可能性が高い。
そこで、特許文献1や特許文献2で開示されたように、光ケーブルの根元部分の曲げを規制する樹脂性のブーツ(特許文献1のカバー30、特許文献2のカバー31)を、光コネクタ本体と一体化して設ける光コネクタが提案されており、光ケーブルの根元部分において、光ケーブルの所要最小曲げ半径未満にならないように、光ケーブルの曲げを規制している。
しかしながら、これらの樹脂性のブーツは光コネクタの一部として形成する構造であるため、光コネクタ全体の形状に合致した大きさで形成する必要があり、比較的大きなスペースを必要としてしまうという問題点があった。
この発明は上記問題点を解決するためになされたもので、比較的小さなスペースで光ケーブルの曲げ規制が行える光ケーブルのコネクタ端末構造及び光コネクタを得ることを目的とする。
この発明に係る請求項1記載の光ケーブルのコネクタ端末構造は、光ケーブルと、前記光ケーブルの一方端をカシメリングにより接続する光コネクタとを備え、前記カシメリングは、前記光コネクタ内部に形成され前記光ケーブルの前記一方端をカシメ固定するカシメ部と、前記カシメ部から連続して形成され、前記光ケーブルの外周を覆う筒状部とを備え、前記筒状部の一部は前記光コネクタの境界面から外部に突出した一定長の突出領域を有し、前記筒状部の前記突出領域及び前記突出領域から延出した前記光ケーブルの少なくとも一部である延出部保護領域の外周を覆う保護部材をさらに備える。
請求項2の発明は、請求項1記載の光ケーブルのコネクタ端末構造であって、前記保護部材はコルゲートチューブである。
この発明に係る請求項3記載の光コネクタは、光ケーブルの一方端を接続可能なカシメリングを有し、前記カシメリングを内部に収容する光コネクタであって、前記カシメリングは、前記光コネクタ内部に収容され、前記光ケーブルの前記一方端をカシメ固定可能なカシメ部と、前記カシメ部から連続して形成され、カシメ固定時の前記光ケーブルの外周を覆い可能な筒状部とを備え、前記筒状部の一部は前記光コネクタの境界面から外部に突出した一定長の突出領域を有し、前記筒状部の前記突出領域の外周を覆って保護部材が取付可能である。
請求項1記載の本願発明である光ケーブルのコネクタ端末構造は、筒状部の一部として光コネクタの境界面から外部に突出した一定長の突出領域を有している。このため、光ケーブルにおいて光コネクタの境界面から一定長の第1の配線部分は、カシメリングの筒状部の突出領域によってその外周が覆われているため、上記第1の配線部分における光ケーブルの曲げを規制することができる。
加えて、光ケーブルにおいて筒状部の突出領域から延出した延出部保護領域である第2の配線部分は、保護部材によってその外周が覆われているため、上記第2の配線部分における光ケーブルが曲がり過ぎないように、光ケーブルの曲げを抑制することができる。
さらに、光ケーブルの曲げ規制用に設けた光コネクタ関連部分は、カシメリングの筒状部における突出領域及び保護部材であるため、その周りの省スペース化を図ることができる。
また、請求項2記載の本願発明は、コルゲートチューブにより光ケーブルのコネクタ端末構造を得ることができる。
請求項3記載の本願発明である光コネクタは、筒状部の一部として光コネクタの境界面から外部に突出した一定長の突出領域を有している。このため、カシメ固定時の光ケーブルにおいて光コネクタの境界面から一定長の第1の配線部分は、カシメリングの筒状部の突出領域によってその外周を覆うことができるため、上記第1の配線部分における光ケーブルの曲げを規制することができる。
加えて、請求項3記載の本願発明の光コネクタによるカシメ固定時の光ケーブルにおいて、筒状部の突出領域から延出した延出部保護領域となる第2の配線部分は、取付可能な保護部材によってその外周を覆うことができるため、上記第2の配線部分における光ケーブルが曲がり過ぎないように、光ケーブルの曲げを抑制することができる。
(構造)
図1はこの発明の実施の形態である光ケーブルのコネクタ端末構造のコルゲートチューブ25を装着する前の構造を示す斜視図であり、図2は光コネクタ3内におけるカシメリング5の構造を模式的に示す平面図である。
図1はこの発明の実施の形態である光ケーブルのコネクタ端末構造のコルゲートチューブ25を装着する前の構造を示す斜視図であり、図2は光コネクタ3内におけるカシメリング5の構造を模式的に示す平面図である。
光ケーブル22は、ガラス製又はプラスチック製の光ファイバーを内部に有するケーブルである。図2に示すように、この光ケーブル22は、その一方端が光コネクタ3内の金属製のカシメリング5によって固定されている。
カシメリング5は、光コネクタ3の内部に収容され、光ケーブル22の一方端をカシメ固定するカシメ部5aと、カシメ部5aから連続して形成され、光ケーブル22の外周を覆う筒状部5bとを備えている。そして、筒状部5bの一部は光コネクタ3の境界面36sから外部に突出した一定長の突出領域d1を有している。なお、実際には、カシメ部5a内に光ケーブル22を配置した状態でカシメ部5a及びその周辺の筒状部5bをカシメることにより光ケーブル22の一方端は固定される。なお、図2における光コネクタ3として示した領域は、小型部36のみ、小型部36及び大型部34の組合せ、小型部36、大型部34及び接続部32の組合せのいずれでも良い。
光コネクタ3は、後述するカーナビゲーションシステム92等の車載機器又は相手光コネクタに接続される部材である。以下、光コネクタ3の一例として、雄コネクタを示す。この光コネクタ3は、先端部から基端部に向けて順に、接続部32と、大型部34と、小型部36とを有している。
接続部32は、後述するカーナビゲーションシステム92等の車載機器又は相手光コネクタに接続される部分である。小型部36は接続部32に対して大型部34を挟んで基端部に位置し、小型部36の境界面36sから外部にカシメリング5の筒状部5bが突出して形成されている。
ここでは、光コネクタ3には、2本の光ケーブル22が接続され、これに対応して2つのカシメリング5(筒状部5b)が並列状に設けられている。なお、2本の光ケーブル22は、比較的狭い(ここでは3mm)間隔で光コネクタ3に接続されているため、光コネクタ3に接続の光ケーブル22に対してブーツ取り付けを行うことは困難である。そして、光コネクタ3は、それぞれ異なる略直方体の接続部32、大型部34及び小型部36が連続して設けられる。
もっとも、光コネクタ3は、上記形状に限らず、他の形状を採用することも可能である。また、光コネクタ3に接続される光ケーブル22及びカシメリング5は、2本(2個)に限られず、1本でも3本以上の複数本でもよい。また、光コネクタ3は、雄コネクタに限らず、相手コネクタとしての雄コネクタを接続可能な雌コネクタであってもよい。
カシメリング5における筒状部5bの突出領域d1は、光コネクタ3の境界面36sの外部の光ケーブル22の外周を覆うことにより、光コネクタ3の境界面36s及びその近傍領域(第1の配線部分)における曲げ動作を規制している。
なお、筒状部5bは外径が2.7mmの光ケーブル22を内部に収納可能にすべく、他例えば、内径が2.8mm程度に設定される。筒状部5bの突出領域d1は外径が2.7mmの光ケーブル22に対し、例えば、10mmの長さに設定される。
図3は配線部20にコルゲートチューブ25を設けた後の光ケーブルのコネクタ端末構造を示す斜視図、図4は本実施の形態における光ケーブル22の曲げ規制機能を模式的に示す平面図である。
これらの図に示すように、筒状部5bの突出領域d1及び筒状部5bから延出した光ケーブル22の一部である延出部保護領域(第2の配線部分)の外周を覆ってコルゲートチューブ25が設けられている。
コルゲートチューブ25は、例えば、外径が2.7mmの光ケーブル22に対し、筒状部5bの突出領域d1の外周をも覆うことが可能な例えば3φ(内径3mm)に設定される。
コルゲートチューブ25は、光ケーブル22の小さい曲げ半径での曲げ動作を抑制するための部材である。コルゲートチューブ25は、周方向に沿った凸条の山部と凹条の谷部とが延在方向に交互に連続して設けられた筒状に形成された部材である。このコルゲートチューブ25は、合成樹脂材料(例えば、PP(ポリプロピレン)、PA(ポリアミド)等)を筒状に押出成型すると共にブロー成型或いはバキューム成型して製造される。また、コルゲートチューブ25は、光ケーブル22より高い剛性に設定されて形成されていることが好ましい。
また、コルゲートチューブ25は光コネクタ3の境界面36sの近傍のテープ固定領域50において2本まとめてテープ巻きより固定される。したがって、コルゲートチューブ25が長手方向にスリットが形成された割開きが可能な構造の場合、スリットからコルゲートチューブ25を割開いて筒状部5b及び光ケーブル22の外周を覆った後、テープ固定領域50でテープ巻によりコルゲートチューブ25が再び割開くことなく、スリットが閉じた状態で固定することができる。
なお、コルゲートチューブ25の一端は、筒状部5bの突出領域d1を覆っているが、光コネクタ3の境界面36s及びその近傍領域において、光コネクタ3及び筒状部5b(突出領域d1)に対して非固定である。また、コルゲートチューブ25の光コネクタ3とは反対側の他方端は、光ケーブル22の外周部に対して粘着テープ26を巻き付ける等して固定されている。
このような構造の本実施の形態の光ケーブルのコネクタ端末構造は、図4に示すように、筒状部5bの突出領域d1において光ケーブル22の曲げは規制され、突出領域d1の先端部分の領域R1,R2においてもコルゲートチューブ25により光ケーブル22が曲がり過ぎないように、光ケーブル22の曲げを抑制している。
(従来構造との比較)
図5は従来の光ケーブルのコネクタ端末構造のコルゲートチューブ25を装着する前の構造を示す斜視図であり、図6は従来のコルゲートチューブ25単体による曲げ規制機能を模式的に示す平面図である。
図5は従来の光ケーブルのコネクタ端末構造のコルゲートチューブ25を装着する前の構造を示す斜視図であり、図6は従来のコルゲートチューブ25単体による曲げ規制機能を模式的に示す平面図である。
図6に示すように、この光ケーブル22は、一方端が光コネクタ30内の金属製のカシメリング35によって固定されている。
カシメリング35は、光コネクタ30の内部に収容され、光ケーブル22の一方端をカシメ固定するカシメ部35aと、カシメ部35aから連続して内部に形成され、光ケーブル22の外周を覆う筒状部35bとを備えている。図6に示すように、カシメリング35は完全に光コネクタ30内に設けられている。
したがって、コルゲートチューブ25が装着される前段階において、光コネクタ30の境界面36sから光ケーブル22が露出状態となっている。なお、光コネクタ30は内部のカシメリング35を除いて光コネクタ3と同様な構成であるため、適宜、同一の符号を付して説明を省略する。なお、コルゲートチューブ25を装着後は、光ケーブル22がコルゲートチューブ25により隠れるため、外見上は図3で示す構造と同様な構造となる。
しかしながら、光ケーブル22は通常、コルゲートチューブ25より低い剛性であるため、実際には、図3に示すように、光コネクタ30の境界面36sまでコルゲートチューブ25によって安定性良く覆うことは困難である。
特に、図6に示すように、光コネクタ30の境界面36s近傍の領域R11,R12に曲げようとする力が働いた場合、コルゲートチューブ25による剛性も加わり、領域R11,R12において光ケーブル22はコルゲートチューブ25によって外周が覆われなくなり、コルゲートチューブ25による曲げ抑制が機能しなくなる。その結果、光ケーブル22における光コネクタ30の境界面36sからコルゲートチューブ25の光コネクタ30側の端部にかけて、光ケーブル22が大きく曲がってしまい、光ケーブル22の最小許容曲げ半径(外径が2.7mmの光ケーブル22において7.5mm程度)を下回る現象を回避することができなくなる。なお、曲げ半径とは、光ケーブル22の中心軸の曲率半径のことを言うものとする。
例えば、図7に示すように、自動車のカーナビゲーションシステム92と車体94との間に配線部20(光ケーブル22及びコルゲートチューブ25)が配索されることがある。すなわち、光ケーブル22は、一方の端部がカーナビゲーションシステム92に接続される光コネクタ30に接続され、他方の端部が車体94側に設けられる機器に接続される光コネクタ等に接続される。カーナビゲーションシステム92によっては、車体94のダッシュボードに形成された収容部96内に配設されるものもあり、この場合、カーナビゲーションシステム92と光ケーブル22の他方の接続先との間隔が小さくなる。また、このようなカーナビゲーションシステム92は、収容部96から退出させた状態で接続作業を行った後に収容部96内に配設される。すなわち、光ケーブル22を含む配線部20は、カーナビゲーションシステム92の収容部96に対する押し込み時に、小さい曲げ半径で曲げられる可能性が高い。
図7で示したケースの場合、図5及び図6で示した従来の光ケーブルのコネクタ端末構造では、光ケーブル22が光ケーブル22の最小許容曲げ半径を下回る現象を回避することはできない。
一方、図1〜図4で示した本実施の形態の光ケーブルのコネクタ端末構造は、保護領域となる上記第1及び第2の配線部分に対し、筒状部5bの突出領域d1及びコルゲートチューブ25のうち少なくとも一つによってその外周を確実に覆う構造を呈している。このため、図7で示すような状況においても、カーナビゲーションシステム92の収容部96に対する押し込み時に、小さい曲げ半径で曲げられ、最小許容曲げ半径を下回る現象を確実に回避することができる。
(実施の形態の効果)
上述したように、本実施の形態の光ケーブルのコネクタ端末構造は、筒状部5bの一部として光コネクタ3の境界面36sから外部に突出した一定長の突出領域d1を有している。このため、光ケーブル22において光コネクタ3の境界面36sから一定長(突出領域d1の形成長さ)の第1の配線部分は、カシメリング5の筒状部5bによりその外周が覆われるため、光ケーブル22の上記第1の配線部分における曲げを規制することができる。
上述したように、本実施の形態の光ケーブルのコネクタ端末構造は、筒状部5bの一部として光コネクタ3の境界面36sから外部に突出した一定長の突出領域d1を有している。このため、光ケーブル22において光コネクタ3の境界面36sから一定長(突出領域d1の形成長さ)の第1の配線部分は、カシメリング5の筒状部5bによりその外周が覆われるため、光ケーブル22の上記第1の配線部分における曲げを規制することができる。
加えて、本実施の形態では、光ケーブル22における筒状部5bの突出領域d1から延出された上記延出部保護領域である第2の配線部分は、コルゲートチューブ25によりその外周が覆われるため、光ケーブル22の上記第2の配線部分において、光ケーブル22が曲がりにくくなるように抑制することができる。
すなわち、図4に示すように、筒状部5bの先端部近傍の領域R1,R2(上記第1及び第2の配線部分間の境界近傍領域)における光ケーブル22の曲げを、光ケーブル22の外周を覆うコルゲートチューブ25によって確実に抑制することができる。
また、コルゲートチューブ25は、金属製の剛性の高いカシメリング5の筒状部5bにおけ突出領域d1の外周を覆っているため、光コネクタ3の境界面36sの近傍で配線部20に対し曲げようとする力は働き、突出領域d1に対し垂直方向の力が作用しても、筒状部5bの突出領域d1は曲がらないため、コルゲートチューブ25は突出領域d1から外れにくい。
加えて、突出領域d1の外周を覆うコルゲートチューブ25に多少のズレが生じても、突出領域d1は一定長の長さを有しているため、筒状部5bの突出領域d1からコルゲートチューブ25が外れてしまうことはない。
さらに、本実施の形態において、光ケーブルの曲げ規制用に設けた光コネクタ関連部分は、カシメリング5の筒状部5bにおける突出領域d1及びコルゲートチューブ25であるため、その周りの省スペース化を図ることができる。
このため、特許文献1等で開示された樹脂性のブーツのように光コネクタ3本体の形状の影響を受けることなく、本実施の形態の光ケーブルのコネクタ端末構造は、省スペースで光ケーブルの曲げ規制機能を発揮することができる。
また、配線部20のコルゲートチューブ25が、光コネクタ3及びカシメリング5の筒状部5bに対して非固定であるため、配線部20の曲げ動作によるコルゲートチューブ25にかかる負荷を軽減して折れ等を抑制することができる。
また、光ケーブル22の保護部材としてコルゲートチューブ25により、本実施の形態の光ケーブルのコネクタ端末構造を得ることができる。
なお、本実施の形態では、光ケーブル22の保護部材としてコルゲートチューブ25を示したが、コルゲートチューブ25に代えて、熱収縮チューブ(加熱により、径方向に収縮するチューブ)を用いても良い。
また、本実施の形態の光ケーブルのコネクタ端末構造の主要部である光コネクタ3は、以下の効果を奏する。
光コネクタ3は、筒状部5bの一部として光コネクタ3の境界面36sから外部に突出した一定長の突出領域d1を有している。このため、カシメ部5aへのカシメ固定時の光ケーブル22は上記第1の配線部分(光コネクタ3の境界面36s及びその近傍領域)を、筒状部5bの突出領域d1によってその外周を覆うことができるため、上記第1の配線部分における曲げを規制することができる。
また、光ケーブル22をカシメ固定した状態の光コネクタ3に対し、突出領域d1及び光ケーブル22の第2の配線部分(筒状部5bから延出した光ケーブル22の一部である延出部保護領域)を覆ってコルゲートチューブ25を取り付けることができるため、光ケーブル22の上記第2の配線部分において、光ケーブル22が曲がりにくくなるように抑制することができる。
(その他)
本実施の形態において、コルゲートチューブ25は筒状部5bの突出領域d1の全領域を覆う構成を示したが、突出領域d1の一部をコルゲートチューブ25によって覆う構成であっても良い。すなわち、コルゲートチューブ25において突出領域d1の外周を覆う部分に多少のズレが生じても、筒状部5bの突出領域d1からコルゲートチューブ25が外れない程度の領域を覆う構造であれば良い。
本実施の形態において、コルゲートチューブ25は筒状部5bの突出領域d1の全領域を覆う構成を示したが、突出領域d1の一部をコルゲートチューブ25によって覆う構成であっても良い。すなわち、コルゲートチューブ25において突出領域d1の外周を覆う部分に多少のズレが生じても、筒状部5bの突出領域d1からコルゲートチューブ25が外れない程度の領域を覆う構造であれば良い。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
3 光コネクタ
5 カシメリング
5a カシメ部
5b 筒状部
22 光ケーブル
25 コルゲートチューブ
36s 境界面
d1 突出領域
5 カシメリング
5a カシメ部
5b 筒状部
22 光ケーブル
25 コルゲートチューブ
36s 境界面
d1 突出領域
Claims (3)
- 光ケーブルと、
前記光ケーブルの一方端をカシメリングにより接続する光コネクタとを備え、
前記カシメリングは、前記光コネクタ内部に収容され前記光ケーブルの前記一方端をカシメ固定するカシメ部と、前記カシメ部から連続して形成され、前記光ケーブルの外周を覆う筒状部とを備え、前記筒状部の一部は前記光コネクタの境界面から外部に突出した一定長の突出領域を有し、
前記筒状部の前記突出領域及び前記突出領域から延出した前記光ケーブルの少なくとも一部である延出部保護領域の外周を覆う保護部材をさらに備える、
光ケーブルのコネクタ端末構造。 - 請求項1記載の光ケーブルのコネクタ端末構造であって、
前記保護部材はコルゲートチューブである、
光ケーブルのコネクタ端末構造。 - 光ケーブルの一方端を接続可能なカシメリングを有し、
前記カシメリングを内部に収容する光コネクタであって、
前記カシメリングは、
前記光コネクタ内部に収容され、前記光ケーブルの前記一方端をカシメ固定可能なカシメ部と、
前記カシメ部から連続して形成され、カシメ固定時の前記光ケーブルの外周を覆い可能な筒状部とを備え、
前記筒状部の一部は前記光コネクタの境界面から外部に突出した一定長の突出領域を有し、前記筒状部の前記突出領域の外周を覆って保護部材が取付可能である、
光コネクタ。
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2012
- 2012-11-15 JP JP2012250999A patent/JP2014098823A/ja active Pending
-
2013
- 2013-08-09 WO PCT/JP2013/071584 patent/WO2014077010A1/ja active Application Filing
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016024254A (ja) * | 2014-07-17 | 2016-02-08 | 中国電力株式会社 | 光コード用保護チューブ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
WO2014077010A1 (ja) | 2014-05-22 |
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