JP2014098444A - 緩衝器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 緩衝器を改良し、減衰力のバラツキを抑制する。
【解決手段】 ピストン2は、軸方向に分割されて、環状の第一ディスク2Aと、環状の第二ディスク2Bとを備えるとともに、ピストンロッド1は、柱状のロッド本体10と、このロッド本体10の先端に連なりロッド本体10よりも細く形成される柱状の取り付け部11とを備えており、上記取り付け部11の外周に、ロッド本体側から第一ディスク2A、第二ディスク2B、伸側リーフバルブ3a〜3fの順に配置されている緩衝器において、取り付け部11が大外径部11Aと、大外径部11Aよりも細く形成される小外径部11Bとを備えており、大外径部11Aが第一ディスク2Aから第二ディスク2Bにかけて挿入されるとともに、小外径部11Bの外周に伸側リーフバルブ3a〜3fが配置されている。
【選択図】 図1

Description

この発明は、緩衝器の改良に関する。
一般的に、緩衝器は、車両、機器、構造物等に利用され、作動流体を収容するシリンダと、このシリンダ内に出没可能に挿入されるピストンロッドと、このピストンロッドに保持されてシリンダ内を軸方向に移動可能なピストンと、このピストンで区画される二つの部屋と、これら二つの部屋を連通する流路と、この流路を通過する作動流体に抵抗を与えるバルブとを備えている。
そして、緩衝器に振動が入力されてシリンダ内にピストンロッドが出没し、緩衝器が伸縮すると、ピストンで加圧された一方の部屋の作動流体が上記流路を通過して他方の部屋に移動するため、緩衝器は、上記バルブの抵抗に起因する減衰力を発生し、振動を抑制することができる。
また、例えば、特許文献1には、自動車用の緩衝器が開示されており、図2に示すように、この緩衝器のピストン200は、伸側室L1と圧側室L2の二つの部屋を連通する伸側流路6が形成されるとともに、圧側室側(図2中下側)に環板状の伸側リーフバルブ3a〜3fが積層されるバルブディスクである。さらに、上記ピストン200は、軸方向に分割されており、伸側室側(図2中上側)に配置されてシリンダ5の内周面に摺接し伸側室L1と圧側室L2とを区画する第一ディスク200Aと、圧側室側(図2中下側)に配置されてシリンダ5との間に隙間9を有する第二ディスク200Bとからなる。
また、ピストン200及び伸側リーフバルブ3a〜3fは、ピストンロッド100に保持されており、このピストンロッド100が円柱状のロッド本体101と、このロッド本体101の先端(図2中下端)に連なり直径がロッド本体101の直径よりも小さく形成される円柱状の取り付け部102と、この取り付け部102の先端(図2中下端)に連なる螺子軸状の螺子部(図示せず)と、ロッド本体101と取り付け部102との境界に形成される環状の段差面103とを備えている。
そして、環状に形成される第一ディスク200A及び第二ディスク200Bと環板状に形成される伸側リーフバルブ3a〜3fの内側に、ピストンロッド100を螺子部側から挿入し、伸側リーフバルブ3a〜3fから突出させた螺子部(図示せず)の外周にナット4を螺合して、段差面103とナット4との間にピストン200及び伸側リーフバルブ3a〜3fを挟んで取り付け部102の外周に固定している。このため、伸側リーフバルブ3a〜3fは、内周部をピストン200に固定された状態で、外周部を反ピストン側に撓ませることが可能となる。
また、上記伸側流路6は、第一ディスク200Aを貫通する第一通孔6Aと、第二ディスク200Bを貫通して第一通孔6Aに連なる第二通孔6Bとを備えており、圧側室側(図2中下側)が第二ディスク200Bの反第一ディスク側面(図2中下面)に形成される環状の窓201に連なっている。そして、この窓201は、環状の弁座202で囲われており、この弁座202に伸側リーフバルブ3a〜3fの外周部が離着座可能となっている。このため、伸側流路6の圧側室側(図2中下側)が伸側リーフバルブ3a〜3fで開閉可能に塞がれる。
上記構成を備えることにより、伸側室L1が加圧される緩衝器の伸長時において、ピストン速度が中高速領域に達すると、伸側室L1の作動流体が伸側リーフバルブ3a〜3fの外周部を反ピストン側に撓ませて伸側流路6を通過し、圧側室L2に移動するため、緩衝器は伸側リーフバルブ3a〜3fの抵抗に起因する伸側減衰力を発生することができる。
さらに、上記緩衝器においては、上記ピストン200が第一ディスク200Aと第二ディスク200Bに分割されており、伸側流路6が第一ディスク200Aから第二ディスク200Bまで延びている。このため、伸側リーフバルブ3a〜3fの外径を大きくして弾性変形を容易にし、ピストン速度が中高速領域にあるときの伸側の減衰係数(ピストン速度変化量に対する減衰力変化量の割合)を小さくすることが可能となり、車両の乗り心地を向上させることができる。
特開2008−138696号公報
しかしながら、上記緩衝器においては、ピストン速度が中高速領域にあるときの伸側の減衰係数が所望の値になるまで伸側リーフバルブ3a〜3fの外径を大きくすると、伸側リーフバルブ3a〜3fの開閉の応答性が悪くなる虞がある。このため、図3に示すように、取り付け部102に直径が大きい大外径部102Aと直径が小さい小外径部102Bとを直列に形成し、第一ディスク200Aを大外径部102Aに取り付け、小外径部102Bに第二ディスク200B及び伸側リーフバルブ3a〜3fを取り付ける方法が考えられる。
そして、この場合、小外径部102Bに取り付けられる伸側リーフバルブ3a〜3fの外径を小さくして伸側リーフバルブ3a〜3fの開閉の応答性を向上させるとともに、伸側リーフバルブ3a〜3fの内径を小さくして内外径差を大きくし、伸側リーフバルブ3a〜3fの弾性変形を容易にすることができる。したがって、伸側リーフバルブ3a〜3fの開閉の応答性を向上させるとともに、ピストン速度が中高速領域にあるときの伸側の減衰係数(ピストン速度変化量に対する減衰力変化量の割合)を小さくした状態に保つことが可能となる。
ところが、図3に示すバルブの取り付け構造においては、第一ディスク200Aの位置が大外径部102Aで決定され、第二ディスク200B及び伸側リーフバルブ3a〜3fの位置が小外径部102Bで決定されるため、製品製造上のバラツキや、軸方向に力がかかった場合、大外径部102Aの中心線y1と小外径部102Bの中心線y2が同一直線上からずれて、第一ディスク200Aと第二ディスク200Bの重なり方にバラツキが生じる虞がある。
そして、この場合には、第二ディスク200Bや伸側リーフバルブ3a〜3fの撓み方が製品ごとに変化して、伸側リーフバルブ3a〜3fの開き方にバラツキが生じたり、伸側流路6の第一通孔6Aと第二通孔6Bがずれたりして、伸側減衰力のバラツキの原因となる虞がある。
そこで、本発明の目的は、バルブディスクを分割した場合においても、減衰力のバラツキを抑制することが可能な緩衝器を提供することである。
上記課題を解決するための手段は、二つの部屋を区画するバルブディスクと、このバルブディスクに形成されて上記二つの部屋を連通する流路と、上記バルブディスクに積層されて上記流路を開閉可能に塞ぐ一または複数枚の環板状のリーフバルブと、上記バルブディスク及び上記リーフバルブを保持する軸部材とを備える緩衝器であって、上記バルブディスクは、軸方向に分割されて、環状の第一ディスクと、環状の第二ディスクとを備えるとともに、上記軸部材は、柱状のロッド本体と、このロッド本体の先端に連なり上記ロッド本体よりも細く形成される柱状の取り付け部とを備えており、上記取り付け部の外周に、ロッド本体側から上記第一ディスク、上記第二ディスク、上記リーフバルブの順に配置されている緩衝器において、上記取り付け部は、ロッド本体側に配置される大外径部と、この大外径部の反ロッド本体側に連なり上記大外径部よりも細く形成される小外径部とを備えており、上記大外径部若しくは小内径部は、上記第一ディスクから上記第二ディスクにかけて挿入されるとともに、上記小外径部の外周に上記リーフバルブが配置されていることである。
本発明によれば、取り付け部の大外径部若しくは小内径部を第一ディスクから第二ディスクにかけて挿入することで、大外径部若しくは小内径部で第一ディスクと第二ディスクを調心することが可能となり、減衰力のバラツキを抑制することが可能となる。
本発明の一実施の形態に係る緩衝器のピストン部を示した縦断面図である。 従来の緩衝器のピストン部を示した縦断面図である。 改良した従来の緩衝器のピストン部を示した縦断面図である。
以下に本発明の一実施の形態に係る緩衝器について、図面を参照しながら説明する。いくつかの図面を通して付された同じ符号は、同じ部品か対応する部品を示す。
図1に示すように、本実施の形態に係る緩衝器は、伸側室L1と圧側室L2(二つの部屋)を区画するピストン(バルブディスク)2と、このピストン2に形成されて伸側室L1と他方室L2(二つの部屋)を連通する伸側流路(流路)6と、上記ピストン2に積層されて上記伸側流路6を開閉可能に塞ぐ一または複数枚の環板状の伸側リーフバルブ(リーフバルブ)3a〜3fと、上記ピストン2及び上記伸側リーフバルブ3a〜3fを保持するピストンロッド(軸部材)1とを備えている。
さらに、上記ピストン2は、軸方向に分割されて、環状の第一ディスク2Aと、環状の第二ディスク2Bとを備えるとともに、上記ピストンロッド1は、柱状のロッド本体10と、このロッド本体10の先端(図1中下端)に連なり上記ロッド本体10よりも細く形成される柱状の取り付け部11とを備えている。そして、上記取り付け部10の外周に、ロッド本体側(図1中上側)から上記第一ディスク2A、上記第二ディスク2B、上記伸側リーフバルブ3a〜3fの順に配置されている。
また、上記取り付け部11は、ロッド本体側(図1中上側)に配置される大外径部11Aと、この大外径部11Aの反ロッド本体側(図1中下側)に連なり上記大外径部11Aよりも細く形成される小外径部11Bとを備えており、上記大外径部11Aは、上記第一ディスク2Aから上記第二ディスク2Bにかけて挿入されるとともに、上記小外径部11Bの外周に上記伸側リーフバルブ(リーフバルブ)3a〜3fが配置されている。
以下、詳細に説明すると、上記緩衝器は、各種周知の構成を採用することが可能であるが、本実施の形態においては自動車の車体と車輪との間に介装された正立型の単筒型液圧緩衝器であり、作動流体として油、水、水溶液等の液体を収容している。そして、この緩衝器の構成は、周知であるため、詳細に図示しないが、車輪側に連結されるシリンダ5と、車体側に連結されて先端側がシリンダ5内に出没可能に挿入されるピストンロッド1と、このピストンロッド1の先端部(図1中下端部)に保持されてシリンダ5内を軸方向に移動可能なピストン2と、上記シリンダ5の車体側開口を塞ぐとともに環状に形成されて内側にピストンロッド1が貫通するロッドガイド(図示せず)と、上記シリンダ5の車輪側内周面に摺接するフリーピストン(図示せず)と、上記シリンダ5の車輪側開口を塞ぐボトムキャップ(図示せず)とを備えている。
さらに、上記シリンダ5内には、図示しない上記ロッドガイドと上記フリーピストンとの間に作動流体が収容されて液室Lが形成されるとともに、図示しない上記フリーピストンと上記ボトムキャップとの間に気体が封入されて気室(図示せず)が形成されている。また、上記液室Lは、ピストン2でピストンロッド側(図1中上側)の伸側室L1と、反ピストンロッド側の圧側室L2とに区画されている。
そして、ピストンロッド1がシリンダ5から退出する緩衝器の伸長時には、シリンダ内容積が退出したピストンロッド体積分増加するため、フリーピストン(図示せず)が車体側に移動して気室(図示せず)の容積が拡大する。また、ピストンロッド1がシリンダ5内に進入する緩衝器の圧縮時には、シリンダ内容積が進入したピストンロッド体積分減少するため、フリーピストン(図示せず)が車輪側に移動して気室(図示せず)の容積が縮小する。つまり、本実施の形態においては、緩衝器の伸縮時にシリンダ5内に出没するピストンロッド体積分のシリンダ内容積変化を図示しない気室で補償している。
つづいて、ピストンロッド1の先端部(図1中下端部)に保持される上記ピストン2は、伸側室L1と圧側室L2とを連通する伸側流路6及び圧側流路7が形成されるとともに、圧側室側(図1中下側)に伸側リーフバルブ3a〜3fが積層され、伸側室側(図1中上側)に圧側リーフバルブ8a〜8eが積層されるバルブディスクである。さらに、上記ピストン2は、上記したように軸方向に分割されており、伸側室側(図1中上側)に配置されてシリンダ5の内周面に摺接し伸側室L1と圧側室L2とを区画する第一ディスク2Aと、圧側室側(図1中下側)に配置されてシリンダ5との間に隙間9を有する第二ディスク2Bとからなる。
そして、上記伸側流路6は、第一ディスク2Aを軸方向に貫通する第一通孔6Aと、第二ディスク2Aを軸方向に貫通して第一通孔6Aと連通する第二通孔6Bとを備えており、第一ディスク2Aから第二ディスク2Bにかけて貫通している。他方、上記圧側流路7は、第一ディスク2Aのみを貫通している。
つづいて、上記第一ディスク2Aは、環状に形成されており、内周側に伸側流路6の第一通孔6Aが形成され、外周側に圧側流路7が形成されている。そして、第一ディスク2Aの反第二ディスク側面(図1中上面)には、圧側流路7が連なる窓20と、この窓20の外周縁に沿って起立して窓20を囲う花弁状の弁座21と、弁座21の外側に形成されて伸側流路6が連なる開口窓22が形成されている。
他方、上記第二ディスク2Bは、環状に形成されるとともに、上記したように、シリンダ5との間に隙間9ができるように設定されており、第一ディスク側(図1中上側)に配置されて内径が第一ディスク2Aと等しく形成される調心部23と、この調心部23の反第一ディスク側(図1中下側)に連なり内径が調心部23の内径よりも小さく形成される小内径部24とを備えている。そして、第二ディスク2Bの反第一ディスク側面(図1中下面)には、伸側流路6が連なる窓25と、この窓25の外周縁に沿って起立して窓25を囲う環状の弁座26が形成されており、この弁座26の外側で第二ディスク2Bとシリンダ5との間に形成される隙間9に圧側流路7が連なっている。
また、上記第一ディスク2Aと第二ディスク2Bの合わせ面には、相対向する位置に、環状溝27A,27Bと、この環状溝27A,27Bの内周縁に沿って配置される内側接地面28A,28Bと、環状溝27A,27Bの外周縁に沿って配置される外側接地面が29A,29Bとがそれぞれ形成されている。そして、第一ディスク2Aの環状溝27Aと第二ディスク2Bの環状溝27Bとの間に、環状隙間60が形成されており、第一ディスク2Aの環状溝27Aに第一通孔6Aが連なるとともに、第二ディスク2Bの環状溝27Bに第二通孔6Bが連なっている。
このため、伸側流路6を構成する第一通孔6Aと第二通孔6Bが周方向にずれていたとしても、環状隙間60を介して第一通孔6Aと第二通孔6Bとを常に連通させることができる。尚、第一通孔6Aと第二通孔6Bとを連通させる方法は、適宜選択することが可能であり、上記環状溝27A,27Bの何れか一方を備えることで、第一通孔6Aと第二通孔6Bの周方向の位置合わせを不要にしても、環状溝27A,27Bを設けず第一通孔6Aと第二通孔6Bの周方向の位置合わせをするとしてもよい。
さらに、本実施の形態において、第二ディスク2Bに形成される伸側流路6の第二通孔6Bは、図示しないが横断面が円弧状に形成されて第二ディスク2Bの周方向に沿って複数配置されており、第二ディスク2Bには、第二通孔6Bの間に弾性変形可能な弾性変形部Xが形成されている。また、第一ディスク2Aの内側接地面28Aと外側接地面29Bは、水平な同一平面上に配置されているが、第二ディスク2Bにおいては、外側接地面29Bの方が内側接地面28Bよりも第一ディスク側(図1中上側)に若干突出するように設定されている。
このため、ナット4を締めつけていないとき、第一ディスク2Aの外側接地面29Aと第二ディスク2Bの外側接地面29Bが当接しても、第一ディスク2Aの内側接地面28Aと第二ディスク2Bの内側接地面28Bとの間に隙間ができる。しかし、ナット4を締めつけると、このナット4で第二ディスク2Bの内周側が第一ディスク側(図1中上側)に押されることから、弾性変形部Xが弾性変形して第二ディスク2Bの内側接地面28Bが第一ディスク側(図1中上側)に移動し、第一ディスク2Aの内側接地面28Aに当接するとともに、第二ディスク2Bの外側接地面29Bが第一ディスク2Aの外側接地面29Aに強く押し付けられて密着する。したがって、伸側流路6を通過する作動流体が第一、第二ディスク2A,2Bの外側接地面29A,29Bの間から漏れることを抑制することができる。
つづいて、上記ピストン2の圧側室側(図1中下側)に積層される伸側リーフバルブ3a〜3fは、環板状に形成されるとともに、複数枚重ねて設けられており、外周部が第二ディスク2Bの座面26に離着座可能となっている。そして、閉弁時において伸側リーフバルブ3a〜3fは、その外周部が第二ディスク2Bの座面26に着座しているため、座面26の内側に形成される窓25を塞ぎ、この窓25に連なる伸側流路6の圧側室側を塞ぐが、座面26の外側(第二ディスク2Bとシリンダ5との隙間9)に連なる圧側流路7の圧側室側を塞がないようになっている。
他方、上記ピストン2の伸側室側(図1中上側)に積層される圧側リーフバルブ8a〜8eは、環板状に形成されるとともに、複数枚重ねて設けられており、外周部が第一ディスク2Aの座面21に離着座可能となっている。そして、閉弁時において圧側リーフバルブ8a〜8eは、その外周部が第一ディスク2Aの座面21に着座しているため、座面21の内側に形成される窓20を塞ぎ、この窓20に連なる圧側流路7の伸側室側を塞ぐが、座面21の外側に形成される開口窓22は塞がず、この開口窓22に連なる伸側流路6の伸側室側を塞がないようになっている。
また、最もピストン側に配置される伸側、圧側リーフバルブ3a,8aの外周部には、切欠き30,80がそれぞれ設けられており、周知のオリフィスを形成している。しかし、図示しないが、第一、第二ディスク2A,2Bの座面21,26に溝を設け、オリフィスを形成するとしてもよい。
つづいて、上記ピストンロッド1は、バルブディスクであるピストン2と、伸側、圧側リーフバルブ3a〜3f,8a〜8eを保持する軸部材であり、上記したように、柱状のロッド本体10と、このロッド本体10の先端(図1中下端)に連なりロッド本体10よりも細く形成される柱状の取り付け部11と、この取り付け部11の先端(図1中下端)に連なる螺子軸状の螺子部12と、ロッド本体10と取り付け部11との境界に形成される環状の段差面13とを備えている。
そして、上記ロッド本体10は、円柱状に形成されており、シリンダ5の車体側開口を塞ぐ環状のロッドガイド(図示せず)の内側に挿通され、このロッドガイドで軸方向に移動自在に軸支されている。このため、ピストンロッド1は、シリンダ5内に円滑に出没することができる。
また、上記取り付け部11は、ロッド本体側(図1中上側)に配置されて直径が第一ディスク2A及び第二ディスク2Bの調心部23の内径と符合するように設定される円柱状の大外径部11Aと、この大外径部11Aの反ロッド本体側(図1中下側)に連なり直径が大外径部11Aの直径よりも小さく形成される円柱状の小外径部11Bとを備えている。
そして、上記ピストンロッド1を螺子部側(図1中下側)から圧側リーフバルブ8a〜8eの内側、第一ディスク2Aの内側、第二ディスク2Bの内側、伸側リーフバルブ3a〜3fの内側の順に挿入したとき、大外径部11Aが第二ディスク2Bの調心部23に達するとともに、小外径部11Bが第二ディスク2Bの小内径部24、伸側リーフバルブ3a〜3fを貫通するように設定されている。
さらに、伸側リーフバルブ3a〜3fから突出する螺子部12の外周にナット4を螺合することで、このナット4と段差面13との間に、圧側リーフバルブ8a〜8e、第一ディスク2A、第二ディスク2B及び伸側リーフバルブ3a〜3fを挟み、取り付け部11の外周に固定することができる。このため、伸側、圧側リーフバルブ3a〜3f,8a〜8eは、内周部をピストン2に固定された状態で、外周部を反ピストン側に撓ませることが可能となる。
次に、本実施の形態の緩衝器のバルブの作動について説明する。ピストンロッド1がシリンダ5から退出する緩衝器の伸長時において、ピストン速度が低速領域にある場合、伸側、圧側リーフバルブ3a〜3f,8a〜8eが開弁しないため、ピストン2で加圧された伸側室L1の作動流体が、伸側、圧側リーフバルブ3a,8aの切欠き30,80で形成されたオリフィスを通り、伸側流路6及び圧側流路7を通って圧側室L2に移動する。
そして、同じく緩衝器の伸長時において、ピストン速度が高くなり、低速領域を脱して中高速領域に達すると、ピストン2で加圧された伸側室L1の作動流体が伸側リーフバルブ3a〜3fの外周部を反ピストン側(図1中下側)に撓ませて伸側リーフバルブ3a〜3fを開弁し、伸側流路6を通って圧側室L2に移動する。
つづいて、ピストンロッド1がシリンダ5内に進入する緩衝器の圧縮時において、ピストン速度が低速領域にある場合、伸側、圧側リーフバルブ3a〜3f,8a〜8eが開弁しないため、ピストン2で加圧された圧側室L2の作動流体が、伸側、圧側リーフバルブ3a,8aの切欠き30,80で形成されたオリフィスを通り、伸側流路6及び圧側流路7を通って伸側室L1に移動する。
そして、同じく緩衝器の圧縮時において、ピストン速度が高くなり、低速領域を脱して中高速領域に達すると、ピストン2で加圧された圧側室L2の作動流体が圧側リーフバルブ8a〜8eの外周部を反ピストン側(図1中上側)に撓ませて圧側リーフバルブ8a〜8eを開弁し、圧側流路7を通って伸側室L1に移動する。
したがって、緩衝器は、ピストン速度が低速領域にある場合、上記切欠き30,80によって形成されたオリフィスの抵抗に起因する伸側及び圧側減衰力を発生する。また、緩衝器は、ピストン速度が中高速領域に達すると、伸側リーフバルブ3a〜3fの抵抗に起因する伸側減衰力や圧側リーフバルブ8a〜8eの抵抗に起因する圧側減衰力を発生する。尚、上記説明において、ピストン速度の領域を低速領域と、中高速領域とに区画しているが、各領域の閾値はそれぞれ任意に設定することが可能である。
次に、本実施の形態に係る緩衝器のバルブ取り付け構造の作用効果について説明する。本実施の形態に係る緩衝器は、伸側室L1と圧側室L2(二つの部屋)を区画するピストン(バルブディスク)2と、このピストン2に形成されて伸側室L1と他方室L2(二つの部屋)を連通する伸側流路(流路)6と、上記ピストン2に積層されて上記伸側流路6を開閉可能に塞ぐ一または複数枚の環板状の伸側リーフバルブ(リーフバルブ)3a〜3fと、上記ピストン2及び上記伸側リーフバルブ3a〜3fを保持するピストンロッド(軸部材)1とを備えている。
さらに、上記ピストン2は、軸方向に分割されて、環状の第一ディスク2Aと、環状の第二ディスク2Bとを備えるとともに、上記ピストンロッド1は、柱状のロッド本体10と、このロッド本体10の先端(図1中下端)に連なり上記ロッド本体10よりも細く形成される柱状の取り付け部11とを備えている。そして、上記取り付け部10の外周に、ロッド本体側(図1中上側)から上記第一ディスク2A、上記第二ディスク2B、上記伸側リーフバルブ3a〜3fの順に配置されている。
また、上記取り付け部11は、ロッド本体側(図1中上側)に配置される大外径部11Aと、この大外径部11Aの反ロッド本体側(図1中下側)に連なり上記大外径部11Aよりも細く形成される小外径部11Bとを備えており、上記大外径部11Aは、上記第一ディスク2Aから上記第二ディスク2Bにかけて挿入されるとともに、上記小外径部11Bの外周に上記伸側リーフバルブ(リーフバルブ)3a〜3fが配置されている。
つまり、本実施の形態においては、取り付け部11の大外径部11Aを第一ディスク2Aから第二ディスク2Bにかけて挿入することで、大外径部11Aで第一ディスク2Aと第二ディスク2Bを調心することができる。これにより、第一ディスク2Aと第二ディスク2Bを常に同じ位置で当接させることができ、第一ディスク2Aと第二ディスク2Bの重なり方にバラツキが生じることが抑制される。したがって、第二ディスク2Bや伸側リーフバルブ3a〜3fの撓み方が一定となり、伸側リーフバルブ3a〜3fの開き方にバラツキが生じたり、伸側流路6の第一通孔6Aと第二通孔6Bがずれたりすることを抑制し、伸側減衰力のバラツキを抑制することができる。
さらに、本実施の形態においては、取り付け部11の小外径部11Bの外周に伸側リーフバルブ3a〜3fを配置しているため、伸側リーフバルブ3a〜3fの外径を小さくして伸側リーフバルブ3a〜3fの開閉の応答性を向上させたとしても、伸側リーフバルブ3a〜3fの内径を小さくして伸側リーフバルブ3a〜3fの内外径差を大きくし、伸側リーフバルブ3a〜3fの弾性変形を容易にすることができる。したがって、伸側リーフバルブ3a〜3fの外径を小さくしたとしても、ピストン速度が中高速領域にあるときの伸側の減衰係数(ピストン速度変化量に対する減衰力変化量の割合)を小さくすることができ、車両の乗り心地を良好に保つことが可能となる。
また、本実施の形態において、第二ディスク2Bは、第一ディスク2Aの内径と等しく形成される調心部23と、この調心部23の反第一ディスク側(図1中下側)に連なり内径が調心部23の内径よりも小さく形成される小内径部24とを備えている。さらに、上記大外径部11Aは、円柱状に形成されて、その外径が上記第一ディスク2A及び上記調心部23の内径と符合するように設定されており、上記小外径部11Bは、上記小内径部24の内側に挿入されるように設定されている。
つまり、本実施の形態においては、第二ディスク2Bが上記小内径部24を備えることにより、伸側流路6が連なる窓25を第二ディスク2Bの内周側に延ばすことが可能となり、伸側リーフバルブ3a〜3fの開弁時の流路面積を大きくすることができる。したがって、ピストン速度が中高速領域にあるときの伸側の減衰係数(ピストン速度変化量に対する減衰力変化量の割合)を小さくすることが容易である。
また、本実施の形態において、上記ピストンロッド(軸部材)1は、上記取り付け部11の先端(図1中下端)に連なる螺子軸状の螺子部12と、上記ロッド本体10と上記取り付け部11との境界に形成される環状の段差面13とを備えており、上記段差面13と上記螺子部12の外周に螺合するナット4との間に、上記第一ディスク2A、上記第二ディスク2B及び上記伸側リーフバルブ(リーフバルブ)3a〜3fが挟持されている。
上記構成を備えることにより、ナット4の締めつけで大外径部11Aと小外径部11Bがそれぞれ撓むため、ピストン(バルブディスク)2を分解したとき、減衰力のバラツキが発生しやすい。したがって、取り付け部11の大外径部11Aを第二ディスク2Bまで延長し、大外径部11Aで第一ディスク2Aと第二ディスク2Bを調心することが特に有効である。
また、本実施の形態において、第一ディスク2A及び第二ディスク2Bの合わせ面には、環状の外側接地面29A,29Bと、この外側接地面29A,29Bの内側に配置される環状の内側接地面28A,28Bがそれぞれ形成されて、伸側流路(流路)6が外側接地面29A,29Bと内側接地面28A,28Bの間を通っている。
また、ピストン(バルブディスク)2は、ナット4を締めつけていないとき、第一ディスク2Aの外側接地面29Aと第二ディスク2Bの外側接地面29Bが当接しても、第一ディスク2Aの内側接地面28Aと第二ディスク2Bの内側接地面28Bとの間に隙間ができるが、ナット4を締めつけると、第二ディスク2Bが撓んで第一ディスク2Aの内側接地面28Aと第二ディスク2Bの内側接地面28Bとが当接するように設定されている。
したがって、第一、第二ディスク2A,2Bの外側接地面29A,29Bが内側接地面28A,28Bよりも先に当接するように設定することができ、ナット4を締めつけて第二ディスク2Bを撓ませたとき、第一、第二ディスク2A,2Bの外側接地面29A,29Bを確実に密着させて、伸側流路6を通過する作動流体が外側接地面29A,29Bの間から漏れ出ることを抑制することが可能となる。
そして、このように第二ディスク2Bの内周側を第一ディスク側に撓ませる場合は特に、第一ディスク2Aと第二ディスク2Bの当接位置の変化が第二ディスク2Bの撓み方に影響しやすい。したがって、本実施の形態のように、大外径部11Aで第一ディスク2Aと第二ディスク2Bを調心し、第一ディスク2Aと第二ディスク2Bが常に同じ位置で当接するように改良することが特に有効である。
以上、本発明の好ましい実施の形態を詳細に説明したが、特許請求の範囲から逸脱することなく改造、変形及び変更を行うことができることは理解すべきである。
例えば、上記実施の形態においては、緩衝器が自動車用の緩衝器であるとしたが、他の車両用の緩衝器であるとしても、車両用以外の緩衝器であるとしてもよい。
また、上記実施の形態において、緩衝器が正立型の単筒型液圧緩衝器であり、図示しない気室でシリンダ5内に出没するピストンロッド体積分のシリンダ内容積変化や、温度変化による作動流体体積変化を補償することができる。しかし、周知であるため図示しないが、緩衝器が作動流体を収容するリザーバと、このリザーバと圧側室L2とを区画するベース部材とを備え、上記リザーバでシリンダ内容積変化や作動流体体積変化を補償するとしてもよい。
また、上記実施の形態において、本発明は緩衝器のピストン部に具現化されている。しかし、緩衝器がベース部材を備える場合には、ベース部材がバルブディスクであるとしてもよく、ベース部材部分に本発明が具現化されるとしてもよい。また、図示しないが、緩衝器がシリンダ5の外側に配置される外筒を備え、この外筒とシリンダとの間に上記リザーバを形成する複筒型緩衝器であるとしてもよく、作動流体として気体を利用する空圧緩衝器や、倒立型の緩衝器であるとしてもよい。
また、上記実施の形態において、大外径部11Aを第一ディスク2Aから第二ディスク2Bにかけて挿入することで、第一ディスク2Aと第二ディスク2Bを調心している。しかし、小外径部11Bを第一ディスク2Aから第二ディスク2Bにかけて挿入することで、第一ディスク2Aと第二ディスク2Bを調心し、減衰力のバラツキを抑制するとしてもよい。
また、上記実施の形態において、段差面13とナット4との間に、第一ディスク2A、第二ディスク2B及び伸側リーフバルブ(リーフバルブ)3a〜3fが挟持され、ピストンロッド(軸部材)1に保持されている。しかし、これらをピストンロッド(軸部材)1に保持させるための方法は、上記の限りではなく、適宜選択することができる。例えば、ピストンロッド(軸部材)1の先端部をカシメることにより、第一ディスク2A、第二ディスク2B及び伸側リーフバルブ(リーフバルブ)3a〜3fをピストンロッド1に保持させるとしてもよい。
また、上記実施の形態において、ナット4を締めつけていないとき、第一、第二ディスク2A,2Bの外側接地面29A,29Bが当接しても、内側接地面28A,28Bの間に隙間ができるが、ナット4を締めつけると、第二ディスク2Bが撓んで内側接地面28A,28Bが当接するように設定されている。そして、上記実施の形態においては、第二ディスク2Bに弾性変形部Xを設けることで、第二ディスク2Bを撓ませ易くしている。しかし、第一、第二ディスク2A,2Bの外側接地面29A,29Bを確実に密着させて、伸側流路6から作動流体が漏れることを防止できれば上記の限りではない。
また、第二ディスク2Bに弾性変形部Xを設けて第二ディスク2Bを撓ませ易くしている場合、第一ディスク2Aの外側接地面29Aを内側接地面28Aよりも第二ディスク側(図1中下側)に配置させるとしてもよい。
また、上記実施の形態において、本発明に係るリーフバルブが緩衝器の伸長時に開弁する伸側リーフバルブ3a〜3fであり、本発明に係る流路が伸側リーフバルブ3a〜3fで開閉可能に塞がれる伸側流路6である。しかし、本発明に係るリーフバルブが緩衝器の圧縮時に開弁する圧側リーフバルブであり、本発明に係る流路が圧側流路で開閉可能に塞がれる圧側流路であるとしてもよく、伸側、圧側リーフバルブ3a〜3f,8a〜8eの積層枚数も適宜変更することができる。
L1 伸側室(部屋)
L2 圧側室(部屋)
1 ピストンロッド(軸部材)
2 ピストン(バルブディスク)
2A 第一ディスク
2B 第二ディスク
3a〜3f 伸側リーフバルブ(リーフバルブ)
4 ナット
6 伸側流路(流路)
10 ロッド本体
11 取り付け部
11A 大外径部
11B 小外径部
12 螺子部
13 段差面
23 調心部
24 小内径部
28A,28B 内側接地面
29A,29B 外側接地面

Claims (4)

  1. 二つの部屋を区画するバルブディスクと、このバルブディスクに形成されて上記二つの部屋を連通する流路と、上記バルブディスクに積層されて上記流路を開閉可能に塞ぐ一または複数枚の環板状のリーフバルブと、上記バルブディスク及び上記リーフバルブを保持する軸部材とを備える緩衝器であって、
    上記バルブディスクは、軸方向に分割されて、環状の第一ディスクと、環状の第二ディスクとを備えるとともに、
    上記軸部材は、柱状のロッド本体と、このロッド本体の先端に連なり上記ロッド本体よりも細く形成される柱状の取り付け部とを備えており、
    上記取り付け部の外周に、ロッド本体側から上記第一ディスク、上記第二ディスク、上記リーフバルブの順に配置されている緩衝器において、
    上記取り付け部は、ロッド本体側に配置される大外径部と、この大外径部の反ロッド本体側に連なり上記大外径部よりも細く形成される小外径部とを備えており、
    上記大外径部若しくは上記小内径部は、上記第一ディスクから上記第二ディスクにかけて挿入されるとともに、上記小外径部の外周に上記リーフバルブが配置されていることを特徴とする緩衝器。
  2. 上記第二ディスクは、上記第一ディスクの内径と等しく形成される調心部と、この調心部の反第一ディスク側に連なり内径が上記調心部の内径よりも小さく形成される小内径部とを備えるとともに、
    上記大外径部は、円柱状に形成されて、その外径が上記第一ディスク及び上記調心部の内径と符合するよう設定にされ、上記第一ディスクから上記第二ディスクにかけて挿入されおり、
    上記小外径部は、上記小内径部の内側に挿入されるように設定されていることを特徴とする請求項1に記載の緩衝器。
  3. 上記軸部材は、上記取り付け部の先端に連なる螺子軸状の螺子部と、上記ロッド本体と上記取り付け部との境界に形成される環状の段差面とを備えており、
    上記段差面と上記螺子部の外周に螺合するナットとの間に、上記第一ディスク、上記第二ディスク及び上記リーフバルブが挟持されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の緩衝器。
  4. 上記第一ディスク及び上記第二ディスクの合わせ面には、環状の外側接地面と、この外側接地面の内側に配置される環状の内側接地面がそれぞれ形成されて、上記流路が上記外側接地面と上記内側接地面の間を通っており、
    上記バルブディスクは、上記ナットを締めつけていないとき、上記第一ディスクの上記外側接地面と上記第二ディスクの上記外側接地面が当接しても、上記第一ディスクの上記内側接地面と上記第二ディスクの上記内側接地面との間に隙間ができるが、上記ナットを締めつけると、上記第二ディスクが撓んで上記第一ディスクの上記内側接地面と上記第二ディスクの上記内側接地面とが当接するように設定されていることを特徴とする請求項3に記載の緩衝器。
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