JP2014096762A - 画像形成装置、画像形成装置の制御方法及び制御プログラム - Google Patents

画像形成装置、画像形成装置の制御方法及び制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】照度検知手段を用いた電力制御をより効果的に実現する。
【解決手段】装置各部への電源供給が停止された0W状態への遷移が可能な画像処理装置であって、0W状態からの復帰を制御する低電力マイコンと、画像処理装置の動作履歴を記憶媒体に格納する主制御部とを含み、照度センサの検知結果に基づいて0W状態からの復帰を制御すると共に、動作履歴に基づいて判断される画像処理装置の動作頻度が所定の頻度を下まわると判断される期間においては、照度センサの検知結果に基づく0W状態からの復帰を禁止する。
【選択図】図8

Description

本発明は、画像形成装置、画像形成装置の制御方法及び制御プログラムに関し、特に、装置における電源の制御に関する。
近年、情報の電子化が推進される傾向にあり、電子化された情報の出力に用いられるプリンタやファクシミリ及び書類の電子化に用いるスキャナ等の画像処理装置は欠かせない機器となっている。このような画像処理装置は、撮像機能、画像形成機能及び通信機能等を備えることにより、プリンタ、ファクシミリ、スキャナ、複写機として利用可能な複合機として構成されることが多い。
このような画像処理装置においては、近年省電力化の要求が高くなっており、装置の動作状態に応じて装置各部への電力供給を停止する省電力制御の機能が必須となっている。このような省電力制御の一例として、STR(Suspend To RAM)モードやサスペンドモードと呼ばれる省電力制御の機能が用いられている。
また、装置に設けられた照度センサの機能により、受光量に応じて装置の状態を制御する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に開示された方法によれば、装置が設置された場所の明るさに応じて装置の状態が自動的に切り替えられるため、省電力効果を得ることができると共にユーザに対する装置の操作性が簡易化できる。
しかしながら、特許文献1に開示された技術を用いる場合、例えば夜間点検等で照明を点灯すると、装置が使用されないにも関わらず装置が省電力状態から復帰してしまうこととなり、無駄な電力消費となってしまう。
本発明は、上記実情を考慮してなされたものであり、照度センサを用いた電力制御をより効果的に実現することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様は、装置各部への電源供給が停止された省電力状態への遷移が可能な画像処理装置であって、前記省電力状態からの復帰を制御する省電力復帰制御部と、前記画像処理装置の動作履歴を記憶媒体に格納する動作履歴処理部とを含み、前記省電力復帰制御部は、照度検知手段の検知結果に基づいて前記省電力状態からの復帰を制御すると共に、前記動作履歴に基づいて判断される前記画像処理装置の動作頻度が所定の頻度を下まわると判断される期間においては、前記照度検知手段の検知結果に基づく前記省電力状態からの復帰を禁止することを特徴とする。
また、本発明の他の態様は、装置各部への電源供給が停止された省電力状態への遷移が可能な画像処理装置の制御方法であって、前記画像処理装置の動作履歴を記憶媒体に格納し、前記照度検知手段の検知結果に基づいて前記省電力状態からの復帰を制御し、前記動作履歴に基づいて判断される前記画像処理装置の動作頻度が所定の頻度を下まわると判断される期間においては、前記照度検知手段の検知結果に基づく前記省電力状態からの復帰を禁止することを特徴とする。
また、本発明の更に他の態様は、装置各部への電源供給が停止された省電力状態への遷移が可能な画像処理装置の制御プログラムであって、前記画像処理装置の動作履歴を記憶媒体に格納するステップと、前記照度検知手段の検知結果に基づいて前記省電力状態からの復帰を制御するステップと、前記動作履歴に基づいて判断される前記画像処理装置の動作頻度が所定の頻度を下まわると判断される期間においては、前記照度検知手段の検知結果に基づく前記省電力状態からの復帰を禁止するステップとを情報処理装置に実行させることを特徴とする。
本発明によれば、照度センサを用いた電力制御をより効果的に実現することができる。
本発明の実施形態に係る画像処理装置の機能構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る画像処理装置の電源制御系に係るハードウェア構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る画像処理装置の電源制御系に係るハードウェア構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る画像処理装置の電源制御系に係るハードウェア構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る画像処理装置の状態遷移を示す図である。 本発明の実施形態に係る画像処理装置の動作履歴の情報の例を示す図である。 本発明の実施形態に係る画像処理装置の設定時間情報の例を示す図である。 本発明の実施形態に係る画像処理装置の状態遷移と信号との関係を示す図である。 本発明の実施形態に係る画像処理装置の状態遷移と信号との関係を示す図である。 本発明の実施形態に係る0W状態への移行動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る0W状態からの復帰動作を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。本実施形態においては、スキャナ機能及びプリンタ機能を含む複合機を例とし、照度センサによる電源制御処理を効率的に実現する処理を特徴として説明する。
図1は、本実施形態に係る複合機としての画像処理装置1の機能構成を示す図である。図1に示すように、本実施形態に係る画像処理装置1は、コントローラ100、ADF(Auto Documennt Feeder:原稿自動搬送装置)110、スキャナユニット120、排紙トレイ130、ディスプレイパネル140、給紙テーブル150、プリントエンジン160、排紙トレイ170及び^ネットワークI/F180を有する。
また、コントローラ100は、主制御部101、エンジン制御部102、入出力制御部103、画像処理部104及び操作表示制御部105を有する。図1に示すように、本実施形態に係る画像処理装置1は、スキャナユニット120、プリントエンジン160を有する複合機として構成されている。尚、図1においては、電気的接続を実線の矢印で示しており、用紙の流れを破線の矢印で示している。
ディスプレイパネル140は、画像処理装置1の状態を視覚的に表示する出力インタフェースであると共に、タッチパネルとしてユーザが画像処理装置1を直接操作し若しくは画像処理装置1に対して情報を入力する際の入力インタフェース(操作部)でもある。ネットワークI/F180は、画像処理装置1がネットワークを介して管理者用端末等の他の機器と通信するためのインタフェースであり、Ethernet(登録商標)やUSBインタフェースが用いられる。
コントローラ100は、ソフトウェアとハードウェアとの組み合わせによって構成される。具体的には、ROM(Read Only Memory)やHDD(Hard Disk Drive)等の不揮発性記憶媒体に格納されたファームウェア等の制御プログラムが、RAM(Random Access Memory)にロードされ、それらのプログラムに従ってCPU(Central Prosessing Unit)が演算を行うことにより構成されるソフトウェア制御部と集積回路などのハードウェアとによってコントローラ100が構成される。コントローラ100は、画像処理装置1全体を制御する制御部として機能する。
主制御部101は、コントローラ100に含まれる各部を制御する役割を担い、コントローラ100の各部に命令を与える。また、本実施形態に係る主制御部101は、画像処理装置1が設置された環境における照度を検知する照度センサの検知結果に基づき、装置各部への電源供給状態を制御する機能を有する。この機能が本実施形態の要旨に係る機能であり、詳細については後述する。
エンジン制御部102は、プリントエンジン160やスキャナユニット120等を制御若しくは駆動する駆動手段としての役割を担う。入出力制御部103は、ネットワークI/F180を介して入力される信号や命令を主制御部101に入力する。また、主制御部101は、入出力制御部103を制御し、ネットワークI/F180及びネットワークを介して他の装置にアクセスする。
画像処理部104は、主制御部101の制御に従い、印刷出力すべき画像情報に基づいて描画情報を生成する。この描画情報とは、画像形成部であるプリントエンジン160が画像形成動作において形成すべき画像を描画するための情報である。また、画像処理部104は、スキャナユニット120から入力される撮像データを処理し、画像データを生成する。この画像データとは、スキャナ動作の結果物として画像処理装置1に格納され若しくはネットワークI/F180を介して他の機器に送信される情報である。
画像処理装置1がプリンタとして動作する場合は、まず、入出力制御部103がネットワークI/F180を介して印刷ジョブを受信する。入出力制御部103は、受信した印刷ジョブを主制御部101に転送する。主制御部101は、印刷ジョブを受信すると、画像処理部104を制御して印刷ジョブに含まれる文書情報若しくは画像情報に基づいて描画情報を生成する。画像処理部104によって描画情報が生成されると、エンジン制御部102は、生成された描画情報に基づき、給紙テーブル150から搬送される用紙に対して画像形成を実行する。プリントエンジン160の具体的態様としては、インクジェット方式による画像形成機構や電子写真方式による画像形成機構等を用いることが可能である。プリントエンジン160によって画像形成が施された文書は排紙トレイ170に排紙される。
画像処理装置1がスキャナとして動作する場合は、ユーザによるディスプレイパネル140の操作若しくはネットワークI/F180を介して外部の機器から入力されるスキャン実行指示に応じて、操作表示制御部105若しくは入出力制御部103が主制御部101にスキャン実行信号を転送する。主制御部101は、受信したスキャン実行信号に基づき、エンジン制御部102を制御する。
エンジン制御部102は、ADF110を駆動し、ADF110にセットされた撮像対象原稿をスキャナユニット120に搬送する。また、エンジン制御部102は、スキャナユニット120を駆動し、ADF110から搬送される原稿を撮像する。また、ADF110に原稿がセットされておらず、スキャナユニット120に直接原稿がセットされた場合、スキャナユニット120は、エンジン制御部102の制御に従い、セットされた原稿を撮像する。即ち、スキャナユニット120が撮像部として動作する。
撮像動作においては、スキャナユニット120に含まれるCCD等の撮像素子が原稿を光学的に走査し、光学情報に基づいた撮像情報が生成される。エンジン制御部102は、スキャナユニット120が生成した撮像情報を画像処理部104に転送する。画像処理部104は、主制御部101の制御に従い、エンジン制御部102から受信した撮像情報に基づき画像情報を生成する。画像処理部104が生成した画像情報はHDD40等の画像処理装置1に装着された記憶媒体に保存される。画像処理部104によって生成された画像情報は、ユーザの指示に応じてそのままHDD40等に格納され若しくはネットワークI/F180、近距離通信I/F190を介して、入出力制御部103により外部の装置に送信される。
また、画像処理装置1が複写機として動作する場合は、エンジン制御部102がスキャナユニット120から受信した撮像情報若しくは画像処理部104が生成した画像情報に基づき、画像処理部104が描画情報を生成する。その描画情報に基づいてプリンタ動作の場合と同様に、エンジン制御部102がプリントエンジン160を駆動する。
次に、本実施形態に係る画像処理装置1に含まれる電源制御に係るハードウェア構成について、図2を参照して説明する。図2は、本実施形態に係るコントローラ100を構成するハードウェア構成及びその周辺のハードウェア構成を示すブロック図である。図2に示すように、本実施形態に係るコントローラ100は、CPU10、RAM20、省エネコントローラ30、RTC40、低電力マイコン50によって構成される。これらの構成は、コントローラ100を構成するための制御基板に実装されている。また、コントローラ100には、I/F60、省エネSW70、照度センサ80及び主電源SW90が接続されている。
CPU10は、コントローラ100全体の制御を行う演算装置である。RAM20は情報の高速な読み書きが可能な揮発性の記憶媒体であり、CPU10が演算を行う際の作業領域として用いられる。省エネコントローラ30は、装置がSTR(Suspend To RAM)状態に移行した際にI/F60、省エネSW70及び照度センサ80からの信号を監視する。
RTC40は、現実の時間をカウントするタイマである。低電力マイコン50は、コントローラ基板全体の電源が落ちている状態(以下では「0W状態」とする)において、電源SW90や照度センサ80からの信号等の復帰の要因を監視するのに用いられる。上述した復帰の要因を検知した場合、低電力マイコン50は復帰のための信号を出力し、コントローラ100を起動させる。
I/F60は、コントローラ100を構成する制御基板と図1において説明したADF110、プリントエンジン160、ディスプレイパネル140及びネットワークI/F180等とを接続する。省エネSW70は、画像処理装置1のSTR状態への遷移やSTR状態から通常状態への復帰をユーザが手動で行うためのスイッチである。
照度センサ80は画像処理装置1が置かれている環境の照度を検知するセンサであり、その検知結果が一定の閾値以上であればSTR状態または0W状態からの復帰の要因となる信号を出力する。また、画像処理装置1の通常状態においては、上記検知結果が一定の閾値以下であれば0W状態に移行する要因となる信号を出力する。即ち、照度センサ80が、照度検知手段として機能する。主電源SW90は、画像処理装置1の主電源のON/OFFをユーザが手動で行うためのスイッチである。
図3は、STR状態における電源供給状態を示す図であり、電源の供給有無の状態が網かけによって示されている。図2に示すように、STR状態においては、CPU10への電源供給が停止されている。図4は、0W状態における電源供給状態を示す図である。図4に示すように、0W状態においては、CPU10、RAM20及び省エネコントローラ30への電源供給が停止されている。
このような構成において、本実施形態に係る要旨は、コントローラ100における装置の電源制御、即ち、図2〜図4において説明した通常状態、STR状態、0W状態の遷移の制御に関する。以下、本実施形態に係る画像処理装置1における状態の遷移制御について説明する。まず、本実施形態に係る画像処理装置1の状態遷移について図5(a)を参照して説明する。図2〜図4において説明したように、本実施形態に係る画像処理装置1は、装置各部に電源が供給されている通常状態に加えて、STR状態及び0W状態を有する。
図5(a)に示すように、画像処理装置1は、通常状態及びSTR状態の場合、ユーザによる主電源SW90の押下や、照度センサ80の信号により、0W状態に移行する。この際、照度センサ80の信号によって移行するのは、設定された時間のみであり、それ以外は照度センサの信号が遷移条件を満たしたとしても状態の移行は行われない。
また、画像処理装置1は、0W状態の場合、ユーザによる主電源SW90の押下や、照度センサ80の信号により、通常状態に移行する。この際、照度センサ80の信号によって移行するのは、設定された時間のみであり、それ以外は、照度センサの信号が遷移条件を満たしたとしても状態の移行は行われない。
このように、本実施形態は、画像処理装置1の電源制御において、照度センサ80の信号による状態遷移に際して、設定された時間内であるか否かが合わせて判断されることがその要旨である。そして、上記設定された時間とは、画像処理装置1の動作履歴によって判断される時間である。
図5(a)に示す本実施形態に係る画像処理装置1の電源制御比較例として、従来技術に係る装置の電源制御について、図5(b)に示す。図5(b)に示すように、従来技術においては、通常状態またはSTR状態の場合、RTC40、主電源SW90及び照度センサ80の信号のいずれかに応じて0W状態に移行する。また、0W状態の場合、RTC40、電源SW90、照度センサ80の信号により、通常状態に移行する。
図5(b)に示すように、従来技術においてはRTC40からの割り込みをおW状態への移行、若しくは0W状態からの復帰に用いている。これに対して、本実施形態に係る電源制御において、RTC40の割り込は、上述したような設定時間による照度センサの割り込みの有効/無効の切り替え制御に用いられる。
図6は、主制御部101による動作履歴処理機能によって収集される動作履歴の情報を示す図である。即ち、本実施形態においては、主制御部101が、動作履歴処理部として機能する。図6に示すように、本実施形態に係る動作履歴の情報は、一般的な動作履歴の情報と同じく、“0W移行”、“0W復帰”等の“イベント内容”が、夫々のイベントが実行された年月日や時間を示す“タイムスタンプ”と関連付けられた情報である。
本実施形態に係る主制御部101は、図6に示すような動作履歴の情報に基づき、上述した設定された時間(移行、「設定時間情報」とする)を判断するための情報を生成する機能を有する。図7(a)、(b)を用いて、本実施形態に係る設定時間情報について説明する。
図7(a)は、本実施形態に係る設定時間情報の例を示す図である。図7(a)に示すように、本実施形態に係る設定時間情報は、“0〜1”、“1〜2”等の夫々の“時間帯”毎に、画像処理装置1が起動していた、即ち通常状態であった“確率”を表す情報である。図7(a)の例においては、例えば0時から1時の間はP1%の確率で装置が起動していたことが示されている。この設定時間情報は、画像処理装置1に設けられたHDD等の不揮発性記憶媒体や、省エネコントローラ30内部に設けられた記憶媒体に格納される。
本実施形態に係る画像処理装置1のコントローラ100は、図7(a)に示すような設定時間情報に基づき、“確率”が所定の閾値を超えている、若しくは所定の閾値以上である“時間帯”の間は照度センサ80からの信号に基づく0W状態への移行を行わないように制御する。この閾値を、以降「起動維持閾値」とする。
“確率”が所定の閾値以上であるということは、その“時間帯”は、閾値に応じた頻度以上で装置が利用されている時間帯である。従って、照度センサの検知結果が0W状態への遷移を示すような結果となったとしても、またすぐに装置が利用される可能性が高いため、装置を通常状態若しくはSTR状態に保つことにより、ユーザの利便性を向上することができる。
例えば、企業オフィス等においては、省電力化の要求により、昼休みに証明を落とす等の省電力施策が取られていることがある。このようなオフィスの場合、照度センサによる0W状態への移行を単純に適用すると、昼休みには画像処理装置が省電力状態に移行することとなる。しかしながら、オフィスによっては昼休みも変わらず装置が利用されることもあり得るため、ユーザの利便性が損なわれてしまうこととなる。上述したような設定時間情報を考慮した制御により、このような問題を解決することができる。
また、本実施形態に係る画像処理装置1のコントローラ100は、図7(a)に示すような設定時間情報に基づき、“確率”が所定の閾値を下回っている、若しくは所定の閾値以下である“時間帯”の間は照度センサ80からの信号に基づく0W状態からの復帰を行わないように制御する。この閾値を、以降「0W維持閾値」とする。
“確率”が所定の閾値以下であるということは、その“時間帯”は、閾値に応じた頻度以下でしか装置が利用されていない時間帯である。従って、照度センサの検知結果が0W状態からの復帰を示すような結果となったとしても、装置が利用されない可能性が高いため、装置を0W状態に保つことにより、ユーザの利便性を損なうことなく省電力効果を向上することができる。
図7(b)は、設定時間情報の他の例を示す図である。図7(b)の例における設定時間情報は、図7(a)の例における“0〜1”、“1〜2”等の夫々の時間が、夫々の曜日毎に分かれて特定されており、夫々の曜日における時間帯ごとに、画像処理装置1が起動していた、即ち通常状態であった確率を表す情報として格納されている。
一般的なオフィスであれば、平日と土日祝日とでは同一の時間帯であっても装置の利用状況が異なることが考えられる。従って、図7(b)に示すような各曜日における時間帯毎に装置の稼働確率を設定しておくことにより、電源制御をより効果的に行うことができる。例えば土日に使用しない場合、照度センサによる0W状態からの起動を月曜まで発生させないことで、土日には照度センサの機能は完全に無効にするといった機能も実現することができる。
尚、上述した起動維持閾値と0W維持閾値とは、同一の値としても良いが、0W維持閾値はなるべく低い値とし、起動維持閾値は0W維持閾値よりも高い値とすることが好ましい。これにより、0W維持閾値よりも“確率”が低い場合、その“時間帯”については装置が利用されている可能性が低いこととなり、起動維持閾値よりも“確率”が高い場合、その“時間帯”については装置が利用されている可能性が高いこととなり上述したような判断の合理性が高くなる。
主制御部101を構成するCPU10は、装置が通常状態である間に、装置の電力制御機能を実現するためのプログラムに従って演算を行うことにより、図7(a)、(b)に示すような設定時間情報に従い、RTC40が割込みを発生するタイミングを設定する。即ち、RTC40が動作頻度割込み出力部として機能する。
即ち、CPU10は、装置が通常状態である間に図7(a)、(b)に示すような設定時間情報を参照し、“確率”が上述した0W維持閾値を下まわった状態から0W維持閾値を超えた状態に遷移するタイミングや、0W維持閾値を超えた状態から0W閾値を下まわった状態に遷移するタイミングにおいて割り込みを発生するように、RTC40のレジスタ設定を行う。
同様に、CPU10は、装置が通常状態である間に図7(a)、(b)に示すような設定時間情報を参照し、“確率”が上述した起動維持閾値を超えた状態から起動維持閾値を下まわった状態に遷移するタイミングや、起動維持閾値を下まわった状態から起動維持閾値を超えた状態に遷移するタイミングにおいて割り込みを発生するように、RTC40のレジスタ設定を行う。尚、このようなレジスタ設定は、ユーザが手動で行っても良い。
次に、本実施形態に係る状態遷移とRTC40及び照度センサ80の信号との関係について説明する。図8は、0W状態から通常状態に復帰する際の、RTC40及び照度センサ80の信号と状態遷移との関係を示す図である。本実施形態に係る画像処理装置1においては、0W状態と呼ばれる状態は2種類あり、移行の説明においては夫々0W状態1、0W状態2とする。
0W状態1は、照度センサ80からの割り込み信号を無視する状態であり、換言すると、上述した“確率”が0W維持閾値を下まわっている状態である。そのような状態においては、図8に示すように、照度センサ80からの割り込みが発生したとしても、通常状態への復帰処理は実行されない。
そして、図8に示すように、図7(a)、(b)に示す“確率”が0W維持閾値を超えることにより、RTC40からの割り込みが発生すると、低電力マイコン50は照度センサ80からの割り込みを受け付ける状態である0W状態2に遷移する。そして、0W状態2において照度センサ80からの割り込みが発生すると、低電力マイコン50は通常状態への復帰処理を行う。このように、本実施形態においては、0W状態からの復帰を制御する低電力マイコン50が省電力復帰制御部として機能する。
図9は、通常状態またはSTR状態から0W状態へ移行する際の、RTC40及び照度センサ80の信号と状態遷移との関係を示す図である。本実施形態に係る画像処理装置1においては、通常状態またはSTR状態と呼ばれる状態は夫々2種類あり、移行の説明においては夫々通常状態1またはSTR状態1、通常状態2またはSTR状態2とする。
通常状態1またはSTR状態1は、照度センサ80からの割り込み信号を無視する状態であり、換言すると、上述した“確率”が起動維持閾値を超えている状態である。そのような状態においては、図9に示すように、照度センサ80からの割り込みが発生したとしても、通常状態への復帰処理は実行されない。
そして、図9に示すように、図7(a)、(b)に示す“確率”が起動維持閾値を下まわることにより、RTC40からの割り込みが発生すると、省エネコントローラ30は照度センサ80からの割り込みを受け付ける状態である通常状態2またはSTR状態2に遷移する。そして、通常状態2またはSTR状態2において照度センサ80からの割り込みが発生すると、省エネコントローラ30は0W状態への移行処理を行う。即ち、本実施形態においては、省エネコントローラ30が省電力遷移制御部として機能する。
次に、図8、図9に夫々示す制御動作についてフローチャートを参照して説明する。図10は、図8に示す0W状態からの復帰動作を示すフローチャートである。図10に示すように、0W状態1においては(S1001)、低電力マイコン50がRTC40や照度センサ80からの割り込みを監視しており、その間に照度センサ80からの割り込みがあったとしても、低電力マイコン50は特に反応しない(S1002/NO)。
そして、RTC40からの割り込みがあると(S1002/YES)、低電力マイコン50は、照度センサ80からの割り込みを受け付ける0W状態2に遷移する(S1003)。その後、照度センサ80からの割り込みを受け付けると(S1004/YES)、低電力マイコン50は、通常状態への復帰処理を行う(S1005)。
他方、照度センサ80からの割り込みを受け付けることなく(S1004/NO)、再度RTC40からの割り込みを受け付けると(S1006/YES)、低電力マイコン50は、再度0W状態1へ遷移する(S1001)。RTC40からの割り込みを受け付けるまでは、0W状態2のまま、照度センサ80からの割り込みを待つ(S1006/NO)。
図11は、図9に示す0W状態への移行動作を示すフローチャートである。図11に示すように、通常状態1またはSTR状態1においては(S1101)、省エネコントローラ30がRTC40や照度センサ80からの割り込みを監視しており、その間に照度センサ80からの割り込みがあったとしても、省エネコントローラ30は0W状態への移行処理は行わない(S1102/NO)。
そして、RTC40からの割り込みがあると(S1102/YES)、省エネコントローラ30は、照度センサ80からの割り込みを受け付ける通常状態2またはSTR状態2に遷移する(S1103)。その後、照度センサ80からの割り込みを受け付けると(S1104/YES)、省エネコントローラ30は、0W状態への移行処理を行う(S1105)。
他方、照度センサ80からの割り込みを受け付けることなく(S1104/NO)、再度RTC40からの割り込みを受け付けると(S1106/YES)、省エネコントローラ30は、再度通常状態1またはSTR状態1へ遷移する(S1101)。RTC40からの割り込みを受け付けるまでは、通常状態2またはSTR状態2のまま、照度センサ80からの割り込みを待つ(S1106/NO)。
以上説明したように、本実施形態に係る画像処理装置の電源制御においては、照度センサによる電源供給状態の切り替え制御において、装置の動作履歴によって判断される装置の動作頻度予測を参照するため、より効率的な電源制御を行うことが可能となる。
尚、上記実施形態においては、図7(a)、(b)に示す設定時間情報は、主制御部101によって動作履歴の情報に基づいて生成される場合を例として説明した。このような動作履歴に基づく設定時間情報の生成に加えて、ディスプレイパネル140を介したユーザの手動入力による機能を加えても良い。これにより、ユーザが予め、照度センサの機能を使用しない時間を入力することで、例えばPM11:00〜翌日のAM3:00までは必ず照度センサの機能を無効になるように設定するといったこともできる。
また、上記実施形態においては、0W状態からの復帰に際して、照度センサ80からの割り込み信号に従うと共に、装置の動作履歴に基づいて判断される動作頻度の予測値を参照することを例として説明した。しかしながら、STR状態も、0W状態も、装置各部への電源供給が停止されているという点においては同じく省電力状態である。
そして、本実施形態に係る要旨は、装置各部への電源供給が停止された省電力状態からの復帰や、省電力状態への遷移に際して、照度センサ80からの割り込み信号に従うと共に、動作履歴に基づいて判断される動作頻度の予測値を参照することである。従って、上述した0W状態についての判断の他、STR状態への遷移や、STR状態からの復帰についても同様の制御を行うことができる。
また、上記実施形態においては、図7(a)、(b)に示すような設定時間情報を生成する場合を例として説明したが、図6に示すような動作履歴の情報に基づいてリアルタイムに装置の動作頻度を判断することも可能である。従って、図7(a)、(b)に示す“確率(%)“の値を、図6に示すような動作履歴の情報に基づいてリアルタイムに判断しても良い。
10 CPU
20 RAM
30 省エネコントローラ
40 RTC
50 低電力マイコン
60 I/F
70 省エネSW
80 照度センサ
90 主電源SW
100 コントローラ
101 主制御部
102 エンジン制御部
103 入出力制御部
104 画像処理部
105 操作表示制御部
110 ADF
120 スキャナユニット
130 排紙トレイ
140 ディスプレイパネル
150 給紙テーブル
160 プリントエンジン
170 排紙トレイ
180 ネットワークI/F
特開2004−175099号公報

Claims (9)

  1. 装置各部への電源供給が停止された省電力状態への遷移が可能な画像処理装置であって、
    前記省電力状態からの復帰を制御する省電力復帰制御部と、
    前記画像処理装置の動作履歴を記憶媒体に格納する動作履歴処理部とを含み、
    前記省電力復帰制御部は、照度検知手段の検知結果に基づいて前記省電力状態からの復帰を制御すると共に、前記動作履歴に基づいて判断される前記画像処理装置の動作頻度が所定の頻度を下まわると判断される期間においては、前記照度検知手段の検知結果に基づく前記省電力状態からの復帰を禁止することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記画像処理装置が設置された場所の照度を検知する照度検知手段の検知結果に基づいて前記省電力状態への遷移を制御すると共に、前記動作履歴に基づいて判断される前記画像処理装置の動作頻度が所定の頻度を上まわると判断される期間においては、前記照度検知手段の検知結果に基づく前記省電力状態への遷移を禁止する省電力遷移制御部を含むことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記省電力遷移制御部は、前記動作履歴に基づいて判断される前記画像処理装置の動作頻度が第1の閾値を上まわると判断される期間においては、前記照度検知手段の検知結果に基づく前記省電力状態への遷移を禁止し、
    前記省電力復帰制御部は、前記動作履歴に基づいて判断される前記画像処理装置の動作頻度が第2の閾値を下まわると判断される期間においては、前記照度検知手段の検知結果に基づく前記省電力状態からの復帰を禁止し、
    前記第1の閾値は、前記第2の閾値よりも高い頻度を示す値であることを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記動作履歴処理部は、前記動作履歴の情報に基づき、所定の期間毎に前記画像処理装置の動作頻度を示す値が関連付けられた設定時間情報を生成し、
    前記省電力復帰制御部は、前記設定時間情報に基づいて前記照度検知手段の検知結果に基づく前記省電力状態からの復帰を禁止することを特徴とする請求項1乃至3いずれか1項に記載の画像処理装置。
  5. 前記設定時間情報に基づき、前記所定の期間毎に関連付けられている前記画像処理装置の動作頻度が所定の頻度をまたぐタイミングにおいて動作頻度割込み信号を出力する動作頻度割込み出力部を含み、
    前記省電力復帰制御部は、前記動作頻度割込み信号に基づき、前記設定時間情報に基づいて前記照度検知手段の検知結果に基づく前記省電力状態からの復帰の禁止状態を変更することを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
  6. 前記動作履歴処理部は、前記動作履歴の情報に基づき、所定の期間毎に前記画像処理装置の動作頻度を示す値が関連付けられた設定時間情報を生成し、
    前記省電力遷移制御部は、前記設定時間情報に基づいて前記照度検知手段の検知結果に基づく前記省電力状態からの遷移を禁止することを特徴とする請求項2または3に記載の画像処理装置。
  7. 前記設定時間情報に基づき、前記所定の期間毎に関連付けられている前記画像処理装置の動作頻度が所定の頻度をまたぐタイミングにおいて動作頻度割込み信号を出力する動作頻度割込み出力部を含み、
    前記省電力遷移制御部は、前記動作頻度割込み信号に基づき、前記設定時間情報に基づいて前記照度検知手段の検知結果に基づく前記省電力状態への遷移の禁止状態を変更することを特徴とする請求項6に記載の画像処理装置。
  8. 装置各部への電源供給が停止された省電力状態への遷移が可能な画像処理装置の制御方法であって、
    前記画像処理装置の動作履歴を記憶媒体に格納し、
    前記照度検知手段の検知結果に基づいて前記省電力状態からの復帰を制御し、
    前記動作履歴に基づいて判断される前記画像処理装置の動作頻度が所定の頻度を下まわると判断される期間においては、前記照度検知手段の検知結果に基づく前記省電力状態からの復帰を禁止することを特徴とする画像処理装置の制御方法。
  9. 装置各部への電源供給が停止された省電力状態への遷移が可能な画像処理装置の制御プログラムであって、
    前記画像処理装置の動作履歴を記憶媒体に格納するステップと、
    前記照度検知手段の検知結果に基づいて前記省電力状態からの復帰を制御するステップと、
    前記動作履歴に基づいて判断される前記画像処理装置の動作頻度が所定の頻度を下まわると判断される期間においては、前記照度検知手段の検知結果に基づく前記省電力状態からの復帰を禁止するステップとを情報処理装置に実行させることを特徴とする画像処理装置の制御プログラム。
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