JP2014096425A - 洗浄装置 - Google Patents

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優爾 中西
Yosuke Shigematsu
陽祐 重松
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Abstract

【課題】大口径のウェーハなどの重量物を昇降させる場合であっても、昇降機構を高出力化させることなく、昇降機構の重量化に伴うトラブルを防止すること。
【解決手段】洗浄装置(15)は、ウェーハ(W)を保持するスピンナーテーブル(31)と、開口部(24)の下方にスピンナーテーブル(31)を収容するハウジング(2)と、洗浄液ノズル(33)と、スピンナーテーブル(31)との周壁部(26)との間で且つスピンナーテーブル(31)よりも下方に配設され、ウェーハ(W)が粘着テープ(73)を介して貼着された環状フレーム(74)を下側から保持するフレーム昇降手段(32)と、を備える。フレーム昇降手段(32)は、ウェーハ(W)を昇降させて、ウェーハ(W)がスピンナーテーブル(31)上に載置される載置位置と、ウェーハ(W)が搬入出される開口部(24)の上方近傍の搬入出位置とに位置づける。
【選択図】図3

Description

本発明は、ウェーハの表面を洗浄する洗浄装置に関し、特に、粘着テープを介して環状フレームに貼着されたウェーハの表面を洗浄する洗浄装置に関する。
ストリートによって区画されて複数のデバイスが表面に形成されたウェーハは、レーザー加工装置やダイシング装置によってストリートを分離させることにより、個々のデバイスに分割される。一般的なレーザー加工装置やダイシング装置には、チャックテーブルに保持されたウェーハのストリートにレーザー光線を照射する、又は、ウェーハを切削するための切削ブレードを有する加工手段と、レーザー加工や切削により汚染されたウェーハを回転させながら洗浄水によって洗浄するスピンナー洗浄装置と、ウェーハを搬送する搬送装置と、が主として備えられている。ウェーハは、粘着テープにより環状フレームに貼着されて、搬送装置によってチャックテーブルやスピンナー洗浄装置に搬送される。
従来、この種の洗浄装置として、ウェーハを搬入出するための上方に位置する搬送位置と搬送位置よりも下方に位置する作業位置との間で、スピンナーテーブルを昇降可能なものが知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の洗浄装置では、スピンナーテーブルを搬送位置に位置付けた状態で加工後のウェーハが搬送され、スピンナーテーブルを作業位置に位置付けた状態で洗浄水が供給されてデラミや切削屑等が除去される。
特開2004−322168号公報
しかしながら、サイズの大きな被加工物(例えば、450mmのウェーハ)を洗浄する場合には、特許文献1のようにスピンナーテーブルを搬送位置と作業位置との間で昇降させる構造では、スピンナーテーブル自体及びこのスピンナーテーブルを昇降させる駆動モータが重量化してしまうことになる。このため、スピンナーテーブル及び駆動モータを昇降させるための昇降機構には相当な強度が必要となって、装置コストが増大して経済的でないという問題がある。また、大口径のウェーハなどの重量物を昇降させるので、昇降に伴い昇降機構の消耗が激しくなってトラブルが多発する可能性もある。
本発明はこのような実情に鑑みてなされたものであり、大口径のウェーハなどの重量物を昇降させる場合であっても、昇降機構を高出力化させることなく、昇降機構の重量化に伴うトラブルを防止可能な洗浄装置を提供することを目的とする。
本発明の洗浄装置は、粘着テープを介して環状フレームに貼着されたウェーハを洗浄するための洗浄装置であって、ウェーハを保持し回転可能なスピンナーテーブルと、上面に開口部を有し該開口部の下方に該スピンナーテーブルを収容する筐体と、該筐体内の下部に配設された該スピンナーテーブルに保持されたウェーハの被洗浄面に洗浄液を供給する洗浄液ノズルと、該スピンナーテーブルと該筐体の側壁との間で且つ該スピンナーテーブルよりも下方に配設され、ウェーハが貼着された該環状フレームを下側から保持するフレーム昇降手段とを備え、該フレーム昇降手段は、ウェーハを貼着した該環状フレームを昇降させ、ウェーハが該スピンナーテーブル上に載置される載置位置と、該筐体外部へウェーハが貼着された該環状フレームが搬入出される上方の該開口部近傍の搬入出位置とに位置づけること、を特徴とする。
この構成によれば、フレーム昇降手段により、ウェーハを貼着した環状フレームがスピンナーテーブル上に載置される載置位置と開口部開口部近傍の搬入出位置とに位置付けられる。すなわち、スピンナーテーブルは昇降させずにフレーム昇降手段によってウェーハのみを昇降させるので、大口径のウェーハなどの重量物を昇降させる場合でも、高出力の昇降機構を設ける必要がなく、装置コストの増大を防止することができる。また、フレーム昇降手段を簡易な構成とすることができるので軽量化が図れ、大口径化による重量化に伴うトラブルを防止することができる。
本発明によれば、大口径のウェーハなどの重量物を昇降させる場合であっても、昇降機構を高出力化させることなく、昇降機構の重量化に伴うトラブルを防止可能な洗浄装置を提供することができる。
本発明の実施の形態に係る切削装置の斜視図である。 本実施の形態に係る洗浄装置の斜視図である。 本実施の形態に係る洗浄装置の斜視図である。 本実施の形態に係る洗浄装置の変形例を示す斜視図である。 本実施の形態に係る洗浄装置の変形例を説明するための模式図である。 本実施の形態に係る洗浄装置の変形例を説明するための模式図である。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の説明においては、本発明を、被加工物を切削加工する切削装置に適用した例について説明するが、この構成に限定されるものではない。本発明は、加工後の被加工物を洗浄する洗浄装置を備えるものであれば、どのような装置にも適用可能である。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して詳細に説明する。図1を参照して、本発明の実施の形態に係る切削装置について説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る切削装置の斜視図である。なお、図1においては、説明の便宜上、カセットを二点鎖線で示している。
図1に示すように、切削装置1は、ハウジング(筐体)2上のチャックテーブル3に保持されたウェーハ(被加工物)Wを、チャックテーブル3の上方に設けられた切削ユニット4により切削するように構成されている。ウェーハWは、略円盤状に形成されており、表面に格子状に配列されたストリート71によって複数の領域に区画され、この区画された領域にIC、LSI、LED等のデバイス72が形成されている。また、ウェーハWは、粘着テープ73を介して金属性の環状フレーム74に支持され、カセット8内に収容された状態で切削装置1に搬入および搬出される。
なお、ウェーハとしては、チップ実装用として被加工物の裏面に設けられるDAF(Die Attach Film)等の粘着部材、半導体製品のパッケージ、シリコン、ガリウム砒素、セラミック、ガラス、サファイヤ(Al2O3)系の無機材料基板、LCDドライバー等の各種電気部品やミクロンオーダーの加工位置精度が要求される各種加工材料が含まれる。
チャックテーブル3は、ウェーハWを吸着保持するものであり、ハウジング2内の図示しない移動機構により加工送り方向となるX軸方向に左右動される。このチャックテーブル3の図示右端側の移動位置は、チャックテーブル3に対してウェーハWが受け渡される受け渡し位置に設定され、切削ユニット4に臨む移動位置は、ウェーハWが切削加工される加工位置に設定されている。図1では、チャックテーブル3を受け渡し位置で待機させた状態を示している。
ハウジング2には、受け渡し位置のチャックテーブル3に隣接して、カセット載置テーブル11が設けられている。カセット載置テーブル11は、ウェーハWを収納したカセット8が載置され、昇降可能に構成されている。カセット載置テーブル11は、カセット8を載置した状態で昇降することにより、高さ方向においてウェーハWの引出位置および押込位置を調整している。
カセット載置テーブル11の後方には、搬入搬出部12および仮置きテーブル13が配置されている。搬入搬出部12は、カセット載置テーブル11でカセット8の高さが調整された状態で、カセット8からウェーハWを仮置きテーブル13に引き出す他、仮置きテーブル13上のウェーハWをカセット8内に押し込むように構成されている。仮置きテーブル13は、一対のガイドレールを有し、搬入搬出部12によるウェーハWの引き出し及び押し込みを側方からガイドする。
仮置きテーブル13の近傍には、搬送アーム14が配置されている。搬送アーム14は、仮置きテーブル13とチャックテーブル3との間でウェーハWを搬送する。また、受け渡し位置のチャックテーブル3の後方には、仮置きテーブル13に隣接して洗浄装置15が設けられている。洗浄装置15は、ハウジング2の上面側が開口した開口部24内部にスピンナーテーブル31を備えており、このスピンナーテーブル31にウェーハWを保持させた状態でスピンナー洗浄するように構成されている。なお、洗浄装置15の詳細については後述する。
ハウジング2の図示左側方部分には、モニタ16を載せる支持台7が設けられており、支持台7の側面21には搬送手段17が設けられている。搬送手段17は、チャックテーブル3と洗浄装置15との間でウェーハWを搬送するように構成されている。搬送手段17は、一端側が支持台7の側面21にY軸方向に移動可能に取り付けられた搬送アーム18と、搬送アーム18の他端側に設けられた複数の搬送パッド19と、から構成されている。支持台7の正面23は、チャックテーブル3の移動経路の上方において切削ユニット4を支持している。切削ユニット4は、超音波振動しながら高速回転する切削ブレード27によってウェーハWを加工する。
また、切削ユニット4は、支持台7内に設けられた不図示の移動機構により割出送り方向となるY軸方向及び切り込み方向となるZ軸方向に移動される。このように、切削装置1では、X軸方向に加工送りされるチャックテーブル3とY軸方向に割出送りされる切削ユニット4とを相対移動させて、チャックテーブル3上のウェーハWを格子状に加工可能となっている。
支持台7には、チャックテーブル3の移動経路の上方において、撮像部20が設けられている。撮像部20は、保持部22の下面に突出して配設され、ウェーハWの上面を撮像するように構成されている。撮像部20による撮像結果は、切削ユニット4とチャックテーブル3上のウェーハWとのアライメントに利用される。モニタ16は、支持台7上に配置され、撮像部20によって撮像された撮像画像や加工条件等を表示する。
次に、図2及び図3を参照して、洗浄装置15について詳細に説明する。図2及び図3は、本実施の形態に係る洗浄装置15の斜視図である。図2は、ウェーハWがスピンナーテーブル31に載置される載置位置に位置付けられた状態を示している。図3は、環状フレーム74が搬送手段17により搬入出される搬入出位置に位置付けられた状態を示している。
図2及び図3に示すように、洗浄装置15は、開口部24の底壁部25に設けられたスピンナーテーブル31と、スピンナーテーブル31と開口部24の周壁部(側壁)26との間に設けられたフレーム昇降手段32と、スピンナーテーブル31の周囲に設けられた洗浄液ノズル33及びエアノズル34と、を備えている。
スピンナーテーブル31は、円板状に形成されており、Z軸周りに回転可能に構成されている。スピンナーテーブル31の上面のウェーハWを支持する領域には、多孔質材料で吸着チャックが形成されている。吸着チャックは、スピンナーテーブル31内に不図示の配管を通じて吸引源に接続されており、吸着チャック上に生じる負圧によってウェーハWを吸引保持する。
スピンナーテーブル31の外縁部には、ウェーハWが貼着された環状フレーム74を押さえるための4つの押さえ手段35が、周方向に等間隔で設けられている。押さえ手段35は、振り子部36と、振り子部36を回動可能に支持する支持部37と、から構成されている。支持部37は、一端部側がスピンナーテーブル31の外縁部に取り付けられ、他端部側で振り子部36を回動可能に軸支するように構成されている。押さえ手段35は、上端側が薄肉に形成されると共にスピンナーテーブル31の上面側に折り曲げられ、下端側が上端側に比べて重くなるように厚肉に形成されている。スピンナーテーブル31の静止時には、押さえ手段35の下端部が自身の重さによって下方に位置する。一方、スピンナーテーブル31の高速回転時には、遠心力によって振り子部36の下端部が支持部37との軸支部分を支点にして上方側に回動される。これにより、振り子部36の上端部がスピンナーテーブル31の上面側に近づく方向に移動して、スピンナーテーブル31の外縁部と間で環状フレーム74が挟持される。
フレーム昇降手段32は、複数のエアシリンダ38と、各エアシリンダ38にそれぞれ接続されたロッド39と、を備えている。本実施の形態では、4つのエアシリンダ38及びロッド39が、スピンナーテーブル31の周囲に、周方向に略等間隔で配置されている。フレーム昇降手段32は、エアシリンダ38が不図示の吸引源に接続されており、この吸引源によってエアシリンダ38が駆動することでロッド39が伸縮可能に構成されている。また、フレーム昇降手段32は、ウェーハWの搬入出時にはスピンナーテーブル31に干渉せずに上昇する位置に配置されると共に、ウェーハWの洗浄時にはスピンナーテーブル31の回転に干渉しない位置まで下降するように配置されている。
エアシリンダ38は、スピンナーテーブル31よりも下方に位置するように、上端部を底壁部25から露出させて底壁部25に設けられている。各エアシリンダ38は、搬送手段17が環状フレーム74を搬入出する際の各搬送パッド19の配設位置に対応する位置(搬送パッド19の真下)に設けられている。これにより、環状フレーム74の搬入出時において、搬送手段17の各搬送パッド19が環状フレーム74を押圧して吸引する際に、各エアシリンダ38の各ロッド39の上端部が受け部となって、搬送パッド19による環状フレーム74の押圧吸引を安定して行うことができる。なお、エアシリンダ38は、搬送パッド19の押圧力よりも高圧に設定されていることが好ましい。
ロッド39は、下端部がエアシリンダ38に伸縮可能に接続されていると共に、先端部に環状フレーム74を下側から吸着支持するためのパッド40が設けられている。これにより、環状フレーム74の搬入出時には、搬送手段17の各搬送パッド19が環状フレーム74を押圧して吸引する場合に、ロッド39の上端部に設けられたパッド40が環状フレーム74を下方から支持した状態となるので、搬送パッド19による環状フレーム74の押圧吸引を安定的に行うことができる。
洗浄液ノズル33及びエアノズル34は、それぞれ旋回可能に構成されており、スピンナーテーブル31の上方で水平に延びる水平部41、42と、水平部41、42の基端から下方に延びる垂直部43とで略L字状に形成されている。洗浄液ノズル33及びエアノズル34の先端部分は、それぞれ下方に屈曲されており、屈曲した先端部分から洗浄水及び乾燥エアがウェーハWの表面に吹き付けられる。
図2に示すように、ウェーハWの洗浄時には、エアシリンダ38が駆動して、ロッド39の先端部のパッド40が環状フレーム74を吸着保持した状態で、ウェーハWがスピンナーテーブル31に載置される載置位置まで下降されてスピンナーテーブル31に上面に載置される。ここで、載置位置とは、ウェーハWがスピンナーテーブル31上に載置される位置をいう。このとき、ロッド39の先端部は、スピンナーテーブル31の回転に干渉しない位置まで下降される。そして、ウェーハWがスピンナーテーブル31に吸着保持され、洗浄液ノズル33から洗浄水を噴射させながらスピンナーテーブル31が高速回転される。このとき、スピンナーテーブル31の回転に伴い、その遠心力によって、振り子部36の下端部が支持部37との軸支部分を支点にして上方側に回動され、振り子部36の上端部とスピンナーテーブル31の外縁部と間で環状フレーム74が挟持される。そして、ウェーハWの表面に洗浄水が吹き付けられることで、加工済みのウェーハWから切削屑等が洗い流される。洗浄時の廃液は、ハウジング2の開口部24内に接続された不図示のドレインホースを介して排出される。その後、回転中のウェーハWに対してエアノズル34から乾燥エアが吹き付けられることでウェーハWが乾燥される。
一方、図3に示すように、ウェーハWの搬入出時には、エアシリンダ38が駆動して、ロッド39が伸ばされ、先端部が開口部24の上方の搬入出位置に位置するまで上昇される。ここで、搬入出位置とは、ウェーハWが貼着された環状フレーム74が搬送手段17によって搬入出される開口部24の上方位置をいう。そして、各エアシリンダ38に接続された各ロッド39の上端部が受け部となりながら、搬送手段17の各搬送パッド19が環状フレーム74を押圧して吸引し、ウェーハWの搬入出が行われる。このとき、各エアシリンダ38のロッド39の位置は、搬送手段17の各搬送パッド19の配設位置に対峙する位置にあるため、各搬送パッド19が環状フレーム74を押圧して吸引する場合に、各ロッド39の上端部が下側から環状フレーム74を支持することで、搬送パッド19による環状フレーム74の押圧吸引を安定的に行うことができる。
以上のように、本実施の形態に係る洗浄装置15によれば、フレーム昇降手段32によってウェーハWを貼着した環状フレーム74が昇降されて、ウェーハWがスピンナーテーブル31上に載置される載置位置と開口部24近傍の搬入出位置とに位置付けられる。すなわち、本実施の形態では、スピンナーテーブル31は昇降させずに、フレーム昇降手段32によってウェーハWを貼着した環状フレーム74のみを昇降させるので、大口径のウェーハWなどの重量物を昇降させる場合でも、高出力の昇降機構を設ける必要がなく、装置コストの増大を防止することができる。また、フレーム昇降手段32を簡易な構成にすることで軽量化が図れるので、設置スペースを抑えることができると共に、大口径化による重量化に伴うトラブルを防止することができる。
なお、上記した実施の形態においては、フレーム昇降手段32を構成するロッド39の先端部にパッド40を設ける構成としたが、この構成に限定されるものではない。例えば、図4及び図5に示すように、ロッド39の先端部に環状フレーム74を把持する把持爪(把持部)52を設ける構成にしてもよい。図4は、本実施の形態に係る洗浄装置50の変形例を示す斜視図である。図5は、本実施の形態に係るフレーム昇降手段51の変形例を説明するための模式図である。図5に示すように、ロッド39の先端部には、板バネ54の基端部が支持部53を介して取付けられている。板バネ54は、ロッド39の先端部に設けられた支持部53の下面側から外方に延在し、その途中で上方に屈曲した略L字状に形成されており、内側に向かって付勢するように構成されている。板バネ54の先端部には、把持爪52が設けられている。環状フレーム74が把持爪52に接触すると、板バネ54が外方に押し出され(図5A参照)、環状フレーム74がロッド39の先端部(支持部53)に近づくと、板バネ54がその付勢力によって初期位置に復帰して、把持爪52が環状フレーム74の上方側に位置される。これにより、環状フレーム74が、ロッド39の支持部53の上面と把持爪52との間で挟持される(図5B参照)。なお、図4及び図5では、ロッド39の先端部に把持爪52が設けられた板バネ54を設ける構成としたが、把持爪52が設けられた板バネ54の代わりに、図6に示すように、ロッド39の先端部に磁石62を設ける構成としてもよい。図6は、本実施の形態に係るフレーム昇降手段61の変形例を説明するための模式図である。上述したように環状フレーム74は金属性の材料で形成されているため、環状フレーム74がロッド39の先端部に近づくと磁石62に引き寄せられ(図6A参照)、環状フレーム74が磁石62に吸着固定される(図6B参照)。また、図2及び図3に示したロッド39の先端部に設けられたパッド40に、板バネ54及び把持爪52を設ける構成でもよい。
また、上記実施の形態では、フレーム昇降手段32(51、61)を、4つのエアシリンダ38及びロッド39で構成したが、この構成に限定されるものではなく、1つ以上のエアシリンダ38及びロッド39を備えていればよい。なお、フレーム昇降手段32(51、61)を、単一のエアシリンダ38及びロッド39で構成する場合には、例えば、ロッド39の先端部をU字状に形成し、二股の各アーム部分で、複数の搬送パッド19による押圧吸引を支持できるような構成にすることが好ましい。また、上記実施の形態では、エアシリンダ38を、開口部24の底壁部25に設ける構成としたが、ロッド39が昇降可能であれば、開口部24の周壁部26に設けてもよい。
また、今回開示された実施の形態は、全ての点で例示であってこの実施の形態に制限されるものではない。本発明の範囲は、上記した実施の形態のみの説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
本発明は、大口径のウェーハなどの重量物を昇降させる場合であっても昇降機構を高出力化させることなく、昇降機構の重量化に伴うトラブルを防止できるという効果を有し、例えば、レーザー加工装置やダイシング装置など切削装置の洗浄装置に有用である。
1 切削装置
2 ハウジング(筐体)
15、50 洗浄装置
17 搬送手段
18 アーム
19 搬送パッド
24 開口部
25 底壁部
26 周壁部(側壁)
31 スピンナーテーブル
32、51、61 フレーム昇降手段
33 洗浄液ノズル
34 エアノズル
38 エアシリンダ
39 ロッド
40 パッド
52 把持爪(把持部)
53 支持部
54 板バネ
62 磁石
73 粘着テープ
74 環状フレーム
W 被加工物(ウェーハ)

Claims (1)

  1. 粘着テープを介して環状フレームに貼着されたウェーハを洗浄するための洗浄装置であって、
    ウェーハを保持し回転可能なスピンナーテーブルと、
    上面に開口部を有し該開口部の下方に該スピンナーテーブルを収容する筐体と、
    該筐体内の下部に配設された該スピンナーテーブルに保持されたウェーハの被洗浄面に洗浄液を供給する洗浄液ノズルと、
    該スピンナーテーブルと該筐体の側壁との間で且つ該スピンナーテーブルよりも下方に配設され、ウェーハが貼着された該環状フレームを下側から保持するフレーム昇降手段とを備え、
    該フレーム昇降手段は、ウェーハを貼着した該環状フレームを昇降させ、ウェーハが該スピンナーテーブル上に載置される載置位置と、該筐体外部へウェーハが貼着された該環状フレームが搬入出される上方の該開口部近傍の搬入出位置とに位置づけること、を特徴とする洗浄装置。
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