JP2014096352A - セラミック正極−固体電解質複合体 - Google Patents

セラミック正極−固体電解質複合体 Download PDF

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Abstract

【課題】低抵抗の正極−固体電解質複合体を提供する。
【解決手段】層状岩塩型構造を有する正極活物質を含むセラミックス焼結体からなる板状正極と、リチウムイオン伝導性を有するセラミックスからなる固体電解質と、板状正極及び前記固体電解質の間に介在し、(LaLi)TiO(式中、3x+y=2、0.50≦x≦0.60、及び0.20≦y≦0.50である)の化学式で表されるペロブスカイト複合酸化物からなる界面層とを備えた、セラミック正極−固体電解質複合体。
【選択図】図1

Description

本発明は、正極−固体電解質複合体に関するものであり、より詳しくは全固体蓄電素子用の正極−固体電解質複合体に関する。
近年、リチウムイオン二次電池が高いエネルギー密度の観点から注目されている。しかしながら、現在広く使用されているリチウムイオン二次電池は、可燃性の有機溶媒にリチウム塩を溶解した有機電解液が主流であるため、液漏れ等に対する安全性の確保が重要な課題となっている。これに対して、電解液の代わりに固体電解質を用いた全固体電池が、可燃性の有機溶媒を使用する必要が無い安全性の高い電池として提案されている。
特許文献1(国際公開第2011/132627号公報)には、正極層、負極層及び固体電解質層の焼結によって一体化された全固体二次電池が開示されている。この全固体二次電池は、正極層、負極層及び固体電解質層の各々のグリーンシートを積層し、その積層体を同時焼結して作製されている。このような同時焼結製法で、密着性の高い界面を形成するためには熱処理温度を高くせざるを得ない。その結果、各層間で元素拡散により組成変動が生じたり、界面層に非常に抵抗の高い反応層が形成されるなど、各部材が本来有する良好な機能を最大限に発揮させることが困難であった。
非特許文献1(加藤健久、外8名、「界面制御によるLiLaZr12/LiCoOの抵抗低減」、電気化学会第79回大会、大会予稿集P93、3C13、2012年3月)には、それら熱処理時の元素拡散を抑制する手段として、Li−Nb−O系材料を正極と固体電解質の界面に形成することが開示されている。しかしながら、Li−Nb−O系材料は、組成の制御が難しく、かつ、組成のずれに抵抗値が敏感である。このため、低抵抗な界面を安定的に形成することが難しく、更なる界面の制御が望まれている。
一方、リチウムイオン伝導性を有する固体電解質として、LiLaZr12(以下、LLZという)系の組成を有するガーネット型のセラミックス材料が注目されている。例えば、特許文献2(特開2011−051800号公報)には、LLZの基本元素であるLi,La及びZrに加えてAlを加えることで、緻密性やリチウムイオン伝導率を向上できることが開示されている。特許文献3(特開2011−073962号公報)には、LLZの基本元素であるLi、La及びZrに加えてNb及び/又はTaを加えることで、リチウムイオン伝導率を更に向上できることが開示されている。特許文献4(特開2011−073963号公報)には、Li、La、Zr及びAlを含み、Laに対するLiのモル比を2.0〜2.5とすることで、緻密性を更に向上できることが開示されている。
国際公開第2011/132627号公報 特開2011−051800号公報 特開2011−073962号公報 特開2011−073963号公報
加藤健久、外8名、「界面制御によるLi7La3Zr2O12/LiCoO2の抵抗低減」、電気化学会第79回大会、大会予稿集P93、3C13、2012年3月
本発明者らは、今般、正極と固体電解質の接合に際し、特定組成の界面を意図的に形成することにより、低抵抗の正極−固体電解質複合体を提供できるとの知見を得た。
したがって、本発明の目的は、低抵抗の正極−固体電解質複合体を提供することにある。
本発明の一態様によれば、
層状岩塩型構造を有する正極活物質を含むセラミックス焼結体からなる板状正極と、
リチウムイオン伝導性を有するセラミックスからなる固体電解質と、
前記板状正極及び前記固体電解質の間に介在し、(LaLi)TiO(式中、3x+y=2、0.50≦x≦0.60、及び0.20≦y≦0.50である)の化学式で表されるペロブスカイト複合酸化物からなる界面層と、
を備えた、セラミック正極−固体電解質複合体が提供される。
本発明によるセラミック正極−固体電解質複合体の構成を示す模式断面図である。
正極−固体電解質複合体
図1に、本発明によるセラミック正極−固体電解質複合体の一例を模式的に示す。図1に示されるセラミック正極−固体電解質複合体10は、板状正極12と固体電解質14とを備えてなる。板状正極12は層状岩塩型構造を有する正極活物質を含むセラミックス焼結体からなる一方、固体電解質14はリチウムイオン伝導性を有するセラミックスからなる。板状正極12と固体電解質14の間には、(LaLi)TiO(式中、3x+y=2、0.50≦x≦0.60、及び0.20≦y≦0.50である)の化学式で表されるペロブスカイト複合酸化物からなる界面層16が存在する。すなわち、板状正極12と固体電解質14は上記組成の界面層16を介して間接的に接合されており、直接的には接合されていない。板状正極12と固体電解質14が直接的に接合される場合には、焼成等の処理を経ることで、これらの界面に意図していない組成の高抵抗な層が形成されてしまい、界面抵抗を上昇させてしまう。このような界面抵抗の高い正極−固体電解質複合体を用いて電池として構成すると、電池の内部抵抗が高くなるため、高速充放電を実現する上で不利となる。この点、本発明にあっては、上記組成の界面層16を板状正極12と固体電解質14の間に意図的に形成することで、意図していない組成の高抵抗な層の形成を効果的に回避することができる。
界面層16は、(LaLi)TiO(式中、3x+y=2、0.50≦x≦0.60、及び0.20≦y≦0.50である)の化学式で表されるペロブスカイト複合酸化物からなる。この数値範囲を満たす複合酸化物は、リチウムイオンの拡散経路が連続的に繋がった結晶構造を採りやすく、物質自体のリチウムイオン伝導率が高く、しかも正極−固体電解質間の接合性も良いという優れた利点をもたらす。そして、このような組成の界面層を意図的に形成させつつ正極活物質と固体電解質を一体化接合してリチウムイオン二次電池を構成すると、良好な界面形成を実現しながら、内部抵抗が低く、かつ、高出力の電池が得られる。
界面層16は10nm〜100nmの厚さを有するのが好ましく、より好ましくは10nm〜70nm、さらに好ましくは10nm〜50nmである。これらの範囲内であると化学的にも物理的にも安定した界面層を形成できる。10nm以上の厚さであると、複合酸化物の層として欠陥が発生しにくくなり、正極活物質と固体電解質との間の元素拡散を優位に抑制することができ、その結果、界面抵抗の低減を効果的に実現することができる。また、100nm以下の厚さであると、拡散距離の増大に伴う界面抵抗の上昇を抑制できる。
板状正極12は、層状岩塩構造を有する正極活物質を含むセラミックス焼結体からなる板状物である。層状岩塩構造を有する正極活物質はリチウム−遷移金属系複合酸化物であるのが好ましい。層状岩塩構造は、リチウムイオンの吸蔵により酸化還元電位が低下し、リチウムイオンの脱離により酸化還元電位が上昇する性質がある。中でもNiを多く含む組成は特に好ましい。ここで、層状岩塩構造とは、リチウム以外の遷移金属系層とリチウム層とが酸素原子の層を挟んで交互に積層された結晶構造、すなわち、リチウム以外の遷移金属等のイオン層とリチウムイオン層とが酸化物イオンを挾んで交互に積層された結晶構造(典型的にはα−NaFeO型構造:立方晶岩塩型構造の[111]軸方向に遷移金属とリチウムとが規則配列した構造)をいう。層状岩塩構造を有するリチウム−遷移金属系複合酸化物の典型例としては、ニッケル酸リチウム、マンガン酸リチウム、ニッケル・マンガン酸リチウム、ニッケル・コバルト酸リチウム、コバルト・ニッケル・マンガン酸リチウム、コバルト・マンガン酸リチウム等が挙げられ、これらの材料にMg,Al,Si,Ca,Ti,V,Cr,Fe,Cu,Zn,Ga,Ge,Sr,Y,Zr,Nb,Mo,Ag,Sn,Sb,Te,Ba,Bi等の元素が1種以上更に含まれていてもよい。好ましい正極活物質は、コバルト酸リチウム、ニッケル−マンガン−コバルト酸リチウム、ニッケル酸リチウム、及びニッケル−コバルト−アルミニウム酸リチウムからなる群から選択される化合物を主成分として含んでなる。正極−固体電解質複合体の内部抵抗の低さから高出力が得られることに加え、これらの好ましい化合物を用いることで、負極としてのリチウムに対する平均電位を高くすることができ、高容量密度も得られる。
典型的には、正極活物質は、複数の結晶粒子からなる多結晶体であり、これら複数の結晶粒子が配向されてなるのが好ましい。この配向は、層状岩塩構造の(003)面が板状正極の板面(主面(principal surface))と交差するように配向しているのが好ましく、より好ましくは(003)以外の面(例えば(104)面)が板状正極の板面と平行に配向しているのが好ましい。このような配向により、リチウムイオン等のイオンの挿脱が容易となりイオン伝導度が上がるとともに、蓄電素子を構成した場合におけるレート特性が向上する。このような板状正極における配向度は、板状正極の板面からのX線回折における、(104)面による回折強度に対する(103)面による回折強度(ピーク強度)の比率[003]/[104]で評価することができ、好ましい[003]/[104]比は2以下であり、より好ましくは1以下であり、さらに好ましくは0.5以下である。なお、このような低い[003]/[104]比は、板状正極の板面や内部において板面と平行に(003)面が出現している割合が減っていることを意味する。
板状正極12は、正極活物質を含むセラミックス焼結体からなる。このセラミックス焼結体は正極活物質以外にも導電動剤等の任意成分を含むものであってもよいが、このような任意成分を実質的に含まない構成とすることも可能である。例えば、結晶粒子が配向されてなる正極活物質を用いる場合には、導電助剤等を使用することなくイオン移動度を向上させることができるので、活物質充填率を最大限に高めることができる。したがって、板状正極12は正極活物質のみから実質的になる(consisting essential1y of)のが好ましく、より好ましくは正極活物質のみからなる(consisting of)。
板状正極12及びそれを構成する正極活物質は気孔を有するのが好ましい。板状正極中に気孔が存在することで、充放電によるリチウムイオンの挿脱に伴う膨張ないし収縮によって生じうる応力を緩和することができる。さらに、接合時に生じる熱膨張係数の違いに起因する割れやクラックの発生を抑制する。これにより、緻密な板同士の接合で起こりうる界面での剥離も効果的に防止することができる。正極活物質は3〜30%の空隙率を有するのが好ましく、より好ましくは5〜25%であり、さらに好ましくは10〜20%である。空隙率(voidage)は、板状正極における気孔(開気孔及び閉気孔を含む)の体積比率であり、気孔率(porosity)と称されることもあり、板状正極の嵩密度と真密度とから算出可能である。
板状正極12の寸法は特に限定されないが、厚さは単位面積当りの活物質容量の観点から、0.1〜300μmが好ましく、より好ましくは10〜200μm、さらに好ましくは50〜100μmであり、板面の大きさは板面内の反り抑制と電極作製の容易さの観点から、2mm平方〜5mm平方が好ましく、より好ましくは0.5mm平方〜2mm平方である。
本発明の好ましい態様によれば、板状正極が複数用意され、これら複数の板状正極が板状固体電解質上にタイル状に配列されてなる。これにより、電極内で活物質をより高密度に充填可能になるという利点がある。
板状正極12には固体電解質14と反対側に集電体がさらに設けられていてもよい。集電体としては、金、銀、銅、アルミニウム、ニッケル等で形成された膜や箔であってよく、例えばスパッタリング法により形成される。
固体電解質14は、リチウムイオン伝導性を有するセラミックスからなる。リチウムイオン伝導性無機固体電解質の好ましい例としては、ガーネット型又はガーネット類似型セラミックス材料、NASICON型リン酸系セラミックスないしガラスセラミックス材料、窒化物系セラミックス材料からなる群から選択される少なくとも一種が挙げられる。中でも、ガーネット型、NASICON型が好ましい。ガーネット系セラミックス材料の例としては、Li−La−Zr−O系材料(具体的には、LiLaZr12など)、Li−La−Ta−O系材料(具体的には、LiLaTa12など)、特許文献2〜4に記載されているものも用いることができる。そのなかでも、LiLaZr12を主成分とする材料が好ましい。負極としてのリチウム金属と反応せず、高いイオン伝導度が得られるからである。リン酸系セラミックス材料の例としては、Li−Al−Ti−P−O,Li−Al−Ge−P−O、及びLi−Al−Ti−Si−P−O(具体的には、Li1+x+yAlTi2−xSi3−y12(0≦x≦0.4、0<y≦0.6)など)が挙げられる。中でもLi1.5Al0.5Ge1.5(POがイオン伝導度が高く好ましい。窒化物系セラミックス材料の例としては、Li13N、LiPONなどが挙げられる。
特に好ましい固体電解質14は、(i)少なくともLi,La,Zr及びOで構成され、ガーネット型又はガーネット類似結晶構造を有する複合酸化物、及び(ii)少なくともLi,Al,Ge,P及びOで構成され、NASICON型結晶構造を有する複合酸化物からなる群から選択される。これらの固体電解質は、高いリチウムイオン伝導率を有し、界面層の効果でその材料特性を損なうことなく正極−固体電解質複合体を構成できる。最も好ましい固体電解質は、少なくともLi,La,Zr及びOで構成され、ガーネット型又はガーネット類似結晶構造を有する複合酸化物であって、添加物としてAl及びMgから選ばれる少なくとも一種の元素を含み、かつ、Zrの一部がTa及びNbから選択される少なくとも一種の元素で置換されている。この組成の固体電解質は、高いリチウムイオン伝導度とともに緻密なセラミックスが得られ、かつ負極との化学的安定性にも優れる。
Li,La,Zr及びOを含んで構成されるガーネット型又はガーネット類似の結晶構造はLLZ結晶構造と呼ばれ、CSD(Cambridge Structural Database)のX線回折ファイルNo.422259(LiLaZr12)に類似のXRDパターンを有する。なお、No.422259と比較すると構成元素が異なり、またセラミックス中のLi濃度などが異なる可能性があるため、回折角度や回折強度比が異なる場合もある。Laに対するLiのモル数の比Li/Laは2.0以上2.5以下であることが好ましく、Laに対するZrのモル比Zr/Laは0.5以上0.67以下であるのが好ましい。このガーネット型又はガーネット類似型の結晶構造はNb及び/又はTaをさらに含んで構成されるものであってもよい。すなわち、LLZのZrの一部がNb及びTaのいずれか一方又は双方で置換されることにより、置換前に比べて伝導率を向上させることができる。ZrのNb及び/又はTaによる置換量(モル比)は、(Nb十Ta)/Laのモル比が0.03以上0.20以下となる量にすることが好ましい。また、このガーネット系酸化物焼結体はAl及び/又はMgをさらに含んでいるのが好ましく、これらの元素は結晶格子に存在してもよいし、結晶格子以外に存在していてもよい。Alの添加量は焼結体の0.01〜1質量%とするのが好ましく、Laに対するAlのモル比Al/Laは、0.008〜0.12であるのが好ましい。Mgの添加量は0.01〜1質量%以上が好ましく、より好ましくは0.05〜0.30質量%である。Laに対するMgのモル比Mg/Laは、0.0016〜0.07であるのが好ましい。このようなLLZ系セラミックスの製造は、特許文献2〜4に記載されるような公知の手法に従って又はそれを適宜修正することにより行うことができる。
固体電解質14の形状及び寸法は特に限定されず、例えば板状であってもよく、その厚さは充放電レート特性と機械的強度の観点から、0.005mm〜5mmが好ましく、より好ましくは0.005mm〜2mm、さらに好ましくは0.01〜1mmであり、板面の大きさは充放電容量と機械的強度の観点から、0.2mm平方〜500mm平方が好ましく、より好ましくは0.5mm平方〜100mm平方である。
製造方法
本発明のセラミック正極−固体電解質複合体は、(LaLi)TiOの化学式で表されるリチウムイオン伝導性複合酸化物からなる界面層が界面に形成されるように、板状正極を固体電解質と接合させる任意の手法によって製造することができる。
例えば、界面層の形成は、所望組成のセラミックスのバルク体を作製し、このバルク体をスパッタリングターゲットとして用いてスパッタリングを行うことにより、正極又は固体電解質に上記組成の界面層を成膜することにより好ましく行うことができる。あるいは、Li及びLaを含有する固体電解質上にスパッタリング等でTi金属膜を成膜し、酸化雰囲気下、固体電解質の分解温度以下の温度で熱処理して上記組成の界面層を得る方法によっても界面形成を行うことができ、この場合、固体電解質の表面組成のみが(LaLi)TiOに変わるため固体電解質の特性を劣化させることはない。
板状正極と固体電解質の接合は、正極又は固体電解質に形成された(LaLi)TiOなる組成の界面層を挟むように正極及び固体電解質をスタックし、ホットプレス法により接合することにより好ましく行うことができる。通常、界面層を意図的に形成させることなくホットプレス接合を試みると、正極及び固体電解質の構成元素が相互拡散してしまい高抵抗の界面をもたらしてしまうが、本発明による界面層を介在させることにより、それらの望ましくない拡散が抑制され、正極活物質と固体電解質の間に良好な低抵抗な界面が形成される。
界面層の形成を板状正極及び固体電解質の接合と同時に行うことも可能である。例えば、板状正極上にTi金属膜を形成し、このTi金属膜を酸化雰囲気で酸化させ、得られたTi酸化膜上にエアロゾルデポジション法、パウダージェットデポジション法、溶射法等の手法によりLi及びLaを含有する固体電解質の膜をバルク状に形成し、熱処理を行うことで、板状正極を固体電解質と接合しながら(LaLi)TiOなる組成の界面層を同時に形成することができる。
本発明を以下の例によってさらに具体的に説明する。
例1:NCAセラミックス板の作製
本発明において板状正極として用いられるNCAセラミックス板を以下の手順で作製した。
(1)スラリー調製
Ni(OH)粉末(株式会社高純度化学研究所製)81.6重量部、Co(OH)粉末(和光純薬工業株式会社製)15.0重量部、及びAl・HO粉末(SASOL社製)3.4重量部を秤量して、原料粉末を用意した。次に、純水97.3重量部、分散剤(日油株式会社製:品番AKM−0521)0.4重量部、消泡剤としての1−オクタノール(片山化学株式会社製)0.2重量部、及びバインダー(日本酢ビ・ポバール株式会社製:品番PV3)2.0重量部からなるビヒクルを作製した。こうして得られたビヒクルと原料粉末を湿式で混合及び粉砕することで、スラリーを調製した。この混合及び粉砕は、直径2mmのジルコニアボールを用いたボールミルで24時間処理した後、直径0.1mmのジルコニアビーズを用いたビーズミルで40分間処理することによって行った。
(2)造粒
得られたスラリーを二流体ノズル方式のスプレードライヤーに投入することにより、造粒体を形成した。スプレードライヤーの噴出圧力、ノズル径、循環風量等のパラメータを適宜調整することで、種々の大きさの造粒体を形成することが可能である。
(3)熱処理(仮焼成)
得られた造粒体を1100℃で3時間(大気雰囲気)熱処理して、ニッケル、コバルト、及びアルミニウムの複合酸化物((Ni0.8,Co0.15,Al0.05)O)の粒子である、正極活物質前駆体粒子を得た。得られた正極活物質前駆体粒子を以下に示されるとおり分析したところ、平均粒径D50(体積基準)は2.3μmであり、比表面積は12m/gであり、相対タップ密度は0.3であった。
<平均粒径D50>
水を分散媒として正極活物質前駆体粒子の粉末試料を分散させたものを、レーザ回折/散乱式粒度分布測定装置(株式会社堀場製作所製 型番「LA−700」)に投入することで、平均粒径D50(体積基準)を測定した。
<相対タップ密度>
正極活物質前駆体粒子の粉末試料を入れたメスシリンダを市販のタップ密度測定装置を用いて200回タッピングした後、(粉末重量)/(粉末のかさ体積)を算出することによって、タップ密度を求めた。その後、得られたタップ密度を理論密度で除することで、相対タップ密度[無次元値]を算出した。
(4)成形
得られた正極活物質前駆体粒子粉末100重量部、分散媒(キシレン:ブタノール=1:1)50重量部、バインダーとしてのポリビニルブチラール(積水化学工業株式会社製:品番BM−2、)10重量部、可塑剤としてのDOP(Di(2−ethylhexyl)phthalate:黒金化成株式会社製)4.5重量部、及び分散剤(花王株式会社製 製品名「レオドールSPO−30」)3重量部を秤量し、乳鉢で予備混練した後、トリロールを用いて混練することで、(ブルックフィールド社製LVT型粘度計を用いて測定して)2000〜3000cPの粘度を有する成形用スラリーを調製した。こうして得られた成形用スラリーを用いて、ドクターブレード法により、厚さ50μmのシートを形成した。乾燥後のシートに対して打ち抜き加工を施すことによって、1mm平方のグリーンシート成形体を得た。
(5)焼成(リチウム導入)
上述のようにして得られた1mm平方のグリーンシート成形体を、大気雰囲気中で900℃にて熱処理することで、成形体の脱脂及び仮焼成を行った。かかる成形体仮焼成の温度は、上述の熱処理(造粒体仮焼成)温度よりも低い。これは、成形体の仮焼成時に内部の粒子間の焼結の進行を抑制することで、後続する本焼成時にリチウムが均一に拡散及び反応するようにするためである。
一方、水酸化リチウムのエタノール分散液を以下のようにして調製した。まず、LiOH・HO粉末(和光純薬工業株式会社製)を、ジェットミルを用いて、電子顕微鏡観察による目視粒径で1〜5μmになるように粉砕した。この粉末をエタノール(片山化学株式会社製)100重量部に対し1重量部の割合で加えたものを、超音波により、粉末が目視によって確認することができなくなるまで分散させた。
上記仮焼成成形体の両面に対して、上記水酸化リチウムのエタノール分散液をエアブラシによって所定量スプレーしたものを、750℃で10時間(酸素雰囲気)熱処理することで、Li(Ni0.8,Co0.15,Al0.05)Oの組成を有するNCAセラミックス板を板状正極として得た。得られた板状正極を以下に示される手順で分析したところ、空隙率は15%、開気孔比率は95%、回折強度(ピーク強度)の比率[003]/[104]は0.5であった。
<空隙率>
空隙率は、相対密度から計算される値(空隙率=1−相対密度)である。相対密度は、アルキメデス法で求めた嵩密度を、ピクノメータを用いて求めた真密度で除して求めた値である。嵩密度の測定では、空隙中に存在する空気を十分に追い出すために、試料を水中で煮沸処理をした。
<開気孔比率>
開気孔比率は、閉気孔率と全気孔率から計算によって求められる値(開気孔比率=開気孔/全気孔=開気孔/(開気孔+閉気孔))である。閉気孔率は、アルキメデス法で測定した見かけ密度より求められる。また、全気孔率は、同じくアルキメデス法で測定した嵩密度より求められる。
<回折強度(ピーク強度)比率>
回折強度(ピーク強度)比率の測定は、φ5〜10mm程度の大きさに加工した正極活物質層用セラミックス板を、XRD測定用の試料フォルダに載せ、XRD装置(株式会社リガク製 製品名「RINT-TTRIII」)を用いて、板状正極の表面に対してX線を照射したときのXRDプロファイルを測定し、(104)面による回折強度(ピーク高さ)に対する(003)面による回折強度(ピーク高さ)の比率を求めることにより行った。この測定方法によれば、板面の結晶面に平行に存在する結晶面、すなわち板面方向に配向する結晶面による回折プロファイルが得られる。
例2:LLZセラミックスの作製
本発明において固体電解質として用いられるLLZセラミックスを以下の手順で作製した。
焼成用原料調製のための各原料成分として、水酸化リチウム(関東化学株式会社)、水酸化ランタン(信越化学工業株式会社)、酸化ジルコニウム(東ソー株式会社)、酸化タンタルを用意した。これらの粉末をLiOH:La(OH):ZrO:Ta=7:3:1.625:0.1875になるように秤量及び配合し、ライカイ機にて混合して焼成用原料を得た。
第一の焼成工程として、上記焼成用原料をアルミナ坩堝に入れて大気雰囲気で600℃/時間にて昇温し900℃にて6時間保持した。
第二の焼成工程として、第一の焼成工程で得られた粉末に対しγ−AlをAl濃度が0.08wt%となるように添加し、この粉末と玉石を混合し振動ミルを用いて3時間粉砕した。この粉砕粉を篩通しした後、得られた粉末を、金型を用いて約100MPaにてプレス成形してペレット状にした。得られたペレットをマグネシア製のセッター上に乗せ、セッターごとマグネシア製のサヤ内に入れて、Ar雰囲気にて200℃/時間で昇温し、1000℃で36時間保持することにより、35mm×18mmのサイズで厚さ11mmの焼結体を得て、そこから10mm×10mmのサイズで厚さ1mmのLLZセラミックス板を固体電解質として得た。なお、Ar雰囲気は、事前に容量約3Lの炉内を減圧し、純度99.99%以上のArガスで置換した後、2L/分の流量で電気炉内にArを導入することにより作製した。
得られた焼結体試料の上下面を研磨した後、以下に示される各種の評価ないし測定を行った。焼結体試料のX線回折測定を行ったところ、CSD(Cambridge Structural Database)のX線回折ファイルNo.422259(LiLaZr12)類似の結晶構造が得られた。このことから、得られた試料がLLZ結晶構造の特徴を有することが確認された。また、焼結体試料のAl及びMg含有量を把握するため、誘導結合プラズマ発光分析(ICP分析)により化学分析を行ったところ、Al含有量は0.08wt%、Mg含有量は0.07wt%であった。
例3:界面層の作製
酸化ランタン(関東化学製)、炭酸リチウム(本荘ケミカル製)及び酸化チタン(石原産業製)粉末を(La0.55Li0.35)TiOの組成となるように秤量し、乾式で混合した。得られた混合粉末をペレットに成形し、大気雰囲気1100℃で4時間焼成して(La0.55Li0.35)TiO焼結体を作製した。合成した焼結体をターゲットとして、マグネトロンスパッタリングにより、固体電解質上に0.05μmの膜を界面層として形成した。こうして界面層付きLLZセラミックス板(固体電解質)を得た。
例4:ホットプレスによるNCA/LLZ複合体の作製
例3で得られた10mm平方に加工した厚さ1mmの界面層付きLLZセラミックス板の界面層上に、例1で作製された1mm平方の厚さ50μmのNCAセラミックス板を3行3列となるように9枚配列した。この配列体の上下面を焼成冶具との癒着防止用Pt箔で挟み、焼成条件700℃で5時間、2000kgf/cmの圧力でホットプレスにより焼成して、NCA/LLZ複合体(界面層あり)を得た。得られた複合体において、NCAセラミックス板(板状正極)とLLZセラミックス板(固体電解質)との界面には剥がれ等が観察されず、極めて密着性が高いことが確認された。また、NCAセラミックス板(板状正極)が多数の気孔を有することも確認された。
また、比較のため、界面層付きLLZセラミックス板の代わりに、例2で作製されたままの界面層を有しないLLZセラミックス板を用いたこと以外は上記同様にして、比較試料としてのNCA/LLZ複合体(界面層なし)を作製した。
例5:コインセルの作製及び内部抵抗の評価
例4において製造されたNCA/LLZ複合体のNCAセラミックス板の板面にAu膜をスパッタリングにより形成して正極集電体(厚さ:500オングストローム)を形成した。次に、Ar雰囲気のグローブボックス内で、LLZセラミックス板の板面にリチウム金属を200℃で溶融圧着して負極とした。こうして得られたAu/NCA/界面層/LLZ/Li接合体及びAu/NCA/LLZ/Li接合体をステンレス製CR2032ケースに組み込み、コインセルとした。
抵抗を測定するために、コインセルを大気中に取り出し、電気化学測定システム(ソーラトロン社製、ポテンショ/ガルバノスタッド及び周波数応答アナライザの組合せ)を用い、周波数1MHz〜0.01Hz、電圧10mVにて交流インピーダンス測定を行った。得られたインピーダンスカーブの円弧を解析ソフト(Scribner Associates, Inc.社製、Zview2)を用いてフィッティングし、界面抵抗値を算出した。その結果、界面層を有しない比較試料の抵抗値を100(相対値)とした場合、本発明による(La0.55Li0.35)TiOなる組成の界面層を有する試料の界面抵抗値は0.05(相対値)であった。このように、正極と固体電解質とを単に接合するのではなく、元素拡散を抑制できるリチウムイオン伝導性材料を意図的に界面に形成することにより、内部抵抗の低い正極−固体電解質複合体、更には固体電池を実現することができる。

Claims (6)

  1. 層状岩塩型構造を有する正極活物質を含むセラミックス焼結体からなる板状正極と、
    リチウムイオン伝導性を有するセラミックスからなる固体電解質と、
    前記板状正極及び前記固体電解質の間に介在し、(LaLi)TiO(式中、3x+y=2、0.50≦x≦0.60、及び0.20≦y≦0.50である)の化学式で表されるペロブスカイト複合酸化物からなる界面層と、
    を備えた、セラミック正極−固体電解質複合体。
  2. 前記界面層が、10nm〜100nmの厚さを有する、請求項1に記載のセラミック正極−固体電解質複合体。
  3. 前記正極活物質が、コバルト酸リチウム、ニッケル−マンガン−コバルト酸リチウム、ニッケル酸リチウム、及びニッケル−コバルト−アルミニウム酸リチウムからなる群から選択される化合物を主成分として含んでなる、請求項1に記載のセラミック正極−固体電解質複合体。
  4. 前記正極活物質が、複数の結晶粒子からなる多結晶体であり、該複数の結晶粒子が配向されてなる、請求項1〜3のいずれか一項に記載のセラミック正極−固体電解質複合体。
  5. 前記固体電解質が、少なくともLi,La,Zr及びOで構成され、ガーネット型又はガーネット類似結晶構造を有する複合酸化物、及び少なくともLi,Al,Ge,P及びOで構成され、NASICON型結晶構造を有する複合酸化物からなる群から選択される、請求項1〜4のいずれか一項に記載のセラミック正極−固体電解質複合体。
  6. 前記固体電解質が、少なくともLi,La,Zr及びOで構成され、ガーネット型又はガーネット類似結晶構造を有する複合酸化物であって、添加物としてAl及びMgから選ばれる少なくとも一種の元素を含み、かつ、Zrの一部がTa及びNbから選択される少なくとも一種の元素で置換されている、請求項1〜5のいずれか一項に記載のセラミック正極−固体電解質複合体。
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