JP2014096137A - プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】 サーバと通信を行えない状況でも、チケット処理を行うことができるプログラムを提供する。。
【解決手段】 チケット処理システム1は、チケット購入者が、サーバ15にアクセスを行って、チケットデータ(電子チケット)をチケット購入者携帯型端末装置11にダウンロードする。そして、イベント会場で、チケット購入者携帯型端末装置11の画面にチケット画像を表示し、画面上で電子もぎり処理を行うことで入場処理を行う。チケット購入者携帯型端末装置11内に記憶された電子もぎりの情報は、サーバ15と通信可能になったときに、サーバ15に送信される。
【選択図】図1

Description

本発明は、イベント等のチケット発券処理等を行うプログラムに関するものである。
従来から、スマートフォンや携帯電話を使用したチケット発券システムが知られている。
従来のチケット発券システムでは、ユーザによるチケット購入処理によってチケットデータがスマートフォンにダウンロードされる。
そして、イベントの入場口において、スマートフォンの画面にQRコード(登録商標)が表示され、当該QRコード(登録商標)をリーダで読み、読み出した情報をサーバに送信してサーバでチケットの有効性を確認処理を行う。
しかしながら、上述した従来のシステムでは、読み込んだQRコード(登録商標)の情報をサーバで確認処理をするため、スマートフォンがサーバと通信を行えない環境では使用できないという問題がある。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、サーバと通信を行えない環境でも、チケット処理を行うことができるプログラムを提供することにある。
上述した従来技術の問題点を解決し、上述した目的を達成するために、本発明のプログラムは、携帯型端末装置にダウンロードされるプログラムであって、サーバから前記携帯型端末装置にダウンロードしたチケットデータを取り込む第1の工程と、所定の入力操作を検出すると前記チケットデータに応じた画像を画面表示する第2の工程と、前記第2の工程で画像を表示した画面上で予め決められた所定の操作、あるいは所定の音声入力を検出したことを条件に所定の入力指示を検出し、当該所定の入力指示の検出を条件に当該チケットデータの使用履歴を示すステータスデータを更新する更新処理を行う第3の工程とを有する。
好適には、本発明のプログラムでは、前記チケットデータには、当該チケットデータを使用済みにすることを許可する位置条件と時間条件との少なくとも一方の情報を含み、
前記第3の工程は、前記携帯型端末の位置を示す位置情報が前記位置条件を満たすという第1の条件と、前記接触位置の移動経路検出に対応した時間が前記時間条件を満たすと判断したという第2の条件との少なくも一方を満たしたことを条件に、前記更新処理を行う。
本発明によれば、サーバと通信を行えない環境でも、チケット処理を行うことができるプログラムを提供することができる。
図1は、本発明の実施形態に係るチケット処理システムの概念図である。 図2は、図1に示すチケット処理システムの構成図である。 図3は、図2に示すチケット購入者携帯型端末装置の機能ブロック図である。 図4は、図2に示すサーバの機能ブロック図である。 図5は、第1実施形態における図1および図2に示すチケット処理システムの動作例を説明するためのフローチャートである。 図6は、もぎり処理時のチケット購入者携帯型端末装置の画面例を説明するための図である。 図7は、第2実施形態における図1および図2に示すチケット処理システムの動作例を説明するためのフローチャートである。 図8は、本発明の第3実施形態を説明するための図である。 図9は、本発明の第4実施形態を説明するためのフローチャートである。 図10は、本発明の第5実施形態を説明するためのフローチャートである。 図11は、本発明の第7実施形態を説明するためのフローチャートである。 図12は、本発明の第8実施形態を説明するための図である。 図13は、本発明の第9実施形態を説明するための図である。
以下、本発明の実施形態に係るチケット処理システムについて説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明の実施形態に係るチケット処理システム1の概念図である。
図2は、図1に示すチケット処理システム1の構成図である。
図1に示すチケット処理システム1は、チケット購入者が、サーバ15にアクセスを行って、チケットデータ(電子チケット)をチケット購入者携帯型端末装置11にダウンロードする。
そして、イベント会場で、チケット購入者携帯型端末装置11の画面にチケット画像を表示し、画面上で電子もぎり処理を行うことで入場処理を行う。
チケット購入者携帯型端末装置11内に記憶された電子もぎりの情報は、サーバ15と通信可能になったときに、サーバ15に送信される。
図2に示すように、チケット処理システム1は、例えば、チケット購入者携帯型端末装置11、イベント作成者端末装置13およびサーバ15を用いて実現される。
チケット購入者携帯型端末装置11は、チケット購入者が使用するスマートフォン、携帯電話等である。
イベント作成者端末装置13は、イベント作成者が使用するパーソナルコンピュータや、スマートフォン等である。
サーバ15は、チケット処理サービスを提供する事業者が使用するサーバである。
[チケット購入者携帯型端末装置11]
図3は、図2に示すチケット購入者携帯型端末装置11の機能ブロック図である。
チケット購入者携帯型端末装置11は、図3に示すように、例えば、通信部21、ディスプレイ22、操作部23、メモリ24および処理回路25を有し、これらがデータ線20を介して接続されている。
通信部21は、例えば、図2に示すサーバ15と通信を行うために用いられる。
ディスプレイ22は、処理回路25が実行するプログラムPRGが提供する様々な画面を表示する。ディスプレイ22には、後述するようにもぎり処理を行うための画面や、クーポン券画面が表示される。
操作部23は、ディスプレイ22のタッチパネル機能、キーボードやマウス等の操作手段である。
メモリ24は、処理回路25が実行するプログラムPRG、処理回路25の処理に用いられるデータを一時的に記憶する。
処理回路25は、プログラムPRGを実行して、チケット購入者携帯型端末装置11のチケット関連処理を統括的に制御する。
本実施形態で示されるチケット購入者携帯型端末装置11の処理は、プログラムPRGに記述されている。
[サーバ15]
図4は、図2に示すサーバ15の機能ブロック図である。
サーバ15は、図4に示すように、例えば、通信部121、ディスプレイ122、操作部123、メモリ124、処理回路125およびデータベース127を有し、これらがデータ線120を介して接続されている。
通信部121は、例えば、図2に示すチケット購入者携帯型端末装置11およびイベント作成者端末装置13と通信を行うために用いられる。
ディスプレイ122は、処理回路125が実行するプログラムが提供する様々な画面を表示する。
操作部123は、ディスプレイ122のタッチパネル機能、キーボードやマウス等の操作手段である。
メモリ124は、処理回路125が実行するプログラム、処理回路25の処理に用いられるデータを一時的に記憶する。
処理回路125は、プログラムを実行して、サーバ15のチケット関連処理を統括的に制御する。
以下、チケット処理システム1の動作例を説明する。
図5は、図1および図2に示すチケット処理システム1の動作例を説明するためのフローチャートである。
以下、各ステップを説明する。
ステップST1:
イベント作成者は、イベント作成者端末装置13を操作してサーバ15にアクセスを行い、自らのアカウントとパスワードをサーバ15に登録する。
図4に示すサーバ15の処理回路125は、イベント作成者の個人情報を、上記アカウントとパスワードと対応付けてデータベース127に記憶する。
ステップST2:
サーバ15の処理回路125は、チケット購入者携帯型端末装置11のイベント作成者の操作に応じて、イベント作成処理を行う。
当該イベント作成処理は、イベントの内容を記載したイベントウェブページ、並びにチケット購入ページへのリンク作成等の処理を行う。ここで、チケット価格等を決定してもよい。
イベント作成者がイベントページの公開、非公開を選択できるようにしてもよい。
ステップST3:
サーバ15の処理回路125は、イベント作成者の操作に応じて、指定した招待者のメールアドレスに、イベントウェブページへのリンクを入れた招待メールを送信する処理を行う。招待メールには、イベントウェブページへのリンクが入れる。当該招待メールは、イベント作成者端末装置13が送信してもよい。
ステップST4:
招待者は、図3に示すチケット購入者携帯型端末装置11の通信部21を介して受信した上記招待メールに含まれるイベントウェブページにアクセスを行い、ディスプレイ22に表示された画面上でイベント内容を確認する。
ステップST5:
招待者は、イベントのチケット購入を希望する場合に、イベントウェブページにリンクが表示されたチケット購入ページにアクセスを行い、チケット購入決済処理を行う。
このとき、サーバ15は、例えば、チケット購入者と、イベント作成者の双方への課金処理を行う。
そして、サーバ15の処理回路125は、当該イベントのチケットデータを作成してチケット購入者携帯型端末装置11に送信する。
また、処理回路125は、チケット購入者のID等の情報を、当該イベントと関連付けてデータベース127に登録する。
また、チケット購入者携帯型端末装置11は、サーバ15から受信したチケットデータをメモリ24に書き込む。
ステップST6:
チケット購入者は、イベント当日にイベント会場の入り口等で、チケット購入者携帯型端末装置11の操作部23を操作して、メモリ24に記憶されているチケット処理アプリケーションプログラムを起動する。
当該起動により、メモリ24に記憶されているチケットデータが、チケット処理アプリケーションプログラムに読み込まれる。
そして、チケット購入者携帯型端末装置11の処理回路25は、チケット処理アプリケーションプログラムの処理に応じて、図6のAに示すように、チケット画面をディスプレイ22に表示する。
なお、サーバ15からチケット購入者携帯型端末装置11へのチケットデータの送信は、ステップST5ではなく、ステップST6で行ってもよい。
ステップST7:
イベントのスタッフは、ステップST6でディスプレイ22に表示されたチケット画面上で、図6の“A”に示すパターン301に沿って、紙を千切る(tear or cut)かのように指を移動する操作(以下、もぎり操作と記載する)を行う。当該パターン301は、ディスプレイ22のタッチパネル機能で検出され、処理回路25に出力される。
処理回路25は、上記パターン301と、予め記憶されているもぎりパターンとを比較して一致するか否かを判断し、一致し、かつメモリ24に記憶されているステータスデータが未もぎり状態(あるいは、もぎり可能状態)を示すと判断した場合にもぎり処理を行う。
処理回路25は、もぎり処理として、メモリ24に記憶されているステータスデータを入場処理済みを示すように更新する処理と、画面を図6のAから図6のBに示すもぎり処理後画面(例えば、商品・サービスのクーポン券表示画面や抽選番号表示画面)に遷移させる画面更新処理とを行う。
ステータスデータは、入場処理済か否か、並びに入場処理済の場合には入場時刻等の情報を示している。
なお、誤ってもぎり処理をすることを防止するために、処理回路25は、もぎり処理開始前に、「もぎり後に入場を行う等」のアラート画面をディスプレイ22に表示し、yesの操作が行われたことを条件にもぎり処理を開始してもよい。
ステップST7において、処理回路25は、サーバ15と通信を行う必要はない。
また、処理回路25は、もぎり処理として、チケットを切る音を出力したり、所定のパターンでチケット購入者携帯型端末装置11を振動させる処理を行ってもよい。
ステップST8:
チケット購入者携帯型端末装置11の処理回路25は、通信部21がサーバ15と通信可能な状態であり、かつステータスデータが更新されたと判断すると、メモリ24からステータスデータを読み出してサーバ15に送信する。
なお、ステータスデータには、もぎり処理が行われた時刻情報が含まれる。
以上説明したように、チケット処理システム1によれば、イベントの会場でチケット処理をする際に、チケット購入者携帯型端末装置11はサーバ15と通信を行う必要がない。
すなわち、イベント会場でもぎり処理(チケット処理)を行った後は、メモリ24に記憶されたステータスデータが入場処理済みとなるため、再度、使おうとしても、ステップST7で使用済と判断できるため、不正利用を防止できる。
また、ステップST8に示すように、チケット購入者携帯型端末装置11がサーバ15と通信可能になったときに、ステータスデータをチケット購入者のIDと共にサーバ15に送信するため、サーバ15はチケット購入者のチケット利用状況を把握できる。
また、チケット処理システム1では、イベント会場でチケットデータを読み取るためのリーダが不要であり、リーダなしでデジタルのチケットデータを扱うことができる。また、イベント会場で通信環境が整備されていれば、サーバ15はもぎり処理結果をリアルタイムに取得できる。
<第2実施形態>
図7は、本発明の第2実施形態のチケット処理システム1の動作例を説明するためのフローチャートである。
本実施形態のチケット処理システム1は、図7に示すステップST1〜ST6の処理は、基本的に第1実施形態と同様であるが、ステップS7aの処理が異なる。
本実施形態では、ステップST7aのもぎり処理において、以下に示すように、チケット購入者携帯型端末装置11とサーバ15とで通信を行い、チケットデータの有効性をサーバ15で認証し、その結果がチケット購入者携帯型端末装置11に送信される。
そして、チケット購入者携帯型端末装置11は、チケットデータが有効であると判断した場合にのみ、もぎり処理を有効化、あるいはもぎり処理を許可する。
これにより、一人のユーザが複数のチケット購入者携帯型端末装置11を保有し、それぞれにチケットデータをダウンロードさせて複数人で不正利用することを防止できる。
<第3実施形態>
図8は、本発明の第3実施形態におけるもぎり位置を説明するための図である。
本実施形態では、図5および図7に示すステップST2におけるイベント作成処理において、サーバ15の処理回路125は、チケット購入者携帯型端末装置11のイベント作成者の操作に応じて、図8に示すように、チケット購入者携帯型端末装置11のディスプレイ22の画面510上のもぎり位置512を指定するもぎり位置指示を入力すると、当該指定されたもぎり位置を示すもぎり位置データをメモリ24に記憶する。
そして、チケット購入者携帯型端末装置11の処理回路25は、図5に示すステップST7あるいは図7に示すステップST7aのもぎり処理において、メモリ24から読み出したもぎり位置データに基づいて、画面上に表示されたチケット画像の被もぎり領域514内(もぎり位置より画面上方の領域、更新後の画像を表示する領域)で、前記所定のパターンの移動経路が存在することを検出すると、当該チケットデータの入場処理済みを示すようにステータスデータを更新する。
また、処理回路25は、上記所定のパターンの移動経路が存在することを検出すると、画面510上の被もぎり領域514内の画像を、もぎり処理前の画像からもぎり処理後の画像に更新する。
処理回路25は、上記もぎり処理の前後で、半券領域516には同じ画像を表示する。
このとき、チケット購入者携帯型端末装置11のメモリ24には、上記所定のパタートとして複数のもぎりパターンが記憶されており、当該複数のパターンの各々に前記もぎり処理後に表示する画像が対応付けて記憶されている。
処理回路25は、検出したパターン301と、予め記憶されている上記複数のもぎりパターンとを比較して、いずれかと一致するか否かを判断し、一致し、かつメモリ24に記憶されているステータスデータが未もぎり処理を示すと判断した場合にもぎり処理を行う。
なお、処理回路25は、パターン301が一致したもぎりパターンの識別情報と、チケットデータの識別情報とを対応付けてメモリ124に記憶する。
そして、処理回路25は、パターン301が、上記複数のもぎりパターンのいずれと一致したかを示す情報も記憶する。
処理回路25は、例えば、上記複数のもぎりパターンの各々にもぎり処理後の画像データが対応付けられている場合に、当該対応付けられたもぎり処理後の画像データに応じた画像をディスプレイ22の被もぎり領域514に表示する。
イベントのスタッフは、視覚的に把握可能なチケット保有者の属性を見て、各属性に事前に対応付けられたもぎりパターンでもぎり操作を行う。これにより、チケットデータから得られた保有者の属性を、当該チケットデータに対応付けて把握することが可能になる。
本実施形態では、例えば、チケットデータには購入者の顔写真データが含まれていてもよい。
そのため、処理回路25は、ステップST7あるいはST7aにおいて、チケット処理アプリケーションプログラムに基づいて、前記チケットデータに含まれる前記顔写真データを画面510上の半券表示領域516に表示してもよい。
このようにすることで、もぎり処理時に担当者が半券表示領域516に表示される顔写真と利用者の顔とを見比べて不一致の場合は正規の利用者ではないと判断できる。これにより、利用者間でチケットデータを不正に売買することを効果的に抑制できる。
また、半券表示領域516に、チケットデータに含まれるイベント会場の座席情報を表示してもよい。
<第4実施形態>
本実施形態では、図5のステップST5において以下の処理を行う。
ステップST5:
サーバ15の処理回路125は、課金処理の後に、上記イベントのチケットデータを作成し、これをチケット購入者携帯型端末装置11に送信する。
このとき、チケットデータには、当該チケットデータを使用済みにすることを許可する位置条件と時間条件との少なくとも一方の情報が含まれている。
位置条件は、例えば、イベント会場の住所である。また、時間条件は、イベントの開始と終了の日時である。
ステップST7:
本実施形態では、チケット購入者携帯型端末装置11の処理回路25は、上述したようにステップST7で、上記パターン301と予め記憶されているもぎりパターンとを比較して一致すると判断した場合に、内蔵するタイマが示す時刻が、チケットデータが示す時間条件を満たしているか否かを判断する(図9のステップST31)。
そして、処理回路25は、上記時間条件を満たしていると判断すると、チケット購入者携帯型端末装置11の位置情報を取得し、当該位置情報がチケットデータが示す位置条件を満たしているか否かを判断する(ステップST32)。
処理回路25は、上記位置条件を満たしていると判断し、かつ、メモリ24に記憶されているステータスデータが未もぎり処理を示すと判断した場合に上記もぎり処理を行う(ステップST36)。
本実施形態によれば、位置条件あるいは時間条件を満たさない場合には、もぎり処理を行わないため、もぎり操作が誤って行われた場合にはもぎり処理を行わないようにできる。
<第5実施形態>
本実施形態では、チケット購入者携帯型端末装置11は、ステップST5において、サーバ15からチケットデータをダウンロードする時に、複数のもぎり後の画面画像データをダウンロードする。
そして、処理回路25は、ステップST7のもぎり処理において、もぎり操作を検出すると(図10のステップST41)、上記複数のもぎり後の画面画像データから一つの画面画像データを、運営者のみが知る予め決められた選択パターンに基づいて選択する(ステップST42)。例えば、上記選択パターンは、曜日に応じて選択する画面画像データを規定している。
そして、処理回路25は、上記選択した画面画像データを基に、もぎり処理後の画面表示を行う(ステップST43)。
本実施形態によれば、チケットの不正利用を防止できる。
<第6実施形態>
本実施形態では、チケット購入者携帯型端末装置11は、ステップST5において、サーバ15からチケットデータのダウンロード時に、コンテンツデータまたはクーポンデータをチケットデータに関連付けてダウンロードする。
チケット購入者は、もぎり処理が行われる前に、これらのコンテンツデータまたはクーポンデータを利用できる。
処理回路25は、当該利用の履歴を示す履歴データをメモリ24に記憶する。
そして、処理回路25は、ステップST7のもぎり処理において、メモリ24に記憶された上記履歴データをサーバ15に送信する。
本実施形態によれば、チケット購入者によるコンテンツデータまたはクーポンデータの利用履歴をサーバ15が収集できる。これにより、これらのデータの利用率を把握できる。
<第7実施形態>
本実施形態では、上記チケットデータは、使用可能回数を示し使用可能回数データを含む。当該使用可能回数データは、チケットデータが使用可能であるか否かを判断するために用いられる。
また、チケットデータは、既に使用した回数を示す使用済回数データを含む。
処理回路25は、ステップST7のもぎり処理において、もぎり操作を検出すると(図11のステップST51)、チケットデータの上記使用可能回数データと上記使用済回数データとを基に、当該チケットデータが使用可能であるか否かを判断する(ステップST52)。具体的には、使用可能回数が使用済回数より多い場合に、使用可能であると判断する。
処理回路25は、使用可能であると判断したことを条件に(ステップST53)、もぎり処理を行う(ステップST54)。
本実施形態によれば、チケットデータを複数回利用できる。
なお、本実施形態では、図5のステップST7のもぎり操作において、チケット購入者が、チケットの使用を要求する使用要求回数を入力するようにしてもよい。
処理回路25は、上記入力された使用要求希望回数と、チケットデータの上記使用可能回数データと上記使用済回数データとを基に、当該チケットデータが使用可能であるか否かを判断する(ステップST52)。
具体的には、使用可能回数から使用済回数を減算した数が、使用要求回数以上である場合に、使用可能であると判断する。
<第8実施形態>
本実施形態では、チケット購入者携帯型端末装置11は、ステップST5において、サーバ15からチケットデータのダウンロード時に、もぎり処理後の画面画像データとして、他サイトへのリンク情報を含むものをダウンロードする。
そして、処理回路25は、ステップST7のもぎり処理において、もぎり操作を検出すると、上記もぎり処理後の画面画像データを基に、図12に示すように、他サイトへのリンク情報を画面表示する。
これにより、もぎり処理後に、ユーザを他関連サイトへ誘導することができる。
<第9実施形態>
図5および図7に示すステップST7,ST7aのもぎり処理において、タッチパネルであるディスプレイ22(操作部23)からのユーザの指等の画面510上における接触位置に応じた座標データ(X、Y)がメモリ24に順次記憶される。
図8に示すように、画面510上には、予めX、Y座標が規定されている。
図13を用いて説明する。
ステップST61:
処理回路25は、ユーザが指等で画面510上の連続して接触して行った操作に応じて入力した座標データ(X,Y)が、第3実施形態で規定した被もぎり領域514内の位置を示しているか否かを判断し、肯定判定の場合にステップST22に進む。
当該操作は、ユーザが指等で最初に画面510上に接触してから、その接触状態を維持しながら、画面510上を移動するものである。
なお、処理回路125は、入力した座標データ(X,Y)が半券領域516に入った場合は、否定判定を行い、もぎり操作と判定しない。
ステップST62:
処理回路25は、ステップST61で入力した座標データX(画面510の水平方向)が、「0」(すなわち、画面510の水平方向の左端)に達した場合に肯定判定し、ステップST23に進む。それ以外の場合は、否定判定し、もぎり操作と判定しない。
ステップST63:
処理回路25は、ステップST61で入力した座標データY(画面510の水平方向)が、上記操作の過程において減少していないか否かを判断し、肯定判定の場合はステップST64に進む。それ以外の場合は、否定判定し、もぎり操作と判定しない。
ステップST64:
処理回路25は、ステップST21で最初に座標データ(X,Y)を入力した第1のタイミング(ユーザが画面510に最初に触れたタイミング)と、ステップST22で座標データXが「0」に達したと判定された第2のタイミングとの間を、所定の時間間隔に分割する。
そして、処理回路25は、当該分割された時間間隔の各時間内における座標データ(X,Y)の変化量を算出する。
ステップST65:
処理回路25は、ステップST64で算出した各時間の変化量が、予め決められた基準以上であるか否かを判定し、肯定判定の場合にステップST26に進む。それ以外の場合は、否定判定し、もぎり操作と判定しない。これは、もぎり操作が、一定以上のスピードで、ユーザが画面上の指接触位置を移動させて行われることを考慮して、これを高精度に検出できるようにした。
ステップST66:
処理回路25は、もぎり操作が行われたと判定する。
本実施形態では、実際のリアルなチケットのもぎり操作、すなわち本券(被もぎり領域514に対応)側を指でもって、もぎり線から離れる向きに指を移動させる操作と類似した操作を画面510上でユーザが行った場合にのみ、それをもぎり操作として高精度に検出できる。
すなわち、チケット処理システム1によれば、リアルなもぎり操作と類似した擬似的なもぎり操作を、画面510上のユーザの指の移動経路に基づいて高精度に検出できる。
本発明は上述した実施形態には限定されない。
すなわち、当業者は、本発明の技術的範囲またはその均等の範囲内において、上述した実施形態の構成要素に関し、様々な変更、コンビネーション、サブコンビネーション、並びに代替を行ってもよい。
上述した実施形態では、イベントの入場処理のチケットのチケット処理を例示したが、入場処理以外の商品・サービスのクーポン等のチケット処理についても本発明は適用可能である。
例えば、チケット購入者携帯型端末装置11は、チケット処理アプリケーションプログラムを起動し、当該プログラムに従ってサーバ15にアクセスを行い、チケット購入処理を行ってもよい。
上述した実施形態では、チケット購入者携帯型端末装置11におけるチケットデータの入場処理を、チケット購入者携帯型端末装置11の画面上の指の移動軌跡に応じたもぎり操作をトリガーとして開始したが、入力された音声が所定の条件を満たすか否かを検出し、それをトリガーとしてもよい。
また、チケット処理システム1において、所定のチケット購入者が取得したチケットデータを他の人に譲渡することを可能にしてもよい。例えば、あるユーザのチケット購入者携帯型端末装置11に記憶されたチケットデータを、他のユーザのチケット購入者携帯型端末装置11に送信した場合でも、使用可能にしてもよい。
また、チケット購入者携帯型端末装置11において、もぎり処理を完了してステータスデータが入場処理済みとなった後に、再入場を可能にするために、再入場可能設定にし、再入場時にイベントスタッフのみが知るパスワードを入力するようにしてもよい。
また、入場処理時にチケット購入者携帯型端末装置11にダウンロードされたクーポン券データは、ユーザが当該データに応じたクーポン画面を会場内で表示することで、クーポン券に応じた商品やサービスの提供を受けることができる。
また、図1に示すように、サーバ15は、イベント開催中に、イベント参加者のみが投稿可能なチャットルールをウェブサイト上に作成してもよい。
また、サーバ15は、チケットデータと共に、当該チケットデータに係るイベントに関連するコンテンツデータまたはコンテンツプログラムをチケット購入者携帯型端末装置11にダウンロードする。
そして、チケット購入者携帯型端末装置11がもぎり操作を検出すると、上記ダウンロードされたコンテンツデータまたはコンテンツプログラムの使用履歴データをサーバ15に送信する処理を行うようにしてもよい。
例えば、処理回路25は、被もぎり領域514を複数の領域に分割し、パターン301が、予め決められた領域から他の所定の領域に移動するパターンであることを条件に、もぎり処理を行うようにしてもよい。
本発明は、イベント等のチケット発券処理等を行うチケット処理システムに適用可能である。
1…チケット処理システム
11…チケット購入者携帯型端末装置
13…イベント作成者端末装置
15…サーバ

Claims (7)

  1. 携帯型端末装置にダウンロードされるプログラムであって、
    サーバから前記携帯型端末装置にダウンロードしたチケットデータを取り込む第1の工程と、
    所定の入力操作を検出すると前記チケットデータに応じた画像を画面表示する第2の工程と、
    前記第2の工程で画像を表示した画面上で予め決められた所定の操作、あるいは所定の音声入力を検出したことを条件に所定の入力指示を検出し、当該所定の入力指示の検出を条件に当該チケットデータの使用履歴を示すステータスデータを更新する更新処理を行う第3の工程と
    を有するプログラム。
  2. 前記チケットデータには、当該チケットデータを使用済みにすることを許可する位置条件と時間条件との少なくとも一方の情報を含み、
    前記第3の工程は、前記携帯型端末の位置を示す位置情報が前記位置条件を満たすという第1の条件と、前記接触位置の移動経路検出に対応した時間が前記時間条件を満たすと判断したという第2の条件との少なくも一方を満たしたことを条件に、前記更新処理を行う
    請求項1に記載のプログラム。
  3. 前記画面上において予め規定されたもぎり位置を基に、当該画面上に被もぎり領域が規定されている場合に、
    前記第3の工程においては、
    前記携帯型端末装置は、前記被もぎり領域内で、前記所定のパターンの移動経路が存在することを検出すると、前記更新処理を行うと共に、
    前記被もぎり領域内の画像を、もぎり処理前の画像から、複数のもぎり処理後の画像のなかから、予め決められたあるいは選択パターンに基づいて選択したもぎり処理後の画像に更新する
    請求項2に記載のプログラム。
  4. 前記第1の工程において、
    前記チケットデータに関連付けて、コンテンツデータまたはクーポンデータを前記サーバから前記携帯型端末装置にダウンロードし、
    前記コンテンツデータまたは前記クーポンデータの利用履歴データを前記サーバに送信する第4の工程
    をさらに有する
    請求項3に記載のプログラム。
  5. 前記チケットデータは、使用可能回数が規定されており、使用可能であるか否かを判断するために用いられる情報を含み、
    前記第3の工程において、
    前記携帯型端末装置が、前記第3の工程で画像を表示した画面上でユーザの指の接触位置の移動経路が予め決められた所定のパターンであると判断した場合に、前記使用可能回数を基に使用可能であると判断したことを条件に、前記更新処理を行う
    請求項4に記載のプログラム。
  6. 前記第3の工程において、新たに使用しようとする回数が指定されると、当該指定された回数と前記使用可能回数とを基に使用可能であると判断したことを条件に、前記更新処理を行う
    請求項5に記載のプログラム。
  7. 前記第3の工程において、
    前記所定のパターンの移動経路が存在することを検出すると、前記更新処理を行う
    請求項6に記載のプログラム。
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