JP2015197866A - スマホアプリ受取りチケットをダウンロードする方法およびシステム - Google Patents

Abstract

【課題】従来のＱＲコードチケットの場合、そのダウンロード操作が、不慣れなユーザにとっては非常に複雑に感じることがある。例えば、ＱＲコードのＵＲＬを記載したメールが、メールフィルタの設定によっては受信できない場合がある。また、メールの中からＱＲコードのＵＲＬを探し出す必要がある。そもそも、ユーザは、これら一連の流れを、チケット販売サイトまたは受信したメール本文の中の説明から正しく理解し、手順に沿って操作を進める必要がある。
【解決手段】ユーザの携帯端末のブラウザに表示したチケット販売サイトから、携帯端末上のチケット購入アプリケーションを起動し、当該チケット購入アプリケーションを介して、チケット配信サーバから電子チケットのダウンロードを実行する。
【選択図】図３

Description

本発明は、スマホアプリ受取りチケットをダウンロードする方法およびシステムに関する。より詳細には、購入した電子チケットを、スマートフォンアプリケーションでダウンロードして受け取る方法およびシステムに関する。

従来、コンサートなどのチケット購入者は、チケット販売サイトから希望のチケットを購入し、その後、登録した住所に対して郵送にて送付される紙ベースのチケットを受け取る。または、購入者は、チケット販売サイトにて希望のチケットを予約し、発行される予約番号に基づいてコンビニエンスストアにて支払いを行った後、その場でプリントアウトされた紙チケットを受け取る。従来の紙チケットの場合、紛失してしまったり、汚れたり破れたりしないように保管する必要がある。また、郵送での受け取りの場合、購入者にとっては郵送料が必要になる。さらに、コンビニ決済の場合、購入者はコンビニエンスストアへ出向く必要がある。

これらの問題を解決すべく、紙チケットに代えて、ＱＲコード（登録商標）を用いた電子チケット（以下、ＱＲコードチケットという）が出てきた。当該ＱＲコードチケットは、チケット販売サイトにてチケットを購入し、その後に送信されるメールを携帯端末（例えば、携帯電話、スマートフォン、ＰＤＡ、タブレットＰＣなど）で受信し、受信したメール上のＵＲＬをクリックすることにより、表示されるチケットである。当該ＱＲコードチケットを、コンサートなどの入場ゲートにて、専用端末に読み取らせることにより、ペーパーレスで入場を管理することができる。

しかしながら、ＱＲコードチケットの場合、携帯端末にダウンロードするまでの操作が、不慣れなユーザ（チケット購入者）にとっては非常に複雑に感じることがある。例えば、ＱＲコードのＵＲＬを記載したメールが、ユーザのメールフィルタの設定によっては受信できない場合がある。また、メールによっては、ＱＲコードのＵＲＬ以外のＵＲＬも記載されており、ユーザはその中からＱＲコードのＵＲＬを探し出す必要がある。そもそも、ユーザは、これら一連の流れを、チケット販売サイトまたは受信したメール本文の中の説明から正しく理解し、手順に沿って操作を進める必要がある。そのため、より簡単に電子チケットを購入および受け取ることができる方法およびシステムが求められている。

このような目的を達成するために、電子チケットを携帯端末にダウンロードする方法であって、前記方法は、
前記携帯端末が、前記電子チケットのダウンロード要求を、ブラウザアプリケーションを介して受信するステップと、
前記携帯端末が、前記ダウンロード要求に応答して、前記携帯端末上のチケット購入アプリケーションを起動するステップであって、前記チケット購入アプリケーションは、前記ブラウザアプリケーション介さずとも、前記電子チケットの購入からダウンロードまで実行可能なアプリケーションである、ステップと、
前記チケット購入アプリケーションが、前記電子チケットのダウンロード要求を、チケット配信サーバに送信するステップと、
前記チケット購入アプリケーションが、前記チケット配信サーバから前記電子チケットをダウンロードするステップと
を備えたことを特徴とする。

また、前段落に記載の方法は、前記チケット購入アプリケーションがインストール済であるか否かを判定するステップをさらに備え、前記チケット購入アプリケーションの起動は、前記チケット購入アプリケーションがインストール済である場合にのみ実行されることを特徴とする。

さらに、前２段落に記載の方法は、前記チケット配信サーバからの前記電子チケットのダウンロードが失敗した場合、予め設定したリトライ回数に応じて、ダウンロードのリトライ処理を実行するステップをさらに備えたことを特徴とする。

以上説明したように、本発明によれば、より簡単に電子チケットを購入および受け取ることができる。

本発明の一実施形態に係るシステムの構成を示す図である。 本発明の一実施形態に係る携帯端末の構成を示す図である。 本発明の一実施形態に係るチケットダウンロード処理を示すフローチャートである。

以下、添付した図面を参照して、本発明の実施形態に係るシステムを詳細に説明する。

まず始めに、システムの概要を説明する。図１は、本発明の一実施形態に係るシステムの構成を示す図である。図１において、チケット配信サーバ１０１は、チケット販売サイトの運営会社が管理するサーバである。データセンタなどに設置されたチケット配信サーバ１０１は、ネットワーク１０２（例えば、インターネット）を介して、チケット購入者が利用するクライアントコンピュータ１０３ａ、１０３ｂ、・・・、１０３ｎ（以下、「クライアントコンピュータ１０３」という）と、同じくチケット購入者が利用する携帯端末１０４ａ、１０４ｂ、・・・、１０４ｎ（以下、「携帯端末１０４」という）と通信を行うよう構成されている。チケット購入者は、クライアントコンピュータ１０３または携帯端末１０４を用いて、チケット配信サーバ１０１から、チケットを購入し、購入したチケットを携帯端末１０４にダウンロードする。その後、チケット購入者は、コンサートなどの入場ゲートにて、ダウンロードした電子チケットを紙チケットの代わりに利用して、入場する。

次に、チケットを購入およびダウンロードする携帯端末１０４の構成を詳細に説明する。図２は、本発明の一実施形態に係る携帯端末の構成を示す図である。図２では、本システムの実施に必要な機能構成だけを示している。

携帯端末１０４は、ＣＰＵ２１０に、システムバス２１５を介してＲＡＭ２１１、入力装置２１２、出力装置２１３、通信制御装置２１４、および不揮発性記憶媒体（フラッシュメモリなど）で構成される記憶装置２１６が接続された構成を有する。記憶装置２１６は、本発明の実施形態に係るシステムの各機能を奏するためのソフトウェアプログラムを格納するプログラム格納領域と、当該ソフトウェアプログラムで取り扱うデータを格納するデータ格納領域とを備えている。以下に説明するプログラム格納領域の各手段は、実際は独立したソフトウェアプログラム、そのルーチンやコンポーネントなどであり、ＣＰＵ２１０によって記憶装置２１６から呼び出されＲＡＭ２１１のワークエリアに展開されて、記憶装置２１６上のデータなどを適宜参照しながら順次実行することで、各機能を奏するものである。

記憶装置２１６におけるプログラム格納領域に格納されているソフトウェアプログラムは、本発明に関連するものだけを列挙すると、データ送受信手段２２１を備えている

データ送受信手段２２１は、ＣＰＵ２１０によって実行され、チケット配信サーバ１０１とデータのやり取りを行う。

記憶装置２１６におけるデータ格納領域は、本発明に関連するものだけを列挙すると、ブラウザアプリケーションデータ記憶部２３１、チケット購入アプリケーションデータ記憶部２３２、およびチケットデータ記憶部２３３を備える。いずれも、記憶装置２１６内に確保された一定の記憶領域である。

ブラウザアプリケーションデータ記憶部２３１に記憶されるデータは、携帯端末１０４で使用するブラウザアプリケーションのプログラムデータである。

チケット購入アプリケーションデータ記憶部２３２に記憶されるデータは、データ送受信手段２２１を介してチケット配信サーバ１０１とやり取りし、電子チケットの購入およびダウンロードを行うチケット購入用アプリケーションのプログラムデータである。なお、当該チケット購入用アプリケーションは、ブラウザアプリケーションを介さずとも、単独で、チケットの購入からダウンロードまでの一連の処理を実行できるものである。チケット購入用アプリケーションは、利用者がＩＤ／パスワード認証などを行うことでログインし、使用される。

チケットデータ記憶部２３３に記憶されるデータは、ダウンロードを行った電子チケットに係るデータである。当該データには、一実施形態において、コンサートなどのイベント名、開催日時、および開催場所（ＧＰＳデータ含む）、ならびにチケットの大人／小人区分、座席番号、購入枚数、価格に係るデータ、また、コンサートやアーティストに係る画像データや、専用サイトへのＵＲＬデータなどを含む。

次に、図３のフローチャートを参照して、本発明の一実施形態に係るチケットダウンロード処理を流れに沿って説明する。

図３は、本発明の一実施形態に係るチケットダウンロード処理を示すフローチャートである。本処理は、クライアントコンピュータ１０３または携帯端末１０４のブラウザに表示したチケット販売サイト上でチケットを購入した後、チケット購入アプリケーションを介して、携帯端末１０４に電子チケットをダウンロードするまでの処理を示す。チケット購入アプリケーションを介することにより、利用者は非常に簡単な操作のみで、電子チケットを自分の携帯端末１０４にダウンロードすることが可能になる。

まず、ステップ３０１にて、携帯端末１０４は、ブラウザにチケットの購入完了画面または照会画面を表示する。購入完了画面は、携帯端末１０４のブラウザに表示したチケット販売サイト上でチケットを購入した直後の画面であり、購入後すぐに電子チケットをダウンロードすることを想定している。一方、チケットの照会画面は、クライアントコンピュータ１０３または携帯端末１０４のブラウザに表示したチケット販売サイト上でチケット購入後、すぐに電子チケットのダウンロードを行わず、あとから電子チケットをダウンロードすることを想定している。一実施形態において、購入完了画面および照会画面には、電子チケットをダウンロードするためのダウンロード開始ボタンを表示する。また、別の実施形態において、購入完了画面の場合は、ダウンロード開始ボタンを表示せず、ダウンロードの確認ダイアログを表示するなどして、自動的にダウンロード処理を開始することもできる。

ステップ３０１の後、携帯端末１０４は、ダウンロード開始の選択を受信する（ステップ３０２）。当該選択とは、例えば、前ステップでのダウンロード開始ボタンを利用者が押下した旨を示すダウンロード要求データ（信号）である。また、自動ダウンロードの場合は、確認ダイアログにて、ＯＫ（ダウンロードする）ボタンが押下された旨を示すダウンロード要求データである。いずれも、電子チケットのダウンロードを開始するためのトリガーデータである。

ステップ３０２においてダウンロード開始の選択を受信すると、携帯端末１０４は、自身にチケット購入アプリケーションがインストール済であるか否かの判定を行う（ステップ３０３）。チケット購入アプリケーションがインストール済である場合、ステップ３０４のＹｅｓルートに進み、当該チケット購入アプリケーションを起動する（ステップ３０５）。この際、チケットの予約番号など、購入したチケットを一意に示すパラメータがチケット購入アプリケーションに渡される。また、利用者情報などを連携することで、チケット購入アプリケーションに自動ログインすることも可能である。すなわち、本処理開始時のチケットの購入完了画面または照会画面では、既にチケット販売サイトにログイン済みであるため、ここでの利用者情報（認証情報を含む）をチケット購入アプリケーションに連携することでシングルサインオンを実現することができる。さらに、当該認証情報をチケット購入アプリケーションからチケット配信サーバ１０１に連携することで、チケット配信サーバ１０１での認証処理に利用することもできる。

一方、チケット購入アプリケーションが未インストールである場合、ステップ３０４のＮｏルートに進み、携帯端末１０４は、チケット購入アプリケーションダウンロード画面を表示する（ステップ３０７）。当該ダウンロード画面は、例えば、Google Play（登録商標）や、App Store（登録商標）などのアプリケーションダウンロードサービスの画面である。利用者は、当該ダウンロード画面より、チケット購入アプリケーションをダウンロードおよびインストールすることで、再度、本処理を実行し、ステップ３０５以降に進むことにより、電子チケットをダウンロードすることができる。

ステップ３０５にて、チケット購入アプリケーションを起動すると、チケット購入アプリケーションは、チケット配信サーバ１０１に対し、電子チケットのダウンロード要求を送信し、電子チケットをダウンロードする（ステップ３０６）。この際、チケット購入アプリケーションは、チケット配信サーバ１０１に、チケットの予約番号や、利用者情報などをパラメータとしてダウンロード要求に含めて、または別途送信する。これらのパラメータにより、チケット配信サーバ１０１は、正規の利用者からの要求であることを判断する認証処理を実行することができ、かつ対象の電子チケットを特定することができる。また、ダウンロードしたチケットは、チケットデータ記憶部２３３に格納される。

ステップ３０６のダウンロードが成功した場合、ステップ３０８のＹｅｓルートに進み、本処理は終了する。一方、ダウンロードが失敗した場合、ステップ３０８のＮｏルートに進み、リトライ処理を実行する場合（ステップ３０９のＹｅｓルート）は、再度、ステップ３０６のダウンロード処理を実行する。当該リトライ処理は、予め実行するリトライ回数を設定しておき、実際に実行した処理回数をカウントすることで、処理回数が設定したリトライ回数に達しているか否かにより、リトライ処理を実行するか否かの判断をすることができる。

以上、図３を用いて、携帯端末１０４のブラウザに表示したチケット販売サイトから、チケット購入アプリケーションを起動し、電子チケットをダウンロードする方法を説明した。別の実施形態として、チケット利用者の携帯端末１０４に配信される電子メールから、チケット購入アプリケーションを起動し、電子チケットのダウンロードを行うこともできる。これは、電子メールに記載されるダウンロード用ＵＲＬを押下することにより、図３におけるステップ３０２以降を順次実行し、電子メールの配信端末に電子チケットをダウンロードすることもできる。当該電子メールを利用した実施形態は、例えば、チケットを複数枚購入し、家族や友人などにチケットを分配する際に、特に有効な方法である。しかしながら、チケットを分配する場合であっても、分配される側のユーザが携帯端末１０４を用いて、チケット販売サイトから、図３の処理を順次実行することにより、分配分のチケットをダウンロードすることもできる。

Claims (5)

1. 電子チケットを携帯端末にダウンロードする方法であって、前記方法は、
   前記携帯端末が、前記電子チケットのダウンロード要求を、ブラウザアプリケーションを介して受信するステップと、
   前記携帯端末が、前記ダウンロード要求に応答して、前記携帯端末上のチケット購入アプリケーションを起動するステップであって、前記チケット購入アプリケーションは、前記ブラウザアプリケーション介さずとも、前記電子チケットの購入からダウンロードまで実行可能なアプリケーションである、ステップと、
   前記チケット購入アプリケーションが、前記電子チケットのダウンロード要求を、チケット配信サーバに送信するステップと、
   前記チケット購入アプリケーションが、前記チケット配信サーバから前記電子チケットをダウンロードするステップと
   を備えたことを特徴とする方法。
2. 前記チケット購入アプリケーションがインストール済であるか否かを判定するステップをさらに備え、前記チケット購入アプリケーションの起動は、前記チケット購入アプリケーションがインストール済である場合にのみ実行されることを特徴とする請求項１に記載の方法。
3. 前記チケット配信サーバからの前記電子チケットのダウンロードが失敗した場合、予め設定したリトライ回数に応じて、ダウンロードのリトライ処理を実行するステップをさらに備えたことを特徴とする請求項１または２に記載の方法。
4. 電子チケットをダウンロードする携帯端末であって、前記携帯端末は、
   前記電子チケットのダウンロード要求を、ブラウザアプリケーションを介して受信する手段と、
   前記ダウンロード要求に応答して、前記携帯端末上のチケット購入アプリケーションを起動する手段であって、前記チケット購入アプリケーションは、前記ブラウザアプリケーション介さずとも、前記電子チケットの購入からダウンロードまで実行可能なアプリケーションである、手段と、
   前記電子チケットのダウンロード要求を、チケット配信サーバに送信し、前記チケット配信サーバから前記電子チケットをダウンロードする前記チケット購入アプリケーションと
   を備えたことを特徴とする携帯端末。
5. 電子チケットをダウンロードする方法を携帯端末に実行させるコンピュータ実行可能命令を有するコンピュータプログラムであって、前記方法は、
   前記携帯端末が、前記電子チケットのダウンロード要求を、ブラウザアプリケーションを介して受信するステップと、
   前記携帯端末が、前記ダウンロード要求に応答して、前記携帯端末上のチケット購入アプリケーションを起動するステップであって、前記チケット購入アプリケーションは、前記ブラウザアプリケーション介さずとも、前記電子チケットの購入からダウンロードまで実行可能なアプリケーションである、ステップと、
   前記チケット購入アプリケーションが、前記電子チケットのダウンロード要求を、チケット配信サーバに送信するステップと、
   前記チケット購入アプリケーションが、前記チケット配信サーバから前記電子チケットをダウンロードするステップと
   を備えたことを特徴とするコンピュータプログラム。

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