JP2014096122A - 不揮発性半導体記憶装置を用いた記憶媒体のファイルの記録方法 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置を用いた記憶媒体のファイルの記録方法 Download PDF

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Abstract

【課題】不揮発性半導体記憶装置を用いた記憶媒体において、ファイル単位で確実にデータを消去し、ファイルの漏出事故を可及的に防止した記憶媒体を提供する。
【解決手段】
一括してデータが消去される複数のメモリセルから構成される消去ブロックを複数有する不揮発性半導体記憶装置を用いた記憶媒体のファイルの記録方法において、(a)1つの消去ブロックには1つのファイルのみを記録し、又は(b)消去対象のファイルを記録しているメモリセルのビットに対して所定のデータ又はランダムデータを上書きする。
【選択図】図6

Description

本発明は、不揮発性半導体記憶装置を用いた記憶媒体及びこれに用いるファイルの記録方法に関する。さらに、この記録方法を実現するためのコンピュータシステム及びこれに用いるデバイスドライバに関する。
従来より、主としてNAND型フラッシュメモリを用いたUSBメモリ等に、パーソナルコンピュータ等で生成したファイルを保存することがなされてきた。しかしながら、USBメモリ等は紛失のおそれがあり、保存ファイルが個人情報等のセンシティブな内容であったり、厳格な秘密管理が必要な営業秘密を含む内容の場合には、莫大な事業損失が発生するおそれがある。そこで、一定の基準で手作業でファイルを消去したり、一定のタイミングでファイルを消去するアルゴリズムをパーソナルコンピュータ上にソフトウェアによって実装することが行われていた。
しかしながら、NAND型フラッシュメモリを用いたUSBメモリ等にファイルを記録する際には、記憶領域をデータ領域とファイル管理領域に分けられるところ、NAND型フラッシュメモリを用いたUSBメモリ等のファイルの消去は、ファイル管理領域にフラグを立てることによって対応するファイルが「消去」されたことにするだけである。USBメモリ等の媒体をフォーマットしても、管理領域が消去されてデータ領域におけるファイルの開始アドレスが特定できなくなるのでファイルの読み出しが困難になるというだけである。したがって、ファイルを復元不能に消去するには、FFや00といった固定データを全データ領域に書き込む必要がある。そして、そのようなソフトウェアも知られている。
そこで、ファイル単位で確実にデータを消去することのできる記憶媒体及びこれに用いるファイルの消去方法が望まれる。
出願人は、NAND型フラッシュメモリに代わる大容量不揮発性半導体記憶装置であるB4フラッシュメモリを提案している。このB4フラッシュメモリは、NAND型フラッシュメモリに比べて書き込み消去のサイクル数が格段に大きく、書き込み・消去時間も短く、書き込み・消去に必要な消費電力量合計が小さいので、その特性を最大限利用して、B4フラッシュメモリに好適なセキュリティ向上方法を検討した。
特開2006−156925号公報
本発明は、不揮発性半導体記憶装置を用いた記憶媒体において、ファイル単位で確実にデータを消去し、ファイルの漏出事故を可及的に防止した消去方法及び記憶媒体を提供することを課題とする。
本発明の一実施形態にかかるファイルの記録方法においては、一括してデータが消去される複数のメモリセルから構成される消去ブロックを複数有する不揮発性半導体記憶装置を用いた記憶媒体のファイルの記録方法において、1つの消去ブロックには最大1つのファイルのみを記録する。
このファイルの記録方法においては、ホスト側の指示に基いて、1つの消去ブロックには最大1つのファイルのみを記録し又は1つの消去ブロックに複数のファイルを記録するようにしてもよい。
本発明の他の実施形態にかかるファイルの記録方法においては、一括してデータが消去される複数のメモリセルから構成される消去ブロックを複数有する不揮発性半導体記憶装置を用いた記憶媒体のファイルの記録方法において、消去対象のファイルを記録しているメモリセルのビットに対して所定のデータ又はランダムデータを上書きする。
本発明の他の実施形態においては、上記ファイルの記録方法を実行する制御手段を有することを特徴とする記録媒体、上記ファイルの記録方法を実行する制御信号を記録媒体に供給することを特徴とするコンピュータシステム、及びそのような制御信号を生成することを特徴とするドライバーソフトウェアが提供される。
本発明によれば、不揮発性半導体記憶装置を用いた記憶媒体において、ファイル単位で確実にデータを消去し、ファイルの漏出事故を可及的に防止した記憶媒体を提供することが可能となる。
B4書き込み動作を行うメモリセルの構成を示した断面図である。 B4書き込み動作を行うメモリセルからなるメモリセルアレイの回路図である。 B4メモリダイのブロック図である。 B4メモリダイを複数有するパッケージの概略図である。 1つのダイにおけるバンク、ブロック、ページの関係を示した図である。 本発明の第1の実施形態に係るファイル記録の流れを示した図である。 本発明の第1の実施形態に係るファイル記録の流れを示した図である。 本発明の第1の実施形態に係るファイル記録の流れを示した図である。 本発明の第1の実施形態に係るファイル記録の流れを示した図である。 本発明の第1の実施形態に係るファイル記録の流れを示した図である。 本発明の第2の実施形態に係るファイル記録の流れを示した図である。 本発明の第2の実施形態に係るファイル記録の流れを示した図である。 本発明のUSBメモリの回路構成を示したブロック図である。る。 本発明のコンピュータシステムの構成を示したブロック図である。る。
以下、本発明を実施するための形態を実施形態として説明する。なお、本発明は、以下に説明する実施形態に何ら限定されることはない。以下に説明する実施形態を種々に変形して本発明を実施することが可能である。また、本明細書においては、ファイルの書き込み、消去および破壊はファイルの記録方法の1つと位置付けている。
(B4フラッシュメモリの一例)
図1は、本発明に用いるB4フラッシュメモリのメモリセルの構成を示した断面図である。ここにB4フラッシュメモリとは、Nウェル中に形成され、窒化膜やフローティングゲートといった電荷蓄積領域を有するp型MOSトランジスタからなるメモリセルを有し、書き込み時の電圧の印加関係が、Vg、Vb>Vs>Vd(但し、ゲート電圧をVg、基板バイアスをVb、ソース電圧をVs、ドレイン電圧をVdとする。)であり、Vg−Vdが、バンド間トンネル電流の発生電圧以上となるものをいう。
図1に示すとおり、本発明のメモリセルは、p型半導体基板(p−sub)11に形成したnウェル(n−well)12に形成されたp型MOSトランジスタである。このp型MOSトランジスタは、互いに離隔されたp+型の拡散領域であるソース(Source)13とドレイン(Drain)14を有し、その間にチャネル領域20が存在する。チャネル領域20上には酸化膜15、窒化膜16、酸化膜17から構成されるONO膜が形成されており、その上には不純物をドープしたポリシリコンから構成されるゲート(Gate)18が存在する。窒化膜16の代わりにフローティングゲートを用いてもよく、これらが、電荷蓄積層となる。ゲート18に印加される電圧がVg、基板バイアスがVb、ソースに印加される電圧がVs、ドレインに印加される電圧がVdである。
図1のメモリセルからデータの読み出しをする際には、Vdに約1V、Vb=1.8V(電源電圧Vccと等しい)、Vs=1.8Vを印加し、Vgに例えば−2.2V(多値メモリであれば、複数の状態間に相当する電圧)の各電圧を印加する。メモリセルのしきい値が−2.2Vよりも浅ければ電流が流れ、深ければ電流が流れにくい。この差を検出して書き込みデータを判定する。
図1のメモリセルにデータの書き込みをする際には、Vd=0V、Vb=4.5V、Vs=1.8Vを印加し、Vgに例えば7Vの電圧を印加する。その後、ベリファイ動作(やや厳し目の条件、例えばVg=−3.0Vでなす読み出し動作)にて書き込みデータの検証を行い、目的のしきい値に達するまで、何度も上記書き込み電圧を印加する。書き込み電圧のうちVgは書き込みサイクルを繰り返すごとに次第にステップアップさせ最大12Vまで電圧が高くなる。
図1のメモリセルのデータを消去するに、Vdは開放、Vg=−10V、Vs=Vbとし、例えば7Vから消去サイクルを繰り返すごとに次第にステップアップさせ最大12Vまで電圧が高くなるようにする。消去はブロック単位で行う。
このようなB4フラッシュメモリによって、ソース・ドレイン間のチャネル長を短くすることが可能となり高集積化が達成できる。また、書き込み/消去がいずれも高速であり、書き込み/消去のサイクルはNAND型フラッシュメモリよりも極めて大きく、多数回の書き換えを行った後といえども、高温でも安定してデータを長期間保持することができる。
図2はB4フラッシュメモリのメモリセルアレイの回路図である。縦(列方向)にn型のセルウェル(Cell−well)とp型のセレクトゲートウェル(SG−well)が交互に配置されている。セルウェルの中にはマトリクス状に配置されたp型のメモリセルが配置されていて、1つのセルウェルに形成された複数のメモリセルによって、消去単位であるブロックが構成される。セルウェルにはバイアス電圧Vbが供給される。ブロック内の全てのメモリセルのソースはソース線SLに共通接続されており、ここからVsが供給される。1ブロックのうち、同一列に属するメモリセルのドレインはサブビット線(Sub−BL)に共通接続されており、このサブビット線によってVdが供給される。横(行方向)に走る配線群がワード線WLであり、同一行に属するメモリセルのゲート電極がこれに接続されている。1行のメモリセルによってページが構成される。ワード線よりVgが供給される。セレクトゲートウェルにはn型のセレクトゲートトランジスタが配置されている。セレクトゲートトランジスタは列毎に設けられており、対応するサブビット線と主ビット線とを選択的に接続する。このセレクトゲートトランジスタのゲート電極はセレクトゲート線SGと接続されている。
図3はB4メモリダイのブロック図である。図2に示した回路によって構成されるメモリセルアレイ(Memory Cell Array)の行を選択する行選択回路(Row Selection)、1ページ分、すなわち、1行分のデータを保持するページバッファ(Page Buffer)、ページバッファのデータ(2kビット、すなわち128ワード)より16ビット(1ワード)のデータを選択する列選択回路(Column Selection)、書き込み、消去等に高電圧、負電圧等を発生させ供給するチャージポンプ回路(Charge Pump)、外部から供給されるコマンドをデコードし、内部の各種回路を制御するコマンドデコーダ・制御回路(Command Decoder/Controller)から構成される。
図4は、B4メモリダイを複数有するパッケージの概略図である。図の例においては、512Mビットの記憶容量を有するダイを2つ(Die0、 Die1)、1つのパッケージに封止している。その結果、1つのパッケージの記憶容量は1Gビットとなる。それぞれのダイは、別々のチップ選択制御信号端子CE0、CE1を有する。多値(MLC)メモリの場合は上記した2値(SLC)メモリの記憶容量の整数倍となる。例えば、1つのメモリセルに4つのしきい値状態を記憶させることによって2ビットのデータを保持する場合は、1つのダイの容量は1Gビットとなり、2つのダイを1つのパッケージに封止すると、1つのパッケージの記憶容量は2Gビットとなる。
図5は1つのダイにおけるバンク、ブロック、ページの関係を示した図である。1つのダイは4つのバンク(Bank0、Bank1、Bank2及びBank3)を有する。これらバンクは、16のブロック(Block0〜15)に分割されており、これら個々のブロックが消去単位となる。1つのブロックは、4096ページ(Page0〜Page4095)に分割され、これがデータの書き込み単位となる。1つのページは2kビット、すなわち128ワードから構成される。
(第1の実施形態:セキュリティを高めたファイル記録方法1)
上述したB4フラッシュメモリは、1〜4パッケージで1Gb〜8GbのメモリカードやUSBメモリといったストレージを構成する。このストレージはパーソナルコンピュータに接続され、パーソナルコンピュータのOSの管理の下、ユーザからは、HDDやSSDと同様のドライブとして認識される。
ストレージの記憶領域には、OSによって管理されるところのファイルが保存される。一般に、ファイルの大きさは、文書情報で数十kビット〜数十Mビットである。したがって、多くの場合、1つ又は複数のブロック内の複数ページに渡って記録される。そして、1つのブロック中には、複数のファイルが保存されることが多かった。
以下に説明する本発明のファイル記録方法においては、1つの消去ブロックには1つのファイルのみを記録する。
(ファイル記録方法1)
以下、ファイル記録方法1を図6、図7を参照して説明する。図6は3つのブロックに3つのファイルが順次記録される様子を示している。図6の(a)に示すとおり、OSからFile 0の書き込み指示がなされると、ブロックBL0にFile 0のデータが書き込まれる。続いて、OSからFile 1の書き込み指示がなされると、図6(b)に示すとおり、File 0のデータが既に書き込まれているブロックBL0ではなく、新たなブランクブロックであるところのブロックBL1にFile 1のデータが書き込まれる。さらに続いて、OSからの指示によりFile 2の書き込み指示がなされると、図6(c)に示すとおり、File 0、1のデータが既に書き込まれているブロックBL0、BL1ではなく、新たなブランクブロックであるところのブロックBL2にFile 2のデータが書き込まれる。このように、1つの消去ブロックには1つのファイルにかかるデータのみを記録する。
図7は図6のように記録されたファイルが消去される様子及び消去後の様子を示している。図7(a)の状態において、OSからFile 0及びFile 2の消去が順次指示されたとする。すると、図7(b)に示すように、BL0とBL2に対して消去動作が行われる。この消去動作は、単にファイル管理領域にフラグを立てるというものではなく、物理的に、当該消去ブロックを消去するものである。その結果、ブロックBL0、BL2がブランクブロックとなり、他のファイルのデータの書き込みが可能となる。その後、OSからFile 3及びFile 4の書き込みが指示されると、図7(c)に示すように、ブロックBL0にはFile 3のデータが書き込まれ、ブロックBL2にはFile 4のデータが書き込まれる。
以上のように、消去ブロック毎に1つのファイルを記録するように構成すれば、ファイルの消去を、物理的に、ファイルが記録された消去ブロックを消去することによって行うことが可能となる。その結果、セキュリティが向上する。
(複数消去ブロックにまたがるファイルデータの書き込み)
図8はファイル記録方法1において、OSから書き込みが指示されたファイルのデータ大きさが1つブロックに収容しきれず、複数のブロックに収容する必要がある場合を示している。図8(a)に示すとおり、File 0のデータの大きさが1つのブロックには収容しきれず、2つのブロックにまたがって収容する必要がある場合は、File 0−1がブロックBL0に、File 0−2がブロックBL1にそれぞれ書き込まれる。ここで、OSからFile 1の書き込み指示がなされると、図8(b)に示すとおり、File 0−2のデータが既に書き込まれているブロックBL1の残部ではなく、新たなブランクブロックであるところのブロックBL2にFile 1のデータが書き込まれる。さらに、OSからFile 0の消去が指示されると、ブロックBL0及びBL1が物理的に消去され、いずれもブランクブロックとなる。さらに、OSからFile 2の書き込みが指示されると、例えばBL0にFile 2のデータが書き込まれる。
以上のように、消去ブロック毎に最大1つのファイルを記録するように構成すれば、ファイルの消去を、物理的に、ファイルが記録された一または複数の消去ブロックを消去することによって行うことが可能となる。その結果、セキュリティが向上する。
(ファイルの書き換え)
図9はファイル記録方法1において、OSからファイルの上書き指示(同じファイル名のファイルに対して内容を変更して記録するという指示)がされた場合の例を示している。図9(a)に示すとおり、ブロックBL0にはFile 0のデータが書き込まれている。続いて、OSからFile 0のデータ内容を更新する指示があった場合は、次のブランクブロックであるBL1に更新されたファイルであるFile 0’のデータが書き込まれる。この動作とともに、ブロックBL0が物理的に消去され、ブランクブロックとなる。さらに、OSからFile 0’のデータ内容を更新する指示があった場合は、次のブランクブロックであるBL2に更新されたファイルであるFile 0’’のデータが書き込まれる。この動作とともに、ブロックBL1が物理的に消去され、ブランクブロックとなる。
以上のように、ファイルの内容の更新においても、消去ブロックを異ならせてファイルを記録するように構成すれば、ファイルの内容の更新に伴う消去においても、物理的に、消去ブロックを消去することによって行うことが可能となる。その結果、セキュリティが向上する。
以下に説明する本発明のファイル記録方法の変形例においては、ホスト側の指示に基いて、1つの消去ブロックには1つのファイルのみを記録し又は1つの消去ブロックに複数のファイルを記録する。
(ファイル記録方法1の変形例)
以下、ファイル記録方法1の変形例を図10を用いて説明する。この例においては、ホスト側(コンピュータシステム、OS又はデバイスドライバ)は、従来と同様に1つの消去ブロックに複数のファイルを書き込むことを許容する通常書き込み(write)か、1つの消去ブロックに最大1つのファイルのみを記録するブロック毎書き込み(write*)かを個別に指示する。図10(a)に示すとおり、OSからFile 0のブロック毎書き込み指示がなされると、ブロックBL0にFile 0のデータが書き込まれる。続いて、OSからFile 1の通常書き込み指示がなされると、図10(b)に示すとおり、File 0のデータが既に書き込まれているブロックBL0ではなく、新たなブランクブロックであるところのブロックBL1にFile 1のデータが書き込まれる。さらに続いて、OSからの指示によりFile 2の通常書き込み指示がなされると、図10(b)に示すとおり、File 1のデータとともに、File 2のデータもBL1に書き込まれる。さらに、OSからFile 3のブロック毎書き込み指示がなされると、ブロックBL2にFile 3のデータが書き込まれる。このように、ホスト側からの指示により、通常書き込みとブロック毎書き込みとを選択して行うことが可能である。例えば、物理的な消去が必要な高いセキュリティ保護の必要のあるファイルについては、ブロック毎書き込みを、それ以外のファイルについて通常書き込みを選択する。
以上のように、ファイルのセキュリティ保護の程度に応じて通常書き込みとブロック毎書き込みを選択的に行えば、ブロック毎書き込みのみを行う場合と比較してより多くのファイルを記録することが可能となる。
(第2の実施形態:セキュリティを高めたファイル記録方法2)
以下に説明する本発明のファイル記録方法においては、、消去対象のファイルを記録しているメモリセルのビットに対して所定のデータ又はランダムデータを上書きすることによって消去する。
(ファイル記録方法2)
以下、ファイル記録方法2を図11、図12を参照して説明する。図11(a)はBL0にFile 0のデータが、BL1にFile 1及びFile 2のデータがそれぞれ書き込まれた状態を示している。OSからFile 0の消去が指示されると、BL0のFile 0のデータが書き込まれた領域に、所定のデータが上書きされる。所定のデータの例としては、全てのビットが、メモリセルのしきい値分布において、消去状態から最も遠いしきい値分布に相当するビット(最大限に書き込み動作がなされた状態)になる場合、又は、ランダムなデータである。このように、所定のデータを上書きすることによって、消去対象のファイルのデータが破壊され、読み出すことができない状態になる。続いて適切なタイミングでBL0のデータを物理的に消去する。さらに、OSからFile 2の消去が指示されると、BL1のFile 2のデータが書き込まれた領域に、所定のデータが上書きされ、データが破壊される。この時点ではBL1のデータは消去されない(ここで消去してしまうと、File 1のデータも消去されてしまうからである。)。
図12(a)はBL0がブランク、BL1にはFile 1のデータとFile 2の破壊後データがそれぞれ書き込まれている。BL2にはFile 3のデータが書き込まれている状態である。ここで、OSからFile 1の消去指示があったとする。ここでの処理は二通りがある。まず、図12(b)に示すように、BL1のFile 1のデータが書き込まれた領域に、所定のデータが上書きされ、データが破壊される。続いて適切なタイミングBL0のデータを物理的に消去する。その結果、図12(c)に示した状態となり、BL1がブランクとなる。別の処理としては、BL1のFile 1のデータが書き込まれた領域に、所定のデータが上書きするという処理を経ずに、いきなり、BL1に物理的な消去を施すことも可能である。すなわち、消去対象のファイルが記録された消去ブロックの他のデータが全て破壊済みである場合には、いきなり、物理的な消去を施す。その結果、データ破壊に必要な時間が節約される。
以上のように、ファイルが消去される際に、消去対象のファイルを記録しているメモリセルのビットに対して所定のデータ又はランダムデータを上書きすることによって、そのデータを読み出すことが不可能となり、セキュリティが向上する。
(USBメモリ及びホスト側のシステム構成)
図13は本発明のUSBメモリUSB_MEMの回路構成を示すブロック図である。上述したフラッシュメモリパッケージFlash0〜3と、USBコントローラ(USB Controller)及びフラッシュメモリの制御を行うMPUとをワンチップ化したコントローラチップ(図中点線で示された部分。)とで構成される。
コントローラチップは、USB HOSTから送信される論理アドレスを物理アドレスに変換し、FAT領域や書き込みデータの一部をキャッシングするRAM領域が設けられている。上述したファイル記録方法1を実装する場合には、このコントローラチップがこのような制御を行う。HOST側から送信されるコマンドは従来と同様となる。
上述したファイル記録方法1の変形例(ブロック毎書き込みと通常書き込みを選択的に行う例)においては、USB HOSTからブロック毎書き込みコマンド及び通常書き込みコマンドをそれぞれ受信すると、受信したコマンドに応じた動作を実現する。
図14は、図13で説明したUSBメモリUSB_MEMと接続されるホスト側のシステム40のシステム構成にかかるブロック図である。システム40は図示しないCPU、主記憶、内部バス等に加えて、USBインターフェースUSB_I/Fを有する。図中点線で示されている構成は、ソフトウェアによって実装される部分であり、アプリケーションソフトウェアAS、デバイスドライバDD及びこれらの橋渡しを行うオペレーティングシステムOSとから構成されている。これらソフトウェアは、主記憶にロードされ、CPUによって実行される。デバイスドライバDDは、USBインターフェースUSB_I/Fを直接制御し、読み出し、書き込み、消去の各命令を発行する(すなわち、その命令に対応する制御信号を生成し、USBインターフェースUSB_I/Fに供給する。)。従来より、ファイルの読み出し命令(read)、通常書き込み命令(write)及び通常消去命令(erase)は存在したところ、本発明の一実施形態のデバイスドライバDDが発行する命令群には、さらに、ブロック毎書き込み命令(write*)、ブロック消去命令(erase*)、上書消去命令(ow−erase)の各命令が追加されている。
ブロック毎書き込み命令(write*)は、書き込みの対象となるファイルのデータがブランクブロックに書き込まれること、すなわち、1つの消去ブロックには最大1つのファイルのみを記録し、1ブロックに複数のファイルのデータが書き込まれないようにした書き込み命令である。通常書き込み命令(write)はそのような保証のない書き込み命令である。
ブロック消去命令(erase*)は、消去の対象となるファイルのデータを物理的に消去する命令である。通常消去命令(erase)は、管理領域のデータを書き換えるだけである。
上書消去命令(ow−erase)は、消去対象のファイルを記録しているメモリセルのビットに対して所定のデータ又はランダムデータを上書きする命令である。
(USBメモリ側にて処理を実装する例)
図14においては、ホスト側にてブロック毎書き込み命令(write*)、ブロック消去命令(erase*)、上書消去命令(ow−erase)の各命令が追加されている例を示したが、このようにホスト側から直接明示される命令体型ではなく、このような命令が発行されたのと同様の処理をUSBメモリUSB_MEMにて行なってもよい。すなわち、図13のフラッシュメモリの制御を行うMPUのプログラムによって、ブロック毎書き込み命令(write*)、ブロック消去命令(erase*)、上書消去命令(ow−erase)の各命令の対象となるブロックを特定し、あたかも、このような命令が発行されたのと同様の処理を行う。具体的には、論理位置が固定されたファイル管理領域であるFAT(File Allocation Table)領域へのwrite命令を受信すると、write命令が発行される以前の状態との差分比較を行い、今回消去対象とすべきファイルの記録領域を特定することができる。そして、このように特定できれば、ブロック消去命令(erase*)、上書消去命令(ow−erase)と同様の処理をUSBメモリUSB_MEMにて実行することができる。
(その他の実施形態)
以上の説明においては、不揮発性半導体記憶装置としてB4フラッシュメモリを用いた例を示したが、ブロック消去が可能であれば、NAND型フラッシュメモリを用いた例であってもよい。また、インターフェースはUSBの例を示したが、記憶媒体と接続することが可能な、SATA等の他の種類のインターフェースであってもよい。また、デバイスドライバが種々の命令を発行する例を示したが、これをOSの機能としてもよい。
BL1〜2 消去ブロック
FILE1〜2 ファイル

Claims (6)

  1. 一括してデータが消去される複数のメモリセルから構成される消去ブロックを複数有する不揮発性半導体記憶装置を用いた記憶媒体のファイルの記録方法において、1つの消去ブロックには最大1つのファイルのみを記録することを特徴とするファイルの記録方法。
  2. 請求項1記載のファイルの記録方法において、ホスト側の指示に基いて、1つの消去ブロックには最大1つのファイルのみを記録し又は1つの消去ブロックに複数のファイルを記録することを特徴とするファイルの記録方法。
  3. 一括してデータが消去される複数のメモリセルから構成される消去ブロックを複数有する不揮発性半導体記憶装置を用いた記憶媒体のファイルの記録方法において、消去対象のファイルを記録しているメモリセルのビットに対して所定のデータ又はランダムデータを上書きすることを特徴とするファイルの記録方法。
  4. 請求項1ないし3いずれか記載のファイルの記録方法を実行する制御手段を有することを特徴とする記録媒体。
  5. 請求項1ないし3いずれか記載のファイルの記録方法を実行する制御信号を前記記録媒体に供給することを特徴とするコンピュータシステム。
  6. 請求項5記載の制御信号を生成することを特徴とするドライバーソフトウェア。
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