JP2014093806A - 車両用電源装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両用電源装置において、消費電力を削減し、燃費を向上させ、小型・軽量化を図る。
【解決手段】複数の電池セルにて構成された組電池ユニット2を複数個並列に接続することにより構成された電源3と、電源3と車両を駆動するモータ4とを電気的に接続あるいは遮断する接続制御装置6とを備えた車両用電源装置1において、接続制御装置6の正極側は、少なくともモータ4に一端が接続される一つの正極側リレー15と、正極側リレー15と並列に接続される一つの開閉手段17とを備え、接続制御装置6の負極側は、複数の組電池ユニット2それぞれの一端に接続された、組電池ユニット2と同数の負極側リレー20を備えていることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

この発明は車両用電源装置に係り、特に、ハイブリッド車や電気自動車などの車両に搭載された電源とモータとを電気的に接続・遮断する接続制御装置の部品点数を減少させて消費電力を削減し、小型・軽量化を図った車両用電源装置に関する。
図8に示すように、ハイブリッド車や電気自動車などの車両に搭載される車両用電源装置101には、複数の電池セルにて構成された組電池ユニット102により構成された電源103を備え、電源103と車両を駆動するモータ104とをインバータ105を介して電気的に接続あるいは遮断する接続制御装置106を備えているものがある。
前記接続制御装置106は、組電池ユニット102の正極側に接続する電路107に正極側リレー108を備え、組電池ユニット102の負極側に接続する電路109に負極側リレー110を備えている。前記電路107は、インバータ105の正極側に接続している。前記電路109は、インバータ105の負極側に接続している。接続制御装置106は、正極側リレー108と並列な電路111に開閉手段112と抵抗113とを備え、これら開閉手段112と抵抗113とよりもインバータ105側の電路107に電流センサ114を備えている。
前記接続制御装置106は、電源103とモータ104とを電気的に接続あるいは遮断する制御手段115を備えている。制御手段115は、組電池ユニット102の電池電圧検出回路116が検出する電圧と、電流センサ114が検出する電流とに基づいて、正極側リレー108、負極側リレー110、開閉手段112を開閉制御し、電源103とモータ104とを電気的に接続あるいは遮断する。
また、図9に示すように、従来の車両用電源装置201には、複数の電池セルにて構成された複数個の組電池ユニット202−1、202−2、…202−xを並列に接続することにより構成された電源203を備え、電源203と車両を駆動するモータ204とをインバータ205を介して電気的に接続あるいは遮断する接続制御装置206とを備えているものがある。(特許文献1、特許文献2)
前記接続制御装置206は、複数個の組電池ユニット202−1、202−2、…202−xの正極側に接続する電路207−1、207−2、…207−xにそれぞれ正極側リレー208−1、208−2、…208−xを備え、複数個の組電池ユニット202−1、202−2、…202−xの負極側に接続する電路209−1、209−2、…209−xにそれぞれ負極側リレー210−1、210−2、…210−xを備えている。前記正極側の電路207−1、207−2、…207−xは、まとめて電路211に接続され、インバータ205の正極側に接続している。前記負極側の電路209−1、209−2、…209−xは、まとめて電路212に接続され、インバータ205の負極側に接続している。
接続制御装置206は、正極側リレー208−1と並列な電路213−1に開閉手段214−1と抵抗215−1とを備え、正極側リレー208−2と並列な電路213−2に開閉手段214−2と抵抗215−2とを備え、さらに、正極側リレー208−xと並列な電路213−xに開閉手段214−xと抵抗215−xとを備えている。接続制御装置206は、開閉手段214−1と抵抗215−1とよりもインバータ205側の電路207−1に電流センサ216−1を備え、開閉手段214−2と抵抗215−2とよりもインバータ205側の電路207−2に電流センサ216−2を備え、さらに、開閉手段214−2xと抵抗215−xとよりもインバータ205側の電路207−xに電流センサ216−xを備えている。
前記接続制御装置206は、電源203とモータ404とを電気的に接続あるいは遮断する制御手段217を備えている。制御手段217は、各組電池ユニット202−1、202−2、…202−xの電池電圧検出回路218−1、218−2、…218−xが検出する電圧と、各電流センサ216−1、216−2、…216−xが検出する電流とに基づいて、各正極側リレー208−1、208−2、…208−x、負極側リレー210−1、210−2、…210−x、開閉手段214−1、214−2、…214−xを開閉制御し、電源203とモータ204とを電気的に接続あるいは遮断する。
特開2004−006138号公報 特開2012−050158号公報
しかしながら、前記図9に示す車両用電源装置201は、接続点となる接続制御装置206の回路部品に、複数個の組電池ユニット202−1、202−2、…202−xと同数の、正極側リレー208−1、208−2、…208−x、負極側リレー210−1、210−2、…210−x、開閉手段214−1、214−2、…214−x、抵抗215−1、215−2、…215−x、電流センサ216−1、216−2、…216−xを備えている。
このため、前記図9に示す車両用電源装置201は、
・回路部品数が増加してしまい、レイアウトが難しくなる。
・回路部品数の増加で、コストが増加してしまう。
・回路部品の個数が増えただけ、それらのいずれかが故障する確率が増加してしまい、システムとしての信頼性が低下してしまう。
・リレーを駆動するための回路が増加し、システムとしての消費電力が増加する。
、という問題が発生した。
この発明は、車両用電源装置において、消費電力を削減し、燃費を向上させ、小型・軽量化を図ることを目的とする。
この発明は、複数の電池セルにて構成された組電池ユニットを複数個並列に接続することにより構成された電源と、前記電源と車両を駆動するモータとを電気的に接続あるいは遮断する接続制御装置とを備えた車両用電源装置において、前記接続制御装置の正極側は、少なくとも前記モータに一端が接続される一つの正極側リレーと、前記正極側リレーと並列に接続される一つの開閉手段とを備え、前記接続制御装置の負極側は、前記複数の組電池ユニットそれぞれの一端に接続された、前記組電池ユニットと同数の負極側リレーを備えていることを特徴とする。
この発明は、組電池ユニットを複数個並列に接続した電源と車両を駆動するモータとを電気的に接続あるいは遮断する接続制御装置の正極側リレー及び開閉手段をそれぞれ1つにし、リレー数を減少させることにより、リレー数の減少分だけリレーを駆動するための回路を削減でき、消費電力を削減でき、燃費を向上させることができる。また、車両用制御装置の小型・軽量化を実現できる。
図1は車両用電源装置のシステム構成図である。(実施例) 図2は組電池ユニットの構成図である。(実施例) 図3は接続制御装置の制御ブロック図である。(実施例) 図4は電源投入時の制御フローチャートである。(実施例) 図5は図4に続く電源投入時の制御フローチャートである。(実施例) 図6は正極側リレーと開閉手段との溶着時の電圧波形の違いを示す図である。(実施例) 図7は負極側リレーがONしない場合の電流波形と電圧波形との違いを示す図である。(実施例) 図8は単一の組電池ユニットから構成される電源を備えた車両用電源装置のシステム構成図である。(従来例) 図9は複数個の組電池ユニットを並列に接続して構成される電源を備えた車両用電源装置のシステム構成図である。(従来例)
以下、図に基づいて、この発明の実施例を説明する。
図1〜図7は、この発明の実施例を示すものである。図1に示すように、車両用電源装置1は、複数個の組電池ユニット2−1、2−2、…2−xを並列に接続することにより構成された電源3を備え、電源3と車両を駆動するモータ4とをインバータ5を介して電気的に接続あるいは遮断する接続制御装置6を備えている。
前記複数の組電池ユニット2−1、2−2、…2−xは、それぞれ図2に示すように、複数の直列に接続した電池セル7−1、7−2、…7−xにて構成され、メンテナンス用の開閉手段8−1、8−2、…8−xを備え、正極側にヒューズ9−1、9−2、…9−xを備え、電池セル7−1、7−2、…7−xの電圧を検出する電池電圧測定回路10−1、10−2、…10−xを備えている。
前記接続制御装置6は、複数個の組電池ユニット2−1、2−2、…2−xの正極側にそれぞれ接続する電路11−1、11−2、…11−xを備え、複数個の組電池ユニット2−1、2−2、…2−xの負極側にそれぞれ接続する電路12−1、12−2、…12−xを備えている。前記正極側の電路11−1、11−2、…11−xは、まとめて一つの電路13に接続され、インバータ5の正極側に接続している。前記負極側の電路12−1、12−2、…12−xは、まとめて一つの電路14に接続され、インバータ5の負極側に接続している。
接続制御装置6は、正極側の一つの電路13に一つの正極側リレー15を備え、正極側リレー15と並列な電路16に一つの開閉手段(プレチャージスイッチ)17と一つの抵抗(プリチャージ抵抗)18とを備え、これら開閉手段17と抵抗18とよりもインバータ5側の電路13に一つの電流センサ19を備えている。正極側リレー15、開閉手段17、抵抗18、電流センサ19は、電流容量の大きなものとしている。また、接続制御装置6は、負極側の電路12−1、12−2、…12−xにそれぞれ負極側リレー20−1、20−2、…20−xを備えている。
このように、車両用電源装置1は、接続制御装置6の正極側には少なくともモータ4に一端が接続される一つの正極側リレー15と、正極側リレー15と並列に接続される一つの開閉手段17とを備え、接続制御装置6の負極側には複数の組電池ユニット2−1、2−2、…2−xそれぞれの一端に接続された、組電池ユニット2−1、2−2、…2−xと同数の負極側リレー20−1、20−2、…20−xを備えている。
これにより、車両用電源装置1は、組電池ユニット2−1、2−2、…2−xを複数個並列に接続した電源3と車両を駆動するモータ4とを電気的に接続あるいは遮断する接続制御装置6の正極側リレー15及び開閉手段17をそれぞれ1つにし、リレー数を減少させることにより、減少したリレー数と同数分だけのリレー駆動回路を削減でき、消費電力を削減できる。また、車両用制御装置1の小型・軽量化を実現できる。
前記接続制御装置6は、電源3とモータ4とを電気的に接続あるいは遮断する制御手段21を備えている。制御手段21は、図3に示すように、前記電池電圧測定回路10−1、10−2、…10−xと電流センサ19とを入力側に接続し、前記負極側リレー20−1、20−2、…20−xと正極側リレー15と開閉手段17とを出力側に接続している。
制御手段21は、各組電池ユニット2−1、2−2、…2−xの電池電圧検出回路10−1、10−2、…10−xが検出する電圧と、電流センサ19が検出する電流とに基づいて、正極側リレー15、負極側リレー20−1、20−2、…20−x、開閉手段17を開閉制御し、電源3とモータ4とを電気的に接続あるいは遮断する。
前記接続制御装置6は、制御手段21によって、開閉手段17が閉じられた後、モータ4への入力電圧が設定電圧以上である場合には負極側リレー20−1、20−2、…20−xのいずれかが異常であると判定する。そして、この判定後、接続制御装置6は、制御手段21によって、複数の組電池ユニット2−1、2−2、…2−xそれぞれの電圧変化量を測定し、測定結果に基づいて異常である負極側リレー20を特定する。
次に、作用を説明する。
車両用電源装置1が電源を投入する場合の手順は、例えば、図4、図5に示すように行われる。図4、図5において、車両用電源装置1は、制御がスタートすると(S01)、接続制御装置6の開閉手段17をONし(S02)、モータ4に接続されたインバータ5への入力電圧Viが負極側リレー20の溶着検出電圧の閾値Vt1未満であるか(Vi<Vt1)を判断する(S03)。
この判断(S03)がNOの場合は、負極側リレー20の溶着判定処理を行い(S04)、正極側リレー15、開閉手段17、負極側リレー20のON中止処理を行い(S05)、終了処理を行い(S06)、プログラムをエンドにする(S07)。負極側リレー20の溶着判定処理(S04)では、電池電圧検出回路10−1、10−2、…10−xが検出する電圧Vo−1、Vo−2、…Vo−xの変化から、いずれの負極側リレー20−1、20−2、…20−xが溶着しているかを判定し、溶着した負極側リレー20を特定する。
前記判断(S03)がYESの場合は、開閉手段17をOFFし(S08)、異常が記録されていない組電池ユニット2の負極側リレー20をONし(S09)、インバータ5への入力電圧Viが溶着検出電圧の閾値Vt1未満であるか(Vi<Vt1)を判断する(S10)。
この判断(S10)がNOの場合は、正極側リレー15あるいは開閉手段17の溶着判定処理を行い(S11)、正極側リレー15、開閉手段17、負極側リレー20のON中止処理を行い(S05)、終了処理を行い(S06)、プログラムをエンドにする(S07)。正極側リレー15あるいは開閉手段17の溶着判定処理(S11)では、図6に示すように、インバータ5への入力電圧Viの波形の違いから、正極側リレー15あるいは開閉手段17のどちらが溶着しているかを判定する。
前記判断(S10)がYESの場合は、開閉手段17をONし(S12)、インバータ5への入力電圧Viが溶着検出電圧の閾値Vt1未満であるか(Vi<Vt1)を判断する(S13)。
この判断(S13)がNOの場合は、開閉手段17がONしない故障常定処理を行い(S14)、正極側リレー15、開閉手段17、負極側リレー20のON中止処理を行い(S05)、終了処理を行い(S06)、プログラムをエンドにする(S07)。
前記判断(S13)がYESの場合は、インバータ5への入力電圧Viが抵抗18のプリチャージ完了電圧の閾値Vpを越えているか(Vi>Vp)を判断する(S15)。
この判断(S15)がNOの場合は、抵抗18のプリチャージ異常判定処理を行い(S16)、正極側リレー15、開閉手段17、負極側リレー20のON中止処理を行い(S05)、終了処理を行い(S06)、プログラムをエンドにする(S07)。
前記判断(S15)がYESの場合は、正極側リレー15をONし(S17)、開閉手段17をOFFし(S18)、インバータ5への入力電圧Viが開放検出電圧の閾値Vt2未満であるか(Vi<Vt2)を判断する(S19)。
この判断(S19)がNOの場合は、正極側リレー15がONしない故障判定処理を行い(S20)、正極側リレー15、開閉手段17、負極側リレー20のON中止処理を行い(S05)、終了処理を行い(S06)、プログラムをエンドにする(S07)。正極側リレー15がONしない故障判定処理(S20)では、正極側リレー15がONしない場合はすぐにインバータ5への入力電圧Viが低下するため、入力電圧Viを開放検出電圧の閾値Vt2と比較することで判定できる。
前記判断(S19)がYESの場合は、電流が変化しても電圧が変化しない組電池ユニット2があるかを判断する(S21)。
この判断(S21)がないの場合は、各組電池ユニット2−1、2−2、…2−xで異常検出・記録があるかを判断する(S22)。
この判断(S22)がないの場合は、組電池ユニット2−1、2−2、…2−xについて通常の電池管理処理を行い(S23)、終了信号を受信したかを判断する(S24)。
一方、前記判断(S21)があるの場合、また、前記判断(S22)があるの場合は、異常のあった組電池ユニット2の記録処理を行い(S25)、異常の無い組電池ユニット2による退避走行用処理を行い(S26)、終了信号を受信したかを判断する(S24)。
この判断(S14)がNOの場合は、前記判断(S21)に戻る。この判断(S14)がYESの場合は、終了処理を行い(S06)、プログラムをエンドにする(S07)。
この車両用電源装置1は、図4、図5に示すように、電源を投入する場合に、接続制御装置6の開閉手段17をONする。この時点でモータ4に接続されたインバータ5との接続線(電路13、電路14)に入力電圧(図1のVi)が観測され、入力電圧Viが溶着検出電圧の閾値Vt1以上(Vi≧Vt1)ならば、負極側リレー20−1、20−2、…20−xのいずれかが溶着していることになるので、電源の投入を中止(正極側リレー15、開放手段17、負極側リレー20のON中止処理)する。
この際に、各組電池ユニット2−1、2−2、…2−xの電圧Vo1、Vo2、…Voxの変化、または各組電池ユニット2−1、2−2、…2−xの電池セル7−1、7−2、…7−xの電圧の変化から、どの負極側リレー20−1、20−2、…20−xが溶着しているかを判定することができる。
車両用電源装置1は、負極側リレー20−1、20−2、…20−xに溶着がなければ、開閉手段17をOFFした後、全ての負極側リレー20−1、20−2、…20−xをONする。この際にも、インバータ5への入力電圧Viにより、正極側リレー15または開閉手段17の溶着を確認する。
正極側リレー15または開閉手段17のどちらが溶着しているかは、図6に示すように、電流波形の時定数から判定することが可能である。溶着がなければ開閉手段17をONして、インバータ5への入力電圧Viが抵抗18のプリチャージ完了電圧の閾値Vpを越えて上昇した段階で、開閉手段17をOFFし、正極側リレー15をONすることで、電源投入が完了する。
正極側リレー15がONしない場合はすぐにインバータ5への入力電圧Viが低下するため、入力電圧Viを開放検出電圧の閾値Vt2と比較することで判定できる。また、いずれかの負極側リレー20−1、20−2、…20−xがONしない場合には、負荷電流を流した際の各組電池ユニット2−1、2−2、…2−xの電圧Vo1、Vo2、…Voxの変化から、どの負極側リレー20−1、20−2、…20−xが故障しているかを判定できる。これは、図7に示すように、電気的につながっていない組電池ユニット2の電圧Voが変化しないためである。
いずれかの組電池ユニット2−1、2−2、…2−xで電池電圧低下などの異常が見られた場合は、電圧低下した組電池ユニット2に接続されている負極側リレー20をOFFとすることで、他の組電池ユニット2を使用して退避走行することが可能である。次の電源投入時には、異常のあった組電池ユニット2を不揮発性メモリなどに記憶しておくことによって、異常のあった組電池ユニット2の負極側リレー20をONしないようにして、車両の退避走行を継続することが可能である。
このように、車両用電源装置1は、開閉手段17が閉じられた後、モータ4への入力電圧Viが設定電圧Vt1以上である場合には負極側リレー20−1、20−2、…20−xのいずれかが異常であると判定し、この判定後に、複数の組電池ユニット2−1、2−2、…2−xそれぞれの電圧Voの変化量を測定し、測定結果に基づいて異常である負極側リレー20を特定する。
これにより、車両用電源装置1は、複数の負極側リレー20−1、20−2、…20−xの故障特定が可能となり、装置の信頼性を向上することができる。
なお、上述実施例では、正極側の正極側リレー15、開閉手段17を電流容量の大きなもの一つとしたが、負極側の複数の負極側リレー20−1、20−2、…20−xを1つとして正極側に複数の正極側リレー15、開閉手段17を設ける構成も可能である。
この発明は、車両用電源装置において、消費電力を削減し、燃費を向上させ、小型・軽量化を図ることができるものであり、車両だけでなく、並列に接続する電池ユニットにより構成される電源を備える電源装置であれば、同様の回路および制御を適用可能である。
1 車両用電源装置
2−1、2−2、…2−x 組電池ユニット
3 電源
4 モータ
5 インバータ
6 接続制御装置
10−1、10−2、…10−x 電池電圧測定回路
15 正極側リレー
17 開閉手段
18 抵抗
19 電流センサ
20−1、20−2、…20−x 負極側リレー
21 制御手段

Claims (2)

  1. 複数の電池セルにて構成された組電池ユニットを複数個並列に接続することにより構成された電源と、前記電源と車両を駆動するモータとを電気的に接続あるいは遮断する接続制御装置とを備えた車両用電源装置において、前記接続制御装置の正極側は、少なくとも前記モータに一端が接続される一つの正極側リレーと、前記正極側リレーと並列に接続される一つの開閉手段とを備え、前記接続制御装置の負極側は、前記複数の組電池ユニットそれぞれの一端に接続された、前記組電池ユニットと同数の負極側リレーを備えていることを特徴とする車両用電源装置。
  2. 前記接続制御装置は、前記開閉手段が閉じられた後、前記モータへの入力電圧が設定電圧以上である場合には前記負極側リレーのいずれかが異常であると判定し、前記判定後、前記複数の組電池ユニットそれぞれの電圧変化量を測定し、測定結果に基づいて異常である負極側リレーを特定することを特徴とする請求項1に記載の車両用電源装置。
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