JP2014092682A - 顕微鏡用照明装置及びそれを備えた顕微鏡 - Google Patents

顕微鏡用照明装置及びそれを備えた顕微鏡 Download PDF

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Abstract

【課題】光の利用効率が高く、小型で、調整が容易な顕微鏡用照明装置及びそれを備えた顕微鏡を提供する。
【解決手段】顕微鏡用照明装置は、光源と、空間変調部と、第1の照明光学系と、第2の照明光学系と、を有し、空間変調部は、反射型の空間変調素子と、偏光素子と、を有し、第1の照明光学系は、光源から空間変調素子までの光路中に配置され、第2の照明光学系は、空間変調素子から標本位置までの光路中に配置され、空間変調素子の位置は標本位置と共役であることを特徴とする。また、顕微鏡は、照明装置と、本体部と、観察装置と、制御装置と、を備える顕微鏡であって、照明装置に上記の顕微鏡用照明装置が用いられることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、顕微鏡用照明装置及びそれを備えた顕微鏡に関する。
近年、光遺伝子学(Optgenetics)と呼ばれる分野が広がりを見せている。また、顕微鏡を用いた生物標本の観察では、従来の観察方法として、光褪色後蛍光回復法(FRAP)がよく用いられている。光遺伝子学における観察や光褪色後蛍光回復法による観察では、標本、例えば、細胞の一部のみに光が照射されることがある。光が照射された細胞では、照射された光が刺激となって変化が生じる。また、光が照射された細胞の周囲に細胞がある場合、周囲にある細胞にも変化が生じることがある。そのため、観察時は、1つの細胞全体、あるいは複数の細胞を照明することになる。このように、光褪色後蛍光回復法による観察や光遺伝子学における観察では、刺激を与えるための照明範囲と、観察するための照明範囲が異なる。
また、刺激を与える対象が複数ある場合には、対象の数や位置に応じて、空間的に離れた複数の場所を照明する必要や、照明時間を場所ごとに個別に制御する必要がある。
照明範囲、照明位置あるいは照明時間を自由に設定できる照明装置として、特許文献1、2に開示された照明装置がある。
特開2011−118371号公報 特許第4425098号公報
特許文献1に記載された照明装置では、デジタルマイクロミラーデバイス(以下、DMDとする)を介して、光源からの光を標本に照射している。DMDは、微小なミラーを複数有するデバイスで、微小なミラーが2次元に配置されている。そこで、個々の微小なミラーの向きを変えることで、照明範囲、照明位置あるいは照明時間を変化させている。
特許文献2に記載された照明装置では、空間光変調素子を介して、光源からの光を標本に照射している。そして、空間光変調素子として、DMDや、液晶を有するデバイスが用いられている。この液晶を有するデバイスは、液晶を有する微小領域を複数有し、この微小領域が2次元に配列されている。
また、特許文献2に記載された装置では、空間光変調素子の面は、標本面に対して傾いて配置されている。ここで、空間光変調素子が標本面と共役だとすると、空間光変調素子の投影面は標本面と交差することになる。この場合、交差する部分以外は、ピントのあった照明が行なわれない。このようなことから、特許文献2に記載された装置では、空間光変調素子は光学系の瞳位置に配置されているものと思われる。
図5は、DMDと光学系の構成を示す図である。図5(a)は、DMDの構造を示す図である。図5(a)に示すように、DMD700は、微小なミラー701を複数有している。そして、微小なミラー701が2次元に配列されている。ここで、微小なミラー701は、対角線702を軸として、この軸周りに所定の角度分だけ揺動する。この揺動によって、微小ミラー701はミラー面の向きを変化させている。
通常、DMD700には、光学系を介して光を入射させる。光の入射方向は、図5(a)において矢印で示すように、対角線702と直交する方向になる。この場合、光学系は、DMD700に対して斜め下、あるいは斜め上に位置することになる。そのため、DMD700と、光学系を同一平面内に配置させることができない。
図5(b)は、DMDと光学系の配置を示す図である。DMD700には、光学系703を介して照明光Linが入射する。照明光LinはDMD700の微小ミラー701で反射され、照明光LoutとなってDMD700から出射する。DMD700から出射した照明光Loutは、光学系704を介して標本に到達する。
図5(b)では、DMD700から出射する照明光の進行方向は、DMD700の面の法線方向になっている。このようにするには、DMD700に対する照明光Linの入射角を小さくしなくてはならない。光学系703をDMD700に対して斜め方向に配置する必要がある。光学系703のDMD700に対する角度は、微小ミラー701の揺動する角度に対応するが、ここで、光学系703の位置がDMD700に近いと、照明光Loutが光学系703に入射したり、光学系703と光学系704が接触したりする。これらを避けるには、光学系703や光学系704をDMD700から遠ざければ良いが、そうすると装置が大型化してしまう。
また、上述のように、光学系703はDMD700に対して斜め下、あるいは斜め上に位置することになる。そのため、DMD700と光学系703との位置調整が煩雑になる。また、DMD700では光の利用効率が低い。
このようなことから、特許文献1や特許文献2に記載された照明装置では、装置が大型化する上、光学系の調整が煩雑で、また、光の利用効率が低い。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、光の利用効率が高い顕微鏡用照明装置及びそれを備えた顕微鏡を提供することを目的とする。また、小型で、光学系の調整が容易な顕微鏡用照明装置及びそれを備えた顕微鏡を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の顕微鏡用照明装置は、
光源と、空間変調部と、第1の照明光学系と、第2の照明光学系と、を有し、
空間変調部は、反射型の空間変調素子と、偏光素子と、を有し、
第1の照明光学系は、光源から空間変調素子までの光路中に配置され、
第2の照明光学系は、空間変調素子から標本位置までの光路中に配置され、
空間変調素子の位置は標本位置と共役であることを特徴とする。
また、本発明の顕微鏡は、照明装置と、本体部と、観察装置と、制御装置と、を備える顕微鏡であって、照明装置に上記の顕微鏡用照明装置が用いられることを特徴とする。
本発明によれば、光の利用効率が高い顕微鏡用照明装置及びそれを備えた顕微鏡を提供できる。加えて、小型で、光学系の調整が容易な顕微鏡用照明装置及びそれを備えた顕微鏡を提供できる。
(a)は本実施形態の顕微鏡用照明装置の構成を示す概略図、(b)は本実施形態の変形例の顕微鏡用照明装置の構成を示す図である。 反射が生じている微小領域の形状と、観察画像における照明領域を示す図である。 反射が生じている微小領域の形状と、観察画像における照明領域を示す別の図である。 本実施形態の顕微鏡の構成を示す図である。 DMDと光学系の構成を示す図であって、(a)はDMDの構造を示す図、(b)はDMDと光学系の配置を示す図である。
本実施形態の顕微鏡用照明装置は、光源と、空間変調部と、第1の照明光学系と、第2の照明光学系と、を有し、空間変調部は、反射型の空間変調素子と、偏光素子と、を有し、第1の照明光学系は、光源から空間変調素子までの光路中に配置され、第2の照明光学系は、空間変調素子から標本位置までの光路中に配置され、空間変調素子の位置は標本位置と共役であることを特徴とする。
本実施形態の顕微鏡用照明装置の構成について説明する。図1(a)は本実施形態の顕微鏡用照明装置の構成を示す概略図である。図1(a)に示すように、顕微鏡用照明装置1は、光源2と、空間変調部30と、第1の照明光学系4と、第2の照明光学系5とを有する。
光源2からは、標本を照明するための照明光が出射する。光源2としては、ハロゲンランプ、キセノンランプ、水銀ランプ、レーザ、LED等がある。
空間変調部30は、反射型の空間変調素子3と、偏光ビームスプリッタ6(以下、PBS6とする)と、を有する。ここで、PBS6は偏光素子であり、ビームスプリッタでもある。空間変調素子3は液晶を有し、この液晶の状態を変化させることで標本に照射される光の強度を変調させている。具体的には、空間変調素子3は、複数の微小領域(画素)で構成されている。そして、複数の微小領域が2次元に配列されている。また、微小領域の各々は、反射面と液晶と、を有している。そして、液晶の状態を変化させることで、光の偏光の方向を変化させている。そして、偏光素子と組み合わせることで、偏光の方向が回転した角度により光の強度が制御される。これにより微小領域から射出される光の強度は、微小領域の各々で変更することができる。空間変調素子3としては、例えば、LCOS(Liquid Crystal On Silicon)がある。
第1の照明光学系4は、光源2から空間変調素子3まで光路中に配置されている。また、第2の照明光学系5は、空間変調素子3から標本位置Sまでの光路中に配置されている。本実施形態の顕微鏡用照明装置1では、第2の照明光学系5によって、空間変調素子3の位置と標本位置Sが共役になっている。なお、落射照明の場合は、第2の照明光学系5と顕微鏡対物レンズによって、空間変調素子3の位置と標本位置Sが共役になっている。
本実施形態の顕微鏡用照明装置によれば、空間変調素子3が反射型であるため、光の利用効率が高い照明装置を実現できる。また、光の利用効率が高いため、標本をより明るく照明できる。これにより、標本の像も明るくなるので、観察像のコントラストを向上できる。
また、本実施形態の顕微鏡用照明装置では、第1の照明光学系と第2の照明光学系は、各々の光路が交差するように配置され、交差する位置に、ビームスプリッタが配置され、空間変調素子は、第1の照明光学系からの光がビームスプリッタで反射された方向に配置され、第2の照明光学系は、ビームスプリッタを挟んで、空間変調素子と対向する位置に配置されていることが好ましい。
図1(a)に示すように、第1の照明光学系4と第2の照明光学系5とは、各々の光路(光軸)が交差するように配置されている。そして、光路が交差する位置に、ビームスプリッタとしてPBS6が配置されている。前述のように、このPBS6が、ビームスプリッタと偏光素子の機能を兼ねている。なお、変形例の顕微鏡照明装置(後述)では、図1(b)に示すように、光路が交差する位置に、ビームスプリッタとしてハーフミラープリズム6’が配置されている。このように、第1の照明光学系4の光路と第2の照明光学系5の光路は、一部で共通になっている。また、第1の照明光学系4の光軸と第2の照明光学系5の光軸は、同一平面内に位置している。すなわち、第1の照明光学系4と第2の照明光学系5は、同一平面内に位置している。そのため、照明装置を小型にでき、また光学系の調整が容易な照明装置を実現できる。
光源2は発光部2aを有している。例えば、光源2が水銀ランプの場合、2つの電極の間の放電部分が発光部2aに該当する。また、光源2から出射した光を光ファイバで伝送する場合は、光ファイバの出射端面が発光部2aに該当する。また、光源2がレーザの場合、レーザ光が出射する部分(射出口)が発光部2aに該当する。
光源2として平行光を発するレーザを用いている場合は、発光部2aから射出するレーザ光は平行光束となるため、第1の照明光学系4は、レーザ光を空間変調素子3の全面に照射するアフォーカル変倍光学系であることが望ましい。図1(a)では、発散光を放射する光源2として、例えば光ファイバが採用されており、発散光が発光部2aから射出されるため、第1の照明光学系4は、空間変調素子3の全面に照射するコリメート光学系となっている。
なお、図1(a)では、コリメート光学系としたが、空間変調素子3の全面に照射されれば、必ずしもコリメート光学系でなくても良い。また、光ファイバが液体ライトガイドのように射出端面がある程度面積を有し、均一の発光面を有するのであれば、空間変調素子3の全面に光を照射できる倍率で、発光部2aと空間変調素子3を共役とする光学系を採用することもできる。
発光部2aから出射した照明光は、第1の照明光学系4を通過し、空間変調部30のPBS6に入射する。PBS6に入射した照明光は、PBS6の偏光面6aでS偏光成分のみが反射される。偏光面6aで反射されたS偏光成分の照明光は、空間変調素子3に入射する。
空間変調素子3では、微小領域の各々において、光の偏光の方向を回転させる。また偏光の方向の角度は連続的に変えられる。そこで、例えば、空間変調素子3では、最大の回転が生じる微小領域(偏光の方向の回転の角度が90度の微小領域)と、回転が生じない微小領域(偏光の方向の回転の角度が0度の微小領域)とを自由に設定できる。
空間変調部30のPBS6の偏光面6aに入射した照明光のうち、S偏光成分は空間変調素子3に到達し空間変調素子3で反射される。反射された照明光は空間変調素子3で偏光方向の回転の作用を受け、例えばP偏光成分を含むようにする。そして空間変調素子3で反射された照明光は、PBS6に再度入射する。PBS6に入射した照明光のうちP偏光成分は、偏光面6aを透過する。一方、照明光のS偏光成分は偏光面6aで反射される。偏光面6aを透過した照明光(P偏光成分)は、第2の照明光学系5に入射する。第2の照明光学系5に入射した照明光は、第2の照明光学系5を通過し、標本位置Sに到達する。
ここで、標本位置Sと空間変調素子3は共役になっているので、偏光素子(PBS6)を介して標本側から見たときに、空間変調素子3が照明光を反射することにより発光しているのと同様にみなせる。そこで、空間変調部30の微小領域を発光部と呼ぶこととする。偏光の方向の回転が生じる微小領域の範囲と、その微小領域ごとの偏光の方向の回転の角度を変化させることで、空間変調部30において偏光素子(PBS6)により様々な形状や強度の発光部を実現できる。例えば、反射が生じる微小領域を円形とすることで、発光部を円形にできる。あるいは、反射が生じる微小領域を輪帯状にすることで、発光部を輪帯状にできる。
上述のように、空間変調素子3の位置と標本位置Sは共役になっている。そのため、空間変調部30における発光部の形状(反射が生じている微小領域の形状)が、標本位置S(標本上)に投影される。その結果、空間変調部30における発光部の形状と同じ形状、または相似形状が、標本位置S(標本上)に形成される。そこで、空間変調素子3における発光部の形状を変化させることで、標本位置Sにおける照明範囲や照明位置を変えられる。また、液晶の状態を維持する時間を変えることで、照明時間も変えられる。
図1(a)に示す顕微鏡照明装置1のように、ビームスプリッタとしてPBS(偏光ビームスプリッタ)を用いることで、直線偏光の光のみを空間変調素子に入射させられる。空間変調素子が偏光特性を持つので、空間変調素子の微小領域において、反射が生じる状態と反射が生じない状態との違いを明確にできる。これにより、照明範囲の境界を鮮明にできるので、観察像のコントラストの低下を防止できる。
また、空間変調素子が偏光特性を持つため、PBSを用いることで、PBSを透過する際の光量損失を抑えられる。よって、光の利用効率がより高い照明装置を実現できる。また、明るい照明ができるので、観察像のコントラストを向上できる。
図1(b)は本実施形態の変形例の顕微鏡用照明装置の構成を示す概略図である。顕微鏡用照明装置1からの変更点は、空間変調部30において、PBS6の代わりに、ビームスプリッタであるハーフミラープリズム6’を配置した点、ハーフミラープリズム6’と第1の照明光学系4の間に、新たに偏光板7aを配置した点、空間変調素子3と第2の照明光学系5の間に、新たに偏光板7bを配置した点、である。顕微鏡用照明装置1’では、偏光板7aと、偏光板7bと、空間変調素子3とで、空間変調部30を構成している。偏光板7aと偏光板7bはそれぞれポラライザとアナライザとなる。例えば偏光板7aは、紙面の法線方向の偏光成分を透過し、偏光板7bは紙面と平行方向の偏光成分を透過するように互いに直交した偏光方向をもつよう配置される。他の構成についての変更はない。
発光部2aから出射した照明光は、第1の照明光学系4を通過し、空間変調部30の偏光板7aに入射する。偏光板7aに入射した照明光は、紙面の法線方向の偏光成分のみが透過する。偏光板7aを透過した紙面の法線方向の直線偏光の照明光は、ハーフミラープリズム6’のハーフミラー面6bで反射され、空間変調素子3に入射する。
空間変調素子3に入射した紙面の法線方向の直線偏光の照明光は、空間変調素子3で反射される。反射された際に、照明光は空間変調素子3で偏光方向の回転の作用を受け、紙面に平行な偏光成分を持つようになる。そして空間変調素子3で反射された照明光は、ハーフミラープリズム6’を透過する。透過した照明光は偏光板7bに入射する。偏光板7bに入射した照明光のうち紙面に平行な偏光成分は、偏光板7bを透過する。偏光板7bを透過した照明光は、第2の照明光学系5に入射する。第2の照明光学系5に入射した照明光は、第2の照明光学系5を通過し、標本位置Sに到達する。
顕微鏡用照明装置1’では偏光板を用いるため、PBS6を用いる場合に比べてコントラストの高い空間変調部30を実現できる。
液晶を用いた空間変調素子には、空間変調素子の所定の方向に、直線偏光の振動方向を合わせて入射する必要がある。この空間変調素子に偏光状態がランダムな光を入射させると、反射を生じさせたくない微小領域であっても、その微小領域で反射が生じてしまう。そうすると、本来、照明したくない範囲であるにもかかわらず、その範囲にも照明光が照射されてしまう。その結果、ノイズとなる光が発生し、これにより観察像のコントラストが低下する。
そこで、光源からビームスプリッタまでの間に偏光板を配置することで、直線偏光の光のみを空間変調素子に入射させられる。これにより、空間変調素子の微小領域において、反射が生じる状態と反射が生じない状態との違いを明確にできる。その結果、照明範囲の境界を鮮明にできるので、観察像のコントラストの低下を防止できる。
また、本実施形態の変形例の顕微鏡用照明装置では、ビームスプリッタから第2の照明光学系までの間に、直線偏光の光のみを透過する偏光板が配置されている。
このようにすることで、ノイズとなる光を偏光板で遮断できる。その結果、観察像のコントラストを向上できる。
なお、コスト面では、図1(b)に示すように、ビームスプリッタとしてハーフミラープリズム6’を用いるのが良い。しかしながら、図1(b)に示す構成において、ビームスプリッタとしてPBS6を用いても良い。PBS6を用いることで、光量のロスを防止できる。また、PBS6を用いる場合は、偏光板7bを省略した空間変調部30としても良い。
図2、図3は、空間変調部30における発光部の形状と、観察画像における照明領域を示す図である。なお、図2と図3では、理解の容易のために、空間変調部30における発光部の位置と観察画像の照明領域の位置を、一致させている。例えば、図2(c)と図2(d)は、両者の位置は共に右下になっている。しかしながら、光学系の構成(結像回数や反射回数)によっては、両者の位置は必ずしも一致しない。
図2は、照明範囲の広さを変化させている例である。図2(a)では、空間変調部30の全ての微小領域で反射を生じさせている。この場合、標本画像における照明範囲は、図(b)に示すように、観察範囲10の全域になる。よって、4つの標本11、12、13、14の全てに照明光が照射される。
次に、図2(c)は、空間変調素子3の全ての微小領域のうち、斜線部の微小領域における液晶の状態を変化させて、斜線部の微小領域では反射が生じないようにしている。この場合、標本画像における照明範囲は、図2(d)に示すように、標本13とその周囲のみになる。よって、標本13には照明光が照射されるが、標本11、12及び14には照明光は照射されない。
図3は、刺激を与えるための照明範囲と、観察するための照明範囲を異ならせている例である。図3(a)では、斜線部の微小領域における液晶の状態を変化させ、斜線部の微小領域では照明光の反射が生じないようにして、空間的に離れた2箇所を照明している。この場合、標本画像における照明範囲は、図3(b)に示すように、標本12の一部と標本14の一部になる。よって、標本12の一部と標本14の一部に照明光が照射され、それ以外には照明光が照射されない。
図3(a)に示すように、標本12の一部と標本14の一部に照明光を照射することで、標本12と標本14に刺激が与えられる。刺激に対する変化は標本12と標本14で生じるが、標本14の変化によって、標本11が刺激を受けることもある。そこで、観察時は、標本12と標本14だけでなく、標本11にも照明光が照射されるようにする。
図3(c)では、斜線部の微小領域における液晶の状態を変化させ、斜線部の微小領域では照明光の反射が生じないようにして、空間的に離れた3箇所を照明している。この場合、標本画像における照明範囲は、図3(d)に示すように、標本11、12及び14に照明光が照射され、標本13には照明光が照射されない。
なお、発光部2a(発光領域)の空間変調素子3への投影では、空間変調素子3のほぼ全面に、発光部2aの発光領域が投影されるようにすることが好ましい。ただし、空間変調素子3の全面よりも狭い範囲に、発光部2aの発光領域が投影されるようにしても良い。また、第1の照明光学系4を変倍光学系にしても良い。このようにすることで、空間変調素子3上における発光領域の大きさ(発光部2aの発光領域の像の大きさ)を変えられる。
以上のように、本実施形態の顕微鏡用照明装置によれば、照明範囲、照明位置あるいは照明時間を従来と同様に自由に設定できながら、照明装置を小型にすることができ、また光学系の調整が容易な照明装置を実現できる。更に、空間変調素子3が反射型であるため、光の利用効率が高い照明装置を実現できる。
また、本実施形態の顕微鏡用照明装置では、空間変調素子から偏光ビームスプリッタまでの間に、四分の一波長板が配置されていることが好ましい。
四分の一波長板を用いることで、空間変調素子から偏光ビームスプリッタに入射する光の偏光状態を、より直線の状態(直線偏光)にできる。その結果、偏光ビームスプリッタを透過する際の光量損失を抑えられる。よって、光の利用効率がより高い照明装置を実現できる。また、明るい照明ができるので、観察像のコントラストを向上できる。
また、実施形態の顕微鏡用照明装置では、第2の照明光学系は可変絞りを有し、可変絞りは、顕微鏡対物レンズの瞳位置と共役となる位置に配置されていることが好ましい。
このようにすることで、照明光の光量を調整できる。
また、本実施形態の顕微鏡は、照明装置と、本体部と、観察装置と、制御装置と、を備える顕微鏡であって、照明装置に上述の顕微鏡用照明装置が用いられることを特徴とする。
図4は、本実施形態の顕微鏡の構成を示す図である。顕微鏡20は、照明装置100と、本体部200と、観察装置300と、制御装置400と、を備える。本体部200には、照明装置100と観察装置300が接続されている。更に、照明装置500が、照明装置100に接続されている。そして、照明装置100に、上述の顕微鏡用照明装置が用いられている。
照明装置100は、光源101と、空間変調素子108と、第1の照明光学系105と、第2の照明光学系113と、を有する。また、照明装置100は2つの光路を有する。
一方の光路には、光源101、光ファイバ102、UVカットフィルタ103、波長選択フィルタ104、第1の照明光学系105、シャッタ106、偏光板(ポラライザ)107、空間変調素子108、四分の一波長板109及び偏光ビームスプリッタ110が配置されている。このように、第1の照明光学系105は、光源101から空間変調素子108までの光路中に配置されている。
他方の光路には、空間変調素子108、四分の一波長板109、偏光ビームスプリッタ110、偏光板(アナライザ)111、開口絞り112及び第2の照明光学系113が配置されている。また、この他方の光路の延長上には、標本600が位置している。このように、第2の照明光学系113は、空間変調素子108から標本600の位置までの光路中に配置されている。
光源101は、例えば、水銀ランプである。光源101と第1の照明光学系105との間には、光ファイバ102が配置されている。光源101から出射した光は、光ファイバ102を通って、第1の照明光学系105に伝送される。そのため、光ファイバ102の出射側端面102aが、実質的な発光部になっている。
出射側端面102aは、第1の照明光学系105の光軸上に位置している。そして、出射側端面102aと第1の照明光学系105の間には、UVカットフィルタ103が配置されている。なお、UVカットフィルタ103は必須ではない。
第1の照明光学系105は、2つのレンズで構成されている。また、第1の照明光学系105の光軸上には、波長選択フィルタ104とシャッタ106が配置されている。図4では、波長選択フィルタ104とシャッタ106は、2つのレンズの間に配置されている。なお、第1の照明光学系105のレンズ構成や、波長選択フィルタ104やシャッタ106の配置場所は、図4に示す構成や配置場所に限定されない。
偏光ビームスプリッタ110は、第1の照明光学系105を挟んで、出射側端面102aと対向する位置に配置されている。偏光ビームスプリッタ110の配置位置は、第1の照明光学系105の光軸と第2の照明光学系113の光軸(第1の照明光学系105の光軸と直交する軸)が交差する位置ある。このように、第1の照明光学系105と第2の照明光学系113は、各々の光軸(光路)が交差するように配置され、交差する位置に、偏光ビームスプリッタ110が配置されている。
また、第1の照明光学系105と偏光ビームスプリッタ110の間には、偏光板107が配置されている。なお、偏光板107は必須ではない。
更に、第2の照明光学系113の光軸上には、四分の一波長板109と空間変調素子108とが配置されている。このように、空間変調素子108は、第1の照明光学系105からの光が偏光ビームスプリッタ110で反射された方向に配置されている。なお、四分の一波長板109は必須ではない。
以上のような構成の照明装置100では、光源101から出射した光は、光ファイバ102を通って、出射側端面102aから出射する。出射側端面102aから出射した光は、UVカットフィルタ103、第1の照明光学系105を通過し、波長選択フィルタ104に入射する。
光源101からは、複数の波長の光が同時に発生している。ここで、蛍光観察または光による刺激では、特定の波長の光を標本600に照射する。そこで、蛍光観察または光による刺激を行なう場合は、波長選択フィルタ104を光路中に挿入する。これにより、複数の波長の光のなかから、所望の波長の光、すなわち励起光を取り出せる。なお、様々な波長の励起光を取り出せるように、波長選択フィルタ104を複数配置しても良い。
なお、明視野観察では、白色光を標本600に照射する。そこで、明視野観察を行なう場合は、波長選択フィルタ104を光路の外に移動させる。このように、顕微鏡の観察では、観察方法に応じて励起光や白色光を標本600に照射するが、以下では、蛍光観察を行なう場合について説明する。
波長選択フィルタ104から出射した励起光は、シャッタ106を通過する。なお、励起光を標本600に照射しないときは、シャッタ106によって励起光を遮断する。
シャッタ106を通過した励起光は、偏光板107を通過することで、直線偏光(例えばS偏光)の光になる。
偏光板107を通過した励起光は偏光ビームスプリッタ110に入射し、偏光ビームスプリッタ110の面110aに到達する。
面110aには、光学膜が設けられている。この光学膜は、例えば、S偏光の光を反射してP偏光の光を透過させる特性を有する。面110aに到達した励起光はS偏光なので、励起光は面110aで反射される。面110aで反射された励起光は、四分の一波長板109に入射する。
ここで、励起光は、偏光板107を通過し、偏光ビームスプリッタ110で反射されている。よって、偏光ビームスプリッタ110を出射した励起光の偏光状態は、直線の状態(直線偏光)になっている。
四分の一波長板109を出射した励起光は、空間変調素子108に入射する。
また、光源101がレーザの場合、レーザから出射する光は平行光になる。光ファイバ102を用いない場合、発光部102aの位置から平行光が出射する。この場合、第1の照明光学系105は、アフォーカル系にするのが好ましい。このようにすると、空間変調素子108に入射する光も平行光になる。その結果、空間変調素子108場合を、実質的な発光部にできる。
なお、光ファイバ102を用いても良い。光ファイバ102の径が大きい場合(多モードファイバやバンドルファイバの場合)、出射端面は面光源となるので図4の構成が使える。光ファイバ102の径が小さい場合(シングルモードファイバの場合)は、出射端面は点光源となる。この場合、平行光に変換した後、アフォーカル系を用いることになる。
空間変調素子108では、微小領域の各々において、光の偏光を変化させることができる。そのため、偏光素子と組み合わせることで、例えば、反射が生じる微小領域の範囲と、反射が生じない微小領域の範囲とを変化させることで、空間変調素子3において様々な形状の発光部を生成できる。また、液晶の状態を維持する時間を変えることで、照明時間も変えられる。
空間変調素子108で反射された励起光は、その偏光状態が直線の状態(直線偏光)になっている。ただし、その偏光方向は、入射した時の偏光方向と直交している。すなわち、空間変調素子108で反射された励起光は、P偏光の光になっている。
なお、空間変調素子108で反射された励起光は、偏光状態がわずかに楕円の状態(楕円偏光)になっている場合もある。そこで、励起光を四分の一波長板109に入射させることで、楕円偏光を直線偏光にできる。
四分の一波長板109を通過した励起光はP偏光なので、面110aを透過して、偏光ビームスプリッタ110から出射する。この出射方向には、偏光板(アナライザー)111、開口絞り112及び第2の照明光学系113が配置されている。このように、第2の照明光学系113は、偏光ビームスプリッタ110を挟んで、空間変調素子108と対向する位置に配置されている。なお、偏光板111は必須ではない。
第2の照明光学系113は、3つのレンズで構成されている。また、第2の照明光学系113の光軸上には、開口絞り112が配置されている。図4では、開口絞り112は、レンズの間に配置されている。開口絞り112は、顕微鏡対物レンズ201の瞳位置と共役な位置に配置されている。また、開口絞り112では、開口の大きさが可変となっている。なお、第2の照明光学系113のレンズ構成や、開口絞り112の配置場所は、図4に示す構成や配置場所に限定されない。
偏光ビームスプリッタ110を出射した励起光は、偏光板(アナライザー)111を通過する。偏光板111からは、直線偏光(S偏光)のみの光が出射する。偏光板111から出射した励起光は、開口絞り112、第2の照明光学系113を通過して、ダイクロイックミラー114に入射する。
なお、ダイクロイックミラー114は、別の照明装置500からの照明光を透過させるために配置されている。ここで、ダイクロイックミラー114に代えて、ハーフミラーを用いても良い。また、照明装置500が装着されていない場合は、ダイクロイックミラー114に代えて、ミラーを用いても良い。
別の照明装置500は、光源501と、波長選択フィルタ502と、シャッタ503と、視野絞り504を有する。光源501としては水銀ランプがある。水銀ランプからは、複数の波長の光が同時に発生している。そこで、蛍光観察を行なう場合、波長選択フィルタ502を光路中に挿入することで、励起光だけを複数の波長の光から取り出す。なお、光源501による照明を行なわない場合は、シャッタ503によって励起光を遮断する。
波長選択フィルタ502から出射した励起光は、視野絞り504を通過して、ダイクロイックミラー114に入射する。ダイクロイックミラー114に入射した励起光のうち、照明装置100から出射した励起光はダイクロイックミラー114で反射され、照明装置500から出射した励起光はダイクロイックミラー114を透過する。ダイクロイックミラー114から出射した励起光は、顕微鏡20の本体部200に入射する。
本体部200は、顕微鏡対物レンズ201と、ダイクロイックミラー202と、バリアフィルタ(励起光カットフィルタ)203と、結像レンズ204を備える。ダイクロイックミラー202、バリアフィルタ203及び結像レンズ204は、標本600側からこの順で、顕微鏡対物レンズ201の光軸上に配置されている。
本体部200に入射に入射した励起光は、ダイクロイックミラー202で反射され、顕微鏡対物レンズ201を通過して、標本600に照射される。ここで、空間変調素子108の位置は標本600の位置と共役になっている。よって、空間変調素子108において生成された発光部の形状が、標本600に投影される。これにより、標本600上において、所望の範囲及び所望の位置を照明できる。
標本600から発生した蛍光は、顕微鏡対物レンズ201、ダイクロイックミラー202、バリアフィルタ203及び結像レンズ204を通過する。ここで、ダイクロイックミラー202とバリアフィルタ203は、蛍光の波長を透過させる特性を有するものが用いられる。よって、蛍光以外の光は、ダイクロイックミラー202とバリアフィルタ203で遮断される。
結像レンズ204を通過した蛍光は、所定の位置に集光する。この所定の位置に、標本600の像が形成される。また、この所定の位置に、観察装置300が配置されている。観察装置300が撮像素子(CCDやCMOS)を有する場合、撮像素子の撮像面の位置が所定の位置と一致するように、観察装置300が配置される。なお、観察装置300は、双眼鏡筒であっても良い。双眼鏡筒を用いると、接眼レンズを介して標本600の像を肉眼で観察できる。
観察装置300では、標本600の像や照明の様子(照明範囲や照明位置)が取得される。そこで、観察装置300と制御装置400を電気的に接続する。これにより、標本600の像や照明の様子を制御装置400で確認できる。更に、照明装置100と制御装置400を電気的に接続する。これにより、空間変調素子108を制御装置400で制御できるようになるので、照明範囲、照明位置あるいは照明時間を自由に設定できる。
図4では、制御装置400はパソコンであるが、これに限定されない。例えば、制御装置400として、タブレット型や携帯型の端末を使用しても良い。また、観察装置300や照明装置100とは、無線によって情報の送受信を行なっても良い。
なお、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変形例をとることができる。例えば、第1の照明光学系105や第2の光学系113において、レンズを移動あるいは挿脱させるようにしても良い。このようにすると、空間変調素子108の位置を、顕微鏡対物レンズ201の瞳位置と共役にできる。その結果、ケーラー照明が行える。
また、照明装置100を複数配置しても良い。例えば、図4において、照明装置500に代えて、照明装置100を配置しても良い。このようにすると、異なる波長の励起光を、同時に標本600に照射できる。
以上のように、本発明は、光の利用効率が高く、また、小型で、光学系の調整が容易な顕微鏡用照明装置及びそれを備えた顕微鏡に適している。
1、1’ 顕微鏡用照明装置
2 光源
2a 発光部
3 空間変調素子
4 第1の照明光学系
5 第2の照明光学系
6 偏光ビームスプリッタ
6 偏光ビームスプリッタ
6’ ハーフミラープリズム
6a 偏光面
6b ハーフミラー面
7a,7b 偏光板
10 観察範囲
11、12、13、14 標本
20 顕微鏡
30 空間変調部
100 照明装置
101 光源
102 光ファイバ
102a 発光部
103 UVカットフィルタ
104 長選択フィルタ
105 第1の照明光学系
106 シャッタ
107 偏光板(ポラライザ)
108 空間変調素子
109 四分の一波長板
110 偏光ビームスプリッタ
110a 面
111 偏光板(アナライザ)
112 開口絞り
113 第2の照明光学系
114 ダイクロイックミラー
200 本体部
201 顕微鏡対物レンズ
202 ダイクロイックミラー
203 バリアフィルタ(励起光カットフィルタ)
204 結像レンズ
300 観察装置
400 制御装置
500 照明装置
501 光源
502 波長選択フィルタ
503 シャッタ
504 視野絞り
600 標本
700 DMD
701 微小なミラー
702 対角線
703、704 光学系
in、Lout 照明光
S 標本位置

Claims (8)

  1. 光源と、空間変調部と、第1の照明光学系と、第2の照明光学系と、を有し、
    前記空間変調部は、反射型の空間変調素子と、偏光素子と、を有し、
    前記第1の照明光学系は、前記光源から前記空間変調素子までの光路中に配置され、
    前記第2の照明光学系は、前記空間変調素子から標本位置までの光路中に配置され、
    前記空間変調素子の位置は前記標本位置と共役であることを特徴とする顕微鏡用照明装置。
  2. 前記第1の照明光学系と前記第2の照明光学系は、各々の光路が交差するように配置され、
    前記交差する位置に、ビームスプリッタが配置され、
    前記空間変調素子は、前記第1の照明光学系からの光が前記ビームスプリッタで反射された方向に配置され、
    前記第2の照明光学系は、前記ビームスプリッタを挟んで、前記空間変調素子と対向する位置に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の顕微鏡用照明装置。
  3. 前記ビームスプリッタが前記偏光素子を兼ねる偏光ビームスプリッタであることを特徴とする請求項2に記載の顕微鏡用照明装置。
  4. 前記光源から前記ビームスプリッタまでの間に、直線偏光の光のみを透過する偏光板が配置されることを特徴とする請求項2または3に記載の顕微鏡用照明装置。
  5. 前記ビームスプリッタから前記第2の照明光学系までの間に、直線偏光の光のみを透過する第2の偏光板が配置されていることを特徴とする請求項3または4に記載の顕微鏡用照明装置。
  6. 前記空間変調素子から前記偏光ビームスプリッタまでの間に、四分の一波長板が配置されていることを特徴とする請求項5に記載の顕微鏡用照明装置。
  7. 前記第2の照明光学系は可変絞りを有し、
    該可変絞りは、顕微鏡対物レンズの瞳位置と共役となる位置に配置されていることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の顕微鏡用照明装置。
  8. 照明装置と、本体部と、観察装置と、制御装置と、を備える顕微鏡であって、前記照明装置に請求項1から7のいずれか1項に記載の顕微鏡用照明装置が用いられることを特徴とする顕微鏡。
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