JP2017102263A - 共焦点スキャナ、共焦点顕微鏡、及び、照明方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】スピニングディスク型の共焦点顕微鏡において、高い照明の均一性を高い照明効率で実現する技術を提供する。【解決手段】共焦点スキャナ10は、光源2からの光が光ファイバー3を介して導入される共焦点スキャナである。共焦点スキャナ10は、回転ディスク31を含むディスクユニット30と、光ファイバー3の出射端面からの光を回転ディスク31に照射する照明光学系20を備える。照明光学系20は、光ファイバー3の出射端面を回転ディスク31に投影する倍率を変更する手段を含む。【選択図】図1

Description

本発明は、共焦点スキャナ、共焦点顕微鏡、及び、照明方法の技術に関する。
従来から、多点共焦点顕微鏡法を実現する装置として、スピニングディスク型の共焦点顕微鏡が知られている(特許文献1参照)。スピニングディスク型の共焦点顕微鏡は、一般に、光ファイバーを介して顕微鏡本体に導入されたレーザ光がスピニングディスク表面を均一に照明するように構成される。これは、スピニングディスク表面における照明の均一性が高いほど、物体面における多点照明の均一性も高くなり、物体面における照明領域を均一の強度で照明することが可能となるからである。
米国特許出願公開第2014/0133017号明細書
ところで、スピニングディスク型の共焦点顕微鏡などの顕微鏡の実視野は観察倍率に応じて変化する。このため、照明領域と実視野の大小関係も観察倍率に応じて変化する。実視野よりも照明領域が狭い場合には、たとえ照明領域内が均一に照明されても実視野内に非照明領域が存在するため、照明の均一性は劣化してしまう。また、照明領域よりも実視野が狭い場合には、実視野外の領域も照明してしまうため、照明効率が劣化してしまう。ここで、照明効率とは、光源から出射した光が実視野内に照明される割合をいう。
以上のような実情を踏まえ、本発明は、スピニングディスク型の共焦点顕微鏡において、高い照明の均一性を高い照明効率で実現する技術を提供することを課題とする。
本発明の一態様は、光源からの光がマルチモード光ファイバーを介して導入される共焦点スキャナであって、回転ディスクを含むディスクユニットと、前記光ファイバーの出射端面からの光を前記回転ディスクに照射する光学系と、を備え、前記光学系は、前記光学系の光軸方向に移動する少なくとも1枚の移動レンズを含む共焦点スキャナを提供する。
本発明の別の態様は、光源と、上記の態様の共焦点スキャナと、前記光源からの光を前記共焦点スキャナに導入するマルチモード光ファイバーと、前記少なくとも1枚の移動レンズの移動を制御するコントローラと、を備える共焦点顕微鏡を提供する。
本発明の更に別の態様は、光源からの光がマルチモード光ファイバーを介して導入される共焦点スキャナであって、回転ディスクを含むディスクユニットと、前記光ファイバーの出射端面からの光を前記回転ディスクに照射する光学系と、を備え、前記光学系は、前記光ファイバーの出射端面と前記回転ディスクの間の光路中に配置された波面変調器を含む共焦点スキャナを提供する。
本発明の更に別の態様は、光源と、上記の態様の共焦点スキャナと、前記光源からの光を前記共焦点スキャナに導入するマルチモード光ファイバーと、前記波面変調器を制御するコントローラと、を備える共焦点顕微鏡を提供する。
本発明の更に別の態様は、光源からの光がマルチモード光ファイバーを介して導入される共焦点スキャナであって、回転ディスクを含むディスクユニットと、前記光ファイバーの出射端面からの光を前記回転ディスクに照射する光学系と、を備え、前記光学系は、前記光ファイバーの出射端面を前記回転ディスクに投影する倍率を変更する手段を含む共焦点スキャナを提供する。
本発明の更に別の態様は、観察倍率又は照明波長の少なくとも一方に応じて、光ファイバーの出射端面からの光を共焦点スキャナの回転ディスクに照射する光学系に含まれる少なくとも1枚の移動レンズを前記光学系の光軸方向へ動かし、前記少なくとも1枚の移動レンズの移動後に、光源からの光を、前記マルチモード光ファイバーを介して前記共焦点スキャナに導入し、前記共焦点スキャナで形成されたマルチビームでサンプルを照明する照明方法を提供する。
本発明の更に別の態様は、観察倍率又は照明波長の少なくとも一方に応じて、光ファイバーの出射端面と共焦点スキャナの回転ディスクの間の光路中に配置された波面変調器を制御し、前記波面変調器の制御後に、光源からの光を、前記マルチモード光ファイバーを介して前記共焦点スキャナに導入し、前記共焦点スキャナで形成されたマルチビームでサンプルを照明する照明方法を提供する。
本発明によれば、スピニングディスク型の共焦点顕微鏡において、高い照明の均一性を高い照明効率で実現する技術を提供することができる。
共焦点顕微鏡1の構成を示した図である。 本発明の実施例1に係る共焦点顕微鏡100の構成を示した図である。 共焦点顕微鏡100で行われる照明方法の手順を示すフローチャートである。 光ファイバー103の出射端面の一例を示した図である。 照明領域134と中間像領域135の関係の一例を示した図である。 光ファイバー103aの出射端面の別の例を示した図である。 照明領域134aと中間像領域135の関係の別の例を示した図である。 変形例に係る共焦点顕微鏡101の構成を示した図である。 本発明の実施例2に係る共焦点顕微鏡200の構成を示した図である。 本発明の実施例3に係る共焦点顕微鏡300の構成を示した図である。 本発明の実施例4に係る共焦点顕微鏡400の構成を示した図である。 本発明の実施例5に係る共焦点顕微鏡500の構成を示した図である。 本発明の実施例6に係る共焦点顕微鏡600の構成を示した図である。 共焦点顕微鏡600で行われる照明方法の手順を示すフローチャートである。 本発明の実施例7に係る共焦点顕微鏡700の構成を示した図である。
図1は、共焦点顕微鏡1の構成を示した図である。図1を参照しながら、後述する各実施例に係る共焦点顕微鏡の基本構成について説明する。
共焦点顕微鏡1は、共焦点スキャナ10を備えるスピニングディスク型の共焦点顕微鏡である。共焦点顕微鏡1の観察対象物であるサンプルSは特に限定されないが、例えば、生体試料であり、共焦点顕微鏡1は、例えば、励起光をサンプルSに照射し、サンプルSで生じた蛍光を検出する蛍光顕微鏡である。共焦点顕微鏡1は、図1に示すように、共焦点スキャナ10に加えて、光源2と、光ファイバー3と、対物レンズ4と、結像レンズ5と、撮像装置6と、コントローラ7を備える。
光源2は、励起光を出射する光源であり、例えば、レーザ、白色光源などである。レーザの種類は特に限定されず、例えば、半導体レーザであっても、ガスレーザであってもよい。また、白色光源の種類も特に限定されず、例えば、水銀ランプ、キセノンランプなどのランプ光源であっても、LED光源であってもよい。また、光源2は、複数の波長のレーザ光を同時に又は選択的に出射するレーザユニットであってもよい。光源2は、コントローラ7により制御される。
光ファイバー3は、光源2からの光を共焦点スキャナ10に導入する光ファイバーであり、マルチモード光ファイバーであることが望ましい。マルチモード光ファイバーは、シングルモード光ファイバーよりもコア径の大きく、高いカップリング効率を実現することができる。
対物レンズ4は、無限遠補正型の対物レンズであり、図示しないレボルバに装着されている。レボルバには、仕様の異なる複数の対物レンズが装着可能である。共焦点顕微鏡1では、観察したい範囲などに応じて対物レンズは適宜切り替えて使用される。結像レンズ5は、対物レンズ4からの平行光束を集光し、サンプルSの中間像を形成する。撮像装置6は、二次元イメージセンサを有するデジタルカメラであり、例えば、CCDカメラやCMOSカメラである。
コントローラ7は、共焦点顕微鏡1を制御する制御装置である。コントローラ7は、例えば、光源2の発光、撮像装置6の露光時間、ディスクユニット30の回転などを制御する。
共焦点スキャナ10は、光源2からの光が光ファイバー3を介して導入される共焦点スキャナであり、マルチビームを形成し、マルチビームでサンプルSを走査する。共焦点スキャナ10は、照明光学系20と、回転ディスク(回転ディスク31、回転ディスク32)を含むディスクユニット30と、検出光学系40を備える。
照明光学系20は、光ファイバー3の出射端面からの光を回転ディスク31に照射する光学系であり、複数のレンズ(レンズ21、レンズ22)を含んでいる。照明光学系20は、光ファイバー3の出射端面を回転ディスク31に投影する倍率を変更する手段を含む。具体的には、例えば、照明光学系20の光軸方向に移動する少なくとも1枚のレンズ(以降、移動レンズと記す)を含んでもよく、波面変調器を含んでもよい。少なくとも1枚の移動レンズは移動機構を用いて手動で動かしてもよく、コントローラ7による制御下で移動機構により電動で動かしてもよい。波面変調器はコントローラ7により制御される。
ディスクユニット30は、2枚の回転ディスク(回転ディスク31、回転ディスク32)と、回転ディスクの間に配置されたダイクロイックミラー33を備える。ダイクロイックミラー33は、励起光を透過し蛍光を反射する分光波長特性を有する。
回転ディスク31は、ディスクユニット30の第1の回転ディスクであり、光ファイバー3の出射端面からの光を複数の光に分割しそれぞれの光を集光するマイクロレンズアレイを有する、マイクロレンズアレイディスクである。回転ディスク31は、光ファイバー3の出射端面が照明光学系20により投影される位置に配置される。回転ディスク32は、ディスクユニット30の第2の回転ディスクであり、マイクロレンズアレイのレンズ配列に対応するように配列された複数のピンホール(ピンホールアレイ)を有する、ピンホールアレイディスクである。回転ディスク32は、対物レンズ4と結像レンズ5により形成されるサンプルSの中間像の位置に配置される。マイクロレンズアレイ31とピンホールアレイ32は、マイクロレンズの各々の焦点位置にピンホールが位置するように配置され、その位置関係が維持されるように一体となって回転する。
回転ディスク32に六方充填配置でピンホールがほぼ等間隔に配置されている場合は、回転ディスク31は、マイクロレンズが六方充填配置で配列された六方充填ディスクであってもよい。また、回転ディスク32は、ピンホールが螺旋状に、そして、周方向に等間隔に、配列されたニポウディスクであってもよい。その場合、回転ディスク31は、マイクロレンズが螺旋状に配列されたマイクロレンズアレイを有する。なお、回転ディスク32にはマイクロレンズアレイのレンズ配列に対応するように配列された複数の開口が形成されていればよく、形成される開口はピンホールに限られない。回転ディスク32には、ライン状のスリットが形成されてもよい。その場合、回転ディスク31は、マイクロシリンドリカルレンズアレイを有してもよい。いずれの場合でも回転ディスク31のマイクロレンズアレイの焦点の位置に回転ディスク32の開口が位置するように構成される。
検出光学系40は、ダイクロイックミラー33を反射した蛍光を撮像装置6に導く光学系である。検出光学系40は、対物レンズ4及び結像レンズ5で形成した像を撮像装置6にリレーするリレー光学系41と、励起光を遮断するための吸収フィルタ42を備える。なお、検出光学系40は、吸収フィルタ42の代わりに、又は、吸収フィルタ42に加えて、各々が異なる分光波長特性を有する複数のフィルタを有するフィルタホイールを備えてもよい。
光源2から出射した光は、光ファイバー3を介して共焦点スキャナ10に入射する。共焦点スキャナ10に入射した光は、照明光学系20により回転ディスク31に照射される。マイクロレンズアレイは回転ディスク31に入射した光をマルチビームに分割し、マルチビームの各々を回転ディスク32に形成されたピンホールアレイの別々のピンホールに集光する。結像レンズ5及び対物レンズ4は、ピンホールを通過したマルチビームでサンプルSの多点を照明する。共焦点顕微鏡1では、回転ディスク31及び回転ディスク32の回転により多点照明の位置が変化することで、多点照明によりサンプルSにおける所定の領域が照明される。
なお、多点照明により照明されるサンプルSにおける領域(以降、サンプルSにおける照明領域)は、励起光で照明された回転ディスク31における照明領域に依存する。サンプルSにおける照明領域は、回転ディスク31における照明領域を対物レンズ4及び結像レンズ5で縮小投影した領域に、実質的に相当する。
マルチビームで照明されたサンプルSから生じた蛍光は、対物レンズ4及び結像レンズ5により回転ディスク32に照射され、回転ディスク32上にサンプルSの中間像が形成される。そして、回転ディスク32に入射した蛍光のうちピンホール位置に入射した蛍光のみが回転ディスク32を通過してダイクロイックミラー33に入射する。このため、焦点面以外から生じた蛍光が遮断されて、共焦点効果が発揮される。共焦点顕微鏡1では、回転ディスク31及び回転ディスク32の回転によりピンホール位置が変化するため、露光時間内にサンプルSにおける照明領域全体がピンホールを介して検出光学系40により撮像装置6に投影される。これにより、照明領域の共焦点画像を取得することができる。
以上のように構成された共焦点顕微鏡1では、共焦点スキャナ10が光ファイバー3の出射端面を回転ディスク31に投影する倍率を変更することができるため、サンプルSにおける照明領域の大きさを変更することができる。従って、例えば、観察倍率の変更により実視野の大きさが変化した場合に、実視野の大きさに応じて照明領域の大きさを変更することができる。また、励起波長が異なると光ファイバー3の出射NAも異なるため照明領域の大きさも異なる。共焦点顕微鏡1では、励起波長の変更に起因する照明領域の大きさの変化を補償することができる。
共焦点顕微鏡1によれば、実視野に対して照明領域が過度に大きいことに起因する照明効率の劣化と、実視野が照明領域からはみ出すことに起因する照明の均一性の劣化を防止して、高い照明の均一性を高い照明効率で実現することができる。
以下、各実施例について具体的に説明する。
[実施例1]
図2は、本実施例に係る共焦点顕微鏡100の構成を示した図である。共焦点顕微鏡100は、スピニングディスク型の共焦点顕微鏡であり、レーザ102と、光ファイバー103と、図示しないコントローラ107と、接続機構108と、光ファイバースクランブラー109と、共焦点スキャナ110を備える。
レーザ102は、コヒーレント光であるレーザ光を出射する。レーザ102は、複数の波長のレーザ光を同時に又は選択的に出射するレーザユニットであってもよい。レーザ102の発光は、駆動回路102dを介してコントローラ107により制御される。
光ファイバー103は、マルチモード光ファイバーである。光ファイバー103は、接続機構108によって共焦点スキャナ110に接続される。接続機構108は、光ファイバー103を共焦点スキャナ110に対して回転自在に接続する機構である。接続機構108を回転させることで、光ファイバー103の出射端面におけるコアの向きを変更することができる。なお、接続機構108は、共焦点スキャナ110に含まれてもよい。
光ファイバースクランブラー109は、スペックルリデューサーであり、光ファイバー103を周期的に振動させる装置である。光ファイバースクランブラー109の動作は、駆動回路109dを介してコントローラ107に制御される。光ファイバー103を介して共焦点スキャナ110に導入されたレーザ光には、異なる複数のモードのレーザ光が含まれる。このため、異なるモードのレーザ光が干渉し、照明領域内にスペックルパターンが生じ得るが、光ファイバースクランブラー109で光ファイバー103を振動させることで、スペックルを軽減することができる。
光ファイバースクランブラー109は、共焦点顕微鏡100が共焦点画像を取得するフレームレート以上の周波数で周期的に動作することが望ましい。フレームレート以上の周波数で動作することで1フレーム期間内にサンプルS上に複数のスペックルパターンが形成されることになる。これにより、スペックルパターンが平均化されて目立たなくなるため、スペックルが共焦点画像に及ぼす影響が抑制される。
光ファイバースクランブラー109の動作周波数F(Hz)は、次の関係を満たすことがさらに望ましい。ここで、Nは実視野内に投影されるピンホール数であり、Pは撮像装置のピクセル数であり、Rは共焦点顕微鏡100が共焦点画像を取得するフレームレート(fps)である。
動作周波数F ≧ ピクセル数P×フレームレートR/ピンホール数N
例えば、実視野に投影されるピンホール数が1000個、撮像装置のピクセル数が512×512ピクセル、フレームレートが30fpsの場合には、動作周波数は7.86kHz(=512×512×30/1000)以上であることが望ましい。これにより、各画素が連続して照明される時間より短い時間でスペックルパターンを切り替えることができるため、各画素からの信号に含まれるスペックルの影響を更に軽減することができる。
共焦点スキャナ110は、レーザ光が光ファイバー3を介して導入される共焦点スキャナであり、照明光学系120と、移動機構123と、軸調整機構124と、ディスクユニット130と、検出光学系140を備える。
照明光学系120は、光ファイバー103の出射端面からの光をマイクロレンズアレイディスク131に照射する光学系であり、レンズ121とレンズ122を含む。レンズ122は、照明光学系120の光軸方向に移動する移動レンズである。移動機構123は、モータの回転によりレンズ122を光軸方向に移動させる機構であり、移動機構123を用いた移動レンズの移動は、駆動回路123dを介してコントローラ107に制御される。コントローラ107は、例えば、共焦点顕微鏡100の観察倍率又は照明波長(励起波長)の少なくとも一方に応じて、移動レンズの移動を制御してもよく、共焦点顕微鏡100の実視野全体が照明されるように、移動レンズの移動を制御してもよい。
ディスクユニット130は、マイクロレンズアレイディスク131と、ピンホールアレイディスク132と、ダイクロイックミラー133を備える。ダイクロイックミラー133は、マイクロレンズアレイディスク131とピンホールアレイディスク132の間に配置されている。
軸調整機構124は、照明光学系120の光軸と対物レンズ104の光軸の関係を調整する機構であり、例えば、1枚以上のミラーで構成されている。そのミラーの角度を調整することで、マイクロレンズアレイディスク131に照射された光がピンホールアレイディスク132を通過して対物レンズ104に入射するように共焦点顕微鏡100を調整することができる。
図3は、共焦点顕微鏡100で行われる照明方法の手順を示すフローチャートである。以下、図3を参照しながら、共焦点顕微鏡100によるサンプルSの照明方法について説明する。
まず、共焦点顕微鏡100の利用者は、接続機構108を用いて光ファイバー103のコアの向きを調整する(ステップS1)。この調整の詳細については、後述する。ステップS1は必要に応じて行われればよく、省略されてもよい。
次に、共焦点顕微鏡100のコントローラ107は、実視野に応じた領域が照明されるように、観察倍率又は照明波長の少なくとも一方に応じて移動レンズを照明光学系120の光軸方向へ動かす(ステップS2)。ここでは、コントローラ107は、実視野がサンプルSにおける照明領域からはみ出すことなく、且つ、サンプルSにおける照明領域が実視野に対して過度に大きくならないように、移動レンズの移動を制御する。
光ファイバー103が、図4に示すようなクラッド152に覆われた矩形のコア151を有している場合について具体的に説明する。この場合、コントローラ107は、図5に示すように、マイクロレンズアレイディスク131上の照明領域134の長辺の長さがピンホールアレイディスク132上の中間像領域135の長辺の長さとおよそ一致するように、移動レンズの移動を制御することが望ましい。照明領域134は、光ファイバー103の出射端面が投影されたマイクロレンズアレイディスク131上の領域であり、サンプルSにおける照明領域に対応する領域である。中間像領域135は、撮像装置の受光面をピンホールアレイディスク132に投影した領域であり、共焦点顕微鏡100の実視野に対応する領域である。これにより、実視野外へ入射する光量を抑えながら実視野全体を照明することができる。
なお、照明領域134の長辺と中間像領域135の長辺が平行でない場合には、平行な場合に比べて照明効率が劣化しやすい。このため、ステップS1では、照明領域134の長辺と中間像領域135の長辺を平行になるように、予め接続機構108を用いてコア151の向きを調整する。
共焦点顕微鏡100は、光ファイバー103の代わりに、図6に示すようなクラッド162に覆われた円形のコア161を有する光ファイバー103aを備えてもよい。この場合、ステップS2では、コントローラ107は、図7に示すように、照明領域134aの直径が中間像領域135の対角長とおよそ一致するように、移動レンズの移動を制御することが望ましい。
移動レンズの移動が完了すると、コントローラ107は、レーザ102からの光を、光ファイバー103を介して共焦点スキャナ110に導入し(ステップS3)、共焦点スキャナ110で形成されたマルチビームでサンプルSを照明する(ステップS4)。
共焦点顕微鏡100は、図3に示す方法でサンプルSを照明することで、高い照明の均一性を高い照明効率で実現することができる。また、コントローラ107が光ファイバースクランブラー109を動作させることで、スペックルに起因する画質の劣化を抑えることもできる。
図8は、変形例に係る共焦点顕微鏡101の構成を示した図である。共焦点顕微鏡101は、光ファイバースクランブラー109の代わりに、レーザ102と光ファイバー103の間の光路上に配置された、レンズ171、スペックルリデューサー172、レンズ173、及びレンズ174を備える点が、共焦点顕微鏡100とは異なる。
スペックルリデューサー172は、レーザ光のビーム形状内の微小領域の波面を周期的に変調する波面変調器であり、共焦点顕微鏡101が共焦点画像を取得するフレームレート以上の周波数で周期的に動作する。スペックルリデューサー172の動作は、駆動回路172dを介してコントローラ107に制御される。スペックルリデューサー172は、コントローラ107の制御の下で、変調パターンを周期的に変更する。なお、スペックルリデューサー172は、レーザ光のビームの少なくとも一部の波面を周期的に変調すればよく、ビーム全体を変調してもよい。
共焦点顕微鏡101によっても、図3に示す方法でサンプルSを照明することで、高い照明の均一性を高い照明効率で実現することができる。また、コントローラ107がスペックルリデューサー172を動作させることで、スペックルに起因する画質の劣化を抑えることができる点も同様である。
なお、スペックルリデューサー172と光ファイバースクランブラー109は、併用してもよく、併用することでスペックルを更に抑制することが可能である。また、スペックルリデューサーは、光ファイバースクランブラー、波面変調器に限らず、例えば、回転拡散板であってもよい。回転拡散板であるスペックルリデューサーは、波面変調器と同様に光源と光ファイバーの間の光路上に配置されることが望ましい。
[実施例2]
図9は、本実施例に係る共焦点顕微鏡200の構成を示した図である。共焦点顕微鏡200は、共焦点スキャナ110の代わりに共焦点スキャナ210を備える点が、共焦点顕微鏡100とは異なる。その他の点は、共焦点顕微鏡100と同様である。
共焦点スキャナ210は、照明光学系120の代わりに照明光学系220を備える。照明光学系220は、光ファイバー103の出射端面からの光をマイクロレンズアレイディスク131に照射する光学系であり、レンズ221とレンズ222を含む。レンズ221とレンズ222は、照明光学系220の光軸方向にそれぞれ独立して移動する移動レンズである。
移動機構223は、モータの回転によりレンズ221を光軸方向に移動させる機構であり、移動機構223を用いたレンズ221の移動は、駆動回路223dを介してコントローラ107に制御される。また、移動機構224は、モータの回転によりレンズ222を光軸方向に移動させる機構であり、移動機構224を用いたレンズ222の移動は、駆動回路224dを介してコントローラ107に制御される。コントローラ107は、共焦点顕微鏡200の観察倍率と照明波長(励起波長)に応じて、2枚の移動レンズ(レンズ221とレンズ222)の移動を制御する。
共焦点顕微鏡200によっても、図3に示す方法でサンプルSを照明することで、高い照明の均一性を高い照明効率で実現することができる。また、共焦点顕微鏡200では、例えば、上流側の移動レンズ(レンズ221)で主に投影倍率を調整し、下流側の移動レンズ(レンズ222)で主にマイクロレンズアレイディスク131に照射する光束の角度を調整するなど、2枚のレンズを用いて役割を分担することができる。これにより、照明領域の大きさを精度良く変更することができるため、励起波長の変更に起因する照明領域の大きさの変化をより正確に補償することができる。コントローラ107が光ファイバースクランブラー109を動作させることで、スペックルに起因する画質の劣化を抑えることもできる点については、共焦点顕微鏡100と同様である。
[実施例3]
図10は、本実施例に係る共焦点顕微鏡300の構成を示した図である。共焦点顕微鏡300は、共焦点スキャナ110の代わりに共焦点スキャナ310を備える点が、共焦点顕微鏡100とは異なる。その他の点は、共焦点顕微鏡100と同様である。
共焦点スキャナ310は、照明光学系120の代わりに2つの色消しレンズ320、330を備える。2つの色消しレンズ320、330は、光ファイバー103の出射端面からの光をマイクロレンズアレイディスク131に照射する光学系であり、色消しレンズ320は正レンズであるレンズ321と負レンズであるレンズ322からなる接合レンズであり、色消しレンズ330は正レンズであるレンズ331と負レンズであるレンズ332からなる接合レンズである。色消しレンズ320は、色消しレンズ320の光軸方向に移動する移動レンズでもある。
移動機構323は、モータの回転により色消しレンズ320を光軸方向に移動させる機構であり、移動機構323を用いた色消しレンズ320の移動は、駆動回路323dを介してコントローラ107に制御される。コントローラ107は、例えば、共焦点顕微鏡300の観察倍率に応じて、移動レンズの移動を制御する。
共焦点顕微鏡300によっても、図3に示す方法でサンプルSを照明することで、高い照明の均一性を高い照明効率で実現することができる。また、共焦点顕微鏡300では、色消しレンズで色収差が補正されるため、励起波長が変更されても移動レンズを動かす必要がなく、従って、コントローラ107による移動レンズの制御が容易になる。コントローラ107が光ファイバースクランブラー109を動作させることで、スペックルに起因する画質の劣化を抑えることもできる点については、共焦点顕微鏡100と同様である。
[実施例4]
図11は、本実施例に係る共焦点顕微鏡400の構成を示した図である。共焦点顕微鏡400は、共焦点スキャナ110の代わりに共焦点スキャナ410を備える点が、共焦点顕微鏡100とは異なる。その他の点は、共焦点顕微鏡100と同様である。
共焦点スキャナ410は、照明光学系120の代わりに照明光学系420を備える。照明光学系420は、光ファイバー103の出射端面からの光をマイクロレンズアレイディスク131に照射する光学系であり、レンズ421と、4枚のシリンドリカルレンズ(シリンドリカルレンズ422、シリンドリカルレンズ423、シリンドリカルレンズ424、シリンドリカルレンズ425)を含む。シリンドリカルレンズ423とシリンドリカルレンズ425は、照明光学系420の光軸方向にそれぞれ独立して移動する移動レンズである。
シリンドリカルレンズ422及びシリンドリカルレンズ423は、照明光学系420に含まれる複数の第1のシリンドリカルレンズであり、照明光学系420の光軸を含む第1の面で屈折力を有する。シリンドリカルレンズ424及びシリンドリカルレンズ425は、照明光学系420に含まれる複数の第2のシリンドリカルレンズであり、照明光学系420の光軸を含む第2の面で屈折力を有する。なお、第2の面は、第1の面と直交している。即ち、シリンドリカルレンズ422及びシリンドリカルレンズ423は、シリンドリカルレンズ424及びシリンドリカルレンズ425とは、90度異なる面で屈折力を有する。
移動機構426は、モータの回転によりシリンドリカルレンズ423を光軸方向に移動させる機構であり、移動機構426を用いたシリンドリカルレンズ423の移動は、駆動回路426dを介してコントローラ107に制御される。また、移動機構427は、モータの回転によりシリンドリカルレンズ425を光軸方向に移動させる機構であり、移動機構427を用いたシリンドリカルレンズ425の移動は、駆動回路427dを介してコントローラ107に制御される。コントローラ107は、共焦点顕微鏡400の観察倍率又は照明波長(励起波長)の少なくとも一方に応じて、2枚の移動レンズ(シリンドリカルレンズ423、シリンドリカルレンズ425)の移動を制御する。
共焦点顕微鏡400によっても、図3に示す方法でサンプルSを照明することで、高い照明の均一性を高い照明効率で実現することができる。共焦点顕微鏡400では、シリンドリカルレンズ423とシリンドリカルレンズ425を独立して移動させることで、サンプルSにおける照明領域の大きさを、対物レンズ104の光軸と直交するX方向とY方向で別々に変更することができる。これにより、実視野により近い形状の照明領域を形成することが可能となるため、高い照明の均一性を共焦点顕微鏡100よりも高い照明効率で実現することができる。コントローラ107が光ファイバースクランブラー109を動作させることで、スペックルに起因する画質の劣化を抑えることもできる点については、共焦点顕微鏡100と同様である。
レンズ421は省略してもよい。ただし、照明光学系420がレンズ421を含むことで、レンズ421よりも物体側に配置されたレンズでの光束の広がりを抑えることができる。このため、照明光学系420を構成するレンズの径を小さくすることができる。従って、レンズ421は、最も光源側に配置されることが望ましい。
[実施例5]
図12は、本実施例に係る共焦点顕微鏡500の構成を示した図である。共焦点顕微鏡500は、共焦点スキャナ410の代わりに共焦点スキャナ510を備える点が、共焦点顕微鏡400とは異なる。その他の点は、共焦点顕微鏡400と同様である。
共焦点スキャナ510は、照明光学系420の代わりに照明光学系520を備える。照明光学系520は、光ファイバー103の出射端面からの光をマイクロレンズアレイディスク131に照射する光学系であり、レンズ521と、4枚のシリンドリカルレンズ(シリンドリカルレンズ522、シリンドリカルレンズ523、シリンドリカルレンズ524、シリンドリカルレンズ525)を含む。4枚のシリンドリカルレンズはいずれも、照明光学系520の光軸方向にそれぞれ独立して移動する移動レンズである。
シリンドリカルレンズ522及びシリンドリカルレンズ523は、照明光学系520に含まれる複数の第1のシリンドリカルレンズであり、照明光学系520の光軸を含む第1の面で屈折力を有する。シリンドリカルレンズ524及びシリンドリカルレンズ525は、照明光学系520に含まれる複数の第2のシリンドリカルレンズであり、照明光学系520の光軸を含む第2の面で屈折力を有する。なお、第2の面は、第1の面と直交している。即ち、シリンドリカルレンズ522及びシリンドリカルレンズ523は、シリンドリカルレンズ524及びシリンドリカルレンズ525とは、90度異なる面で屈折力を有する。
移動機構526は、モータの回転によりシリンドリカルレンズ522を光軸方向に移動させる機構であり、移動機構526を用いたシリンドリカルレンズ522の移動は、駆動回路526dを介してコントローラ107に制御される。移動機構527は、モータの回転によりシリンドリカルレンズ523を光軸方向に移動させる機構であり、移動機構527を用いたシリンドリカルレンズ523の移動は、駆動回路527dを介してコントローラ107に制御される。移動機構528は、モータの回転によりシリンドリカルレンズ524を光軸方向に移動させる機構であり、移動機構528を用いたシリンドリカルレンズ524の移動は、駆動回路528dを介してコントローラ107に制御される。移動機構529は、モータの回転によりシリンドリカルレンズ525を光軸方向に移動させる機構であり、移動機構529を用いたシリンドリカルレンズ525の移動は、駆動回路529dを介してコントローラ107に制御される。コントローラ107は、共焦点顕微鏡500の観察倍率と照明波長(励起波長)に応じて、4枚の移動レンズの移動を制御する。
共焦点顕微鏡500でも、共焦点顕微鏡400と同様に、サンプルSにおける照明領域の大きさを、X方向とY方向で別々に変更することができる。このため、図3に示す方法でサンプルSを照明することで、高い照明の均一性を共焦点顕微鏡100によりも高い照明効率で実現することができる。また、共焦点顕微鏡500では、X方向とY方向のそれぞれに関して、共焦点顕微鏡200と同様に2枚のレンズを用いて役割を分担することができる。これにより、照明領域のX方向の大きさとY方向の大きさを精度良く変更することができるため、励起波長の変更に起因する照明領域の大きさの変化をより正確に補償することができる。コントローラ107が光ファイバースクランブラー109を動作させることで、スペックルに起因する画質の劣化を抑えることもできる点については、共焦点顕微鏡400と同様である。
[実施例6]
図13は、本実施例に係る共焦点顕微鏡600の構成を示した図である。共焦点顕微鏡600は、共焦点スキャナ110の代わりに共焦点スキャナ610を備える点、及び、回転自在な接続機構108の代わりに接続機構608を備える点が、共焦点顕微鏡100とは異なる。その他の点は、共焦点顕微鏡100と同様である。接続機構608は、回転構造を有しない点が接続機構108とは異なる。
共焦点スキャナ610は、照明光学系120の代わりに照明光学系620を備える。照明光学系620は、光ファイバー103の出射端面からの光をマイクロレンズアレイディスク131に照射する光学系であり、レンズ621と、プリズム622と、波面変調器624を含む。
波面変調器624は、光ファイバー103の出射端面とマイクロレンズアレイディスク131の間の光路中に配置された反射型の空間光変調器(SLM:Spatial Light Modulator)であり、例えば、LCOS(Liquid Crystal On Silicon)型SLM、デフォーマブルミラーなどである。波面変調器624の変調パターンを変化させることで、照明領域134の大きさ、形状、向きなどが変化する。
波面変調器624の変調パターンは、駆動回路624dを介してコントローラ107に制御される。コントローラ107は、共焦点顕微鏡600の観察倍率又は照明波長(励起波長)の少なくとも一方に応じて、波面変調器624を制御する。コントローラ107は、共焦点顕微鏡600の実視野全体が照明されるように、波面変調器624を制御することが望ましい。
図14は、共焦点顕微鏡600で行われる照明方法の手順を示すフローチャートである。以下、図14を参照しながら、共焦点顕微鏡600によるサンプルSの照明方法について説明する。
まず、共焦点顕微鏡600のコントローラ107は、実視野に応じた領域が照明されるように、観察倍率又は照明波長の少なくとも一方に応じて波面変調器624を制御する(ステップS11)。ここでは、コントローラ107は、実視野がサンプルSにおける照明領域からはみ出すことなく、且つ、サンプルSにおける照明領域が実視野に対して過度に大きくならないように、波面変調器624の変調パターンを変更する。
波面変調器624の制御が完了すると、コントローラ107は、レーザ102からの光を、光ファイバー103を介して共焦点スキャナ610に導入し(ステップS12)、共焦点スキャナ610で形成されたマルチビームでサンプルSを照明する(ステップS13)。なお、ステップS12、ステップS13は、図3に示すステップS3、ステップS4と同様である。
共焦点顕微鏡600は、図14に示す方法でサンプルSを照明することで、高い照明の均一性を高い照明効率で実現することができる。また、共焦点顕微鏡600では、波面変調器624の変調パターンを変更することで照明領域の形状及び向きを変更することができる。従って、光ファイバー103のコアの向きを事前に調整することなく高い照明効率を実現することが可能なため、光ファイバー103を回転させる機械的構造を省略して装置構成を簡易化することができる。また、コントローラ107が光ファイバースクランブラー109を動作させることで、スペックルに起因する画質の劣化を抑えることもできる点については、共焦点顕微鏡100と同様である。
[実施例7]
図15は、本実施例に係る共焦点顕微鏡600の構成を示した図である。共焦点顕微鏡700は、共焦点スキャナ610の代わりに共焦点スキャナ710を備える点、及び、接続機構608の代わりに接続機構108を備える点が、共焦点顕微鏡600とは異なる。その他の点は、共焦点顕微鏡600と同様である。
共焦点スキャナ710は、照明光学系620の代わりに照明光学系720を備える。照明光学系720は、光ファイバー103の出射端面からの光をマイクロレンズアレイディスク131に照射する光学系であり、レンズ721と波面変調器722を含む。
波面変調器722は、例えば、電気的に焦点距離を変更する可変焦点レンズ、電気光学効果を用いて光を変調するEO変調器(Electro-optic modulator)、音響光学効果を用いて光を変調するAO変調器(Acousto-otical Modulator)などである。また、波面変調器722は、透過型液晶デバイスからなるSLMであってもよい。
波面変調器722は、駆動回路722dを介してコントローラ107に制御される。コントローラ107は、共焦点顕微鏡700の観察倍率又は照明波長(励起波長)の少なくとも一方に応じて、波面変調器722を制御する。コントローラ107は、共焦点顕微鏡700の実視野全体が照明されるように、波面変調器722を制御することが望ましい。
共焦点顕微鏡700は、図14に示す方法でサンプルSを照明することで、高い照明の均一性を高い照明効率で実現することができる。また、コントローラ107が光ファイバースクランブラー109を動作させることで、スペックルに起因する画質の劣化を抑えることもできる点については、共焦点顕微鏡600と同様である。
上述した各実施例は、発明の理解を容易にするために具体例を示したものであり、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。共焦点スキャナ、共焦点顕微鏡、及び照明方法は、特許請求の範囲により規定される本発明の範囲において、さまざまな変形、変更が可能である。この明細書で説明される個別の実施例の文脈におけるいくつかの特徴を組み合わせて単一の実施例としてもよい。例えば、実施例2から実施例7では、光ファイバースクランブラー109を採用した構成が記載されているが、光ファイバースクランブラー109の代わりに、図8に示すスペックルリデューサー172が採用されてもよい。
各実施例では、レーザ102を備える例を示したが、光源はレーザ102に限られない。白色光源など非コヒーレント光を出射する光源が用いられてもよく、その場合、スペックルリデューサーは省略することができる。共焦点スキャナは、マイクロレンズアレイディスクを含まず、ピンホールアレイディスクを含む、ディスクユニットを有してもよい。また、共焦点スキャナの用途は、蛍光観察に限られない。例えば、ダイクロイックミラーと吸収フィルタの代わりに偏光ビームスプリッタと1/4λ板を備えることで、回路基板などを観察する工業用途に使用されてもよい。
1、100、101、200、300、400、500、600、700 共焦点顕微鏡
2 光源
3、103、103a 光ファイバー
4、104 対物レンズ
5 結像レンズ
6 撮像装置
7、107 コントローラ
10、110、210、310、410、510、610、710 共焦点スキャナ
20、120、220、420、520、620、720 照明光学系
21、22、121、122、171、173、174、221、222、321、322、331、332、421、521、621、721
レンズ
30、130 ディスクユニット
31、32 回転ディスク
33、133 ダイクロイックミラー
40、140 出光学系
41 リレー光学系
42 吸収フィルタ
102 レーザ
108、608 接続機構
109 光ファイバースクランブラー
123、223、224、323、426、427、526、527、528、529
移動機構
124 軸調整機構
131 マイクロレンズアレイディスク
132 ピンホールアレイディスク
134、134a 照明領域
135 中間像領域
151、161 コア
152、162 クラッド
172 スペックルリデューサー
102d、109d、123d、172d、223d、224d、323d、426d、427d、526d、527d、528d、529d、624d、722d 駆動回路
320、330 色消しレンズ
422、423、424、425、522、523、524、525
シリンドリカルレンズ
622 プリズム
624、722 波面変調器

Claims (23)

  1. 光源からの光がマルチモード光ファイバーを介して導入される共焦点スキャナであって、
    回転ディスクを含むディスクユニットと、
    前記光ファイバーの出射端面からの光を前記回転ディスクに照射する光学系と、を備え、
    前記光学系は、前記光学系の光軸方向に移動する少なくとも1枚の移動レンズを含む
    ことを特徴とする共焦点スキャナ。
  2. 請求項1に記載の共焦点スキャナにおいて、
    前記光学系は、前記光軸方向にそれぞれ独立して移動する少なくとも2枚の移動レンズを含む
    ことを特徴とする共焦点スキャナ。
  3. 請求項1に記載の共焦点スキャナにおいて、
    前記光学系は、
    前記光学系の光軸を含む第1の面で屈折力を有する、複数の第1のシリンドリカルレンズと、
    前記光学系の光軸を含む第2の面であって前記第1の面と直交する第2の面で屈折力を有する、複数の第2のシリンドリカルレンズと、を備え、
    前記複数の第1のシリンドリカルレンズのうちの少なくとも1枚が前記光軸方向に移動する移動レンズであり、
    前記複数の第2のシリンドリカルレンズのうちの少なくとも1枚が前記光軸方向に移動する移動レンズである
    ことを特徴とする共焦点スキャナ。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の共焦点スキャナにおいて、
    前記光学系は、正レンズと負レンズからなる色消しレンズを含む
    ことを特徴とする共焦点スキャナ。
  5. 光源からの光がマルチモード光ファイバーを介して導入される共焦点スキャナであって、
    回転ディスクを含むディスクユニットと、
    前記光ファイバーの出射端面からの光を前記回転ディスクに照射する光学系と、を備え、
    前記光学系は、前記光ファイバーの出射端面と前記回転ディスクの間の光路中に配置された波面変調器を含む
    ことを特徴とする共焦点スキャナ。
  6. 光源からの光がマルチモード光ファイバーを介して導入される共焦点スキャナであって、
    回転ディスクを含むディスクユニットと、
    前記光ファイバーの出射端面からの光を前記回転ディスクに照射する光学系と、を備え、
    前記光学系は、前記光ファイバーの出射端面を前記回転ディスクに投影する倍率を変更する手段を含む
    ことを特徴とする共焦点スキャナ。
  7. 光源と、
    請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の共焦点スキャナと、
    前記光源からの光を前記共焦点スキャナに導入するマルチモード光ファイバーと、
    前記少なくとも1枚の移動レンズの移動を制御するコントローラと、を備える
    ことを特徴とする共焦点顕微鏡。
  8. 請求項7に記載の共焦点顕微鏡において、
    前記コントローラは、前記共焦点顕微鏡の観察倍率又は照明波長の少なくとも一方に応じて、前記少なくとも1枚の移動レンズの移動を制御する
    ことを特徴とする共焦点顕微鏡。
  9. 請求項8に記載の共焦点顕微鏡において、
    前記コントローラは、前記共焦点顕微鏡の実視野全体が照明されるように、前記少なくとも1枚の移動レンズの移動を制御する
    ことを特徴とする共焦点顕微鏡。
  10. 請求項7に記載の共焦点顕微鏡において、
    前記光学系は、前記光軸方向にそれぞれ独立して移動する少なくとも2枚の移動レンズを含み、
    前記コントローラは、前記共焦点顕微鏡の観察倍率と照明波長に応じて、前記少なくとも2枚の移動レンズの移動を制御する
    ことを特徴とする共焦点顕微鏡。
  11. 請求項7に記載の共焦点顕微鏡において、
    前記光学系は、
    前記光学系の光軸を含む第1の面で屈折力を有する、複数の第1のシリンドリカルレンズと、
    前記光学系の光軸を含む第2の面であって前記第1の面と直交する第2の面で屈折力を有する、複数の第2のシリンドリカルレンズと、を備え、
    前記複数の第1のシリンドリカルレンズのうちの少なくとも1枚が前記光軸方向に移動する第1の移動レンズであり、
    前記複数の第2のシリンドリカルレンズのうちの少なくとも1枚が前記光軸方向に移動する第2の移動レンズであり、
    前記コントローラは、前記共焦点顕微鏡の観察倍率又は照明波長の少なくとも一方に応じて、前記第1の移動レンズ及び前記第2の移動レンズの移動を制御する
    ことを特徴とする共焦点顕微鏡。
  12. 光源と、
    請求項5に記載の共焦点スキャナと、
    前記光源からの光を前記共焦点スキャナに導入するマルチモード光ファイバーと、
    前記波面変調器を制御するコントローラと、を備える
    ことを特徴とする共焦点顕微鏡。
  13. 請求項12に記載の共焦点顕微鏡において、
    前記コントローラは、前記共焦点顕微鏡の観察倍率又は照明波長の少なくとも一方に応じて、前記波面変調器を制御する
    ことを特徴とする共焦点顕微鏡。
  14. 請求項13に記載の共焦点顕微鏡において、
    前記コントローラは、前記共焦点顕微鏡の実視野全体が照明されるように、前記波面変調器を制御する
    ことを特徴とする共焦点顕微鏡。
  15. 請求項7乃至請求項14のいずれか1項に記載の共焦点顕微鏡において、
    前記光源は、レーザであり、
    前記共焦点顕微鏡は、さらに、前記共焦点顕微鏡が画像を取得するフレームレート以上の周波数で周期的に動作するスペックルリデューサーを備える
    ことを特徴とする共焦点顕微鏡。
  16. 請求項15に記載の共焦点顕微鏡において、
    前記スペックルリデューサーは、前記光ファイバーを周期的に振動させる装置である
    ことを特徴とする共焦点顕微鏡。
  17. 請求項15に記載の共焦点顕微鏡において、
    前記スペックルリデューサーは、前記光源と前記光ファイバーの間の光路上に配置された、前記光源からのレーザ光のビームの少なくとも1部の波面を周期的に変調する装置である
    ことを特徴とする共焦点顕微鏡。
  18. 請求項7乃至請求項17のいずれか1項に記載の共焦点顕微鏡において、さらに、
    前記光ファイバーを前記共焦点スキャナに回転自在に接続する接続機構を備える
    ことを特徴とする共焦点顕微鏡。
  19. 請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の共焦点スキャナにおいて、さらに、
    前記光ファイバーを前記共焦点スキャナに回転自在に接続する接続機構を備える
    ことを特徴とする共焦点スキャナ。
  20. 請求項7乃至請求項18のいずれか1項に記載の共焦点顕微鏡において、
    前記ディスクユニットは、
    前記光ファイバーの出射端面からの光を複数の光に分割しそれぞれの光を集光するマイクロレンズアレイを有する第1の回転ディスクと、
    前記マイクロレンズアレイのレンズ配列に対応するように配列された複数の開口を有する第2の回転ディスクと、を備える
    ことを特徴とする共焦点顕微鏡。
  21. 請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の共焦点スキャナにおいて、
    前記ディスクユニットは、
    前記光ファイバーの出射端面からの光を複数の光に分割しそれぞれの光を集光するマイクロレンズアレイを有する第1の回転ディスクと、
    前記マイクロレンズアレイのレンズ配列に対応するように配列された複数の開口を有する第2の回転ディスクと、を備える
    ことを特徴とする共焦点スキャナ。
  22. 観察倍率又は照明波長の少なくとも一方に応じて、光ファイバーの出射端面からの光を共焦点スキャナの回転ディスクに照射する光学系に含まれる少なくとも1枚の移動レンズを前記光学系の光軸方向へ動かし、
    前記少なくとも1枚の移動レンズの移動後に、光源からの光を、前記マルチモード光ファイバーを介して前記共焦点スキャナに導入し、
    前記共焦点スキャナで形成されたマルチビームでサンプルを照明する
    ことを特徴とする照明方法。
  23. 観察倍率又は照明波長の少なくとも一方に応じて、光ファイバーの出射端面と共焦点スキャナの回転ディスクの間の光路中に配置された波面変調器を制御し、
    前記波面変調器の制御後に、光源からの光を、前記マルチモード光ファイバーを介して前記共焦点スキャナに導入し、
    前記共焦点スキャナで形成されたマルチビームでサンプルを照明する
    ことを特徴とする照明方法。
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