JP2014091379A - 無線送信装置、無線制御システムおよび無線受信装置 - Google Patents

無線送信装置、無線制御システムおよび無線受信装置 Download PDF

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靖 狄
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Abstract

【課題】ワイヤーハーネスを効果的に省線化することが可能な無線送信装置、無線制御システムおよび無線受信装置を提供する。
【解決手段】車両に搭載される無線送信装置101であって、操作部11と、上記操作部11に対する操作によって電力を生成する発電部12と、上記発電部12によって生成された電力を用いて、上記車両における対象部を制御するための無線信号を送信する送信部51とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、無線送信装置、無線制御システムおよび無線受信装置に関し、特に、車両に搭載される無線送信装置、無線制御システムおよび無線受信装置に関する。
ガソリンの価格高騰およびCO2排出規制等により、自動車の燃費向上に対する社会的要請が高まっている。車体の軽量化および電気機器の消費電力低減は、燃費向上に効果的である。
ここで、車体の軽量化を実現する方策として、ワイヤーハーネスの軽量化および省線化が考えられる。ワイヤーハーネスの軽量化および省線化のうち、ワイヤーハーネスの省線化は、車両の軽量化の他に、車両組み立て時のワイヤーハーネスの配策を簡素化できるという効果も奏する。
たとえば、特開2005−81855号公報(特許文献1)には、以下のような技術が開示されている。すなわち、車両に搭載される信号伝送装置であって、車両のボディの構成要素であり、内部空間を有する筒状構造体部分と、無線通信を行なうための第1のアンテナ部および第2のアンテナ部と、を備え、上記第1のアンテナ部および上記第2のアンテナ部とが上記筒状構造体部分の内部空間内に配設され、上記第1のアンテナ部と上記第2のアンテナ部との間で、上記内部空間を伝搬路として無線通信が行われる。
特開2005−81855号公報 特許第4225792号公報
ワイヤーハーネスには、大きく分けて、各種信号を伝送する信号線としてのワイヤーハーネス、および電力を供給する電源線としてのワイヤーハーネスの2種類がある。これら2種類のワイヤーハーネスを効果的に省線化する技術が望まれる。
この発明は、上述の課題を解決するためになされたもので、その目的は、ワイヤーハーネスを効果的に省線化することが可能な無線送信装置、無線制御システムおよび無線受信装置を提供することである。
(1)この発明のある局面に係わる無線送信装置は、車両に搭載される無線送信装置であって、操作部と、上記操作部に対する操作によって電力を生成する発電部と、上記発電部によって生成された電力を用いて、上記車両における対象部を制御するための無線信号を送信する送信部とを備え、上記無線送信装置は、上記車両の稼働部に取り付けられる。
このように、操作部における操作エネルギーを電力に変換する構成により、電源線を無くすとともに、電池の搭載も不要とすることができる。また、発電された電力を用いて制御情報を無線送信で伝送する構成により、信号線を無くすことができる。すなわち、車両に搭載された各種操作部品用の電源線および信号線を無線化することができる。したがって、ワイヤーハーネスを効果的に省線化することができる。そして、ワイヤーハーネスを省線化することにより、ワイヤーハーネスの配策を簡素化することができるため、製造コストを低減し、メンテナンスの必要性を低下させ、また、車両のデザインの自由度を高めることができる。さらに、ワイヤーハーネス等の配線および機構部品が集中する稼働部においてワイヤーハーネスを省線化することができるため、配線作業を簡易化し、また、車両を軽量化することができる。
(2)好ましくは、上記無線送信装置は、上記稼働部に対して着脱可能である。
このように、無線送信装置が取り付け先から着脱可能であることにより、たとえば、子供の操作による対象部の誤動作を防ぐことができる。また、操作部の取り付け位置を変更可能とする構成により、車両における各部の操作を運転者以外に委ねる等のカスタマイズを行なうことができ、ユーザビリティを向上させることができる。
(3)より好ましくは、上記操作部は、エアコン、オーディオまたはハザードランプの操作部である。
このように、エアコンの操作部を着脱可能とする構成により、たとえば、助手席または後部座席のユーザがエアコンを容易に操作することが可能となる。あるいは、オーディオの操作部を着脱可能とする構成により、たとえば、助手席または後部座席のユーザがオーディオを容易に操作することが可能となる。あるいは、ハザードランプの操作部を着脱可能とする構成により、たとえば、助手席または後部座席のユーザがハザードランプを容易に点滅および消灯することが可能となる。
(4)より好ましくは、上記操作部は、ドアロックまたはパワーウィンドウの操作部である。
このように、ドアロックの操作部を着脱可能とする構成により、たとえば、子供の誤操作を防ぐことができる。あるいは、パワーウィンドウの操作部を着脱可能とする構成により、たとえば、子供の誤操作を防ぐことができる。
(5)より好ましくは、上記無線送信装置は、複数の上記操作部を備え、上記複数の操作部は、上記稼働部に対して別個に着脱可能である。
このように、各操作部を別個に着脱可能とする構成により、異なる目的の操作系について、ユーザの志向に応じて各操作部の自由な配置が可能となる。
(6)より好ましくは、上記操作部は、複数の操作部品を含み、上記複数の操作部品は、上記稼働部に対して別個に着脱可能である。
このように、操作部における各操作部品を別個に着脱可能とする構成により、共通の目的の操作系について、ユーザの志向に応じて各操作部品の自由な配置が可能となる。
(7)好ましくは、上記送信部は、上記無線信号を、上記車両の電源から電力が供給され、かつ上記車両において送受信される情報を処理または中継する制御装置へ送信する。
このような構成により、電力が継続して供給され、車両において各種情報を集中的に処理または中継する制御装置へ無線信号を送信し、制御装置に当該無線信号の示す制御内容を実行させる、という効率的な制御の仕組みを構築することができる。
(8)好ましくは、上記送信部は、上記対象部に対する制御内容、上記対象部および上記操作部の少なくともいずれか1つを識別するための識別情報を含む無線信号を送信する。
このような構成により、たとえば、無線信号の受信側において制御対象および制御内容を特定することができるため、車両における制御対象および制御内容をそれぞれ複数設定することができる。
(9)より好ましくは、上記送信部は、上記操作部に対する操作内容に応じて上記識別情報を変更する。
このような構成により、ユーザは、車両における制御対象および制御内容等を、自らの操作内容に応じて設定することができる。
(10)より好ましくは、上記操作部は、ボタンを含み、上記送信部は、上記ボタンの押下状態に関する時間に応じて上記識別情報を変更する。
このような構成により、ユーザは、車両における制御対象および制御内容等を容易に設定することができる。
(11)好ましくは、上記稼働部は、ステアリングである。
このような構成により、車両の中でも特にワイヤーハーネス等の配線および機構部品が集中するステアリングにおいてワイヤーハーネスを省線化することができるため、さらに、配線作業を簡易化し、また、車両を軽量化することができる。また、ステアリングにおいてワイヤーハーネスを省線化することにより、ハンドルを回転させても各種配線を維持できる機構を不要とすることができるため、製造コストを低減し、また、車両を軽量化することができる。また、ステアリングに操作部を取り付ける構成により、操作部の集約によってデザイン性を向上させることができる。
(12)好ましくは、上記稼働部は、ドア、助手席、または座席である。
このように、ドアにおいてワイヤーハーネスを省線化することにより、たとえば、ドアおよびウィンドウ制御用の配線を省線化し、また、ドアの開閉機構の配置を簡易化することができる。あるいは、助手席、または座席においてワイヤーハーネスを省線化することにより、たとえば、座席位置を変更するための機構の配置を簡易化することができる。
(13)好ましくは、上記操作部は、インストルメント・パネルにおける操作部である。
このように、インストルメント・パネルの操作部においてワイヤーハーネスを省線化することにより、たとえば、各種表示用および各種操作用の制御線を省線化することができる。
(14)好ましくは、上記送信部は、上記操作部に対する1回の操作によって送信される上記無線信号として、上記対象部を一定時間または一定範囲で動作させる無線信号を送信する。
ここで、対象部を動作させるための操作部に電力が継続して供給されている構成では、ボタン等を押し続けることによってたとえばドアミラーである対象部を動かし続ける命令を容易に与えることができる。これに対して、電源および電源線が無く、対象部に動作命令を与えるための無線送信装置に電力が断続的にしか供給されない構成では、上記のようにボタン等を押し続けることで長時間の継続動作の命令を与えることは困難である。そこで、上記のように1回の操作による対象部の動作範囲を設定する構成により、短時間しか無線信号が送信できない構成において、対象部の動作範囲を容易に調整することが可能となる。
(15)好ましくは、上記送信部は、上記操作部に対する操作によって送信される上記無線信号として、上記対象部を継続して動作させる無線信号を送信し、上記操作部に対する次の操作によって送信される上記無線信号として、上記対象部を停止させる無線信号を送信する。
ここで、対象部を動作させるための操作部に電力が継続して供給されている構成では、ボタン等を押し続けることによってたとえばドアミラーである対象部を動かし続ける命令を容易に与えることができる。これに対して、電源および電源線が無く、対象部に動作命令を与えるための無線送信装置に電力が断続的にしか供給されない構成では、上記のようにボタン等を押し続けることで長時間の継続動作の命令を与えることは困難である。そこで、上記のように各回の操作に異なる制御内容を割り当てる構成により、短時間しか無線信号が送信できない構成において、対象部を継続的に動かし、また、動作期間を容易に設定することが可能となる。
(16)好ましくは、上記操作部は、ボタンを含み、上記発電部は、上記ボタンの押下によって生じるエネルギーから電力を生成する。
このような構成により、主要な操作部品であるボタンの操作によって発電を行い、電源線および電池を用いることなく無線信号の送信を行なうことができる。
(17)好ましくは、上記操作部は、ダイアルを含み、上記発電部は、上記ダイアルの回転によって生じるエネルギーから電力を生成する。
このような構成により、主要な操作部品であるダイアルの操作によって発電を行い、電源線および電池を用いることなく無線信号の送信を行なうことができる。
(18)この発明のある局面に係わる無線制御システムは、車両に搭載される無線制御システムであって、上記(1)に記載の無線送信装置と、上記無線送信装置から送信される無線信号を受信し、受信した上記無線信号に基づいて上記車両における対象部を制御する無線受信装置とを備える。
このように、操作部における操作エネルギーを電力に変換する構成により、電源線を無くすとともに、電池の搭載も不要とすることができる。また、発電された電力を用いて制御情報を無線送信で伝送する構成により、信号線を無くすことができる。すなわち、車両に搭載された各種操作部品用の電源線および信号線を無線化することができる。したがって、ワイヤーハーネスを効果的に省線化することができる。そして、ワイヤーハーネスを省線化することにより、ワイヤーハーネスの配策を簡素化することができるため、製造コストを低減し、メンテナンスの必要性を低下させ、また、車両のデザインの自由度を高めることができる。さらに、ワイヤーハーネス等の配線および機構部品が集中する稼働部においてワイヤーハーネスを省線化することができるため、配線作業を簡易化し、また、車両を軽量化することができる。
(19)好ましくは、上記無線受信装置は、受信した上記無線信号に基づいて、上記無線送信装置とは異なる部分に上記操作部の操作状態を提示する。
このような構成により、無線送信装置の操作部等において操作状態を表示するためのLED等を設ける必要が無くなり、無線送信装置を簡素化および省電力化することができる。
(20)より好ましくは、上記無線受信装置は、上記部分として表示部に上記操作部の操作状態を表示する。
このような構成により、表示部を用いた適切な方法で無線送信装置における操作部の操作状態をユーザに提示することができる。
(21)より好ましくは、上記操作部は、ウィンドウのデフォッガー、内気循環、外気導入、エアコン、オーディオまたはワイパーの操作部である。
このような構成により、無線送信装置を簡素化および省電力化しながら、状態把握の要求度の高いウィンドウのデフォッガーの動作状態をユーザに提示することができる。あるいは、無線送信装置を簡素化および省電力化しながら、状態把握の要求度の高い内気循環または外気導入の選択状態をユーザに提示することができる。あるいは、無線送信装置を簡素化および省電力化しながら、状態把握の要求度の高いエアコン、オーディオまたはワイパーの状態をユーザに提示することができる。
(22)好ましくは、上記無線受信装置は、連続して受信した複数の上記無線信号に基づいて、上記対象部に対する制御内容を解析し、解析した上記制御内容を実行する。
このような構成により、無線送信装置において1回当たりに送信すべきデータ量を少なくすることができるため、無線送信装置の構成および処理を簡易化することができる。また、無線送信装置において1回当たりに送信するデータ量を少なくすることにより、無線送信装置において必要な発電量を低減することができる。これにより、ユーザが操作部を操作するのに必要となる力および操作量を少なくすることができるため、ユーザの使用感を向上させることができる。
(23)より好ましくは、上記無線受信装置は、連続して受信した上記無線信号の数に基づいて、上記対象部に対する制御内容を解析する。
このような構成により、無線送信装置において連続して送信する無線信号の数を変更することにより、無線送信装置において1回当たりに送信するデータ量を少なくしながら、無線受信装置が取得する情報量を維持または増加させることができる。
(24)より好ましくは、上記無線受信装置は、連続して受信した各上記無線信号の受信間隔に基づいて、上記対象部に対する制御内容を解析する。
このような構成により、無線送信装置において連続して送信する無線信号の送信間隔を変更することにより、無線送信装置において1回当たりに送信するデータ量を少なくしながら、無線受信装置が取得する情報量を維持または増加させることができる。
(25)より好ましくは、上記無線受信装置は、連続して受信した各上記無線信号の受信タイミングの関係に基づいて、上記対象部に対する制御内容を解析する。
このような構成により、無線送信装置において連続して送信する無線信号の送信間隔を各無線信号間で変更することにより、無線送信装置において1回当たりに送信するデータ量を少なくしながら、無線受信装置が取得する情報量を維持または増加させることができる。
(26)好ましくは、上記無線受信装置は、上記無線信号に基づく上記対象部に対する制御内容の履歴、または上記操作部に対する操作の履歴を取得し、取得した上記履歴に基づいて、受信した上記無線信号の示す制御内容を判定する。
このような構成により、無線信号の伝搬環境およびユーザの誤操作等に起因する制御内容の誤りを的確に検出することができる。
(27)より好ましくは、上記無線受信装置は、上記制御内容の判定結果に基づいて、上記制御内容の訂正および警報の出力の少なくとも一方を行なう。
このような構成により、無線信号の伝搬環境およびユーザの誤操作等に起因する制御内容の誤りに対する適切な対処が可能となる。
(28)好ましくは、上記無線受信装置は、さらに、有線経由で制御信号を受信し、受信した上記制御信号に基づいて上記対象部を制御することが可能である。
このような構成により、車両の機能の重要度に応じて無線伝送および有線伝送を使い分けることができるため、ワイヤーハーネスの省線化を図りながら、車両において適切な情報伝送の仕組みを構築することができる。
(29)好ましくは、上記無線受信装置は、受信した上記無線信号に基づいて、上記車両の外部の管理装置へ警報信号を送信する。
このような構成により、ユーザが乗車中であるか否かに関わらず、車両に生じた事象を外部へ通知することができ、たとえば防犯に役立てることができる。
(30)この発明のある局面に係わる無線受信装置は、車両に搭載される無線受信装置であって、上記(1)に記載の無線送信装置から送信される無線信号を受信する無線受信部と、上記無線受信部によって受信された上記無線信号に基づいて上記対象部を制御する制御部と、上記無線受信部によって受信された上記無線信号に基づいて、上記無線送信装置とは異なる部分に上記操作部の操作状態を提示する提示部とを備える。
このように、操作部における操作エネルギーを電力に変換する構成により、電源線を無くすとともに、電池の搭載も不要とすることができる。また、発電された電力を用いて制御情報を無線送信で伝送する構成により、信号線を無くすことができる。すなわち、車両に搭載された各種操作部品用の電源線および信号線を無線化することができる。したがって、ワイヤーハーネスを効果的に省線化することができる。そして、ワイヤーハーネスを省線化することにより、ワイヤーハーネスの配策を簡素化することができるため、製造コストを低減し、メンテナンスの必要性を低下させ、また、車両のデザインの自由度を高めることができる。さらに、無線送信装置の操作部等において操作状態を表示するためのLED等を設ける必要が無くなり、無線送信装置を簡素化および省電力化することができる。
(31)またこの発明の別の局面に係わる無線受信装置は、車両に搭載される無線受信装置であって、上記(1)に記載の無線送信装置から送信される無線信号を受信する無線受信部と、上記無線受信部によって連続して受信された複数の上記無線信号に基づいて、上記対象部に対する制御内容を解析する解析部と、上記解析部によって解析された上記制御内容を実行する制御部とを備える。
このように、操作部における操作エネルギーを電力に変換する構成により、電源線を無くすとともに、電池の搭載も不要とすることができる。また、発電された電力を用いて制御情報を無線送信で伝送する構成により、信号線を無くすことができる。すなわち、車両に搭載された各種操作部品用の電源線および信号線を無線化することができる。したがって、ワイヤーハーネスを効果的に省線化することができる。そして、ワイヤーハーネスを省線化することにより、ワイヤーハーネスの配策を簡素化することができるため、製造コストを低減し、メンテナンスの必要性を低下させ、また、車両のデザインの自由度を高めることができる。さらに、無線送信装置において1回当たりに送信すべきデータ量を少なくすることができるため、無線送信装置の構成および処理を簡易化することができる。また、無線送信装置において1回当たりに送信するデータ量を少なくすることにより、無線送信装置において必要な発電量を低減することができる。これにより、ユーザが操作部を操作するのに必要となる力および操作量を少なくすることができるため、ユーザの使用感を向上させることができる。
(32)またこの発明の別の局面に係わる無線受信装置は、車両に搭載される無線受信装置であって、上記(1)に記載の無線送信装置から送信される無線信号を受信する無線受信部と、上記無線受信部によって受信された上記無線信号に基づいて上記対象部を制御する制御部と、上記無線信号に基づく上記対象部に対する制御内容の履歴、または上記操作部に対する操作の履歴を取得する履歴取得部とを備え、上記制御部は、上記履歴取得部によって取得された上記履歴に基づいて、上記無線受信部によって受信された上記無線信号の示す制御内容を判定する。
このように、操作部における操作エネルギーを電力に変換する構成により、電源線を無くすとともに、電池の搭載も不要とすることができる。また、発電された電力を用いて制御情報を無線送信で伝送する構成により、信号線を無くすことができる。すなわち、車両に搭載された各種操作部品用の電源線および信号線を無線化することができる。したがって、ワイヤーハーネスを効果的に省線化することができる。そして、ワイヤーハーネスを省線化することにより、ワイヤーハーネスの配策を簡素化することができるため、製造コストを低減し、メンテナンスの必要性を低下させ、また、車両のデザインの自由度を高めることができる。さらに、無線信号の伝搬環境およびユーザの誤操作等に起因する制御内容の誤りを的確に検出することができる。
本発明によれば、ワイヤーハーネスを効果的に省線化することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る無線制御システムの構成を示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係る無線制御システムにおける無線送信装置の構成を示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係る無線制御システムにおける無線受信装置の構成を示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係る無線制御システムによる制御の一例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係る無線送信装置における操作部の一例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係る無線送信装置における操作部の一例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係る無線送信装置における操作部の一例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係る無線送信装置における操作部の一例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係る無線送信装置における操作部の一例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係る無線制御システムにおける無線受信装置の変形例の構成を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係る無線制御システムにおける無線受信装置の提示機能の具体例を示す図である。 本発明の第4の実施の形態に係る無線制御システムにおける無線受信装置の構成を示す図である。 車両におけるステアリングの概略構成を示す図である。 本発明の第5の実施の形態に係る無線送信装置の取り付け先の一例を示す図である。 本発明の第6の実施の形態に係る無線送信装置の取り付け先の一例を示す図である。 本発明の第7の実施の形態に係る無線制御システムの構成を示す図である。 本発明の第7の実施の形態に係る無線制御システムによる制御動作の一例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
<第1の実施の形態>
[構成および基本動作]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る無線制御システムの構成を示す図である。
図1を参照して、無線制御システム301は、無線送信装置101と、無線受信装置201とを備える。
無線制御システム301は、自動車等の車両に搭載され、車両において各種情報を送受信し、車両における制御対象である対象部251を制御する。
たとえば、無線制御システム301は、周囲の環境から微少なエネルギーを収穫するエナジーハーベスティングを利用し、エネジーハーベスティングにより発電された電力を用いて無線通信を行い、車両の各種機能を実行する。
無線送信装置101は、リモコン機能を有しており、ユーザは、無線送信装置101に設けられたボタン等の各種操作部品を操作することにより、対象部251を動作させることが可能である。無線送信装置101は、操作部品に対するユーザの操作に従って無線信号を無線受信装置201へ送信する。
無線受信装置201は、たとえば、車室内に設けられたECU(Electronic Control Unit)であり、無線送信装置101から送信される無線信号を受信し、受信した無線信号に基づいて対象部251を制御する。
なお、無線送信装置101および無線受信装置201の一方または両方が、無線制御システム301において複数設けられてもよい。また、対象部251は、車両において1つであってもよいし、複数であってもよい。
また、無線送信装置101は、1つの対象部251の操作に対応付けて1つ設けられてもよいし、複数の対象部251の操作用に一体化されて1つ設けられてもよい。
図2は、本発明の第1の実施の形態に係る無線制御システムにおける無線送信装置の構成を示す図である。
図2を参照して、無線送信装置101は、操作部11と、発電部12と、送信部51と、アンテナ15とを備える。送信部51は、信号生成部13と、無線送信部14とを含む。
操作部11は、ボタン等の各種操作部品を含み、当該操作部品に対するユーザの操作を受け付ける。
発電部12は、操作部11に対する操作によって電力を生成し、送信部51に供給する。
具体的には、たとえば、操作部11は、ボタンを含む。発電部12は、当該ボタンの押下によって生じるエネルギーから電力を生成する。発電部12は、たとえば、特許第4225792号公報(特許文献2)に記載の技術のように、バネ、永久磁石および誘導コイルを用いた磁束の時間的変化による発電を行なってもよい。また、発電部12は、ユーザによる当該ボタンの押下により、圧電素子、磁歪材料、または超磁歪材料等で形成される発電素子を弾性変形させるための応力を発生させ、当該弾性変形により発電素子から電力を取り出してもよい。なお、磁歪材料、および超磁歪材料としては、たとえば、Fe−Co系合金、Fe−Ga系合金、およびTb−Dy−Fe系合金等が知られているが、逆磁歪効果を有する任意の材料を使用してもよい。
以上述べたように、ユーザがボタンを押下した機械的エネルギーを、各種物理現象を介して電気的エネルギーに変換する任意の仕組みを発電部12に使用することができる。
また、無線送信装置101は、発電部12により発電された電力を、たとえば図示しない蓄電部に蓄積してもよい。さらにまた、無線送信装置101は、発電部12により発電された電力を蓄電部に蓄積し、当該蓄電部に蓄積された電力の大きさが所定値以上になったと判断した場合に、蓄電部から送信部51へ電力を供給してもよい。これにより、ユーザによる一度のボタンの押下によって発電部12が発電する電力が、送信部51を駆動するために必要な電力に満たない場合であっても、無線送信装置101は、送信部51によって無線信号を送信することができる。
送信部51は、発電部12から供給される電力によって動作する。送信部51は、発電部12によって生成された電力を用いて、対象部251を制御するための無線信号を送信する。この無線信号は、発電部12によって生成される電力が残存する期間において生成および送信可能であり、たとえばバースト状の信号となる。
より詳細には、送信部51において、信号生成部13は、たとえば、対象部251に対する制御内容、対象部251および操作部11の少なくともいずれか1つを識別するための識別情報を含むデジタル信号を生成し、無線送信部14へ出力する。
また、信号生成部13は、操作部11に対する操作内容を検出し、検出した操作内容に応じて上記識別情報を変更する。たとえば、信号生成部13は、操作部11におけるボタンの押下状態に関する時間に応じて上記識別情報を変更する。
具体的には、たとえば、信号生成部13は、操作部11におけるボタンの押下時間の長さに応じて上記識別情報を変更する。この押下時間は、たとえば、ボタンが押下されたタイミングおよびボタンの押下が解除されたタイミングを検出することにより、取得される。あるいは、信号生成部13は、操作部11におけるボタンの押下時および押下解除時で異なる識別情報を設定する。
無線送信部14は、たとえば、信号生成部13から受けたデジタル信号をアナログ信号に変換し、当該アナログ信号を周波数変換して無線信号を生成し、アンテナ15へ出力する。
図3は、本発明の第1の実施の形態に係る無線制御システムにおける無線受信装置の構成を示す図である。
図3を参照して、無線受信装置201は、アンテナ21と、無線受信部22と、信号解析部(制御部)23と、プロトコル変換部24とを備える。
無線受信装置201は、車両の電源92から電力が供給される制御装置であって、車両において送受信される情報を処理または中継する制御装置である。
より詳細には、無線受信部22は、たとえば、アンテナ21において受信された無線信号を周波数変換してベースバンド信号に変換し、当該ベースバンド信号をデジタル信号に変換して信号解析部23へ出力する。
信号解析部23は、無線受信部22から受けたデジタル信号を解析し、無線送信装置101から送信された無線信号の示す制御情報を取得する。より詳細には、信号解析部23は、当該無線信号の送信元の無線送信装置101、制御対象となる対象部251、および対象部251の動作内容の少なくともいずれか1つを取得する。
プロトコル変換部24は、信号解析部23から受けた解析結果に基づいて、たとえばワイヤーハーネス91経由で制御信号を対象部251へ送信する。
具体的には、たとえば、信号解析部23は、アンテナ21において受信された無線信号にドアミラーを動かす制御情報が含まれていると解析した場合、この解析結果をプロトコル変換部24へ出力する。
そして、プロトコル変換部24は、CAN(Controller Area Network)およびLIN(Local Interconnect Network)等の所定の自動車用プロトコルに従い、ドアミラーを動かす制御内容を示す制御信号を作成し、対象部251であるドアミラーの駆動部へ送信する。
より詳細には、たとえば、無線送信装置101が送信する無線信号には、制御情報として、操作部11または操作部11における操作部品に固有に割り当てられたIDと、制御内容とが含まれている。
無線受信装置201は、無線送信装置101から受信する無線信号に含まれるこれらの情報に基づいて、対象部251の特定および対象部251の制御内容を特定する。
なお、車両において1つの無線送信装置101しか設けられない場合等、無線受信装置201において制御内容の識別が不要である場合には、無線送信装置101が、IDのみを含む無線信号を送信し、無線受信装置201が、当該IDに基づいて無線信号の送信元を判別し、当該送信元に対応づけられた対象部251および対象部251の制御内容を特定する構成であってもよい。
このような構成により、無線送信装置101の送信すべき情報量を少なくすることができるため、無線送信装置101の構成および処理を簡易化することができる。
また、無線送信装置101の送信する情報量を少なくすることにより、無線送信装置101において必要な発電量を低減することができる。これにより、ユーザが操作部11を操作するのに必要となる力を小さくすることができるため、ユーザの使用感を向上させることができる。
また、上記IDは、操作部11または操作部11における操作部品すなわち無線信号の送信元を示す場合に限らず、対象部251および対象部251の制御内容を示してもよい。この場合、無線受信装置201が、当該IDに直接対応づけられた対象部251および対象部251の制御内容を特定する。
図4は、本発明の第1の実施の形態に係る無線制御システムによる制御の一例を示す図である。
図4を参照して、無線受信装置201は、無線受信部22において無線送信装置101から受信した無線信号に基づいて、ドアミラー84,85へそれぞれワイヤーハーネス86,87経由で制御信号を送信する。
ドアミラー84,85は、無線受信装置201から受信した制御信号に基づいて駆動される。すなわち、無線受信装置201から受信した制御信号に基づいてドアミラー84,85の角度が調整される。
無線送信装置101における送信部51は、操作部11に対する1回の操作によって送信される無線信号として、対象部251であるドアミラー84,85を一定時間または一定範囲で動作させる無線信号を送信する。
具体的には、たとえば、ドアミラー84,85は、操作部11におけるボタンに対する1回の押下操作で一定の角度だけ動く。この場合、ユーザは、ドアミラー84,85を目視しながら、操作部11に対して何回か押下操作を行なうことにより、ドアミラー84,85の角度を調整する。
あるいは、送信部51は、操作部11に対する操作によって送信される無線信号として、対象部251であるドアミラー84,85を継続して動作させる無線信号を送信し、操作部11に対する次の操作によって送信される無線信号として、対象部251を停止させる無線信号を送信する。
具体的には、たとえば、ドアミラー84,85は、操作部11に対する1回の押下操作で連続的に動き、操作部11に対する次の押下操作で停止する。すなわち、ユーザは、1回目の押下情報によって動いているドアミラー84,85を目視しながら、操作部11に対して2回目の押下操作を行なうことにより、所望の角度でドアミラー84,85を停止させる。
図5は、本発明の第1の実施の形態に係る無線送信装置における操作部の一例を示す図である。
図5を参照して、操作部11は、たとえばドアミラー開閉制御ボタンであるボタン61,62を含む。ボタン61,62は、たとえば図5に示すように、分離されてもよいし、一体化されてもよい。ボタン61の表面には「I」の文字が記され、ボタン62の表面には「O」の文字が記されている。
ボタン61が押下されると、ドアミラー84,85が開く方向に動き、ボタン62が押下されると、ドアミラー84,85が閉じる方向に動く。
たとえば、ボタン61には8ビットのデータ「1******1」が識別情報として割り当てられており、ボタン62には8ビットのデータ「0******1」が識別情報として割り当てられている。以下、「*」は「0」または「1」を意味する。
無線受信装置201は、これらのデータにおけるLSB(Least Significant Bit)が「1」であることによって当該データを含む無線信号の示す制御対象がドアミラー84,85であることを認識する。さらに、無線受信装置201は、MSB(Most Significant Bit)が「1」であることによって制御内容がドアミラー84,85を「開く」であることを認識し、また、MSBが「0」であることによって制御内容がドアミラー84,85を「閉じる」であることを認識する。
図6は、本発明の第1の実施の形態に係る無線送信装置における操作部の一例を示す図である。
図6を参照して、操作部11は、たとえばミラー角度制御ボタンであるボタン63〜70を含む。ボタン63〜70は、たとえば図6に示すように、分離されてもよいし、一部または全部が一体化されてもよい。
ボタン63〜66は、左のドアミラー85用のボタンであり、ボタン63の表面には「U」の文字が記され、ボタン64の表面には「D」の文字が記され、ボタン65の表面には「L」の文字が記され、ボタン66の表面には「R」の文字が記されている。
ボタン63が押下されると、ドアミラー85が上方向に動き、ボタン64が押下されると、ドアミラー85が下方向に動き、ボタン65が押下されると、ドアミラー85が左方向に動き、ボタン66が押下されると、ドアミラー85が右方向に動く。
たとえば、ボタン63には8ビットのデータ「000****0」が識別情報として割り当てられており、ボタン64には8ビットのデータ「001****0」が識別情報として割り当てられており、ボタン65には8ビットのデータ「010****0」が識別情報として割り当てられており、ボタン66には8ビットのデータ「011****0」が識別情報として割り当てられている。
無線受信装置201は、これらのデータにおけるLSBが「0」であり、かつMSBが「0」であることによって当該データを含む無線信号の示す制御対象がドアミラー85であることを認識する。さらに、無線受信装置201は、MSB側から見て2ビット目および3ビット目の値により、ドアミラー85を「上方向」、「下方向」、「左方向」および「右方向」のいずれへ移動させる制御内容であるかを判別する。
ボタン67〜70は、右のドアミラー84用のボタンであり、ボタン67の表面には「U」の文字が記され、ボタン68の表面には「D」の文字が記され、ボタン69の表面には「L」の文字が記され、ボタン70の表面には「R」の文字が記されている。
ボタン67が押下されると、ドアミラー84が上方向に動き、ボタン68が押下されると、ドアミラー84が下方向に動き、ボタン69が押下されると、ドアミラー84が左方向に動き、ボタン70が押下されると、ドアミラー84が右方向に動く。
たとえば、ボタン67には8ビットのデータ「100****0」が識別情報として割り当てられており、ボタン68には8ビットのデータ「101****0」が識別情報として割り当てられており、ボタン69には8ビットのデータ「110****0」が識別情報として割り当てられており、ボタン70には8ビットのデータ「111****0」が識別情報として割り当てられている。
無線受信装置201は、これらのデータにおけるLSBが「0」であり、かつMSBが「1」であることによって当該データを含む無線信号の示す制御対象がドアミラー84であることを認識する。さらに、無線受信装置201は、MSB側から見て2ビット目および3ビット目の値により、ドアミラー84を「上方向」、「下方向」、「左方向」および「右方向」のいずれへ移動させる制御内容であるかを判別する。
図7は、本発明の第1の実施の形態に係る無線送信装置における操作部の一例を示す図である。
図7を参照して、操作部11は、たとえば左右兼用のミラー角度制御ボタンであるボタン71〜76を含む。ボタン71〜76は、分離されてもよいし、一部または全部が一体化されてもよい。
ボタン75,76は、ドアミラー84,85の選択用のボタンであり、ボタン75の表面には「L」の文字が記され、ボタン76の表面には「R」の文字が記されている。
ボタン71〜74は、ドアミラー84,85の駆動用のボタンであり、ボタン71の表面には「U」の文字が記され、ボタン72の表面には「D」の文字が記され、ボタン73の表面には「L」の文字が記され、ボタン74の表面には「R」の文字が記されている。
ボタン75および76は択一的に押下状態となり、ボタン75が押下されるとドアミラー85が選択され、ボタン76が押下されるとドアミラー84が選択される。
ボタン71が押下されると、選択されたドアミラーが上方向に動き、ボタン72が押下されると、選択されたドアミラーが下方向に動き、ボタン73が押下されると、選択されたドアミラーが左方向に動き、ボタン74が押下されると、選択されたドアミラーが右方向に動く。
たとえば、ボタン75には8ビットのデータ「1******0」が識別情報として割り当てられており、ボタン76には8ビットのデータ「0******0」が識別情報として割り当てられている。
無線受信装置201は、これらのデータにおけるMSBが「1」であることによって当該データを含む無線信号の示す制御対象がドアミラー85であることを認識し、これらのデータにおけるMSBが「0」であることによって当該データを含む無線信号の示す制御対象がドアミラー84であることを認識する。
また、ボタン71には8ビットのデータ「00*****0」が識別情報として割り当てられており、ボタン72には8ビットのデータ「01*****0」が識別情報として割り当てられており、ボタン73には8ビットのデータ「10*****0」が識別情報として割り当てられており、ボタン74には8ビットのデータ「11*****0」が識別情報として割り当てられている。
無線受信装置201は、これらのデータにおけるMSBおよび2ビット目の値により、ドアミラー84または85を「上方向」、「下方向」、「左方向」および「右方向」のいずれへ移動させる制御内容であるかを判別する。
図8は、本発明の第1の実施の形態に係る無線送信装置における操作部の一例を示す図である。
図8を参照して、操作部11は、操作部品としてたとえばダイアルを含む。ユーザは、このダイアルを回転させることにより、車両における所望の対象部251を動作させる。
より詳細には、発電部12は、このダイアルの回転によって生じるエネルギーから電力を生成する。また、信号生成部13は、このダイアルが回転した際の通過位置または停止位置に基づいて、無線信号に含める識別情報を決定する。
図9は、本発明の第1の実施の形態に係る無線送信装置における操作部の一例を示す図である。
図9を参照して、操作部11は、操作部品としてたとえばダイアルを含む。ユーザは、ダイアルが所望の位置を指すように回転させた後、ダイアルを押下することにより、車両における所望の対象部251を動作させる。
より詳細には、発電部12は、このダイアルの押下によって生じるエネルギーから電力を生成する。また、信号生成部13は、このダイアルの停止位置に基づいて、無線信号に含める識別情報を決定する。
なお、電力を生成するためのボタンが、図8または図9に示すダイアルとは別個に操作部11に設けられてもよい。
また、信号生成部13は、ダイアルの回転数によって識別情報を変更する構成であってもよい。
また、操作部11は、ボタンおよびダイアルを含む構成に限らず、レバーを含む構成であってもよい。この場合、信号生成部13は、レバーの停止位置に基づいて、無線信号に含める識別情報を決定することができる。
図10は、本発明の第1の実施の形態に係る無線制御システムにおける無線受信装置の変形例の構成を示す図である。
図10を参照して、無線受信装置202は、図3に示す無線受信装置201と比べて、さらに、有線受信部25を備える。
有線受信部25は、車両における無線送信装置101以外の、操作部を備えた信号送信装置から、有線経由で制御信号を受信する。
信号解析部23は、無線受信部22によって受信された無線信号に基づいて対象部251を制御することに加えて、有線受信部25によって受信された制御信号に基づいて対象部251を制御することが可能である。
具体的には、たとえば、ワイパーを制御する機能等、信頼性の観点から無線信号で制御情報を伝送しても問題の無い機能については、無線送信装置101を用いる。一方、車両における重要な機能については、従来通り有線信号を使用できる。あるいは、ウィンカー等、法規制により無線信号で制御情報を伝送できない機能についても、従来通り有線信号を使用できる。
また、無線受信装置201は、無線送信装置101から受信した無線信号に基づいて、車両の外部の管理装置へ警報信号を送信してもよい。
具体的には、たとえば、無線制御システム301は、以下のような防犯機能を有する構成であってもよい。すなわち、駐車中の車両が何らかの原因により振動した場合に、無線送信装置101における発電部12が当該振動のエネルギーから電力を生成し、送信部51が無線信号を無線受信装置201へ送信する。そして、無線受信装置201における信号解析部23は、当該無線信号を受信すると、異常を示す信号を管理装置へ送信する。
ところで、車体の軽量化を実現する方策として、ワイヤーハーネスの軽量化および省線化が考えられる。ワイヤーハーネスの軽量化および省線化のうち、ワイヤーハーネスの省線化は、車両の軽量化の他に、車両組み立て時のワイヤーハーネスの配策を簡素化できるという効果も奏する。そして、ワイヤーハーネスには、大きく分けて、各種信号を伝送する信号線としてのワイヤーハーネス、および電力を供給する電源線としてのワイヤーハーネスの2種類がある。
具体的には、車両には、操作系用途および居住空間用途等の非常に多数の操作部品が搭載されるようになってきており、各種操作部品の電源線および信号線が多数配線されている。すなわち、車両における電源線および信号線の両方を省線化して初めて、大きな効果が得られる。
電源線を無くすための方策の1つとして、電池を各操作部品に搭載することが考えられる。しかしながら、電池には寿命があり、電池が故障した場合に操作対象が動作しなくなるという問題がある。電源線および信号線の2種類のワイヤーハーネスを効果的に省線化する技術が望まれる。
これに対して、本発明の第1の実施の形態に係る無線送信装置では、無線送信装置101において、発電部12は、操作部11に対する操作によって電力を生成する。送信部51は、発電部12によって生成された電力を用いて、車両における対象部251を制御するための無線信号を送信する。
このように、操作部11における操作エネルギーを電力に変換する構成により、電源線を無くすとともに、電池の搭載も不要とすることができる。また、発電された電力を用いて制御情報を無線送信で伝送する構成により、信号線を無くすことができる。すなわち、車両に搭載された各種操作部品用の電源線および信号線を無線化することができる。
したがって、本発明の第1の実施の形態に係る無線送信装置では、ワイヤーハーネスを効果的に省線化することができる。
そして、ワイヤーハーネスを省線化することにより、ワイヤーハーネスの配策を簡素化することができるため、製造コストを低減し、メンテナンスの必要性を低下させ、また、車両のデザインの自由度を高めることができる。
また、本発明の第1の実施の形態に係る無線送信装置では、送信部51は、無線信号を、車両の電源から電力が供給され、かつ車両において送受信される情報を処理または中継する無線受信装置201へ送信する。
このような構成により、電力が継続して供給され、車両において各種情報を集中的に処理または中継する無線受信装置201へ無線信号を送信し、無線受信装置201に当該無線信号の示す制御内容を実行させる、という効率的な制御の仕組みを構築することができる。
また、本発明の第1の実施の形態に係る無線送信装置では、送信部51は、対象部251に対する制御内容、対象部251および操作部11の少なくともいずれか1つを識別するための識別情報を含む無線信号を送信する。
このような構成により、たとえば、無線信号の受信側において制御対象および制御内容を特定することができるため、車両における制御対象および制御内容をそれぞれ複数設定することができる。
また、本発明の第1の実施の形態に係る無線送信装置では、送信部51は、操作部11に対する操作内容に応じて識別情報を変更する。
このような構成により、ユーザは、車両における制御対象および制御内容等を、自らの操作内容に応じて設定することができる。
また、本発明の第1の実施の形態に係る無線送信装置では、操作部11は、ボタンを含む。そして、送信部51は、ボタンの押下状態に関する時間に応じて識別情報を変更する。
このような構成により、ユーザは、車両における制御対象および制御内容等を容易に設定することができる。
また、本発明の第1の実施の形態に係る無線送信装置では、送信部51は、操作部11に対する1回の操作によって送信される無線信号として、対象部251を一定時間または一定範囲で動作させる無線信号を送信する。
ここで、対象部251を動作させるための操作部11に電力が継続して供給されている構成では、ボタン等を押し続けることによってたとえばドアミラーである対象部251を動かし続ける命令を容易に与えることができる。
これに対して、電源および電源線が無く、対象部251に動作命令を与えるための無線送信装置に電力が断続的にしか供給されない構成では、上記のようにボタン等を押し続けることで長時間の継続動作の命令を与えることは困難である。
本発明の第1の実施の形態に係る無線送信装置では、上記のように1回の操作による対象部251の動作範囲を設定する構成により、短時間しか無線信号が送信できない構成において、対象部251の動作範囲を容易に調整することが可能となる。
また、本発明の第1の実施の形態に係る無線送信装置では、送信部51は、操作部11に対する操作によって送信される無線信号として、対象部251を継続して動作させる無線信号を送信し、操作部11に対する次の操作によって送信される無線信号として、対象部251を停止させる無線信号を送信する。
ここで、対象部251を動作させるための操作部11に電力が継続して供給されている構成では、ボタン等を押し続けることによってたとえばドアミラーである対象部251を動かし続ける命令を容易に与えることができる。
これに対して、電源および電源線が無く、対象部251に動作命令を与えるための無線送信装置に電力が断続的にしか供給されない構成では、上記のようにボタン等を押し続けることで長時間の継続動作の命令を与えることは困難である。
本発明の第1の実施の形態に係る無線送信装置では、上記のように各回の操作に異なる制御内容を割り当てる構成により、短時間しか無線信号が送信できない構成において、対象部251を継続的に動かし、また、動作期間を容易に設定することが可能となる。
また、本発明の第1の実施の形態に係る無線送信装置では、操作部11は、ボタンを含む。そして、発電部12は、当該ボタンの押下によって生じるエネルギーから電力を生成する。
このような構成により、主要な操作部品であるボタンの操作によって発電を行い、電源線および電池を用いることなく無線信号の送信を行なうことができる。
また、本発明の第1の実施の形態に係る無線送信装置では、操作部11は、ダイアルを含む。そして、発電部12は、当該ダイアルの回転によって生じるエネルギーから電力を生成する。
このような構成により、主要な操作部品であるダイアルの操作によって発電を行い、電源線および電池を用いることなく無線信号の送信を行なうことができる。
また、本発明の第1の実施の形態に係る無線受信装置では、有線受信部25は、有線経由で制御信号を受信する。そして、信号解析部23は、有線受信部25によって受信された制御信号に基づいて対象部251を制御することが可能である。
このような構成により、車両の機能の重要度に応じて無線伝送および有線伝送を使い分けることができるため、ワイヤーハーネスの省線化を図りながら、車両において適切な情報伝送の仕組みを構築することができる。
また、本発明の第1の実施の形態に係る無線受信装置では、信号解析部23は、受信した無線信号に基づいて、車両の外部の管理装置へ警報信号を送信する。
このような構成により、ユーザが乗車中であるか否かに関わらず、車両に生じた事象を外部へ通知することができ、たとえば防犯に役立てることができる。
次に、本発明の他の実施の形態について図面を用いて説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
<第2の実施の形態>
本実施の形態は、第1の実施の形態に係る無線制御システムと比べて提示機能を追加した無線制御システムに関する。以下で説明する内容以外は第1の実施の形態に係る無線制御システムと同様である。
本発明の第2の実施の形態に係る無線受信装置201は、無線受信部22によって受信された無線信号に基づいて、無線送信装置101とは異なる部分に操作部11の操作状態を提示する。たとえば、無線受信装置201は、表示部に操作部11の操作状態を表示する。
より詳細には、信号解析部23は、無線受信部22から受けたデジタル信号を解析し、当該無線信号の送信元の無線送信装置101における操作部11の操作状態を取得する。そして、信号解析部23は、取得した操作部11の状態をプロトコル変換部24に通知する。
プロトコル変換部24は、信号解析部23から通知された操作部11の状態をユーザに提示する制御を行なう。より詳細には、プロトコル変換部24は、操作部11の操作状態を示す制御信号をたとえばワイヤーハーネス91経由で車両における図示しない表示部へ送信する。
表示部は、プロトコル変換部24から受信した制御信号に基づいて、操作部11の操作状態を示す表示を行なう。
たとえば、無線制御システム301において、操作部11におけるボタンの押下によって対象部251の動作が開始され、当該ボタンの押下解除によって対象部251の動作が停止する場合を考える。
この場合、無線受信装置201は、ボタンの押下がされると、ユーザが当該ボタンの操作状態を把握できるように、無線送信装置101以外の車両のユニット、たとえばインストルメント・パネルに、ユーザに対して当該ボタンの押下に対応する提示を行い、当該ボタンの押下が解除されると、当該ボタンの押下解除に対応する提示を行なう。具体的には、無線受信装置201は、LED等の点灯、液晶ディスプレイにおける文字表示または音声出力等を行なう。
あるいは、無線受信装置201は、ボタンが押下されると、ユーザに対して当該ボタンの押下に対応する提示を一定時間行い、一定時間経過後に当該提示を終了してもよい。
図11は、本発明の第2の実施の形態に係る無線制御システムにおける無線受信装置の提示機能の具体例を示す図である。
図11を参照して、無線受信装置201において、プロトコル変換部(提示部)24は、ウィンドウのデフォッガーの操作部の操作状態を提示する。また、プロトコル変換部24は、内気循環または外気導入の操作部の操作状態を提示する。
すなわち、無線受信装置201は、たとえば車両におけるインストルメント・パネルの計器盤付近に、フロントウィンドウのデフォッガーのオン状態601を表示し、リアウィンドウのデフォッガーのオン状態602を表示し、内気循環のオン状態603を表示し、また、外気導入のオン状態604を表示する。
なお、無線受信装置201は、デフォッガー、内気循環および外気導入の操作部に限らず、エアコン、オーディオまたはワイパーの操作部の操作状態を表示する構成であってもよい。
また、操作部11は、マルチモード機能を有していてもよい。具体的には、たとえば、1つのリモコンである操作部11のモードをエアコンモードおよびオーディオモード間で切り替えることが可能である。そして、無線受信装置201は、操作部11の操作状態として、現在のモードおよび操作部11における操作部品に対応する処理の内容等を、メータおよびセンターパネル等に表示したり、ヘッドアップディスプレイによってフロントガラスに投影したりする。
また、操作部11がパーキングブレーキである場合、無線受信装置201は、パーキングブレーキのオン状態605を表示してもよい。
以上のように、本発明の第2の実施の形態に係る無線受信装置では、プロトコル変換部24は、無線受信部22によって受信された無線信号に基づいて、無線送信装置101とは異なる部分に操作部11の操作状態を提示する。
このような構成により、無線送信装置101の操作部11等において操作状態を表示するためのLED等を設ける必要が無くなり、無線送信装置101を簡素化および省電力化することができる。
また、本発明の第2の実施の形態に係る無線受信装置では、プロトコル変換部24は、上記部分として表示部に操作部11の操作状態を表示する。
このような構成により、表示部を用いた適切な方法で無線送信装置101における操作部11の操作状態をユーザに提示することができる。
また、本発明の第2の実施の形態に係る無線受信装置では、プロトコル変換部24は、ウィンドウのデフォッガーの操作部の操作状態を表示する。
このような構成により、無線送信装置101を簡素化および省電力化しながら、状態把握の要求度の高いウィンドウのデフォッガーの動作状態をユーザに提示することができる。
また、本発明の第2の実施の形態に係る無線受信装置では、プロトコル変換部24は、内気循環または外気導入の操作部の操作状態を表示する。
このような構成により、無線送信装置101を簡素化および省電力化しながら、状態把握の要求度の高い内気循環または外気導入の選択状態をユーザに提示することができる。
また、本発明の第2の実施の形態に係る無線受信装置では、プロトコル変換部24は、エアコン、オーディオまたはワイパーの操作部の操作状態を表示する。
このような構成により、無線送信装置101を簡素化および省電力化しながら、状態把握の要求度の高いエアコン、オーディオまたはワイパーの状態をユーザに提示することができる。
その他の構成および動作は第1の実施の形態に係る無線制御システムと同様であるため、ここでは詳細な説明を繰り返さない。
次に、本発明の他の実施の形態について図面を用いて説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
<第3の実施の形態>
本実施の形態は、第1の実施の形態に係る無線制御システムと比べて無線信号の解析機能を向上させた無線制御システムに関する。以下で説明する内容以外は第1の実施の形態に係る無線制御システムと同様である。
本発明の第3の実施の形態に係る無線受信装置201は、無線受信部22によって連続して受信された複数の無線信号に基づいて、対象部251に対する制御内容を解析し、解析した制御内容を実行する。
ここで、無線受信装置201が「連続して受信する無線信号」とは、たとえば、無線受信装置201が、所定時間以内の間隔で連続して受信した無線信号の数を意味する。また、この場合の「無線信号」は、たとえば、同じ無線送信装置101が送信した無線信号を意味する。
たとえば、信号解析部23は、無線受信部22によって連続して受信された無線信号の数に基づいて、対象部251に対する制御内容を解析する。
具体的には、たとえば、信号解析部23は、同じIDを含む無線信号を連続して受信した回数に応じて、対象部251に対する制御内容を変更する。
あるいは、信号解析部23は、無線受信部22によって連続して受信された各無線信号の受信間隔に基づいて、対象部251に対する制御内容を解析する。
具体的には、たとえば、信号解析部23は、連続して受信した無線信号の受信間隔の平均値を算出し、算出した平均値に応じて、対象部251に対する制御内容を変更する。
あるいは、信号解析部23は、無線受信部22によって連続して受信された各無線信号の受信タイミングの関係に基づいて、対象部251に対する制御内容を解析する。
具体的には、たとえば、信号解析部23は、連続して受信した複数の無線信号の各受信間隔のパターンと、予め保持する複数種類のパターンとを照合し、照合結果に基づいて対象部251に対する制御内容を変更する。
あるいは、たとえば、信号解析部23は、連続して受信した複数の無線信号のうち、最初の無線信号の受信タイミングおよび最後の無線信号の受信タイミングを検出し、検出した各受信タイミングの差に基づいて対象部251に対する制御内容を変更する。上記各受信タイミングの差は、たとえば無線送信装置101の操作部11におけるボタンの押下時間の長さに相当する。
さらに、信号解析部23は、連続して受信した複数の無線信号に基づいて、制御内容を特定するのに加えて、対象部251を特定してもよい。
ここで、ユーザは、無線送信装置101における操作部11の操作回数および操作タイミングを変更することにより、上記のような無線信号の連続送信数および送信間隔等を設定することができる。
以上のように、本発明の第3の実施の形態に係る無線受信装置では、信号解析部23は、無線受信部22によって連続して受信された複数の無線信号に基づいて、対象部251に対する制御内容を解析し、解析した制御内容を実行する。
このような構成により、無線送信装置101において1回当たりに送信すべきデータ量を少なくすることができるため、無線送信装置101の構成および処理を簡易化することができる。また、無線送信装置101において1回当たりに送信するデータ量を少なくすることにより、無線送信装置101において必要な発電量を低減することができる。これにより、ユーザが操作部11を操作するのに必要となる力および操作量を少なくすることができるため、ユーザの使用感を向上させることができる。
また、本発明の第3の実施の形態に係る無線受信装置では、信号解析部23は、無線受信部22によって連続して受信された無線信号の数に基づいて、対象部251に対する制御内容を解析する。
このような構成により、無線送信装置101において連続して送信する無線信号の数を変更することにより、無線送信装置101において1回当たりに送信するデータ量を少なくしながら、無線受信装置201が取得する情報量を維持または増加させることができる。
また、本発明の第3の実施の形態に係る無線受信装置では、信号解析部23は、無線受信部22によって連続して受信された各無線信号の受信間隔に基づいて、対象部251に対する制御内容を解析する。
このような構成により、無線送信装置101において連続して送信する無線信号の送信間隔を変更することにより、無線送信装置101において1回当たりに送信するデータ量を少なくしながら、無線受信装置201が取得する情報量を維持または増加させることができる。
また、本発明の第3の実施の形態に係る無線受信装置では、信号解析部23は、無線受信部22によって連続して受信された各無線信号の受信タイミングの関係に基づいて、対象部251に対する制御内容を解析する。
このような構成により、無線送信装置101において連続して送信する無線信号の送信間隔を各無線信号間で変更することにより、無線送信装置101において1回当たりに送信するデータ量を少なくしながら、無線受信装置201が取得する情報量を維持または増加させることができる。
その他の構成および動作は第1の実施の形態に係る無線制御システムと同様であるため、ここでは詳細な説明を繰り返さない。
次に、本発明の他の実施の形態について図面を用いて説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
<第4の実施の形態>
本実施の形態は、第1の実施の形態に係る無線制御システムと比べて無線信号の示す制御情報の是非を判定する機能を追加した無線制御システムに関する。以下で説明する内容以外は第1の実施の形態に係る無線制御システムと同様である。
図12は、本発明の第4の実施の形態に係る無線制御システムにおける無線受信装置の構成を示す図である。
本発明の第4の実施の形態に係る無線受信装置203は、ユーザの操作内容および対象部251に対する制御内容を学習し、ユーザの操作および無線送信のエラー判定を行なう。
具体的には、図12を参照して、無線受信装置203は、本発明の第1の実施の形態に係る無線受信装置201と比べて、さらに、履歴記憶部26を備える。
履歴記憶部26は、無線信号に基づく対象部251に対する制御内容の履歴、または操作部11に対する操作の履歴を記憶する。
信号解析部23は、履歴記憶部26の記憶する履歴を取得し、取得した履歴に基づいて、無線受信部22によって受信された無線信号の示す制御内容を判定する。
たとえば、信号解析部23は、制御内容の判定結果に基づいて、制御内容の訂正および警報の出力の少なくとも一方を行なう。
具体的には、たとえば、無線受信装置201が、操作部11におけるボタンの押下に対応する無線信号を受信した後に、当該ボタンの押下解除に対応する無線信号ではなく、当該ボタンの押下に対応する無線信号を受信した状況を考える。このとき、無線受信装置201は、当該無線信号の示す制御内容を訂正し、当該ボタンの押下解除に対応する無線信号を受信した場合の制御内容を実行する。
この場合、無線受信装置201は、当該ボタンの押下に対応する無線信号を受信した後に、当該ボタンの押下解除に対応する無線信号を受信した履歴、および当該ボタンの押下に対応する無線信号を前回受信した履歴を記憶している。
また、たとえば、無線受信装置201が、操作部11におけるボタンの押下に対応する無線信号を受信した後、所定時間以内に当該ボタンの押下解除に対応する無線信号を受信しない状況を考える。このとき、無線受信装置201は、ユーザの操作内容を訂正し、当該ボタンの押下解除に対応する無線信号を受信した場合の制御内容を実行する。
この場合、無線受信装置201は、上記所定時間として、たとえば、当該ボタンの押下に対応する無線信号を受信してから当該ボタンの押下解除に対応する無線信号を受信するまでの時間の平均値を履歴として記憶している。
また、たとえば、ワイパーの速度として「ゼロ」「低」「高」の3段階が設定可能である車両において、無線受信装置201が、制御内容としてワイパーの速度が「ゼロ」を示す無線信号を受信した後、制御内容としてワイパーの速度が「低」を示す無線信号を受信せずに、制御内容としてワイパーの速度が「高」を示す無線信号を受信した状況を考える。このとき、無線受信装置201は、制御内容としてワイパーの速度が「低」を示す無線信号を受信した場合の制御内容を実行するか、またはワイパーの速度が「ゼロ」の状態を維持する。
この場合、無線受信装置201は、車両における操作として、ワイパーの速度は「ゼロ」および「高」の間に「低」が設定されることを履歴として記憶している。
以上のように、本発明の第4の実施の形態に係る無線受信装置では、信号解析部23は、無線信号に基づく対象部251に対する制御内容の履歴、または操作部11に対する操作の履歴を取得し、取得した履歴に基づいて、無線受信部22によって受信された無線信号の示す制御内容を判定する。
このような構成により、無線信号の伝搬環境およびユーザの誤操作等に起因する制御内容の誤りを的確に検出することができる。
また、本発明の第4の実施の形態に係る無線受信装置では、信号解析部23は、制御内容の判定結果に基づいて、制御内容の訂正および警報の出力の少なくとも一方を行なう。
このような構成により、無線信号の伝搬環境およびユーザの誤操作等に起因する制御内容の誤りに対する適切な対処が可能となる。
次に、本発明の他の実施の形態について図面を用いて説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
<第5の実施の形態>
本実施の形態は、第1の実施の形態に係る無線制御システムと比べて無線送信装置101の取り付け先を適切に選択した無線制御システムに関する。以下で説明する内容以外は第1の実施の形態に係る無線制御システムと同様である。
本発明の第5の実施の形態に係る無線送信装置101は、車両の稼働部に取り付けられる。
図13は、車両におけるステアリングの概略構成を示す図である。
図13を参照して、車両のステアリング80には、特にワイヤーハーネス95が集中する。具体的には、ハンドル83の正面にはクラクション、オーディオおよびオートクルーズ等の複数のスイッチ類89が搭載されており、また、ワイパーシフト82およびウィンカーシフト81が搭載されており、ハンドル83下のステアリングシャフト88には多数のワイヤーハーネス95が配線されている。
そこで、無線送信装置101をステアリング80に取り付けることにより、ワイヤーハーネス95を効果的に省線化することができる。
図14は、本発明の第5の実施の形態に係る無線送信装置の取り付け先の一例を示す図である。
図14を参照して、無線送信装置101は、車両のステアリングに取り付けられる。具体的には、たとえば、図13に示すスイッチ類89の代わりに、操作部11がハンドル83に取り付けられている。これにより、ワイヤーハーネス95を省線化することができる。
さらに、ステアリング80にワイパー操作用の操作部11を取り付ける構成により、ワイパーシフト82を無くすことができる。この場合、たとえば、操作部11は、ワイパーの速度切り替え用のボタンおよびウォッシャー液の噴射用のボタンを含む。
なお、無線送信装置101は、車両のドアに取り付けられることも可能である。また、さらに、操作部11が、ドア自体であってもよい。この場合、発電部12は、ドアを開くとき、または閉じるときに生じるエネルギーから電力を生成することができる。
また、無線送信装置101は、車両の助手席、または座席に取り付けられることも可能である。
また、操作部11は、車両のインストルメント・パネルにおける何らかの操作部であってもよい。インストルメント・パネルは、フロントウィンドウ下に運転席前方から助手席前方にかけて存在するパーツ全体を意味する。なお、インストルメント・パネルは、計器盤のみを意味してもよい。
以上のように、本発明の第5の実施の形態に係る無線送信装置は、車両の稼働部に取り付けられる。
このような構成により、ワイヤーハーネス等の配線および機構部品が集中する稼働部においてワイヤーハーネスを省線化することができるため、配線作業を簡易化し、また、車両を軽量化することができる。
また、本発明の第5の実施の形態に係る無線送信装置は、車両のステアリングに取り付けられる。
このような構成により、車両の中でも特にワイヤーハーネス等の配線および機構部品が集中するステアリングにおいてワイヤーハーネスを省線化することができるため、さらに、配線作業を簡易化し、また、車両を軽量化することができる。
また、ステアリングにおいてワイヤーハーネスを省線化することにより、ハンドルを回転させても各種配線を維持できる機構を不要とすることができるため、製造コストを低減し、また、車両を軽量化することができる。
また、ステアリングに操作部11を取り付ける構成により、操作部11の集約によってデザイン性を向上させることができる。
また、本発明の第5の実施の形態に係る無線送信装置は、車両のドアに取り付けられる。
このように、ドアにおいてワイヤーハーネスを省線化することにより、たとえば、ドアおよびウィンドウ制御用の配線を省線化し、また、ドアの開閉機構の配置を簡易化することができる。
また、本発明の第5の実施の形態に係る無線送信装置では、操作部11は、ドアである。
このような構成により、ドアにおけるワイヤーハーネスを省線化しながら、ドアの開閉に応じて車両における何らかの機能を実行させることができる。
また、本発明の第5の実施の形態に係る無線送信装置では、操作部11は、車両のインストルメント・パネルの操作部である。
このように、インストルメント・パネルの操作部においてワイヤーハーネスを省線化することにより、たとえば、各種表示用および各種操作用の制御線を省線化することができる。
また、本発明の第5の実施の形態に係る無線送信装置は、車両の助手席に取り付けられる。
このように、助手席においてワイヤーハーネスを省線化することにより、たとえば、座席位置を変更するための機構の配置を簡易化することができる。
また、本発明の第5の実施の形態に係る無線送信装置は、車両の座席に取り付けられる。
このように、座席においてワイヤーハーネスを省線化することにより、たとえば、座席位置を変更するための機構の配置を簡易化することができる。
その他の構成および動作は第1の実施の形態に係る無線制御システムと同様であるため、ここでは詳細な説明を繰り返さない。
次に、本発明の他の実施の形態について図面を用いて説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
<第6の実施の形態>
本実施の形態は、第1の実施の形態に係る無線制御システムと比べて無線送信装置を取り付け先から着脱可能とした無線制御システムに関する。以下で説明する内容以外は第1の実施の形態に係る無線制御システムと同様である。
本発明の第6の実施の形態に係る無線送信装置101は、その取り付け先から着脱可能である。
図15は、本発明の第6の実施の形態に係る無線送信装置の取り付け先の一例を示す図である。
図15を参照して、操作部11は、ステアリング80の操作部である。すなわち、無線送信装置101は、たとえば、ステアリング80におけるハンドル83に取り付けられている。そして、無線送信装置101は、ハンドル83から着脱可能である。
また、無線送信装置101は、複数の操作部11を備える。複数の操作部11は、車両の稼働部に対して別個に着脱可能である。
具体的には、図15に示す例では、ハンドル83に取り付けられた2つの無線送信装置101が、ハンドル83に対して別個に着脱可能である。
また、操作部11が複数の操作部品を含む場合、ハンドル83に対して各操作部品が別個に着脱可能であってもよい。すなわち、操作部11における複数の操作部品は、車両の稼働部に対して別個に着脱可能である。
なお、操作部11は、エアコンの操作部であってもよい。具体的には、たとえば、操作部11は、温度調整および風量調整を行なうためのダイアルを含む。
また、たとえば、操作部11は、オーディオの操作部であってもよい。具体的には、たとえば、操作部11は、音量と、曲の再生、停止およびスキップと、ラジオ、CDおよび外部入力の切り替えと、ラジオのAMおよびFMの切り替えと、周波数サーチとを行なうためのスイッチを含む。
また、たとえば、操作部11は、ドアロックの操作部であってもよい。具体的には、たとえば、操作部11は、ドアの施錠および開錠の切り替えスイッチを含む。
また、たとえば、操作部11は、パワーウィンドウの操作部であってもよい。具体的には、たとえば、操作部11は、ウィンドウの指定、ならびに指定したウィンドウの開閉および開閉ロックを行なうためのスイッチを含む。
また、たとえば、操作部11は、ハザードランプの点灯すなわち点滅、および消灯の切り替えスイッチを含んでもよい。
また、たとえば、操作部11は、車両のライトの点灯および消灯の切り替えスイッチを含んでもよい。
また、たとえば、操作部11は、カーナビゲーションの音声案内の切り替えスイッチを含んでもよい。
以上のように、本発明の第6の実施の形態に係る無線送信装置は、車両における取り付け先から着脱可能である。
このように、無線送信装置101が取り付け先から着脱可能であることにより、たとえば、子供の操作による対象部251の誤動作を防ぐことができる。
また、操作部11の取り付け位置を変更可能とする構成により、車両における各部の操作を運転者以外に委ねる等のカスタマイズを行なうことができ、ユーザビリティを向上させることができる。
また、本発明の第6の実施の形態に係る無線送信装置では、操作部11は、エアコンの操作部である。
このように、エアコンの操作部を着脱可能とする構成により、たとえば、助手席または後部座席のユーザがエアコンを容易に操作することが可能となる。
また、本発明の第6の実施の形態に係る無線送信装置では、操作部11は、オーディオの操作部である。
このように、オーディオの操作部を着脱可能とする構成により、たとえば、助手席または後部座席のユーザがオーディオを容易に操作することが可能となる。
また、本発明の第6の実施の形態に係る無線送信装置では、操作部11は、ハザードランプの操作部である。
このように、ハザードランプの操作部を着脱可能とする構成により、たとえば、助手席または後部座席のユーザがハザードランプを容易に点滅および消灯することが可能となる。
また、本発明の第6の実施の形態に係る無線送信装置では、操作部11は、ドアロックの操作部である。
このように、ドアロックの操作部を着脱可能とする構成により、たとえば、子供の誤操作を防ぐことができる。
また、本発明の第6の実施の形態に係る無線送信装置では、操作部11は、パワーウィンドウの操作部である。
このように、パワーウィンドウの操作部を着脱可能とする構成により、たとえば、子供の誤操作を防ぐことができる。
また、本発明の第6の実施の形態に係る無線送信装置は、複数の操作部11を備える。そして、複数の操作部11は、車両の稼働部に対して別個に着脱可能である。
このように、各操作部11を別個に着脱可能とする構成により、異なる目的の操作系について、ユーザの志向に応じて各操作部の自由な配置が可能となる。
また、本発明の第6の実施の形態に係る無線送信装置では、操作部11は、複数の操作部品を含む。そして、複数の操作部品は、車両の稼働部に対して別個に着脱可能である。
このように、操作部11における各操作部品を別個に着脱可能とする構成により、共通の目的の操作系について、ユーザの志向に応じて各操作部品の自由な配置が可能となる。
その他の構成および動作は第1の実施の形態に係る無線制御システムと同様であるため、ここでは詳細な説明を繰り返さない。
次に、本発明の他の実施の形態について図面を用いて説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
<第7の実施の形態>
本実施の形態は、第1の実施の形態に係る無線制御システムと比べて無線受信装置を経由しない制御を可能とした無線制御システムに関する。以下で説明する内容以外は第1の実施の形態に係る無線制御システムと同様である。
無線送信装置101は、無線受信装置201経由で車両における対象部251を制御する構成に限らず、対象部251へ直接無線信号を送信して対象部251を制御する構成であってもよい。
このような構成であっても、ワイヤーハーネスを効果的に省線化する、という本発明の目的を達成することが可能である。
図16は、本発明の第7の実施の形態に係る無線制御システムの構成を示す図である。
図16を参照して、無線制御システム302は、本発明の第7の実施の形態に係る無線制御システムと比べて、無線受信装置201を備えない構成である。
すなわち、対象部251は、無線受信装置201経由で無線送信装置101からの無線信号に基づいて動作するのではなく、無線受信装置201を経由せずに無線送信装置101から無線信号を直接受信し、受信した無線信号に基づいて直接動作する。
図17は、本発明の第7の実施の形態に係る無線制御システムによる制御動作の一例を示す図である。
図17を参照して、ドアミラー84,85における無線受信部94,95は、無線送信装置101からそれぞれ無線信号を受信し、ドアミラー84,85は、受信された無線信号の示す制御内容に基づいて駆動される。すなわち、無線送信装置101から受信した制御信号に基づいてドアミラー84,85の角度が調整される。
その他の構成および動作は第1の実施の形態に係る無線制御システムと同様であるため、ここでは詳細な説明を繰り返さない。
なお、本発明の第1の実施の形態〜第7の実施の形態に係る各装置の構成要素および動作のうち、一部または全部を任意に組み合わせることも可能である。
上記実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記説明ではなく特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
11 操作部
12 発電部
13 信号生成部
14 無線送信部
15,21 アンテナ
22,94,95 無線受信部
23 信号解析部(制御部)
24 プロトコル変換部(提示部)
25 有線受信部
26 履歴記憶部
51 送信部
61〜76 ボタン
80 ステアリング
81 ウィンカーシフト
82 ワイパーシフト
83 ハンドル
84,85 ドアミラー
86,87,91,95 ワイヤーハーネス
88 ステアリングシャフト
89 スイッチ類
92 電源
101 無線送信装置
201,202,203 無線受信装置
251 対象部
301 無線制御システム

Claims (32)

  1. 車両に搭載される無線送信装置であって、
    操作部と、
    前記操作部に対する操作によって電力を生成する発電部と、
    前記発電部によって生成された電力を用いて、前記車両における対象部を制御するための無線信号を送信する送信部とを備え、
    前記無線送信装置は、前記車両の稼働部に取り付けられる、無線送信装置。
  2. 前記無線送信装置は、前記稼働部に対して着脱可能である、請求項1に記載の無線送信装置。
  3. 前記操作部は、エアコン、オーディオまたはハザードランプの操作部である、請求項2に記載の無線送信装置。
  4. 前記操作部は、ドアロックまたはパワーウィンドウの操作部である、請求項2に記載の無線送信装置。
  5. 前記無線送信装置は、複数の前記操作部を備え、
    前記複数の操作部は、前記稼働部に対して別個に着脱可能である、請求項2から請求項4のいずれか1項に記載の無線送信装置。
  6. 前記操作部は、複数の操作部品を含み、
    前記複数の操作部品は、前記稼働部に対して別個に着脱可能である、請求項2から請求項5のいずれか1項に記載の無線送信装置。
  7. 前記送信部は、前記無線信号を、前記車両の電源から電力が供給され、かつ前記車両において送受信される情報を処理または中継する制御装置へ送信する、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の無線送信装置。
  8. 前記送信部は、前記対象部に対する制御内容、前記対象部および前記操作部の少なくともいずれか1つを識別するための識別情報を含む無線信号を送信する、請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の無線送信装置。
  9. 前記送信部は、前記操作部に対する操作内容に応じて前記識別情報を変更する、請求項8に記載の無線送信装置。
  10. 前記操作部は、ボタンを含み、
    前記送信部は、前記ボタンの押下状態に関する時間に応じて前記識別情報を変更する、請求項9に記載の無線送信装置。
  11. 前記稼働部は、ステアリングである、請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の無線送信装置。
  12. 前記稼働部は、ドア、助手席、または座席である、請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の無線送信装置。
  13. 前記操作部は、インストルメント・パネルにおける操作部である、請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の無線送信装置。
  14. 前記送信部は、前記操作部に対する1回の操作によって送信される前記無線信号として、前記対象部を一定時間または一定範囲で動作させる無線信号を送信する、請求項1から請求項13のいずれか1項に記載の無線送信装置。
  15. 前記送信部は、前記操作部に対する操作によって送信される前記無線信号として、前記対象部を継続して動作させる無線信号を送信し、前記操作部に対する次の操作によって送信される前記無線信号として、前記対象部を停止させる無線信号を送信する、請求項1から請求項13のいずれか1項に記載の無線送信装置。
  16. 前記操作部は、ボタンを含み、
    前記発電部は、前記ボタンの押下によって生じるエネルギーから電力を生成する、請求項1から請求項15のいずれか1項に記載の無線送信装置。
  17. 前記操作部は、ダイアルを含み、
    前記発電部は、前記ダイアルの回転によって生じるエネルギーから電力を生成する、請求項1から請求項16のいずれか1項に記載の無線送信装置。
  18. 車両に搭載される無線制御システムであって、
    請求項1に記載の無線送信装置と、
    前記無線送信装置から送信される無線信号を受信し、受信した前記無線信号に基づいて前記車両における対象部を制御する無線受信装置とを備える、無線制御システム。
  19. 前記無線受信装置は、受信した前記無線信号に基づいて、前記無線送信装置とは異なる部分に前記操作部の操作状態を提示する、請求項18に記載の無線制御システム。
  20. 前記無線受信装置は、前記部分として表示部に前記操作部の操作状態を表示する、請求項19に記載の無線制御システム。
  21. 前記操作部は、ウィンドウのデフォッガー、内気循環、外気導入、エアコン、オーディオまたはワイパーの操作部である、請求項19または請求項20に記載の無線制御システム。
  22. 前記無線受信装置は、連続して受信した複数の前記無線信号に基づいて、前記対象部に対する制御内容を解析し、解析した前記制御内容を実行する、請求項18から請求項21のいずれか1項に記載の無線制御システム。
  23. 前記無線受信装置は、連続して受信した前記無線信号の数に基づいて、前記対象部に対する制御内容を解析する、請求項22に記載の無線制御システム。
  24. 前記無線受信装置は、連続して受信した各前記無線信号の受信間隔に基づいて、前記対象部に対する制御内容を解析する、請求項22に記載の無線制御システム。
  25. 前記無線受信装置は、連続して受信した各前記無線信号の受信タイミングの関係に基づいて、前記対象部に対する制御内容を解析する、請求項22に記載の無線制御システム。
  26. 前記無線受信装置は、前記無線信号に基づく前記対象部に対する制御内容の履歴、または前記操作部に対する操作の履歴を取得し、取得した前記履歴に基づいて、受信した前記無線信号の示す制御内容を判定する、請求項18から請求項25のいずれか1項に記載の無線制御システム。
  27. 前記無線受信装置は、前記制御内容の判定結果に基づいて、前記制御内容の訂正および警報の出力の少なくとも一方を行なう、請求項26に記載の無線制御システム。
  28. 前記無線受信装置は、さらに、有線経由で制御信号を受信し、受信した前記制御信号に基づいて前記対象部を制御することが可能である、請求項18から請求項27のいずれか1項に記載の無線制御システム。
  29. 前記無線受信装置は、受信した前記無線信号に基づいて、前記車両の外部の管理装置へ警報信号を送信する、請求項18から請求項28のいずれか1項に記載の無線制御システム。
  30. 車両に搭載される無線受信装置であって、
    請求項1に記載の無線送信装置から送信される無線信号を受信する無線受信部と、
    前記無線受信部によって受信された前記無線信号に基づいて前記対象部を制御する制御部と、
    前記無線受信部によって受信された前記無線信号に基づいて、前記無線送信装置とは異なる部分に前記操作部の操作状態を提示する提示部とを備える、無線受信装置。
  31. 車両に搭載される無線受信装置であって、
    請求項1に記載の無線送信装置から送信される無線信号を受信する無線受信部と、
    前記無線受信部によって連続して受信された複数の前記無線信号に基づいて、前記対象部に対する制御内容を解析する解析部と、
    前記解析部によって解析された前記制御内容を実行する制御部とを備える、無線受信装置。
  32. 車両に搭載される無線受信装置であって、
    請求項1に記載の無線送信装置から送信される無線信号を受信する無線受信部と、
    前記無線受信部によって受信された前記無線信号に基づいて前記対象部を制御する制御部と、
    前記無線信号に基づく前記対象部に対する制御内容の履歴、または前記操作部に対する操作の履歴を取得する履歴取得部とを備え、
    前記制御部は、前記履歴取得部によって取得された前記履歴に基づいて、前記無線受信部によって受信された前記無線信号の示す制御内容を判定する、無線受信装置。
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