JP2014091223A - インクジェット記録装置及びそのインク充填方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】サブタンクを有しているインクジェット記録装置において、必要以上に装置の大型化やコストアップを招くことなく、効率的にかつ高速にサブタンクにインクを充填にすることである。
【解決手段】インクタンクと記録ヘッドを接続するインクの流路中にサブタンクと容積変化する開閉弁を設ける。この構成において、インクタンクのインクを使い切ってもサブタンク内の使用可能量まではインク消費を許容し、サブタンクにインクを充填する際、開閉弁の容積の小さくする動作と開閉弁の容積の大きくする動作に速度差を設ける。これにより、サブタンクへのインク充填時間を短縮する。
【選択図】 図7

Description

本発明は記録装置及びそのインク充填方法に関する。本発明は、特に、例えば、インクを貯留するインクタンクとサブタンクとを備えたインクジェット記録装置及びそのインク充填方法に関する。
近年のインクジェット記録装置(以下、記録装置)は、高画質化・高速化が進んだことより、様々な印刷媒体を提供する生産装置として使用され始められている。通常、生産装置は装置を使用できないダウンタイムをできるだけ短くすることが重要である。そのため、そのような記録装置にはダウンタイムを短くするための構成が採用されている。即ち、その記録装置にサブタンクを設け、メインインクタンクが空になってもサブタンクのインクにて記録を続け(以後、ストップレス記録という)、その間にメインインクタンク(以下、インクタンク)を交換できるような構成を備えている。この場合、サブタンクの容量によってストップレス記録時間が決まるが、インクタンクが空になっていることに気づき、そのインクタンクを交換する時間を確保するために必要な最小限の量のインクを貯留する容量必要である。
また、記録装置は、顔料インクを用いることで写真/プルーフ市場においても認知度が高まり使用されることが増えてきている。顔料インクは放置しておくと顔料成分が沈降し、インクタンク内の濃度分布が均一でなくなる性質がある。インク濃度の不均一性は、画像品位に影響を及ぼすので、顔料インクを用いた記録装置では、定期的にインクタンク内のインクを攪拌する機構を備えている。
図11は従来のサブタンクとインクタンクとを備えた記録装置のインク供給機構の断面図である。記録装置は通常、複数のインクを収容する構成を有しているが、ここでは説明を簡単にするために、一つのインクの流路の概念図を示している。
図11に示すように、記録装置に対して脱着可能な一定容積のインクタンク125は、底部に2か所の接続部を有している。その一方の接続部が第1の中空管128を経由して一定容積のサブタンク124に連通し、サブタンク124を経由して記録ヘッド121に連通する。もう片方の接続部が第2の中空管129を経由して大気連通室126及び大気連通路127を介して大気と連通する。このような構造により、インクタンク125を記録装置に装着することで、記録ヘッド121と大気が連通する。
また、サブタンク124と記録ヘッド121と間に容積を変化させることが可能な開閉弁123が設けられている。サブタンク124はインクタンク125や記録ヘッド121への流路122と連通する他、サブタンク内の空気を除去する際の空気を抜く流路である大気連通路131をサブタンク天面に有している。サブタンク内の空気をなるべく除去したいので、大気連通路とサブタンクとの接続部は、サブタンク天面の一番高い位置に配置される。そして、サブタンク天面は大気連通路との接続部から垂直方向下側にいくほど断面形状が広がる形状をしている。また、大気連通路131とサブタンク124との接続部は水頭基準である第2の中空管129の底面よりも垂直方向に高い位置に配置している。また、大気連通路131に大気との連通を遮断/開放する大気連通弁132が設けられている。
インクタンク125内のインクを使い切った際には、空気が第1の中空管128を経由してサブタンク124内に導入される。その結果、第1の中空管128とサブタンク内の金属軸130との間の電気抵抗がインクで満たされている時と比べて変化する。これにより、記録装置はインクタンク内のインクが無くなったことを検知することができる。インクタンク内のインクが無くなったことを検知することで、ユーザにインクタンクのインク切れの警告を発行し、インクタンク交換を促す。なお、この間もサブタンク内のインクを用いて記録が可能である。
サブタンク内にインクがある間にインクタンク125が交換されれば、記録紙のページ間等の画像形成が停止したタイミングでサブタンク124内の空気を大気連通室134を経て大気連通路131を経由して大気へ放出する。それと同時にインクタンク125からサブタンク124へインクを充填する。その充填は、大気連通弁132を閉塞した上で流路の開閉弁123を開放し、大気連通弁132を開放した上で流路の開閉弁123を閉塞する動作を繰り返し行う手法を用いて行う。
なお、大気連通弁132、流路の開閉弁123の交互の開閉動作の駆動源は一つ(不図示)であり、一つの駆動源からの駆動力を切り替えることで開閉弁123と大気連通弁132を同時に開閉制御する。大気連通弁132と流路の開閉弁123各々の開放、閉塞の動作は同じ速度で行う。なお、開閉弁123の容積変化量が一回の開閉動作によってサブタンクにインクを充填させる量になる。
また、インクタンク125とサブタンク124の内部の攪拌は、大気連通弁132を遮断し、流路の開閉弁123を等速で連続開閉動作させ、その容積変化によりインクタンクとサブタンクにインクの流れを発生させることで実現している。
特開2010−208151号公報
しかしながら上記従来例では、一つの駆動源からの駆動力を切り替えることで開閉弁123と大気連通弁132とを同時に等速で開閉制御しているために、サブタンクにインクタンクからインクを充填するのに時間がかかる。インク充填中は記録を停止してしまうので、ユーザからの観点からはこの時間はダウンタイムになり、この時間が長いとユーザからすると好ましくない。
このため、複数の駆動源を設け、専用の駆動源を用いてサブタンクの空気を抜き、サブタンクにインクを充填することも考えられる。しかしながら、これは、装置の大型化や装置のコストアップになるという問題が生じてしまう。装置の大型化を避けるためには、サブタンク容量そのものを削減することも考えられるが、その場合、ストップレス記録時間が短くなるという問題が生じてしまう。
本発明は上記従来例に鑑みてなされたもので、サブタンクを備えた構成において、装置の大型化を招くことなく、効率的にサブタンクにインクを充填することが可能なインクジェット記録装置及びそのインク充填方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明のインクジェット記録装置は、次のような構成からなる。
即ち、インクを貯留する脱着可能なインクタンクと、前記インクタンクから供給されたインクを貯留するサブタンクとを備え、前記サブタンクから供給されたインクを用いて記録ヘッドにより記録媒体に記録を行うインクジェット記録装置であって、前記サブタンクに設けられ、前記サブタンクと前記インクタンクとの間で、空気或いはインクの流入と流出とを制御する開閉弁と、前記開閉弁の開閉動作に従って、前記空気或いはインクの流入と流出とにより容積が変化するインク溜まり部と、前記インクタンクから前記サブタンクにインクを充填する際には、前記サブタンク内の空気を前記インクタンクに流出させるために前記開閉弁を開放状態から閉塞状態にする動作速度を、前記インクタンクのインクを前記サブタンクに流入させるために前記開閉弁を閉塞状態から開放状態にする動作速度より速くするよう開閉制御を行う制御手段とを有することを特徴とする。
また本発明を別の側面から見れば、インクを貯留する脱着可能なインクタンクと、前記インクタンクから供給されたインクを貯留するサブタンクと、前記サブタンクに設けられ、前記サブタンクと前記インクタンクとの間で、空気或いはインクの流入と流出とを制御する開閉弁と、前記開閉弁の開閉動作に従って、前記空気或いはインクの流入と流出とにより容積が変化するインク溜まり部とを備え、前記サブタンクから供給されたインクを用いて記録ヘッドにより記録媒体に記録を行うインクジェット記録装置におけるインク充填方法であって、前記インクタンクから前記サブタンクにインクを充填する際には、前記サブタンク内の空気を前記インクタンクに流出させるために前記開閉弁を開放状態から閉塞状態にする動作速度を、前記インクタンクのインクを前記サブタンクに流入させるために前記開閉弁を閉塞状態から開放状態にする動作速度より速くするよう開閉制御を行うことを特徴とするインク充填方法を備える。
従って本発明によれば、簡単な構成でより速くサブタンク内をインクで満たすことが可能となるという効果がある。また、必要以上に装置の大型化やコストアップを招くことないという利点がある。また、インク撹拌時には、そのインク撹拌に適した方法を用いることにより、効率良く攪拌も可能となる。
本発明の代表的な実施例であるインクジェット記録装置の構成概略を示す部分破断斜視図である。 図1に示した記録装置のインク供給系の構成を示す図である。 図1に示す記録装置の制御構成を示すブロック図である。 インクタンク5内のインクを使い切り、サブタンク4内のインクを使用して記録動作を実行している(ストップレス記録)状況でのインク供給系の状態を示す図である。 ストップレス記録の制御シーケンスを示す図である。 インクタンク5を交換後のインク供給系の状態を示す図である。 開閉弁3の開閉に伴う弁の容積変化を示す図である。 ストップレス記録制御中に必要となるサブタンク充填制御の詳細な処理シーケンスを示すフローチャートである。 インク攪拌動作を説明するためのインク供給系を示す図である。 攪拌動作の処理を示すフローチャートである。 従来のサブタンクとインクタンクとを備えた記録装置のインク供給機構の断面図である。
以下添付図面を参照して本発明の好適な実施例について、さらに具体的かつ詳細に説明する。なお、既に説明した部分には同一符号を付し重複説明を省略する。
なお、この明細書において、「記録」(「プリント」という場合もある)とは、文字、図形等有意の情報を形成する場合のみならず、有意無意を問わない。また人間が視覚で知覚し得るように顕在化したものであるか否かを問わず、広く記録媒体上に画像、模様、パターン等を形成する、または媒体の加工を行う場合も表すものとする。
また、「記録媒体」とは、一般的な記録装置で用いられる紙のみならず、広く、布、プラスチック・フィルム、金属板、ガラス、セラミックス、木材、皮革等、インクを受容可能なものも表すものとする。
さらに、「インク」(「液体」と言う場合もある)とは、上記「記録(プリント)」の定義と同様広く解釈されるべきものである。従って、記録媒体上に付与されることによって、画像、模様、パターン等の形成または記録媒体の加工、或いはインクの処理(例えば記録媒体に付与されるインク中の色剤の凝固または不溶化)に供され得る液体を表すものとする。
またさらに、「ノズル」とは、特にことわらない限り吐出口ないしこれに連通する液路およびインク吐出に利用されるエネルギーを発生する素子を総括して言うものとする。
以下に用いる記録ヘッド用基板(ヘッド基板)とは、シリコン半導体からなる単なる基体を指し示すものではなく、各素子や配線等が設けられた構成を差し示すものである。
さらに、基板上とは、単に素子基板の上を指し示すだけでなく、素子基板の表面、表面近傍の素子基板内部側をも示すものである。また、本発明でいう「作り込み(built-in)」とは、別体の各素子を単に基体表面上に別体として配置することを指し示している言葉ではなく、各素子を半導体回路の製造工程等によって素子板上に一体的に形成、製造することを示すものである。
次に、インクジェット記録装置の実施例について説明する。この記録装置は、ロール状に巻かれた連続シート(記録媒体)を使用し、そのシートにB0やA0サイズの画像を記録する大判プリントを行う装置である。なお、使用する記録媒体にカット紙を用いても良いことは言うまでもない。
図1は、本発明の代表的な実施例であるインクジェット記録装置の構成概略を示す部分破断斜視図である。
図1に示すように、インクジェット記録装置(以下、記録装置)50は互いに向き合った2つの脚部55の上端部に跨るように固定されている。キャリッジ60には、記録ヘッド1が搭載されている。記録時は搬送ロールホルダユニット52にセットされた記録媒体を記録位置まで給紙し、キャリッジ60がキャリッジモータ(不図示)及びベルト62より矢印Bで示す方向(主走査方向)に往復移動しながら、記録ヘッド1の各ノズルからインク滴が吐出される。キャリッジ60が記録媒体の一端まで移動すると、搬送ローラ51が所定量だけ記録媒体を矢印Aで示す方向(副走査方向)へ搬送する。このように記録動作と搬送動作とを交互に繰り返すことにより記録媒体全体に画像を形成する。画像形成後は、カッタ(不図示)によって記録媒体をカットし、カットされた記録媒体はスタッカ53に積載されていく。
インク供給ユニット63には、黒、シアン、マゼンタ、イエロなどといったインク色ごとに分かれた(装置に脱着可能な)インクタンク5が備えられており、インクタンク5は供給チューブ2に接続されている。また、供給用チューブ2はキャリッジ60の往復運動の際に暴れることのないように、チューブガイド61によって束ねられている。
記録ヘッド1の記録媒体に対向した面には主走査方向と略直交した方向に複数のノズル列(不図示)を持ち、ノズル列単位で供給用チューブ2と接続している。
さらに回復ユニット70が主走査方向に記録媒体範囲外で、かつ記録ヘッド1のノズル面に対向する位置に設けられている。回復ユニット70は、必要に応じて記録ヘッド1のノズル面からインク又は空気を吸い出すノズルのクリーニングや記録ヘッド内部に溜まった空気を強制的に吸い出す吸引動作を実行する。
記録装置50の右側には操作パネル54が設けられており、インクタンク5内のインクが空になった際に警告メッセージを表示してユーザにその旨を通知し、インクタンク5の交換を促すことができる。
図2に図1に示した記録装置のインク供給系の構成を示す図である。前述のように、記録装置50は複数の色のインクを使用するがインク供給系の構成は、複数のインクにわたって共通な構成なので、ここでは一色のインクの供給系について示す。
図2に示すように、記録装置に脱着可能な容積一定のインクタンク5は底部に2か所のジョイント部を有しており、そのジョイント部が装置の第1の中空管8及び第2の中空管9と連結している。第1の中空管8及び第2の中空管9は中空の金属針で構成されている。インクタンク5内の第2の中空管9の周囲にインクタンク底面から立ち壁42が形成されている。この構造により、第1の中空管と第2の中空管との間に微小電流(定電流)を流した場合、立ち壁42よりも貯留したインク残量の高さが低くなっていると、インクを介した電流の流れが妨げられ、2つの中空管の間の抵抗値が増加する。これによって、インクタンク5内のインク切れが近いことを検出可能にしている(第1の検出手段)。
また、インクタンク5が記録装置から外された場合にも、2つの中空管の間の抵抗値が増加し、新たなインクタンク5と交換された後には、2つの中空管の間の抵抗値が低下するので、このような抵抗値の変化からもインクタンクの脱着を検出可能である。
第2の中空管9は大気連通室6に連通しており、大気連通室6内の大気連通路7を介して、インクタンク5は大気と連通する。また、インクタンク5の底面45と容積一定のサブタンク4の天面46とを第1の中空管8で連通し、サブタンク4と記録ヘッド1は供給チューブ2を介して連通している。サブタンク4は天面の略全域を垂直方向下側にいくほど断面積が広がる傾斜面49で構成し、最も高い位置46で第1の中空管8と接続している。そして、サブタンク4内の上部には、金属によって構成された電極部10が設けてある。第1の中空管8と電極部10との間に微小電流(定電流)を流した際、これらの間の抵抗値により、サブタンク内のインクが満タンかどうかを検知している(第2の検出手段)。
サブタンク4からのインク流出口は側面47の最も低い位置48に設けている。サブタンク4と供給チューブ2との間には供給流路を開放/閉塞することが可能な容積変化可能な可撓性部材によって構成された開閉弁3が設けてある。開閉弁3は圧縮バネ38で常時開放方向に付勢されており、カム37によってレバー39が押され、中心軸40を中心に回転することで閉塞する。カム37はフォトセンサ41によって位置出し可能に構成しており、駆動源であるDCモータ35によりギア36を介して回転制御している。
図3は図1に示す記録装置の制御構成を示すブロック図である。
図3に示すように、記録装置50には装置全体を制御するCPU11、ユーザが操作するキーや情報を表示する操作パネルを含むユーザインタフェース12、制御ソフトウエアを内蔵するROM13を備える。さらに、記録装置50は制御ソフトウエアを動作させる際に一時的に使用するRAM14、制御信号やセンサ信号や記録信号などを入出力するI/Oポート15、図1で言及したような駆動部16、インクタンクの残量を検出するインク残量センサ17を備える。
インク残量センサ17は、上述した第1の中空管8と電極部10との間に微小電流を流したときの、これらの間の抵抗値を監視し、インク切れが近いことを検出する。インクタンク5の脱着を検出するインクタンク装着センサ18は、インクタンク5に備えられたEEPROM20から読込値で、その脱着を判断している。また、インクタンク装着センサ18を介してEEPROM20の内容は書き換えられる。
図4はインクタンク5内のインクを使い切り、サブタンク4内のインクを使用して記録動作を実行している(ストップレス記録)状況でのインク供給系の状態を示す図である。なお、図4において、図2を参照して既に説明した構成要素には同じ参照番号を付し、その説明は省略する。
図5はストップレス記録の制御シーケンスを示す図である。
記録装置50はインクタンク5内のインクを使い切った際は、サブタンク4内のインクを用いて画像形成を継続可能であり、サブタンク4内のインクを消費すると、大気連通路7からインクタンク5を経由して空気がサブタンク4に導入される。図4に示すように、導入された空気はサブタンク4の上方に溜まる。このような状態でされたにサブタンク4内のインクをさらに消費すると、サブタンク4内のインク面が低下し、第1の中空管8と電極部10とがインクを介して電気的に接続されなくなる。その結果、これらの間に電流が流れにくくなる。
従って、ステップS201では、第1の中空管8と電極部10との間に微小電流を流し、これらの間の抵抗値を測定することで、サブタンク4内のインクが消費されている(即ち、サブタンクが満タンではない)ことを検知することができる。ここで、サブタンク4内のインクを消費されていると判断されることは、インクタンク5が空になったことを示しており、処理はステップS202に進み、ユーザにインクタンク5が空であることを操作パネルを通じて通知し、インクタンクの交換を促す。
インクタンク5が交換されるまでの間、サブタンク4内のインク使用許容量までは画像形成を許容し、続行する。この実施例では、その許容量は約11mlであり、記録装置50では記録可能な最大サイズの用紙に100%の濃度で記録した場合に最低1枚は記録可能なインク量に相当する。インク使用許容量を使用しきったかどうかは次の方法で判定する。即ち、サブタンク4内のインク使用許容量を予め記録装置に記憶させておき、記録ヘッド1からのインク液滴吐出数をカウントすることでインク消費量を計算する。次に、その消費量と許容量を比較して、消費量が許容量以下であれば、記録を許容し、許容量を超えた場合は、画像形成を停止させて、インクタンク5が空であることを通知しながらインクタンク5の交換を待つ。ここでは、サブタンク4のインク残量をその検知手段を設けずに、インクの吐出量に換算する方法を用いたが、サブタンク4内にインク残量検知手段を設けても良い。
ステップS203では、サブタンク4内のインク使用許容量を消費しきる前にインクタンクを交換したかどうかを調べ、交換がなされたと判断した場合、処理はステップS204に進み、画像形成中であるかどうかを調べる。そして、画像形成中であると判断された場合には、その画像形成の終了を待ち合わせる。そして、画像形成の停止を確認して、処理はステップS205に進み、次の画像形成の開始前にサブタンク4内にインクを充填する。なお、サブタンクへのインク充填制御の詳細については後述する。充填後に次の画像形成を開始する。このようにして、画像形成の間(例えば、あるページとその次のページの記録の間など)に、サブタンクへのインク充填を行う。
これに対して、ステップS203において、インクタンク5の交換がまだなされていないと判断された場合、処理はステップS207に進み、さらにサブタンク4内のインク使用許容量を消化しきったかどうかを調べる。ここで、その許容量を消化したと判断された場合、処理はステップS207に進み、直ちに記録動作を停止する。これは、記録を停止しないと、サブタンク4からインク供給流路を経由して記録ヘッド1へ空気が混入し、結果、インク吐出不良が発生し、記録画像の品位が低下するためである。そして、ステップS208では、インクタンク5の交換を促すメッセージを表示する。
図6はインクタンク5を交換後のインク供給系の状態を示す図である。
図6において、(a)は開閉弁3を閉塞から開放にした状態を示し、(b)は開閉弁3を開放から閉塞にした状態を示している。この実施例では、開閉弁3の容積をV1、第1の中空管の容積をV2とした際に、V1>V2の関係が成り立つようにしている。この実施例では、V1=約0.45ml、V2=約0.09mlである。従って、図6(a)に示すように、開閉弁3を閉塞状態から開放状態にすると、容積V1―V2(約0.36ml)分のインクをインクタンク5からサブタンク4へ引き込むことができる。この容積をV3(=V1−V2)とする。その際、インクタンク5へは大気連通室6から空気が容積V3分引き込まれる。
その後、図6(b)に示すように、DCモータ35によってカム37を回転させてレバー39により開閉弁3を押圧させ、開放状態から閉塞状態にすることで、サブタンク4内の空気が容積V3分だけサブタンク4からインクタンク5へ押し出される。この際、インクタンク5から容積V3分のインクが大気連通室6へ押し出される。この時、開閉弁3から記録ヘッド1までのインク供給流路の圧損が開閉弁3からインクタンク5までの圧損に比べてはるかに大きいため、インクは記録ヘッド1側には殆ど流れない。
その後、再び図6(a)に示すように、DCモータ35によってカム37を回転させて、圧縮バネ38でレバー39を付勢すると、開閉弁3は閉塞状態から開放状態になる。その際、大気連通室6からインクをV3分インクタンク5へ引き込むと当時にインクタンク5からサブタンク4へV3分インクを引き込む。その後、再びDCモータ35を回転させて図6(b)に示すように開閉弁3を開放状態から閉塞状態にする。最初の動作以外は、インクタンク5とサブタンク4との間において、閉塞状態から開放状態になるとインクが流れ、開放状態から閉塞状態になると空気が流れる。空気の方がインクと比べて流路抵抗が低いため、流れやすい。
図7は開閉弁3の開閉動作の速度を示す図である。図7において、縦軸は開閉弁3の容積変化速度であり、横軸は時間である。
図7(a)に示すように、サブタンクへのインク充填時、開閉弁3が閉塞状態から開放状態になる際は、インクがインクタンク5からサブタンク4に流入するので、空気と比べ流路抵抗が大きく、弁の開放に対して、開閉弁3の容積変化が追従しにくい。このため、弁の開放動作が不安定になり動作速度(容積変化速度)を速くするには限界がある。これに対して、開閉弁3が開放状態から閉塞状態になる際は、空気がサブタンク4からインクタンク5に流入するので、インクと比べ流路抵抗が小さく、弁の閉塞に対して、開閉弁3の容積変化が追従しやすい。このため、動作速度(容積変化速度)を速くすることが可能となる。この実施例では、図7(a)が示しているように、閉塞状態から開放状態の動作と比べ、開放状態から閉塞状態の動作は約2倍、動作速度(容積変化速度)を速くすることが可能である。
従って、図7(b)に示すような容積変化速度が弁の開閉に対して変化しない場合と比べ、弁が開放状態から閉塞状態にする場合には弁の動作を速くしてサブタンク4にインクを充填する時間を短縮することが可能となる。
図8はストップレス記録制御中に必要となるサブタンク充填制御の詳細な処理シーケンスを示すフローチャートである。
この実施例では、ステップS301において、開閉弁3の開閉動作(充填用)を繰り返し制御する。そして、ステップS302ではその開閉動作毎にサブタンク4がインクで満たされたかどうかを確認する。これは、上述のように第1の中空管8とサブタンク4に設けた電極部10との間に微小電流を流し、その結果得られる、第1の中空管8と電極部10との間の抵抗値を測定することによって確認することができる。
ここで、インクで満たされていないと判断された場合、処理はステップS304に進み、インクタンク5内にインクがあるかどうかを確認する。ここで、インクがあると判断された場合は、処理はステップS301に戻り、開閉弁3の開閉動作(充填用)を繰り返す。これに対して、インクタンク5内にインクがないと判断された場合、処理はステップS305に進み、インクタンク5の交換を促し、ステップS306においてインクタンクの交換完了を待ち合わせる。そして、インクタンク5の交換が確認されたなら、処理はステップS301に戻り、再び開閉弁3の開閉動作(充填用)を繰り返す。
なお、インクタンク5内にインクがあるかどうかは、第1の中空管8と第2の中空管9との間に微小電流を流した際にこれらの間の抵抗値を測定することによってインク切れが近いことを判断する。また、インク切れが近く、残量がゼロにちかい(ニアエンド)場合の判断は、インクタンク5のEEPROM20に格納されている残量の情報に基づいて行う。即ち、開閉弁3の一回の開閉動作によりV3の容量(約0.36ml)をインクタンク5からサブタンク4へ導入可能なので、EEPROM20に格納されている残量を示す情報から計算することで判断する。
さて、ステップS302により、サブタンク4がインクで満たされたことが確認されると、処理はステップS303に進み、マージンとして、開閉弁3の開閉動作(充填用)を3回行う。なお、マージンの3回は開閉弁等の容積によって、別の回数でもよい。
次に、インク攪拌動作について図を参照して説明する。
図9はインク攪拌動作を説明するためのインク供給系を示す図である。図9において、
(a)は開閉弁3を閉塞状態から開放状態に変化させた状態を示す図であり、(b)は開閉弁3を開放状態から閉塞状態に変化させた状態を示す図である。
図10は攪拌動作の処理を示すフローチャートである。
攪拌を行うに際し、まずステップS401ではインクタンクが装着されているかどうかを確認する。ここで、インクタンクが装着されていないと判断された場合、処理はステップS402にインクタンクの装着を促す。これに対して、インクタンクが装着されたと判断された場合処理は、ステップS403に進む。
ステップS403ではサブタンク4内がインクで満たされているかどうかを確認する。ここで、サブタンクがインク満タンでないと判断された場合、処理はステップS404に進み、サブタンク充填制御を実行する。サブタンク充填制御は、既に図8を参照して説明した通りである。これに対して、サブタンク4がインクで満タンであると判断された場合とステップS404におけるサブタンク充填制御の実行後、処理はステップS405に進み、開閉弁3を開閉動作するよう制御して攪拌動作を行う。
図9(a)に示すように、開閉弁3を閉塞状態から開放状態にすると、インクタンク5から開閉弁3の容積変化分の容量V1のインクがサブタンク4を経由して開閉弁3まで引き込まれる。その際、大気連通室6から空気もしくはインクがインクタンク5にも引き込まれる。その後、図9(b)に示すように、開閉弁3を開放状態から閉塞状態にすると、開閉弁3の容積変化分の容量V1のインクがサブタンク4を経由して、インクタンク5内に流れ込む。その際、大気連通室6へインクタンク5からインクが流れ込む。インクタンク5にインクが流れ込むことにより、インクタンク5にインクの流れが起きる。その結果、サブタンク4の内部にもインクの流れが発生する。即ち、インクタンク5とサブタンク4との間において、開閉弁3の閉塞状態から開放状態への動作時も開放状態から閉塞状態への動作時もインクが流れる。なお、この動作による流路抵抗は同じである。
従って、図7(b)に示すように、一定速度で開閉弁3の開閉動作を繰り返すことにより、図7(a)に示したサブタンク4にインクを充填する場合における開閉弁3の開閉制御とは異なる動作でインクの流れを継続的に発生させることができる。これにより、インクタンク5とサブタンク4の内部のインクを攪拌することができる。
この時もサブタンク4のインク充填と同じく、開閉弁3から記録ヘッド1までのインク供給流路の圧損が開閉弁3からインクタンク5までの圧損に比べてはるかに大きいため、殆ど記録ヘッド1側へはインクは流れない。その結果、開閉弁3の容積変化分に相当するインクがインクタンク5へ流入/流出し、殆ど損失なくインクタンク5の内部のインクを攪拌することが可能となる。
なお、この実施例では、インクタンク容量300ml、サブタンク容量30mlで、その攪拌タイミングを放置期間に応じて3つ設けている。即ち、放置期間が10日以内であれば約100回の開閉動作を行い、放置期間が10日以上で20日未満であれば約200回の開閉動作を行い、放置期間が20日以上であれば約400回の開閉動作を行う。これより、濃度色差ΔEを2以下(目標値)に抑え、記録濃度が安定した高品質な画像を記録することができる。
従って以上説明した実施例に従えば、開閉弁の開閉制御をサブタンクへのインク充填時とサブタンクとインクタンクのインク撹拌動作で変更することにより、サブタンクへの短時間でのインク充填を可能にすると共に効率的なインク撹拌を達成することができる。また、以上説明した構成をとることにより、必要以上に装置の大型化することないので、装置コストの低減にも資する。
なお、以上説明した実施例では、サブタンク充填の際、開閉弁3を開放状態から閉塞状態にする際は閉塞状態から開放状態にする際の動作と比べ、動作速度(容積変化速度)を速くしていた。また、インクタンク5とサブタンク4のインクを撹拌する際は開閉弁3を一定速度の開閉動作で繰り返ししていた。このように動作目的に合わせて開閉弁の動作制御を分けていた。
しかしながら、動作の目的によらず、開閉弁3を連続動作させる際、サブタンク4のインク残量をある周期で常に検知して、次のような制御を行っても良い。即ち、サブタンク4にインクがある状態、即ち、サブタンク4から空気でなくインクがインクタンク5に押し出されるようになった状態で、第1の中空管8と電極部10との間の電気抵抗値を常に監視し、その変化を見てその動作を切り替えることも可能である。これにより、流体が空気からインクに変化し、その流路抵抗が大きくなった時点で、開閉弁の動作制御を速やかに切り替えることで、例えば、サブタンク充填と撹拌動作を連続して実行する際には、一連の動作に無駄がなく、より一層の時間短縮が可能となる。
また、サブタンクへのインク充填の際、図7(c)に示すように、開閉弁3を閉塞状態から開放状態にした後には一定の動作停止時間を設け、開閉弁3を開放状態から閉塞状態にした後には動作停止時間を設けないようにしても良い。これにより、図7(a)に示した例と比べ、開閉弁3の閉塞状態から開放状態にする時間はより短くなる。このようにして、インクによる流路抵抗に起因する開閉弁3の容積変化の遅延に追従(復元)する時間を得る。これにより、効率的にサブタンク充填が可能となる。
さらに、インク撹拌動作の際、サブタンク4とインクタンク5のインクのより効果的な撹拌を鑑みて、開閉弁3の開放状態から閉塞状態にする動作と閉塞状態から開放状態にする動作の動作速度を変化させても良い。例えば、インク撹拌時間を得るために、開閉弁3を開放状態から閉塞状態にした後に一定の動作停止時間を設け、開閉弁3を閉塞状態から開放状態にした動作後には動作停止時間を設けないようにしても良い。
またさらに、以上説明した実施例では、図2、図4、図6、図8からも分かるように、開閉弁はインク溜まり部としても機能するが、インク溜まり部と開閉弁を分けてもよい。その場合は、インク溜まり部をサブタンクと開閉弁の間に設けた方が望ましい。インク溜まり部は蛇腹形態でもダイアフラム形態でも良く、容積変化可能な可撓性部材で形成された物でよい。

Claims (15)

  1. インクを貯留する脱着可能なインクタンクと、前記インクタンクから供給されたインクを貯留するサブタンクとを備え、前記サブタンクから供給されたインクを用いて記録ヘッドにより記録媒体に記録を行うインクジェット記録装置であって、
    前記サブタンクに設けられ、前記サブタンクと前記インクタンクとの間で、空気或いはインクの流入と流出とを制御する開閉弁と、
    前記開閉弁の開閉動作に従って、前記空気或いはインクの流入と流出とにより容積が変化するインク溜まり部と、
    前記インクタンクから前記サブタンクにインクを充填する際には、前記サブタンクの空気を前記インクタンクに流出させるために前記開閉弁を開放状態から閉塞状態にする動作速度を、前記インクタンクのインクを前記サブタンクに流入させるために前記開閉弁を閉塞状態から開放状態にする動作速度より速くするよう開閉制御を行う制御手段とを有することを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 前記インクタンクと前記サブタンクの内部に貯留したインクを撹拌する際には、前記制御手段は、前記開閉弁を開放状態から閉塞状態にする動作速度を、前記開閉弁を閉塞状態から開放状態にする動作速度とを同じにするよう開閉制御を行うことを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. 前記インクタンクから前記サブタンクにインクを充填する際には、前記制御手段はさらに、前記開閉弁を閉塞状態から開放状態にした後には動作停止時間を設け、前記開閉弁を開放状態から閉塞状態にした後には動作停止時間を設けないように制御することを特徴とする請求項1又は2に記載のインクジェット記録装置。
  4. 前記開閉弁は前記インク溜まり部としても機能することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
  5. 前記インクタンクの底部には金属でできた第1の中空管と第2の中空管とが接続され、前記第1の中空管と前記第2の中空管の内のいずれかが前記サブタンクと接続され、前記インクタンクと前記サブタンクとの間のインクの流路として機能し、
    前記第1の中空管と前記第2の中空管との間に電流を流し、前記第1の中空管と前記第2の中空管との間の抵抗値を測定し、前記抵抗値の変化から前記インクタンクのインク切れが近いことを検出する第1の検出手段とをさらに有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
  6. 前記サブタンクの上部には電極部が設けられ、前記サブタンクと接続された前記第1の中空管と前記第2の中空管の内のいずれかと前記電極部との間に電流を流し、前記第1の中空管と前記第2の中空管の内のいずれかと前記電極部との間の抵抗値を測定し、前記抵抗値の変化から前記サブタンクのインクで満タンかどうかを検出する第2の検出手段をさらに有することを特徴とする請求項5に記載のインクジェット記録装置。
  7. 前記制御手段は、前記インクタンクが装着されており、前記第2の検出手段により前記サブタンクのインクが満タンではないことを検出した場合に、前記開閉弁の開閉動作を制御して前記インクタンクから前記サブタンクにインクを充填することを特徴とする請求項6に記載のインクジェット記録装置。
  8. 前記第2の検出手段により前記サブタンクのインクが満タンではないことを検出した場合に、前記インクタンクの交換を促すメッセージを表示する表示手段をさらに有することを特徴とする請求項6に記載のインクジェット記録装置。
  9. 前記インクタンクの交換が完了したかどうかを判断する判断手段をさらに有することを特徴とする請求項8に記載のインクジェット記録装置。
  10. 前記第2の検出手段により前記サブタンクのインクが満タンではないことを検出した場合に、前記判断手段によりインクタンクの交換が完了していないと判断された場合であっても、前記サブタンクからのインクの供給により前記記録ヘッドによる記録を続行するよう制御する記録制御手段をさらに有することを特徴とする請求項9に記載のインクジェット記録装置。
  11. 前記記録制御手段は、前記サブタンクからのインクの供給により前記記録ヘッドによる記録により消費されるインクの消費量を予め定められた使用許容量と比較する比較し、前記インクの消費量が前記使用許容量を超えた場合は、前記記録を停止させるよう制御することを特徴とする請求項10に記載のインクジェット記録装置。
  12. 前記制御手段は、前記インクタンクが装着されており、前記第2の検出手段により前記サブタンクのインクが満タンであることを検出した場合に、前記開閉弁の開閉動作を制御して予め定められたタイミングで前記インクタンクと前記サブタンクの内部のインクを撹拌することを特徴とする請求項6に記載のインクジェット記録装置。
  13. インクを貯留する脱着可能なインクタンクと、前記インクタンクから供給されたインクを貯留するサブタンクと、前記サブタンクに設けられ、前記サブタンクと前記インクタンクとの間で、空気或いはインクの流入と流出とを制御する開閉弁と、前記開閉弁の開閉動作に従って、前記空気或いはインクの流入と流出とにより容積が変化するインク溜まり部とを備え、前記サブタンクから供給されたインクを用いて記録ヘッドにより記録媒体に記録を行うインクジェット記録装置におけるインク充填方法であって、
    前記インクタンクから前記サブタンクにインクを充填する際には、前記サブタンクの空気を前記インクタンクに流出させるために前記開閉弁を開放状態から閉塞状態にする動作速度を、前記インクタンクのインクを前記サブタンクに流入させるために前記開閉弁を閉塞状態から開放状態にする動作速度より速くするよう開閉制御を行うことを特徴とするインク充填方法。
  14. 前記インクタンクと前記サブタンクの内部に貯留したインクを撹拌する際には、前記開閉弁を開放状態から閉塞状態にする動作速度を、前記開閉弁を閉塞状態から開放状態にする動作速度とを同じにするよう開閉制御を行うことをさらに特徴とする請求項13に記載のインク充填方法。
  15. 前記インクタンクから前記サブタンクにインクを充填する際にはさらに、前記開閉弁を閉塞状態から開放状態にした後には動作停止時間を設け、前記開閉弁を開放状態から閉塞状態にした後には動作停止時間を設けないようにすることを特徴とする請求項13又は14に記載のインク充填方法。
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