JP6478811B2 - インクジェット記録装置 - Google Patents

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Description

本発明は、インクジェット方式を用いた記録装置に関する。
特許文献1には、インクタンクからサブタンクを介して記録ヘッドへインクを供給して記録動作を行う記録装置が開示されている。当該記録装置では、サブタンクと記録ヘッドとの間にインク流路の閉塞および開放が可能な開閉弁の機能を兼ねた容積変化部材(ダイヤフラム弁)が備えられている。そして、容積変化部材の容積を増減させることで、インクタンクからサブタンクへインクを供給してサブタンク内にインクを充填するサブタンク充填動作を行う。当該サブタンク充填動作を行うに当たり、サブタンク内に設けられた検知センサにより、サブタンク内のインク量を検知している。
特開2010−208151号公報
しかしながら、特許文献1に記載の構成では、サブタンク充填動作時においてサブタンク内のインク量を正確に検知できない場合があることが分かった。具体的には、サブタンク内がインクで満たされていないにも関わらず、サブタンク内がインクで満たされていると誤検知する場合があることが分かった。
本発明は上記課題に鑑み、サブタンク内のインク量を正確に検知することができるインクジェット記録装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するため、インクを吐出する記録ヘッドと、前記記録ヘッドへ供給されるインクを収容するサブタンクと、前記サブタンクへ供給されるインクを収容するインクタンクと、前記サブタンク内のインク量を検知する検知動作を行う検知手段と、前記記録ヘッドと前記サブタンクとを接続するインク流路に設けられ、内部の容積が変化する容積変化部材を備え、前記容積変化部材の容積が第1の値となる第1の状態から前記第1の値よりも大きい第2の値となる第2の状態に切り替える第1の動作と、前記第2の状態から前記第1の状態に切り替える第2の動作とを繰り返すことによって、前記インクタンクから前記サブタンクへインクを供給するインクジェット記録装置において、前記第2の動作を行っているときに前記検知手段に前記検知動作を行わせ、前記第1の動作を行っているとき及び前記第2の状態のときは前記検知動作を禁止する制御手段を備えることを特徴とする。
本発明によれば、サブタンク内のインク量を正確に検知することができるインクジェット記録装置を提供することができる。
本発明に係るインクジェット記録装置の斜視図である。 本発明に係るインク供給装置を示す模式図である。 本発明に係る制御系の構成を示すブロック図である。 本発明に係るストップレス記録制御の手順を示すフローチャートである。 本発明に係るストップレス記録動作時におけるインク供給装置を示す模式図である。 本発明に係るサブタンク充填動作を説明する模式図である。 第1実施形態に係るサブタンク充填動作時におけるインク供給装置の状態を示す模式図である。 第1実施形態に係るサブタンク充填動作時におけるサブタンク内のインク量検知タイミングを示す模式図である。 第2実施形態に係るサブタンク充填動作時におけるインク供給装置の状態を示す模式図である。 第2実施形態に係るサブタンク充填動作時におけるサブタンク内のインク量検知タイミングを示す模式図である。 第3実施形態に係るサブタンク充填動作時におけるサブタンク内のインク量検知タイミングを示す模式図である。 本発明に係るサブタンク充填動作時におけるインク供給装置の状態を示す模式図である。 本発明に係るサブタンク充填動作時におけるサブタンク内のインク量検知タイミングを示す模式図である。 本発明に係るサブタンク充填動作時におけるサブタンク内のインク量検知タイミングを示す模式図である。 本発明に係る容積変化部材の駆動カム形状を示す模式図である。
(第1実施形態)
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について詳細に説明する。
(1)インクジェット記録装置の構成
(1−1)概略
図1は、本発明に係るインクジェット記録装置の斜視図である。記録装置50は、互いに向き合った2つの脚部55の上端部に跨るように固定されている。キャリッジ60には、記録ヘッド1が搭載されている。記録ヘッド1は、インクを吐出する吐出口(ノズル)が第1方向に沿って複数配された吐出口列(ノズル列)が複数設けられた吐出口面(ノズル面)を有している。
搬送ロールホルダユニット52には、記録媒体がセットされている。記録媒体は、記録時に、第1方向へ記録ヘッド1に対向する位置まで搬送される。キャリッジ60は、キャリッジモータ(不図示)およびベルト伝動手段62によって第1方向と交差する第2方向に往復移動する。記録媒体には、キャリッジ60が往復移動している間に記録ヘッド1に設けられた各インクのノズルからインク滴が吐出され、1バンド分の画像を記録する記録動作が行われる。
キャリッジ60が記録媒体の一方端まで移動すると、記録媒体を搬送ローラ51によって所定量だけ第1方向へ搬送する搬送動作が行われる。この記録動作と搬送動作が交互に繰り返されることによって、記録媒体全体に画像が記録される。記録媒体全体への画像記録が完了した後は、不図示のカッタによって記録媒体はカットされる。カットされた記録媒体はスタッカ53に積載される。
インク供給装置63は、装置に着脱可能なインクタンク5を有している。インクタンク5は、内部にインクを収容する。インクタンク5は、黒、シアン、マゼンタ、イエロー等のインク色ごとに分かれている。インクタンク5は、サブタンク4に接続されている。サブタンク4には、供給チューブ2が接続されている。また、供給チューブ2は、キャリッジ60の往復移動によってあばれないようにチューブガイド61に束ねられている。供給チューブ2は、記録ヘッド1の各ノズル列毎に接続されている。インク供給装置の構成の詳細については後述する。
第2方向における記録媒体の範囲外で、かつ記録ヘッド1のノズル面に対向する位置には、回復ユニット70が備えられている。回復ユニット70は、必要に応じて記録ヘッド1のノズル面からインクまたは空気を吸引する吸引動作を行う。
記録ヘッドとサブタンクとの間には、内部の容積を変化させることが可能な容積変化部材3が配置されている。容積変化部材3は、内部の容積を増減させることによって記録ヘッドとサブタンクとの間のインク流路を閉塞した状態(閉状態)と開放した状態(開状態)とに切り替え可能な開閉弁としての機能を有する。
回復ユニット70は、容積変化部材3が記録ヘッドとサブタンクとの間のインク流路を閉塞した状態(閉状態)で吸引動作を行うことによって、記録ヘッド1内の負圧を高めて吸引を行う吸引動作(弁閉じ吸引)を行うことができる。
記録装置50の右側には、操作パネル54が設けられている。操作パネル54は、インクタンク5内のインクが空になった場合等に警告(ワーニングメッセージ)を表示し、ユーザーにインクタンク5の交換を促すことができる。
(1−2)インク供給装置の構成
図2は、本発明に係るインク供給装置を示す模式図である。インクタンク5は、底部に2か所のジョイント部を有している。各ジョイント部は、装置の第1の中空管8および第2の中空管9にそれぞれ接続している。第1の中空管8および第2の中空管9は金属針で構成されている。インクタンク5内の第2の中空管9の周囲には、インクタンクの底面から立ち壁が構成されている。第1の中空管8および第2の中空管9に微量な電流を流したとき、この立ち壁よりもインク液面の高さが低い場合には、電流を流した際の電圧値が上昇する。したがって、この電圧値または電流値を測定することによって、インクタンク5内のインク残量が少なくなったこと(ニアエンド)を検知可能である。
第2の中空管9は、大気連通室6(バッファタンク)と接続している。インクタンク5は、第2の中空管9および大気連通室6内の大気連通路7を介して、大気と連通している。また、第1の中空管8は、容積不変のサブタンク4の天面と接続している。インクタンク5は、その底面において第1の中空管8を介して、サブタンク4と連通している。
サブタンク4は、その天面から垂直方向の下方に行くに従って断面積が広がるように傾斜面が形成されている。サブタンク4は、サブタンク4の最も高い位置において第1の中空管8と接続している。
また、サブタンク4内には、金属によって構成された中実管10が備えられている。第1の中空管8と中実管10は一対の電極を構成している。第1の中空管8と中実管10との間(電極間)に微弱な電流を流した際の電圧値または電流値を測定することによって、サブタンク内が十分にインクで満たされている(満タン)か否かを検知することができる。サブタンク内が十分にインクで満たされている場合は、インクを介して電流が流れるため電圧値が小さくなる。一方、サブタンク内が十分にインクで満たされていない場合は、電流が流れにくいため電圧値が大きくなる。この違いによって、サブタンク内のインク量を検知可能である。
また、サブタンク4は、供給チューブ2を介して、記録ヘッド1と連通している。サブタンク4から記録ヘッド1へのインク流出口は、サブタンク4の側面の最も低い位置に設けられている。
インク流出口と記録ヘッド1との間のインク流路には、容積変化部材3が配置されている。容積変化部材3は、圧縮バネ38によって押し上げる方向に付勢されている。容積変化部材3が押し上げられた状態では、インク流路は開かれている(開状態)。一方、カム37が矢印方向に回転したときは、レバー39が中心軸40を中心に回転することで、容積変化部材の容積を小さくし、インク流路が閉じられる(閉状態)。カム37は、フォトセンサ41によって位置出し可能に構成されている。カム37は、駆動源であるDCモータ35によってギア36を介して回転が制御される。すべてのインク色に対応するインク供給装置のレバー39は連結している。そして、一つのDCモータ35によって、すべてのインク色に対応する容積変化部材3が同時に開閉制御される。
(2)制御系の構成
図3は、本発明に係るインクジェット記録装置の制御系の構成を示すブロック図である。本インクジェット記録装置は、装置を制御するCPU11、ユーザーが操作するキーや情報を表示する操作パネルを含むユーザインターフェース12を備える。また、本インクジェット記録装置は、制御ソフトウエアを記憶するROM13、制御ソフトウエアを動作させるためのデータを一時的に記憶するRAM14、記録装置50の駆動部16へのI/O15を備える。また、本インクジェット記録装置は、インクタンクのインク残量を検知可能なインク残量センサ17、インクタンクの着脱を検知可能なインクタンク装着センサ18を備える。インク残量センサ17は、上述したように2本の金属針の間(電極間)の電圧値または電流値を測定することによって、インクタンク内のインクが少なくなった(ニアエンド)か否かを検知することができる。また、インクタンク装着センサ18は、インクタンクに設けられたEEPROM20の内容を読むことによって、インクタンクの着脱を検知可能である。
(3)制御手順
(3−1)ストップレス記録制御
図4は、本発明に係るストップレス記録制御の手順を示すフローチャートである。本インクジェット記録装置は、インクタンクの他にサブタンクを備えているため、インクタンク内のインクが空になった場合でも、インクタンクを交換するまでの間、サブタンク内のインクにより記録動作を継続することができる(ストップレス記録)。
図4(a)は、サブタンク4内のインクによって記録動作を行う一連の流れを示すフローチャートである。図5は、ストップレス記録動作時におけるインク供給装置を示す模式図である。
図4(a)において、まずS201で、サブタンク内が十分にインクで満たされている(満タン)か否かが判定される。インクタンク5内のインクを使い切った(空になった)状態でサブタンク4内のインクが消費されると、大気連通路7からインクタンク5を経由してサブタンク4内に空気が導入される。導入された空気は、サブタンク4の上方に溜まるため、第1の中空管8と中実管10はインクで接続されなくなる。よって、第1の中空管8と中実管10との間に電流が流れにくくなるため電圧値が上昇し、サブタンク4内のインクが消費された(満タンでない)と検知される。S201において、サブタンク4内のインクが消費されたと判定された場合、インクタンク5内のインクが空になったことが分かるため、S202において、インクタンクの交換が必要である旨を操作パネルに表示する。
インクタンク5が交換されるまでの間は、サブタンク4内から使用許容量分のインクが消費がされるまで記録動作を継続する。本実施形態では、使用許容量は約11mlである。この使用許容量は、記録装置が最大サイズの記録媒体(用紙)1枚に対して100%の濃度で記録する場合に必要とされるインク量に基づいて定められる。
サブタンク4内から使用許容量分のインクが消費がされたか否かは次の方法によって判定される。まず、使用許容量を予め記録装置に記憶させる。そして、記録ヘッドからの吐出数をカウントして、インクの消費量を算出する。このインクの消費量と使用許容量とを比較することによって、サブタンク4内から使用許容量分のインクが消費されたか否かが判定される。なお、本発明はこの方法に限定されず、サブタンク4内のインクが空になったことを検知する検知センサ等を用いることによって上記の判定を行っても良い。
S203において、インクタンクが交換されたと判定された場合、記録動作における停止状態(1バンド分の記録動作後、次の記録動作を開始するまで)の間に、サブタンク充填制御を実行する(S204〜S205)。サブタンク充填制御の詳細な説明は後述する。サブタンク充填制御の完了後、次の記録動作を開始する。
一方、インクタンクが交換される前にサブタンク内から使用許容量分のインクが消費されたと判定された場合(S206)、記録動作を停止させる(S207)。記録動作を停止することで、サブタンク4からインク流路を介して記録ヘッド1へ空気が流入し、インクの不吐等による画像不良が発生することを防ぐことができる。そして、インクタンクの交換が必要である旨を表示して、インクタンク5が交換されるのを待つ(S208)。
(3−2)サブタンク充填制御
図4(b)は、図4(a)におけるS205のサブタンク充填制御の詳細なフローチャートである。図4(a)において、サブタンク4内のインクが消費されていることが検知され(S201)、インクタンクが交換され(S203)、記録動作が停止したときは(S204)、図4(b)に示すサブタンク充填制御を実行する。
図6は、サブタンク充填動作を説明する模式図である。図6(a)は容積変化部材3が開状態である場合、図6(b)は容積変化部材3が閉状態である場合を示している。ここで、容積変化部材3の容積をV1(本実施形態では約0.45ml)、第1の中空管の容積をV2(本実施形態では約0.09ml)としたとき、V1>V2の関係が成立するように構成する。
容積変化部材3を閉状態から開状態に切り替える動作を行うと、容積V1−V2(約0.36ml)分のインクがインクタンク5からサブタンク4へ供給される。このときの容積をV3(=V1−V2)とする。このとき、インクタンク5へは大気連通室6から容積V3分の空気が流入する。その後、図6(b)のように、DCモータ35によってカム37を回転させてレバー39に容積変化部材3を押圧させ、容積変化部材3を開状態から閉状態にすることで、サブタンク4内の容積V3分の空気がインクタンク5内へ押し出される。同時に、インクタンク5内の容積V3分のインクが大気連通室6へ押し出される。ここで、容積変化部材3から記録ヘッド1の吐出口までのインク流路中の圧力損失は、容積変化部材3からインクタンク5までの圧力損失に比べて非常に大きいため、インクは記録ヘッド1側にはほとんど流れない。その後、再び図6(a)にあるように、DCモータ35によってカム37を矢印方向に回転させることで、圧縮バネ38でレバー39を付勢させ、容積変化部材3を閉状態から開状態に切り替える動作を行う。その際、大気連通室6から容積V3分のインクをインクタンク5へ引き込むと同時に、インクタンク5から容積V3分のインクをサブタンク4へ引き込む。その後、再びDCモータ35を回転させて、容積変化部材3を開状態から閉状態に切り替える動作を行う。
図4(b)のS301では、このような容積変化部材3の開閉動作を繰り返す制御を行うことによって、インクタンク5からサブタンク4へインクを供給してサブタンク4内にインクを充填する。S302では、この容積変化部材3の開閉動作によって、サブタンク4内が十分にインクで満たされた(満タン)か否かが判定される。サブタンク4内が未だ十分にインクで満たされていない場合は、S303において、インクタンク5内にインクがあるか否かが判定される。インクタンク5内にインクがあると判定された場合は、S301へ戻り、再び容積変化部材3の開閉動作を繰り返す。インクタンク5内にインクがないと判定された場合は、S304において、インクタンクの交換が必要である旨を表示する。S305において、インクタンクが交換されたと判定された場合は、S301へ戻り、再び容積変化部材3の開閉動作を繰り返す。
ここで、S303において、インクタンク5内にインクがあるか否かは、上述したように、第1の中空管8と第2の中空管9との間に微量の電流を流したときの電圧値または電流値を測定することによって判定される。なお、インクタンク5内のインクがニアエンド以下である場合は、インクタンク5内のインク残量は、インクタンク5のEEPROM20の記載から判定される。本実施形態では、容積変化部材3の1回の開閉動作によって容積V3(約0.36ml)のインクがインクタンク5からサブタンク4へ供給されるため、EEPROM20の記載からインクタンク5内のインク残量を計算することが可能である。
また、S302において、サブタンク4内が十分にインクで満たされたか否かは、上述したように、第1の中空管8と中実管10との間に微量な電流を流したときの電圧値または電流値を測定することによって判定される。
S302において、サブタンク4内が十分にインクで満たされたと判定された場合は、サブタンク充填制御を終了する。
(3−3)インク量検知タイミング
次に、本実施形態に係るサブタンク充填動作時におけるサブタンク内のインク量検知タイミングについて説明する。従来は、サブタンク充填動作時におけるサブタンク内のインク量検知は、所定の時間間隔毎に行われていた。しかしながら、サブタンク内が十分にインクで満たされていないにも関わらず、十分にインクで満たされていると誤検知する場合があることが分かった。そこで、本発明者らがこの誤検知の原因究明を行ったところ、以下のような現象により誤検知が生じることを発見した。
図7は、サブタンク充填動作時におけるインク供給装置の状態を示す模式図である。図7(a)と図7(b)は、サブタンク充填動作中の異なる2つの時間におけるインク供給装置の状態を示している。図7(a)では、サブタンク内のインク液面が十分に低く、第1の中空管8と中実管10との間にインクによる導通が起こらないため、インクが満たされたとは検知されない。一方、図7(b)では、サブタンク内のインク液面が十分に低いにも関わらず、第1の中空管8から供給されたインク滴80により、一時的に第1の中空管8と中実管10との間にインクによる導通が起こっているため、インクが満たされていると誤検知する。このように、インクタンクから供給されたインク滴が一時的に第1の中空管8と中実管10とを導通させてしまうことが原因で、誤検知が生じてしまうことが分かった。
そこで、本実施形態では、サブタンク充填動作時におけるサブタンク内のインク量検知タイミングを制限し、図7(b)のような状態のときはサブタンク内のインク量検知は行わないこととした。具体的には、容積変化部材3の容積が増大している間は、サブタンク内のインク量検知は行わない。これによって、容積変化部材3の容積を増大させる動作によってインクタンクからサブタンクへインクが供給され、図7(b)のような状態になっているときにインク量を検知して誤検知が生じることを防止することができる。
図8は、本実施形態に係るサブタンク内のインク量検知タイミングを示す模式図である。ここでは、容積変化部材3を容積小の状態(閉状態)から容積大の状態(開状態)に切り替える動作の間は、サブタンク内のインク量検知を禁止している。そして、容積変化部材3が容積小の状態、容積大の状態、および容積大の状態から容積小の状態に切り替える動作の間に、サブタンク内のインク量を検知している。
以上、本実施形態によれば、サブタンク充填動作時におけるサブタンク内のインク量検知タイミングを制限することで、サブタンク内のインク量を正確に検知することが可能となる。
(第2実施形態)
本実施形態では、第1実施形態よりもさらにサブタンク充填動作時におけるサブタンク内のインク量検知タイミングを制限する例について説明する。なお、本実施形態におけるその他の構成、制御については、第1実施形態と同様であるため、その説明を省略する。
本実施形態では、容積変化部材3の容積が増大している間はサブタンク内のインク量の検知を禁止するのに加え、容積を増大させる動作が完了した後も所定期間が経過するまではサブタンク内のインク量の検知を禁止する。これにより、容積を増大させる動作が完了した後にサブタンク内壁にインク滴80が所定時間留まることによる電極間の導通を防ぐことができる。
図9に、サブタンク内壁にインク滴が留まっている状態のインク供給装置の模式図を示す。インク滴80は、サブタンク内壁と第1の中空管8との距離、サブタンク内壁の形状、サブタンク内壁の物性、インク物性等の要因によって、サブタンク内壁に所定時間留まる。この状態では、第1の中空管8と中実管10との間にインク滴80による導通が起こってしまうため、サブタンク内のインク液面が十分に低いにも関わらず、サブタンク内が十分にインクで満たされていると誤検知する。
図10は、本実施形態に係るサブタンク内のインク量検知タイミングを示す模式図である。本実施形態では、容積変化部材3の容積を増大させる動作中、および当該動作が完了した後の所定期間中に、サブタンク内のインク量を検知することを禁止している。本実施形態では、このインク量検知を禁止する所定期間を固定値として設定している。しかし、本発明は、インクの種類やサブタンク充填動作の速度等に応じてこの期間を可変とする設定としても良い。
以上、本実施形態によれば、第1実施形態よりもさらにサブタンク充填動作時におけるサブタンク内のインク量検知タイミングを制限することによって、サブタンク内のインク量をより正確に検知することが可能となる。
(第3実施形態)
本実施形態では、第1実施形態および第2実施形態よりもさらにサブタンク充填動作時におけるサブタンク内のインク量検知タイミングを制限する例について説明する。なお、本実施形態におけるその他の構成、制御については、第1実施形態および第2実施形態と同様であるため、その説明を省略する。
図11は、本実施形態に係るサブタンク内のインク量検知タイミングを示す模式図である。本実施形態では、容積変化部材3の容積が減少している間のみサブタンク内のインク量を検知させる。容積変化部材3の容積が減少している間は、インクタンクからサブタンクへインクが供給されない。また、サブタンク内壁にもインク滴はほとんど存在しない状態だと考えられる。よって、容積変化部材3の容積が減少している動作の間は、図7(b)で示したようなインク滴80による第1の中空管8と中実管10との間の導通が起こらず、誤検知を防ぐことができる。
以上、本実施形態によれば、第1実施形態および第2実施形態よりもさらにサブタンク充填動作時におけるサブタンク内のインク量検知タイミングを制限することによって、サブタンク内のインク量をより正確に検知することが可能となる。
(その他の実施形態)
上記実施形態では、容積変化部材は、インクタンク内からサブタンク内へインクを供給する機能の他に、インク流路を閉塞した状態と開放した状態とを切り替える開閉弁の機能も兼ねていた。しかし、容積変化部材が開閉弁の機能を兼ねておらず、容積変化部材3とは別の開閉弁を備える構成としても良い。その場合、容積変化部材は、サブタンクと開閉弁との間に配置することが望ましい。容積変化部材としては、ダイヤフラム弁、蛇腹形状の物、その他の容積変化可能な可撓性部材で形成された物等を採用しても良い。
また、上記実施形態では、インクタンクとサブタンクとの間のインク流路である第1の中空管8が、サブタンク内のインク量を検知する検知手段の一部を構成していた。しかし、図12に示すように、第1の中空管8に近接する位置に別の検知手段(検知センサ)を設ける構成としても良い。この場合においても、同様の課題が発生するため、本発明の効果を得ることができる。
さらに、上記実施形態では、図8、図10、図11に示すように、容積変化部材の容積が増大する動作に要する時間と容積変化部材の容積が減少する動作に要する時間とが略同一である例を用いて説明した。しかし、本発明では、サブタンク内のインク量検知を禁止する時間を出来る限り少なくするために、図13、図14に示すように、容積変化部材の容積が増大する動作に要する時間が容積変化部材の容積が減少する動作に要する時間より小さくなることが望ましい。そのため、カム37を図15(a)に示すような単なる偏心カムではなく、図15(b)に示すような非対称なカム形状としても良い。また、カム37の駆動制御により、容積変化部材の容積が増大する動作に要する時間を容積変化部材の容積が減少する動作に要する時間よりも小さくしても良い。
1 記録ヘッド
2 供給チューブ
3 容積変化部材
4 サブタンク
5 インクタンク
6 大気連通室
8 第1の中空管
9 第2の中空管
10 中実管
80 インク滴

Claims (6)

  1. インクを吐出する記録ヘッドと、前記記録ヘッドへ供給されるインクを収容するサブタンクと、前記サブタンクへ供給されるインクを収容するインクタンクと、前記サブタンク内のインク量を検知する検知動作を行う検知手段と、前記記録ヘッドと前記サブタンクとを接続するインク流路に設けられ、内部の容積が変化する容積変化部材を備え、前記容積変化部材の容積が第1の値となる第1の状態から前記第1の値よりも大きい第2の値となる第2の状態に切り替える第1の動作と、前記第2の状態から前記第1の状態に切り替える第2の動作とを繰り返すことによって、前記インクタンクから前記サブタンクへインクを供給するインクジェット記録装置において、
    前記第2の動作を行っているときに前記検知手段に前記検知動作を行わせ、前記第1の動作を行っているとき及び前記第2の状態のときは前記検知動作を禁止する制御手段を備えることを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 前記第1の動作を行うことによって前記インクタンクから前記サブタンクへインクが移動し、前記第2の動作を行うことによって前記サブタンクから前記インクタンクへ空気が移動することを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. 前記容積変化部材は、前記第1の状態のときに前記インク流路を閉塞し、前記第2の状態のときに前記インク流路を開放することを特徴とする請求項1または2に記載のインクジェット記録装置。
  4. 前記第1の動作に要する時間を前記第2の動作に要する時間よりも短くすることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
  5. 前記検知手段は、前記サブタンク内に配された一対の電極を有し、当該一対の電極間の電圧値または電流値を測定することによって前記検知動作を行うことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
  6. 前記一対の電極の一方は、前記インクタンクから前記サブタンクへインクが供給される流路であることを特徴とする請求項5に記載のインクジェット記録装置。
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