JP2014090551A - 電源装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】突入電流の発生を防止し、かつ突入電流の発生の防止に用いる抵抗素子の焼損を防止する。
【解決手段】制御電力の供給によってオフ状態を保持させることが可能な電源スイッチと、電源スイッチを介して入力される交流電力を整流する整流回路と、整流回路の出力を平滑する平滑回路と、平滑回路の出力を変圧して直流電力を生成するコンバーターと、整流回路に流れ込む電流を制限するための抵抗素子と、コンバーターによって得られる電力が供給される期間のみにおいて抵抗素子の両端子を短絡するスイッチ回路と、整流回路への交流電力の入力の有無を検出する検出回路と、交流電力の入力が無くなったときに電源スイッチに制御電力を供給し、電源スイッチのオフ状態からオン状態への切り替わりを抑止する電源スイッチ制御回路と、を電源装置に設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、交流電力を直流電力に変換して出力する電源装置に関する。
電源スイッチを介して供給される交流電力を整流して平滑したのちDC/DCコンバーターによって変圧する構成の電源装置がある。平滑用のコンデンサーを有するこの種の電源装置において、突入電流の発生を防止する手段として、抵抗素子とリレーとを組み合せた回路が採用されている。電源スイッチのオン時には抵抗素子を介してコンデンサーが緩やかに充電される。コンデンサーの端子間電圧が上昇してDC/DCコンバーターが動作を始めると、DC/DCコンバーターから電力の供給を受けてリレーが抵抗素子の両端子を短絡する。これ以後の通常動作状態では、抵抗素子を介さずにコンデンサーへ電流が流れるので、抵抗素子による電力損失は生じない。
しかし、このような回路によって突入電流の発生を防止する電源装置では、電源スイッチのオフの後も、DC/DCコンバーターの出力電圧がリレーの開放電圧に降下するまで、抵抗素子の両端子間の短絡が続く。このため、電源スイッチをオフにして直ぐにオンにするスイッチ操作が行なわれたときに突入電流が流れてしまうことが起こり得る。交流電源の短時間の停電が生じたときに突入電流が流れるおそれもある。突入電流は、電源スイッチの接点の溶着や回路素子の破損といった損傷を生じさせる。
電源遮断直後の再投入時の突入電流を防止する技術が、特許文献1によって開示されている。同文献に記載された電源装置は、突入電流の発生を防止するための抵抗素子とその両端子を短絡するスイッチング素子とを備えており、交流電圧が閾値まで低下したときに抵抗素子の両端子間の短絡を強制的に解除する。これによれば、電源オフになると直ちに通電路上に抵抗素子が介在する回路構成となるので、電源オフの直後に電源オンになっても突入電流は流れない。
特開2010−098875号公報
上述の特許文献1の技術によれば、電源オフとその後の電源オンとが短時間内に行われても突入電流の発生を防止することができる。しかし、電源オフから所定時間が経過するまでの期間においてDC/DCコンバーターおよび直流負荷が動作を続けているので、この期間中に電源オンになると、突入電流防止用の抵抗素子を介して交流電源から直流負荷へ電力が供給される。このとき、抵抗素子が焼損するおそれがある。
本発明は、このような事情に鑑み、突入電流の発生を防止し、かつ突入電流の発生の防止に用いる抵抗素子の焼損を防止することを目的としている。
上記目的を達成する電源装置は、交流電力を直流電力に変換して出力する電源装置であって、制御電力の供給によってオフ状態を保持させることが可能な電源スイッチと、前記電源スイッチを介して入力される前記交流電力を整流する整流回路と、前記整流回路の出力を平滑する平滑回路と、前記平滑回路の出力を変圧して前記直流電力を生成するコンバーターと、前記整流回路に流れ込む電流を制限するための抵抗素子と、前記コンバーターによって得られる電力が供給される期間のみにおいて前記抵抗素子の両端子を短絡するスイッチ回路と、前記整流回路への前記交流電力の入力の有無を検出する検出回路と、前記交流電力の入力が無くなったときに前記電源スイッチに前記制御電力を供給し、前記電源スイッチのオフ状態からオン状態への切り替わりを抑止する電源スイッチ制御回路と、を備える。
本発明によれば、突入電流の発生を防止し、かつ突入電流の発生の防止に用いる抵抗素子の焼損を防止することができる。
本発明の実施形態に係る電源装置の回路構成の第1例を示す図である。 第1例の電源装置における電源スイッチ制御動作のタイミングチャートである。 電源装置の回路構成の第2例を示す図である。 第2例の電源装置における電源スイッチ制御動作のタイミングチャートである。 電源装置の回路構成の第3例を示す図である。 第3例の電源装置における電源スイッチ制御動作のタイミングチャートである。 第3例の電源装置の動作に関わる時間設定の一例を示す図である。 電源装置の回路構成の第4例を示す図である。 第4例の電源装置における電源スイッチ制御動作のタイミングチャートである。
以下に挙げる電源装置は、スイッチング式の直流電源装置であり、商用交流電源を利用する各種の機器に組み込まれる。電源装置は、機器の制御基板やその他の負荷に所定電圧の直流電力を供給する。
〔回路構成の第1例〕
図1に例示される電源装置1は、整流回路14、平滑回路16およびDC/DCコンバーター18によって交流電力を直流電力に変換して負荷6へ出力する。整流回路14としてのダイオードブリッジが交流電源5から入力される交流電力を全波整流し、コンデンサーC6によって構成される平滑回路16が全波整流された電力を一次平滑する。交流入力のピーク電圧の直流電圧が生成される。DC/DCコンバーター18は変圧用のトランスT8を有し、トランスT8の一次巻線L1に流れる電流をスイッチSW7によって断続させ、二次巻線L2によって得られる電力をダイオードD21とコンデンサーC22とによって二次平滑して出力する。スイッチSW7を制御する出力制御回路85は、コンデンサーC22の端子間電圧を検出する出力監視部86からのフィードバック信号S86に基づいて、出力電圧を所定値に保つようにPWM制御信号S85をスイッチSW7に与える。
このような電源装置1において、交流電源5から整流回路14へ、電源スイッチ10と突入電流防止用の抵抗素子12とを順に介して交流電力が入力される。すなわち、交流電源5が接続されるL端子およびN端子がダイオードブリッジの入力側のa端子およびb端子に並列接続され、L端子とa端子との間に電源スイッチ10と抵抗素子12との直列回路が挿入されている。
電源スイッチ10は、手動のオンオフ操作が可能な機械式スイッチである。したがって、電源装置1が組み付けられた機器のユーザーは、電源スイッチ10の手動操作によって、電源装置1に負荷6への電力を供給させたり供給を停止させたりすることができる。本実施形態では、後述する特徴的な動作である“オフ強制”を行なうため、この電源スイッチ10としていわゆるリセット機能付きスイッチが採用されている。
リセット機能とは、手動操作によって閉じたスイッチ接点を外部信号によって開放する機能である。これは、例えば機器の自動シャットダウンに利用されている。いったん開放されたスイッチ接点は、外部信号がノンアクティブになった後も、閉じる操作(オン操作)が行なわれなければ、開放されたままとなる。
オフ強制は、電源スイッチ10に強制的にオフ状態を保持させる動作である。言い換えれば、電源スイッチ10がオフ状態(開)からオン状態(閉)へ切り替わるのを阻止するのがオフ強制である。オフ強制を行なうことによって、突入電流防止用の抵抗素子12が焼損してしまうような通電状態の発生を防ぐことができる。
オフ強制を実現するための回路構成の説明に先立って、突入電流を防止するための回路構成を説明する。
抵抗素子12とリレー13とによって突入電流防止回路11が構成される。リレー13は、抵抗素子12の両端子を結ぶ迂回路を開閉するスイッチ回路として機能する。リレーコイルL13に開放電圧を超える電圧が印加されている間、抵抗素子12の両端子は短絡し、交流電力は迂回路を介して整流回路14に入力する。リレーコイルL13の印加電圧が開放電圧以下のとき、迂回路の接点が開放され、交流電力は抵抗素子12を通って整流回路14に入力する。
リレー13を作動させる電力は、DC/DCコンバーター18のトランスT8に設けられた補助巻線L3によって供給される。補助巻線L3は整流ダイオードD31を介してリレーコイルL13に並列に接続されている。また、リレーコイルL13には平滑用のコンデンサーD32が並列に接続されている。コンデンサーD32の+端子は整流ダイオードD31のカソードに接続されている。
リレー13を作動させるため、DC/DCコンバーター18の出力制御回路85に起動用の電力が供給されるよう、交流電源5のN端子が整流ダイオードD16と抵抗R17とを介して出力制御回路85に接続されている。そして、出力制御回路85に補助巻線L3から動作電力が供給されるよう、補助巻線L3を整流ダイオードD41と平滑用のコンデンサーC42との直列回路に並列接続し、整流ダイオードD41のカソードとコンデンサーC42の+端子と連結点が出力制御回路85に接続されている。
さて、オフ強制のための構成要素として、電源装置1は、整流回路14への交流電力の入力の有無を検出する交流入力検出回路20、および電源スイッチ10にリセット機能に関わる制御信号を与える電源スイッチ制御回路22を有している。
交流入力検出回路20は、整流ダイオードD11,D12、分圧用の抵抗R13,R14、およびコンデンサーC15から構成される。整流ダイオードD11のアノードはL端子に接続され、整流ダイオードD12のアノードはN端子に接続され、整流ダイオードD11および整流ダイオードD12のカソードは抵抗R13,R14の直列回路の抵抗R13側の一端に接続される。抵抗R13,R14により分圧された電圧をピークホールドするよう、コンデンサーC15は抵抗R14に並列に接続される。コンデンサーC15の両端電圧が、交流入力の有無を示す検出信号として電源スイッチ制御回路22に入力される。
電源スイッチ制御回路22は、電源スイッチ10に備わるリセットコイルL10の一端に接続されており、交流入力検出回路20からの検出信号に応じて、リセットコイルL10における励磁電流29の通電をオンオフする。交流電力の入力が有るとき、電源スイッチ制御回路22は励磁電流29の通電をオフにする。そして、交流電力の入力が無くなったときに、電源スイッチ制御回路22は励磁電流29の通電をオンにする。励磁電流29を流すため、リセットコイルL10の他端はDC/DCコンバーター18の+側出力端子に接続されている。励磁電流の通電のオンはリセットコイルL10に対するリセット信号の印加に相当する。
電源スイッチ制御回路22を動作させる電力はDC/DCコンバーター18の補助巻線L3から供給される。補助巻線L3からの電流が流れる上述の整流ダイオードD41とコンデンサーC42との直列回路と並列に、整流ダイオードD51とコンデンサーC52との直列回路が接続されている。整流ダイオードD51を通って動作電流が電源スイッチ制御回路22に流れる。
次に電源装置1の動作についてさらに詳しく説明する。
電源スイッチ10がオン状態にされて交流電力が供給されると、抵抗素子12によって突入電流が防止された状態でコンデンサーC6へ充電電流が流れ込むとともに、整流ダイオード16と抵抗R17とを介して出力制御回路85へ起動電力が供給される。起動電力が供給された出力制御回路85がトランスT8のスイッチング制御を開始し、二次巻線L2および補助巻線L3にコンデンサーC6の両端電圧を変圧した電圧が生じる。二次巻線L2に生じた電圧は整流ダイオードD21により整流され、コンデンサーC22により平滑されて負荷6に供給する直流電力となる。
補助巻線L3に生じた電力によってコンデンサーD32が充電され、リレー13におけるリレーコイルL13の両端電圧が感動電圧以上になると、リレー13によって抵抗素子12の両端子が短絡される。その後、交流電力が入力されている間、抵抗素子12を介さずに整流回路14の後段のコンデンサーC6へ電流が流れる。
電源スイッチ10は、手動のオフ操作が行なわれたとき、または図示しない自動シャットダウン制御部からの制御パルス90によってリセットコイルL10が励磁されたときにオフ状態になる。電源スイッチ10がオフ状態になれば、交流電力の入力が止まる。また、電源スイッチ10がオン状態であっても、交流電源5が停電したときも交流電力の入力が止まる。図2では、時刻t1で電源スイッチ10がオン状態からオフ状態に切り替わり、交流入力が無くなっている。
交流入力が無くなると、交流入力検出回路20のコンデンサーC15の両端電圧が0ボルトになり、それが交流入力の無いことを示す検出信号として電源スイッチ制御回路22に入力される。これを受けて、電源スイッチ制御回路22は励磁電流29が流れるように内部状態を切り替える。例えば導通制御用のトランジスタをオンさせる。励磁電流29が流れてリセットコイルL10が励磁され、電源スイッチ10をオフ状態に保つ磁力が発生する。つまり、オフ状態からオン状態へ切り替えようとする手動操作を抑止するオフ強制が始まる。オフ強制は励磁電流29が流れる期間にわたって続く。なお、交流電源5の停電が原因で交流入力が無くなったときであれば、リセットコイルL10の励磁によって電源スイッチ10はオン状態からオフ状態に切り替わった後、オフ状態に保たれる。
一方、交流入力が無くなったことによって一次平滑用のコンデンサーC6の放電が始まる。コンデンサーC6の両端電圧がDC/DCコンバーター1861の停止電圧まで降下してトランスT8のスイッチング制御が停止すると、補助巻線L3と並列の平滑用のコンデンサーC32が放電する。図2のように、リレーコイルL13の両端電圧が開放電圧Voffまで降下した時点t3でリレー13がオフ状態となる。また、トランスT8のスイッチング制御の停止によって、電源スイッチ制御回路22の動作に関わるコンデンサーC52が放電する。電源スイッチ制御回路22は、時点t3より以後に動作を停止する。さらに、二次平滑用のコンデンサーC22も放電し、時点t3より以後の時点t4でリセットコイル201への通電が停止する。これによりオフ強制が終了する。オフ強制の終了により、電源スイッチ10はオン状態への切り替えが可能な状態になる。
オフ強制が終了した後に電源スイッチ10がオン状態にされて交流入力が再開すると、上述と同様に突入電流を防止する状態で直流電力の出力を開始し、その後に抵抗素子12を短絡して抵抗素子12による損失を無くした状態で負荷6へ直流電力を供給する。
以上の第1例によれば、交流入力が無くなった後でDC/DCコンバーター18が稼動している期間内はオフ強制によって電源スイッチ10のオン操作が抑止される。したがって、リレー13がオン状態で抵抗素子12が短絡されている段階での交流入力の再開を防止し、突入電流の発生による電源スイッチ10の接点溶着や整流ダイオードの破損などを防止することができる。加えて、抵抗素子12の短絡が解除された後も、DC/DCコンバーター61の動作が停止する以前に交流入力が再開されないので、突入電流防止用の抵抗素子12を介して負荷6へ電力が供給されることがなく、抵抗素子12の焼損が起こらない。
〔回路構成の第2例〕
図3に示される第2例の電源装置1bの構成は、電圧監視部24を有することを除いて、図1の第1例の構成と基本的に同様である。電圧監視部24は、平滑回路14の出力電圧、すなわちコンデンサーC6の両端電圧の推移を示す電圧検出信号S24を電源スイッチ制御回路22bに出力する。
図4のように、第2例では、交流入力が無くなった時点t1ではなく、時点t1より以後の時点t2で電源スイッチ制御回路22bが励磁電流29を流すオフ強制を開始する。時点t2は、コンデンサーC6の両端電圧が予め設定された境界電圧Tthまで降下した時点である。電源スイッチ10のリセットコイルL10を励磁するオフ強制は、上述の第1例と同様に時点t4まで続く。
境界電圧Tthは、リレー13がオン状態であって抵抗素子12の両端が短絡されている状態において、電源スイッチ10やダイオードブリッジを含む回路部品の電流耐力以上の突入電流が流れる可能性のあるコンデンサーC6の両端電圧の最大値である。境界電圧Tthは、交流電源5の電流容量、コンデンサーC6の静電容量、および交流電源5からコンデンサーC6に至る電流路のインピーダンスにより決まる。
以上の第2例によれば、交流入力が無くなった後、コンデンサーC6の両端電庄が境界電圧Vth以下になるまでの期間はオフ強制が行なわれない。したがって、瞬間的な停電のように交流入力が無くなって直ぐに再開される場合に、電源装置1bを停止させることなく稼動させ続けることが可能である。コンデンサーC6の両端電圧が境界電圧Vth以下になるまでの期間に、回路部品の損傷を招く大電流の流れる可能性は無いので、時点t2からオフ強制を始めても回路部品が損傷を受けることはない。
〔回路構成の第3例〕
図5に示される第3例の電源装置1cの構成は、電源スイッチ制御回路22cに負荷6cから動作モード信号S6が入力されることを除いて、図1の第1例の構成と基本的に同様である。動作モード信号S6は、負荷6cの動作モードが、通常モード、待機モード、および省電力(省エネ)モードの三つのモードのいずれであるかを示す情報である。例えば、負荷6cが画像形成装置の制御基板であるとき、通常モードは印刷動作の制御を含むジョブの実行に必要な処理を行なうモードである。待機モードはジョブの投入を待ち受けるモードであり、省電力モードはプロセッサやその他の制御用の回路デバイスへの電力供給を休止するモードである。
図7のように負荷6cの消費電力は、三つのモードの間で異なる。例示では、通常モードでは300Wであり、待機モードでは50Wであり、省電力モードでは1Wである。消費電力が異なることにより、交流入力が無くなったときの一次平滑用のコンデンサーC6の放電時間が異なる。したがって、図6に示されるように、交流入力が無くなった時点t1からコンデンサーC6の両端電圧が境界電圧Vthまで降下するまでの時間、およびリレーL13の両端電圧が開放電圧Voffまで降下する時間が負荷6cの動作モードに依存する。
図5の電源装置1cにおける電源スイッチ制御回路22は、オフ制御の開始および終了の時期を予め負荷6cの動作モード別に定めた設定情報220を記憶するメモリを有している。そして、電源スイッチ制御回路22は、交流入力が無くなったとき、動作モード信号S6が示すその時点の負荷6cの動作モードに応じたタイミングでオフ強制を行なう。
図6のように、負荷6cが通常モードである場合、比較的に消費電力が大きいので、コンデンサーC6の両端電圧は急速に降下する。この場合、時点t1から設定情報220に示される待ち時間Tw1が経過した時点、すなわちコンデンサーC6の両端電圧が境界電圧Voffになったと推定される時点でオフ強制を始める。そして、さらにオフ強制時間Tx1が経過した時点、すなわちリレーL13の両端電圧が開放電圧Voffになったと推定される時点で、オフ強制を終了する。
負荷6cが待機モードである場合、通常モードと比べて、負荷6cの消費電力が小さいので、コンデンサーC6の両端電圧の降下は緩やかである。この場合、時点t1から待ち時間Tw2が経過した時点でオフ強制を始め、さらにオフ強制時間Tx2が経過した時点でオフ強制を終了する。負荷6cが省電力モードである場合、コンデンサーC6の両端電圧の降下は待機モードの場合よりも緩やかである。この場合、時点t1から待ち時間Tw3が経過した時点でオフ強制を始め、さらにオフ強制時間Tx3が経過した時点でオフ強制を終了する。
以上の第3例によれば、交流入力が無くなった後、リレー13がオンで抵抗素子12が短絡されており、かつ一次平滑用コンデンサーC6の両端電圧が境界電圧Vth以下である期間のみ、オフ強制が行われる。言い換えれば、突入電流の流れる可能性がありかつ交流入力の再開で突入電流防止用の抵抗素子12の焼損が発生する可能性のある期間以外は、オフ強制が行なわれない。つまり、オフ強制を行なう期間は必要最低限に限定される。
ErP指令のような厳しい環境規格基準に適合する省電力対応のために、通常モードと省電力モードとの消費電力の差が大きくなった負荷が接続された場合であっても、必要なオフ強制を実施することができる。通常モード時の瞬断耐力を満足するように設定された平滑回路の容量に対し、省電力モード時の負荷は軽く、交流入力が遮断されてから電源装置が停止に至るまでに相応の時間を要する。電源装置が停止する以前に交流入力が再開されないので、抵抗素子の焼損は生じない。
〔回路構成の第4例〕
図8に示される第4例の電源装置1dの構成は、電源スイッチ10のリセットコイルL10の電源がリレー13のリレーコイルL13の電源と共通であることを除いて、図1の第1例の構成と基本的に同様である。
図8において、リセットコイルL10の一端は、リレーコイルL13と並列の平滑用のコンデンサーC32の+端子に接続されている。したがって、交流入力が無くなったとき、リレーコイルL13の両端電圧およびリセットコイルL10の両端電圧は同時に同様に降下する。リレーコイルL13の両端電圧が開放電圧Voffになると、リセットコイルL10の両端電圧はリセット解除電圧になって電源スイッチ10のオン操作を抑止する励磁が止まる。すなわち、図9のように、時点t3でオフ強制が自然消滅の形で終了し、電源スイッチ10はオン操作が可能な状態になる。
以上の第4例によれば、交流入力が無くなった後、リレー13がオフ状態になって抵抗素子12によって突入電流の防止が行なわれる状態になった後に不要にオフ強制を行なうことがなくなる。
上述の第1例ないし第4例において、手動の電源スイッチ10に代えて、手動の電源スイッチと制御信号によって開閉可能なスイッチとの直列回路を設け、電源スイッチをオン状態にしても交流電力が突入電流防止回路11およびその後段に入力しないようにすることができる。
回路構成は例示に限定されず、本発明の趣旨に沿う範囲内で適宜変更してもよい。例えば、整流回路14と一次平滑用のコンデンサーC6との間に突入電流防止用の抵抗素子12を配置することができる。
1,1b,1c,1d 電源装置
10 電源スイッチ
14 整流回路
16 平滑回路
18 DC/DCコンバーター
12 抵抗素子
13 リレー(スイッチ回路)
20 交流入力検出回路
29 励磁電流(制御電力)
22 電源スイッチ制御回路
S24 電圧検出信号
24 電圧監視部
Vth 境界電圧(閾値)
S6 動作モード信号(情報)
Tw1,Tw2,Tw3 待ち時間
Tx1,Tx2,Tx3 オフ強制時間
L10 リセットコイル(コイル)

Claims (7)

  1. 交流電力を直流電力に変換して出力する電源装置であって、
    制御電力の供給によってオフ状態を保持させることが可能な電源スイッチと、
    前記電源スイッチを介して入力される前記交流電力を整流する整流回路と、
    前記整流回路の出力を平滑する平滑回路と、
    前記平滑回路の出力を変圧して前記直流電力を生成するコンバーターと、
    前記整流回路に流れ込む電流を制限するための抵抗素子と、
    前記コンバーターによって得られる電力が供給される期間のみにおいて前記抵抗素子の両端子を短絡するスイッチ回路と、
    前記整流回路への前記交流電力の入力の有無を検出する検出回路と、
    前記交流電力の入力が無くなったときに前記電源スイッチに前記制御電力を供給し、前記電源スイッチのオフ状態からオン状態への切り替わりを抑止する電源スイッチ制御回路と、を備える
    ことを特徴とする電源装置。
  2. 前記電源スイッチ制御回路は、前記コンバーターから供給される電力によって動作し、前記交流電力の入力が無い状態において、当該電源スイッチ制御回路への電力供給が途絶えるまで前記電源スイッチに前記制御電力を供給し続ける
    請求項1記載の電源装置。
  3. 前記平滑回路の出力電圧の推移を示す電圧検出信号を出力する電圧監視部をさらに備え、
    前記電源スイッチ制御回路は、前記交流電力の入力が無くかつ前記出力電圧が閾値以下であるときのみ、前記電源スイッチに前記制御電力を供給する
    請求項1記載の電源装置。
  4. 前記電源スイッチ制御回路は、当該電源装置に接続されている負荷が消費電力の異なる複数の負荷のいずれであるかを示す情報を取得し、前記交流電力の入力が途絶えた時点から前記情報が示す負荷に応じた待ち時間が経過した時点で前記電源スイッチに前記制御電力を供給する
    請求項1記載の電源装置。
  5. 前記電源スイッチ制御回路は、前記電源スイッチに前記制御電力を供給した後、前記情報が示す前記負荷に応じたオフ強制時間が経過するまで、前記制御電力を前記電源スイッチに供給し続ける
    請求項4記載の電源装置。
  6. 前記電源スイッチは、前記制御電力によって励磁されたときにスイッチ接点を開放するコイルを有する
    請求項1ないし5のいずれかに記載の電源装置。
  7. 前記制御電力を供給するための電源と、前記スイッチ回路へ電力を供給するための電源とが共通である
    請求項6記載の電源装置。
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