JP7468188B2 - 電源装置及び画像形成装置 - Google Patents

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本願は、電源装置及び画像形成装置に関する。
従来、電源装置の定格入力電圧よりも低い電圧入力状態において 電源装置の起動及び停止を安定して行うために電源装置に入力される交流電圧を検出して監視する技術が知られている。
また、電源装置の起動及び停止を安定して行うために、オペアンプや複数のカレントミラー回路等を搭載したバイアス回路により、入力される交流電圧を検出し、起動及び停止にヒステリシス特性を持たせる構成が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、特許文献1の構成では、消費電力を増大させる場合がある。
本発明は、消費電力を増大させることなく、低電圧入力状態で電源装置を安定して起動及び停止させることを課題とする。
本発明の一態様に係る電源装置は、商用電源から入力される交流電圧を第1直流電圧に変換する電源装置であって、前記交流電圧の力率を改善する力率改善手段と、前記力率改善手段が出力する第2直流電圧を前記第1直流電圧に変換する変換手段と、前記交流電圧を検出する電圧検出手段と、前記電圧検出手段の検出値に基づき、前記電源装置の起動又は停止を制御する制御手段と、前記電圧検出手段による検出値を補正する電圧補正コンデンサと、を有し、前記電圧補正コンデンサとダイオードとは、前記力率改善手段の高電位側に直列に接続され、前記電圧補正コンデンサと前記ダイオードの間と、前記電圧検出手段及び前記制御手段のグランドが抵抗で接続され、前記ダイオードのカソードは、前記電圧検出手段に接続されている
本発明によれば、消費電力を増大させることなく、低電圧入力状態で電源装置を起動及び停止させることができる。
第1実施形態に係る電源装置1の回路構成例の図である。 整流ブリッジダイオードとPFC回路間での電位の波形例の図である。 省エネモードから非省エネモードへの遷移の電位波形の一例の図である。 省エネモードから非省エネモードへの遷移の電位波形の他の例の図である。 第1比較例に係る電源装置における停止と起動の繰り返し挙動を示す図であり、(a)は5V負荷への電圧供給の図、(b)は24V負荷への電圧供給の図、(c)は低電圧入力状態の図、(d)はDC/DCコンバータ入力電圧の図である。 第2比較例に係る電源装置の構成の図である。 トランジスタのオン及び/又はオフの特性例の図である。 100Vac入力状態で省エネモードでの電位波形を示す図である。 100Vac入力状態で非省エネモードでの電位波形を示す図である。 100Vac入力状態で省エネモードでの電位波形を示す図である。 100Vac入力状態で非省エネモードでの電位波形を示す図である。 68Vac入力状態で省エネモードでの電位波形を示す図である。 68Vac入力状態で非省エネモードでの電位の波形を示す図である。 第2実施形態に係る電源装置の回路構成例の図である。 第3実施形態に係る画像形成装置の構成の一例を説明する図である。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態について説明する。なお、各図面において、同一の構成部には同一符号を付し、重複した説明を適宜省略する。また以下に示す実施形態は、本発明の技術思想を具体化するための電源装置を例示するものであって、本発明を以下に示す実施形態に限定するものではない。以下に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は、特定的な記載がない限り、本発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、例示することを意図したものである。また図面が示す部材の大きさや位置関係等は、説明を明確にするため、誇張している場合がある。
実施形態では、商用電源から電源装置に入力される交流電圧を検出する電圧検出手段と、電圧検出手段の検出値に基づき、電源装置の起動又は停止を制御する制御手段とを有し、電圧検出手段による検出値を電圧補正コンデンサにより補正する。
これにより低電圧入力状態で電源装置を省エネモードから非省エネモードに遷移させる際に、制御手段に接続されたトランジスタがオフになることを防ぎ、電源装置が停止と起動を繰り返すような不安定な挙動を示すことなく、電源装置を安定して起動及び停止させる。
[第1実施形態]
まず、第1実施形態に係る電源装置1について説明する。
<電源装置1の構成例>
図1は、電源装置1の回路構成の一例を説明する図である。図1に示すように、電源装置1は、電圧検出部11と、PFC回路12と、大型アルミ電解コンデンサ13と、DC/DC(Direct Current/Direct Current)コンバータ14と、DC/DCコンバータ16と、コンデンサC10とを有する。
電源装置1は、例えば400W程度以上の容量を有する電源装置である。電源装置1は、商用電源2から整流ブリッジダイオードDB1を介して入力される交流電圧を、PFC(Power Factor Correction;力率改善回路)12により直流の高電圧に変換する。そして、変換後の高電圧をDC/DCコンバータ14、又はDC/DCコンバータ16により、所定の電圧値の出力直流電圧(第1直流電圧の一例)にさらに変換して抵抗負荷に供給する。なお、DC/DCコンバータ16における接点Aは、DC/DCコンバータ14のPFC回路12側にある接点Aに接続され、DC/DCコンバータ16における接点Bは、DC/DCコンバータ14のPFC回路12側にある接点Bに接続される。
例えば、PFC回路12は、交流電圧が100V系統であれば200~400Vdcに変換し、交流電圧が200V系統であれば400Vdc程度に変換する。DC/DCコンバータ14はこれを5Vdcに変換し、DC/DCコンバータ16は24Vdc等に変換できる。
また、動作モードとして、PFC回路12及びDC/DCコンバータ16を停止しDC/DCコンバータ14のみ動作させて消費電力を抑制する省エネモードと、DC/DCコンバータ14、DC/DCコンバータ16、及びPFC回路12が動作する非省エネモードの少なくとも2つの動作モードを有する。
上記の電圧検出部11は、商用電源2から入力される交流電圧を検出する電圧検出手段の一例である。電圧検出部11は、整流ブリッジダイオードDB1の前段で、入力される交流電圧を常時検出し、DC/DCコンバータ14が備える制御部141に検出値を出力する。また電圧検出部11は、PFC回路12に入力される交流電圧を、PFC回路12の高電位側で検出できる。また電圧検出部11は、ACL、又はACNの少なくとも一方を検出できる。なお、ACLとは商用電源2の入力端子の種類がライブ型のものをいい、ACNとは商用電源2の入力端子の種類がニュートラル型のものをいう。
PFC回路12は、力率を改善させる力率改善手段の一例である。PFC回路12は、商用電源2から入力される交流電圧を所定電圧値の直流電圧(第2直流電圧の一例)に昇圧変換し、変換後の直流電圧をDC/DCコンバータ14,16に出力する。スイッチング電源装置のようなコンデンサインプット方式の整流回路では、大型アルミ電解コンデンサ等の平滑化手段の充電期間しか入力電流が流れない。その際の入力電流は、実効値に対して数倍のピーク値を持ったパルス状の電流となり、正弦波から大きく歪む(力率は0.5程度)ことで、高調波電流が発生する場合がある。力率改善回路を使用すると、入力電流を正弦波に近付けることができるため(0.99程度の力率)、電源装置における高調波電流対策等において好適となる。
大型アルミ電解コンデンサ13は、充電機能やノイズを吸収する機能等を有する平滑コンデンサの一例である。大型アルミ電解コンデンサ13は、例えばアルミニウム箔の表面に酸化アルミニウム(Al)を生成させて、この酸化物を誘電体として用いたものである。一般のコンデンサと比較して充電量が多く、また小型のものから大型のものまで作製できる等の利点がある。大型アルミ電解コンデンサ13をDC/DCコンバータ14,16の前段に設けることで、ノイズ低減効果等が得られる。
DC/DCコンバータ14及びDC/DCコンバータ16は、それぞれPFC回路12による変換電圧を出力直流電圧に変換する変換手段の一例である。DC/DCコンバータ14はフライバック方式(非共振型)で構成され、DC/DCコンバータ16は電流共振型、又は非電流共振型で構成されている。またDC/DCコンバータ14は、制御部141を有する。
制御部141は、電圧検出部11の検出値に基づき、電源装置1の起動又は停止を制御する制御手段の一例である。制御部141の機能は電気回路で実現される他、これらの機能の一部をソフトウェア(CPU;Central Processing Unit)によって実現することもできる。また複数の回路又は複数のソフトウェアによってこれらの機能が実現されてもよい。
また図1に示した電位VL,VNは、商用電源2と整流ブリッジダイオードDB1との間での電位を示す。また電位Vaは整流ブリッジダイオードDB1後の電位を示し、電位VbはトランジスタQ1のゲート・ソース間電位を示す。
コンデンサC10は、整流ブリッジダイオードDB1とPFC回路12の間に設けられ、電圧検出部11による検出値を補正する電圧補正コンデンサの一例である。コンデンサC10は、PFC回路12の入力部高電位側に接続されている。コンデンサC10と補正抵抗R10は、1次側仮想GND142に直列接続し、コンデンサC10と補正抵抗R10の接続点がダイオードD10を介して抵抗R1,R2の接続点に繋がるように構成されている。補正抵抗R10はコンデンサC10とダイオードD10の接続点と、電圧検出部11及び制御部141のグランド間に接続されている。
<電源装置1の動作例>
次に、電源装置1の動作について説明する。
図2は、整流ブリッジダイオードDB1とPFC回路12の間における電位Vaの波形の一例を示す図である。破線のグラフ21は、電源装置1の動作モードが省エネモードである場合の電位Vaの波形を示し、実線のグラフ22は、電源装置1の動作モードが非省エネモードである場合の電位Vaの波形を示している。
グラフ21に示されるように、省エネモードでは、電位Vaの波形は、入力される交流電圧が全波整流され、大型アルミ電解コンデンサ13で平滑された直流電圧波形となる。一方、グラフ22に示されるように、非省エネモードでは、電位Vaの波形は、入力される交流電圧が全波整流された交流電圧波形となる。
省エネモードから非省エネモードに遷移する際に、整流ブリッジダイオードDB1の後段で、全波整流された交流電圧波形でコンデンサC10を流れる電流により補正抵抗R10両端に発生する電圧を、ダイオードD10で入力電圧を監視している抵抗R1,R2の電位Vbに重畳する。これにより、省エネモードから非省エネモードに遷移する際に、トランジスタQ1がオフになることを回避できる。
図3は、低電圧68Vac入力状態で省エネモードから非省エネモードに遷移する際の電位波形の一例を示す図である。図3は、オシロスコープ等の計測器により観測した波形を示している(以下の波形を示す図においても同様)。
図3において、波形31は電位VLの波形を示し、波形32は電位VNの波形を示し、波形33は電位Vbの波形を示し、波形34は入力電流を示している。
図3における電位Vbは約2.0Vであり、省エネモードの際の電位Vbの1.5Vに対して上昇しており、電源装置1としての起動特性が改善されていることが分かる。電圧補正手段としてコンデンサC10を用いることで、省エネモードでは、電位Vaが直流電圧波形になっている際には電力の損失はない。また電圧補正手段としてオペアンプ等の電力消費素子を用いると、電力消費素子自体が電力を消費し、また電力消費素子への電力供給を遮断するためのスイッチの制御にも電力を消費する。電圧補正手段としてコンデンサC10を用いると、このような電力の消費もなくすことができる。
一方、動作モードが非省エネモードでは、DC/DCコンバータ16の起動による急激な負荷増大により、PFC回路12は安定動作状態になるまで不安定にスイッチ停止を繰り返すため、PFC回路12入力段の交流電圧制御分が増える。このため、動作モードが省エネモードから非省エネモードに遷移する期間における交流電圧成分は多くなり、抵抗R2と並列に設けられたツェナーダイオードZD1でクランプされるほど、電位Vbが約15Vまで上昇する。この間に急激な負荷増大による入力電圧の低下があっても確実に安定動作へ移行できる。ここで、図4は、動作モードが省エネモードから非省エネモードへの遷移期間における電位Vbを示している。
<比較例>
次に、電源装置1の作用効果の説明に先立ち、図5~図13を参照して、比較例に係る電源装置について説明する。
(第1比較例)
電源装置が起動可能な程度の低電圧入力状態で、電源装置が省エネモードから非省エネモードに遷移する場合に、電源装置が不安定に停止と起動を繰り返す場合がある。図5は、このような第1比較例に係る電源装置における停止と起動の繰り返し挙動を説明する図である。(a)は5Vの負荷への電圧供給を示す図、(b)は24Vの負荷への電圧供給を示す図、(c)は電源装置の低電圧入力状態を示す図、(d)はDC/DCコンバータの入力電圧を示す図である。
図5に示すように、電源装置が低電圧入力状態の場合(図5(c))に、省エネモードから非省エネモードに遷移すると、電源装置が停止と起動を繰り返す(図5(a)、(b))場合がある。このような現象を防止するためには、ヒステリシス特性を持った電圧検出部を用い、検出値に基づき電源装置をオン及び/又はオフする構成を設けることが好ましい。しかし、この構成では、省エネ状態で前述のヒステリシス特性を持った電圧検出部を動作させておく方が好ましいため、常時損失を発生させて省エネ電力に影響を与える。
(第2比較例)
次に、第2比較例に係る電源装置1Xについて説明する。ここで、電圧検出手段が大型アルミ電解コンデンサの後段に配置されると、電源装置が省エネモードで動作している際に、交流電圧が急激に変化すると追従が遅れる場合がある。そのため、PFC回路を有する電源装置では、整流ブリッジダイオードの前段で交流電圧を検出する場合が多い。
図6は、第2比較例に係る電源装置1Xの構成を説明する図である。なお、実施形態に係る電源装置1と同様の機能を有する構成部には、便宜上、同じ部品番号を付している。
図6に示すように、電源装置1Xは、図1に示した電源装置1と同様に整流ブリッジダイオードDB1の前段で交流電圧を検出する構成である。但し、電源装置1と比較して、整流ブリッジダイオードDB1とPFC回路12の間にコンデンサC10を設けていない。
電源装置1Xは、オペアンプ等を用いずに単純化した回路であるため、省エネモードの際の消費電力は抑制される。しかしヒステリシス特性を持たないため、特に省エネモードから非省エネモードに遷移する期間に、以下の(1)及び(2)の要因で挙動が不安定となる場合がある。
(1)電圧検出部11は、電位VN又はVLを抵抗R1,R2で分圧し、コンデンサC1で平滑化した電圧をトランジスタQ1のゲート・ソース間に印加して、トランジスタQ1をオン及び/又はオフさせる。ここで、図7は、トランジスタQ1のオン及び/又はオフの特性の一例を示す図である。トランジスタQ1はヒステリシス性がなく温度依存するもので、図7に示すように、VGSオンスレッシュ近傍領域51では、コンマ数Vのゲート・ソース間電位変動があれば容易にオン及び/又はオフの相互への遷移が発生する。
(2)電圧検出部11は、電位VN及びVLのそれぞれと1次仮想GND142間の電位差Vkを抵抗R1,R2により監視している(図6参照)。
ここで、図8は、電圧100Vac入力状態で省エネモードでの電位VN及びVLの波形を示す図である。波形81は電位VLと1次仮想GND142間の電位差波形を示し、波形82は電位VNと1次仮想GND142間の電位差波形を示し、波形83は波形81と波形82の差分(電位VLと電位VNの間における電圧100Vの正弦波)を示し、波形84は入力電流を示している。
省エネモードでは、PFC回路12(図6参照)が停止してコンデンサインプット方式として動作しており、狭い導通角で入力電流が流れる。この期間のみ整流ブリッジダイオードDB1は導通し、1次側仮想GND142と電位VN及びVLのそれぞれと間の電位差は、整流ブリッジダイオードDB1を構成するダイオード1個分程度の電圧低下となる。入力電流が流れない期間は、整流ブリッジダイオードDB1後の1次側回路は、電位VLの地点、電位VNの地点及びGNDに対し、電気的に接続されていないため、電位的には不安定な状態になる。図8における電流の波形84が0Aの区間(平らな波形の区間)が該当する。
図9は、電圧100Vac入力状態で非省エネモードでの電位VN及びVLの波形を示す図である。波形91は電位VLと1次仮想GND142間の電位差波形を示し、波形92は電位VNと1次仮想GND142間の電位差波形を示し、波形93は波形81と波形82の差分(電位VLと電位VNの間における電圧100Vの正弦波)を示し、波形94は入力電流を示している。省エネモードから非省エネモードへの遷移時にはPFC回路12は動作するため、図9に示すように、入力電流は全角導通に近い幅で広がる。
図10は、電圧100Vac入力状態で省エネモードでの電位Vbの波形を示す図である。波形101は電位VLと1次仮想GND142間の電位差波形を示し、波形102は電位VNと1次仮想GND142間の電位差波形を示し、波形103は電位Vbの波形を示し、波形104は入力電流を示している。1次側仮想GND142からみた電位VN及びVLの電位差Vkは約79Vであり、電位差Vkを抵抗R1と抵抗R2で分圧した電位Vb(すなわち、トランジスタQ1のゲート・ソース間電位)の電位差は約2.3Vとなっている。
図11は、電圧100Vac入力状態で非省エネモードでの電位Vbの波形を示す図である。波形111は電位VLと1次仮想GND142間の電位差波形を示し、波形112は電位VNと1次仮想GND142間の電位差波形を示し、波形113は電位Vbの波形を示し、波形114は入力電流を示している。1次側仮想GND142は電位VN及びVLと等しくなる期間が増え、電位差Vkの実効値及び平均値はともに省エネモード時よりも低下して約70Vとなる。電位差Vkを分圧した電位Vbも約1.7Vと低下する。
電圧100Vac入力状態では、省エネモードから非省エネモードに遷移する際に電位Vbが低下しても動作し続けるが、電圧検出部11(図6参照)は電源装置1Xの定格入力電圧よりも低い値(例えば68Vac付近)で電源装置1Xが動作するように予め設定される。この設定電圧付近では電源装置1Xの動作に影響がでる。
図12は、低電圧68Vac入力状態で省エネモードでの電位Vbの波形を示す図である。波形121は電位VLと1次仮想GND142間の電位差波形を示し、波形122は電位VNと1次仮想GND142間の電位差波形を示し、波形123は電位Vbの波形を示し、波形124は入力電流を示している。
また図13は、低電圧68Vac入力状態で非省エネモードでの電位Vbの波形を示す図である。波形131は電位VLと1次仮想GND142間の電位差波形を示し、波形132は電位VNと1次仮想GND142間の電位差波形を示し、波形133は電位Vbの波形を示し、波形134は入力電流を示している。
図12に示すように、省エネモード時には電位Vbは約1.5Vになり、図13に示すように、非省エネモード時には電位Vbは約1.1Vになる。このように電位が下がることで、図6に示したトランジスタQ1のオン及び/又はオフの特性により、トランジスタQ1はオフになる場合がある。トランジスタQ1がオフになると、DC/DCコンバータ14及びPFC回路12が停止して、整流ブリッジダイオードDB1に電流が流れなくなるため、電位差Vkは上昇する。そうすると、トランジスタQ1は再度オンになり、DC/DCコンバータ14及びPFC回路12は再度起動して、整流ブリッジダイオードDB1に電流が流れ、電位差Vkは低下してトランジスタQ1はオフになる。これが繰り返され、電源装置1Xが起動と停止の動作を繰り返す場合がある。
<電源装置1の作用効果>
次に電源装置1の作用効果について説明する。本実施形態では、商用電源から電源装置に入力される交流電圧を検出する電圧検出手段と、電圧検出手段の検出値に基づき、電源装置の起動又は停止を制御する制御手段とを有し、電圧検出手段による検出値を電圧補正コンデンサ(コンデンサC10)により補正する。
これにより、低電圧入力状態で電源装置を省エネモードから非省エネモードに遷移させる際にトランジスタQ1がオフになることを防げるため、電源装置が停止と起動を繰り返すような不安定な挙動を示すことなく、電源装置を安定して起動及び停止させることができる。例えば、消費電力を増大させることなく、低電圧入力状態で電源装置を起動及び停止させることができる。また、オペアンプ等の電力を消費する素子を使用しないため、消費電力の増大も防ぐことができる。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態に係る電源装置1aについて説明する。本実施形態では、変換手段に流れる電流を検出する電流検出手段と、電流検出手段の検出値を電流補正コンデンサにより補正することで、変換手段に流れる電流を安定して検出し、電源装置を過電流等から保護する。
図14は、電源装置1aの回路構成の一例を説明する図である。図14に示すように、電源装置1aは、電流検出部15と、コンデンサC10aとを有する。
電流検出部15は、DC/DCコンバータ14に流れる電流を検出する電流検出手段の一例である。
コンデンサC10aは、整流ブリッジダイオードDB1とPFC回路12の間に設けられ、電流検出部15による検出値を補正する電流補正コンデンサの一例である。コンデンサC10aは、PFC回路12の入力高電位側に接続されている。コンデンサC10aと、補正抵抗R10aは、1次側仮想GND142に直列接続するように構成されている。補正抵抗R10aは、コンデンサC10aとダイオードD10aの間に設けられている。またダイオードD10aのカソードCthは、電流検出部15に接続されている。
電源装置1aは、省エネモードから非省エネモードに遷移する際に、コンデンサC10aにより制御部141の過電流保護検知端子に電圧重畳を行うことにより、電流検出部15による検出値を補正することができる。これにより、非省エネモード時の過電流保護動作値を省エネモード時と同程度の動作値にすることができ DC/DCコンバータ14を動作モードによらない電流検出範囲での過電流保護ができる。
なお、図14では、第1実施形態で示した電圧検出部を有さない構成を示したが、電源装置1aが電源装置1aを有する構成にすることもできる。
[第3実施形態]
次に、第3実施形態に係る画像形成装置100について説明する。
図15は、画像形成装置100の構成の一例を説明する図である。
画像形成装置100は、コピー機能、FAX機能、プリント機能、スキャナ機能、また、入力画像(スキャナ機能による読み取り原稿や、プリンタ機能あるいはFAX機能により入力された画像)を保存や配信する機能等を複合して有するいわゆるMFP(Multi Functional Periphearl/Printer)と称される複合機である。
また、画像形成装置100は、PC(Personal Computer)等の外部装置とも通信可能であり、外部装置から受信した指示に応じた動作を行うこともできる。なお、実施形態において、画像形成装置100で処理される「画像」には画像データだけでなく、画像データが含まれていないデータ、つまりテキスト情報のみのデータも含むものとする。
画像形成装置100は、帯電された感光体表面が選択的に露光されることにより書き込まれた静電潜像に、トナーを付着させ、付着させたトナーを用紙等の記録媒体に転写する、いわゆる電子写真方式の画像形成装置である。
画像形成装置100は、図15に示すように、操作パネル10と、起動スイッチ20と、コントローラ30と、読取部40と、エンジン制御部5と、プリンタユニット6と、給紙カセット7A,7Bと、搬送ユニット8と、電源装置1とを有する。
操作部である操作パネル10は、利用者の操作に応じた各種の入力を受け付けるとともに、各種の情報(例えば受け付けた操作を示す情報、画像形成装置100の動作状況を示す情報、画像形成装置100の設定状態を示す情報など)を表示する。操作パネル10は、一例としてタッチパネル機能を搭載した液晶表示装置(LCD:Liquid Cristal Display)で構成されるが、これに限られるものではない。例えばタッチパネル機能が搭載された有機EL(Electro-Luminescence)表示装置で構成されてもよい。さらに、これに加えて又はこれに代えて、ハードウェアキー等の操作部やランプ等の表示部を設けることもできる。
起動スイッチ20は、画像形成装置100の電源がオフの状態でユーザによって押圧されると、画像形成装置100を起動する。また画像形成装置100が起動した状態、つまり電源がオンの状態でユーザによって押下されると、画像形成装置をオフ状態とする。このように起動スイッチ20は、ユーザが押圧することによって画像形成装置100をオン/オフしてもよいがこれに限られず、外部装置から受信した指示に基づき画像形成装置100をオン/オフしてもよい。
コントローラ30は、画像形成装置100を統括的に制御する。一例として操作パネル10が受け付けた操作や情報に応じた動作を、画像形成装置100に実行させる。その他の例として、PC等の外部機器から画像形成装置100が受け付けた指示等を画像形成装置100に実行させる。さらにその他の例として、特定の条件を検知した場合、例えば起動スイッチ20の押下を検知した場合、さらにその他の例として、画像形成装置100に発生した異常を検知した場合等に、あらかじめ決められた動作を画像形成装置100に実行させる。
コントローラ30の具体例としては、画像形成装置100を統括的に制御する回路を搭載したコントローラボードである。この回路には、一例としてCPU(Central Processing Unit)やROM(Read Only Memory)、RAM(Randam Access Memory)が搭載されており、CPUが、RAMを作業領域として、ROMやHDD(Hard Disk Drive)に記憶されたプログラムを実行することによって、画像形成装置100を制御する。
読取部40は、ADF(Auto Document Feeder)41とスキャナ部42とを有する。ADF41は、ADF41上に置かれた原稿を順次し搬送し光学的に読み取り画像データを生成する。スキャナ部42は、透明な原稿台の上に原稿を固定し、固定された原稿を光学的に読み取り画像データを生成する。
エンジン制御部5は、読取部40により生成された画像データに基づき、プリンタユニット6や搬送ユニット8を制御する制御信号を生成する。エンジン制御部5の具体例としては、画像データに基づき制御信号を生成するための回路基板である。
画像形成部であるプリンタユニット6は、感光体としての感光体ドラム61と、感光体ドラム61の外表面を帯電させる帯電部材62と、読取部40により読み取られた画像データに基づいて、帯電された感光体ドラム61上を露光して、感光体上に静電潜像を書き込む書込みユニット63と、書き込まれた潜像をトナーで現像する現像部材64と、トナー画像を形成する記録媒体を搬送する搬送ベルト65と、記録媒体上のトナーを記録媒体に定着させる定着部66とを有し、記録媒体上にトナー画像を形成する。
給紙カセット7A、7Bは画像形成前の記録媒体を収納する。図15においては一例として二つの給紙カセットを有し、それぞれにサイズの異なる記録媒体を収納しているが、一つであっても良いし、三つ以上であってもよい。
給紙搬送部としての搬送ユニット8は、各種ローラを有し、給紙カセット7A、給紙カセット7Bに収納された記録媒体をプリンタユニット6に搬送する。なお、図15における矢印Cは、記録媒体の搬送方向を示している。
電源装置1は、入力電圧を所望の出力電圧に変換し、画像形成装置100の各構成部に電力を供給する電源装置である。
ここで、コピーモードを例として画像形成装置100での画像形成の流れを説明する。まずユーザが、操作パネル10で機能切替キー等をユーザが操作することにより、画像形成装置100のコピー機能、プリンタ機能、及びファクシミリ機能を順次に切り替えて選択し、各機能を動作させることが可能となる。コピー機能の選択時にはコピーモードとなり、プリンタ機能の選択時にはプリンタモードとなり、ファクシミリ機能選択時にはファクシミリモードとなる。
コピーモードでは、読取部40により、コピーする各原稿の画像情報が読み取られ、画像データが生成される。
感光体ドラム61の外周面は、暗中にて帯電部材62により一様に帯電された後、書込みユニット63からの照射光(図15中に点線矢印Aで示す。)により露光され、その結果、感光体ドラム61の外周面上に静電潜像が形成される。なお、矢印Bは感光体ドラム61の回転方向を示している。
現像部材64は、この静電潜像をトナーにより可視像化する。これにより、感光体ドラム61上にトナー画像が形成される。感光体ドラム61上に形成されたトナー画像は、搬送ベルト65上の記録媒体に転写される。そして定着部66が記録媒体上のトナー画像のトナーを一例としてヒータで加熱溶融して、記録媒体にトナー画像を定着し、記録媒体を画像形成装置100から排出する。
なお、プリンタユニット6がモノクロの電子写真方式によって画像を形成する場合を説明したが、カラーの電子写真方式やインクジェット方式などであってもよく、画像形成方式はこれらに限られない。
また、上述の操作パネル10は、コントローラ30によって制御されてもよいし、コントローラ30とは別に操作パネル10を制御するための制御回路を7有し、制御されてもよい。その場合、コントローラ30の制御回路と操作パネル10の制御回路は、相互に通信可能に接続され、コントローラ30は操作パネル10を含む画像形成装置100全体を制御する。
なお、コントローラ30と、エンジン制御部5と、プリンタユニット6と、給紙カセット7A、7B、搬送ユニット8は画像形成装置100の外装内に設けられているが図15においては内部を透視して示している。
このようにして、実施形態に係る電源装置を有する画像形成装置100を構成できる。
以上、実施形態を説明したが、本発明は、具体的に開示された上記の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。
1 電源装置
2 商用電源
11 電圧検出部(電圧検出手段の一例)
12 PFC回路(力率改善手段の一例)
13 大型アルミ電解コンデンサ
14 DC/DCコンバータ(変換手段の一例)
16 DC/DCコンバータ(変換手段の一例)
141 制御部(制御手段の一例)
142 1次側仮想GND
15 電流検出部(電流検出手段の一例)
100 画像形成装置
DB1 整流ブリッジダイオード
C10 コンデンサ(電圧補正コンデンサの一例)
C10a コンデンサ(電流補正コンデンサの一例)
Q1 トランジスタ
R1,R2 抵抗
R10 補正抵抗
D10 ダイオード
Va、Vb、VN、VL 電位
特公平06-067192号公報

Claims (5)

  1. 商用電源から入力される交流電圧を第1直流電圧に変換する電源装置であって、
    前記交流電圧の力率を改善する力率改善手段と、
    前記力率改善手段が出力する第2直流電圧を前記第1直流電圧に変換する変換手段と、 前記交流電圧を検出する電圧検出手段と、
    前記電圧検出手段の検出値に基づき、前記電源装置の起動又は停止を制御する制御手段と、
    前記電圧検出手段による検出値を補正する電圧補正コンデンサと、を有し、
    前記電圧補正コンデンサとダイオードとは、前記力率改善手段の高電位側に直列に接続され、
    前記電圧補正コンデンサと前記ダイオードの間と、前記電圧検出手段及び前記制御手段のグランドが抵抗で接続され、
    前記ダイオードのカソードは、前記電圧検出手段に接続されている
    電源装置。
  2. 前記電圧検出手段は、前記力率改善手段に入力される前記交流電圧を、前記力率改善手段の高電位側で検出し、
    前記電圧補正コンデンサは、前記力率改善手段の高電位側に接続されている
    請求項1に記載の電源装置。
  3. 前記電圧検出手段は、ACL、又はACNの少なくとも一方を検出する
    請求項1又は2に記載の電源装置。
  4. 前記変換手段に流れる電流を検出する電流検出手段と、
    前記電流検出手段の検出値を補正する電流補正コンデンサと、を有する
    請求項1乃至の何れか1項に記載の電源装置。
  5. 請求項1乃至の何れか1項に記載の電源装置を有する
    画像形成装置。
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