JP2014088460A - 可溶性ポリイミド組成物およびその製造方法、それを用いたポジ型感光性樹脂組成物ならびにそれを用いた電子部品 - Google Patents

可溶性ポリイミド組成物およびその製造方法、それを用いたポジ型感光性樹脂組成物ならびにそれを用いた電子部品 Download PDF

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Abstract

【課題】ナトリウム、カルシウム、カリウムおよび鉄の濃度がいずれも低い可溶性ポリイミド組成物を提供すること。
【解決手段】下記一般式(1)で示される構造単位を主成分とし、ナトリウム、カルシウム、カリウムおよび鉄の濃度がいずれも3ppm以下であることを特徴とする可溶性ポリイミド組成物。
【化1】
Figure 2014088460

(式中、Rは炭素数2以上の4価〜8価の有機基を示す。Rは炭素数2以上の2価〜6価の有機基を示す。pおよびqはそれぞれ0〜4の整数を示し、p+q≧1である。)
【選択図】なし

Description

本発明は、可溶性ポリイミド組成物に関する。さらには半導体素子の表面保護膜、層間絶縁膜、有機電界発光素子の絶縁層などに適した、紫外線で露光した部分がアルカリ現像液に溶解する可溶性ポリイミドを含有するポジ型感光性樹脂組成物に関する。
従来、電子機器の半導体素子の表面保護膜や層間絶縁膜等には、耐熱性や機械特性等に優れたポリイミド樹脂、ポリベンゾオキサゾール樹脂が広く使用されてきた。これらの樹脂を使用する場合、有機溶剤への溶解性が不十分であるため樹脂の前駆体で塗膜後、350℃前後の熱で脱水閉環させて、耐熱性、機械特性に優れた薄膜を得ることが一般的であった。
しかし近年、デバイスへの熱負荷の低減や低反り化などの要求により、低温での焼成で硬化が必要となってきた。このため親水性の有機溶剤に溶解するポリイミド樹脂を用い、塗膜後加熱し、脱溶剤および架橋反応をさせることにより耐熱性、機械特性に優れた薄膜を得ることが行われている。(特許文献1)
有機溶剤に溶解するポリイミド樹脂の製造方法としては、酸無水物とジアミンを溶剤に混合した後、50℃以上90℃以下の温度で加熱攪拌した後、得られた重合溶液をピリジンと有機酸を添加してイミド化させる化学イミド化法、高温に加熱してイミド化する熱イミド化法がある。前者においては、重合液にピリジン等の塩基と無水酢酸などの有機酸無水物を添加するのが一般的である。(特許文献2)しかしながら、ポリアミック酸の側鎖のヒドロキシ基が反応系内に存在する多量の無水酢酸と反応してアセトキシ基に変化してしまうという問題があった。(特許文献3)。このため、アルカリ現像液に溶解する可溶性ポリイミドは熱イミド化で作製するのが一般的であった。
一方、半導体素子の高密度化により配線密度が向上したため、ポジ型感光性樹脂組成物に対し金属分をこれまで以上に低減することが求められている。特にポリイミド樹脂の原料からの金属分の持ち込みが多く、金属分が低い原料を用いるしかなかったが、ロットバラツキ等があり管理に限界があった。
樹脂中の金属分を低減させる方法として、親油性溶剤に溶解するノボラック樹脂に対しては、適当な親油性溶剤に溶解させて、酸を含む水と分液させることで金属分を水層に移動させる方法や(特許文献4)、樹脂を新油性溶剤に溶解させ水と分離する方法(特許文献5)などがあったが、親油性の溶剤への溶解性が悪いポリイミド系樹脂では困難であった。
特開2006−313237号公報 特開2002−116541号公報 WO2009/078365号公報 特開2008−201954号公報 特開2002−182402号公報
本発明は、上記問題点を鑑み、ナトリウム、カルシウム、カリウムおよび鉄の濃度がいずれも低い可溶性ポリイミド組成物を提供することである。さらには上記可溶性ポリイミド組成物を用いたポジ型感光性樹脂組成物に関するものである。
下記一般式(1)で示される構造単位を主成分とし、ナトリウム、カルシウム、カリウムおよび鉄の濃度がいずれも3ppm以下であることを特徴とする可溶性ポリイミド組成物。
Figure 2014088460
(式中、Rは炭素数2以上の4価〜8価の有機基を示す。Rは炭素数2以上の2価〜6価の有機基を示す。pおよびqはそれぞれ0〜4の整数を示し、p+q≧1である。)
本発明は、上記問題点を鑑み、ナトリウム、カルシウム、カリウムおよび鉄の濃度がいずれも低い可溶性ポリイミド組成物を提供することである。さらには上記可溶性ポリイミド組成物を用いたポジ型感光性樹脂組成物に関するものである。このポジ型感光性樹脂組成物を用いると、微細配線における絶縁耐性が向上する。
本発明の可溶性ポリイミド組成物とは、可溶性ポリイミドならびにナトリウム、カルシウム、カリウムおよび鉄からなる組成物のことである。これは可溶性ポリイミドを製造する際には、不純物としナトリウム、カルシウム、カリウムおよび鉄が存在することが多く、これら不純物の量を低減することが本発明の目的であるため、上記のように定義している。
本発明の可溶性ポリイミド組成物の可溶性ポリイミドは、下記一般式(1)で示される構造単位を主成分とする。
Figure 2014088460
(式中、Rは炭素数2以上の4価〜8価の有機基を示す。Rは炭素数2以上の2価〜6価の有機基を示す。pおよびqはそれぞれ0〜4の整数を示し、p+q≧1である。)
一般式(1)で示される構造単位は、イミド環をもつものである。
ここで、主成分とは、ポリマー中に一般式(1)で表される構造単位を50モル%以上有することを意味する。70モル%以上が好ましく、90モル%以上がより好ましい。なお一般式(1)で表される要件を満たす構造単位であれば2種以上の異なる構造単位を共重合させても構わないが、その場合の主成分とは、一般式(1)で表される要件を満たす全ての構造単位の合計が50モル%以上であることを意味する。
上記一般式(1)中のRは、酸の構造成分を表しており、炭素数2以上の4価〜8価の有機基を示す。具体的には以下の4価以上となる酸の成分を使用することが望ましいがこれに限定されない。
4価以上となる酸としてはピロメリット酸、ベンゾフェノンテトラカルボン酸、ビフェニルテトラカルボン酸、ジフェニルエーテルテトラカルボン酸、ジフェニルスルホンテトラカルボン酸、ナフタレンテトラカルボン酸、ピリジンテトラカルボン酸、ペリレンテトラカルボン酸などのテトラカルボン酸や、そのカルボキシル基2個をメチル基やエチル基にしたジエステル化合物、ブタンテトラカルボン酸、シクロペンタンテトラカルボン酸などの脂肪族テトラカルボン酸や、そのカルボキシル基2個をメチル基やエチル基にしたジエステル化合物を挙げることができる。これら酸成分は単独でも2種以上併用しても構わないが、テトラカルボン酸を1〜40モル%含むことが好ましい。また、アルカリ現像液に対する溶解性や感光性の観点から、水酸基を有する酸成分を50モル%以上用いることが好ましく、70モル%以上がより好ましい。
一般式(1)中のRは、炭素数2以上の2価〜6価の有機基を示しており、ジアミン構造の残基を表している。
ジアミンは単独でも2種以上併用しても構わない。ジアミンの具体的な例として以下に挙げるがこれに限定されない。
ジェファーミンKH−511、ジェファーミンED−600、ジェファーミンED−900、ジェファーミンED−2003、ジェファーミンEDR−148、ジェファーミンEDR−176(以上商品名、HUNTSMAN(株)製)などのポリエチレンオキサイド基を含有するジアミン、D−200、D−400、D−2000、D−4000(以上商品名、HUNTSMAN(株)製)などのポリオキシプロピレンジアミン、ビス(アミノ−ヒドロキシ−フェニル)ヘキサフルオロプロパン、ビス(トリフルオロメチル)ベンチジンなどのフッ素原子を有するジアミン、フェニレンジアミン、ジアミノジフェニルエーテル、アミノフェノキシベンゼン、ジアミノジフェニルメタン、ジアミノジフェニルスルホン、ビス(アミノフェノキシフェニル)プロパン、ビス(アミノフェノキシフェニル)スルホン等のフッ素原子を有さないジアミン、あるいはこれらの芳香族環にアルキル基やハロゲン原子で置換した化合物、ジアミノジヒドロキシピリミジン、ジアミノジヒドロキシピリジン、ヒドロキシ−ジアミノ−ピリミジン、ジアミノフェノール、ジヒドロキシベンチジン、ジアミノ安息香酸、ジアミノテレフタル酸などの化合物や、シクロヘキシルジアミン、メチレンビスシクロヘキシルアミン、ヘキサメチレンジアミンなどの脂肪族ジアミン、一般式(1)中のR(OH)が、一般式(4)〜(6)のいずれかで示される構造のものを挙げることができる。
これらの中で、アルカリ現像液に対する溶解性や感光性の観点から、水酸基を有するジアミン成分を60モル%以上用いることが好ましい。
Figure 2014088460
一般式(4)のRおよびRは炭素数2〜20の3価〜4価の有機基を示し、Rは炭素数2〜30の2価の有機基を示す。wおよびxは1または2を示す。一般式(5)のR
およびRは炭素数2〜20の2価の有機基を示し、Rは炭素数2〜20の3価〜4価の有機基を示す。yは1〜2の整数を示す。一般式(6)のRは炭素数2〜20の2価の有機基を示し、R10は炭素数2〜20の3価〜4価の有機基を示す。zは1〜2の整数を示す。
一般式(4)において、RおよびRは炭素数2〜20の3価〜4価の有機基を示しており、得られるポリマーの耐熱性の点より芳香族環を有するものが好ましい。−R(OH)w−および−R(OH)x−の例として、具体的にはヒドロキシフェニル基、ジヒドロキシフェニル基、ヒドロキシナフチル基、ジヒドロキシナフチル基、ヒドロキシビフェニル基、ジヒドロキシビフェニル基、ビス(ヒドロキシフェニル)ヘキサフルオロプロパン基、ビス(ヒドロキシフェニル)プロパン基、ビス(ヒドロキシフェニル)スルホン基、ヒドロキシジフェニルエーテル基、ジヒドロキシジフェニルエーテル基などが挙げられる。また、ヒドロキシシクロヘキシル基、ジヒドロキシシクロヘキシル基などの脂肪族の基も使用することができる。Rは炭素数2〜30の2価の有機基を表している。得られるポリマーの耐熱性の点より芳香族環を有するものが好ましい。このような例としてはフェニル基、ビフェニル基、ジフェニルエーテル基、ジフェニルヘキサフルオロプロパン基、ジフェニルプロパン基、ジフェニルスルホン基などが挙げられる。これ以外にも脂肪族のシクロヘキシル基なども使用することができる。
一般式(5)において、RおよびRは炭素数2〜20の2価の有機基を表している。得られるポリマーの耐熱性より芳香族環を有するものが好ましい。このような例として、前述のRの例として示した基が挙げられる。Rは炭素数2〜20の3価〜4価の有機基を示しており、得られるポリマーの耐熱性より芳香族環を有するものが好ましい。−R(OH)y−の例として、前述の−R(OH)wおよび−R(OH)x−の例として示した基が挙げられる。
一般式(6)において、Rは炭素数2〜20の2価の有機基を表している。得られるポリマーの耐熱性から芳香族環を有するものが好ましい。このような例として、前述のRの例として示した基が挙げられる。R10は炭素数2〜20の3価〜4価の有機基を示しており、得られるポリマーの耐熱性より芳香族環を有するものが好ましい。−R10(OH)z−の例として、前述の−R(OH)w−および−R(OH)x−の例として示した基が挙げられる。
一般式(4)で表される構造の中で、好ましい構造を例示すると下記に示す構造が挙げられるが、これらに限定されない。
Figure 2014088460
また、一般式(5)で表される構造の中で、好ましい構造を例示すると下記に示す構造が挙げられるが、これらに限定されない。
Figure 2014088460
一般式(6)で表される構造の中で、好ましい構造を例示すると下記に示す構造が挙げられるが、これらに限定されない。
Figure 2014088460
本発明の可溶性ポリイミド組成物に含まれるナトリウム、カルシウム、カリウムおよび鉄の濃度はいずれも3ppm以下であり、好ましくは1ppm以下、より好ましくは、0.1ppm以下となる。金属分濃度が低い方が、絶縁性が低下しないため、特に10um以下の微細銅配線において好ましい。
ナトリウム、カルシウム、カリウムおよび鉄の濃度の測定方法としては、可溶性ポリイミド組成物を有機溶剤に溶解させて、原子吸光分析法(AAS)、誘導結合プラズマ発光分析(ICP−AES)、誘導結合プラズマ質量分析装置(ICP−MS)等で分析すればよい。
本発明の可溶性ポリイミドの製造方法を以下に示す。
下記一般式(2)で示されるテトラカルボン酸二無水物、下記一般式(3)で示されるジアミンおよび溶剤を混合して0〜80℃で加熱撹拌する。
Figure 2014088460
(式中、R’は炭素数2以上の4価〜8価の有機基を示す。R’は炭素数2以上の2価〜6価の有機基を示す。p’およびq’はそれぞれ0〜4の整数を示す。)
具体的には、酸無水物は、一般式(1)中のRで示した、酸の構造成分が好ましい。上記の製造で使用されるジアミンは、一般式(1)中のRで示した、ジアミンの構造成分が好ましい。この酸無水物およびジアミンは1種のみでもよいし複数使用してもよい。
次に得られた重合溶液を100〜250℃で加熱してイミド化しポリイミド溶液を得る。 加熱温度は、好ましくは、140℃〜230℃、より好ましくは160℃〜200℃である。温度が低すぎるとイミド化が進まず、高すぎると得られた樹脂が着色する。
次に得られたポリイミド溶液を有機酸に添加する。この際、有機酸の温度は0〜150℃であることが好ましい。また有機酸添加後、撹拌することが好ましい。
また有機酸としては、沸点または昇華点が180℃以下のものが好ましい。さらには、40℃以上150℃以下のものが好ましい。沸点または昇華点が40℃以上であれば有機酸が攪拌中に飛散する可能性が低くなり、沸点または昇華点が180℃以下、さらに好ましくは150℃以下であれば、塗膜後の膜に残存する酸が少ないため、熱処理までの放置時にパッドが腐食しにくくなる。
また有機酸としては、カルボキシル基を有する化合物が好ましい。カルボキシル基を有する有機酸としては、ギ酸、酢酸、シュウ酸、グリコール酸、乳酸、クエン酸が好ましいが特に限定されない。これらをそれぞれ単独で、又は所望により2種以上混合して用いることができる。
また有機酸の量は、上記ポリイミド溶液100重量部に対して0.1〜35重量部であることが好ましく、1〜15重量部であることがより好ましい。この範囲であれば、金属イオン含有量が大きくなりにくく、それにより金属分濃度をより低減させることができる。
次に有機酸を入れたポリイミド溶液水中に入れて沈殿させ、沈殿物を分離し乾燥することで可溶性ポリイミド組成物を得ることができる。
上記のとおり製造することで、ナトリウム、カルシウム、カリウムおよび鉄の濃度がいずれも低い可溶性ポリイミド組成物を得ることができる。そのメカニズムとしては、添加した有機酸が、可溶性ポリイミド溶液中に存在する金属と錯形成し、水に沈殿させるときに水中に溶出するものと推測する。
本発明の製造方法において使用される溶剤は、N−メチル−2−ピロリドン、N,N−ジメチルアセトアミド、ジメチルスルホキシド等が挙げられるが、これらに限定されない。最も好ましいのは、N−メチル−2−ピロリドンであり、溶解性が良いため分子量を向上させることができる。
本発明のポジ型感光性樹脂組成物は、(a)可溶性ポリイミド組成物、(b)キノンジアジド化合物および(c)溶剤を含有し、ナトリウム、カルシウム、カリウムおよび鉄の濃度がいずれも1ppm以下であることを特徴とする。
本発明における(b)キノンジアジド化合物は、2種以上含有してもよい。(b)キノンジアジド化合物の例としては、ポリヒドロキシ化合物にキノンジアジドのスルホン酸がエステルで結合したもの、ポリアミノ化合物にキノンジアジドのスルホン酸がスルホンアミド結合したもの、ポリヒドロキシポリアミノ化合物にキノンジアジドのスルホン酸がエステル結合および/またはスルホンアミド結合したものなどが挙げられる。(b)キノンジアジド化合物は、例えば、5−ナフトキノンジアジドスルホニルクロライドとポリヒドロキシ化合物をトリエチルアミン存在下で反応させることにより得ることができる。
また上記ポリヒドロキシ化合物、ポリアミノ化合物、ポリヒドロキシポリアミノ化合物は反応させず添加することもできる。
これらポリヒドロキシ化合物、ポリアミノ化合物、ポリヒドロキシポリアミノ化合物の全ての官能基がキノンジアジドで置換されていなくてもよいが、露光部と未露光部のコントラストの観点からは、官能基全体の50モル%以上がキノンジアジドで置換されていることが好ましい。このようなキノンジアジド化合物を用いることで、一般的な紫外線である水銀灯のi線(365nm)、h線(405nm)、g線(436nm)に感光するポジ型の感光性樹脂組成物を得ることができる。
ポリヒドロキシ化合物は、Bis−Z、BisP−EZ、TrisP−HAP、TrisP−PA、TrisP−SA、TrisOCR−PA、BisOCHP−Z、BisP−MZ、BisP−PZ、BisP−IPZ、BisOCP−IPZ、BisP−CP、BisRS−2P、BisRS−3P、BisP−OCHP、メチレントリス−FR−CR、BisRS−26X、DML−MBPC、DML−MBOC、DML−OCHP、DML−PCHP、DML−PC、DML−PTBP、DML−34X、DML−EP,DML−POP、ジメチロール−BisOC−P、DML−PFP、DML−PSBP、DML−MTrisPC、TriML−P、TriML−35XL、TML−BP、TML−HQ、TML−pp−BPF、TML−BPA、TMOM−BP、HML−TPPHBA、HML−TPHAP(以上、商品名、本州化学工業(株)製)、BIR−OC、BIP−PC、BIR−PC、BIR−PTBP、BIR−PCHP、BIP−BIOC−F、4PC、BIR−BIPC−F、TEP−BIP−A、46DMOC、46DMOEP、TM−BIP−A(以上、商品名、旭有機材工業(株)製)、2,6−ジメトキシメチル−4−t−ブチルフェノール、2,6−ジメトキシメチル−p−クレゾール、2,6−ジアセトキシメチル−p−クレゾール、ナフトール、テトラヒドロキシベンゾフェノン、没食子酸メチルエステル、ビスフェノールA、ビスフェノールE、メチレンビスフェノール、BisP−AP(商品名、本州化学工業(株)製)などが挙げられるが、これらに限定されない。
ポリアミノ化合物は、1,4−フェニレンジアミン、1,3−フェニレンジアミン、4,4’−ジアミノジフェニルエーテル、4,4’−ジアミノジフェニルメタン、4,4’−ジアミノジフェニルスルホン、4,4’−ジアミノジフェニルスルフィド等が挙げられるが、これらに限定されない。
また、ポリヒドロキシポリアミノ化合物は、2,2−ビス(3−アミノ−4−ヒドロキシフェニル)ヘキサフルオロプロパン、3,3’−ジヒドロキシベンジジン等が挙げられるが、これらに限定されない。
本発明において、キノンジアジドは5−ナフトキノンジアジドスルホニル基、4−ナフトキノンジアジドスルホニル基のいずれも好ましく用いられる。4−ナフトキノンジアジドスルホニルエステル化合物は水銀灯のi線領域に吸収を持っており、i線露光に適している。5−ナフトキノンジアジドスルホニルエステル化合物は水銀灯のg線領域まで吸収が伸びており、g線露光に適している。本発明においては、露光する波長によって4−ナフトキノンジアジドスルホニルエステル化合物、5−ナフトキノンジアジドスルホニルエステル化合物を選択することが好ましい。また、同一分子中に4−ナフトキノンジアジドスルホニル基、5−ナフトキノンジアジドスルホニル基を併用した、ナフトキノンジアジドスルホニルエステル化合物を得ることもできるし、4−ナフトキノンジアジドスルホニルエステル化合物と5−ナフトキノンジアジドスルホニルエステル化合物を混合して使用することもできる。
また、(b)キノンジアジド化合物の重量平均分子量は2500以下が好ましく、1500以下がより好ましく、1200以下がさらに好ましい。重量平均分子量が2500以下であれば、パターン形成後の熱処理において(b)キノンジアジド化合物が十分に熱分解し、耐熱性、機械特性、接着性に優れた硬化膜を得ることができる。一方、300以上が好ましく、350以上がより好ましい。
本発明において、(b)キノンジアジド化合物の添加量は(a)可溶性ポリイミド組成物100重量部に対して、好ましくは5重量部以上、50重量部以下より好ましくは10重量部以上、20重量部以下である。
本発明における(c)溶剤としては、γ−ブチロラクトンなどの極性の非プロトン性溶媒、テトラヒドロフラン、ジオキサン、プロピレングリコールモノメチルエーテルなどのエーテル類、アセトン、メチルエチルケトン、ジイソブチルケトン、ジアセトンアルコールなどのケトン類、酢酸エチル、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、乳酸エチルなどのエステル類、トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素類などが挙げられ、これらの溶剤を2種以上含有してもよい。
本発明における(c)溶剤の添加量は、(a)可溶性ポリイミド組成物100重量部に対して、好ましくは50重量部以上、より好ましくは100重量部以上であり、また、好ましくは2000重量部以下、より好ましくは1500重量部以下である。
本発明のポジ型感光性樹脂組成物において、シラン化合物を含有することができる。シラン化合物を含有することにより、下地基板との接着性が向上する。シラン化合物の具体例としては、N−フェニルアミノエチルトリメトキシシラン、N−フェニルアミノエチルトリエトキシシラン、N−フェニルアミノプロピルトリメトキシシラン、N−フェニルアミノプロピルトリエトキシシラン、N−フェニルアミノブチルトリメトキシシラン、N−フェニルアミノブチルトリエトキシシラン、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、ビニルトリクロルシラン、ビニルトリス(β−メトキシエトキシ)シラン、3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、3−アクリロキシプロピルトリメトキシシラン、p−スチリルトリメトキシシラン、3−メタクリロキシプロピルメチルジメトキシシラン、3−メタクリロキシプロピルメチルジエトキシシランや以下のシラン化合物を用いることができるがこれらに限定されない。
また本発明のポジ型感光性樹脂組成物は、架橋剤を含有してもよいし、基板との塗れ性を向上させる目的で界面活性剤を含有してもよい。
また本発明のポジ型感光性樹脂組成物は、(a)可溶性ポリイミド組成物以外のポリマーを含有していてもよい。その場合、(a)成分以外のポリマーの量は、一般式(1)で示される構造単位を主成分とするポリマーより少ないことが好ましい。
本発明のポジ型感光性樹脂組成物の製造方法を例示する。(a)〜(c)成分、および必要によりその他成分をガラス製のフラスコやステンレス製の容器に入れてメカニカルスターラーなどによって撹拌溶解させる方法、超音波で溶解させる方法、遊星式撹拌脱泡装置で撹拌溶解させる方法などが挙げられる。組成物の粘度は1〜10000mPa・sが好ましい。また、異物を除去するために0.1μm〜5μmのポアサイズのフィルターで濾過してもよい。
また本発明のポジ型感光性樹脂組成物の金属分濃度は1ppm以下であり、好ましくは0.3ppm以下、より好ましくは、0.1ppm以下となる。金属分濃度が低い方が、絶縁性が低下しないため、特に10um以下の微細配線において好ましい。
金属分濃度の測定方法としては、可溶性ポリイミド樹脂を適当な有機溶剤に溶解させて原子吸光分析法(AAS)、誘導結合プラズマ発光分析(ICP−AES)、誘導結合プラズマ質量分析装置(ICP−MS)等で分析すればよい。
次に、本発明のポジ型感光性樹脂組成物を用いて耐熱性樹脂パターンを形成する方法について説明する。
まずポジ型感光性樹脂組成物を基板上に塗布する。基板はシリコンウエハー、セラミックス類、ガリウムヒ素、金属、ガラス、金属酸化絶縁膜、窒化ケイ素、ITOなどが一般的に用いられるが、これらに限定されない。塗布方法はスピンナを用いた回転塗布、スプレー塗布、ロールコーティング、スリットダイコーティングなどの方法が挙げられる。また、塗布膜厚は、塗布手法、組成物の固形分濃度、粘度などによって異なるが、通常、乾燥後の膜厚が0.1〜150μmになるように塗布される。
次に、ポジ型感光性樹脂組成物を塗布した基板を乾燥して、感光性樹脂膜を得る。乾燥はオーブン、ホットプレート、赤外線などを使用し、50℃〜150℃の範囲で1分〜数時間行うことが好ましい。
次に、この感光性樹脂膜上に所望のパターンを有するマスクを通して化学線を照射し、露光する。露光に用いられる化学線としては紫外線、可視光線、電子線、X線などがあるが、本発明では水銀灯のi線(365nm)、h線(405nm)、g線(436nm)を用いることが好ましい。
感光性樹脂膜から耐熱性樹脂のパタ−ンを形成するには、露光後、現像液を用いて露光部を除去すればよい。現像液は、テトラメチルアンモニウムの水溶液、ジエタノールアミン、ジエチルアミノエタノール、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、トリエチルアミン、ジエチルアミン、メチルアミン、ジメチルアミン、酢酸ジメチルアミノエチル、ジメチルアミノエタノール、ジメチルアミノエチルメタクリレート、シクロヘキシルアミン、エチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミンなどのアルカリ性を示す化合物の水溶液が好ましい。また場合によっては、これらのアルカリ水溶液にN−メチル−2−ピロリドン、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、ジメチルスルホキシド、γ−ブチロラクトン、ジメチルアクリルアミドなどの極性溶媒、メタノール、エタノール、イソプロパノールなどのアルコール類、乳酸エチル、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテートなどのエステル類、シクロペンタノン、シクロヘキサノン、イソブチルケトン、メチルイソブチルケトンなどのケトン類などを単独あるいは数種を組み合わせたものを添加してもよい。現像後は水にてリンス処理をする。ここでもエタノール、イソプロピルアルコールなどのアルコール類、乳酸エチル、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテートなどのエステル類などを水に加えてリンス処理をしてもよい。
現像後、150℃〜500℃の温度を加えて耐熱性樹脂被膜に変換する。この加熱処理は温度を選び、段階的に昇温するか、ある温度範囲を選び連続的に昇温しながら5分〜5時間実施する。一例としては、130℃、200℃、250℃で各30分ずつ熱処理する。あるいは室温より250℃まで2時間かけて直線的に昇温するなどの方法が挙げられる。
本発明の電子部品は、本発明のポジ型感光性樹脂組成物を硬化させた硬化物を含有することを特徴とする。たとえば本発明のポジ型感光性樹脂組成物により形成した耐熱性樹脂被膜は、半導体素子のパッシベーション膜、半導体素子の保護膜、高密度実装用多層配線の層間絶縁膜、有機電界発光素子の絶縁層などの用途に好適に用いられる。
以下、実施例等をあげて本発明を説明するが、本発明はこれらの例によって限定されるものではない。なお、各実施例および比較例中のナトリウム、カルシウム、カリウムおよび鉄の濃度の評価、重量平均分子量の評価、イミド化率およびアルカリ溶解性の評価は以下の方法で行った。
(1)ナトリウム、カルシウム、カリウムおよび鉄の濃度の評価
可溶性ポリイミド組成物またはポジ型感光性樹脂組成物0.5gをN−メチル−2−ピロリドン(以下、NMPとする。)25gに溶解させ、ナトリウム、カリウム、カルシウム、鉄の濃度を原子吸光分析装置(日立ハイテクノロジーズ製 Z2300)で測定した。
(2)重量平均分子量の評価
各実施例および比較例の方法で得られたポリイミド粉体をNMPに溶解したものを測定サンプルとし、Waters 2690(日本ウォータース(株)製)を用いてポリスチレン換算の重量平均分子量を測定した。
(3)イミド化率の評価
可溶性ポリイミド組成物をγ−ブチロラクトンに溶解し、シリコンウエハーに膜厚3〜5μmになるようにスピンナーで塗布後、120℃で3分間熱処理した。その半分を、さらにホットプレートを用いて200℃で3分間さらに300℃で10分間熱処理し、完全にイミド化させた。それぞれについて、赤外吸収スペクトルを、FT−720(堀場製作所(株)製)を用いて測定した。1377cm−1付近のピーク強度を比較することによって、イミド化率を算出した。95%以上イミド化したものを○、95%未満のものを×とした。
(4)アルカリ溶解性の評価
可溶性ポリイミド組成物を固形分39重量%でγ−ブチロラクトンに溶解した。これを6インチシリコンウエハー上に塗布し、ホットプレート120℃で4分間プリベークし、膜厚5μm±0.3μmのプリベーク膜を形成した。これを23±1℃の2.38重量%テトラメチルアンモニウムヒドロキシド水溶液に10分間浸漬し、膜がアルカリに溶解するものを○、溶解しないものを×とした。
合成例1 キノンジアジド化合物(a)の合成
乾燥窒素気流下、TrisP−PA(商品名、本州化学工業(株)製)、21.22g(0.05モル)と4−ナフトキノンジアジドスルホニル酸クロリド32.23g(0.12モル)を1,4−ジオキサン450gに溶解させ、室温にした。ここに、1,4−ジオキサン50gと混合させたトリエチルアミン12.65gを系内が35℃以上にならないように滴下した。滴下後30℃で2時間攪拌した。トリエチルアミン塩を濾過し、ろ液を水に投入させた。その後、析出した沈殿をろ過で集めた。この沈殿を真空乾燥機で乾燥させ、下記式で表されるキノンジアジド化合物(a)を得た。
Figure 2014088460
(実施例1)
乾燥窒素気流下、2,2−ビス(3−アミノ−4−ヒドロキシフェニル)ヘキサフルオロプロパン(BAHF)30.03g(0.082モル)と1,3−ビス(3−アミノプロピル)テトラメチルジシロキサン(SiDA)1.24g(0.005モル)、末端封止剤として、3−アミノフェノール(東京化成工業(株)製)2.7g(0.025モル)をNMP100gに溶解させた。ここに 3,3’,4,4’−ジフェニルエーテルテトラカルボン酸無水物(ODPA) 31.02g(0.1モル)を加えて撹拌し、40℃で2時間反応させた。その後、200℃まで加熱し2時間イミド化させ、重合液を得た。
この重合液に対し、酢酸10gを添加し、40℃で30分攪拌した。攪拌終了後、溶液を水3Lに投入して白色沈殿を集めた。この沈殿をろ過で集めて、水で3回洗浄した後、80℃の真空乾燥機で72時間乾燥し、可溶性ポリイミド組成物Aを得た。
(実施例2)
酢酸の添加量を1gとした以外は実施例1と同様にして、可溶性ポリイミド組成物Bを得た。
(実施例3)
酢酸の添加量を100gとした以外は実施例1と同様にして、可溶性ポリイミド組成物Cを得た。
(比較例1)
酢酸を添加しない以外は実施例1と同様にして、可溶性ポリイミド組成物Dを得た。
(比較例2)
乾燥窒素気流下、BAHF30.03g(0.082モル)、SiDA1.24g(0.005モル)、末端封止剤として、3−アミノフェノール(東京化成工業(株)製)2.7g(0.025モル)をNMP100gに溶解させた。ここにODPA31.02g(0.1モル)をNMP30gとともに加えて、40℃で1時間攪拌した。次いで、トリエチルアミン(東京化成工業(株)製)1.0g(0.010モル)、脱水剤として無水酢酸10.2g(0.10モル)を加え、90℃で6時間攪拌した。攪拌終了後、溶液を水3Lに投入して白色沈殿を集めた。この沈殿をろ過で集めて、水で3回洗浄した後、80℃の真空乾燥機で72時間乾燥し、可溶性ポリイミド組成物Eを得た。
(比較例3)
実施例1において、ODPAを加えて撹拌し、40℃で2時間反応させた後で、200℃まで加熱し2時間イミド化させているが、この200℃まで加熱し2時間イミド化させる操作を行わなかった以外は、実施例1と同様にして、可溶性ポリイミド組成物Fを得た。
このようにして得られた可溶性ポリイミド組成物A〜Fに対し、ナトリウム、カルシウム、カリウムおよび鉄の濃度の評価、重量平均分子量の評価、イミド化率およびアルカリ溶解性の評価を行った。結果を表1に示す。
Figure 2014088460
(実施例4)
可溶性ポリイミド組成物Aを3.42g、合成例1で得られたキノンジアジド化合物(a)1.02gをγ―ブチルラクトン6.24g、乳酸エチル9.36gに溶解させてポジ型感光性樹脂組成物Gを得た。
(比較例4)
可溶性ポリイミド組成物Dを3.42g、合成例1で得られたキノンジアジド化合物(a)1.02gをγ―ブチルラクトン6.24g、乳酸エチル9.36gに溶解させてポジ型感光性樹脂組成物Hを得た。
このようにして得られたポジ型感光性樹脂組成物G、Hに対し、ナトリウム、カルシウム、カリウムおよび鉄の濃度の評価を行った。結果を表2に示す。
Figure 2014088460

Claims (6)

  1. 下記一般式(1)で示される構造単位を主成分とし、ナトリウム、カルシウム、カリウムおよび鉄の濃度がいずれも3ppm以下であることを特徴とする可溶性ポリイミド組成物。
    Figure 2014088460
    (式中、Rは炭素数2以上の4価〜8価の有機基を示す。Rは炭素数2以上の2価〜6価の有機基を示す。pおよびqはそれぞれ0〜4の整数を示し、p+q≧1である。)
  2. 下記一般式(2)で示されるテトラカルボン酸二無水物、下記一般式(3)で示されるジアミンおよび溶剤を混合して0〜80℃で加熱撹拌し、得られた重合溶液を100〜250℃で加熱してイミド化し、次に有機酸を添加して得られたものを、水中に入れて沈殿させ、沈殿物を分離し乾燥することを特徴とする請求項1に記載の可溶性ポリイミド組成物の製造方法。
    Figure 2014088460
    (式中、R’は炭素数2以上の4価〜8価の有機基を示す。R’は炭素数2以上の2価〜6価の有機基を示す。p’およびq’はそれぞれ0〜4の整数を示す。)
  3. 前記有機酸の沸点または昇華点が、180℃以下であることを特徴とする請求項2に記載の可溶性ポリイミド組成物の製造方法。
  4. 前記有機酸が、カルボキシル基を有することを特徴とする請求項2または3記載の可溶性ポリイミド組成物の製造方法。
  5. (a)請求項1に記載の可溶性ポリイミド組成物、(b)キノンジアジド化合物および(c)溶剤を含有し、ナトリウム、カルシウム、カリウムおよび鉄の濃度がいずれも1ppm以下であることを特徴とするポジ型感光性樹脂組成物。
  6. 請求項5に記載のポジ型感光性樹脂組成物を硬化させた硬化物を含有することを特徴とする電子部品。
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