JP2014088232A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】余計なスペースを設ける必要なく、手動操作以外の方法でスタート操作をすることが可能であり、しかも操作性が良好な画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置10の本体14に、給紙カセット16が挿抜可能に支持されている。給紙カセット16は、シート載置部45が本体14の内部に収容された装着位置P1と、更にその奥に位置する検知位置P2との間で移動可能である。装着位置P1から検知位置P2へ給紙カセット16が押し込まれると、スタート検知部50によって、検知位置P2に給紙カセット16が移動されたことが検知される。このとき、画像形成部18に画像形成動作を開始させるスタート信号が出力される。
【選択図】図3

Description

本発明は、本体の内部に収容された第1位置と、この第1位置から前記本体の内部の奥側に位置する第2位置との間で移動可能なシートトレイを備えた画像形成装置に関する。
複写機などの画像形成装置において、本などのように厚みのある原稿(以下「ブック原稿」という。)の画像を読み取って複写する場合、ユーザーは、一方の手でブック原稿をコンタクトガラス上で押さえつつ、他方の手で画像形成開始のスタートスイッチを押圧するという煩雑な操作をしている。また、前記ブック原稿を複写する場合は、その見開き部分の中央をコンタクトガラスに密着させるために、比較的強い力でブック原稿を押圧しなければならず、片手では十分な力を加えることができない場合がある。この場兄、密着が不十分となり、前記ブック原稿の中央の影部分が黒画像として印刷される。また、無理して片手で強く前記ブック原稿を押しつけた場合に、前記ブック原稿が横ずれし、位置合わせが正確にされないまま画像が印刷される場合もある。
従来、上述の煩雑な操作や低品質の画像形成を防止するために、足で作動させることができるスタートスイッチを備えた画像形成装置が知られている(特許文献1及び特許文献2参照)。
実開昭61−104456号公報 特開平8−297387号公報
しかしながら、前掲の特許文献1の画像形成装置は、足で踏み込むためのペダルが画像形成装置の本体の内部に搭載されたものである。そのため、前記ペダルを収容するためのスペースが必要である。また、前掲の特許文献2の画像形成装置は、画像形成装置の正面の下端から前方に突出した底板突出部にスタートスイッチが設けられたものである。そのため、画像形成装置の正面の前方に前記底板突出部を設けるためのスペースが必要である。また、いずれの画像形成装置であっても、足元にあるペダル又はスタートスイッチの位置を確認しながら足で操作する必要があるため、却って操作性が悪く、ユーザーは煩雑な作業を強いられるという問題がある。
本発明は前記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、余計なスペースを確保することなく手動操作以外の方法でスタート操作をすることが可能であり、しかも操作性が良好な画像形成装置を提供することにある。
本発明は、本体と、シートトレイと、検知手段と、を具備する画像形成装置である。前記本体は、シートに対して画像を形成する画像形成部を有する。前記シートトレイは、前記シートが載置されるシート載置部を有し、前記シート載置部が前記本体の内部に収容された第1位置と、前記第1位置から前記本体の内部の奥側に位置する第2位置との間で移動可能に支持されている。前記検知手段は、前記シートトレイが前記第1位置から前記第2位置に移動されたときに前記シートトレイを検知して、前記画像形成部による画像形成を開始させるスタート信号を出力する。
このように構成されているため、ユーザーが前記シートトレイを手以外の部分で本体の内部側へ押し込むと、前記シートトレイが前記第1位置から前記第2位置へ移動される。そして、前記第2位置に移動した前記シートトレイが前記検知手段によって検知されて、前記画像形成部による画像形成動作を開始させるスタート信号が前記検知手段から出力される。このように、前記スタート信号を出力させるための操作部として前記シートトレイが利用されることにより、従来よりも操作性が向上して良好となる。また、画像形成装置が備えるシートトレイが操作部を兼ねるため、余計なスペースを確保する必要が無く、画像形成装置の大型化を防止できる。
本発明によれば、余計なスペースを確保することなく手動操作以外の方法でスタート操作をすることが可能となり、更に、前記スタート操作の操作性が良好となる。
本発明の第1実施形態に係る画像形成装置10の外観構成を示す斜視図である。 画像形成装置10の構成を示す模式断面図である。 スタート検知部50の構成と動作を説明するための模式図である。 本発明の第2実施形態に係るスタート検知部51の構成と動作を説明するための模式図である。 本発明の第3実施形態に係るスタート検知部52の構成と動作を説明するための模式図である。 スタート検知部52が備える受光素子52Bの受光量を示すグラフである。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。なお、以下に説明される各実施形態は本発明を具体化した一例にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で、本発明の実施形態は適宜変更できる。
[第1実施形態]
図1は、本発明の第1実施形態に係る画像形成装置10の外観構成を示す斜視図である。画像形成装置10は、本発明の画像形成装置の一例である。以下の説明において、画像形成装置10が使用可能に設置された状態(図1の状態)を基準として上下方向6を定義し、操作表示部17及び給紙カセット15,16が設けられている側を正面として前後方向7を定義し、画像形成装置10を正面側から見て左右方向8を定義する。
図1に示されるように、画像形成装置10は、いわゆる胴内排紙型と称されるものであり、プリンター、複写機、スキャナー、及びファクシミリなどの各機能を備えた複合機である。画像形成装置10は、入力された画像データをトナーなどの印刷材料を用いて、印刷用紙に画像を印刷するものである。印刷用紙は本発明のシートに相当する。なお、画像形成装置10は複合機に限られず、少なくとも複写機能を備えたものであれば、本発明は適用可能である。
画像形成装置10は、原稿の画像を読み取るスキャナー12と、電子写真方式の画像形成部18(図2参照)を内蔵する本体14と、操作表示部17と、用紙排出部30とを備える。画像形成部18は本発明の画像形成部の一例である。本体14は本発明の本体の一例である。スキャナー12は本発明の画像読取部の一例である。スキャナー12は、画像形成装置10の上部に設けられている。本体14は、画像形成装置10の下部に設けられている。操作表示部17は、スキャナー12の正面側に設けられている。図2において画像形成装置10の右側に用紙排出部30が設けられている。なお、図2では、操作表示部17の図示が省略されている。
操作表示部17は、タッチパネル機能を有する表示部17Aと、キー入力を行うテンキーなどの入力部17Bとを有する。表示部17Aには、コピー開始指示や印刷開始指示、又は画像読取開始指示などを受け付けるタッチ入力可能なスタートボタンが設けられている。
図1に示されるように、スキャナー12には、コンタクトガラス23が設けられている。コンタクトガラス23の上面は、原稿が載置される原稿載置面23Aである。スキャナー12は、図示しないCCDなどの撮像素子を備えており、原稿載置面23Aに載置された原稿の画像を前記撮像素子が読み取って画像データを生成する。なお、図1では、スキャナー12の原稿カバー26(図2参照)の図示が省略されている。
本体14は、画像形成部18と、定着部19と、2つの給紙カセット15,16と、画像形成装置10を統括的に制御する制御部(不図示)とを備えている。画像形成部18、定着部19、及び2つの給紙カセット15,16は、本体14の内部に設けられている。
画像形成部18は、スキャナー12で読み取られた原稿の画像データや外部から入力された画像データに基づいて、印刷用紙に対して画像(モノクロ画像又はカラー画像)を形成するものである。具体的には、画像形成部18は、感光体ドラム31と、帯電部32と、現像部33と、転写部35と、クリーニング部36とを備えている。帯電部32によって一様の電位に帯電された感光体ドラム31に現像部33によってトナー像が現像され、そのトナー像が転写部35によって給紙カセット15,16から給送された印刷用紙に転写される。トナー像が転写された印刷用紙は、搬送方向下流側に配置された定着部19に搬送される。印刷用紙が定着部19を通過する際に定着部19によってトナーが加熱溶融される。これにより、トナー像が印刷用紙に定着して、印刷用紙に画像が形成される。画像が形成された印刷用紙は用紙排紙部30へ搬送されて、用紙排出部30から排紙スペース21へ排出される。なお、画像形成部18は電子写真方式のものに限られず、インクジェット記録方式のものであっても、或いはそれ以外の記録方式又は印刷方式のものであってもかまわない。
画像形成装置10が複写機として機能する場合は、原稿載置面23に原稿がセットされた状態で操作表示部17の前記スタートボタンが操作されると、コピー開始指示を示すスタート信号が前記制御部に出力される。これにより、前記制御部は、スキャナー12に対して原稿の画像の読取動作を実行させ、画像形成部18に対して読み取られた画像データを基に画像を形成する画像形成動作を実行させる。
給紙カセット15,16は、画像形成部18によって画像が形成される印刷用紙を積載するものである。図1に示されるように、給紙カセット16は、本体14の最下部に設けられており、給紙カセット15は、給紙カセット16の上側に設けられている。図2に示されるように、給紙カセット15,16は、共に、複数の印刷用紙が載置されるシート載置部45を備えている。このシート載置部45は、四方が側壁で囲まれたトレイ形状に形成されている。また、給紙カセット15,16の前面部48には取っ手49が設けられており、給紙カセット15,16を本体14に装着したり、本体14から引き出したりしやすい構造となっている。
給紙カセット15,16は、本体14に支持されている。詳細には、給紙カセット15,16は、周知のレール支持機構によって、本体14の前面から本体14の内部に対して前後方向7へ挿抜できるようにスライド可能に支持されている。このように支持されているため、給紙カセット15,16は、本体14の前面から前方へ引き出された未装着位置P0(図3(A)参照)と、シート載置部45が本体14の内部に収容された装着位置P1(図3(B)参照)との間で移動可能である。また、給紙カセット16は、前記装着位置P1と、この装着位置P1から本体14の内部の奥側(後方側)に位置する後述の検知位置P2(図3(C)参照)との間で移動可能に構成されている。ここで、前記装着位置P1が本発明の第1位置に相当し、前記検知位置P2が本発明の第2位置に相当する。
前記レール支持機構は、例えば、支持レールと、この支持レールに支持されつつ前記支持レールに沿って摺動する被支持部とからなるものが考えられる。例えば、前記支持レールは、本体14の左右の側壁の内面に設けられており、前記被支持部は給紙カセット15,16の両側面に設けられている。また、前記レール支持機構には、給紙カセット16を前記装着位置P1で仮止めする周知のラッチ機構が設けられており、給紙カセット16が前記装着位置P1まで移動されると、その位置で一定の力で保持されるようになっている。なお、給紙カセット15,16の支持機構は前記レール支持機構に限られず、前後方向7へスライド可能なものであれば如何なる支持機構であっても適用可能である。また、給紙カセット16は、本体14の最下部に位置しているため、給紙カセット16は、本体14の底板38にスライド可能に支持されていてもよい。
図2に示されるように、給紙カセット15,16それぞれの近傍に給紙ローラー47が設けられている。詳細には、給紙カセット15,16それぞれの左端部の上側に給紙ローラー47が設けられている。給紙ローラー47は、前後方向7に延びる不図示の支軸によって回転可能に支持されている。また、給紙カセット15,16それぞれの左端部から本体14の左側壁に沿って上方へ延びる搬送路27が形成されている。給紙カセット15,16に積載された印刷用紙は、給紙ローラー47によって給送されると、搬送路27を通って画像形成部18に搬送される。
ところで、本などのように厚みのある原稿の見開き画像を画像形成装置10で複写する場合、ユーザーは、一方の手で原稿を原稿載置面23Aに押さえ付けて、他方の手で操作表示部17のスタートボタンを操作するという煩雑な操作を強いられる。また、鞄などの荷物を持ちながら原稿の画像を複写する場合、ユーザーは、空いている方の片手だけで原稿を原稿載置面23Aにセットして、その片手で操作表示部17のスタートボタンを操作しなければならない。このような煩雑な操作を解消するため、本実施形態に係る画像形成装置10には、操作表示部17のスタートボタンのみならず、手以外の部分で操作されたことを検知して前記制御部に前記スタート信号を出力するスタート検知部50が設けられている。スタート検知部50は、本発明の検知手段の一例である。
以下、図3を参照して、スタート検知部50の構成について説明する。図3は、スタート検知部50の構成と動作を説明するための模式図である。図3に示されるように、スタート検知部50は、本体14の内部の後方奥部に設けられている。より詳細には、スタート検知部50は、給紙カセット16の後端部46よりも後方側であって、本体14の後壁39に設けられている。なお、給紙カセット16は、本発明のシートトレイの一例である。
スタート検知部50は、給紙カセット16が前記装着位置P1から前記検知位置P2に移動されたときに、給紙カセット16の後端部46を検知して、画像形成部18による画像形成動作を開始させるスタート信号を出力するものである。図3に示されるように、具体的には、スタート検知部50は、前後方向7のストロークを有する自動復帰型の押しボタンスイッチである。スタート検知部50は、圧縮状態で保持されたコイルバネなどの弾性部材51Bを備えている。したがって、スタート検知部50の操作部51Aが後方へ押されている間だけ内部スイッチがオンになる。そして、操作部51Aの押圧力が解除されると、弾性部材51Aによって元の位置に復帰されて、内部スイッチがオフになる。また、操作部51Aの押圧力が解除されると、弾性部材51Aは、操作部51Aを介して、後端部46を前記検知位置P2から前記装着位置P1へ付勢する。この付勢力を受けると、給紙カセット16は前記検知位置P2から前記装着位置P1まで押し戻される。なお、スタート検知部50のスイッチのリード線は前記制御部に接続されており、スタート検知部50のスイッチ信号(オンオフ信号)が前記制御部に出力されるようになっている。言い換えると、前記制御部は、スタート検知部50のスイッチのオンオフ状態を検知することができる。
このようにスタート検知部50が構成されているため、前記装着位置P1に配置された状態(図3(B)参照)にある給紙カセット16に対して、ユーザーが手以外の部分、例えば足や膝などで給紙カセット16の前面部48又は取っ手49を後方へ押すと、給紙カセット16は前記装着位置P1から前記検知位置P2へ移動する。給紙カセット16が前記検知位置P2に移動されると、その後端部46がスタート検知部50の操作部51Aを押圧して、スタート検知部50が作動する。つまり、スタート検知部50から前記制御部へスタート信号であるオン信号が出力される。これにより、操作表示部17のスタートボタンが操作されなくても、前記制御部は、スキャナー12による画像読取動作、及び画像形成部18による画像形成動作を実行させることができる。また、給紙カセット16が本体14の前面側に配置されており、更に本体14にスライド支持されていることを利用されて、スタート検知部50が作動するので、余計な部材を設ける必要がなく、余計なスペースを確保する必要がない。また、給紙カセット16の前面部48は、本体14の前面の横幅いっぱいに広がっているため、押し操作が極めてし易くなり、ユーザーの操作性が良好となる。
また、スタート検知部50には弾性部材51Bが設けられているため、ユーザーが給紙カセット16の前面部48への押し操作を解除すると、弾性部材51Bのバネ力によって後端部46が前方へ押しつけられる。これにより、給紙カセット16が前記検知位置P2から前記装着位置P1まで押し戻される。このように給紙カセット16を前記検知位置P1から前記装着位置P1まで押し戻す弾性部材51Bは、本発明の押し戻し機構の一例である。
なお、上述の実施形態では、スタート検知部50として押しボタンスイッチを用いた例について説明したが、スイッチ形態が限定されることはない。給紙カセット16が前記検知位置P2に移動されたときに給紙カセット16を検知してスタート信号を出力可能な形態のスイッチであれば如何なるものでも適用可能である。また、スタート検知部50が本体14の後壁39に設けられた例について説明したが、前記検知位置P2において給紙カセット16を検知可能であれば、スタート検知部50の位置は限定されることはない。
[第2実施形態]
以下、図4を参照して、本発明の第2実施形態について説明する。なお、以下の説明では、上述の第1実施形態と異なる構成について説明し、共通の構成についての説明は省略する。ここで、第2実施形態が上述の第1実施形態と異なるところは、スタート検知部50に代えてスタート検知部51が用いられている点と、本体14の底板38に傾斜ガイド57が設けられている点である。スタート検知部51は、本発明の検知手段の一例である。
スタート検知部51は、給紙カセット16が前記装着位置P1から前記検知位置P2に移動されたときに、給紙カセット16の後端部46を検知して、画像形成部18による画像形成動作を開始させるスタート信号を出力するものである。図4に示されるように、具体的には、スタート検知部51は、LEDなどの発光素子51Aと、フォトトランジスタなどの受光素子51Bとからなるフォトインタラプタ(光センサー)である。スタート検知部51は、発光素子51Aから出射した光が受光素子51Bに入射するまでの光路55(図4の破線参照)を給紙カセット16の後端部46が遮ったときに、給紙カセット16を検知するものである。詳細には、光路55が遮蔽されたことにより受光素子51Bの出力信号である電圧信号が低下してLOWレベルとなる。スタート検知部51は、LOWレベルとなった電圧信号を前記スタート信号として出力する。スタート検知部51のリード線は前記制御部に接続されており、スタート検知部51から前記電圧信号が前記制御部に出力されるようになっている。言い換えると、前記制御部は、スタート検知部51の電圧信号の状態(LOWレベル又はHIレベル)を検知することができる。
スタート検知部51は、給紙カセット16が前記装着位置P1(図4(A)参照)にあるときは光路55が遮蔽されず、給紙カセット16が前記検知位置P2(図4(C)参照)に移動したときに光路55が後端部46で遮蔽される位置に設けられている。
傾斜ガイド57は、本体14の底板38の後方端部に設けられている。より詳細には、傾斜ガイド57は、底板38と後壁39との隅部に設けられている。傾斜ガイド57は、給紙カセット16が前記装着位置P1から前記検知位置2へ移動するに伴い給紙カセット16の後端部46を上方へ案内するものである。
このようにスタート検知部51が構成されているため、前記装着位置P1に配置された状態(図4(A)参照)にある給紙カセット16に対して、ユーザーが手以外の部分、例えば足や膝などで給紙カセット16の前面部48又は取っ手49を後方へ押すと、給紙カセット16は前記装着位置P1から前記検知位置P2へ移動する。給紙カセット16が前記検知位置P2(図4(C)参照)に移動されると、その後端部46がスタート検知部51の光路55を遮蔽して、前記制御部への電圧信号がHIレベルからLOWレベルになる。つまり、スタート検知部51は、前記制御部へ前記スタート信号として、LOWレベルの電圧信号を出力する。これにより、操作表示部17のスタートボタンを操作しなくても、前記制御部は、スキャナー12による画像読取動作、及び画像形成部18による画像形成動作を実行させることができる。また、押し操作が極めてし易くなり、ユーザーの操作性が良好となる。
また、傾斜ガイド57が設けられているため、給紙カセット16が押されて前記装着位置P1から後方へ移動すると、前記検知位置P2へ到達する過程で、図4(B)に示されるように、後端部46の下部が傾斜ガイド57に当接する。そして、更に給紙カセット16が後方へ押されると、後端部46が傾斜ガイド57に沿って上方へ案内される(図4(C)参照)。給紙カセット16が前記検知位置P2に到達した状態で、ユーザーが給紙カセット16の前面部48への押し操作を解除すると、給紙カセット16は、その自重によって、傾斜ガイド57を下方へ滑りつつ前方へ移動する。これにより、給紙カセット16は、前記検知位置P2から前記装着位置P1まで自動的に戻される。このように給紙カセット16を前記検知位置P2から前記装着位置P1まで押し戻す傾斜ガイド57は、本発明の押し戻し機構の一例である。
[第3実施形態]
以下、図5及び図6を参照して、本発明の第3実施形態について説明する。なお、以下の説明では、上述の第2実施形態と異なる構成について説明し、共通の構成についての説明は省略する。ここで、第3実施形態が上述の第2実施形態と異なるところは、スタート検知部51に代えてスタート検知部52が用いられている点である。スタート検知部52は、本発明の検知手段の一例である。
スタート検知部52は、給紙カセット16が装着位置P1(図5(B)参照)から前記検知位置P2(図5(C)参照)に移動されたときに、給紙カセット16の後端部46を検知して、画像形成部18による画像形成動作を開始させるスタート信号を出力するものである。図5に示されるように、具体的には、スタート検知部52は、光を出射するLEDなどの発光素子52Aと、フォトトランジスタなどの受光素子52Bとからなるフォトリフレクタ(反射型フォトインタラプタとも称される)であり、反射型の光センサーとして構成されている。本実施形態では、スタート検知部52は、給紙カセット26の移動に応じて変化する受光素子52Bの受光量に基づいて給紙カセット16が前記装着位置P1又は前記検知位置P2のいずれかに配置されたことを検知するものとして用いられる。なお、スタート検知部52のリード線は前記制御部に接続されており、スタート検知部52から受光量を示す電圧信号が前記制御部に出力されるようになっている。例えば、後述する第1受光量H1を示す電圧信号、及び後述する第2受光量H2を示す電圧信号が前記制御部に入力される。
スタート検知部52は、発光素子51Aから出射した光が給紙カセット16の後端部46に当たって反射した反射光を受光素子52Bで受光する。このとき、発光素子52Aと受光素子52Bと給紙カセット16との位置関係によって受光素子52Bで受光できる光の量(光の強さ)が異なる。本実施形態では、受光素子52Bは、傾斜ガイド57に設けられており、その受光面が傾斜ガイド57の傾斜面に沿うように配置されている。発光素子52Aは、後壁39において受光素子52Bよりも上方に配置されており、前方斜め下方へ向けて光を出射するように配置されている。
このような構成のスタート検知部52においては、図6に示されるように、給紙カセット16が前記未装着位置P0にあるときは後端部46で光が反射しにくいため、受光素子52Bの受光量は極めて低い。給紙カセット16が前記装着位置P1へ向けて移動されると、後端部46からの反射光が徐々に増えて、受光素子52Bの受光量も徐々に増加する。そして、給紙カセット16が前記装着位置P1に到達すると、受光素子52Bの受光量は、第1受光量H1(図6参照)となる。そして、給紙カセット16が更に移動されて前記検知姿勢P2に到達すると、後端部46からの反射光が更に増加して、受光素子52Bの受光量は、前記第1受光量H1よりも大きい第2受光量H2となる。したがって、本実施形態では、スタート検知部52の発光素子52A及び受光素子52Bは、給紙カセット16が前記装着位置P1に移動されたときに受光素子52Bの受光量が前記第1受光量H1となり、給紙カセット16が前記装着位置P2に移動されたときに受光素子52Bの受光量が前記第2受光量H2となり、給紙カセット16が前記未装着位置P0にあるときは、受光素子52Bの受光量が前記第1受光量H1未満となるような位置関係に設けられている。
なお、前記制御部は、受光素子52Bからの電圧信号を監視し、第1受光量H1を示す電圧信号が入力されたときに、給紙カセット16が前記装着位置P1に装着されたと検知する。また、前記制御部は、前記第1受光量H1よりも大きい第2受光量H2を示す電圧信号が入力されたときに給紙カセット16が前記検知位置P2に到達したと検知して、このときの電圧信号を前記スタート信号として認識する。
このようにスタート検知部52が構成されているため、前記未装着位置P0(図5(A)参照)から前記装着位置P1(図5(B)参照)へ給紙カセット16が挿入されて、前記装着位置P1に移動されると、前記制御部は、第1受光量H1を示す電圧信号に基づいて、給紙カセット16が前記装着位置P1に装着されたとこを検知する。また、前記装着位置P1に配置された状態(図5(B)参照)にある給紙カセット16に対して、ユーザーが手以外の部分、例えば足や膝などで給紙カセット16の前面部48又は取っ手49を後方へ押すと、給紙カセット16は前記装着位置P1から前記検知位置P2(図5(C)参照)へ移動する。給紙カセット16が前記検知位置P2に移動されると、後端部46で反射した光が受光素子52Bで受光されて、前記第2受光量H2を示す電圧信号が前記制御部に出力される。前記制御部は、前記第2受光量H2を示す電圧信号に基づいて、給紙カセット16が前記検知位置P2に到達したことを検知する。前記制御部は、このときの電圧信号を前記スタート信号として認識する。これにより、操作表示部17のスタートボタンを操作しなくても、前記制御部は、スキャナー12による画像読取動作、及び画像形成部18による画像形成動作を実行させることができる。また、押し操作が極めてし易くなり、ユーザーの操作性が良好となる。
10:画像形成装置
12:スキャナー
14:画像形成部
15,16:給紙カセット
45:シート載置部
46:後端部
50,51,52:スタート検知部
57:傾斜ガイド

Claims (7)

  1. シートに対して画像を形成する画像形成部を有する本体と、
    前記シートが載置されるシート載置部を有し、前記シート載置部が前記本体の内部に収容された第1位置と、前記第1位置から前記本体の内部の奥側に位置する第2位置との間で移動可能に支持されたシートトレイと、
    前記シートトレイが前記第1位置から前記第2位置に移動されたときに前記シートトレイを検知して、前記画像形成部による画像形成を開始させるスタート信号を出力する検知手段と、を具備する画像形成装置。
  2. 前記検知手段は、光を出射する発光素子と、前記シートトレイから反射する前記発光素子の反射光を受光する受光素子とからなる反射型光センサーを有し、
    前記シートトレイの移動に応じて変化する前記受光素子の受光量に基づいて前記シートトレイが前記第1位置又は前記第2位置のいずれかに配置されたことを検知するものである請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記シートトレイは、前記本体の下部に設けられている請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記第1位置から前記第2位置に移動された前記シートトレイを前記第1位置へ押し戻す押し戻し機構を更に備える請求項1から3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記押し戻し機構は、前記シートトレイを前記第2位置から前記第1位置側へ付勢する弾性部材である請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記押し戻し機構は、前記シートトレイが前記第1位置から前記第2位置へ移動するに伴い前記シートトレイの先端部を上方へ案内する傾斜ガイドである請求項4に記載の画像形成装置。
  7. 原稿の画像を読み取る画像読取部を更に備え、
    前記画像形成部は、前記画像読取部によって読み取られた原稿の画像データに基づいて前記シートに画像を形成するものである請求項1から6のいずれかに記載の画像形成装置。

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