JP2014087880A - ボールねじの伸縮量に基づいて補正処理を実行するサーボ制御装置 - Google Patents

ボールねじの伸縮量に基づいて補正処理を実行するサーボ制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ボールねじの伸縮量に基づいて位置補正するサーボ制御装置を提供する。
【解決手段】本発明に係るサーボ制御装置は、ボールねじに付与される張力の影響を考慮して、動作時のボールねじの伸縮量を補償するように送り軸に対する位置指令を補正する。サーボ制御装置は、ボールねじの、サーボモータから遠位側において作用する張力と、ボールねじを両端において支持する1対の固定部の間の距離と、サーボモータの近位側に設けられる固定部から移動体までの距離と、サーボモータに付与されるトルク指令に基づいて、ボールねじの伸縮量を計算する。そして、サーボ制御装置は、算出されたボールねじの伸縮量に基づいて、送り軸の位置補正量を計算する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ボールねじを介してサーボモータの回転運動を移動体の直線運動に変換する送り軸を制御するサーボ制御装置に関する。
種々の要因により生じ得るボールねじを介した送り軸の位置決め誤差を補正する機能を有する制御装置が知られている(特許文献1〜3参照)。例えば特許文献1は、移動体を高速で移動させる際に動力伝達機構部に含まれる弾性要素が弾性変形することによって生じる誤差を補正する制御装置を開示している。
特許第4867105号明細書 特許第4503148号明細書 特許第3292958号明細書
ボールねじを介してサーボモータの回転運動を移動体の直線運動に変換する送り軸を制御するサーボ制御装置において、送り軸の位置決め誤差を低減ないし解消することが望まれている。
本願の1番目の態様によれば、ボールねじを介してサーボモータの回転運動を移動体の直線運動に変換する送り軸を制御するサーボ制御装置において、前記ボールねじは、該ボールねじの、前記サーボモータに対して近位の端部に配置される第1の固定部と、前記ボールねじの、前記近位の端部とは反対側の端部に配置される第2の固定部と、によって両端において支持されており、サーボ制御装置は、前記送り軸の位置に関連付けられる位置指令を作成する位置指令作成部と、前記サーボモータのトルク指令を作成するトルク指令作成部と、前記ボールねじの熱変位量を計算する熱変位量計算部と、前記第1の固定部から前記第2の固定部までの間の距離、前記第1の固定部から前記移動体までの間の距離、前記熱変位量計算部によって計算される前記熱変位量及び前記トルク指令作成部によって作成される前記トルク指令に基づいて、前記第2の固定部に作用する張力を計算する張力計算部と、前記張力計算部によって計算される前記張力、前記第1の固定部から前記第2の固定部までの間の距離、前記第1の固定部から前記移動体までの間の距離及び前記トルク指令作成部によって作成される前記トルク指令に基づいて、前記サーボモータの動作中における前記ボールねじの伸縮量を計算する伸縮量計算部と、前記伸縮量計算部によって計算される前記伸縮量に基づいて、前記送り軸の位置に関連付けられる前記位置指令を補正する位置補正量を計算する位置補正量計算部と、を備える、サーボ制御装置が提供される。
本願の2番目の態様によれば、1番目の態様に係るサーボ制御装置において、前記張力計算部によって計算される前記張力が前記ボールねじを伸長させる伸長方向に作用するか、又は前記ボールねじを収縮させる方向に作用するかを判定する判定部をさらに備えるとともに、前記伸縮量計算部は、前記判定部によって前記張力が伸長方向に作用すると判定された場合に、前記第1の固定部から前記移動体までの間の距離、前記第1の固定部から前記第2の固定部までの間の距離及び前記トルク指令作成部によって作成される前記トルク指令に基づいて、前記ボールねじの伸縮量を計算する第1の伸縮量計算部と、前記判定部によって前記張力が収縮方向に作用すると判定された場合に、前記第1の固定部から前記移動体までの間の距離及び前記トルク指令作成部によって作成される前記トルク指令に基づいて、前記ボールねじの伸縮量を計算する第2の伸縮量計算部と、をさらに備える、サーボ制御装置が提供される。
本願の3番目の態様によれば、2番目の態様に係るサーボ制御装置において、前記第1の伸縮量計算部は、前記第1の固定部から前記移動体までの間の距離と、前記移動体から前記第2の固定部までの間の距離と、常温における前記ボールねじの全長に前記熱変位量計算部によって計算される前記熱変位量の値を加算した加算距離と、前記トルク指令作成部によって作成される前記トルク指令と、の積に所定の定数を乗算することによって、前記ボールねじの伸縮量を計算するように構成される、サーボ制御装置が提供される。
本願の4番目の態様によれば、2番目又は3番目の態様に係るサーボ制御装置において、前記第2の伸縮量計算部は、前記第1の固定部から前記移動体までの間の距離と、前記トルク指令作成部によって作成される前記トルク指令と、の積に所定の定数を乗算することによって、前記ボールねじの伸縮量を計算するように構成される、サーボ制御装置が提供される。
本願の5番目の態様によれば、1番目から4番目のいずれかの態様に係るサーボ制御装置において、前記第1の固定部から前記第2の固定部までの間の距離は、常温における前記ボールねじの前記全長よりも大きく、前記ボールねじは、前記ボールねじが伸長する方向において変形自在であるとともに、前記ボールねじが収縮する方向において変形不能であるように前記第1の固定部及び前記第2の固定部によって固定される、サーボ制御装置が提供される。
本願の6番目の態様によれば、1番目から5番目のいずれかの態様に係るサーボ制御装置において、前記熱変位量計算部は、単位時間当りの平均速度に基づいて前記ボールねじの熱変位量を計算するように構成されるサーボ制御装置が提供される。
前述した態様に係るサーボ制御装置によれば、ボールねじに作用する張力による影響を考慮した上でボールねじの伸縮量が計算される。したがって、ボールねじに作用する張力に起因して送り軸の位置決め誤差が生じるのを防止できる。
本発明の実施形態に係るサーボ制御装置の構成を示すブロック図である。 図1の伸縮量計算部のより詳細な構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係るサーボ制御装置における処理を示すフローチャートである。 本発明を適用可能なボールねじの構成例を示す図である。 種々の状態におけるボールねじを説明するための概念図である。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を説明する。図示される実施形態の各構成要素は、本発明の理解を助けるためにその縮尺が実用的な形態から変更されている場合があることに留意されたい。
図4は、本発明を適用可能なボールねじ100の構成例を示す図である。ボールねじ100は、外周面にねじ溝が形成されたねじ軸102と、ボール(図示せず)を介してねじ軸102のねじ溝に嵌合する雌ねじ部が内周面に形成されたナット104と、を備えている。ナット104には、例えばワーク(図示せず)が載置されるテーブル106が固定されており、ナット104とテーブル106とは互いに一体に運動可能になっている。テーブル106は、ボールねじ100によって移動される移動体の例である。
ボールねじ100のねじ軸102の両端102a,102bには、互いに所定の間隔を空けて配置される第1の固定部の例である第1のブラケット108と、第2の固定部の例である第2のブラケット110と、が設けられている。ねじ軸102は、それら第1のブラケット108及び第2のブラケット110の内部に形成される軸受部(図示せず)によって回転可能に支持されている。より具体的には、第1のブラケット108は、ボールねじ100を長手方向に移動不能にかつボールねじ100のねじ軸102を長手方向に伸びる軸線回りに回転可能に支持する。また、第2のブラケット110は、ボールねじ100を長手方向において収縮不能でありながら伸長可能に支持するとともに、ボールねじ100のねじ軸102を長手方向に伸びる軸線回りに回転可能に支持する。第1のブラケット108には、継手112を介してサーボモータ120が連結されている。サーボモータ120は、サーボモータ120の動作状態に関する情報、例えば回転位置及び回転速度を検出するエンコーダ122を備えている。
サーボモータ120は、後述するサーボ制御装置10によって作成される指令信号に応答して回転するように形成されている。サーボモータ120の回転運動は、継手112を介してボールねじ100のねじ軸102に伝達される。したがって、サーボモータ120が回転すると、ボールねじ100のねじ軸102がそれに応じて所定の減速比で回転する。そして、ナット104は、ねじ軸102が回転するのに従って、第1のブラケット108と第2のブラケット110との間の領域において、テーブル106とともにねじ軸102の長手方向に往復移動する。このように、ボールねじ100のねじ軸102及びナット104は、サーボモータ120の回転運動をねじ軸102に沿ったテーブル106の直線運動に変換する送り軸としての作用を有する。
ところで、ボールねじ100は、ナット104がねじ軸102に対して直線運動する際にナット104とねじ軸102との間において生じる摩擦熱に起因して熱膨張する。このようなボールねじ100の熱膨張は、ボールねじ100における送り軸の位置決め精度を低下させる原因となり得る。そこで、ボールねじ100が伸長した状態で保持されるように予張力がボールねじ100に付与される場合がある。
図5は、種々の状態におけるボールねじ100を説明するための概念図である。図5の(a)は張力が付与されていない常温時のボールねじ100のねじ軸102を示している。この場合、ねじ軸102は、自然長である長さL0を有している。図5の(b)は、ねじ軸102が長さL0よりも大きい長さL1を有するように長手方向に伸長されたボールねじ100を示している。ボールねじ100は、このように伸長された状態で第1のブラケット108及び第2のブラケット110によって固定されている。また、第1のブラケット108から距離L11の位置だけ離間して配置されるテーブル106が図示されている。ここで、テーブル106と第2のブラケット110との間の距離をL12とする。
なお、図中の(a)と(b)との間に描かれた破線は、ボールねじ100の各部位の対応関係を表している。すなわち、(b)の状態において第1のブラケット108から距離L11だけ離間するボールねじ100の部位は、(a)の状態において第1のブラケット108から距離L01だけ離間する部位に対応する。すなわち、(b)の状態における第1のブラケット108とテーブル106との間の距離L11は、(a)の状態においては距離L01に相当する。また、(b)の状態におけるテーブル106と第2のブラケット110との間の距離L12は、(a)の状態においては距離L02に相当する。
図5の(b)の状態において、ボールねじ100のねじ軸102には張力が一様に作用する。すなわち、テーブル106から第1のブラケット108側においてボールねじ100に作用する張力T11と、第2のブラケット110側のボールねじ100に作用する張力T12とは互いに等しく、次の式(1)が成立する。
T11 = T12 = E・{(L1−L0)/L0}・A0 ・・・ 式(1)
なお、上記式(1)におけるEはヤング率であり、A0はねじ軸102の断面積である。
テーブル106が第1のブラケット108から距離L11だけ離間した位置に配置される図5の(b)の状態において、テーブル106を加速又は減速させるトルクがサーボモータ120に付与される場合を考える。このとき、テーブル106を移動させる力は、ボールねじ100のねじ軸102を伸縮させるように作用する。しかしながら、ねじ軸102の両端102a,102bは長手方向に固定されているので、ねじ軸102の長さL1は変化しない。したがって、ねじ軸102において長手方向に伸縮する部位と伸長する部位とがそれぞれ局所的に形成され、それら部位の伸縮量は全体としては互いに打消されるようになる。
図5の(c)は、テーブル106を第1のブラケット108に向かって加速させるようなトルクが発生したときにおいて、ねじ軸102が伸縮する状態を示している。(c)の状態において、テーブル106は、ねじ軸102がその内部において伸縮する結果として第1のブラケット108から距離L21だけ離間した位置に変位する。ここで、テーブル106と第2のブラケット110との間の距離をL22とし、さらに第1のブラケット108側においてボールねじ100に作用する張力をT21、第2のブラケット110側においてボールねじ100に作用する張力をT22とすると、L21、L22、T21及びT22の間には次の式(2)〜式(5)が成立する。
T21 = E・{(L21−L01)/L01}・A0 ・・・ 式(2)
T22 = E・{(L22−L02)/L02}・A0 ・・・ 式(3)
L21+L22 = L1 ・・・ 式(4)
T21−T22 = F ・・・ 式(5)
ここで、Fはテーブル106を第1のブラケット108に向かって動作させるように作用する力である。
上記式(2)〜式(5)を解くと、L21、L22、T21及びT2は次の式(6)〜式(9)のように表される。
L21 = L11+{(L0・L11・L12)/L1^2}・F/(E・A0) = L11+{(L01・L02)/L0}・F/(E・A0) ・・・ 式(6)
L22 = L12−{(L0・L11・L12)/L1^2}・F/(E・A0) = L12−{(L01・L02)/L0}・F/(E・A0) ・・・ 式(7)
T21 = E・A0・{(L1−L0)/L0}+(L12/L1)・F ・・・ 式(8)
T22 = E・A0・{(L1−L0)/L0}−(L11/L1)・F ・・・ 式(9)
T1には次の式(10)
T1 = E・{(L1−L0)/L0}・A0 = E・{(L11−L01)/L01}・A0 = E・{(L12−L02)/L02}・A0 ・・・ 式(10)
が成立するので、L11及びL12はL01及びL02を用いて、次の式(11)及び式(12)のようにそれぞれ表される。
L11 = (L1/L0)・L01 ・・・ 式(11)
L12 = (L1/L0)・L02 ・・・ 式(12)
したがって、トルクがサーボモータ120に付与される前後の送り軸の位置の変位量であるL11とL21との間の差及びL21とL22との間の差は、次の式(13)及び式(14)によって表される。
L21−L11 = {(L0・L11・L12)/L1^2}・F/(E・A0) = (L0/L1)・{(L1−L11)/L1}・{F/(E・A0)}・L11 ・・・ 式(13)
L22−L12 = −{(L0・L11・L12)/L1^2}・F/(E・A0) = −(L0/L1)・{(L1−L11)/L1}・{F/(E・A0)}・L11 ・・・ 式(14)
なお、力Fは、サーボモータ120に付与されるトルクTと、サーボモータ120とボールねじ100との間における動力伝達部の減速比とが分かれば次の式(15)から導かれ得る。
F = (2π/le)・T ・・・ 式(15)
ここで、leはボールねじ100のねじ溝のリード(ピッチの長さ)である。
上記式(13)に従って、第1のブラケット108から距離L11に位置するテーブル106に対して対応する位置補正量が算出され得る。このように算出される位置補正量を利用してテーブル106の位置を補正すれば、ボールねじ100に予張力が作用している場合であってもテーブル106を正確に位置決めできるようになる。
第2のブラケット110側において作用する張力T22が負であるとき、すなわち張力T22がボールねじ100を収縮する方向に作用する場合を考える。この場合、ボールねじ100のねじ軸102の端部102bは、第2のブラケット110から突出するようになる。したがって、この状態では第2のブラケット110側のねじ軸102の端部102bは自由端になるので、ボールねじ100の伸縮量を計算するのにボールねじ100に作用する張力を考慮する必要はない。したがって、この場合の位置補正量は、第1のブラケット108からテーブル106までの距離に応じて、次の式(16)によって定まる。
L21−L11 = L11・{F/(E・A0)} ・・・ 式(16)
なお、張力T22が負となるための条件は、式(9)からF>E・A0・(L1−L0)・L01である。
次に、ボールねじ100の熱膨張を考慮する場合について考える。常温t0[℃]におけるボールねじ100のねじ軸102の長さをL0とすると、t1[℃]におけるねじ軸の長さLt1は、次の式(17)で表される。
Lt1 = L0・{1+α・(t1−t0)} ・・・ 式(17)
ここで、式(17)におけるαは線膨張係数である。
ボールねじ100の温度がt1[℃]まで上昇し、張力を考慮しない状態の長さL0がLt1まで伸長する場合、L0にLt1を代入することによって、ボールねじ100の熱膨張による影響を補償できる。L0をLt1で置換すると、LT1>L0であるので、張力T22が負に変わるための閾値Fはより小さくなる。また、温度t1[℃]におけるボールねじ100の長さLt1が第1のブラケット108と第2のブラケット110との間の距離L1よりも大きくなると、ボールねじ100に作用していた張力がゼロになる。このような見地に基づいて、距離L1は、常温よりも2〜3度程度上昇したときのボールねじ100の長さに対応するよう定められる。このようにすれば、ボールねじ100がある程度熱膨張する場合であってもボールねじ100に作用する張力が残存するようになる。
続いて、サーボモータ120の動作を制御するサーボ制御装置10について詳細に述べる。図1は、本発明の実施形態に係るサーボ制御装置10の構成を示すブロック図である。サーボ制御装置10は、位置指令作成部12と、位置検出部14と、速度指令作成部16と、速度検出部18と、トルク指令作成部20と、移動体位置検出部22と、熱変位量計算部24と、張力計算部26と、判定部28と、伸縮量計算部30と、位置補正量計算部32と、を備えている。さらに、サーボ制御装置10は、位置指令作成部12の出力値から位置検出部14の出力値を減算する第1の減算器34と、第1の減算器34の出力値に位置補正量計算部32の出力値を加算する加算器36と、速度指令作成部16の出力値から速度検出部18の出力値を減算する第2の減算器38と、を備えている。
位置指令作成部12は、例えばサーボ制御装置10によって読出される制御プログラムから位置指令を作成し、サーボモータ120に対する位置指令を第1の減算器34に出力する。なお、サーボモータ120に対する位置指令は、サーボモータ120の角度位置と、位置決め制御の対象であるボールねじ100の送り軸の位置との間の対応関係に従って決定される。サーボモータ120の角度位置と、送り軸との間の対応関係は、サーボモータ120及びボールねじ100の機械的構成に従って得られる。位置検出部14は、サーボモータ120に関連付けられたエンコーダ122によって検出されるサーボモータ120の角度位置を取得し、検出角度位置を第1の減算器34にフィードバックする。第1の減算器34は、位置指令と検出位置との間の差である位置偏差量を計算し、算出値を加算器36に送出する。加算器36は、位置補正量計算部32の出力値を第1の減算器34の出力値に加算し、算出値を速度指令作成部16に出力する。
速度指令作成部16は、位置偏差量及び位置補正量に基づいて速度指令を作成し、サーボモータ120に対する速度指令を第2の減算器38に出力する。速度検出部18は、エンコーダ122によって検出されるサーボモータ120の速度を取得し、検出速度を第2の減算器38にフィードバックする。第2の減算器38は、サーボモータ120に関連付けられる速度指令及び速度検出値に基づいて速度偏差量を計算し、算出値をトルク指令作成部20に出力する。トルク指令作成部20は、速度偏差量に基づいてサーボモータ120のトルク指令を作成し、トルク指令をサーボモータ120に送出する。サーボモータ120は、トルク指令に従って印加される電流によって駆動され、それによりボールねじ100を介してテーブル106を直線移動させる。図示される実施形態においては、サーボモータ120について位置フィードバック制御及び速度フィードバック制御が実行されるものの、本発明はこのような特定の実施形態に限定されない。例えば、ボールねじ100における送り軸の位置についてフィードバック制御を行うことによって、サーボモータ120の動作を間接的に制御するようにサーボ制御装置10を構成してもよい。この場合、送り軸に対する位置指令と、検出される送り軸の位置との間の偏差量に基づいて、サーボモータ120に付与されるトルク指令が決定される。このように、本発明との関係において、「送り軸の位置に関連付けられる位置指令」には、送り軸に対する位置指令と、送り軸の位置を間接的に決定できる位置指令(例えば前述したサーボモータ120の位置指令)と、の両方の場合が含まれる。
移動体位置検出部22は、テーブル106の位置を検出して、検出された位置情報を張力計算部26及び伸縮量計算部30に送出する。テーブル106の位置は、例えばサーボモータ120の角度位置から求められる。或いは、テーブル106の位置を直接検出する図示されない位置センサによって、テーブル106の位置が検出されてもよい。熱変位量計算部24は、例えばサーボモータ120の動作状態に応じてボールねじ100における送り軸の熱変位量を概算する。例えば、所定のサンプリング期間当りのサーボモータ120の平均速度に基づいて、ボールねじ100の送り軸の熱変位量が計算される。熱変位量計算部24によって計算された熱変位量の値は、張力計算部26に送出される。
張力計算部26は、第1のブラケット108から第2のブラケット110までの間の距離L1と、第1のブラケット108からテーブル106までの間の距離L11と、熱変位量計算部24によって計算される熱変位量と、トルク指令作成部20によって作成されたトルク指令と、に基づいて第2のブラケット110側においてボールねじ100に作用する張力T22を計算する。張力T22は、前述したように式(9)に従って計算される。張力計算部26において得られる張力T22の算出値は、判定部28に送出される。判定部28は、張力T22が正であるか否か、すなわち張力T22がボールねじ100を長手方向に伸長させる向きに作用しているか否かについて判定する。判定部28における判定結果は伸縮量計算部30に送出される。
伸縮量計算部30は、伸縮量計算部30のより詳細な構成を示す図2に示されるように第1の伸縮量計算部30aと、第2の伸縮量計算部30bと、をさらに備えている。伸縮量計算部30は、判定部28における判定結果に基づいて第1の伸縮量計算部30aと、第2の伸縮量計算部30bとのうちのいずれか一方を選択的に動作させるように形成されている。具体的には、第1の伸縮量計算部30aは、判定部28において張力T22が正の向き、すなわちボールねじ100の伸長方向に作用すると判定された場合に、第1のブラケット108からテーブル106までの間の距離L11と、第1のブラケット108から第2のブラケット110までの間の距離L1と、トルク指令作成部20によって作成されたトルク指令と、に基づいてボールねじ100の伸縮量を計算する。第1の伸縮量計算部30aは、前述した式(13)に従ってボールねじ100の伸縮量を計算する。
一方、第2の伸縮量計算部30bは、判定部28において張力T22が負の向き、すなわちボールねじ100の収縮方向に作用すると判定された場合に、第1のブラケット108からテーブル106までの間の距離L11と、トルク指令作成部20によって作成されたトルク指令と、に基づいてボールねじ100の伸縮量を計算する。第2の伸縮量計算部30bは、前述した式(16)に従ってボールねじ100の伸縮量を計算する。
伸縮量計算部30によって計算された伸縮量は、位置補正量計算部32に送出される。位置補正量計算部32は、ボールねじ100に付与される予張力の影響が考慮されたボールねじ100の伸縮量に基づいて、送り軸に対する位置指令に関連付けられるサーボモータ120に対する位置指令を補正する位置補正量を計算し、算出値を加算器36に送出する。
次に、図3を参照して、本実施形態に係るサーボ制御装置の処理について説明する。図3は、本発明の実施形態に係るサーボ制御装置における処理を示すフローチャートである。
サーボ制御装置10が例えばテーブル106を所定の位置に位置決めするよう指令信号を受信すると、位置指令作成部12が起動されてサーボモータ120に対する位置指令が作成される(ステップS101)。そして、位置指令作成部12から送出される位置指令と、位置検出部14から送出される位置検出値と、に基づいて、サーボモータ120に対する速度指令が速度指令作成部16によって作成される(ステップS102)。次に、速度指令作成部16から送出される速度指令と、速度検出部18から送出される速度検出値と、に基づいて、サーボモータ120に対するトルク指令がトルク指令作成部20によって作成される(ステップS103)。以上のステップS101からステップS103までの処理は、サーボモータ120の動作制御において通常実行される処理をそのまま適用できる。
続いて、サーボモータ120に対して近位に配置される第1のブラケット108と、テーブル106との間の距離L11が移動体位置検出部22の検出情報に基づいて取得される(ステップS104)。テーブル106の位置は、前述したようにサーボモータ120に関連付けられたエンコーダ122の検出値を利用して、又はテーブル106の位置を検出する位置センサを利用して取得され得る。また、ボールねじ100の熱変位量が熱変位量計算部24によって計算される(ステップS105)。ステップS105で計算された熱変位量は、例えばサーボモータ120の動作状態を考慮して概算される。
次に、サーボモータ120に対して遠位に配置される第2のブラケット110側においてボールねじ100に付与される張力T22が、張力計算部26によって計算される(ステップS106)。張力計算部26は、(a)第1のブラケット108からテーブル106までの間の距離L11と、(b)第1のブラケット108から第2のブラケット110までの間の距離L1と、(c)熱変位量計算部24によって計算される熱変位量と、(d)トルク指令から式(15)に従って計算される力Fと、に基づいて、式(9)に従って張力T22を計算する。ここで、ボールねじ100に張力が付与されていない状態における長さL0は、熱変位量計算部24によって算出された熱変位量に基づいて調整された値によって置換される。
続いて、張力計算部26によって計算された張力T22に基づいて、張力T22の作用方向が判定される。すなわち、張力T22がボールねじ100を伸長させる方向に作用するか否かについて、判定部28によって判定される(ステップS107)。
ステップS107において、張力T22が伸長方向に作用すると判定された場合、ステップS108に進み、ボールねじ100の伸縮量が伸縮量計算部30によって計算される。具体的には、伸縮量計算部30の第1の伸縮量計算部30aは、(e)第1のブラケット108からテーブル106までの間の距離L11と、(f)第1のブラケット108から第2のブラケット110までの間の距離L1と、(g)トルク指令作成部20によって作成されるトルク指令から式(15)に従って計算される力Fと、に基づいて、式(13)に従ってボールねじ100の伸縮量を計算する(ステップS108)。
ステップS107において、張力T22が伸長方向とは反対向きに作用すると判定された場合、ステップS109に進み、ボールねじ100の伸縮量が伸縮量計算部30によって計算される。具体的には、伸縮量計算部30の第2の伸縮量計算部30bは、(h)第1のブラケット108からテーブル106までの間の距離L11と、(i)トルク指令作成部20によって作成されるトルク指令から式(15)に従って計算される力Fと、に基づいて、式(16)に従ってボールねじ100の伸縮量を計算する(ステップS109)。
そして、ステップS108又はステップS109において計算されたボールねじ100の伸縮量に基づいて、ボールねじ100における送り軸に対する位置補正量が位置補正量計算部32によって計算される(ステップS110)。ステップS110において計算された位置補正量は加算器36に送出され、サーボモータ120に対する位置指令と検出位置との間の誤差である位置偏差量に組入れられる。
このように、本実施形態に係るサーボ制御装置10によれば、ボールねじ100に作用する張力を考慮した上でボールねじ100の伸縮量が算出されるので、ボールねじ100の送り軸をより正確に位置決めできるようになる。すなわち、ボールねじ100が加速又は減速される際のボールねじの伸縮量は、ボールねじ100に作用する張力によって変化する。本実施形態によれば、そのような場合であってもボールねじ100の位置補正を実施できる。また、サーボモータ120と移動体(テーブル106)との間の距離に応じてボールねじ100の伸縮量が局所的に変化するような場合においても、ボールねじ100の送り軸に対する位置補正が可能になる。さらに、本実施形態によれば、ボールねじ100が加速又は減速する間の任意の時点においても、ボールねじ100の送り軸に対する位置補正が可能である。
以上、本発明の実施形態の例を説明したが、本発明を他の態様によっても実施できることは当業者に自明である。特に、本発明の先行技術に係る構成を前述した実施形態に付加し、又は実施形態から削除し、或いは他の公知技術によって実施形態の構成を置換することも本発明の範囲に含まれ得ることに留意されたい。
10 サーボ制御装置
12 位置指令作成部
14 位置検出部
16 速度指令作成部
18 速度検出部
20 トルク指令作成部
22 移動体位置検出部
24 熱変位量計算部
26 張力計算部
28 判定部
30 伸縮量計算部
30a 第1の伸縮量計算部
30b 第2の伸縮量計算部
32 位置補正量計算部
100 ボールねじ
106 テーブル(移動体)
108 第1のブラケット(第1の固定部)
110 第2のブラケット(第2の固定部)
本願の3番目の態様によれば、2番目の態様に係るサーボ制御装置において、前記第1の伸縮量計算部は、前記第1の固定部から前記移動体までの間の距離と、前記第1の固定部から前記第2の固定部までの間の距離と、常温における前記ボールねじの全長に前記熱変位量計算部によって計算される前記熱変位量の値を加算した加算距離と、前記トルク指令作成部によって作成される前記トルク指令と、の積に所定の定数を乗算することによって、前記ボールねじの伸縮量を計算するように構成される、サーボ制御装置が提供される。
上記式(2)〜式(5)を解くと、L21、L22、T21及びT22は次の式(6)〜式(9)のように表される。
T11及びT12には次の式(10)
T11 = T12 = E・{(L1−L0)/L0}・A0 = E・{(L11−L01)/L01}・A0 = E・{(L12−L02)/L02}・A0 ・・・ 式(10)
が成立するので、L11及びL12はL01及びL02を用いて、次の式(11)及び式(12)のようにそれぞれ表される。
したがって、トルクがサーボモータ120に付与される前後の送り軸の位置の変位量であるL11とL21との間の差及びL12とL22との間の差は、次の式(13)及び式(14)によって表される。
L21−L11 = L11・{F/(E・A0)} ・・・ 式(16)
なお、張力T22が負となるための条件は、式(9)からF>E・A0・(L1−L0)L01である。

Claims (6)

  1. ボールねじを介してサーボモータの回転運動を移動体の直線運動に変換する送り軸を制御するサーボ制御装置において、
    前記ボールねじは、該ボールねじの、前記サーボモータに対して近位の端部に配置される第1の固定部と、前記ボールねじの、前記近位の端部とは反対側の端部に配置される第2の固定部と、によって両端において支持されており、
    サーボ制御装置は、
    前記送り軸の位置に関連付けられる位置指令を作成する位置指令作成部と、
    前記サーボモータのトルク指令を作成するトルク指令作成部と、
    前記ボールねじの熱変位量を計算する熱変位量計算部と、
    前記第1の固定部から前記第2の固定部までの間の距離、前記第1の固定部から前記移動体までの間の距離、前記熱変位量計算部によって計算される前記熱変位量及び前記トルク指令作成部によって作成される前記トルク指令に基づいて、前記第2の固定部に作用する張力を計算する張力計算部と、
    前記張力計算部によって計算される前記張力、前記第1の固定部から前記第2の固定部までの間の距離、前記第1の固定部から前記移動体までの間の距離及び前記トルク指令作成部によって作成される前記トルク指令に基づいて、前記サーボモータの動作中における前記ボールねじの伸縮量を計算する伸縮量計算部と、
    前記伸縮量計算部によって計算される前記伸縮量に基づいて、前記送り軸の位置に関連付けられる前記位置指令を補正する位置補正量を計算する位置補正量計算部と、
    を備える、サーボ制御装置。
  2. 前記張力計算部によって計算される前記張力が前記ボールねじを伸長させる伸長方向に作用するか、又は前記ボールねじを収縮させる方向に作用するかを判定する判定部をさらに備えるとともに、
    前記伸縮量計算部は、
    前記判定部によって前記張力が伸長方向に作用すると判定された場合に、前記第1の固定部から前記移動体までの間の距離、前記第1の固定部から前記第2の固定部までの間の距離及び前記トルク指令作成部によって作成される前記トルク指令に基づいて、前記ボールねじの伸縮量を計算する第1の伸縮量計算部と、
    前記判定部によって前記張力が収縮方向に作用すると判定された場合に、前記第1の固定部から前記移動体までの間の距離及び前記トルク指令作成部によって作成される前記トルク指令に基づいて、前記ボールねじの伸縮量を計算する第2の伸縮量計算部と、をさらに備える、請求項1に記載のサーボ制御装置。
  3. 前記第1の伸縮量計算部は、
    前記第1の固定部から前記移動体までの間の距離と、
    前記移動体から前記第2の固定部までの間の距離と、
    常温における前記ボールねじの全長に前記熱変位量計算部によって計算される前記熱変位量の値を加算した加算距離と、
    前記トルク指令作成部によって作成される前記トルク指令と、
    の積に所定の定数を乗算することによって、前記ボールねじの伸縮量を計算するように構成される、請求項2に記載のサーボ制御装置。
  4. 前記第2の伸縮量計算部は、
    前記第1の固定部から前記移動体までの間の距離と、
    前記トルク指令作成部によって作成される前記トルク指令と、
    の積に所定の定数を乗算することによって、前記ボールねじの伸縮量を計算するように構成される、請求項2又は3に記載のサーボ制御装置。
  5. 前記第1の固定部から前記第2の固定部までの間の距離は、常温における前記ボールねじの前記全長よりも大きく、
    前記ボールねじは、前記ボールねじが伸長する方向において変形自在であるとともに、前記ボールねじが収縮する方向において変形不能であるように前記第1の固定部及び前記第2の固定部によって固定される、請求項1から4のいずれか1項に記載のサーボ制御装置。
  6. 前記熱変位量計算部は、単位時間当りの平均速度に基づいて前記ボールねじの熱変位量を計算するように構成される、請求項1から5のいずれか1項に記載のサーボ制御装置。
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