JP2014087876A - 切断工具 - Google Patents

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Abstract

【課題】左右一対の鋸車間に帯鋸を掛け渡して周回させることによりパイプ材等の切断材を切断するポータブルバンドソーを用いて片手でオーバーヘッド作業を行う場合に、帯鋸が露出された開口部の下側の案内部材に切断材を押し付けた状態で起動させるため負担が大きく、この点で操作性を改善すべきであった。本発明では、特にオーバーヘッド作業時の操作性を改善することを目的とする。
【解決手段】帯鋸13が露出された開口部30の前側に第1案内部材31を設けて、この第1案内部材31を頭上の切断材Wに引き掛けて切断工具1を吊り下げ状態で保持できる構成とする。これにより使用者Hの右手RHの負担を低減することができ、当該切断工具1の操作性を高めることができる。
【選択図】図4

Description

本発明は、主として作業者が手に持って例えばパイプ材の切断作業に用いる切断工具に関する。
この種の切断工具はポータブルバンドソーとも称されるもので、電動モータにより回転する一対の鋸車と、両鋸車間に掛け渡した無端形の帯鋸を備えるもので、帯鋸をその長手方向に周回させながらパイプ材等の切断材に押し付けることによりその切断加工を行うことができる。帯鋸は、一対の鋸車をそれぞれ収容する鋸車ハウジング間の開口部において露出されており、この露出部分が切断材に押し付けられる。
この切断工具に関する様々な技術が下記の特許文献に開示されている。これら特許文献に開示されているように、周回する帯鋸が押し付けられると切断材には帯鋸移動方向の外力が加わるため、帯鋸が露出される開口部の帯鋸移動方向先端側の端部には当該切断材を当接させて位置保持するためのガイド部材が設けられている。
特許第4305058号公報 実開昭61−141017号公報 特開2007−90458号公報 特開2007−260795号公報 特許第4129111号公報
通常この切断工具には、メインハンドル部とサブハンドル部が設けられており、作業者は両手でこの切断工具を保持して切断作業を行うが、例えばオーバーヘッド作業時(当該切断工具を頭上に保持して行う切断作業)には切断工具を切断材に乗せ掛けて片手で保持する場合があり、この場合には上記ガイド部材のみでは起動前に当該切断工具を片手で位置保持することが困難で作業性が悪かった。
本発明は、係る従来の問題に鑑みてなされたもので、特にオーバーヘッド作業時において切断工具を切断材に対して片手で楽に位置保持できるようにしてその作業性を高めることを目的とする。
上記した課題は、以下の各発明によって解決される。
第1の発明は、電動モータを駆動源として回転する一対の鋸車と、この両鋸車をそれぞれ収容する一対の鋸車ハウジングと、両鋸車間に掛け渡されて周回される無端形の帯鋸を備え、両鋸車ハウジング間に設けた開口部を経て露出される帯鋸を切断材に押し付けて切断加工を行う切断工具であって、開口部における帯鋸の周回方向について当該開口部の前後両側に切断材を案内する案内部材を備えており、この案内部材の少なくとも一方を周回方向に沿って移動させて開口部の開口幅を変更可能な構成とした切断工具である。
第1の発明によれば、例えば当該切断工具を片手で把持して頭上に位置する切断材を切断加工するオーバーヘッド作業時に、その開口部における帯鋸の周回方向(移動方向)について後側の案内部材を切断材に乗せ掛けて当該切断工具を片手で楽に保持することができることから、切断材に対する刃先の位置決め等を片手で楽に行うことができ、これにより当該切断工具の作業性及び操作性(取り扱い性)を高めることができる。
第2の発明は、第1の発明において、開口部における帯鋸の周回方向について後側となる前側の第1案内部材を当該周回方向に沿って位置調整可能な構成とした切断工具である。
第2の発明によれば、後側の案内部材を周回方向に移動させて前側の案内部材との間の間隔を調整することにより、オーバーヘッド作業時における当該切断工具の取り扱い性及び作業性を高めることができる。
第3の発明は、第1又は第2の発明において、開口部における帯鋸の周回方向について後側となる前側の第1案内部材が切断材側に張り出すガイド部を備えた切断工具である。
第3の発明によれば、例えばオーバーヘッド作業時によりガイド部を切断材に乗せ掛けて当該切断工具を片手で位置保持することができ、この点で当該切断工具の操作性及び作業性を一層高めることができる。
第4の発明は、第1〜第3の何れか一つの発明において、開口部における帯鋸の周回方向について後側となる前側の第1案内部材は、当該周回方向に交差する方向に位置調整可能な構成とした切断工具である。
第4の発明によれば、開口部における帯鋸の周回方向について後側となる前側の第1案内部材について、帯鋸の周回方向に交差する方向への張り出し量を小さくすることによりいわゆる際切り作業の便宜を図ることができる。また、後側の案内部材について、帯鋸の周回方向に交差する方向への位置調整することにより、より大型の切断材に当該後側の案内部材を安定した状態で乗せ掛けることができ、この点で当該切断工具のオーバーヘッド作業時等におけるその操作性及び作業性を一層高めることができる。
第5の発明は、第1〜第4の何れか一つの発明において、開口部における帯鋸の周回方向について前後両側の案内部材は、帯鋸の周回方向に対して直行する切断材当接用の平坦面を有する切断工具である。
第5の発明によれば、切断材が例えばパイプ材である場合に、当該パイプ材が案内部材の平坦面に線当たり状態で当接される。このため、起動前に後側の案内部材に切断材を当接させた段階、及び前側の案内部材に切断材を当接させた段階の双方において、切断工具を当接部(線当たり状態の当接線)を中心にして楽に傾動させることができ、これにより切断材に対する帯鋸の切り込み位置を変化させながら効率のよい切断作業を行うことができる。
第6の発明は、第1〜第5の何れか一つの発明において、使用者が把持するハンドル部を備え、ハンドル部は、帯鋸の周回方向について切断部位よりも前側に配置されており、かつ当該ハンドル部のハンドル軸線を、当該ハンドル部を把持した使用者の押し付け力の作用線上に切断部位が位置することとなる向きに設定した切断工具である。
第6の発明によれば、帯鋸の周回方向前側の案内部材に切断材を当接させた状態で切断作業を行う際に、ハンドル部を把持した作業者の切断部位(切断材に対する帯鋸の切り込み位置)に向けた押し付け力を効率よく切断材に付加することができ、これによりハンドル部を把持した作業者の手首に大きな負担を掛けることなく切断作業を迅速かつ楽に行うことができ、この点で当該切断工具の操作性及び作業性を一層高めることができる。
第7の発明は、電動モータを駆動源として回転する一対の鋸車と、この両鋸車を収容する鋸車ハウジングと、両鋸車間に掛け渡されて周回される無端形の帯鋸を備え、鋸車ハウジングに設けた開口部を経て露出される帯鋸を切断材に押し付けて切断加工を行う切断工具であって、開口部における帯鋸の周回方向について当該開口部の後側に切断材に当接させる案内部材を切断材側に張り出して設けた切断工具である。
第7の発明によれば、例えば当該切断工具を片手で把持して頭上に位置する切断材を切断加工するオーバーヘッド作業時に、開口部の後側に張り出して設けられた案内部材を切断材に乗せ掛けておくことにより当該切断工具を切断材に対して片手で楽に保持することができ、これにより当該切断工具の作業性及び操作性を高めることができる。
本実施形態に係る切断工具の全体正面図である。 本実施形態に係る切断工具を図1中矢印(II)方向から見た全体平面図である。 本実施形態に係る切断工具を図1中矢印(III)方向から見た後面図である。 本実施形態に係る切断工具を用いて頭上の切断材を切断するオーバーヘッド作業の様子を示す斜視図である。
次に、本発明の実施形態を図1〜図4に基づいて説明する。図1に示すように本実施形態の切断工具1は、充電式のポータブルバンドソーと称される持ち運び形のバンドソーで、電動モータ10を駆動源として回転する前後一対(図1では左右一対)の鋸車11,12と、この前後の鋸車11,12を収容する鋸車ハウジング20と、この前後の鋸車11,12間に掛け渡された無端形の帯鋸13を備えている。この種の切断工具1では、通常図1において左側を前側、右側を後側と呼ぶのが慣例であるので、以下の説明においても特に断らない限りこの慣例に従って前後方向を用いる。
鋸車ハウジング20は、前側の鋸車11を収容する前ハウジング部21と、後側の鋸車12を収容する後ハウジング部22を備えている。電動モータ10は、後ハウジング部22の上面に取り付けられている。従って、後側の鋸車12が電動モータ10により直接回転する駆動輪として機能し、前側の鋸車11が従動輪として機能する。駆動輪としての後側の鋸車12と従動輪としての前側の鋸車11との間に、板厚方向に可撓性を有する一定幅の帯鋸13が掛け渡されている。
前ハウジング部21の上面には、テンションレバー25が配置されている。このテンションレバー25を一定角度範囲で回動操作することにより、前側の鋸車11を前後方向に移動させて後側の鋸車12との間隔を調整することができ、これにより両鋸車11,12間に掛け渡した帯鋸13のテンションを調整することができ、また両鋸車11,12に対して帯鋸13を脱着することができる。
前ハウジング部21と後ハウジング部22は、結合ハウジング部23を介してその上部間で相互に結合されている。結合ハウジング部23の下方であって、前後ハウジング部21,22間には平面的に見て概ね矩形の開口部30が設けられている。この開口部30において帯鋸13が露出されている。駆動輪としての後側の鋸車12は、図1において反時計回り(左回り)に回転する。このため、帯鋸13は反時計回り方向に周回し、開口部30において露出された帯鋸13は前側から後側(図1において左側から右側)に向けて移動する。開口部30における帯鋸13の移動方向を示す矢印24が前ハウジング部21の上面に表示されている。以下の説明では、この矢印24で示した方向を単に帯鋸13の周回方向ともいう。当該切断工具1の前後方向については、この帯鋸13の周回方向とは逆になる。
この開口部30の前側(図1において左側)に第1案内部材31が取り付けられ、後側(図1において右側)に第2案内部材32が取り付けられている。図1では、後側の第2案内部材32に切断材Wが当接された切断加工時の状態が示されている。この両案内部材31,32の詳細については後述する。
鋸車ハウジング20の上部には、使用者が把持するハンドル部40が設けられている。このハンドル部40は、後ハウジング22の上部から結合ハウジング部23との間に跨った状態に取り付けられている。このハンドル部40は、使用者が一方の手で把持するメイングリップ部41と、他方の手で把持するサブグリップ部42を備えている。メイングリップ部41は、開口部30における切断部位(切断材Wに対する帯鋸13の切り込み部位)よりも後側(帯鋸13の周回方向前側)において、後ハウジング部22の右側部から前方かつ上方へ山形に延びており、その先端部側(前端部側)は下方へ下っている。
図1に示すようにメイングリップ部41のハンドル軸線J41は、後側から前側に向けて上傾方向に傾斜している。メイングリップ部41を把持した使用者はハンドル軸線J41にほぼ直行する方向に押し付け力(切断材Wに対する帯鋸13の切断力)を作用させる。使用者の手の押し付け力が作用する方向に、切断材Wに対する帯鋸13の切り込み部位(切断部位)が位置するよう、当該メイングリップ41の位置及び向きが適切に設定されている。これにより、メイングリップ部41を把持した使用者の手による押し付け力が切断部位に効率よく付加されて、使用者の手首に掛る負担を低減しつつ楽な姿勢で切断作業を迅速に行うことができるようになっている。
メイングリップ部41の先端部は、ハンドルベース43に結合されている。メイングリップ部41の下面側に、当該メイングリップ部41を把持した手の指先で引き操作するスイッチレバー44が設けられている。このスイッチレバー44を指先で上方へ引き操作すると電動モータ10が起動して帯鋸13が周回する。
ハンドルベース43は、結合ハウジング部23の上面にねじ止めされている。このハンドルベース43からさらに前方斜め上方に向けてサブグリップ部42が延びている。一方の手でメイングリップ部41を把持し、他方の手でこのサブグリップ部42を把持することにより、当該切断工具1を安定した姿勢に保持して切断作業を迅速かつ楽に行うことができる。
ハンドルベース43の上面には、照明具45が配置されている。この照明具45によって、開口部30に露出された帯鋸13の切断材Wに対する切断部位周辺が明るく照らされることにより暗所等での切断作業の便宜が図られるようになっている。この照明具45にはLED(発光ダイオード)が用いられている。この照明具45も電動モータ10と同様バッテリパック46を電源としている。
また、図2に示すようにハンドルベース43の右側部には、フック48が設けられている。このフック48を介して当該切断工具1を例えば作業現場の足場等の他部位に引き掛けておくことができる。
メインハンドル部41の後端部には、バッテリ取り付け部41aが設けられている。このバッテリ取り付け部41aにバッテリパック46が装着されている。このバッテリパック46は、バッテリケース内に複数本のセルを収容したリチウムイオンバッテリで、取り外して別途用意した充電器で充電することにより繰り返し使用することができる。このバッテリパック46を電源として電動モータ10が起動し、また照明具45が点灯する。
バッテリ取り付け部41aには、オートストップコントローラ(ASコントローラ)47が内装されている。このASコントローラ47により、バッテリパック46の供給電流や残量等を含む電源供給状態が監視されており、これに異常が発生した場合には電源回路が遮断されて電動モータ10が自動的に停止される(オートストップ機能)。
前記したように開口部30の前端部と後端部にはそれぞれ第1案内部材31と第2案内部材32が取り付けられている。両案内部材31,32には、それぞれ下方(切断材W側、図3参照)へ張り出すガイド部31a,32aが設けられている。両ガイド部31a,32aの相互の対向面は、相互に平行かつそれぞれ平坦面に形成されて切断材当接用の平坦面として機能する。
両案内部材31,32は、それぞれ固定ねじ33,34の締め込みによりそれぞれのガイド部31a,32aを下方へ張り出す状態に固定されている。両案内部材31,32は、固定ねじ33,34を緩めることにより位置を変更することができる。
前側の第1案内部材31には、上下に長い縦溝孔と左右に長い横溝孔がL字形に連結された挿通溝孔31bが設けられている。この挿通溝孔31bを経て固定ねじ33が前ハウジング21に締め込まれている。このため、この固定ねじ33を緩めることにより、第1案内部材31を、前後方向及び図1において上下方向にそれぞれ一定の範囲で位置調整することができる。固定ねじ33を縦溝孔内に位置させた状態で緩めて第1案内部材31を上下に位置調整することにより、そのガイド部31aの下方への張り出し量を調整することができる。また、固定ねじ33を横溝孔内に位置させた状態で緩めることにより、ガイド部31aの張り出し量を最大にした状態で当該第1案内部材31を前後方向に位置調整することができ、これにより当該ガイド部31aの前後方向の位置を調整することができる。第1案内部材31のガイド部31aを前後方向に位置調整することにより、第2案内部材32のガイド部32aとの間の間隔を調整することができる。このことから、第1案内部材31を前後方向に位置調整して第2案内部材32のガイド部32aとの間隔を変更することにより、実質的に開口部30の開口幅Lを切断材Wの太さ(径、幅)に合わせて任意に変更することができる。
後側の第2の案内部材32には、上下に長い挿通溝孔32bが設けられている。この挿通溝孔32bを経て固定ねじ34が後ハウジング部22に締め込まれている。このため、この固定ねじ34を緩めることにより、第2の案内部材32を図1において上下に一定の範囲で位置調整することができる。固定ねじ34を緩めて第2の案内部材32を上下に位置調整することにより、そのガイド部32aの下方(切断材W側)への張り出し量を調整することができる。
第1案内部材31のガイド部31a及び第2案内部材32のガイド部32aには、それぞれその下端部からスリット31c,32cが切り込み形成されている。開口部30において、帯鋸13は両スリット31c,32c内を経て前側から後側に周回されている。
以上のように構成した本実施形態の切断工具1によれば、帯鋸13が露出された開口部30の前部に第1案内部材31が取り付けられ、後部に第2案内部材32が取り付けられている。両案内部材31,32には、それぞれ切断材W側に張り出すガイド部31a,32aが設けられている。このため、例えば図4に示すように使用者Hが頭上の切断材W(パイプ材)を切断するオーバーヘッド作業を行う場合に、前側(図4では上側)の第1案内部材31のガイド部31aを切断材W上に乗せ掛けることにより、使用者Hは例えば右手RHでメイングリップ部41を把持して当該切断工具1を片手で頭上に楽に保持しておくことができ、これにより帯鋸13の切断材Wに対する主として長手方向の位置決めを楽に行うことができる。切断材Wの長手方向に位置決めした後、当該切断工具1を前側(上方)へ持ち上げて相対的に切断材Wを後側の第2案内部材32に当接させた状態とし、その後メイングリップ部41を把持した右手RHの指先でスイッチレバー44を引き操作して当該切断工具1を起動させることにより切断材Wの切断加工を行うことができる。
このように、例えばオーバーヘッド作業を行う場合に、前側の第1案内部材31を利用して当該切断工具1を切断材Wに対して位置決め保持することができる。このため、使用者Hは当初より切断材Wを後側の第2案内部材32のガイド部32aに押し付けた状態(右手RHで切断工具1を持ち上げた状態)に保持する必要がなく、当該切断工具1を片手(右手RH)で頭上に楽に保持することができる。このことから、使用者Hの右手RHの負担を低減して当該切断工具1の操作性(取り扱い性)が高めることができ、ひいては切断作業を迅速かつ楽に行うことができるようになる。
また、前記したようにメイングリップ部41の位置及び傾きは、切断部位よりも後側(オーバーヘッド作業では下側)において前方へ向けて山形に傾斜する状態に設けられており、これにより使用者Hの右手RHによる押し付け力RHPの作用線上に切断部位が位置するように設定されている。このため、使用者Hの右手RHによる押し付け力RHPがメイングリップ部41を経て効率よく切断部位に付加され、この点でも切断作業を迅速かつ楽に行うことができる。
第1及び第2案内部材31,32は、それぞれのガイド部31a,32aの張り出し方向(切断材W側、図1において上下方向)へ位置調整することができるとともに、前側の第1案内部材31は前後方向へも位置調整可能であり、これにより第2案内部材32との間の間隔(開口部30の開口幅L)を調整可能となっている。第1案内部材31を左右方向に位置調整して開口幅Lを切断材Wの径(太さ)に合わせて予め適切に設定しておくことにより、切断作業中における切断材Wの位置保持を楽に行うことができるようになり、この点でも当該切断工具1の取り扱い性を高めることができる。
また、第1及び第2案内部材31,32を位置調整してそれぞれのガイド部31a,32aの切断材W側への張り出し量を小さくすることにより、いわゆる際切り作業(例えば壁面近くに沿って配管されたパイプ材を切断する作業)の便宜を図ることができる。
以上説明した実施形態には種々変更を加えることができる。例えば、第1及び第2案内部材31,32の双方についてそれぞれのガイド部31a,32aの張り出し方向へ位置調整可能な構成としたが、何れか一方若しくは双方について同方向への位置を固定した構成としてもよい。
また、前側の第1案内部材31について前後方向へ位置調整可能として開口幅Lを調整可能な構成を例示したが、これに代えて若しくは加えて後側の第2案内部材32を前後方向へ位置調整可能として開口幅Lを調整可能な構成としてもよい。
第1及び第2案内部材31,32の前後方向の位置を固定して、開口幅Lを変更不能な構成としてもよい。係る構成によっても、前側(帯鋸13の周回方向後側)の第1案内部材を切断材に乗せ掛けてオーバーヘッド作業を楽に行うことができる。
1…切断工具(ポータブルバンドソー)
W…切断材
10…電動モータ
11…鋸車(前側)
12…鋸車(後側)
13…帯鋸
20…鋸車ハウジング
21…前ハウジング部
22…後ハウジング部
23…結合ハウジング部
24…矢印(帯鋸13の周回方向)
25…テンションレバー
30…開口部
L…開口幅
31…第1案内部材(前側)
31a…ガイド部、31b…挿通溝孔、31c…スリット
32…第2の案内部材(後側)
32a…ガイド部、32b…挿通溝孔、32c…スリット
33,34…固定ねじ
40…ハンドル部
41…メイングリップ部、41a…バッテリ取り付け部
J41…ハンドル軸線
42…サブグリップ部
43…ハンドルベース
44…スイッチレバー
45…照明具
46…バッテリパック
47…ASコントローラ
48…フック
H…使用者
RH…右手
RHP…右手による押し付け力

Claims (7)

  1. 電動モータを駆動源として回転する一対の鋸車と、該両鋸車をそれぞれ収容する一対の鋸車ハウジングと、該両鋸車間に掛け渡されて周回される無端形の帯鋸を備え、前記両鋸車ハウジング間に設けた開口部を経て露出される前記帯鋸を切断材に押し付けて切断加工を行う切断工具であって、
    前記開口部における前記帯鋸の周回方向について該開口部の前後両側に前記切断材を案内する案内部材を備えており、該案内部材の少なくとも一方を前記周回方向に沿って移動させて前記開口部の開口幅を変更可能な構成とした切断工具。
  2. 請求項1記載の切断工具であって、前記開口部における前記帯鋸の周回方向について後側となる前側の第1案内部材を当該周回方向に沿って位置調整可能な構成とした切断工具。
  3. 請求項1又は2記載の切断工具であって、前記開口部における前記帯鋸の周回方向について後側となる前側の第1案内部材が前記切断材側に張り出すガイド部を備えた切断工具。
  4. 請求項1〜3の何れか1項に記載した切断工具であって、前記開口部における前記帯鋸の周回方向について後側となる前側の第1案内部材は、当該周回方向に交差する方向に位置調整可能な構成とした切断工具。
  5. 請求項1〜4の何れか1項に記載した切断工具であって、前記開口部における前記帯鋸の周回方向について前後両側の案内部材は、前記帯鋸の周回方向に対して直行する切断材当接用の平坦面を有する切断工具。
  6. 請求項1〜5の何れか1項に記載した切断工具であって、使用者が把持するハンドル部を備え、該ハンドル部は、前記帯鋸の周回方向について切断部位よりも前側に配置されており、かつ当該ハンドル部のハンドル軸線を、当該ハンドル部を把持した使用者の押し付け力の作用線上に前記切断部位が位置することとなる向きに設定した切断工具。
  7. 電動モータを駆動源として回転する一対の鋸車と、該両鋸車を収容する鋸車ハウジングと、該両鋸車間に掛け渡されて周回される無端形の帯鋸を備え、前記鋸車ハウジングに設けた開口部を経て露出される前記帯鋸を切断材に押し付けて切断加工を行う切断工具であって、
    前記開口部における前記帯鋸の周回方向について該開口部の後側に前記切断材に当接させる案内部を前記切断材側に張り出して設けた切断工具。
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