JP2014087325A - 苗移植機 - Google Patents

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Abstract

【課題】
苗の補充作業を行う際、作業者が操縦座席から離れると自動的にエンジンが停止し、苗の補充作業後に作業者が操縦座席に戻ると自動的にエンジンが作動する、作業能率や燃費のよい苗移植機を提供する。
【解決手段】
エンジン18の駆動力によって走行する走行車体7の後部に圃場に苗を植え付ける苗植付部15を設け、走行車体7上に操縦座席3を設け、操縦座席3に作業者が搭乗したことを検知する着座検知部材16を設け、走行車体7の前部に予備の苗を積載する予備苗枠6を設け、予備苗枠6に苗の積載を検知する苗検知部材17を設け、着座検知部材16が非検知状態であり、苗検知部材17が検知状態であるときはエンジン18を自動停止させ、エンジン18が停止中に着座検知部材16が検知状態になると、エンジン18を自動的に起動させる構成とする。
【選択図】図5

Description

本発明は、苗植付部への苗の補充作業時等、作業者が操縦座席から離れて移動するときにエンジンを自動停止させ、燃料消費の軽減を図るものである。
走行車体の前側に上下二段の予備苗枠を設け、上段の予備苗載せ台を下段の予備苗載せ台の前側に移動させて、前後に並ぶ展開形態とすることにより、マット苗の予備苗枠への積込や、予備苗枠から苗タンクへの補給を行い易くする技術(例えば、特許文献1参照)が知られている。
特開2012−050355号公報
上記の苗移植機では、多条植形態であって、予め予備苗枠に積込んでいる補助マット苗を、走行車体の後側に配置した苗植装置の苗タンクの苗が減少する毎に、運転者がこの苗タンク部へ補給しながら、苗の植付作業を複数工程に亘って継続する。この苗補給作業を行う時は、苗移植機の運転、停止操作等も行う必要があるので、操作が煩雑化し、誤操作や、苗の植付の乱れが発生しやすいという問題がある。
また、このような補助マット苗の供給作業時間に時間を要することがあり、補給作業時毎にエンジンを駆動状態のままにしておくと、無駄に多量の燃料を消費することとなり、燃費が悪くなるという問題がある。
請求項1に記載の発明は、エンジン(18)の駆動力によって走行する走行車体(7)の後部に圃場に苗を植え付ける苗植付部(15)を設け、該走行車体(7)上に操縦座席(3)を設け、該操縦座席(3)に作業者が搭乗したことを検知する着座検知部材(16)を設け、前記走行車体(7)の前部に予備の苗を積載する予備苗枠(6)を設け、該予備苗枠(6)に苗の積載を検知する苗検知部材(17)を設け、前記着座検知部材(16)が非検知状態であり、該苗検知部材(17)が検知状態であるときは前記エンジン(18)を自動停止させ、該エンジン(18)が停止中に着座検知部材(16)が検知状態になると、エンジン(18)を自動的に起動させることを特徴とする苗移植機とする。
請求項2に記載の発明は、前記予備苗枠(6)は、走行車体(7)に対する通常形態(A)から前方乃至横方向に突出する積込姿勢(B)に切替可能に設け、積込形態(B)に切り替えると前記エンジン(18)を自動的に停止させると共に、通常形態(A)に切り替えると前記エンジン(18)を自動的に起動することを特徴とする請求項1に記載の苗移植機とする。
請求項3に記載の発明は、前記走行車体(7)の前部に前側ハンドル(19)を設け、該前側ハンドル(19)にエンジン(18)を停止させる停止操作部材(20)を設け、該停止操作部材(20)を操作してエンジン(18)を停止させた後、前記着座検知部材(16)が着座を検知すると、前記エンジン(18)を自動的に起動することを特徴とする請求項1または2に記載の苗移植機とする。
請求項4に記載の発明は、前記予備苗枠(6)は、苗積載部を前後に伸縮移動させて展開形態(L)と積載形態(M)とに変更可能に構成し、且つ前記走行車体(7)に対して予備苗枠(6)を支持する支持フレーム(22)の周りに前後に旋回可能に設け、前記予備苗枠(6)を走行車体(7)の前後方向に沿わせた格納状態(C)では、この苗積載部を積載形態(M)に固定するロック機構(24)を設けたことを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の苗移植機とする。
請求項5に記載の発明は、前記予備苗枠(6)の苗積載部を展開形態(L)としたとき、該予備苗枠(6)の後方旋回を規制するストッパ機構(25)を設けたことを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の苗移植機とする。
請求項1に記載の発明は、運転者が予備苗枠(6)に積載したマット苗を取る際、操縦座席(3)から立ち上がると、着座検知部材(16)の検出によってエンジン(18)が自動的に停止されることにより、苗載せ台(15)への苗補給作業中はエンジン(18)が駆動しなくなるので、余分な燃料消費が防止され、燃費が向上すると共に、排気ガス等の排出量が減少し、良好な環境適応性が確保される。
また、運転者が操縦座席(3)に戻ったことを着座検知部材(16)が検知すると、自動的にエンジン(18)が起動することにより、運転者が起動操作する必要がなく、作業操作を簡単、迅速化して、操作性を向上させることができる。
また、前記着座検知部材(16)と苗検知部材(17)による構成を簡潔化することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1記載の発明の効果に加えて、予備苗枠(6)をマット苗の積込姿勢(B)に切り替えると、自動的に走行車体(7)のエンジン(18)を停止させることによって、苗補充作業時のエンジン(18)の燃料消費の発生を防止することができるので、燃費が向上すると共に、排気ガス等の排出が抑えられ、環境適応性が向上する。
また、エンジン(18)の停止と起動を自動的に行うことができるので、苗の植付作業を容易且つ効率的に行うことができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明の効果に加えて、運転者が操縦座席(3)に着座すると、停止操作部材(20)が、エンジン(18)を停止状態から起動状態に戻ることができるので、停止操作部材(20)で停止した後、この停止操作部材(20)を戻し操作する必要がなく、エンジン(18)の再起動を円滑且つ迅速に行うことができ、作業能率が向上する。
請求項4に記載の発明は、請求項1から3の何れか1項に記載の発明の効果に加えて、苗移植機の植付走行時や格納時等、予備苗枠(6)の移動を規制して安定姿勢に維持させるときは、この予備苗枠(6)の通常形態(A)又は格納状態(C)への切替操作によって自動的にロック機構(24)が働き、予備苗枠(6)を通常形態(A)に安定させてマット苗を運搬することができると共に、予備苗枠(6)を積載形態(M)にして格納状態(C)に安定した状態で支持することができるので、苗移植機の走行揺動等によりマット苗が移動し、その衝撃で損傷することがなく、苗の生育が安定する。
請求項5に記載の発明は、請求項1から4の何れか1項に加えて、予備苗枠(6)を展開形態(L)に伸長させた状態では、後方旋回がストッパ機構(25)によって旋回規制されるため、予備苗枠(6)の先端部が後方の苗植付部(15)や旋肥装置(47)等に接触したり、干渉したりすることがなく、機構部の円滑な作動を維持することができる。
苗移植機の側面図 苗移植機の平面図 予備苗枠部の側面図 エンジン駆動制御のブロック図 エンジン駆動制御のフローチャート (A)予備苗枠の旋回位置を示す平面図、(B)予備苗枠の旋回位置を示す平面図 フロントハンドル部の正面図 フロントハンドル部のスイッチ作動のフローチャート (A)予備苗枠の旋回状態を示す平面図、(B)予備苗枠の旋回状態を示す平面図、(C)一部ロック機構部の部分図 (A)予備苗枠のロック機構部の平面図、(B)予備苗枠のロック機構部の平面図、(C)ロック機構部の正面図 ロック機構の要部側面図 (A)苗植装置の折畳形態を示す側面図、(B)苗植装置の折畳形態を示す側面図
図1から図3に示すとおり、本件の苗移植機は、前輪1、後輪2、操縦座席3、ステアリングハンドル4、これら操縦座席3、及びステアリングハンドル4の横側に沿って形成のサイドフロア5、及びこのサイドフロア5の前端外側部に前部予備苗枠6を配置する乗用車体7の後側に、苗植フレーム8の底部を支持して土壌面を滑走しながら均平するフロート9と、後傾斜のタンク面10に供給されたマット苗を繰出す苗タンク11と、この苗タンク11の後傾斜下端部の苗取口12に繰出された苗を植付爪13で分離保持して前記フロート9で均平した土壌面に植付ける植付装置14とからなる多条植形態の苗植装置15を昇降可能に連結している。
前記車体7の中央部には、エンジン18を搭載し、この上側を覆うエンジンカバー23の上側に操縦座席3を設け、この操縦座席3、及びエンジンカバー23と、前方のステアリングポスト26、及びステアリングハンドル4との間に、センタフロア27を設けて、車体7の走行運転、及び苗植運転操作等を行うことができる。サイドフロア5は、これらセンタフロア27、エンジンカバー23、及びステアリングポスト26等の左右両側部に位置して前後方向に長く形成され、後端部には後輪2上側部をフェンダ部28を介して、操縦座席3後側部のリヤフロア29に連接して形成し、運転作業者の足を踏み移動して支持することができる。又、前記サイドフロア5の外側には、サブサイドフロアを取付けて、増幅形態とすることも可能である。
エンジン18から前方配置の油圧無段変速装置30をベルト伝動し、この油圧無段変速装置30の主変速操作によってフロンアトミッションケース31の副変速伝動機構を伝動して、フロントアクスルハウジング32の左右両側部に軸装される前輪1を伝動起動し、後輪連動軸33を介してリヤアクスルハウジング34の左右両側部に軸装される後輪2を伝動駆動し、又、苗植装置15を伝動駆動するPTO軸35等を取出している。
前記予備苗枠6は、前記サイドフロア5の前端外側部に設ける支持フレーム22によって支持構成される。車体7の前端部に支持して取付けられる支持フレーム22上には、苗タンク11に補給するマット苗を多数枚積載することのできる予備苗載せ台6を適宜高さ間隔に配置し、一枚、乃至二枚毎のマット苗を各段の予備苗載せ台6板上面に載置することができる。該予備苗載せ台6上に積載したマット苗は、苗の植付作業中に苗植装置15の苗タンク11の苗量が減少することによって、運転作業者が予備苗載せ台6上のマット苗を取出して、サイドフロア5上面を踏んで移動しながら、苗タンク11部へ継足し供給して、苗の植付作業を継続するものである。
前記苗植装置15は、マット苗をタンク面10に受けて、このタンク面11の後傾斜面に沿って繰出すもので、このタンク11は、多数枚のマット苗を並列させて繰出できるように多条植形態に形成し、一枚植幅相当の横方向間隔に亘って左右往復移動するように、苗植フレーム8内のリードカム等の連動機構によって駆動される。各タンク面10の下端部には、苗タンク11が左右横端部へ移動する毎に簡潔的に駆動される繰出ベルト36を設け、繰出によって植付爪13によって分離される毎のマット苗層の繰出先端縁部を、苗取口ガイドの苗取口12の上面へ繰出す構成としている。
前記苗タンク11の傾斜後下端部の苗取口12には、ダブルクランク機構形態の植付装置14の植付爪13が、側面視略楕円形状の植付軌跡線Dを形成するように作動して、各苗取口12に繰出されるマット苗から複数本宛ての植付け苗を分離保持して、下方の各フロート9で均平された土壌面に植付ける。
前記フロート9は、苗植走行幅の中央部に配置されるセンタフロート9と、この左右両側方に配置されるサイドフロート9とから構成されるが、このうちセンタフロート9の上下迎角揺動によって、土壌耕盤が深くなるとリフトシリンダ37を伸長させてリフトリンク38を上昇回動して、苗植装置15を上昇し、土壌耕盤が浅くなると逆に下降させて、植付装置14による苗植付深さを略一定に維持するように昇降制御する形態である。
前記苗植装置15は、リフトシリンダ37によって昇降される平行リンク形態のリフトリンク38を介して、車体7の後方に連結されて、苗植土壌面の状態に応じて昇降可能に設けられるが、この苗植フレーム8の幅中央部がリフトリンク38後端部のヒッチリンク39に対してローリング軸40周りに回動自在に設けられ、左右方向の土壌面の変化に応じてローリングし、又はローリング制御可能に構成される。
また、前記苗植装置15の各フロート9の前側には、このフロート9で均平する土壌面を予め砕土、掻均する代掻ロータ41を設け、苗植装置15と略一体的に昇降しながら、代掻作用を行うことができる。
前記車体7の後端部のリヤフレーム42にリフトリンク38を昇降回動するように連結するが、前記操縦座席3後側部のリヤフレーム42の上端部に、前記リヤフロア29を敷設し、このリヤフロア29の上側に施肥ホッパ43、繰出装置44、ブロワー45、及び施肥ホース46等から構成される施肥装置47を装着し、前記POT軸35から伝動して、前記植付装置14で苗植付される近傍位置の土壌面に施肥する形態である。
前記予備苗枠6は、車体7のサイドフロア5の前端左右外側部位置に配置されるが、支持フレーム22上端部に、鉛直状の回動軸48を回動自在に支持し、この回動軸48と一体回動するディスク49にはストッパピン50の係合できるピン穴54を形成して、スプリング52で押上げられるスットッパピン50をディスク49のピン穴54に嵌合させることによって、これら回動軸48、及びディスク49を定位置に停止させる。
この回動軸48、及びディスク49の上部に、上下二段の苗棚61、62からなる予備苗枠6が支持して取付けられている。これら上、下段の各苗棚61、62は前後方向に略水平状態にして上、下桟63、64上に取付支持される。これら上、下桟63、64間は、前後一対の平行リンク65、66で連結支持されて、上桟63が下桟64に対して上方位置から前方下部位置へ平行移動して、上桟63上の苗棚61が下桟64上の苗棚62の上方位置になる積載形態M、又は通常形態Aとしたり、上桟63上の苗棚61を下桟64上の苗棚62の前端部に連接させる展開形態L、又は積込形態Bとすることができる。そして、苗植走行作業時は、各補助マット苗を載せた苗棚61、62を通常形態Aとして補助マット苗を運搬するが、畦際等で補助マット苗をこの予備苗載せ台6に積込むときは、苗積込作業を行い易くするために、予備苗載せ台6を回動軸50の周りに旋回させて積込作業位置側へ向けて、上側の苗棚61を展開形態Lに移動させて積込姿勢Bにする。
このような上側の苗棚61の出退移動は、この上桟63の後端上部に形成のハンドル55把持して、この苗棚61を展開形態Lに移動させると、平行リンク65が前側へ回動して、ワイヤー56を引き、ストッパピン50をスプリング52に抗して引っ込めて、ディスク49のピン穴54に対する係合から外して、予備苗枠6を旋回自由の状態とすることができる。
また、このワイヤー56は、ロックレバー55に連結されていて、運転者の操作によって、前記ストッパピン50の操作を行うことができる形態としている。
ここにおいて、前記操縦座席3の着座を検出するシートセンサ16と、前記予備苗枠6の苗を検出する苗センサ17を設け、これらシートセンサ16と苗センサ17の検出によって、運転者が予備苗枠6の苗を取出して苗タンク11へ供給するときに、操縦座席3から離席することによって前記車体7のエンジン18を自動的に停止すると共に、操縦座席3に着座することによってエンジン18を自動的に起動することを特徴とする苗移植機の補助苗載装置の構成とする。
苗の植付作業は、運転者が車体7の操縦座席3に着座して、ステアリングハンドル4や、各操作レバー、操作スイッチ等を操作しながら行うが、この苗の植付作業を行うにあたり、あらかじめ予備苗載せ台6には苗タンク11に補給するための補助マット苗を積込んでおき、苗の植付作業によって苗タンク11の苗が減少すると、運転者がこの予備苗載せ台6のマット苗を取出して、苗植装置15の苗タンク11へ挿鎮しながら苗の植付作業を継続する。このような補助苗を苗タンク11へ供給する苗補給作業は、運転者が車体7に搭乗した状態で、サイドフロア5上面を歩行して前後に移動しながら行う。
前記予備苗載せ台6に補助マット苗が載置されていることが、苗センサ17で検出されており、運転者が苗移植機の走行を停止して、操縦座席3から離席すると、これをシートセンサ16の検出によって、エンジン18を自動的に停止する。運転者が苗タンク11への苗補給が終って操縦座席3に戻って着座すると、このシートセンサ16の検出によって、前記停止されたエンジン18が自動的に起動されて、運転者による苗植走行操作により苗の植付作業を再開始することができる。
また、このような補助苗の補給作業とは異なる作業操作のために操縦座席3を立つときは、予備苗載せ台6には補助苗が載せられていないときは、苗センサ17が苗を検出しないため、自動的にはエンジン18が停止されないため、エンジン18を止めるときは、運転者が停止操作を行う。
そして、前記予備苗載せ台6は、車体7に対する通常形態Aから前方乃至横方向へ長く突出して積込形態Bへ変更可能に設け、この積込形態Bに移動することによって前記エンジン18を自動的に停止し、通常形態Aに復帰することよってエンジン18を自動的に起動する。
前記のように予備苗載せ台6は、苗の植付作業前に予め苗タンク11に補給するための補助マット苗を収容して、苗移植機の苗植走行に伴ってこの補助マット苗をも運送しながら、苗の植付作業に伴って苗減少する苗タンク11に補給しながら苗の植付作業を継続するものであるが、この予備苗載せ台6は、補助マット苗の搭載が行われ易い状態に、車体7の前方、乃至横方向に長く伸出させて、この伸出させた積込姿勢Bの予備苗載せ台6の先端部に載せたマット苗を、車体7のサイドフロア5側上部に支持される苗載姿勢Aの予備苗載せ台6部に移動案内させて積込搭載する。このように予備苗枠6を前後方向や、横方向に旋回させたり、または長く伸長させて、苗載姿勢Aから積込姿勢Bへ変更することによって、エンジン18回転を自動的に停止させたり、苗載姿勢Aに戻すことによってエンジン18を自動的に再起動させる。
更には、前記車体7の前端部のフロントハンドル19にエンジン18を停止するエンジン停止スイッチ20を設け、このエンジン停止スイッチ20により停止した後、前記シートセンサ16の検出によるエンジン18を自動的に起動する。
運転者が車体8の前端部にいて予備苗載せ台6にマット苗を積込搭載したり、この車体8前端部にフロントハンドル19を把持して、車体7の前部を上下動するときに、このフロントハンドル19の近傍に設けられているエンジン停止スイッチ20を操作して、エンジン18の回転を緊急的に停止させることがある。このようにエンジン停止スイッチ20によって停止されたエンジン18は、運転者が操縦座席3に着座することによって、シートセンサ16の検出によって自動的に再起動される。
前記シートセンサ16は、操縦座席3に圧力スイッチ形態に設けられて、運転者が着座することによってONし、運転者が離席することによってOFFする形態であり、苗センサ17は、前記下側の苗棚62の底部に圧力スイッチ形態に設けられている。該苗棚62に補助マット苗が載せられているとスイッチONし、この苗がなくなるとOFFする。これらのスイッチセンサ形態に代えて、無接点センサや、光電センサ等を用いることもできる。
図4、図5のように、エンジン18の起動、及び停止等を制御するコントローラ67の入力側には、メインキースイッチ68や、前記シートセンサ16としての着座スイッチを設け、苗センサ17としての苗検知スイッチを設け、予備苗枠6の旋回の向きを検出する苗棚方向センサ69として回転検知スイッチや、エンジン18を停止するエンジン停止スイッチ20等を設けている。
これらシートセンサ16がONし(ステップS1)、かつ苗センサ17がONの状態(S2)であるときは、エンジン18を駆動状態に維持する(S3)。又、苗センサ17がONのときはシートセンサ16がOFFすることによって、エンジン18が停止される(S4)。更に、この停止したエンジン18は、シートセンサ16のONによって(S5)、又は苗センサ17のOFFによって再起動される(S6)。
又、前記予備苗枠6の旋回(図6(A))、(図6(B))により苗棚61、62の向きを検出する苗棚方向センサ69は、前記旋回ディスク49の底部に設けられたスイッチのON、OFFによって所定の方向位置(前方F、又は右側R)に回動されたことを検出できる。又、この予備苗枠6の伸長状態Lと積載形態M との検出は、上側の苗棚61と下側の苗棚62との前後方向スライド部に、伸縮によってON、OFFする伸縮スイッチを設けることによって検出させることができる。
又、図7及び図8に示すように、前記シートセンサ16のスイッチがONすることによって(S1)、ソレノド21作動で(S2)エンジン停止スイッチ20をONして(S3)、エンジン18の起動を可能にする。このため、エンジン停止スイッチ20を操作してエンジン18を停止しても前記のようにシートセンサ16によって停止していたエンジン18は、このシートセンサ16による着座検出によって自動的にエンジン18を起動することができる。
また、前記予備苗載せ台6は、苗載面を前後に伸縮移動させて展開形態Lと積載形態Mとに変更可能で、かつ、車体7に対してこの予備苗載せ台6を支持する支持フレーム22の周りに前後に旋回可能に設け、前記予備苗載せ台6を車体7横側に沿わせた格納姿勢Cでは、この苗載面を積載形態M に固定するロック機構24を設ける。
前記予備苗載せ台6は、車体7のサイドフロア5上方部にあって、補助マット苗を搭載して苗植走行時に運搬しながら、後部の苗タンク11の苗が減少すると、運転者がこの予備苗載せ台6からマット苗を取出しながら苗タンク11へ補給しながら苗の植付作業を継続するものである。このような予備苗枠6に補助マット苗を積込むときや、苗の植付作業が終了したときは、この予備苗載せ台6を苗載姿勢Aから積込姿勢Bへ伸縮移動させたり、伸長状態Lから積載形態Mにして苗載姿勢Aからサイドフロア5直上位置の格納姿勢Cに移動させることができる。
このように、予備苗載せ台6を苗載姿勢A、又は格納姿勢Cに移動させたときは、ロック機構24が自動的に作動して、その予備苗載せ台6の苗載姿勢A、及び格納姿勢C位置を的確に保持する。
更には、前記予備苗載せ台6の苗載面の展開形態Lでは、この予備苗載せ台6の後方旋回を規制するストッパ機構25を設ける。
前記予備苗載せ台6は、長さ方向へ伸縮して、苗載姿勢Aから積込姿勢Bへ伸長したり、縮少させたりすることができ、しかも、平面的方向を変更するように支持フレーム22の周りに旋回させて、後方の苗タンク11側へ向けたり、サイドフロア5上の格納姿勢Cに移動させることができる。
このような予備苗枠6の旋回において、予備苗載せ台6が長く伸長された展開形態Lにあるときは、支持フレーム22周りの後方旋回に、ストッパ機構25が作用して、後方旋回が係止、乃至制限される。従って、予備苗載せ台6は展開形態Lで後方旋回することがないから、後方の苗タンク11や、施肥装置等に衝突したり、接触することなく、損傷を防止する。
また、この予備苗載せ台6を積載形態M にしているときは、後方旋回を一杯に行って格納姿勢Cや、苗タンク11に接近する苗供給位置に旋回させてストッパ機構25を同じように作用させてその位置を固定することができる。
前記予備苗載せ台6は、前記図3のような旋回ディスク49、及び平行リンク65、66等支持構成によって、前方Fへ向けたり横方向Rへ向けるように積込姿勢Bに旋回(図6)させたり、この上部の苗棚61を下部の苗棚62の前側へ連接するように展開形態L(図6)や、苗載姿勢A(図1〜図3)や格納姿勢C(図9)等の如き苗棚61を苗棚62の上段位置に支持して積載形態M に切替えることができるが、前記支持フレーム22と苗棚61を伸縮移動させる平行リンク65との間には(図10)、又は、前記ストッパン50とフック72とを連結する(図9、図10)ワイヤー70、及びスプリング71を介して回動されるフック72等からなるロック機構24が設けられて、積載形態M の予備苗枠6を後側サイドフロア5上位置へ旋回させて格納姿勢C(図9)にしたときは、この格納姿勢Cでフック72が平行リンク65に係合して、ロック機構24が働いて、機体の振動や揺動等によっても、予備苗枠6をこの格納位置Cから伸張、乃至旋回等、移動させないように保持する。
前記図9(A)において、予備苗載せ台6を積載形態Mにした状態で機体後側に回動させると、格納姿勢Cにすることができる。また、図9(B)においては、上部苗棚61を前方へ引出した伸長状態Lで、後側へ旋回させると、先端部の苗棚61が後方へ長く突出しているために、リヤフロア29上に施肥ホッパ43等が高く突出していると、この施肥ホッパ43に突出するため、旋回角度が制限される。
このような場合は、旋肥装置44等が制限される。このような場合は、旋肥装置44等の邪魔になる部分を取外した形態にして、予備苗枠6を後方へ旋回させて、先端の苗棚61部を方の苗タンク11に接近させて、マット苗の補給を行い易くすることができる。
また、図11に基づいて、前記図9(B)のように予備苗枠6を展開形態Lに長く引出した形態のままで後方旋回させる場合は、前記支持フレーム22上のブラケット75に設ける旋回レバー76によるディスク49の回動域を規制するように構成する。
前記予備苗載せ台6を後方の180度位置までは旋回させないで、真横位置、乃至これよりも若干後方の旋肥装置47に衝突しない程度の領域位置に旋回させたい場合は、前記図3のストッパピン50に設けた旋回レバー76を操作して、目的のロック位置に前記ストッパピン50の位置を移動設定しておき、この状態で苗棚61を引出して展開形態Lにした状態で、回動軸48の周りに予備苗枠6を後方旋回すると、これと一体回動のディスク49のピン穴54に、該ストッパピン50がスプリング52で張圧されて嵌合することとなり、このストッパピン50の係合によって予備苗枠6の旋回位置を係止することができるようにストッパ機構25を構成する。
次に、主として図12(A)(B)に基づいて、前記リフトリンク38の後端のヒッチリンク39に連結する苗植装置15は、苗植フレーム8をローリング軸40部の周にローリング回動可能に構成して、前記ヒッチリンク37に着脱している。この苗植フレーム8は上側部に苗タンク11の底部を取付支持して、リードカム機構の伝動によって左右往復移動するように連動構成している。又、この苗植フレーム8には、苗植伝動ケース80を有して前記PTO軸35から伝動回転される苗植伝動機構を有して、前記苗タンク11のリードカム機構や、繰出ベルト36等を伝動し、この苗植伝動ケース80の後端部に配置の各苗植付装置14を伝動駆動する形態である。
このような苗植伝動ケース80は、前記苗植フレーム8の一部であるブラケット81に対して、横方向に沿う折畳軸82の周りに上下回動可能に設け、フロート9、植付装置14を配置した苗植伝動ケース80を、苗植付部83として、上側部の苗タンク11、苗繰出ベルト36、及び苗取口12を形成する苗取口ガイド84等を配置する苗タンク部84に対して接合連接(図12(A))、分離可能(図12(B))に構成している。前記リフトシリンダ37によるリフトリンク38の上昇位置で、苗植付部83を苗タンク部84から分割させると、この分離した苗植付部83が折畳軸82の周りに下方回動して、吊下り形態に折畳まれる。
苗移植機を運搬、格納するときは、前記苗植付部83の折畳形態によって、全長を短縮して、運搬、格納し易くする。
また、前記のように苗植装置15を、苗タンク部84と、苗植付部83とに分離して折畳軸82周りに折畳回動するときは、前記折畳軸82部近傍に設ける折畳センサ85の折畳検出によって、前記リフトシリンダ37の油圧回路を自動的に閉鎖ロックして、苗植装置15が不意下降するのを防止する。もし仮に、苗植付部15が垂下した姿勢のままで苗植装置15が下降する形態とするならば、フロート9等、最下端部に突出する構成部財が土壌面に突き刺って、破損するおそれがある。
1 前輪
2 後輪
3 操縦座席
4 ステアリングハンドル
5 サイドフロア
6 予備苗載せ台
7 車体
8 苗植フレーム
9 センタフロート
10 タンク面
11 苗タンク
12 苗取口
13 苗植爪
14 植付装置
15 苗植装置
16 シートセンサ
17 苗センサ
18 エンジン
19 フロントハンドル
20 エンジン停止スイッチ
21 ソレノイド
22 支持フレーム
24 ロック機構
25 ストッパ機構
A 通常形態
B 苗積込姿勢
C 格納姿勢
L 展開形態
M 積載形態

Claims (5)

  1. エンジン(18)の駆動力によって走行する走行車体(7)の後部に圃場に苗を植え付ける苗植付部(15)を設け、該走行車体(7)上に操縦座席(3)を設け、該操縦座席(3)に作業者が搭乗したことを検知する着座検知部材(16)を設け、
    前記走行車体(7)の前部に予備の苗を積載する予備苗枠(6)を設け、該予備苗枠(6)に苗の積載を検知する苗検知部材(17)を設け、
    前記着座検知部材(16)が非検知状態であり、該苗検知部材(17)が検知状態であるときは前記エンジン(18)を自動停止させ、該エンジン(18)が停止中に着座検知部材(16)が検知状態になると、エンジン(18)を自動的に起動させることを特徴とする苗移植機。
  2. 前記予備苗枠(6)は、走行車体(7)に対する通常形態(A)から前方乃至横方向に突出する積込姿勢(B)に切替可能に設け、積込形態(B)に切り替えると前記エンジン(18)を自動的に停止させると共に、通常形態(A)に切り替えると前記エンジン(18)を自動的に起動することを特徴とする請求項1に記載の苗移植機。
  3. 前記走行車体(7)の前部に前側ハンドル(19)を設け、該前側ハンドル(19)にエンジン(18)を停止させる停止操作部材(20)を設け、該停止操作部材(20)を操作してエンジン(18)を停止させた後、前記着座検知部材(16)が着座を検知すると、前記エンジン(18)を自動的に起動することを特徴とする請求項1または2に記載の苗移植機。
  4. 前記予備苗枠(6)は、苗積載部を前後に伸縮移動させて展開形態(L)と積載形態(M)とに変更可能に構成し、且つ前記走行車体(7)に対して予備苗枠(6)を支持する支持フレーム(22)の周りに前後に旋回可能に設け、前記予備苗枠(6)を走行車体(7)の前後方向に沿わせた格納状態(C)では、この苗積載部を積載形態(M)に固定するロック機構(24)を設けたことを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の苗移植機。
  5. 前記予備苗枠(6)の苗積載部を展開形態(L)としたとき、該予備苗枠(6)の後方旋回を規制するストッパ機構(25)を設けたことを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の苗移植機。
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