JP2014084480A - 電子部品用金属材料及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 プレス加工時の粉発生を抑制し、低接触抵抗及び高はんだ濡れ性を有し、長時間加熱後もこれら特性を保持するSn合金めっき材及びその製造方法を提供する。
【解決手段】 電子部品用金属材料10は、金属基材11、金属基材11上に形成されたIn,Ag,Au,Pt,Pd,Ru,Rh,Os,Irまたはそれらの元素を一種以上含む合金で形成されたA層14、及び、A層14上に形成された表面処理層15を備え、XPS(X線光電子分光装置)のSurvey測定で前記表面処理層表面の元素分析を行ったとき、リン(P)の2S軌道の結合エネルギー(P2S)のピークが186〜192eVにあり、Pを0.5at%以上5.0at%未満含有し、カーボン(C)の1S軌道の結合エネルギー(C1S)のピークが284〜290eVにあり、Cを35at%以上80at%未満含有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電子部品用金属材料及びその製造方法に関する。
自動車用又は電子機器用接続部品であるコネクターには、黄銅やリン青銅の表面にNiやCuの下地めっき層を形成し、さらにその上に低接触抵抗及び高はんだ濡れ性の付与を目的としためっき層が形成されている。当該めっき層には、更に近年めっき材をプレス加工で成形したオス端子及びメス端子勘合時の挿入力の低減化も求められている。また、このようなめっき層には、比較的柔らかいものも含まれ、そのようなめっきの場合、めっき材が他の物体と接触するとめっきに傷がつき、粉が発生しやすいという欠点がある。
これに対し、めっき材に0.01〜10mg/dm2の有機潤滑剤を施し、挿入力を下げる技術が知られている(特許文献1)。また、Sn合金めっき材に10Å以上100Å以下の油性保護膜を施し、プレス加工時にめっき層表面に傷を発生させるおそれを少なくするという技術も知られている(特許文献2)。
更に、高温環境下で放置されるとめっきの金属が酸化され、接触抵抗が増加したり、めっき表面が変色するといった問題が生じる場合がある。このようなことから、めっき材最表面に存在する酸素原子(O)の存在形態をESCA(X線光電子分光装置)で分析した際に、酸素原子(O)の1s軌道の結合エネルギーのトップが531eV以上532eV以下にあり、めっき層の厚みを0.4μm以上2.0μm以下とすることで低接触抵抗、高はんだ濡れ性及び高耐熱性を有する技術も知られている(特許文献3)。
特開2003−183882号公報 特開2010−149261号公報 特開2010−202903号公報
しかしながら、特許文献1や特許文献2記載の技術の場合、有機潤滑剤や油性保護膜の種類によっては長時間加熱後に表面が変色して接触抵抗が高く、はんだ濡れ性も悪くなるという問題がある。
また、特許文献3の技術の場合、めっき材のプレス加工時に金属粉が多く発生し、プレスしためっき材に粉起因の打根が多く発生するという問題がある。
すなわち、本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、プレス加工時の粉発生を抑制し、低接触抵抗及び高はんだ濡れ性を有し、長時間加熱後もこれら特性を保持する電子部品用金属材料及びその製造方法を提供することを課題とする。
本発明者らは、鋭意検討の結果、金属基材上にIn,Ag,Au,Pt,Pd,Ru,Rh,Os,Irまたはそれらの合金で形成されためっきを形成し、当該めっき上にP及びCを含む表面処理液により適切な表面処理を施して、P及びCの結合エネルギーのピーク、及び、P及びCの存在領域及び濃度を適切に制御した表面処理層を形成することで、プレス加工時の粉発生を抑制し、低接触抵抗及び高はんだ濡れ性を有し、長時間加熱後もこれら特性を保持する電子部品用金属材料を作製することができることを見出した。
以上の知見を基礎として完成した本発明は一側面において、金属基材、前記金属基材上に形成されたIn,Ag,Au,Pt,Pd,Ru,Rh,Os,Irまたはそれらの元素を一種以上含む合金で形成されたA層、及び、前記A層上に形成された表面処理層を備え、XPS(X線光電子分光装置)のSurvey測定で前記表面処理層表面の元素分析を行ったとき、リン(P)の2S軌道の結合エネルギー(P2S)のピークが186〜192eVにあり、Pを0.5at%以上5.0at%未満含有し、カーボン(C)の1S軌道の結合エネルギー(C1S)のピークが284〜290eVにあり、Cを35at%以上80at%未満含有する電子部品用金属材料である。
本発明に係る電子部品用金属材料は一実施形態において、XPSのDepth測定で前記表面処理層表面の元素分析を行ったとき、Cが前記表面処理層の表面から0.5nmまでの領域に35at%以上80at%未満存在し、且つ、Cを20at%以上含む領域が前記表面処理層の表面から15nm未満であり、酸素(O)を30at%以上含む領域が前記表面処理層の表面から15nm未満である。
本発明に係る電子部品用金属材料別の一実施形態において、XPSのSurvey測定で前記表面処理層表面の元素分析を行ったとき、Cを50at%以上80at%未満含有し、XPSのDepth測定で前記表面処理層表面の元素分析を行ったとき、Cが前記表面処理層の表面から0.5nmまでの領域に50at%以上80at%未満存在し、且つ、Cを20at%以上含む領域が前記表面処理層の表面から2nm以上15nm未満である。
本発明に係る電子部品用金属材料は更に別の一実施形態において、前記A層がIn,Ag,Au,Pt,Pd,Ru,Rh,Os,Irまたはそれらの元素の一種以上を合計で11質量%以上含む層である。
本発明に係る電子部品用金属材料は更に別の一実施形態において、前記A層がNi,Cr,Mn,Fe,Co,Sn,Cuから選択される元素を一種以上含む層である。
本発明に係る電子部品用金属材料は更に別の一実施形態において、前記A層がNi,Cr,Mn,Fe,Co,Sn,Cuから選択される元素の一種以上を合計で1質量%以上含む層である。
本発明に係る電子部品用金属材料は更に別の一実施形態において、前記A層の厚さが0.0012μm以上である。
本発明に係る電子部品用金属材料は更に別の一実施形態において、前記A層が2以上の層からなる。
本発明に係る電子部品用金属材料は更に別の一実施形態において、前記金属基材と前記A層との間に下地層が形成されている。
本発明に係る電子部品用金属材料は更に別の一実施形態において、前記金属基材と前記A層との間に設けられ、Ni,Cr,Mn,Fe,Co,Sn,Cuまたはそれらの元素を1種以上含む合金で形成されたB層をさらに備える。
本発明に係る電子部品用金属材料は更に別の一実施形態において、前記B層の合金の組成がNi,Cr,Mn,Fe,Co,Sn,Cuの合計で50質量%以上であり、さらにB,P,Sn,Znからなる群から選択された1種、もしくは2種以上を含む。
本発明に係る電子部品用金属材料は更に別の一実施形態において、前記B層が2以上の層からなる。
本発明に係る電子部品用金属材料は更に別の一実施形態において、前記金属基材と前記B層との間に下地層が形成されている。
本発明は別の一側面において、前記金属基材の前記A層上に、リン及びカーボンを含有する表面処理液で表面処理を施す工程を含む本発明の電子部品用金属材料の製造方法である。
本発明に係る電子部品用金属材料の製造方法は一実施形態において、前記表面処理液が、リン酸エステル系化合物及びメルカプトベンゾチアゾール系化合物を含有する。
本発明によれば、プレス加工時の粉発生を抑制し、低接触抵抗及び高はんだ濡れ性を有し、長時間加熱後もこれら特性を保持する電子部品用金属材料及びその製造方法を提供することができる。
本発明の実施形態に係る電子部品用金属材料の構成を示す模式図である。 実施例1に係るXPS(X線光電子分光装置)のSurvey測定結果である。 実施例1に係るXPS(X線光電子分光装置)のDepth測定である。 実施例の粉発生試験に関する略図である。 実施例の動摩擦係数測定に関する試験装置略図である。
以下、本発明の実施形態に係る電子部品用金属材料について説明する。図1に示すように、本実施形態に係る電子部品用金属材料10は、金属基材11、及び、金属基材11上にそれぞれこの順で形成された下地層12、B層13、A層14及び表面処理層15を備えている。なお、下地層12及びB層13は、本発明において必須の構成要素ではない。
(金属基材)
金属基材11としては、特に限定されないが、例えばコネクター材料に用いる場合は、銅又は銅合金が好ましい。銅又は銅合金は、導電性が高い、展延性に富む、及び、ばね特性が良好という利点を有するためである。
(下地層)
下地層12としては、特に限定されないが、例えば、Cr、Fe、Co、Ni、Cu及びZnからなる群より選択される1種類以上の金属で形成することができる。下地層12の厚みは、0.2〜5.0μmであることが好ましい。下地層12の厚みが0.2μm未満の場合には、金属基材成分がA14層やB層13に拡散し、接触抵抗が高くなり、且つ、はんだ濡れ性を悪くするおそれがある。一方、下地層12の厚みが5.0μm超え場合には特性上の問題はないが、コストが高くなるといった問題が生じる。
(B層)
B層13は、Ni,Cr,Mn,Fe,Sn,Co,Cuまたはそれらの合金で形成されている。Ni,Cr,Mn,Fe,Co,Cuまたはそれらの合金を用いてB層13を形成することで、硬いB層13形成により薄膜潤滑効果が向上して低挿抜性が向上し、B層13は金属基材11の構成金属がA14層に拡散するのを防止し、耐熱性試験や耐ガス腐食性試験後の接触抵抗増加及びはんだ濡れ性劣化を抑制するなど、耐久性が向上する。
B層13の合金組成が、Ni,Cr,Mn,Fe,Co,Sn,Cuの合計で50質量%以上であり、さらにB,P,Sn,Znからなる群から選択された1種、もしくは2種以上を含んでもよい。B層13の合金組成がこのような構成となることで、B層13がより硬化して更に薄膜潤滑効果が向上して低挿抜性が向上し、B層13の合金化が基材11の構成金属がA14層に拡散するのを更に防止し、耐熱性試験や耐ガス腐食性試験後の接触抵抗増加及びはんだ濡れ性劣化を抑制するなど、耐久性が向上する。
B層13は、2以上の層で構成されていてもよい。具体的には、例えば、種々の金属又はその合金で形成された互いに異なる層が分かれて積層されて構成されていてもよい。また、前記互いに異なる層の一方から他方へ一部の元素が拡散している形態であってもよい。
B層13の厚みは0.05μm以上であることが好ましい。B層13の厚みが0.05μm未満であると、硬いB層13による薄膜潤滑効果が低下して低挿抜性が悪くなり、金属基材11の構成金属がA14層に拡散しやすくなり、耐熱性試験や耐ガス腐食性試験後の接触抵抗増加及びはんだ濡れ性劣化しやすいなど、耐久性が悪くなる。
B層13のNi,Cr,Mn,Fe,Co,Cuの付着量が、0.03mg/cm2以上であるのが好ましい。ここで、付着量で定義する理由を説明する。例えば、B層13の厚みを蛍光X線膜厚計で測定する場合、A層14、B層13、及び基材11等と形成した合金層により、測定される厚みの値に誤差が生じる場合がある。一方、付着量で制御する場合、合金層の形成状況に左右されず、より正確な品質管理をすることができる。また付着量が0.03mg/cm2未満であると、硬い下層(C層)による薄膜潤滑効果が低下して低挿抜性が悪くなり、基材11の構成金属はA14層に拡散しやすくなり、耐熱性試験や耐ガス腐食性試験後の接触抵抗増加及びはんだ濡れ性劣化しやすいなど、耐久性が悪くなる。
(A層)
A層14は、In,Ag,Au,Pt,Pd,Ru,Rh,Os,Irまたはそれらの合金で形成されている。このような構成によれば、金属基材を酸化から良好に保護することができ、さらに、はんだ濡れ性を向上させることができる。
A層14は、2以上の層で構成されていてもよい。具体的には、例えば、種々の金属又はその合金で形成された互いに異なる層が分かれて積層されて構成されていてもよい。また、前記互いに異なる層の一方から他方へ一部の元素が拡散している形態であってもよい。
A層14は、In,Ag,Au,Pt,Pd,Ru,Rh,Os,Irまたはそれらの元素の一種以上を合計で11質量%以上含む層であるのが好ましい。A層14は、Ni,Cr,Mn,Fe,Co,Sn,Cuから選択される元素を一種以上含む層であるのが好ましく、Ni,Cr,Mn,Fe,Co,Sn,Cuから選択される元素の一種以上を合計で1質量%以上含む層であるのがより好ましい。
A層14の厚みは0.0012μm以上であるのが好ましい。A層14の厚みが0.0012μm未満であると、充分な耐ガス腐食性が得られず、電子部品用金属材料を塩素ガス、亜硫酸ガス、硫化水素ガス等のガス腐食試験を行うと腐食して、ガス腐食試験前と比較して大きく接触抵抗が増加する。より充分な耐ガス腐食性が得られるためには、0.01μm以上の厚みが好ましい。また、厚みが大きくなると、凝着磨耗が大きくなり、挿抜力が大きくなる。より充分な低挿抜性を得るためには、3.0μm以下とするのが好ましく、1.0μm以下とするのが好ましく、0.2μm以下とするのが好ましく、0.1μm以下とするのがより好ましい。
A層14のIn,Ag,Au,Pt,Pd,Ru,Rh,Os,Irの付着量は、1μg/cm2以上であるのが好ましく、2μg/cm2以上であるのが好ましく,7μg/cm2以上であるのが好ましく、10μg/cm2以上であるのが好ましく、2000μg/cm2以下であるのが好ましく、1500μg/cm2以下であるのが好ましく、1000μg/cm2以下であるのが好ましく、500μg/cm2以下であるのが好ましく、300μg/cm2以下であるのが好ましく、150μg/cm2以下であるのが好ましく、75μg/cm2以下であるのがより好ましい。ここで、付着量で定義する理由を説明する。例えば、A層14の厚みを蛍光X線膜厚計で測定する場合、例えばA層14とその下のB層13との間に形成した合金層により、測定される厚みの値に誤差が生じる場合がある。一方、付着量で制御する場合、合金層の形成状況に左右されず、より正確な品質管理をすることができる。A層14の金属の付着量が1μg/cm2未満であると、充分な耐ガス腐食性が得られず、電子部品用金属材料を塩素ガス、亜硫酸ガス、硫化水素ガス等のガス腐食試験を行うと腐食して、ガス腐食試験前と比較して大きく接触抵抗が増加するおそれがある。より充分な耐ガス腐食性が得られるためには、2μg/cm2以上の付着量であるのが好ましく、7μg/cm2以上の付着量がより好ましく、10μg/cm2以上であるのがより好ましい。また付着量が多くなると、凝着磨耗が大きくなり、挿抜力が大きくなる。より充分な低挿抜性を得るためには、2000μg/cm2以下であるのが好ましく、1500μg/cm2以下であるのが好ましく、1000μg/cm2以下であるのが好ましく、500μg/cm2以下であるのが好ましく、300μg/cm2以下であるのが好ましく、150μg/cm2以下であるのが好ましく、75μg/cm2以下であるのがより好ましい。
(表面処理層)
表面処理層15は、リン(P)及びカーボン(C)を含んでいる。表面処理層15がリンを含んでいないと、長時間加熱(155℃×16h×大気)によってめっきが変色して接触抵抗やはんだ濡れ性が悪くなるおそれがある。また、リンは耐熱性を改善させる効果がある。また、カーボンを含んでいないと、プレス加工時に粉発生が多く、挿入力も低下しないおそれがある。
(表面処理層の定性分析)
本発明の実施形態に係る電子部品用金属材料10は、XPS(X線光電子分光装置)のSurvey測定で表面処理層15の元素存在分析を行ったとき、リン(P)の2S軌道の結合エネルギー(P2S)のピークが186〜192eVにあり、Pを0.5at%以上5.0at%未満含有し、カーボン(C)の1S軌道の結合エネルギー(C1S)のピークが284〜290eVにあり、Cを35at%以上80at%未満含有する。
プレス加工時の粉発生を抑制し、低接触抵抗及び高はんだ濡れ性を有し、長時間加熱後もこれら特性を保持するめっき材を得るためには、Pの2S軌道の結合エネルギー(P2S)のピークが186〜192eVにあることが必須であるが、このような範囲に結合エネルギー(P2S)のピークがあっても、Pが0.5at%未満であると、長時間加熱(155℃×16h×大気)によってめっきが変色して、接触抵抗が加熱前と比較して増加し、耐熱性が悪くなる。また、Pが5.0at以上存在すると、Pの低導電性により接触抵抗が高くなる。
さらに、プレス加工時の粉発生を抑制し、低接触抵抗及び高はんだ濡れ性を有し、長時間加熱後もこれら特性を保持するめっき材を得るためには、Cの1S軌道の結合エネルギー(C1S)のピークが284〜290eVにあることが必須であるが、このような範囲に結合エネルギー(C1S)のピークがあっても、Cが35at%未満であるとプレス加工時に粉が多く発生し、Cが80at%以上であると接触抵抗が高くなる。また、Cが50at%以上80at%未満であると、更にめっき材の特性が改善し、挿入力も低くなるため好ましい。
(表面処理層の層構造分析)
本発明の実施形態に係る電子部品用金属材料10は、XPSのDepth測定で表面処理層15の元素存在分析を行ったとき、Cが表面処理層15の表面から0.5nmまでの領域に35at%以上80at%未満存在し、且つ、Cを20at%以上含む領域が表面処理層15の表面から15nm未満であり、酸素(O)を30at%以上含む領域が表面処理層15の表面から15nm未満であるのが好ましい。
Cが表面処理層15の表面から0.5nmまでの領域に最表面に35at%未満で存在するとプレス加工時に粉が多く発生し、80at%以上で存在すると接触抵抗が高くなる。また、Cを20at%以上含む領域が表面処理層15の表面から15nm以上で存在する場合には長時間加熱(155℃×16h×大気)の接触抵抗が加熱前と比較して増加し、耐熱性が悪くなる。
さらに、Oを30at%以上含む領域が表面処理層15の表面から15nm以上で存在する場合には、接触抵抗が高く、長時間加熱(155℃×16h×大気)の接触抵抗が加熱前と比較して増加し、耐熱性も悪くなる。
また、Cが表面処理層15の表面から0.5nmまでの領域に50at%以上80at%未満存在し、且つ、Cを20at%以上含む領域が表面処理層14の表面から2nm以上15nm未満であると、更にめっき材の特性が改善し、挿入力も低くなるため好ましい。
(電子部品用金属材料10の製造方法)
電子部品用金属材料10は、金属基材11の表面に、下地層12、B層13及びA層14を形成し、さらにA層14上に表面潤滑処理を順に施すことによって表面処理層15を形成することで得られる。なおA層形成後に必要応じてリフロー処理を施しても良い。また、表面潤滑処理は、リン及びカーボンを両方含有しており、具体的にはリン酸エステル系化合物及びメルカプトベンゾチアゾール系化合物を含有していることが好ましい。これらの濃度は、化合物の形態によって異なるが、例えば、ラウリル酸性リン酸モノエステルの場合には0.1〜3.0質量%、メルカプトベンゾチアゾールのナトリウム塩等の場合には0.010〜0.100質量%とする。リフロー処理条件としては、めっき厚により異なるが、230〜700℃で0.3〜120秒間行うのが適切である。リン酸エステル系化合物は、化合物中のリンがA層14の構成金属と反応してめっきの表面に保護膜を生成し、この保護膜が、めっきの変色防止として機能する。また、メルカプトベンゾチアゾール系化合物は、A層14の構成金属と反応してめっきの表面に保護膜を生成し、この保護膜が、めっきの粉発生を抑制し、更に挿入力を低下する効果がある。リン酸エステル系化合物としては、ラウリル酸性リン酸モノエステル、ラウリル酸性リン酸ジエステル等が挙げられる。メルカプトベンゾチアゾール系化合物としては、メルカプトベンゾチアゾール、メルカプトベンゾチアゾールのナトリウム塩等挙げられる。
(電子部品用金属材料の用途)
本発明の電子部品用金属材料の用途は特に限定しないが、例えば電子部品用金属材料を接点部分に用いたコネクタ端子、電子部品用金属材料を接点部分に用いたFFC端子またはFPC端子、電子部品用金属材料を外部接続用電極に用いた電子部品などが挙げられる。なお、端子については、圧着端子、はんだ付け端子、プレスフィット端子等、配線側との接合方法によらない。外部接続用電極には、タブに表面処理を施した接続部品や半導体のアンダーバンプメタル用に表面処理を施した材料などがある。
また、このように形成されたコネクタ端子を用いてコネクタを作製しても良く、FFC端子またはFPC端子を用いてFFCまたはFPCを作製しても良い。
コネクタはオス端子とメス端子の両方が本発明の電子部品用金属材料であっても良いし、オス端子またはメス端子の片方だけであっても良い。なおオス端子とメス端子の両方を本発明の電子部品用金属材料にすることで、更に低挿抜性が向上する。
以下、本発明の実施例を示すが、これらは本発明をより良く理解するために提供するものであり、本発明が限定されることを意図するものではない。
金属基材として、厚み0.3mmの黄銅(C2680)を準備した。次に、金属基材の表面に電気めっきまたはスパッタリングによりを用いて所定の目標厚みとなるように、A層を形成した。その後、ホットプレート上で熱処理を施し、徐冷した。なお、下地層および/またはB層を設ける場合には、金属基材の表面に電気めっきまたはスパッタリングにより下地層および/またはB層を設けた後にA層を形成した。次に、A層上にラウリル酸性リン酸モノエステル(リン酸エステル系化合物)及びメルカプトベンゾチアゾールのナトリウム塩(メルカプトベンゾチアゾール系化合物)を含有した潤滑処理液を用いて電解処理により、潤滑処理を施した。より具体的には、上記金属基材に以下の工程を順に行った。
めっき材の作製手順:電解脱脂→水洗→酸洗→水洗→(必要により下地層→水洗→)(必要によりB層→(必要により水洗))→A層→(必要により水洗)→熱処理→徐冷→潤滑処理→湯洗→水洗
このようにして、表面処理時のA層、B層のめっきの各元素の付着量及び厚み、熱処理条件及び潤滑処条件を種々変更して実施例1〜20及び比較例1〜13をそれぞれ作製した。なお、実施例9には下地層として厚み0.5μmのZnめっき層を設けた。また、実施例11には下地層として厚み0.3μmのNiめっき層を設けた。
(めっき厚み)
続いて、作製した試料について、B層及びA層の厚みを、蛍光X線膜厚計(Seiko Instruments製 SEA5100、コリメータ0.1mmΦ)で測定した。なお、熱処理を行った実施例については、熱処理後のB層及びA層の厚みを測定した。なお、蛍光X線膜厚計でB層及びA層の厚みを測定することが困難な場合には、B層及びA層の断面を走査透過型電子顕微鏡(STEM)によるライン分析を行うことにより、B層及びA層を測定することもできる。
(表面処理層の最表面定性分析及び層構造分析)
得られた試料の表面は、XPS分析によるSurvey測定にて定性分析を行った。定性分析濃度の分解能を0.1at%とした。また、Pの2S軌道の結合エネルギー(P2S)のピークやCの1S軌道の結合エネルギー(C1S)のピークの有無が分かりにくい場合には、分析の積算回数を必要に応じ増やして測定した。今回実施例では積算回数を10回にして測定した。
層構造は、XPS分析による深さ(Depth)プロファイルを測定し、Sn、O、Cuの濃度分析を行って表面処理層の層構造を決定した。XPSによる濃度検出は、指定元素の合計を100%として、各元素の濃度(at%)を分析した。また、XPS分析で厚み方向への距離(nm)は、XPS分析によるチャートの横軸の距離(SiO2換算での距離)に対応する。
XPS装置としては、アルバック・ファイ株式会社製5600MCを用い、到達真空度:2.1×10-9Torr、励起源:単色化AlKα、出力:210W、検出面積:800μmΦ、入射角:45度、取り出し角:45度、中和銃なしとし、以下のスパッタ条件で、測定した。
イオン種:Ar+
加速電圧:3kV
掃引領域:3mm×3mm
レート:2nm/min.(SiO2換算)
図2は、実施例1のXPS分析によるSurvey測定結果である。図2より、Pの2S軌道の結合エネルギー(P2S)のピークが186〜192eVにあり、Pが1at%存在することが分かる。また、Cの1S軌道の結合エネルギー(C1S軌道)のピークが284〜290eVにあり、Cが45at%存在することも分かる。
図3は、実施例1のXPS分析による深さ(Depth)プロファイルの測定結果である。図3より、カーボン(C)が最表面に50at%以上存在し、20at%以上のカーボン(C)が1.5nm存在することが分かる。
(評価)
各試料について以下の評価を行った。
A.粉発生試験
図4に示す方法で粉発生試験を行った。鉄板(スチールディスク)上にサンプルを貼り付け、サンプル上にBWF(ドイツ)社製の厚み3mmのBCフエルト(商品名)を巻きつけた4.8mmΦの鉄球(スチールボール)を置いた。この鉄球に30gの荷重を加え,鉄球を走査距離10mm、往復走査回数15回で粉発生試験した。試験後にパットに目視で粉が確認できた場合には粉が発生したとして評価結果を×にした。一方粉が確認できなかった場合には粉が発生しなかったとして評価結果を○にした。
B.接触抵抗
接触抵抗は大気加熱試験(155℃×16h)前後のサンプルを評価した。測定は、山崎精機製接点シミュレーターCRS−1を使用し、接点荷重50g、電流200mAの条件で4端子法にて測定した。なお目標とする特性は大気加熱前後で接触抵抗が変化せず、10mΩ以下である。
C.はんだ濡れ性
はんだ濡れ性はめっき後のサンプルを評価した。ソルダーチェッカ(レスカ社製SAT−5000)を使用し、フラックスとして市販のRMA級フラックスを用い、メニスコグラフ法にてはんだ濡れ時間を測定した。なお、はんだはSn−3Ag−0.5Cu(250℃)を用いた。目標とするはんだ濡れ時間は3秒以下である。
D.挿入力
挿入力は動摩擦係数を代替として評価した。測定装置として薪東科学株式会社製HEIDEN−14型を使用し、圧子荷重500g、走査距離100mm、走査速度50mm/minの条件で測定した。目標特性は、比較例23のNi(0.3μm)/Sn(1.0μm)と比較して動摩擦係数が20%以上の減少である。
各条件及び評価結果を表1〜8に示す。
表1〜8から明らかなように、次の条件を満たす各実施例の場合、粉発生試験で粉が発生せず、目標とする接触抵抗やはんだ濡れ性を有した。
・XPSのSurvey測定で、表面処理を施した金属基材最表面のP存在形態を分析した際に、Pの2S軌道の結合エネルギー(P2S)のピークが186〜192eVにあり、Pが0.5at%以上5.0at%未満であり、また表面処理を施した金属基材最表面のC存在形態を分析した際に、Cの1S軌道の結合エネルギー(C1S)のピークが284〜290eVにあり、Cが35at%以上80at%未満である。
・XPSのDepth測定で、Cが最表面に35at%以上80at%未満存在し、20at%以上のCの領域が最表から15nm未満であり、また最表面から30at%以上のOの領域が15nm未満である。
さらに、次の条件を満たす実施例7、8は目標とする低挿入力も得られた。
・XPSのSurvey測定で、Cが50at%以上80at%未満であり、XPSのDepth測定で、Cが最表面に50at%以上80at%未満存在し、20at%以上のCの領域が最表から2nm以上15nm未満である。
実施例1は実施例20よりも深さ(Depth)プロファイルで30at%以上の酸素領域が浅いため、大気加熱後の接触抵抗が加熱前と比較して更に増加しにくかった。
Survey測定で、Pの2S軌道の結合エネルギー(P2S)のピークが186〜192eVにない比較例1は、大気加熱後の接触抵抗が加熱前と比較して増加した。
Survey測定で、Pのat%が高かった比較例2は接触抵抗が高かった。
Survey測定で、Cのat%が低かった比較例3は粉発生試験で粉が発生した。
Survey測定で、Cのat%が高かった比較例4は大気加熱後の接触抵抗が加熱前と比較して増加した。
Survey測定で、Pの2S軌道の結合エネルギー(P2S)のピークが186〜192eVにない比較例5は、大気加熱後の接触抵抗が加熱前と比較して増加した。
Survey測定で、リンのat%が高かった比較例6は接触抵抗が高かった。
Survey測定で、カーボンのat%が低かった比較例7は粉発生試験で粉が発生した。
Survey測定で、カーボンのat%が高かった比較例8は大気加熱後の接触抵抗が加熱前と比較して増加した。
Survey測定で、カーボンのat%が低かった比較例9〜13は粉発生試験で粉が発生した。
10 電子部品用金属材料
11 金属基材
12 下地層
13 B層
14 A層
15 表面処理層

Claims (15)

  1. 金属基材、前記金属基材上に形成されたIn,Ag,Au,Pt,Pd,Ru,Rh,Os,Irまたはそれらの元素を一種以上含む合金で形成されたA層、及び、前記A層上に形成された表面処理層を備え、
    XPS(X線光電子分光装置)のSurvey測定で前記表面処理層表面の元素分析を行ったとき、
    リン(P)の2S軌道の結合エネルギー(P2S)のピークが186〜192eVにあり、Pを0.5at%以上5.0at%未満含有し、
    カーボン(C)の1S軌道の結合エネルギー(C1S)のピークが284〜290eVにあり、Cを35at%以上80at%未満含有する電子部品用金属材料。
  2. XPSのDepth測定で前記表面処理層表面の元素分析を行ったとき、
    Cが前記表面処理層の表面から0.5nmまでの領域に35at%以上80at%未満存在し、且つ、Cを20at%以上含む領域が前記表面処理層の表面から15nm未満であり、
    酸素(O)を30at%以上含む領域が前記表面処理層の表面から15nm未満である請求項1に記載の電子部品用金属材料。
  3. XPSのSurvey測定で前記表面処理層表面の元素分析を行ったとき、Cを50at%以上80at%未満含有し、
    XPSのDepth測定で前記表面処理層表面の元素分析を行ったとき、Cが前記表面処理層の表面から0.5nmまでの領域に50at%以上80at%未満存在し、且つ、Cを20at%以上含む領域が前記表面処理層の表面から2nm以上15nm未満である請求項2に記載の電子部品用金属材料。
  4. 前記A層がIn,Ag,Au,Pt,Pd,Ru,Rh,Os,Irまたはそれらの元素の一種以上を合計で11質量%以上含む層である請求項1〜3のいずれかに記載の電子部品用金属材料。
  5. 前記A層がNi,Cr,Mn,Fe,Co,Sn,Cuから選択される元素を一種以上含む層である請求項1〜4のいずれかに記載の電子部品用金属材料。
  6. 前記A層がNi,Cr,Mn,Fe,Co,Sn,Cuから選択される元素の一種以上を合計で1質量%以上含む層である請求項1〜6のいずれかに記載の電子部品用金属材料。
  7. 前記A層の厚さが0.0012μm以上である請求項1〜6のいずれかに記載の電子部品用金属材料。
  8. 前記A層が2以上の層からなる請求項1〜7のいずれかに記載の電子部品用金属材料。
  9. 前記金属基材と前記A層との間に下地層が形成されている請求項1〜8のいずれかに記載の電子部品用金属材料。
  10. 前記金属基材と前記A層との間に設けられ、Ni,Cr,Mn,Fe,Co,Sn,Cuまたはそれらの元素を1種以上含む合金で形成されたB層をさらに備えた請求項1〜9のいずれかに記載の電子部品用金属材料。
  11. 前記B層の合金の組成がNi,Cr,Mn,Fe,Co,Sn,Cuの合計で50質量%以上であり、さらにB,P,Sn,Znからなる群から選択された1種、もしくは2種以上を含む請求項10に記載の電子部品用金属材料。
  12. 前記B層が2以上の層からなる請求項10又は11に記載の電子部品用金属材料。
  13. 前記金属基材と前記B層との間に下地層が形成されている請求項10〜12のいずれかに記載の電子部品用金属材料。
  14. 前記金属基材の前記A層上に、リン及びカーボンを含有する表面処理液で表面処理を施す工程を含む請求項1〜13のいずれかに記載の電子部品用金属材料の製造方法。
  15. 前記表面処理液は、リン酸エステル系化合物及びメルカプトベンゾチアゾール系化合物を含有する請求項14に記載の電子部品用金属材料の製造方法。
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