JP2010196127A - 電気接点 - Google Patents

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真一 長野
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Abstract

【課題】Ni電解めっき下地膜の緻密性を向上させることができ、あるいは貴金属膜が薄くても耐食性を向上させることができる電気接点を提供する。
【解決手段】表面にNi下地膜4および貴金属膜5がめっきされた電気接点1において、Ni下地膜4の下に、Niを含む微結晶めっき膜3を形成する。Ni下地膜4は、Niを含む微結晶めっき膜3の上にエピタキシャル成長することにより、微細な結晶を有する緻密膜となり、母材の拡散を抑えつつ膜厚が低減できる。電気接点のNi下地膜4の上にNiを含む微結晶めっき膜3を形成する。この微結晶めっき膜3上にめっき形成される貴金属膜5は、微細な結晶を有する緻密膜であり、貴金属膜の膜厚を低減できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、母材表面にNi下地膜および貴金属膜がめっきされたスイッチやコネクタなどの電気接点に関する。
従来より、母材表面に貴金属膜を有する電気接点では、下地としてNi(ニッケル)めっきが用いられてきた。このNi下地めっきは、母材金属の拡散腐食を防ぐため、および半田付け性の維持を目的として形成されるが、Ni結晶粒の粒度を制御したものではなかった。
特開2001−152385号公報 特開平7−76794号公報 特開2002−111188号公報
電解めっきにより形成したNi下地めっき膜では、ピンホールの形成を抑制すべく、従来では例えば、Ni下地膜の膜厚を厚くして母材の拡散を防いでいた。しかしながら、厚い膜厚は材料や加工費の無駄を招くものであり、また膜厚の厚いめっき膜は後加工性が悪く、またクラックが発生しやすいことなどが問題であった。
また、電解めっき浴中の光沢剤量を多くすると、めっき膜が緻密化し、膜厚を低減することができる。しかし残留する光沢剤の影響でめっき膜の耐食性が低下し、特に応力低下における腐食が問題となるため、光沢剤量は少ないことが好ましいが、少ない光沢剤で緻密なめっき膜を得ることは難しかった。
一方、無電解めっきによってNi下地膜及び貴金属膜を形成すると、ピンホールを少なくすることができるが、半田付け性が著しく低下することが問題であった。
また貴金属膜にピンホールが生じていると、Ni下地膜が腐食しやすい問題があった。
上記特許文献1には、Ni下地膜の下側にリンを含む合金からなる非晶質金属層を形成して多孔率を抑えた発明が開示されている。しかしながらNi下地膜と母材間に非晶質層を設けてもNi下地膜の緻密性を効果的に向上させることができない。
上記特許文献2では、Ni粒子は20nm以上であるが、Ni下地膜は無電解めっきによるものである。また、上記特許文献3には、2層からなる積層亜鉛めっきにおいて下層の結晶粒径を上層の結晶粒径より小さくすることが開示されているが、Niめっきに関するものではない。
そこで、本発明は上記従来の問題を解決するものであり、特に、Ni電解めっき下地膜の緻密性を向上させることができ、あるいは、貴金属膜が薄くても耐食性を向上させることができる電気接点を提供することを目的とする。
本発明は、母材と、前記母材上に電解めっき形成されたNi下地膜と、前記Ni下地膜の上に電解めっき形成された貴金属膜とを有する電気接点において、
前記母材とNi下地膜との間、あるいは、前記Ni下地膜と前記貴金属膜との間の少なくとも一方に、前記Ni下地膜の結晶より小さい結晶粒で形成された微結晶膜が形成されていることを特徴とするものである。
上記のように、微結晶膜を母材とNi下地膜間に介在させることで、Ni下地膜の緻密性を向上させることができ、耐食性に優れ、かつ母材の拡散を抑えためっき膜であって、かつ膜厚を低減することができる。また、Ni下地膜の膜厚を低減することで、材料・加工費を抑えるとともに、膜厚の厚いめっき膜によって生じる後加工性を改善し、かつクラックの発生を抑えることができる。
また、上記のように、微結晶膜をNi下地膜と貴金属膜との間に介在させることで、貴金属膜にピンホールが生じても下地腐食等を生じにくくでき、耐食性を向上できるとともに貴金属膜の薄型化を図ることができる。
また本発明は、母材と、前記母材上に電解めっき形成されたNi下地膜と、前記Ni下地膜の上に電解めっき形成された貴金属膜とを有する電気接点において、
前記母材とNi下地膜との間に微結晶膜が形成されており、前記Ni下地膜がエピタキシャル成長により形成されていることを特徴とするものである。
これにより、Ni下地膜の結晶を効果的に緻密化できる。よって耐食性の向上、母材拡散の抑制、及び薄膜化を適切に促進することができる。
また上記のように、貴金属膜を電解めっきにより形成しているので半田付け性に優れる。
前記微結晶膜の結晶粒径は20〜40nmであることが好ましい。これにより、微結晶膜上に電解めっきされるNi下地膜をエピタキシャル成長により効果的に緻密なめっき膜にすることができる。
本発明では、前記微結晶膜はNi合金により形成されることが好ましい。具体的には、前記微結晶膜はNiCo合金めっき膜であることが好適である。Niを含む合金は、光沢剤量が少ない、または全く含まなくても結晶粒径の小さいめっき膜を形成することができる。
本発明の電気接点は、Ni下地膜の緻密性を向上させることができる。よって耐食性の向上、母材拡散の抑制及び薄膜化を図ることができる。あるいは、本発明の電気接点は、貴金属膜にピンホール等が生じても下地腐食を抑制でき、よって耐食性を向上させることができる。
第1の実施形態の電気接点の部分断面図、 第2の実施形態の電気接点の部分断面図、
図1は第1の実施形態の電気接点の部分断面図、図2は第2の実施形態の電気接点の部分断面図、である。
図1,図2に示す図中Z方向は高さ方向(膜厚方向)を示し、下から上に向かって積層されためっき膜を示している。
図1に示す第1の実施形態の電気接点1では、母材2の上に下から順に、微結晶膜3、Ni下地膜4、および貴金属膜5が積層されて構成される。
母材2は、導電性の高い金属で形成され、例えば黄銅またはリン青銅が好適に用いられる。
母材2の上に、微結晶膜3が形成される。微結晶膜3は例えば電解めっきにより形成できる。微結晶膜3は例えばNiまたはNi合金であり、特にNi合金が好適に用いられる。好適なNi合金としては、例えば、Ni−Co(コバルト)、Ni−P(リン)、Ni−B(ホウ素)、Ni−Mn(マンガン)、Ni−Au(金)、Ni−Cu(銅)、Ni−Sn(すず)、Ni−Zn(亜鉛)を用いることができる。これらのNi合金の中で、Ni−Co、Ni−P、Ni−B、Ni−Mnが好適であり、Ni−Coが特に好適に用いられる。
これらのNi合金はNi以外にCo、Pなどの金属を含むことにより、めっき浴中に含まれる光沢剤がごくわずか、あるいは全く含まない場合であっても、結晶の粒子径が小さい微結晶膜3を形成する。微結晶膜3を形成する結晶の粒子径は40nm以下であり、例えば20〜40nmであることが好ましい。
ここで、結晶粒径は、めっきに含まれる結晶の平均粒径を表すものとする。
Ni合金中のNiおよびNi以外の金属の含有量は、微結晶膜3を構成する粒子径が40nm以下となるように調整される。例えば、Ni−Co合金はNiが30at%以上であり、100at%より小さいと結晶粒径が20〜40nmとなることが知られている。そこで、Ni−Co合金で微結晶膜3を形成する場合には、Niが30at%以上であるNi−Co合金を用いることが好ましい。
微結晶膜3は、母材2の表面を完全に覆うことができる膜厚で形成されていればよく、例えば、膜厚は0.1μm程度が好ましい。膜厚はこれより厚くてもよいが、厚くてもその上に形成されるNi下地膜の結晶粒の大きさは変わらず、また厚すぎると電気接点全体のめっき厚が大きくなるため、せいぜい0.2μmであることが好ましい。また、微結晶膜3は母材を完全に覆うことができるよう、少なくとも0.05μmあることが好ましい。
微結晶膜3はNi金属単体のめっき膜とすることができる。めっき浴に加える光沢剤量を多くすると、めっき膜中の結晶粒径を小さくし、緻密なめっき膜とすることができる。よって、めっき浴中の光沢剤量を多くして、Niめっき膜を形成し、微結晶膜3とすることができる。ただし、めっき膜が光沢剤を含むと耐熱性が低下し、またNi下地膜4との密着性が低下する。よって、光沢剤量はできる限り少なくすることが好ましい。さらに、光沢剤量が少ない、または全く含まなくても結晶粒の小さいめっき膜が得られるNi合金がより好ましい。
前記微結晶膜3の上に、Ni下地膜4が電解めっきにより形成される。このNi下地膜4の結晶は粒径が50nm以下の緻密なめっき膜である。
母材2の上にNi下地膜を直接電解めっきした場合、Niの結晶粒は80〜100nmである。図1の電気接点では、Ni下地膜4を微結晶膜3の上に形成しているため、下地膜中のNiがエピタキシャル成長し、結晶粒径の小さい微結晶膜3と同様、50nm以下という微細な結晶からなるめっき下地膜が得られると考えられる。これにより、緻密なNi下地膜4が得られ、従来に比べ、Ni下地膜4の膜厚を低減することができる。例えば、Ni下地膜4の膜厚は0.03〜0.1μmとすることができる。またNi下地膜4は結晶粒径の小さいNiからなるため耐食性に優れる。
本実施形態では、上記のようにNi下地膜4の結晶を緻密化できるが、Ni下地膜4の平均結晶粒径は、微結晶膜3の平均結晶粒径よりも大きい。あるいは、Ni下地膜4のエピタキシャル成長により、Ni下地膜4の平均結晶粒径が微結晶膜3の平均結晶粒径とほぼ同等である形態、あるいは、Ni下地膜4の微結晶膜3との界面付近の結晶粒径は、微結晶膜3の平均結晶粒径とほぼ同等であるが、Ni下地膜4の貴金属膜5との界面付近の結晶粒径は、微結晶膜3の平均結晶粒径よりやや大きくなる形態であってもよい。
Ni下地膜4の上に、さらに貴金属膜5がめっき形成される。貴金属膜5は例えば、Au(金)、Ag(銀)、あるいはPt(白金)やPd(パラジウム)などの白金族金属が好適に用いられる。貴金属膜5にはAu、Agを選択することがより好ましい。
貴金属膜5を電解めっき法でめっき形成することで、半田付け性を向上させることができる。
Ni下地膜4は多層めっき膜とすることができる。Ni下地膜4を多層の積層構造とすることで、母材2の拡散を防ぎつつさらに膜厚を低減することができる。
なお微結晶膜3はNi下地膜4より薄いことが好ましい。本実施形態では、Ni下地膜4の薄膜化を促進できるが、貴金属膜5に対するめっき下地機能を適切に発揮させるためにある程度の膜厚を必要とし、また微結晶膜3を厚くすると膜全体の薄膜化を促進できないため、微結晶膜3をNi下地膜4より薄く形成する。
図2に示す第2の実施形態の電気接点6では、母材2の上に下から順に、Ni下地膜4、微結晶膜3、および貴金属膜5が積層されて構成されている。
母材2は第1の実施形態と同じものが用いられ、母材2の上にNi下地膜4がめっき形成される。Ni下地膜4は電解めっきで形成される。また、Ni下地膜4は、多層に積層されたものであってもよい。
第2の実施形態では、Ni下地膜4の上に微結晶膜3が形成される。めっきは電解めっきにより形成できる。微結晶膜3は例えばNiまたはNi合金であり、特にNi合金が好適に用いられる。好適なNi合金としては、例えば、Ni−Co(コバルト)、Ni−P(リン)、Ni−B(ホウ素)、Ni−Mn(マンガン)、Ni−Au(金)、Ni−Cu(銅)、Ni−Sn(すず)、Ni−Zn(亜鉛)を用いることができる。これらのNi合金の中で、Ni−Co、Ni−P、Ni−B、Ni−Mnが好適であり、Ni−Coが特に好適に用いられる。
これらのNi合金はNi以外にCo、Pなどの金属を含むことにより、めっき浴中に含まれる光沢剤がごくわずか、あるいは全く含まない場合であっても、結晶の粒子径が小さい微結晶めっき膜を形成する。微結晶膜3を形成する結晶の粒子径は40nm以下であり、例えば20〜40nmであることが好ましい。
Ni合金中のNiおよびNi以外の金属の含有量は、微結晶膜3を構成する粒子径が40nm以下となるように調整される。例えば、Ni−Co合金はNiが30at%以上であり、100at%より小さいと結晶粒径が20〜40nmとなることが知られている。そこで、Ni−Co合金で微結晶膜3を形成する場合には、Niが30at%以上であるNi−Co合金を用いることが好ましい。
微結晶膜3は、下のNi下地膜4を完全に覆うことができる膜厚で形成されていればよく、例えば、膜厚は0.1μm程度が好ましい。膜厚はこれより厚くてもよいが、厚すぎると電気接点全体のめっき厚が大きくなるため、せいぜい0.2μmであることが好ましい。また、微結晶膜3はNi下地膜4を完全に覆うことができるよう、少なくとも0.05μmあることが好ましい。
微結晶膜3はNi金属単体のめっき膜とすることができる。めっき浴に加える光沢剤量を多くすると、めっき膜中の結晶粒径を小さくし、緻密なめっき膜とすることができる。よって、めっき浴中の光沢剤量を多くして、Niめっき膜を形成し、微結晶膜3とすることができる。ただし、めっき膜が光沢剤を含むと耐熱性が低下し、また貴金属膜5との密着性が低下する。よって、光沢剤量はできる限り少なくすることが好ましい。さらに、光沢剤量が少ない、または全く含まなくても結晶粒の小さいめっき膜が得られるNi合金がより好ましい。
前記微結晶膜3の上に、貴金属膜5が電解めっきにより形成される。貴金属膜5は例えば、Au(金)、Ag(銀)、あるいはPt(白金)やPd(パラジウム)などの白金族金属が好適に用いられる。貴金属膜5を電解めっき法でめっき形成することで、半田付け性を向上させることができる。
第2の実施形態では、Ni下地膜4と貴金属膜5との間に微結晶膜3を介在させることで、貴金属膜5にピンホール等が生じても、Ni下地膜4は腐食しにくく耐食性に優れた電気接点6を構成できる。また貴金属膜5にピンホールがあっても耐食性を向上できることから従来に比べて貴金属膜5の薄膜化を促進でき、製造コストの低減を図ることができる。例えば、貴金属膜5の膜厚は0.01〜0.1μmとすることができる。
図2の第2の実施形態の電気接点6において、さらに、微結晶膜3をNi下地膜4の下側に設ける構成とすることができる。Ni下地膜4は母材2上に直接電解めっきされた場合、Niの結晶粒径は80〜100nmであるが、第1の実施形態と同じように、母材2上に微結晶膜3を形成して、前記微結晶膜3の上にNi下地膜4を形成することで、結晶粒が50nmと小さい緻密なNi下地膜4を形成することができる。これにより、Ni下地膜4の緻密化を促進でき、さらに耐食性を向上でき、電気接点表面に形成されるめっき膜の全体の膜厚を低減することができる。
第1および第2の実施形態の電気接点の製造方法について説明する。
第1の実施形態の電気接点では、母材2上に、電解めっきによりNiを含む微結晶膜3を形成する。例えば、Niを30at%以上含むNi−Co合金で微結晶膜3を形成する。あるいは、光沢剤を含むNiめっき膜であっても、結晶粒が40nm以下、より好ましくは20〜40nmの微結晶からなる微結晶膜3が得られる。
微結晶膜3上に、Ni下地膜4を電解めっきにより形成する。微結晶膜3は結晶粒が40nm以下であり、エピタキシャル成長により、結晶粒径50nm以下の緻密なNi下地膜4が得られる。よって、Ni下地膜4の膜厚は0.03〜0.1μmで、従来より小さいものである。また、Ni下地膜を多層積層するものでもよい。
Ni下地膜4の上に、貴金属からなる貴金属膜5を電解めっきにより形成する。
次に、第2の実施形態の電気接点の製造方法では、母材2上に、Ni下地膜4を電解めっきにより形成する。Ni下地膜は、多層膜の積層であってもよい。
Ni下地膜4上に、電解めっきによりNiを含む微結晶膜3を形成する。例えば、Niを30at%以上含むNi−Co合金で微結晶膜3を形成する。あるいは、光沢剤を含むNiめっき膜であっても、結晶粒が40nm以下、より好ましくは20〜40nmの微結晶からなる微結晶膜3が得られる。
微結晶膜3上に、貴金属からなる貴金属膜5を電解めっきにより形成する。貴金属は、例えば、Au(金)、Ag(銀)、あるいはPt(白金)やPd(パラジウム)などの白金族金属が用いられる。微結晶膜3は結晶粒が40nm以下であり、エピタキシャル成長により、貴金属膜5は結晶粒径50nm以下の緻密なめっき膜が得られる。よって、貴金属膜5の膜厚を0.01〜0.1μmと、従来より薄いものとしても、耐食性に優れる。
1,6 電気接点
2 母材
3 微結晶膜
4 Ni下地膜
5 貴金属膜

Claims (5)

  1. 母材と、前記母材上に電解めっき形成されたNi下地膜と、前記Ni下地膜の上に電解めっき形成された貴金属膜とを有する電気接点において、
    前記母材とNi下地膜との間、あるいは前記Ni下地膜と貴金属膜との間の少なくとも一方に前記Ni下地膜の結晶より小さい結晶粒で形成された微結晶膜が形成されていることを特徴とする電気接点。
  2. 母材と、前記母材上に電解めっき形成されたNi下地膜と、前記Ni下地膜の上に電解めっき形成された貴金属膜とを有する電気接点において、
    前記母材とNi下地膜との間に微結晶膜が形成されており、前記Ni下地膜がエピタキシャル成長により形成されていることを特徴とする電気接点。
  3. 前記微結晶膜の結晶粒径は20〜40nmである請求項1又は2に記載の電気接点。
  4. 前記微結晶膜はNi合金により形成される請求項1ないし3のいずれか1項に記載の電気接点。
  5. 前記微結晶膜はNi−Coで形成される請求項4記載の電気接点。
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