JP2014084084A - ハイブリッド車両の制御装置及びその制御方法 - Google Patents

ハイブリッド車両の制御装置及びその制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】第1入力軸が電動機に連結された構成のツインクラッチ式の変速機を備えるハイブリッド車両において、第1変速機構で設定される変速段のみを用いてダウンシフトを行う場合に、より多くの減速エネルギーを回収しつつ、トルク変動による変速ショックを効果的に緩和できるようにする。
【解決手段】電動機3を動力源とする走行中に、第1変速機構G1で設定される奇数変速段のみを用いて減速側への変速段の切り替えを行う場合、第1変速機構G1で第1の奇数変速段から該第1の奇数変速段のギア比よりも大きいギア比の第2の奇数変速段へのダウンシフトを行う際に、電動機3の出力トルクに所定の補正トルクを加算することで、変速機4の出力トルクが第1の奇数変速段によるトルクと第2の奇数変速段によるトルクとの間の中間トルクとなるように制御する電動機トルク補正制御を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、動力源としての内燃機関および電動機と、奇数段の変速機構と偶数段の変速機構の2系統に分けられた有段式の変速機とを備えたハイブリッド車両の制御装置及びその制御方法に関する。
動力源としての内燃機関(エンジン)の他に電動機(モータ)を備えたハイブリッド型の車両が知られている。このようなハイブリッド型の車両に用いる変速機として、例えば、特許文献1に記載されているように、奇数段(1、3、5速段など)の変速段を設定可能な第1変速機構の第1入力軸と内燃機関の機関出力軸とを断接可能な第1クラッチ(奇数段クラッチ)と、偶数段(2、4、6速段など)の変速段を設定可能な第2変速機構の第2入力軸と機関出力軸とを断接可能な第2クラッチ(偶数段クラッチ)とを備え、これら2つのクラッチを交互につなぎ替えることで変速を行うツインクラッチ式変速機がある。また、このようなツインクラッチ式変速機には、第1変速機構の第1入力軸に電動機の回転軸を連結した構成の変速機がある。
特開2011−79380号公報
上記のような第1変速機構の第1入力軸に電動機の回転軸が連結された構成のツインクラッチ式の変速機において、車両を減速させつつシフトダウンする場合、電動機を動力源とする電動機走行(EV走行)による奇数の変速段(例えば5速)から内燃機関を動力源とする内燃機関走行による偶数の変速段(例えば4速)にシフトダウンし、内燃機関走行による偶数の変速段(例えば4速)から電動機走行による奇数の変速段(例えば3速)にシフトダウンするように構成することが可能である。このように、内燃機関走行と電動機走行とを交互に切り替えながら変速段を一段ずつシフトダウンさせて車両を減速させるように構成すれば、シフトダウン時のトルク変動によるショックを緩和することができる。
一方、車両の減速中に、より多くの減速エネルギーを回収しようとすれば、電動機走行のみで減速させる方が有利である。しかし、電動機走行中に、一の奇数変速段(例えば5速)から他の奇数変速段(例えば3速)にシフトダウンする際、トルクの変動が大きく振動、騒音などの変速ショックが発生してしまう。
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、第1、第2入力軸を有する第1、第2変速機構を有し、第1入力軸が電動機に連結された構成の変速機を備えるハイブリッド車両において、第1変速機構で設定される変速段のみを用いて減速側への変速段の切り替えを行う場合に、より多くの減速エネルギーを回収しつつ、トルク変動による変速ショックを効果的に緩和することができるハイブリッド車両の制御装置及びその制御方法の提供を目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明では以下のようにした。
本発明に係るハイブリッド車両の制御装置は、動力源としての内燃機関(2)及び電動機(3)を備えるとともに、電動機(3)に接続されるとともに第1クラッチ(C1)を介して選択的に内燃機関(2)の機関出力軸(2a)に接続される第1入力軸(IMS)と、第2クラッチ(C2)を介して選択的に内燃機関(2)の機関出力軸(2a)に接続される第2入力軸(OMS、SS)と、駆動輪(WL、WR)に動力を出力する出力軸(CS)と、第1入力軸(IMS)に選択的に連結される複数の変速用ギア(43、45、47)を含む第1変速機構(G1)と、第2入力軸(OMS、SS)に選択的に連結される他の複数の変速用ギア(42、44、46)を含む第2変速機構(G2)と、出力軸(CS)上に配置され、第1変速機構(G1)の変速用ギアと第2変速機構(G2)の他の変速用ギアとが噛合する複数の出力ギア(51,52,53)と、を有する変速機(4)と、第1変速機構(G1)及び第2変速機構(G2)の変速用ギアの選択と、第1クラッチ(C1)及び第2クラッチ(C2)の断接と、内燃機関(2)及び電動機(3)のトルク制御とを実行する制御手段(10)と、を備えるハイブリッド車両の制御装置であって、制御手段(10)は、電動機(3)を動力源とする走行中に、第1変速機構(G1)で設定される変速段のみを用いて減速側への変速段の切り替えを行う場合、第1変速機構(G1)で第1の変速段から該第1の変速段のギア比よりも大きいギア比の第2の変速段に切り替える間に、電動機(3)の出力トルクに所定の補正トルクを加算するか、あるいは第2の変速段に切り替えて、電動機(3)の出力トルクから所定の補正トルクを減算することで、変速機(4)の出力トルクが第1の変速段によるトルクと第2の変速段によるトルクとの間の中間トルクとなるように制御する電動機トルク補正制御を行うことを特徴とする。
上記のように、第1、第2クラッチ及び第1、第2入力軸を有する第1、第2変速機構を備え、第1入力軸が電動機に連結された構成の変速機では、電動機を動力源とする走行中に第1変速機構で設定される変速段のみを用いて減速側への変速段の切り替え(ダウンシフト)を行う場合、変速段の切り替えは、第2変速機構で設定される中間の変速段を飛ばして行われるようになる。そのため、変速段間のギヤ比の差が大きく変速ショック(変速に伴う振動や騒音など)が発生していた。そこで本発明では、第1変速機構で設定される変速段のみを用いて減速側への変速段の切り替えを行う場合には、第1変速機構で第1の変速段から第2の変速段に切り替える間に、電動機の出力トルクに所定の補正トルクを加算するか、あるいは第2の変速段に切り替えて、電動機の出力トルクに所定の補正トルクを減算することで、変速機の出力トルクが第1の変速段のトルクと第2の変速段のトルクとの間の中間トルクとなるようにする電動機トルク補正制御を行うようにした。これにより、第2変速機構で設定される中間の変速段に相当する仮想的な変速段を設けることができるので、変速段の切り替えに伴う変速ショックの発生を効果的に抑制することができる。したがって、電動機を動力源とする走行中のシフトダウンにおいて、電動機による回生でより多くの減速エネルギーを回収しつつも、変速段の切り替えに伴い発生する変速ショックを緩和することができる。
また、上記のハイブリッド車両の制御装置では、中間トルクは、第2変速機構(G2)で設定される第1の変速段と第2の変速段との間の変速段のトルクであってよい。
この構成によれば、例えば、現在の変速段からダウンシフトにより目標変速段に切り替えるとき、その中間の変速段を選択したときの制動力を一旦設定してから、最終的に目標変速段(変速先の変速段)に設定することで、一回(一段階)で変速段を切り替える場合と比べて、変速ショックの発生をより少なく抑えることができ、変速段の切り替えをよりスムーズに行わせることができる。
またこの場合、第1変速機構(G1)で設定される変速段は、最低変速段から奇数番目の奇数変速段であり、第2変速機構(G2)で設定される変速段は、最低変速段から偶数番目の偶数変速段であり、中間トルクは、第1の変速段に対応する一の奇数変速段と第2の変速段に対応する他の奇数変速段との間の偶数変速段のトルクであってよい。
電動機が第1入力軸に連結された構成の変速機では、電動機のみを駆動源とする走行を維持するためには、第1変速機構で設定される奇数変速段のみを用いて変速することが必要となる。この場合、中間トルクとして、偶数変速段相当のトルクを設定することで、奇数変速段のみの間で変速を行う場合と比較して、変速ショックの発生をより効果的に抑制することができる。
また、車両の運転者の操作に応じて変速機(4)による変速段の切り替えを指示する操作手段(65)を備え、制御手段(10)は、操作手段(10)の操作による変速段の切り替え指示を受けたとき、切替先の変速段が第1変速機構(G1)で設定できない変速段である場合に、モータトルク補正制御を行うようにしてよい。
この構成によれば、車両の運転者の操作によって指示された切り替え先の変速段が第1変速機構で設定できない変速段である場合でも、上記の電動機トルク補正制御を行うことで、内燃機関を停止したまま電動機のみを動力源として車両を走行させることができる。
また、上記のハイブリッド車両の制御装置では、制御手段(10)は、運転者によるアクセルペダルの操作情報及び車速情報に基づいて、車両の目標減速比を算出する目標減速比算出手段(11)と、目標減速比算出手段(11)の出力に対応した電動機トルクを発生するように、電動機トルクの指令値を算出する電動機トルク指令値算出手段(13)と、を備えるとよい。
この構成によれば、目標減速比に応じた適切な電動機トルクを算出することができる。したがって、最適な電動機トルク補正制御を行うことができ、電動機のみを駆動源とする走行と、電動機及び内燃機関を駆動源とする走行とで車両の減速度や乗車感覚に差の無い走行を確保することができる。例えば、電動機のみを駆動源とする走行において、実際に選択される減速比は奇数変速段相当の減速比でも、目標減速比が偶数変速段相当の減速比であれば、当該偶数変速段相当の減速比を設定可能な電動機のトルクを算出することができる。
また、本発明にかかるハイブリッド車両の制御方法は、動力源としての内燃機関(2)及び電動機(3)を備えるとともに、電動機(3)に接続されるとともに第1クラッチ(C1)を介して選択的に内燃機関(2)の機関出力軸(2a)に接続される第1入力軸(IMS)と、第2クラッチ(C2)を介して選択的に内燃機関(2)の機関出力軸(2a)に接続される第2入力軸(OMS、SS)と、駆動輪(WL、WR)に動力を出力する出力軸(CS)と、第1入力軸(IMS)に選択的に連結される複数の変速用ギア(43、45、47)を含む第1変速機構(G1)と、第2入力軸(OMS、SS)に選択的に連結される他の複数の変速用ギア(42、44、46)を含む第2変速機構(G2)と、出力軸(CS)上に配置され、第1変速機構(G1)の変速用ギアと第2変速機構(G2)の他の変速用ギアとが噛合する複数の出力ギア(51,52,53)と、を有する変速機(4)と、第1変速機構(G1)及び第2変速機構(G2)の変速用ギアの選択と、第1クラッチ(C1)及び第2クラッチ(C2)の断接と、内燃機関(2)及び電動機(3)のトルクを制御可能な制御手段(10)と、を備えるハイブリッド車両の制御方法であって、制御手段(10)は、電動機(3)を動力源とする走行中に、第1変速機構(G1)で設定される変速段のみを用いて減速側への変速段の切り替えを行う場合、運転者によるアクセルペダルの操作情報及び車速情報に基づいて、車両の目標減速比を算出し、算出した目標減速比に対応する電動機(3)のトルクの指令値を算出し、第1変速機構(G1)で第1の変速段から該第1の変速段のギア比よりも大きいギア比の第2の変速段に切り替える間に、電動機(3)の出力トルクに指令値に基づくトルクを加算するか、あるいは第2の変速段に切り替えて、電動機(3)の出力トルクから所定の補正トルクを減算することで、変速機(4)の出力トルクが第1の変速段のトルクと第2の変速段のトルクとの間の中間トルクとなるように制御することを特徴とする。
本発明にかかるハイブリッド車両の制御方法によれば、第1変速機構で設定される変速段のみを用いて減速側への変速段の切り替え(ダウンシフト)を行う場合には、電動機の出力トルクに所定の補正トルクを加算するか、あるいは第2の変速段に切り替えて、電動機の出力トルクから所定の補正トルクを減算することで、変速機の出力トルクが第1の変速段のトルクと第2の変速段のトルクとの間の中間トルクとなるように制御できる。これにより、第2変速機構で設定される中間の変速段に相当する仮想的な変速段を設けることができるので、変速段の切り替えに伴う変速ショック(振動や騒音など)の発生を効果的に抑制できる。したがって、電動機を動力源とする走行中のダウンシフトにおいて、電動機による回生でより多くの減速エネルギーを回収しつつも、変速段の切り替えに伴い発生する変速ショックを効果的に緩和することができる。
なお、上記の括弧内の符号は、後述する実施形態における構成要素の符号を本発明の一例として示したものである。
本発明によれば、第1、第2入力軸を有する第1、第2変速機構を有し、第1入力軸が電動機に連結された構成の変速機を備えるハイブリッド車両において、第1変速機構で設定される変速段のみを用いて減速側への変速段の切り替えを行う場合に、より多くの減速エネルギーを回収しつつ、トルク変動による変速ショックを効果的に緩和することができる。
本発明の一実施形態に係る制御装置を備えたハイブリッド車両の構成例を示す概略図である。 図1に示す変速機のスケルトン図である。 図2に示す変速機の各シャフトの係合関係を示す概念図である。 図1に示す電子制御ユニットの構成を示すブロック図である。 モータのみを動力源とする走行中におけるシフトダウン時のモータトルク制御の動作を説明するためのフローチャートである。 モータのみを動力源とする走行中におけるシフトダウン時の減速比、車速およびモータトルクの関係を示すグラフである。
以下、図に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る制御装置を備えたハイブリッド車両の構成例を示す概略図である。この実施の形態における車両1は、図1に示すように、動力源としての内燃機関2および電動機3を備えたハイブリッド自動車の車両であって、さらに、電動機3を制御するためのインバータ20と、バッテリ(蓄電装置)30と、変速機(トランスミッション)4と、ディファレンシャル機構5と、左右のドライブシャフト6R、6Lと、左右の駆動輪WR,WLとを備える。ここで、電動機3は、モータでありモータジェネレータを含み、バッテリ30は、蓄電器でありキャパシタを含む。また、内燃機関2は、エンジンであり、ディーゼルエンジンやターボエンジンなどを含む。内燃機関(以下、「エンジン」と記す。)2と電動機(以下、「モータ」と記す。)3の回転駆動力は、変速機4、ディファレンシャル機構5およびドライブシャフト6R、6Lを介して左右の駆動輪WR、WLに伝達される。
図1に示すように、変速機4は、モータ3に接続されると共に第1クラッチ(後述する奇数段クラッチ)C1を介して選択的にエンジン2のクランク軸2aに接続される第1入力軸(後述する内側メインシャフト)IMSと、第2クラッチ(後述する偶数段クラッチ)C2を介して選択的にエンジン2のクランク軸2aに接続される第2入力軸(後述する外側メインシャフト又はセカンダリシャフト)OMS(SS)と、駆動輪WR,WL側に動力を出力する出力軸CSと、第1入力軸IMSと出力軸CSとの間に配置されて最低変速段から奇数番目に属する複数の変速段(1,3,5速段など)を設定可能な第1変速機構G1と、第2入力軸OMS(SS)と出力軸CSとの間に配置されて最低変速段から偶数番目に属する複数の変速段(2,4,6速段など)を設定可能な第2変速機構G2とを備えて構成されている。なお、図1では、変速機4の構成を簡略化したものを示しているが、変速機4が備える詳細な構成は、図2に示すスケルトン図に表されている。
また、車両1は、エンジン2、モータ3、変速機4、ディファレンシャル機構5、インバータ20およびバッテリ30をそれぞれ制御するための電子制御ユニット(ECU:Electronic Control Unit)10を備える。電子制御ユニット10は、1つのユニットとして構成されるだけでなく、例えばエンジン2を制御するためのエンジンECUを、モータ3やインバータ20を制御するためのモータジェネレータECU、バッテリ30を制御するためのバッテリECU、変速機4を制御するためのAT−ECUなど複数のECUから構成されてもよい。この実施の形態の電子制御ユニット10は、エンジン2を制御するとともに、モータ3やバッテリ30、変速機4を制御する。
電子制御ユニット10は、各種の運転条件に応じて、モータ3のみを動力源とするモータ単独走行(EV走行)をするように制御したり、エンジン2のみを動力源とするエンジン単独走行をするように制御したり、エンジン2とモータ3の両方を動力源として併用する協働走行(HEV走行)をするように制御する。また、電子制御ユニット10は、各種の制御パラメータに従って、後述するEV走行中におけるモータのトルク制御や、その他の各種の運転に必要な制御を行う。
また、電子制御ユニット10には、制御パラメータとして、各種センサ31〜35からの信号が入力されるようになっている。具体的には、電子制御ユニット10には、アクセルペダルの踏込量を検出するアクセルペダルセンサ31からのアクセルペダル開度、ブレーキペダルの踏込量を検出するブレーキペダルセンサ32からのブレーキペダル開度、ギヤ段(変速段)を検出するシフトポジションセンサ33からのシフト位置、車速を検出する車速センサ34からの車速、モータ3の回転数を検出する回転数センサ35からのモータ回転数などを示す各種信号が入力される。また、車両1には、駆動輪WR,WLの制動を行うための油圧ブレーキ37が設けられている。油圧ブレーキ37には、電子制御ユニット10からの制御信号が入力されるようになっており、該制御信号に応じて、運転者の意思(ブレーキペダルの操作)によらずに駆動輪WR,WLに所定の制動力を付与することが可能な構成となっている。
また、本実施形態の車両1は、運転者によりシフトレバーを介して操作される図示しないシフト装置と、図示しないステアリング(ハンドル)の近傍に設けられたパドルスイッチ65とを備える。シフト装置の近傍には、シフトポジションセンサ33が設けられる。シフトポジションセンサ33は、運転者によって操作されるシフトレバーのポジションを検出する。
パドルスイッチ65は、手動変速モードでシフトダウンを指示するための−(マイナス)パドルスイッチ66と、手動変速モードでシフトアップを指示するための+(プラス)パドルスイッチ67とから構成される。これらパドルスイッチ66,67の操作信号は、電子制御ユニット10に出力され、車両1の走行状態等に応じて変速機4のアップシフトまたはダウンシフトが行われる。なお、本実施形態では、例えば、シフトレバーのポジションがDレンジまたはSレンジにおいて自動変速モードが設定されているときに、運転者によりいずれかのパドルスイッチ66,67が操作されると、自動変速モードから手動変速モード(マニュアルモード)に切り替えられる。
エンジン2は、燃料を空気と混合して燃焼することにより車両1を走行させるための駆動力を発生する内燃機関エンジンである。モータ3は、エンジン2とモータ3との協働走行やモータ3のみのEV走行の際には、バッテリ30の電気エネルギーを利用して車両1を走行させるための駆動力を発生するモータとして機能するとともに、車両1の減速時にはモータ3の回生により電力を発電する発電機として機能する。モータ3の回生時には、バッテリ30は、モータ3により発電された電力(回生エネルギー)により充電される。
次に、この実施の形態の車両1が備える変速機4の構成を説明する。図2は、図1に示す変速機のスケルトン図である。図3は、図2に示す変速機の各シャフトの係合関係を示す概念図である。変速機4は、前進7速、後進1速の平行軸式トランスミッションであり、乾式のツインクラッチ式変速機(DCT:デュアルクラッチトランスミッション)である。
変速機4には、エンジン2のクランク軸(機関出力軸)2a及びモータ3に接続される内側メインシャフト(第1入力軸)IMSと、この内側メインシャフトIMSの外筒をなす外側メインシャフト(第2入力軸)OMSと、内側メインシャフトIMSにそれぞれ平行なセカンダリシャフト(第2入力軸)SS、アイドルシャフトIDS、リバースシャフト(リバース軸)RVSと、これらのシャフトに平行で出力軸をなすカウンタシャフトCSとが設けられている。
これらのシャフトのうち、外側メインシャフトOMSがアイドルシャフトIDSを介してリバースシャフトRVSおよびセカンダリシャフトSSに常時係合し、カウンタシャフトCSがさらにディファレンシャル機構5(図1参照)に常時係合するように配置される。
また、変速機4は、奇数段クラッチ(第1クラッチ)C1と、偶数段クラッチ(第2クラッチ)C2とを備える。奇数段クラッチC1及び偶数段クラッチC2は乾式のクラッチである。奇数段クラッチC1は、内側メインシャフトIMSに結合される。偶数段クラッチC2は、外側メインシャフトOMS(第2入力軸の一部)に結合され、外側メインシャフトOMS上に固定されたギア48からアイドルシャフトIDSを介してリバースシャフトRVS及びセカンダリシャフトSS(第2入力軸の一部)に連結される。
内側メインシャフトIMSのモータ3寄りの所定箇所には、プラネタリアギア機構70のサンギア71が固定配置される。また、内側メインシャフトIMSの外周には、図2において左側から順に、プラネタリアギア機構70のキャリア73と、3速駆動ギア43と、7速駆動ギア47と、5速駆動ギア45が配置される。なお、3速駆動ギア43は、1速駆動ギアとしても兼用されるものである。3速駆動ギア43、7速駆動ギア47、5速駆動ギア45は、それぞれ内側メインシャフトIMSに対して相対的に回転可能であり、3速駆動ギア43はプラネタリアギア機構70のキャリア73に連結している。さらに、内側メインシャフトIMS上には、3速駆動ギア43と7速駆動ギア47との間に3−7速シンクロメッシュ機構81が軸方向にスライド可能に設けられ、かつ、5速駆動ギア45に対応して5速シンクロメッシュ機構82が軸方向にスライド可能に設けられている。所望のギア段に対応するシンクロメッシュ機構をスライドさせて該ギア段のシンクロを入れることにより、該ギア段が内側メインシャフトIMSに連結される。内側メインシャフトIMSに関連して設けられたこれらのギア及びシンクロメッシュ機構によって、奇数段の変速段を実現するための第1変速機構G1が構成される。第1変速機構G1の各駆動ギア43,45,47は、カウンタシャフトCS上に設けられた対応する従動ギア(出力ギア)51,52,53に噛み合い、カウンタシャフトCSを回転駆動する。
セカンダリシャフトSS(第2入力軸)の外周には、図2において左側から順に、2速駆動ギア42と、6速駆動ギア46と、4速駆動ギア44とが相対的に回転可能に配置される。さらに、セカンダリシャフトSS上には、2速駆動ギア42と6速駆動ギア46との間に2−6速シンクロメッシュ機構83が軸方向にスライド可能に設けられ、かつ、4速駆動ギア44に対応して4速シンクロメッシュ機構84が軸方向にスライド可能に設けられている。この場合も、所望のギア段に対応するシンクロメッシュ機構をスライドさせて該ギア段のシンクロを入れることにより、該ギア段がセカンダリシャフトSSに連結される。セカンダリシャフトSSに関連して設けられたこれらのギア及びシンクロメッシュ機構によって、偶数段の変速段を実現するための第2変速機構G2が構成される。第2変速機構G2の各駆動ギア42,44,46は、カウンタシャフトCS上に設けられた対応する従動ギア51,52,53に噛み合い、カウンタシャフトCSを回転駆動する。セカンダリシャフトSSに固定されたギア49はアイドルシャフトIDS上のギア55に結合しており、該アイドルシャフトIDSから外側メインシャフトOMSを介して偶数段クラッチC2に結合される。
リバースシャフトRVSの外周には、リバースギア58が相対的に回転可能に配置される。また、リバースシャフトRVS上には、リバースギア58に対応してリバースシンクロメッシュ機構85が軸方向にスライド可能に設けられ、また、アイドルシャフトIDSに係合するギア50が固定されている。リバースシャフトRVSに関連して設けられたこれらのギア及びシンクロメッシュ機構によって、リバース段を実現するためのリバース変速機構GRが構成される。車両1を後進(リバース走行)させる場合は、リバースシンクロメッシュ機構85のシンクロを入れて、偶数段クラッチC2を係合することにより、偶数段クラッチC2の回転が外側メインシャフトOMS及びアイドルシャフトIDSを介してリバースシャフトRVSに伝達され、リバースギア58が回転される。リバースギア58は内側メインシャフトIMS上のギア56に噛み合っており、リバースギア58が回転するとき内側メインシャフトIMSは前進時とは逆方向に回転する。内側メインシャフトIMSの逆方向の回転はプラネタリアギア機構70に連結した3速駆動ギア43を介してカウンタシャフトCSに伝達される。
また、リバースギア58と噛み合うギア59の回転軸上には、オイルポンプ60が設置されている。したがって、奇数段クラッチC1を係合することによる内側メインシャフトIMSの回転又は偶数段クラッチC2を係合することによる外側メインシャフトOMSの回転がリバースギア58を介してオイルポンプ60に伝達されて、該オイルポンプ60が駆動する。すなわち、エンジン2又はモータ3を動力源としてオイルポンプ60が駆動する。なお、車両に搭載するオイルポンプとしては、図示は省略するが、エンジン2又はモータ3を動力源とする上記のオイルポンプ60以外にも、バッテリ30の電力で駆動する電動オイルポンプを設置することも可能である。
カウンタシャフトCS上には、図2において左側から順に、2−3速従動ギア51と、6−7速従動ギア52と、4−5速従動ギア53と、パーキング用ギア54と、ファイナル駆動ギア55とが固定的に配置される。ファイナル駆動ギア55は、ディファレンシャル機構5のディファレンシャルリングギア(図示せず)と噛み合うようになっており、これにより、カウンタシャフトCSの出力軸の回転がディファレンシャル機構5の入力軸(つまり車両推進軸)に伝達される。また、プラネタリアギア機構70のリングギア75には、該リングギア75の回転を停止するためのブレーキ41が設けられている。
上記構成の変速機4では、2−6速シンクロメッシュ機構83のシンクロスリーブを左方向にスライドすると、2速駆動ギア42がセカンダリシャフトSSに結合され、右方向にスライドすると、6速駆動ギア46がセカンダリシャフトSSに結合される。また、4速駆動ギア44がセカンダリシャフトSSに結合される。このように偶数のギア段を選択した状態で、偶数段クラッチC2を係合することにより、変速機4は偶数の変速段(2速、4速、又は6速)に設定される。
3−7速シンクロメッシュ機構81のシンクロスリーブを左方向にスライドすると、3速駆動ギア43が内側メインシャフトIMSに結合されて3速の変速段が選択され、右方向にスライドすると、7速駆動ギア47が内側メインシャフトIMSに結合されて7速の変速段が選択される。シンクロメッシュ機構81,82がいずれのギア43,47,45も選択していない状態(ニュートラル状態)では、プラネタリアギア機構70の回転がキャリア73に連結したギア43を介してカウンタシャフトCSに伝達され、1速の変速段が選択されることになる。このように奇数の駆動ギア段を選択した状態で、奇数段クラッチC1を係合することにより、変速機4は奇数の変速段(1速、3速、5速、又は7速)に設定される。
変速機4で実現すべき変速段の決定及び該変速段を実現するための制御(第1変速機構G1及び第2変速機構G2における変速段の選択すなわちシンクロの切り替え制御と、奇数段クラッチC1及び偶数段クラッチC2の係合及び係合解除の制御等)は、運転状況に従って、電子制御ユニット10によって実行される。
この実施の形態では、モータ3は内側メインシャフトIMS(第1入力軸)を介して変速機4の奇数の変速段(1速、3速、5速、又は7速)すなわち第1変速機構G1に接続されている。したがって、モータ3の駆動力(回転力)は、第1変速機構において複数の奇数の変速段のうちのいずれかに変速されてカウンタシャフトCS(出力軸)に伝達される。
また、エンジン2のクランク軸(機関出力軸)2aは、係合するクラッチとして奇数段クラッチC1(第1クラッチ)が選択されたときは、該奇数段クラッチC1を介して内側メインシャフトIMS(第1入力軸)に結合され、該内側メインシャフトIMSに接続されている変速機4の奇数の変速段(1速、3速、5速、又は7速)すなわち第1変速機構G1に接続される。したがって、エンジン2の駆動力(回転力)は、奇数段クラッチC1が選択されると、第1変速機構G1において複数の奇数の変速段のうちのいずれかに変速されてカウンタシャフトCS(出力軸)に伝達される。このように、各種の運転条件に応じて、モータ3のみを動力源とするモータ単独走行(EV走行)の制御、またはエンジン2とモータ3の両方を動力源として併用する協働走行(HEV走行)の制御が行われるときは、奇数の変速段のうちのいずれかが選択された状態で奇数段クラッチC1が係合される。
また、エンジン2のクランク軸(機関出力軸)2aは、係合するクラッチとして偶数段クラッチC2(第2クラッチ)が選択されたときは、該偶数段クラッチC2を介して外側メインシャフトOMS(第2入力軸の一部)に結合され、該外側メインシャフトOMS上に固定されたギア48からアイドルシャフトIDSを介してセカンダリシャフトSS(第2入力軸の一部)に連結され、該セカンダリシャフトSSに接続されている変速機4の偶数の変速段(2速、4速、又は6速)すなわち第2変速機構G2に接続される。したがって、エンジン2の駆動力(回転力)は、偶数段クラッチC2が選択されると、第2変速機構G2において複数の偶数の変速段のうちのいずれかに変速されてカウンタシャフトCS(出力軸)に伝達される。このように、各種の運転条件に応じて、エンジン2のみを動力源とするエンジン単独走行の制御が行われるときは、偶数の変速段のうちのいずれかが選択された状態で偶数段クラッチC2が係合される。
図4は、図1に示す電子制御ユニットの構成を示すブロック図である。図4に示す電子制御ユニット10は、目標減速比演算手段11と、減速比制御手段12と、モータトルク指令値演算手段13と、モータトルク制御手段14とを備えている。
目標減速比演算手段11は、アクセルペダル開度センサ31からのアクセルペダルの開度を示す情報(以下、アクセルペダル開度情報という)及び車速センサ34からの車速を示す情報(以下、車速情報という)を入力し、入力したアクセルペダル開度情報及び車速情報に基づいて、アクセルペダルの開度(つまり踏込量)及び車両1の車速に応じた最適な減速比(目標減速比)を算出(演算)する。
ここで、「減速比」とは、(エンジン2またはモータ3の回転数)/(駆動輪WR、WLの回転数(つまり車両推進軸の回転数))のことをいう。上記のように、エンジン2(つまりクランク軸2a)またはモータ3の回転は、変速機4を介してカウンタシャフトCS(出力軸)に伝達され、カウンタシャフトCSがディファレンシャル機構5に係合することにより駆動輪WR、WLに伝達されるが、エンジン2またはモータ3の回転数が変速機4におけるギア比(変速比)及びその他のギアのギア比(変速比)によって減速され、駆動輪WR、WLは変速機4などで減速された回転数で回転する。変速機4では1速〜7速の変速段のギア比が予め設定されており、減速比は変速機4における1速〜7速の変速段のギア比に対応する値となる。また、駆動輪WR、WLのトルクとエンジン2またはモータ3のトルクの関係は、(駆動輪WR、WLのトルク)/(エンジン2またはモータ3のトルク)=減速比×η(効率)となっている。すなわち、エンジン2またはモータ3のトルクが一定である場合、駆動輪WR、WLのトルクは減速比に比例して増加する。
また、目標減速比演算手段11は、モータ3のみを駆動源とする走行(以下、「EV走行」と記す。)中に、アクセルペダル開度情報及び車速情報に基づいて算出した目標減速比を示す情報(以下、「目標減速比情報」という。)をモータトルク指令値演算手段13に出力する。また、目標減速比演算手段11は、EV走行中に、目標減速比が奇数変速段に相当する減速比であれば、算出した目標減速比に制御することを指令(指定)する情報(以下、「減速比指令値情報」という)を減速比制御手段12に出力する。その一方で、目標減速比演算手段11は、EV走行中に目標減速比が偶数変速段に相当する減速比であれば、当該目標減速比に対応する偶数変速段の一段下または一段上の奇数変速段に制御することを指令(指定)する減速比指令値情報を減速比制御手段12に出力する。減速比制御手段12は、減速比指令値情報にて指令された減速比に対応する変速機4の変速段を設定するように制御する。
また、モータトルク指令値演算手段13は、目標減速比演算手段11からの目標減速比情報が示す目標減速比に対応したモータ3のトルクを算出する。すなわち、EV走行中であるにもかかわらず、目標減速比情報が示す目標減速比が奇数変速段に対応する減速比ではなく偶数変速段に対応する変速比であるときには、モータトルク指令値演算手段13は、補正用のモータトルクとして、当該偶数変速段の目標減速比に応じたモータ3のトルクを算出(演算)する。例えば、モータトルク指令値演算手段13は、目標減速比が4速である場合、目標減速比が3速段に相当する減速比である場合のトルクと目標減速比が5速段に相当する減速比である場合のトルクとの中間(あるいは略中間)のトルクを、補正用のモータ3のトルクとして算出する。そして、モータトルク指令値演算手段13は、算出したモータ3のトルクに制御することを指令(指定)するモータトルク指令値情報をモータトルク制御手段14に出力する。
モータトルク制御手段14は、モータトルク指令値演算手段13から出力されたモータトルク指令値情報にて指令されたモータ3のトルクに設定するようにモータ3の駆動を制御する。
次に、上記ハイブリッド車両の制御装置の動作について説明する。
図5は、モータ3のみを動力源とする走行中(EV走行中)におけるシフトダウン時のモータトルク制御の動作を説明するためのフローチャートである。図6は、モータ3のみを動力源とする走行中におけるシフトダウン時の減速比、変速機4の変速段、車速および駆動輪WL、WR側に出力されるトルクの関係を示すグラフである。なお、図6に示すグラフでは、油圧ブレーキ37の作動による車両1の減速中に5速段から3速段までシフトダウンする例を示している。
図5において、まず、車両1がEV走行中であるか否かを判断する(ステップST1)。その結果、EV走行中でなければ(NO)、すなわち、エンジン2の駆動力を用いた走行中であれば、そのまま処理を終了する。一方、EV走行中であれば(YES)、続けて、電子制御ユニット10の目標減速比演算手段11は、アクセルペダル開度センサ31からのアクセルペダル開度情報及び車速センサ34からの車速情報に基づいて、アクセルペダルの開度及び車両1の車速に応じた最適な目標減速比を算出する(ステップST2)。そして、目標減速比演算手段11は、算出した目標減速比が奇数変速段に相当する減速比であるか否かを判断し(ステップST3)、奇数変速段に相当する減速比である場合(YES)には、当該減速比に対応する奇数変速段を設定する(ステップST4)。一方、算出した目標減速比が偶数変速段に相当する減速比である場合(NO)には、当該偶数変速段の一段上又は一段下の奇数変速段を設定する(ステップST5)。
そして、算出した目標減速比が偶数変速段に相当する減速比である場合には、モータトルク指令値演算手段13は、アクセルペダル開度情報及び車速情報に基づいて算出した目標減速比に対応する補正用のモータトルク(補正トルク)を算出する(ステップST6)。そして、モータトルク指令値演算手段13は、算出したモータ3のトルクに制御することを指令するモータトルク指令値情報をモータトルク制御手段14に出力する。モータトルク制御手段14は、モータトルク指令値演算手段13から出力されたモータトルク指令値情報にて指令されたトルクとなるようにモータ3の駆動を制御する(ステップST7)。この実施の形態では、上記のステップST1〜ST7の処理を一定間隔ごとに繰り返し実行する。
上記のフローチャートに沿った制御の具体例を図6のグラフに沿って説明する。図6(a)に示す例では、時刻t0において、アクセルペダルの開度及び車速V0に応じた目標減速比として、5速段相当の減速比が選択される。これにより、変速機4の変速段として5速段が設定されている。そしてこのときは、モータ3の補正トルクは0である。その後、時刻t1において、アクセルペダルの開度及び車速V1に応じた目標減速比として4速段相当の減速比が選択される。これにより、変速機4の変速段として、当該4速段の一段上の奇数変速段である5速段が設定されている。そしてこの場合、目標減速比が4速段相当の減速比であるので、4速段相当のトルクと5速段相当のトルクとの差分のトルクに対応するモータ3のトルク(減速トルク)DT1を算出し、当該トルクDT1をモータ3のトルクとして加算する。これにより、変速機4の変速段として奇数変速段である5速段を設定しながらも、偶数変速段である4速段相当の減速比を実現している。その後、時刻t2において、アクセルペダルの開度及び車速V2に応じた目標減速比として、3速段相当の減速比が設定される。その時点で、補正用のモータ3のトルクDT1の加算が解除されると共に、変速機4の変速段として、3速段が設定される。
また、図6(b)に示す例では、時刻t0において、アクセルペダルの開度及び車速V0に応じた目標減速比として、5速段相当の減速比が選択される。これにより、変速段として5速段が設定されている。そしてこのときは、モータ3の補正トルクは0である。その後、時刻t1において、アクセルペダルの開度及び車速V1に応じた目標減速比として4速段相当の減速比が選択される。これにより、変速段として、4速段の一段下の奇数変速段である3速段が設定される。そしてこの場合、目標減速比が4速段相当の減速比であるので、4速段相当のトルクと3速段相当のトルクとの差分のトルクに対応するモータ3のトルク(アシストトルク)DT2を算出し、当該トルクDT2をモータ3のトルクとして加算(マイナス加算)する。すなわち、5速段から3速段に切り替えて、モータ3の出力トルクに所定の補正トルクDT2を減算する。これにより、変速機4の変速段として奇数変速段である3速段を設定しながらも、偶数変速段である4速段相当の減速比を実現している。その後、時刻t2において、アクセルペダルの開度及び車速V2に応じた目標減速比として、3速段(図6中「3rd」)相当の減速比が設定される。その時点で、補正用のモータ3のトルクDT2の加算が解除される。
以上のように、この実施の形態によれば、動力源としてのエンジン2及びモータ3を備えるハイブリッド車両において、モータ3に接続されるとともに第1クラッチC1を介して選択的にエンジン2の機関出力軸2aに接続される第1入力軸IMSと、第2クラッチC2を介して選択的にエンジン2の機関出力軸2aに接続される第2入力軸OMS、SSと、駆動輪WL、WRに動力を出力する出力軸CSと、第1入力軸IMSに選択的に連結される複数の変速用ギア43、45、47を含む第1変速機構G1と、第2入力軸OMS、SSに選択的に連結される複数の変速用ギア42、44、46を含む第2変速機構G2と、出力軸CS上に配置され、第1変速機構G1の変速用ギア43、45、47と第2変速機構G2の変速用ギア42、44、46とが噛合する複数の出力ギアと、を有する変速機において、モータ3を動力源とする走行中に、第1変速機構G1の変速用ギア43、45、47で設定される奇数変速段のみを用いて減速側への変速段の切り替えを行う場合、第1変速機構G1で一の奇数変速段(例えば、5速段)から他の奇数変速段(例えば、3速段)へのダウンシフトを行う間に、モータ3の出力トルクに所定の補正トルクを加算するか、あるいはダウンシフトを行った後で、モータ3の出力トルクから所定の補正トルクを減算することで、変速機4の出力トルクが上記一の奇数変速段のトルクと他の奇数変速段のトルクとの間の中間トルクとなるように制御するモータトルク補正制御を行うようにした。
これにより、モータ3のみを駆動源とするEV走行中に、第2変速機構G2で設定される中間の変速段(偶数変速段)に相当する仮想的な変速段を設けることができるので、変速段の切り替えに伴う変速ショック(振動や騒音など)の発生を効果的に抑制することができる。したがって、EV走行中のシフトダウンにおいて、モータ3による回生でより多くの減速エネルギーを回収しつつも、変速段の切り替えに伴い発生する変速ショックを効果的に緩和することができる。
また、上記の変速機4では、現在の変速段が5速段で、ダウンシフトにより目標変速段である3速段に切り替えるとき、その中間の変速段である4速段を選択したときの制動力を一旦設定してから、最終的に目標変速段(変速先の変速段)に設定するようにしている。これにより、一回(一段階)で変速段を切り替える場合と比べて変速ショックの発生をより少なく抑えることができ、変速段の切り替えをよりスムーズに行わせることができる。
また、上記のハイブリッド車両の制御装置では、第1変速機構G1で設定される変速段は、変速機4で設定可能な最低変速段から奇数番目の奇数変速段であり、第2変速機構G2で設定される変速段は、変速機4で設定可能な最低変速段から偶数番目の偶数変速段である。そして、上記の第1変速機構G1の変速時に設定する中間トルクは、第1変速機構G1で設定される一の奇数変速段と他の奇数変速段との間の偶数変速段のトルクである。
モータ3が第1入力軸IMSに連結された構成の変速機4では、モータ3のみを駆動源とするEV走行を維持するためには、第1変速機構G1で設定される奇数変速段のみを用いて変速することが必要となる。この場合、中間の偶数変速段相当のトルクを設定することで、奇数変速段のみの間で変速を行う場合と比較して、変速ショックの発生を効果的に抑制することができる。
また、本実施形態では、車両の運転者の操作に応じて変速機4による変速段の切り替えを指示する操作手段として、パドルスイッチ65を備えている。そして、当該パドルスイッチ65の操作による変速段の切り替えの指示を受けたとき、切替先の変速段が第2変速機構G2で設定可能な偶数変速段である場合には、上記のモータトルク補正制御を行う。
これによれば、車両の運転者の操作によって指示された切り替え先の変速段が第1変速機構G1で設定できない変速段である場合でも、上記のモータトルク補正制御を行うことで、エンジン2を停止したままモータ3のみを動力源として車両を走行させることができる。
また、本実施形態の上記制御装置は、運転者によるアクセルペダルの操作情報及び車速情報に基づいて、車両の目標減速比を算出し、目標減速比算出手段の出力に対応したモータトルクを発生するように、モータトルクの指令値を算出する。これによれば、目標減速比に応じた適切なモータトルクを算出することができる。したがって、最適なモータトルク補正制御を行うことができ、モータ3のみを駆動源とする走行(EV走行)と、モータ3及びエンジン2を駆動源とする走行(HEV走行)とで車両の減速度や乗車感覚に差の無い走行を確保することができる。例えば、実際に選択される減速比は奇数変速段相当の減速比でも、目標減速比が偶数変速段相当の減速比であれば、当該偶数変速段相当の減速比を設定可能なモータ3のトルクを算出することができる。
なお、上述の実施の形態は、本発明の好適な例であるが、本発明は、これらに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の変形、変更が可能である。
1 車両
2 エンジン(内燃機関)
2a クランク軸(機関出力軸)
3 モータ(電動機)
4 変速機
5 ディファレンシャル機構
10 ECU(電子制御ユニット:制御手段)
11 目標減速比演算手段
12 減速比制御手段
13 モータトルク指令値演算手段
14 モータトルク制御手段
20 インバータ
30 バッテリ
31 アクセルペダル開度センサ
32 ブレーキペダルセンサ
33 シフトポジションセンサ
34 車速センサ
35 回転数センサ
37 油圧ブレーキ
60 オイルポンプ
65 パドルスイッチ(操作手段)
70 プラネタリアギア機構
C1 奇数段クラッチ(第1クラッチ)
C2 偶数段クラッチ(第2クラッチ)
G1 第1変速機構
G2 第2変速機構
WR,WL 駆動輪

Claims (6)

  1. 動力源としての内燃機関及び電動機を備えるとともに、
    前記電動機に接続されるとともに第1クラッチを介して選択的に前記内燃機関の機関出力軸に接続される第1入力軸と、
    第2クラッチを介して選択的に前記内燃機関の機関出力軸に接続される第2入力軸と、
    駆動輪に動力を出力する出力軸と、
    前記第1入力軸に選択的に連結される複数の変速用ギアを含む第1変速機構と、
    前記第2入力軸に選択的に連結される他の複数の変速用ギアを含む第2変速機構と、
    前記出力軸上に配置され、前記第1変速機構の変速用ギアと前記第2変速機構の他の変速用ギアとが噛合する複数の出力ギアと、を有する変速機と、
    前記第1変速機構及び前記第2変速機構の変速用ギアの選択と、前記第1クラッチ及び前記第2クラッチの断接と、前記内燃機関及び前記電動機のトルク制御とを実行する制御手段と、を備えるハイブリッド車両の制御装置であって、
    前記制御手段は、前記電動機を動力源とする走行中に、前記第1変速機構で設定される変速段のみを用いて減速側への変速段の切り替えを行う場合、
    前記第1変速機構で第1の変速段から該第1の変速段のギア比よりも大きいギア比の第2の変速段に切り替える間に、前記電動機の出力トルクに所定の補正トルクを加算するか、あるいは第2の変速段に切り替えて、前記電動機の出力トルクから所定の補正トルクを減算することで、前記変速機の出力トルクが前記第1の変速段によるトルクと前記第2の変速段によるトルクとの間の中間トルクとなるように制御する電動機トルク補正制御を行う
    ことを特徴とするハイブリッド車両の制御装置。
  2. 前記中間トルクは、前記第2変速機構で設定される前記第1の変速段と前記第2の変速段との間の変速段のトルクである
    ことを特徴とする請求項1に記載のハイブリッド車両の制御装置。
  3. 前記第1変速機構で設定される変速段は、最低変速段から奇数番目の奇数変速段であり、
    前記第2変速機構で設定される変速段は、最低変速段から偶数番目の偶数変速段であり、
    前記中間トルクは、前記第1の変速段に対応する一の奇数変速段と前記第2の変速段に対応する他の奇数変速段との間の偶数変速段のトルクである
    ことを特徴とする請求項2に記載のハイブリッド車両の制御装置。
  4. 車両の運転者の操作に応じて前記変速機による変速段の切り替えを指示する操作手段を備え、
    前記制御手段は、前記操作手段の操作による前記変速段の切り替え指示を受けたとき、切替先の変速段が前記第1変速機構設定できない変速段である場合に、前記モータトルク補正制御を行う
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のハイブリッド車両の制御装置。
  5. 前記制御手段は、
    運転者によるアクセルペダルの操作情報及び車速情報に基づいて、車両の目標減速比を算出する目標減速比算出手段と、
    前記目標減速比算出手段で算出した目標減速比に対応する電動機トルクを発生するように、電動機トルクの指令値を算出する電動機トルク指令値算出手段と、
    を備える
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のハイブリッド車両の制御装置。
  6. 動力源としての内燃機関及び電動機を備えるとともに、
    前記電動機に接続されるとともに第1クラッチを介して選択的に前記内燃機関の機関出力軸に接続される第1入力軸と、
    第2クラッチを介して選択的に前記内燃機関の機関出力軸に接続される第2入力軸と、
    駆動輪に動力を出力する出力軸と、
    前記第1入力軸に選択的に連結される複数の変速用ギアを含む第1変速機構と、
    前記第2入力軸に選択的に連結される他の複数の変速用ギアを含む第2変速機構と、
    前記出力軸上に配置され、前記第1変速機構の変速用ギアと前記第2変速機構の他の変速用ギアとが噛合する複数の出力ギアと、を有する変速機と、
    前記第1変速機構及び前記第2変速機構の変速用ギアの選択と、前記第1クラッチ及び前記第2クラッチの断接と、前記内燃機関及び前記電動機のトルクを制御可能な制御手段と、を備えるハイブリッド車両の制御方法であって、
    前記制御手段は、前記電動機を動力源とする走行中に、前記第1変速機構で設定される変速段のみを用いて減速側への変速段の切り替えを行う場合、
    運転者によるアクセルペダルの操作情報及び車速情報に基づいて、車両の目標減速比を算出し、
    前記算出した目標減速比に対応する電動機のトルクの指令値を算出し、
    前記第1変速機構で第1の変速段から該第1の変速段のギア比よりも大きいギア比の第2の変速段に切り替える間に、前記電動機の出力トルクに前記指令値に基づくトルクを加算するか、あるいは第2の変速段に切り替えて、前記電動機の出力トルクから所定の補正トルクを減算することで、前記変速機の出力トルクが前記第1の変速段のトルクと前記第2の変速段のトルクとの間の中間トルクとなるように制御する
    ことを特徴とするハイブリッド車両の制御方法。
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