JP2014083253A - マッサージ機 - Google Patents

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Abstract

【課題】身体に熱を付与しながら揉み玉により身体をマッサージすることが可能なマッサージ機を提供する。
【解決手段】マッサージ機は、身体に熱を付与するためのヒーター44および温熱ディスク42を有する第1揉み玉40、ヒーター44および温熱ディスク42を有していない第2揉み玉50、第1揉み玉40および第2揉み玉50を連結する連結アーム31を有する揉み玉ユニット30を備える。ヒーター44が熱を発生するとき、第1揉み玉40が身体に付与する圧力(第1圧力P1)は第2揉み玉50が身体に付与する圧力(第2圧力P2)以上となる。
【選択図】図4

Description

本発明は、第1揉み玉および第2揉み玉を有する揉み玉ユニットを備えるマッサージ機に関する。
従来のマッサージ機は、第1揉み玉、第2揉み玉、および連結アームを有する揉み玉ユニットを備える。連結アームは、第1揉み玉および第2揉み玉を互いに連結する。従来のマッサージ機は、第1揉み玉および第2揉み玉により身体のより広い範囲を同時にマッサージすることができる。なお、このような従来のマッサージ機の構成の一例として、特許文献1が挙げられる。
特開2004−357939号公報
従来のマッサージ機においては、身体に熱を付与する熱付与装置を有していない。このため、従来のマッサージ機においては、身体に熱を付与しながら各揉み玉により身体をマッサージすることが困難である。
本発明は、上記課題を解決するため、身体に熱を付与しながら揉み玉により身体をマッサージすることが可能なマッサージ機を提供することを目的とする。
・本マッサージ機は、第1揉み玉、第2揉み玉、および前記第1揉み玉および前記第2揉み玉を連結する連結アームを有する揉み玉ユニットを備え、前記第1揉み玉および前記第2揉み玉の少なくとも一方は、身体に熱を付与する熱付与装置を有し、前記第1揉み玉および前記第2揉み玉のうちの前記熱付与装置により熱をより付与する一方の揉み玉が身体に作用する圧力は、前記第1揉み玉および前記第2揉み玉のうちの他方の揉み玉が身体に作用する圧力以上となることを特徴とする。
・本マッサージ機は、第1揉み玉、第2揉み玉、および前記第1揉み玉および前記第2揉み玉を連結する連結アームを有する揉み玉ユニットと、前記揉み玉ユニットを収容し、使用者の背中を支持する背もたれとを備え、前記第1揉み玉および前記第2揉み玉の少なくとも一方は、身体に熱を付与する熱付与装置を有し、前記第1揉み玉および前記第2揉み玉のうちの前記熱付与装置により熱をより付与する一方の揉み玉が前記背もたれから突出する突出距離は、前記第1揉み玉および前記第2揉み玉のうちの他方の揉み玉が前記背もたれから突出する突出距離以上となることを特徴とする。
・このマッサージ機において、前記連結アームが取り付けられて前記第1揉み玉および前記第2揉み玉を身体に押し付ける駆動アームと、前記熱付与装置により身体に熱を付与するときの前記駆動アームに対する前記第1揉み玉の位置および前記駆動アームに対する前記第2揉み玉の位置と比較して、前記熱付与装置により身体に熱を付与しないときに前記駆動アームに対する前記第1揉み玉の位置および前記駆動アームに対する前記第2揉み玉の位置の少なくとも一方を変更する揉み玉位置変更機構とを有することが好ましい。
・このマッサージ機において、前記第1揉み玉の圧力および前記第2揉み玉の圧力の少なくとも一方を検出する圧力検出部を有し、前記揉み玉位置変更機構は、前記圧力検出部が検出した圧力に基づいて前記駆動アームに対する前記第1揉み玉の位置および前記駆動アームに対する前記第2揉み玉の位置の少なくとも一方を変更することが好ましい。
・このマッサージ機において、前記連結アームの位置を変更する駆動アームを有し、前記揉み玉位置変更機構は、前記駆動アームに対して前記連結アームを回転させることが好ましい。
・このマッサージ機において、前記連結アームは、前記第1揉み玉を支持する第1アームと、前記第2揉み玉を支持する第2アームとを有し、前記第1アームおよび前記第2アームは、相対回転することが可能な状態であり、前記揉み玉位置変更機構は、前記第1アームの軸線と前記第2アームの軸線との成す角度を変更することが好ましい。
・このマッサージ機において、前記連結アームは、前記第1揉み玉を支持する第1アームと、前記第2揉み玉を支持する第2アームとを有し、前記第1アームおよび前記第2アームは、相対移動することが可能な状態であり、前記揉み玉位置変更機構は、前記第1アームおよび前記第2アームを相対移動させることが好ましい。
本マッサージ機は、身体に熱を付与しながら揉み玉により身体をマッサージすることができる。
第1実施形態のマッサージ機の斜視構造を示す斜視図。 第1実施形態の揉み玉装置の構成を示す構成図。 第1実施形態の揉み玉ユニットの側面構造を示す側面図。 第1実施形態の揉み玉ユニットの断面構造を示す断面図。 比較例のマッサージ機の構成を示す模式図であり、(a)は背中をマッサージする形態を示す模式図、(b)は肩をマッサージする形態を示す模式図、(c)は(b)の一点鎖線円の拡大構造を示す拡大図。 第1実施形態の揉み玉ユニットが肩をマッサージする形態を示す模式図。 第2実施形態の揉み玉ユニットの側面構造を示す側面図。 第2実施形態の揉み玉ユニットが肩をマッサージする形態を示す模式図。 第3実施形態の揉み玉ユニットの側面構造を示す側面図。 第3実施形態の揉み玉ユニットが肩をマッサージする形態を示す模式図。 第4実施形態の揉み玉装置の構成を示す構成図。 第4実施形態のマッサージ機のグラフであり、(a)は時間の経過にともなう実温度の推移を示すグラフ、(b)は時間の経過にともなう第1圧力および第2圧力の推移を示すグラフ。 その他の実施形態の揉み玉ユニットの側面構造を示す側面図。 その他の実施形態の揉み玉ユニットの側面構造を示す側面図。 その他の実施形態の揉み玉ユニットの側面構造を示す側面図。
(第1実施形態)
マッサージ機1の各方向について次のように定義する。
(A)マッサージ機1の正面視において手前側および奥側を規定する方向を「前後方向ZA」とする。
(B)前後方向ZAにおいて奥側から手前側に向かう方向を「前方向ZA1」とする。
(C)前後方向ZAにおいて手前側から奥側に向かう方向を「後方向ZA2」とする。
(D)マッサージ機1の正面視において幅方向に相当する方向を「幅方向ZB」とする。
(E)幅方向ZBにおいて外側から内側に向かう方向を「内方向ZB1」とする。
(F)幅方向ZBにおいて内側から外側に向かう方向を「外方向ZB2」とする。
(G)マッサージ機1の正面視において上側および下側を規定する方向を「高さ方向ZC」とする。
(H)高さ方向ZCにおいて下側から上側に向かう方向を「上方向ZC1」とする。
(I)高さ方向ZCにおいて上側から下側に向かう方向を「下方向ZC2」とする。
図1を参照して、マッサージ機1の構成について説明する。
マッサージ機1は、マッサージ本体10、揉み玉装置20、制御装置70、および操作器80を有する。マッサージ機1は、マッサージ本体10内に揉み玉装置20および制御装置70が収容された構成を有する。マッサージ機1は、揉み玉装置20および操作器80が制御装置70に電気的に接続された構成を有する。
マッサージ本体10は、座部11、背もたれ12、オットマン13、および肘掛14を有する。マッサージ本体10は、座部11に対する背もたれ12の角度を変更することが可能な第1リクライニング機構、および座部11に対するオットマン13の角度を変更することが可能な第2リクライニング機構(ともに図示略)を有する。マッサージ本体10は、座部11の幅方向ZBの両端部に肘掛14が固定される構成を有する。
揉み玉装置20は、背もたれ12内に収容される。揉み玉装置20は、装置移動機構(図示略)により背もたれ12内において高さ方向ZCに移動する。揉み玉装置20は、使用者の腰、背中、肩、および首をマッサージする機能と、身体に熱を付与する機能とを有する。
操作器80は、各リクライニング機構および揉み玉装置20を操作する。操作器80は、使用者が操作器80を操作したときの指令信号を制御装置70に出力する。
制御装置70は、座部11内において下方向ZC2の部分に収容される。制御装置70は、操作器80の指令信号に基づいて各リクライニング機構の動作および揉み玉装置20の動作を制御する。
制御装置70は、予め記憶された動作プログラムとして身体に熱を付与した状態でマッサージする温熱マッサージモードと、身体に熱を付与しない状態でマッサージする通常マッサージモードとを有する。温熱マッサージモードは、熱が付与される身体の部位の目標温度(以下、「設定温度TS」)が相対的に低く設定された弱温熱モードと、設定温度TSが相対的に高く設定された強温熱モードとを有する。制御装置70は、操作器80の指令信号に基づいて温熱マッサージモードおよび通常マッサージモードの切り替え、および温熱マッサージモードの弱温熱モードおよび強温熱モードの切り替えを行う。
マッサージ機1の動作について説明する。
使用者は、操作器80を操作することにより各リクライニング機構を動作させてマッサージ機1が所望の姿勢となるように座部11に対する背もたれ12の角度および座部11に対するオットマン13の角度をそれぞれ変更する。使用者は、操作器80を操作することによりマッサージモードを選択する。マッサージ機1は、選択されたマッサージモードに基づいて揉み玉装置20により身体への温感の付与、および身体へのマッサージを実行する。
図2を参照して、揉み玉装置20の構成について説明する。
揉み玉装置20は、ハウジング21、回転軸22、移動機構23、回転機構24、および一対の揉み玉ユニット30を有する。揉み玉装置20は、ハウジング21内に回転軸22、移動機構23、回転機構24、および一対の揉み玉ユニット30の一部分が収容された構成を有する。揉み玉装置20は、制御装置70により移動機構23の動作および回転機構24の動作が制御される構成を有する。
回転軸22は、その両端部がハウジング21の幅方向ZBの両端部に支持される。回転軸22は、幅方向ZBに沿って延びる。回転軸22は、移動機構23、回転機構24、および一対の揉み玉ユニット30が接続される。
移動機構23は、一対の揉み玉ユニット30を回転軸22に沿って移動させることにより一対の揉み玉ユニット30の幅方向ZBの間の距離を変更する。
回転機構24は、一対の揉み玉ユニット30を回転軸22周りに回転させることにより背もたれ12(図1参照)から一対の揉み玉ユニット30が突出する距離を変更する。
図3および図4を参照して、揉み玉ユニット30の詳細な構成について説明する。
図3に示されるように、揉み玉ユニット30は、第1揉み玉40、第2揉み玉50、連結アーム31、駆動アーム32、第1圧力センサー33、第2圧力センサー34、および揉み玉位置変更機構60を有する。なお、第1圧力センサー33および第2圧力センサー34は「圧力検出部」に相当する。
図4に示されるように、第1揉み玉40は、揉み玉本体41、温熱ディスク42、固定ボルト43、ヒーター44、伝熱部品45、カバー部品46、および固定ボルト47を有する。第1揉み玉40は、身体をマッサージする機能と身体に熱を付与する機能とを有する。なお、温熱ディスク42およびヒーター44は「熱付与装置」に相当する。
揉み玉本体41は、弾性に富んだゴム部品により形成される。揉み玉本体41は、幅方向ZBの側面視において円形を有する。揉み玉本体41は、幅方向ZBに貫通する貫通孔41Aと、貫通孔41Aの内方向ZB1の端部において拡径された段差部分41Bとを有する。
温熱ディスク42は、アルミニウム等の伝熱性に優れた金属材料により形成される。揉み玉本体41に対して外方向ZB2に位置するディスク本体42Aと、揉み玉本体41の貫通孔41Aに挿入される揉み玉支持部分42Bとを有する。温熱ディスク42は、同一の材料によりディスク本体42Aおよび揉み玉支持部分42Bが一体的に形成される。
ディスク本体42Aは、幅方向ZBの側面視において前方向ZA1が半円状に湾曲した四角形状を有する(図3参照)。ディスク本体42Aは、前方向ZA1の先端部分において揉み玉本体41と同じ位置となる(図3参照)。ディスク本体42Aは、内方向ZB1に凹んだ形状となる収容部分42Cを有する。
揉み玉支持部分42Bは、ディスク本体42Aから内方向ZB1に延びる。揉み玉支持部分42Bは、円筒形状を有する。揉み玉支持部分42Bは、揉み玉支持部分42Bに対する揉み玉本体41の回転が可能な状態で揉み玉本体41を支持する。
固定ボルト43は、揉み玉支持部分42Bの内方向ZB1の端部に固定される。固定ボルト43は、揉み玉本体41の段差部分41Bに収容される。固定ボルト43は、揉み玉本体41が揉み玉支持部分42Bに対して内方向ZB1に移動することを規制する。
ヒーター44は、ディスク本体42Aの収容部分42Cに収容される。ヒーター44は、PTCヒーターが用いられる。ヒーター44は、制御装置70(図1参照)に電気的に接続される。ヒーター44は、温熱マッサージモードのとき、制御装置70を介して電力が供給されることにより発熱する。
伝熱部品45は、高熱伝導率かつ弾性に富んだシリコン系のゴムパッドが用いられる。伝熱部品45は、ディスク本体42Aの収容部分42Cにおいてディスク本体42Aとヒーター44とにより挟み込まれる。伝熱部品45は、ディスク本体42Aおよびヒーター44の両方に面接触する。
カバー部品46は、鉄板により形成される。カバー部品46は、ヒーター44を外方向ZB2から覆う。カバー部品46は、ディスク本体42Aおよび駆動アーム32に挟み込まれた状態でディスク本体42Aおよび駆動アーム32に固定される。カバー部品46は、連結アーム31との間に空間Sを形成する。
固定ボルト47の一方は、連結アーム31を介してカバー部品46に固定される。固定ボルト47の他方は、連結アーム31およびカバー部品46を介してディスク本体42Aに固定される。固定ボルト47は、カバー部品46、連結アーム31、および温熱ディスク42を締結する。
第2揉み玉50は、揉み玉本体51、揉み玉支持部分52、2本の固定ボルト53、および1本の固定ボルト54を有する。揉み玉本体51は、材料および形状が揉み玉本体41と同様である。
揉み玉支持部分52は、金属材料により形成される。揉み玉支持部分52は、連結アーム31に固定される固定部分52Aと、揉み玉本体51の貫通孔51Aに挿入される支持部分52Bとを有する。揉み玉支持部分52は、揉み玉本体51を支持部分52Bに対して回転することが可能な状態で支持する。
固定ボルト53は、揉み玉支持部分52の固定部分52Aが連結アーム31の下端部に接触した状態で固定部分52Aおよび連結アーム31を互いに締結する。
固定ボルト54は、支持部分52Bの内方向ZB1の端部に固定される。固定ボルト54は、揉み玉本体51の段差部分51Bに収容される。固定ボルト54は、揉み玉本体51が揉み玉支持部分52に対して内方向ZB1に移動することを規制する。
第1圧力センサー33は、駆動アーム32に取り付けられる。第1圧力センサー33は、駆動アーム32の回転により第1揉み玉40および第2揉み玉50が身体に作用する圧力に応じた信号を制御装置70に出力する。
第2圧力センサー34は、第1揉み玉40の揉み玉支持部分42Bに取り付けられる。第2圧力センサー34は、第1揉み玉40が身体に作用する圧力に応じた信号を制御装置70に出力する。
制御装置70による各圧力センサー33,34に基づく各揉み玉40,50の使用者の身体への圧力の算出は以下のとおりとなる。すなわち、制御装置70は、第2圧力センサー34の信号に基づいて第1揉み玉40が身体に作用する圧力(以下、「第1圧力P1」)を算出する。また制御装置70は、第1圧力センサー33の信号と第2圧力センサー34の信号との差に基づいて第2揉み玉50が身体に作用する圧力(以下、「第2圧力P2」)を算出する。
図3に示されるように、連結アーム31は、1枚の金属板として形成される。連結アーム31は、駆動アーム32に連結される。連結アーム31は、駆動アーム32との連結部分において円筒形状の突起部分31Cが形成される。連結アーム31は、突起部分31Cから前方向ZA1に向かうにつれて上方向ZC1に傾斜する第1アーム部分31Aと、突起部分31Cから前方向ZA1に向かうにつれて下方向ZC2に傾斜する第2アーム部分31Bを有する。連結アーム31は、第1揉み玉40および第2揉み玉50を互いに連結する。連結アーム31は、第1アーム部分31Aの上端部分において第1揉み玉40を支持する。連結アーム31は、第2アーム部分31Bの下端部分において第2揉み玉50を支持する。
駆動アーム32は、下端部において揉み玉装置20の回転軸22(図2参照)に接続される。駆動アーム32は、上端部において揉み玉位置変更機構60を介して連結アーム31に接続される。駆動アーム32は、連結アーム31の突起部分31Cが駆動アーム32に対して回転することが可能な状態で嵌め合わせられる貫通孔32Aを有する。駆動アーム32は、回転軸22周りに回転することによりハウジング21に対する連結アーム31の位置を変更する。
揉み玉位置変更機構60は、電動モーター61およびウォームホイール62を有する。揉み玉位置変更機構60は、駆動アーム32に対して連結アーム31を回転させることにより第1揉み玉40が背もたれ12(図1参照)から突出する距離および第2揉み玉50が背もたれ12から突出する距離を変更する。揉み玉位置変更機構60は、制御装置70(図2参照)により動作が制御される。なお、以降では、第1揉み玉40が背もたれ12から突出する距離を「第1突出距離D1」とし、第2揉み玉50が背もたれ12から突出する距離を「第2突出距離D2」とする。
電動モーター61の出力軸61Aの先端部分においては、ウォームギヤ61Bが形成される。ウォームギヤ61Bは、ウォームホイール62と噛み合う。
ウォームホイール62は、連結アーム31の突起部分31Cの外周面に嵌め合わせられる。ウォームホイール62は、突起部分31Cの外周面に対する回転が不能な状態で取り付けられる。
揉み玉位置変更機構60の動作について説明する。なお、揉み玉位置変更機構60により駆動アーム32に対する連結アーム31の位置が変更される前の駆動アーム32に対する連結アーム31の位置を「基準位置」とする。
制御装置70は、電動モーター61の出力軸61Aを回転させる。ウォームホイール62は、出力軸61Aのウォームギヤ61Bとウォームホイール62との噛み合いにより電動モーター61の回転速度よりも低い回転速度で回転する。連結アーム31は、ウォームホイール62の回転にともない駆動アーム32の貫通孔32Aの中心を回転中心として回転する。これにより、第1突出距離D1および第2突出距離D2がそれぞれ変更される。また、各揉み玉40,50が身体に押し付けられる状態においては、各圧力P1,P2がそれぞれ変更される。
揉み玉位置変更機構60の動作の制御について説明する。なお、「設定圧力P3」は、第1圧力P1が第2圧力P2よりも所定値だけ大きい圧力を示す。所定値は、試験等により予め設定された値となる。また所定値は、身体の部位に応じて異なる値が制御装置70に記憶されている。
制御装置70は、操作器80(図1参照)により温熱マッサージモードの弱温熱モードが選択されかつ通常マッサージモードのときに第1圧力P1が第2圧力P2よりも小さくなる身体の部位のとき、揉み玉位置変更機構60を次のように動作させる。すなわち制御装置70は、第1圧力P1が第2圧力P2と一致するように連結アーム31を駆動アーム32に対して基準位置から回転させる。制御装置70は、操作器80により温熱マッサージモードの強温熱モードが選択されかつ通常マッサージモードのときに第1圧力P1が第2圧力P2よりも小さくなる身体の部位のとき、揉み玉位置変更機構60を次のように動作させる。すなわち制御装置70は、第1圧力P1が設定圧力P3となるように連結アーム31を駆動アーム32に対して基準位置から回転させる。そして、制御装置70は、温熱マッサージモードが終了したとき、揉み玉位置変更機構60により基準位置に向けて連結アーム31を駆動アーム32に対して回転させる。一方、制御装置70は、操作器80により通常マッサージモードが選択されたとき、揉み玉位置変更機構60は動作させない。すなわち、連結アーム31は駆動アーム32に対して基準位置となる。
図5および図6を参照して、マッサージ機1の作用について説明する。図5に示される揉み玉位置変更機構60が省略されたマッサージ機を「比較マッサージ機CM」とする。比較マッサージ機CMにおいて、揉み玉位置変更機構60が省略された点以外はマッサージ機1と同じ構成であるため、同じ構成要素を説明するときはマッサージ機1の構成要素の符号を付し、その説明を省略する。
図5(a)に示されるように、比較マッサージ機CMは、背中をマッサージするとき、第1揉み玉40および第2揉み玉50の両方を背中に押し付ける。このため、比較マッサージ機CMは、揉み玉ユニットが1つのみの揉み玉を有すると仮定した構成と比較して、各揉み玉40,50により背中の広い範囲をマッサージすることができる。また、比較マッサージ機CMは、温熱マッサージモードのとき、第1揉み玉40により背中に熱を付与することおよび背中をマッサージすることを両立することができる。
一方、図5(b)および図5(c)に示されるように、比較マッサージ機CMは、肩をマッサージするとき、第2揉み玉50のみを肩に押し付ける場合がある。また、比較マッサージ機CMは、肩をマッサージするとき、各揉み玉40,50を肩に押し付けたとしても第2圧力P2よりも第1圧力P1が小さくなる場合がある。すなわち、図5(c)に示されるように、比較マッサージ機CMは、肩をマッサージするとき、第1突出距離D1が第2突出距離D2よりも小さくなる場合がある。このため、比較マッサージ機CMが温熱マッサージモードのとき、第1揉み玉40(温熱ディスク42)から肩に熱を効率よく付与することができない場合がある。
これに対して、本実施形態のマッサージ機1は、温熱マッサージモードにおいて肩をマッサージするとき、第2圧力P2よりも第1圧力P1が小さい場合には、揉み玉位置変更機構60により駆動アーム32に対して連結アーム31を回転させる。これにより、駆動アーム32に対する第1揉み玉40の位置および駆動アーム32に対する第2揉み玉50の位置が変更される。具体的には、図6に示されるように、第1揉み玉40が肩に接近し、第2揉み玉50が肩から離間する。これにより、第1揉み玉40が肩に押し付けられ、第2揉み玉50が肩から離れる。このため、第1突出距離D1が第2突出距離D2よりも大きくなる。また、第1圧力P1が増加し、第2圧力P2が減少する。そして、弱温熱モードのときには第1圧力P1が第2圧力P2に一致したとき、揉み玉位置変更機構60はこの状態を維持する。また強温熱モードのときには第1圧力P1が設定圧力P3に一致したとき、揉み玉位置変更機構60はこの状態を維持する。このように第1圧力P1が第2圧力P2以上の状態で第1揉み玉40(温熱ディスク42)は肩(身体)に押し付けられる。したがって、比較マッサージ機CMと比較して、温熱ディスク42が肩に押し付けられる圧力が大きくなるため、ヒーター44(図4参照)の熱が温熱ディスク42を介して肩に効率よく移動する。
なお、肩以外の身体の部位についても同様である。また、身体の部位によっては基準位置において第1圧力P1が第2圧力P2以上の場合がある。この場合、制御装置70は、揉み玉位置変更機構60は停止した状態を維持する。すなわち、制御装置70は、弱温熱モードにおいて第1圧力P1が第2圧力P2よりも大きい場合においても揉み玉位置変更機構60により第1圧力P1が第2圧力P2に一致するように動作させない。また、制御装置70は、強温熱モードにおいて第1圧力P1が設定圧力P3よりも大きい場合においても第1圧力P1が設定圧力P3に一致するように揉み玉位置変更機構60を動作させない。
本実施形態のマッサージ機1は以下の効果を奏する。
(1)マッサージ機1は、第1揉み玉40、第2揉み玉50、および連結アーム31を有する一対の揉み玉ユニット30において、第1揉み玉40にヒーター44および温熱ディスク42を有する。この構成によれば、温熱マッサージモードのときにヒーター44の熱が温熱ディスク42を介して身体に付与された状態で各揉み玉40,50により身体をマッサージすることが可能となる。
また、マッサージ機1は、温熱マッサージモードにおいて第1圧力P1が第2圧力P2以上となる。この構成によれば、第1圧力P1が第2圧力P2よりも小さいと仮定した場合と比較してヒーター44の熱が温熱ディスク42を介して身体に効率よく伝えられる。また、第2揉み玉50が身体に押し付けられる感覚よりも第1揉み玉40が身体に押し付けられる感覚の方が強くなるため、第2揉み玉50による感覚の影響が低減される。したがって、使用者は、第1揉み玉40による熱の付与およびマッサージをより強く感じるようになる。加えて、身体に付与する熱が各圧力P1,P2の関係により制御されることにより、ヒーター44の温度を変更するためにヒーター44の電力量を変更することが抑制される。したがって、ヒーター44の温度調節機能を省略することができる。
(2)揉み玉位置変更機構60は、温熱マッサージモードのとき、各圧力センサー33,34に基づいて算出された圧力に基づいて駆動アーム32に対する各揉み玉40,50の位置を基準位置から変更する。この構成によれば、揉み玉位置変更機構60が各突出距離D1,D2に基づいて駆動アーム32に対する各揉み玉40,50の位置を変更する構成と比較して、各揉み玉40,50によりマッサージする身体の部位に過度な圧力が付与されることが抑制される。
(3)揉み玉位置変更機構60は、連結アーム31を駆動アーム32に対して回転させることにより駆動アーム32に対する各揉み玉40,50の位置を変更する。この構成によれば、揉み玉位置変更機構60が駆動アーム32に対する各揉み玉40,50の位置の一方を変更すると仮定した構成と比較して、第1圧力P1が第2圧力P2よりも小さい場合に第1圧力P1が第2圧力P2以上に速やかに変更することができる。
(4)マッサージ機1は、操作器80の操作により温熱マッサージモードにおいて弱温熱モードおよび強温熱モードが切り替えられる。そして、マッサージ機1は、温熱マッサージモードの弱温熱モードのとき、第1圧力P1が第2圧力P2と一致するように揉み玉装置20の動作を制御する。またマッサージ機1は、温熱マッサージモードの強温熱モードのとき、第1圧力P1が設定圧力P3と一致するように揉み玉装置20の動作を制御する。この構成によれば、強温熱モードのときには、弱温熱モードのときよりもマッサージされる部位の温度が高くなる。したがって、使用者が操作器80を操作することによりマッサージされる部位の温度を調整することができる。
(第2実施形態)
図7および図8は、第2実施形態のマッサージ機1の構成を示す。本実施形態のマッサージ機1は、図3に示される第1実施形態のマッサージ機1と以下の点が異なる。すなわち、本実施形態のマッサージ機1は、連結アーム31に代えて連結アーム90を有する。本実施形態のマッサージ機1は、揉み玉位置変更機構60の連結アーム90への取付構造が異なる。本実施形態のマッサージ機1は、駆動アーム32が貫通孔32Aに代えて突起部分32Bを有する点が異なる。以下では、第1実施形態のマッサージ機1と異なる点の詳細を説明し、第1実施形態のマッサージ機1と共通する構成については同一の符号を付してその説明の一部または全部を省略する。
連結アーム90は、第1揉み玉40を支持する第1アーム91および第2揉み玉50を支持する第2アーム92を有する。連結アーム90は、第1アーム91に対して第2アーム92が回転することが可能な構成を有する。
第1アーム91は、前方向ZA1に向かうにつれて上方向ZC1に延びる。第1アーム91は、駆動アーム32に対する第1アーム91の回転が不能な状態で駆動アーム32に固定される。第1アーム91は、中間部分において揉み玉位置変更機構60の電動モーター61を保持するモーター保持部分91Aを有する。
第2アーム92は、幅方向ZBにおいて駆動アーム32に対して第1アーム91とは反対側に取り付けられる。第2アーム92は、駆動アーム32との連結部分において貫通孔92Aを有する。第2アーム92は、駆動アーム32の突起部分32Bが貫通孔92Aに挿入される構成を有する。
揉み玉位置変更機構60において電動モーター61は、モーター保持部分91Aにより保持された状態において出力軸61Aのウォームギヤ61Bがウォームホイール62と噛み合わせられる。
ウォームホイール62は、駆動アーム32の突起部分32Bの外周面および第2アーム92の貫通孔92Aの内周面にそれぞれ嵌め合わせられる。ウォームホイール62は、突起部分32Bに対するウォームホイール62の回転が可能な状態で駆動アーム32に取り付けられる。ウォームホイール62は、貫通孔92Aの内周面に対するウォームホイール62の回転が不能な状態で第2アーム92に取り付けられる。
揉み玉位置変更機構60の動作について説明する。なお、第1アーム91の軸線と第2アーム92の軸線との成す角度を「リンク角AL」とする。
電動モーター61の出力軸61Aが回転するとき、出力軸61Aのウォームギヤ61Bとウォームホイール62との噛み合いによりウォームホイール62が回転する。これにともない、第2アーム92が第1アーム91(駆動アーム32)に対して回転する。これにより、リンク角ALが変更される。
図8を参照して、揉み玉装置20の動作の制御について説明する。なお、揉み玉位置変更機構60が動作する前の状態のリンク角ALを「基準リンク角ALK」とする。
制御装置70は、操作器80(図1参照)により温熱マッサージモードの弱温熱モードが選択されかつ通常マッサージモードのときに第1圧力P1が第2圧力P2よりも小さくなる身体の部位のとき、揉み玉位置変更機構60を次のように動作させる。すなわち制御装置70は、第2アーム92を第1アーム91に対して下方向ZC2に向けて回転させる。これにより、リンク角ALが基準リンク角ALKよりも大きくなる。そして、制御装置70は、回転機構24(図2参照)により駆動アーム32を回転させて第1揉み玉40が身体に接近させる。これにより、第2圧力P2が減少し、第1圧力P1が増加する。制御装置70は、第1圧力P1が第2圧力P2よりも小さい場合においては、第1圧力P1が第2圧力P2と一致するまで第2アーム92および駆動アーム32の回転を継続する。また、制御装置70は、温熱マッサージモードの強温熱モードが選択されたとき、第1圧力P1が第2圧力P2よりも所定値だけ大きい圧力に一致するように第2アーム92および駆動アーム32の回転を継続する。このとき、図8に示されるように、肩をマッサージする場合には、第2揉み玉50が背もたれ12から突出しない。すなわち第2突出距離D2が「0」となる。このため、第1突出距離D1が第2突出距離D2よりも大きくなる。そして、制御装置70は、温熱マッサージモードが終了したとき、揉み玉位置変更機構60により基準リンク角ALKに向けて第2アーム92を第1アーム91に対して回転させる。一方、制御装置70は、操作器80の操作により通常マッサージモードが選択されたとき、揉み玉位置変更機構60は動作させない。すなわち、リンク角ALは、基準リンク角ALKとなる。なお、所定値は試験等により予め設定された値となる。また所定値は、身体の部位に応じて異なる値が制御装置70に記憶されている。また所定値は、第1実施形態の所定値とは異なる値としてもよい。
第2実施形態のマッサージ機1は、第1実施形態のマッサージ機1の(1)、(2)、および(4)と同様の効果に加え、以下の効果を奏する。
(5)揉み玉位置変更機構60は、第2アーム92を第1アーム91に対して回転させる。この構成によれば、リンク角ALに基づいて第2圧力P2が変更され、駆動アーム32の回転位置に基づいて第1圧力P1が変更される。すなわち各圧力P1,P2が個別に変更される。したがって、第1圧力P1および第2圧力P2のそれぞれが身体をマッサージするために最適な圧力に設定することができる。加えて、駆動アーム32に対する第1アーム91の位置が揉み玉位置変更機構60により移動しないため、使用者が第1揉み玉40をマッサージする身体の部位に合わせることが容易となる。
(第3実施形態)
図9および図10は、第3実施形態のマッサージ機1の構成を示す。本実施形態のマッサージ機1は、図3に示される第1実施形態のマッサージ機1と以下の点が異なる。すなわち、本実施形態のマッサージ機1は、連結アーム31に代えて連結アーム100を有する。また本実施形態のマッサージ機1は、揉み玉位置変更機構60に代えて揉み玉位置変更機構110を有する。以下では、第1実施形態のマッサージ機1と異なる点の詳細を説明し、第1実施形態のマッサージ機1と共通する構成については同一の符号を付してその説明の一部または全部を省略する。
連結アーム100は、第1揉み玉40を支持する第1アーム101および第2揉み玉50を支持する第2アーム102を有する。連結アーム100は、第1アーム101に対して第2アーム102が移動することが可能な構成を有する。
第1アーム101は、前方向ZA1に向かうにつれて上方向ZC1に延びる。第1アーム101は、駆動アーム32に対する第1アーム101の移動が不能な状態で駆動アーム32に固定される。
第2アーム102は、幅方向ZBにおいて駆動アーム32に対して第1アーム101とは反対側に取り付けられる。第2アーム102は、駆動アーム32の移動開口部分32Cに挿入される突起部分103を有する。突起部分103は、駆動アーム32の延びる方向に沿って貫通する貫通孔に雌ねじ104が形成される構成を有する。
揉み玉位置変更機構110は、駆動アーム32の移動開口部分32Cに収容される。揉み玉位置変更機構110は、電動モーター111およびボールねじ112を有する。
電動モーター111は、出力軸(図示略)においてボールねじ112と連結される。電動モーター111の出力軸は、ボールねじ112と一体的に回転する。
ボールねじ112は、駆動アーム32と平行する。ボールねじ112においては、雄ねじ113が形成される。ボールねじ112は、第2アーム102の突起部分103の雌ねじ104に噛み合わせられる。ボールねじ112は、ボールねじ112の回転により突起部分103をボールねじ112の軸方向に移動させる。
揉み玉位置変更機構110の動作について説明する。なお、揉み玉位置変更機構110が動作する前の状態の第1アーム101に対する第2アーム102の位置を「基準位置」とする。すなわち基準位置は、第2アーム102の突起部分103が駆動アーム32の移動開口部分32Cの上端部に位置する状態を示す。
電動モーター111の回転にともないボールねじ112が回転する。ボールねじ112の回転にともない第2アーム102の突起部分103がボールねじ112の軸線に沿って移動する。これにより、例えば第2圧力P2を減少させる場合、第2アーム102が基準位置から下方向ZC2側(電動モーター111側)に移動する。一方、第2アーム102が基準位置よりも下方向ZC2側(電動モーター111側)に位置する状態において、第2圧力P2を増加させる場合、第2アーム102が基準位置に向けて上方向ZC1側に移動する。また、図10に示されるように、揉み玉装置20が肩をマッサージする場合においては、第1突出距離D1が第2突出距離D2よりも大きくなる。
図10を参照して、揉み玉位置変更機構110の動作の制御について説明する。
制御装置70は、操作器80(図1参照)により温熱マッサージモードの弱温熱モードが選択されかつ通常マッサージモードのときに第1圧力P1が第2圧力P2よりも小さくなる身体の部位のとき、揉み玉位置変更機構110を次のように動作させる。すなわち制御装置70は、第2アーム102を基準位置から下方向ZC2側に移動させる。そして、制御装置70は、駆動アーム32を回転させて第1揉み玉40を身体に接近させる。これにより、第1圧力P1が増加し、第2圧力P2が減少する。制御装置70は、第1圧力P1が第2圧力P2と一致するまで第2アーム102の移動および駆動アーム32の回転を継続する。また操作器80により温熱マッサージモードの強温熱モードが選択されかつ通常マッサージモードのときに第1圧力P1が第2圧力P2よりも小さくなる身体の部位のとき、弱温熱モードよりも第2アーム102を下方向ZC2側に移動させる。そして、制御装置70は、駆動アーム32を回転させて第1揉み玉40を身体に接近させる。制御装置70は、第1圧力P1が第2圧力P2よりも所定値だけ大きい圧力と一致するまで第2アーム102の移動および駆動アーム32の回転を継続する。そして、制御装置70は、温熱マッサージモードが終了したとき、揉み玉位置変更機構110により第2アーム102を基準位置に向けて移動させる。一方、制御装置70は、操作器80により通常マッサージモードが選択されたとき、揉み玉位置変更機構110は動作させない。すなわち、第2アーム102は基準位置となる。なお、所定値は、身体の部位に応じて異なる値が制御装置70に記憶されている。また所定値は、第1および第2実施形態の所定値とは異なる値としてもよい。また、第3実施形態のマッサージ機1は、第1実施形態のマッサージ機1の(1)、(2)、および(4)の効果と第2実施形態のマッサージ機1の(5)の効果と同様の効果を奏する。
(第4実施形態)
図11および図12は、第4実施形態のマッサージ機1の構成を示す。本実施形態のマッサージ機1は、温度検出部としての温度センサー120を有する点、および制御装置70による揉み玉位置変更機構60の動作が異なる点で図3に示される第1実施形態のマッサージ機1と異なる。以下では、第1実施形態のマッサージ機1と異なる点の詳細を説明し、第1実施形態のマッサージ機1と共通する構成については同一の符号を付してその説明の一部または全部を省略する。
図11に示されるように、温度センサー120は、温熱ディスク42に取り付けられる。温度センサー120は、温熱ディスク42の温度に応じた信号を制御装置70に出力する。温度センサー120は、温熱ディスク42を介して身体に付与する温度を測定する。
制御装置70は、温度制御部71、動作制御部72、および協調制御部73を有する。
温度制御部71は、温度センサー120の信号に基づいて温熱ディスクの温度(以下、「実温度TR」)を算出する。温度制御部71においては、設定温度TSが記憶されている。温度制御部71は、設定温度TSと実温度TRとの差に基づいて目標となる第1圧力P1および目標となる第2圧力P2を算出する。
動作制御部72は、移動機構23の動作および回転機構24の動作を制御する。協調制御部73は、温度制御部71および動作制御部72を協調させる。具体的には、協調制御部73は、予め記憶された動作プログラミングおよび各圧力P1,P2が目標となる圧力に一致するように移動機構23の動作、回転機構24の動作、および揉み玉位置変更機構60の動作を協調させるように制御する。
図12を参照して、制御装置70による各圧力P1,P2の変更制御の一例について説明する。なお、制御装置70は、時刻t1において温熱マッサージモードの弱温熱モードに変更するものとする。
図12(a)に示されるように、時刻t1において、実温度TRは、設定温度TSに対して最も低い状態である。すなわち時刻t1において設定温度TSと実温度TRとの差が最も大きい。この場合、図12(b)に示されるように、制御装置70は、第1圧力P1が第2圧力P2よりも大きく、かつ第1圧力P1と第2圧力P2との差を予め設定された第1圧力P1および第2圧力P2の差の範囲において最大とする。
図12(a)に示されるように、実温度TRは、時刻t1以降において徐々に設定温度TSに接近する。これにともない、図12(b)に示されるように、制御装置70は、第1圧力P1を第2圧力P2よりも大きくするが、時間の経過とともに第1圧力P1と第2圧力P2との差を小さくする。
図12(a)に示されるように、実温度TRは、時刻t2において設定温度TSと一致する。これにともない、図12(b)に示されるように、制御装置70は、第1圧力P1と第2圧力P2とを互いに等しくする。
また、二点鎖線により示されるグラフのように実温度TRが設定温度TSよりも高くなる場合がある。この場合、図12(b)に示されるように、制御装置70は、第1圧力P1を第2圧力P2よりも小さくする。そして、制御装置70は、実温度TRと設定温度TSとの差に応じて第1圧力P1と第2圧力P2との差を大きくする。なお、温熱マッサージモードの強温熱モードのとき、制御装置70による各圧力P1,P2の変更制御は、時刻t2において第1圧力P1が設定圧力P3に一致する点以外は、弱温熱モードと同様である。
本実施形態のマッサージ機1は、第1実施形態のマッサージ機1の(1)〜(4)の効果に加え、以下の効果を奏する。
(6)制御装置70は、実温度TRと設定温度TSとの差が大きくなるにつれて第1圧力P1が第2圧力P2よりも大きくなるように揉み玉位置変更機構60の動作を制御する。この構成によれば、実温度TRが設定温度TSに対してより低いときには、第1圧力P1が第2圧力P2に対してより大きくなることにより実温度TRを速やかに上昇させる。これにより、実温度TRが設定温度TSに速やかに接近する。
(7)制御装置70は、実温度TRが設定温度TSよりも高い場合、第1圧力P1が第2圧力P2よりも小さくなるように揉み玉位置変更機構60の動作を制御する。この構成によれば、マッサージする身体の温度が過度に上昇することを抑制することができる。
(8)制御装置70は、実温度TRが設定温度TSよりも高い場合、設定温度TSと実温度TRとの差が大きくなるにつれて第1圧力P1が第2圧力P2よりも小さくなるように揉み玉位置変更機構60の動作を制御する。この構成によれば、実温度TRが設定温度TSに対してより高いときには、第1圧力P1が第2圧力P2に対してより小さくなることにより実温度TRを速やかに下降させる。これにより、実温度TRが設定温度TSに速やかに接近する。
(その他の実施形態)
本マッサージ機は、上記各実施形態とは別の実施形態を含む。以下、本マッサージ機のその他の実施形態としての上記各実施形態の変形例を示す。なお、以下の各変形例は、互いに組み合わせることもできる。
・第1実施形態の揉み玉位置変更機構60は、電動モーター61およびウォームホイール62を有する。ただし、揉み玉位置変更機構の構成は第1実施形態に例示された内容に限られない。例えば、図13に示されるように、変形例の揉み玉位置変更機構130は、ねじりコイルばね131を有する。ねじりコイルばね131の一方の端部132は、連結アーム31に固定される。ねじりコイルばね131の他方の端部133は、駆動アーム32に固定される。変形例の揉み玉装置20においては、第2揉み玉50が身体に押し付けられることにより連結アーム31が基準位置から第2揉み玉50が身体から離間する方向に回転する。これにともない第1揉み玉40が身体に接近する。これにより、第1突出距離D1が第2突出距離D2以上となる。一方、変形例の揉み玉装置20においては、連結アーム31が基準位置から回転した状態において、第2圧力P2が減少することにともないねじりコイルばね131の復元力により連結アーム31が基準位置に向けて回転する。
・第2実施形態の揉み玉位置変更機構60は、連結アーム90の第1アーム91に取り付けられた電動モーター61および第2アーム92に取り付けられたウォームホイール62を有する。ただし、揉み玉位置変更機構の構成は第2実施形態に例示された内容に限られない。例えば、図14に示されるように、変形例の揉み玉位置変更機構140は、連結アーム90の第2アーム92に形成された突起部分92Bと、突起部分92Bを押すコイルばね141と、第2アーム92を覆うアームカバー150の開口部分151とを有する。変形例の揉み玉位置変更機構140においては、第2揉み玉50が身体に押し付けられることにより突起部分92Bが開口部分151に移動可能な範囲内において第2アーム92が第1アーム91に対して回転する。これにともないリンク角ALが基準リンク角ALKよりも大きくなる。これにより、第1突出距離D1が第2突出距離D2以上となる。一方、変形例の揉み玉位置変更機構140においては、リンク角ALが基準リンク角ALKよりも大きい状態において、第2圧力P2が減少することにともないコイルばね141の復元力により第2アーム92が基準位置に向けて回転する。これにともないリンク角ALが基準リンク角ALKに向けて小さくなる。
・第3実施形態の揉み玉位置変更機構110は、駆動アーム32の移動開口部分32Cに収容された電動モーター111およびボールねじ112を有する。ただし、揉み玉位置変更機構の構成は第3実施形態に例示された内容に限られない。例えば、図15に示されるように、変形例の揉み玉位置変更機構160は、第2アーム102に形成された突起部分102Aと、突起部分102Aを押すコイルばね161とを有する。突起部分102Aおよびコイルばね161は、駆動アーム32の移動開口部分32Cに収容される。突起部分102Aは、側面視において四角形状を有する。変形例の揉み玉位置変更機構160においては、第2揉み玉50が身体に押し付けられることにより突起部分102Aが下方向ZC2側に移動する。これにともない第2アーム102が第1アーム101に対して下方向ZC2側に移動する。一方、変形例の揉み玉位置変更機構160においては、第2揉み玉50が身体から離間することにともないコイルばね161の復元力により突起部分102Aが基準位置に向けて移動する。これにともない第2アーム102が基準位置に向けて移動する。
・上記各変形例の揉み玉位置変更機構130,140,160の動作を制御する制御装置70において、第1圧力P1が大きくなるように駆動アーム32を回転させることもできる。
・第1実施形態の揉み玉装置20は、温熱マッサージモードのときかつ通常マッサージモードのときに第1圧力P1が第2圧力P2よりも小さくなる身体の部位のとき、第1圧力P1が第2圧力P2以上となるように揉み玉位置変更機構60を動作させる。ただし、温熱マッサージモードのときかつ通常マッサージモードのときに第1圧力P1が第2圧力P2よりも小さくなる身体の部位のときの揉み玉装置20の動作は第1実施形態に例示した内容に限られない。例えば、変形例の揉み玉装置20は、温熱マッサージモードのときかつ通常マッサージモードのときに第1圧力P1が第2圧力P2よりも小さくなる身体の部位のとき、駆動アーム32を第1揉み玉40が身体に接近する方向に回転させる動作を追加する。
・第1実施形態のマッサージ機1は、制御装置70により温熱マッサージモードの弱温熱モードのとき、第1圧力P1が第2圧力P2に一致するように揉み玉位置変更機構60の動作が制御される。ただし、弱温熱モードのときの揉み玉位置変更機構60の動作は第1実施形態に例示された内容に限られない。例えば、変形例のマッサージ機1は、制御装置70により弱温熱モードのとき、第1圧力P1が第2圧力P2よりも大きくかつ設定圧力P3よりも小さい圧力に一致するように揉み玉位置変更機構60の動作が制御される。なお第2および第3実施形態のマッサージ機1についても同様に変更することができる。
・第1実施形態のマッサージ機1は、温熱マッサージモードのとき、制御装置70により第1圧力P1および第2圧力P2に基づいて揉み玉位置変更機構60の動作が制御される。ただし、揉み玉位置変更機構60の動作は第1実施形態に例示された内容に限られない。例えば、変形例のマッサージ機1は、温熱マッサージモードのとき、制御装置70により第1突出距離D1および第2突出距離D2に基づいて揉み玉位置変更機構60の動作が次のように制御される。
すなわち、制御装置70においては、駆動アーム32に対する連結アーム31の回転位置と各突出距離D1,D2との関係を示すマップが記憶されている。このマップは、駆動アーム32の回転角度毎に用意されている。駆動アーム32の回転角度は、回転機構24の電動モーター(図示略)の回転角に基づいて算出される。
制御装置70は、駆動アーム32の回転角度を算出する。そして制御装置70は、駆動アーム32の回転角度に対応するマップを用意する。制御装置70は、マップに基づいて駆動アーム32に対する連結アーム31の回転位置(以下、「目標位置」)を算出する。制御装置70は、連結アーム31が目標位置となるように揉み玉位置変更機構60の動作を制御する。具体的には、例えば肩をマッサージするときかつ温熱マッサージモードの弱温熱モードのとき、第1突出距離D1が第2突出距離D2と一致する目標位置となるように揉み玉位置変更機構60の動作を制御する。また、肩をマッサージするときかつ温熱マッサージモードの強温熱モードのとき、第1突出距離D1が第2突出距離D2よりも所定値だけ大きい突出距離と一致する目標位置となるように揉み玉位置変更機構60の動作を制御する。
この構成によれば、第1実施形態のマッサージ機1の(1)の効果に準じた効果に加え、以下の効果を奏する。すなわち、変形例のマッサージ機1においては、第2圧力センサー34を省略することができる。なお、第2および第3実施形態のマッサージ機1についても同様に変更することができる。
・第1実施形態の制御装置70は、温熱マッサージモードの弱温熱モードのときかつ第1圧力P1が第2圧力P2よりも大きい場合、揉み玉位置変更機構60の動作を停止する。ただし、揉み玉位置変更機構60の動作は第1実施形態に例示された内容に限られない。例えば、変形例の制御装置70は、温熱マッサージモードの弱温熱モードのときかつ第1圧力P1が第2圧力P2よりも大きい場合、第1圧力P1が第2圧力P2に一致するように揉み玉位置変更機構60の動作を制御する。なお、第2〜第4実施形態の制御装置70についても同様に変更することができる。
・第1実施形態の制御装置70は、温熱マッサージモードの強温熱モードのときかつ第1圧力P1が設定圧力P3よりも大きい場合、揉み玉位置変更機構60の動作を停止する。ただし、揉み玉位置変更機構60の動作は第1実施形態に例示された内容に限られない。例えば、変形例の制御装置70は、温熱マッサージモードの強温熱モードのときかつ第1圧力P1が設定圧力P3よりも大きい場合、第1圧力P1が設定圧力P3に一致するように揉み玉位置変更機構60の動作を制御する。なお、第2〜第4実施形態の制御装置70についても同様に変更することができる。
・第2実施形態の揉み玉位置変更機構60は、第1アーム91が第2アーム92に対して回転不能としかつ第2アーム92が第1アーム91に対して回転可能な構成を有する。ただし、揉み玉位置変更機構60の構成は第2実施形態に例示された内容に限られない。例えば、変形例の揉み玉位置変更機構60は、第2アーム92が第1アーム91に対して回転不能としかつ第1アーム91が第2アーム92に対して回転可能な構成を有する。変形例の揉み玉位置変更機構60は、電動モーター61が第2アーム92または駆動アーム32により保持される。
・第2実施形態の揉み玉位置変更機構60は、電動モーター61が第1アーム91のモーター保持部分91Aに保持される。ただし、電動モーター61の保持構造は第2実施形態に例示した内容に限られない。例えば、変形例の揉み玉位置変更機構60は、電動モーター61が駆動アーム32により保持される。
・第3実施形態の揉み玉位置変更機構110は、第2アーム102が第1アーム101に対して駆動アーム32に沿う方向に移動する構成を有する。ただし、揉み玉位置変更機構110の構成は第3実施形態に例示された内容に限られない。例えば、変形例の揉み玉位置変更機構110は、第1アーム101が第2アーム102に対して駆動アーム32に沿う方向に移動する構成を有する。具体的には、変形例の揉み玉位置変更機構110は、第2アーム102の突起部分103が第1アーム101に形成される構成を有する。変形例の各アーム101,102は、駆動アーム32の中間部分に連結される。変形例の揉み玉位置変更機構110は、第1圧力P1を増加させるため、第1アーム101を上方向ZC1に向けて移動させる。
・第4実施形態のマッサージ機1は、揉み玉位置変更機構60により実温度TRと設定温度TSとの差に応じて第1圧力P1および第2圧力P2を変更する。ただし、マッサージ機1による揉み玉位置変更機構60の動作の制御は第4実施形態に例示された内容に限られない。例えば、変形例のマッサージ機1は、揉み玉位置変更機構60により実温度TRと設定温度TSとの差に応じて第1突出距離D1および第2突出距離D2を変更する。
具体的には、温熱マッサージモードの弱温熱モードのとき、図12(a)に示されるように、制御装置70は、実温度TRと設定温度TSとの差が最大となる時刻t1において第1突出距離D1および第2突出距離D2の関係を次のように変更制御する。すなわち制御装置70は、第1突出距離D1が第2突出距離D2よりも大きく、かつ第1突出距離D1と第2突出距離D2との差を予め設定された範囲内において最大とする。また制御装置70は、実温度TRが設定温度TSに徐々に接近する時刻t1以降において第1突出距離D1が第2突出距離D2よりも大きいが第1突出距離D1と第2突出距離D2との差を時間の経過とともに徐々に小さくする。また制御装置70は、実温度TRが設定温度TSに一致する時刻t2において第1突出距離D1が第2突出距離D2と一致させる。また制御装置70は、実温度TRが設定温度TSよりも高いとき、第1突出距離D1が第2突出距離D2よりも小さくする。このとき、制御装置70は、実温度TRと設定温度TSとの差に応じて第1突出距離D1と第2突出距離D2との差が大きくなる。また、制御装置70は、温熱マッサージモードの強温熱モードのとき、時刻t2において第1突出距離D1が第2突出距離D2よりも所定値だけ大きい突出距離に一致させる点以外は、弱温熱モードと同様に変更制御する。
・第4実施形態の揉み玉装置20において、一対の揉み玉ユニット30の両方が温度センサー120を有する構成とすることもできる。
・第1および第4実施形態の揉み玉装置20において、連結アーム31の上端部に第2揉み玉50が支持され、連結アーム31の下端部に第1揉み玉40が支持される構成とすることもできる。
・第1および第4実施形態の揉み玉装置20は、温熱マッサージモードにおいて第1圧力P1が増加するように連結アーム31を回転させる揉み玉位置変更機構60を有する。ただし、揉み玉装置20の構成は第1および第4実施形態に例示された内容に限られない。例えば、変形例の揉み玉装置20は、揉み玉位置変更機構60に相当する第1揉み玉位置変更機構と、第1圧力P1が減少するように連結アーム31を回転させる第2揉み玉位置変更機構(図示略)とを有する。第2揉み玉位置変更機構は、第1揉み玉位置変更機構と同様に電動モーターおよび減速機構により構成される。第2揉み玉位置変更機構は、通常マッサージモードのとき、第1圧力P1が第2圧力P2以下となるように連結アーム31を回転させる。また、第2揉み玉位置変更機構は、温熱マッサージモードのときにおいて身体の温度が予め設定された閾値以上となるとき、第1圧力P1が第2圧力P2よりも小さくなるように連結アーム31を回転させる。この構成によれば、温熱マッサージモードから通常マッサージモードに変更されたとき、ヒーター44の熱が温熱ディスク42を介して身体に付与されることが抑制される。また、温熱マッサージモードにおいて、ヒーター44の熱が温熱ディスク42を介して身体に過度に付与されることが抑制される。
・第2実施形態の揉み玉装置20は、温熱マッサージモードにおいて第2圧力P2が減少するように第2アーム92を回転させる揉み玉位置変更機構60を有する。ただし、揉み玉装置20の構成は第2実施形態に例示された内容に限られない。例えば、変形例の揉み玉装置20は、揉み玉位置変更機構60に相当する第1揉み玉位置変更機構と、第1圧力P1が減少するように第1アーム91を回転させる第2揉み玉位置変更機構(図示略)とを有する。第2揉み玉位置変更機構の構成および動作は、上記変形例の第2揉み玉位置変更機構と同様である。加えて、第2揉み玉位置変更機構は、各揉み玉40,50を並列にする。この構成によれば、各揉み玉40,50を並列にすることにより各揉み玉40,50がマッサージする身体の部位の面積が大きくなるため、各揉み玉40,50により押し付けられる圧力が小さくなる。これにより、温熱マッサージモードのときにはヒーター44の熱が温熱ディスク42を介して身体に過度に付与されることが抑制される。なお、第3実施形態の揉み玉装置20についても同様に変更することができる。
・第1および第4実施形態のマッサージ機1において、第2および第3実施形態の揉み玉位置変更機構60,110の少なくとも一方を追加することもできる。また、第2実施形態のマッサージ機1において、第3実施形態の揉み玉位置変更機構110を追加することもできる。
・第1、第2、および第4実施形態の揉み玉位置変更機構60は、ウォームギヤ61Bおよびウォームホイール62により電動モーター61の回転を減速した状態で連結アーム31,90に伝達する。ただし、揉み玉位置変更機構60の減速機構は第1、第2、および第4実施形態に例示した内容に限られない。例えば、変形例の揉み玉位置変更機構60は、揉み玉位置変更機構60の減速機構として遊星歯車機構を用いる。また、別の変形例の揉み玉位置変更機構60は、揉み玉位置変更機構60の減速機構として電動モーター61の出力軸61Aに固定されたプーリーと連結アーム31,90に固定されたプーリーとを架けるベルトを有する。要するに、電動モーター61の回転を減速した状態で連結アーム31,90に伝達することが可能な機構であれば、ウォームギヤ61Bおよびウォームホイール62以外の機構であってもよい。
・第1〜第4実施形態の揉み玉装置20において、伝熱部品45を省略することもできる。
・第1〜第4実施形態の伝熱部品45は、高熱伝導率かつ弾性に富んだシリコン系のゴムパッドが用いられる。ただし、伝熱部品45の構成は各実施形態に例示された構成に限られない。例えば、変形例の伝熱部品45は、高熱伝導率かつ弾性を有するシリコン系のグリスが用いられる。
・第1〜第4実施形態の揉み玉装置20において、幅方向ZBにおいてヒーター44とカバー部品46との間およびカバー部品46と連結アーム31,90,100との間の少なくとも一方に断熱部品(図示略)を追加することもできる。断熱部品としては、樹脂材料または断熱ゴムが用いられる。
・第1〜第4実施形態の揉み玉装置20は、第2圧力センサー34が温熱ディスク42の揉み玉支持部分42Bに取り付けられる。ただし、第2圧力センサー34の取付位置は各実施形態に例示された内容に限られない。例えば、変形例の揉み玉装置20は、第2圧力センサー34がディスク本体42Aまたは固定ボルト43に取り付けられる。要するに、第2圧力センサー34は、第1揉み玉40において第1揉み玉40が身体に作用する圧力に応じた信号が出力することが可能な位置に取り付けられていればよい。
・第1〜第4実施形態の揉み玉装置20は、駆動アーム32に取り付けられた第1圧力センサー33と、第1揉み玉40に取り付けられた第2圧力センサー34を有する。ただし、圧力センサーの取付構成は各実施形態に例示された内容に限られない。例えば、変形例の揉み玉装置20は、第2揉み玉40に第2圧力センサー34が取り付けられる。変形例の制御装置70は、第1圧力センサー33の信号と第2圧力センサー34の信号との差に基づいて第1圧力P1を算出する。また、別の変形例の揉み玉装置20は、各揉み玉40,50のそれぞれに圧力センサーが取り付けられる構成を有する。
・第1〜第4実施形態の揉み玉装置20において、第2圧力センサー34に代えて、荷重センサーまたは歪みセンサーを用いることもできる。荷重センサーは、第1揉み玉40に付与された力に応じた信号を制御装置70に出力する。制御装置70は、荷重センサーの信号に基づいて第1揉み玉40に付与された力を算出する。そして制御装置70は、第1揉み玉40に付与された力に基づいて第1圧力P1を算出する。歪みセンサーは、第1揉み玉40の揉み玉本体41の変形量に応じた信号を制御装置70に出力する。制御装置70は、歪みセンサーの信号に基づいて揉み玉本体41の変形量を算出する。そして制御装置70は、揉み玉本体41の変形量に基づいて第1圧力P1を算出する。制御装置70は、例えば第1揉み玉40に付与された力と第1圧力P1との関係を示すマップ、揉み玉本体41の変形量と第1圧力P1との関係を示すマップを用いることにより第1圧力P1をそれぞれ算出する。
・第1〜第4実施形態の揉み玉装置20は、第1揉み玉40がヒーター44および温熱ディスク42を有し、第2揉み玉50がヒーター44および温熱ディスク42を有していない構成を有する。ただし、揉み玉装置20の構成は各実施形態に例示された内容に限られない。例えば、変形例の揉み玉装置20は、各揉み玉40,50がヒーター44および温熱ディスク42を有する構成を有する。変形例の揉み玉装置20においては、各揉み玉40,50のうちの身体に熱をより付与する部位に対応する一方の揉み玉が付与する圧力は、各揉み玉40,50のうちの他方の揉み玉が付与する圧力以上となる。また変形例の揉み玉装置20においては、各揉み玉40,50のうちの身体に熱をより付与する部位に対応する一方の揉み玉の突出距離は、各揉み玉40,50のうちの他方の揉み玉の突出距離以上となる。
・第1〜第4実施形態のマッサージ機1は、温熱マッサージモードにおいて弱温熱モードおよび強温熱モードの2段階のモードを有する。ただし、温熱マッサージモードは2種類に限られない。例えば、変形例のマッサージ機1は、温熱マッサージモードにおいて弱温熱モードおよび強温熱モードのうちの1つのモードのみを有する。また、別の変形例のマッサージ機1は、温熱マッサージモードにおいて3段階以上のモードを有する。別の変形例の制御装置70は、各モードに応じて第1圧力P1および第2圧力P2を設定する。
・第1〜第4実施形態のマッサージ機1において、温熱マッサージモードのとき、制御装置70によりヒーター44の温度を第1圧力P1および第2圧力P2に応じて変更することもできる。具体的には、制御装置70は、第1圧力P1が第2圧力P2よりも小さくなるにつれてヒーター44の温度を高くする。ヒーター44の温度は、ヒーター44に供給される電力量に応じて変更される。また、制御装置70は、温熱マッサージモードにおいて強温熱モードのときのヒーター44の温度を弱温熱モードのときのヒーター44の温度よりも高くする。
・第1〜第4実施形態のマッサージ機1においてオットマン13および肘掛14の少なくとも一方を省略することもできる。
・第1〜第4実施形態のマッサージ機1は、座部11および背もたれ12を有する椅子型のマッサージ機としての構成を有する。ただし、マッサージ機1の構成は椅子式のマッサージ機に限られない。例えば、変形例のマッサージ機1は、ベッド式またはマット式のマッサージ機としての構成を有する。
(付記)
次に、以上の実施形態から把握することのできる技術的思想を効果とともに記載する。
(イ)前記揉み玉ユニットの動作を制御する制御装置と、前記熱付与装置の温度に応じた信号を前記制御装置に出力する温度検出部とを有し、前記制御装置は、前記温度検出部の信号に基づいて算出された実温度と予め記憶された設定温度との差が大きくなるにつれて、前記第1揉み玉および前記第2揉み玉のうちの前記熱付与装置により熱をより付与する一方の揉み玉が身体に作用する圧力と前記第1揉み玉および前記第2揉み玉のうちの他方の揉み玉が身体に作用する圧力との差を大きくする請求項1に記載のマッサージ機。
この構成によれば、実温度が設定温度よりも低くかつ実温度と設定温度との差が大きいときには熱付与装置の熱がより身体に伝わりやすくなるため、実温度を設定温度に速やかに上昇させることができる。また実温度が設定温度よりも高くかつ実温度と設定温度との差が大きときには熱付与装置の熱がより身体に伝わりにくくなるため、実温度を設定温度に速やかに下降させることができる。
(ロ)前記制御装置は、前記実温度が前記設定温度よりも高くなるとき、前記第1揉み玉および前記第2揉み玉のうちの前記熱付与装置により熱をより付与する一方の揉み玉が身体に作用する圧力を前記第1揉み玉および前記第2揉み玉のうちの他方の揉み玉が身体に作用する圧力よりも小さくする付記項(イ)に記載のマッサージ機。この構成によれば、熱付与装置の熱が身体に伝わりにくくなる。したがって、実温度が過度に高くなることが抑制される。
(ハ)前記熱付与装置の温度に応じた信号を前記制御装置に出力する温度検出部を有し、前記制御装置は、前記温度検出部の信号に基づいて算出された実温度と予め記憶された設定温度との差が大きくなるにつれて、前記第1揉み玉および前記第2揉み玉のうちの前記熱付与装置により熱をより付与する一方の揉み玉が前記背もたれから突出する突出距離と前記第1揉み玉および前記第2揉み玉のうちの他方の揉み玉が前記背もたれから突出する突出距離との差を大きくする請求項2に記載のマッサージ機。
この構成によれば、実温度が設定温度よりも低くかつ実温度と設定温度との差が大きくなるときには熱付与装置の熱がより身体に伝わりやすくなるため、実温度を設定温度に速やかに上昇させることができる。また実温度が設定温度よりも高くかつ実温度と設定温度との差が大きいときには熱付与装置の熱がより身体に伝わりにくくなるため、実温度を設定温度に速やかに下降させることができる。
(二)前記制御装置は、前記実温度が前記設定温度よりも高くなるとき、前記第1揉み玉および前記第2揉み玉のうちの前記熱付与装置により熱をより付与する一方の揉み玉が前記背もたれから突出する突出距離は、前記第1揉み玉および前記第2揉み玉のうちの他方の揉み玉が前記背もたれから突出する突出距離よりも小さくする付記項(ロ)に記載のマッサージ機。この構成によれば、熱付与装置の熱が身体に伝わりにくくなる。したがって、実温度が過度に高くなることが抑制される。
(ホ)前記揉み玉ユニットにおいて、前記第1揉み玉は前記第2揉み玉よりも上側に位置し、前記第1揉み玉は前記熱付与装置を有し、前記第2揉み玉は前記熱付与装置を有していない請求項1〜7のいずれか一項に記載のマッサージ機。
P1…第1圧力、P2…第2圧力、D1…第1突出距離、D2…第2突出距離、AL…リンク角、ALK…基準リンク角、1…マッサージ機、12…背もたれ、30…揉み玉ユニット、31…連結アーム、32…駆動アーム、33…第1圧力センサー(圧力検出部)、34…第2圧力センサー(圧力検出部)、40…第1揉み玉、42…温熱ディスク(熱付与装置)、44…ヒーター(熱付与装置)、50…第2揉み玉、60…揉み玉位置変更機構、90…連結アーム、91…第1アーム、92…第2アーム、100…連結アーム、101…第1アーム、102…第2アーム、110…揉み玉位置変更機構、130…揉み玉位置変更機構、140…揉み玉位置変更機構、160…揉み玉位置変更機構。

Claims (7)

  1. 第1揉み玉、第2揉み玉、および前記第1揉み玉および前記第2揉み玉を連結する連結アームを有する揉み玉ユニットを備え、
    前記第1揉み玉および前記第2揉み玉の少なくとも一方は、身体に熱を付与する熱付与装置を有し、
    前記第1揉み玉および前記第2揉み玉のうちの前記熱付与装置により熱をより付与する一方の揉み玉が身体に作用する圧力は、前記第1揉み玉および前記第2揉み玉のうちの他方の揉み玉が身体に作用する圧力以上となる
    マッサージ機。
  2. 第1揉み玉、第2揉み玉、および前記第1揉み玉および前記第2揉み玉を連結する連結アームを有する揉み玉ユニットと、
    前記揉み玉ユニットを収容し、使用者の背中を支持する背もたれと
    を備え、
    前記第1揉み玉および前記第2揉み玉の少なくとも一方は、身体に熱を付与する熱付与装置を有し、
    前記第1揉み玉および前記第2揉み玉のうちの前記熱付与装置により熱をより付与する一方の揉み玉が前記背もたれから突出する突出距離は、前記第1揉み玉および前記第2揉み玉のうちの他方の揉み玉が前記背もたれから突出する突出距離以上となる
    マッサージ機。
  3. 前記連結アームが取り付けられて前記第1揉み玉および前記第2揉み玉を身体に押し付ける駆動アームと、
    前記熱付与装置により身体に熱を付与するときの前記駆動アームに対する前記第1揉み玉の位置および前記駆動アームに対する前記第2揉み玉の位置と比較して、前記熱付与装置により身体に熱を付与しないときに前記駆動アームに対する前記第1揉み玉の位置および前記駆動アームに対する前記第2揉み玉の位置の少なくとも一方を変更する揉み玉位置変更機構と
    を有する
    請求項1または2に記載のマッサージ機。
  4. 前記第1揉み玉の圧力および前記第2揉み玉の圧力の少なくとも一方を検出する圧力検出部を有し、
    前記揉み玉位置変更機構は、前記圧力検出部が検出した圧力に基づいて前記駆動アームに対する前記第1揉み玉の位置および前記駆動アームに対する前記第2揉み玉の位置の少なくとも一方を変更する
    請求項3に記載のマッサージ機。
  5. 前記連結アームの位置を変更する駆動アームを有し、
    前記揉み玉位置変更機構は、前記駆動アームに対して前記連結アームを回転させる
    請求項3または4に記載のマッサージ機。
  6. 前記連結アームは、前記第1揉み玉を支持する第1アームと、前記第2揉み玉を支持する第2アームとを有し、
    前記第1アームおよび前記第2アームは、相対回転することが可能な状態であり、
    前記揉み玉位置変更機構は、前記第1アームの軸線と前記第2アームの軸線との成す角度を変更する
    請求項3〜5のいずれか一項に記載のマッサージ機。
  7. 前記連結アームは、前記第1揉み玉を支持する第1アームと、前記第2揉み玉を支持する第2アームとを有し、
    前記第1アームおよび前記第2アームは、相対移動することが可能な状態であり、
    前記揉み玉位置変更機構は、前記第1アームおよび前記第2アームを相対移動させる
    請求項3〜6のいずれか一項に記載のマッサージ機。
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