JP2014083155A - 超音波診断装置 - Google Patents

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聡 神山
Wataru Kameishi
渉 亀石
Hiroyuki Shibanuma
浩幸 芝沼
Tomohiro Fujita
大広 藤田
Shuta Fujiwara
周太 藤原
Takayuki Shiina
孝行 椎名
Masaaki Ishizuka
正明 石塚
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Abstract

【課題】複数のスイッチング電源を有する超音波診断装置において、スイッチング周波数の重畳に起因するノイズを低減すること。
【解決手段】複数のスイッチング電源(SW電源)271はそれぞれ、装置本体10に含まれる複数のデバイスに電力を供給する。制御回路29は、複数のSW電源271を互いに異なるスイッチング周波数で動作するように複数のSW電源271を制御する。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、超音波診断装置に関する。
超音波診断装置は、スイッチング電源を装備している。スイッチング電源のスイッチング周波数の高調波成分が送信周波数帯域に含まれる場合、線状のノイズ(以下、レールノイズと呼ぶ)が表示される。レールノイズは、特にPWD(pulse wave doppler)モードにおいて顕著になる。一般的には、超音波診断装置には複数のスイッチング電源が設けられている。複数のスイッチング電源は同一のスイッチング周波数で動作している。従って、複数のスイッチング電源のスイッチング周波数の高調波成分が重なり合いレールノイズの強度が増してしまう。
特開平05−130992号公報 特開2010−213787号公報
図3は、従来例に係る送信周波数帯域と画像表示帯域とにおけるスイッチング周波数の高調波成分の分布を示す図である。図3において3つのSW電源のスイッチング周波数は、全て278kHzに設定されているものとし、画像表示帯域は、送信周波数を0Hzとして±PRFの範囲に設定されているものとする。
図3の(a)に示すように、送信超音波に由来する周波数成分は、送信周波数Fcを頂点として、送信周波数FcからPRFだけシフトする毎に強度を弱めて離散的に立ち上がる。上述の周波数設定条件の場合、スイッチング周波数の9次の高調波成分fhが送信周波数帯域に混入する。すなわち、図3の(b)に示すように、画像表示帯域において、スイッチング周波数278kHzの9次の高調波成分fhが2kHzに現れる。この際、3つのスイッチング周波数が同一であるので、3つのスイッチング周波数の9次の高調波成分fhが重なり合い、レールノイズとして強い強度で超音波画像に表示されてしまう。
実施形態の目的は、複数のスイッチング電源を有する超音波診断装置において、スイッチング周波数の重畳に起因するノイズを低減することを可能とすることにある。
本実施形態に係る超音波診断装置は、超音波を送受波する超音波プローブと前記超音波プローブとの間で信号を送受信する装置本体とを具備する超音波診断装置であって、前記装置本体は、前記超音波プローブ及び前記装置本体の少なくとも一方に含まれる複数のデバイスに電力を供給する複数のスイッチング電源と、前記複数のスイッチング電源を互いに異なるスイッチング周波数で動作するように前記複数のスイッチング電源を制御する制御回路と、を具備する。
本実施形態に係る超音波診断装置の構成を示す図。 本実施形態に係る送信周波数帯域と画像表示帯域とにおけるスイッチング周波数の高調波成分の分布を示す図。 従来例に係る送信周波数帯域と画像表示帯域とにおけるスイッチング周波数の高調波成分の分布を示す図。
以下、図面を参照しながら本実施形態に係わる超音波診断装置を説明する。本実施形態に係る超音波は、連続波とパルス波との何れにも対応可能である。しかしながら、本実施形態に係る動作を具体的に説明するため、超音波はパルス波であるものとする。
図1は、本実施形態に係る超音波診断装置の構成を示す図である。図1に示すように、超音波診断装置は、超音波プローブ1と装置本体10とを有している。超音波プローブ1は、超音波を送受信する。装置本体10は、超音波プローブ1との間で種々の電気信号を送受信する。
図1に示すように、超音波プローブ1は、超音波振動子アレイ3を有している。超音波振動子アレイ3は、一次元状または2次元状に配列された複数の振動子を有している。超音波振動子アレイ3は、送信回路13からの送信駆動信号を受け、超音波を発生する。超音波振動子アレイ3は、パルス繰り返し周波数(pulse repetition frequency:以下PRFと呼ぶことにする)に対応する時間間隔で繰り返し発生される。超音波は、被検体の体内組織の音響インピーダンスの不連続点(エコー源)で次々と反射される。超音波が被検体内の血流により反射されると、超音波は、ドプラ偏移を受ける。反射された超音波は、超音波振動子アレイ3により受波される。超音波振動子アレイ3は、超音波を受波すると、受波された超音波に由来するエコー信号(電気信号)に変換し、このエコー信号を出力する。エコー信号は、装置本体10に供給される。
図1に示すように、装置本体10は、PRF設定部11、送信回路13、受信回路15、Bモード処理回路17、ドプラモード処理回路19、画像発生回路21、表示回路23、表示機器25、スイッチング電源部27、及び制御回路29を有する。
PRF設定部11は、図示しない入力機器を介したユーザからの指示に従って、PRFを設定する。入力機器としては、キーボードやマウス、各種のスイッチ等が挙げられる。PRFのデータは、送信回路13、受信回路15、及びドプラモード処理回路19に供給される。
送信回路13は、スイッチング電源部27からの電力の供給を受けて作動する。送信回路13は、PRF設定部11により設定されたPRFに従って、超音波振動子アレイ3に送信駆動信号を繰り返し送信する。送信回路13の詳細な動作を説明する。まず、送信回路13は、PRFに従ってレートパルスをチャンネル毎に繰り返し発生する。送信回路13は、発生された各レートパルスに対して、既定の送信方向と送信フォーカスとに関する超音波ビームを形成するのに必要な遅延時間を与える。この遅延時間は、例えば、送信方向と送信フォーカス位置とに応じて超音波振動子毎に決定される。そして送信回路13は、各遅延されたレートパルスに基づくタイミングで送信駆動信号を発生し、発生された送信駆動信号を各超音波振動子に供給する。送信駆動信号の供給を受けた各超音波振動子は、超音波を即時的に発生する。これにより超音波振動子アレイ3は、既定の送信方向に向けて、送信フォーカス位置に焦点を有するビーム状の超音波を発生する。送信された超音波の周波数帯域は、送信周波数帯域と呼ばれ、送信周波数帯域の中心は送信周波数と呼ばれている。
受信回路15は、スイッチング電源部27からの電力の供給を受けて作動する。受信回路15は、PRF設定部11により設定されたPRFに従って、被検体により反射された超音波に由来するエコー信号を超音波振動子アレイ3を介して繰り返し受信する。エコー信号が受信されると受信回路15は、超音波ビームに関する受信信号を生成する。より詳細には受信回路15は、超音波振動子アレイ3からエコー信号を受信し、受信されたエコー信号を増幅し、増幅されたエコー信号をアナログからデジタルに変換する。次に受信回路15は、デジタルに変換されたエコー信号をデジタルメモリに記憶する。デジタルメモリは、超音波振動子毎に設けられている。エコー信号は、当該エコー信号を受信した超音波振動子に対応するデジタルメモリ上の、当該エコー信号の受信時刻に応じたアドレスに記憶される。受信回路15は、既定の受信フォーカス位置に対応するアドレスからエコー信号を読み出して加算する。受信フォーカス位置を超音波送信ビーム上に沿って変更しながらこの加算処理を繰り返すことにより受信回路15は、既定の受信方向に沿う超音波受信ビームに対応する電気信号(以下、受信信号と呼ぶことにする)を生成する。生成された受信信号は、Bモード処理回路17とドプラモード処理回路19とに供給される。受信信号処理対象の超音波(換言すれば、エコー信号)の周波数帯域は、受信周波数帯域と呼ばれている。
Bモード処理回路17は、スイッチング電源部27からの電力の供給を受けて作動する。Bモード処理回路17は、受信回路15からの受信信号にBモード処理を施す。具体的には、Bモード処理回路17は、受信信号に対数圧縮や包絡線検波処理を施す。対数圧縮や包絡線検波処理が施された受信信号は、Bモード信号と呼ばれている。Bモード信号は、画像発生回路21に供給される。
ドプラモード処理回路19は、スイッチング電源部27からの電力の供給を受けて作動する。ドプラモード処理回路19は、受信回路15からの受信信号にドプラモード処理を施し、血流情報に関する電気信号(以下、ドプラ信号と呼ぶ)を発生する。ドプラ信号は、受信信号に含まれるドプラ偏移に由来する信号成分である。血流情報としては、血流の速度、分散、パワー等が計算される。血流情報は、PRF設定部11により設定されたPRFに応じた画像表示帯域に制限して計算される。画像表示帯域は、表示対象の周波数帯域である。例えば、画像表示帯域は、送信周波数を中心とした±PRFの範囲に設定される。ドプラ信号は、画像発生回路21に供給される。
画像発生回路21は、スイッチング電源部27からの電力の供給を受けて作動する。画像発生回路21は、Bモード処理回路17からのBモード信号に基づいてBモード画像を発生する。また、画像発生回路21は、ドプラモード処理回路19からのドプラ信号に基づいてドプラ画像を発生する。Bモード画像とドプラ画像とは表示回路23に供給される。
表示回路23は、スイッチング電源部27からの電力の供給を受けて作動する。表示回路23は、Bモード画像やドプラ画像等の超音波画像を表示機器25に表示する。表示機器25としては、例えば、例えばCRTディスプレイや、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ、プラズマディスプレイ等が挙げられる。
スイッチング電源部27は、複数のスイッチング電源(以下、SW電源と呼ぶ)271を搭載している。各SW電源271は、制御回路29からの指示に従って、装置本体10内の当該SW電源271の接続先のデバイスに電力を発生する。発生された電力は、当該接続先のデバイスに供給される。装置本体10内のデバイスとしては、例えば、送信回路13、受信回路15、Bモード処理回路17、ドプラモード処理回路19、画像発生回路21、及び表示回路23等の装置本体10内に搭載可能な全てのデバイスが該当する。典型的には、一つのデバイスに一つのSW電源271が接続されている。すなわち、図面の簡便化のため図示を省略しているが、本実施形態の場合、スイッチング電源部27は、送信回路13のためのSW電源271、受信回路15のためのSW電源271、Bモード処理回路17のためのSW電源271、ドプラモード処理回路19のためのSW電源271、画像発生回路21のためのSW電源271、及び表示回路23のためのSW電源271を有している。なお、本実施形態においてSW電源271の個数は、2個以上であれば何個でも良い。すなわち、スイッチング電源部27は、送信回路13のためのSW電源271、受信回路15のためのSW電源271、Bモード処理回路17のためのSW電源271、ドプラモード処理回路19のためのSW電源271、画像発生回路21のためのSW電源271、及び表示回路23のためのSW電源271のうちの少なくとも2つを含めばよい。なお、SW電源271により発生された電力の供給先のデバイスは、装置本体10内のデバイスに限定されず、超音波プローブ1内のデバイスであっても良い。
制御回路29は、スイッチング電源部27に含まれる複数のSW電源271のスイッチング動作を制御する。また、制御回路29は、超音波診断装置内の各デバイスを統括的に制御する。
上記の説明において送信回路13と受信回路15とは装置本体10に装備されるものとした。しかしながら、本実施形態はこれに限定されない。例えば、送信回路13と受信回路15とは超音波プローブ1に内蔵されていても良い。
次に、本実施形態に係る超音波診断装置の動作例について説明する。本実施形態は、Bモードやドプラモード等の何れの超音波走査方式にも適用可能であるが、本実施形態に係るスイッチング周波数制御が特に有効なPWDモードを例に挙げて説明する。
なお以下の説明において送信周波数は2.5MHzであり、PRFは30kHzであるとする。また、スイッチング電源部27は、説明の簡便のため、3つのSW電源271を有するものとする。
各SW電源271は、トランジスタ等により実現されるスイッチング素子を有している。各SW電源271は、制御回路29からの制御信号に従うタイミングで、スイッチング素子のONとOFFとを切り替えることにより、供給先のデバイスを作動するための電力を発生する。ON状態の周期の逆数はスイッチング周波数と呼ばれている。
スイッチング周波数の基本波成分及び高調波成分は、超音波診断装置内を流れるエコー信号、受信信号、Bモード信号、ドプラ信号、Bモード画像、ドプラ画像等の電気信号に混入する。複数のSW電源271のスイッチング周波数が全て同一の場合、当該スイッチング周波数の基本波成分及び高調波成分がSW電源271の個数分だけ増強される。これらSW電源271のスイッチング周波数が画像表示帯域に含まれる場合、超音波画像に激しいレールノイズを発生させてしまう。
本実施形態に係る制御回路29は、スイッチング周波数の重畳に起因するレールノイズを低減するため、複数のSW電源271を互いに異なるスイッチング周波数で動作するように複数のSW電源271を制御する。具体的には、複数のSW電源271に複数のスイッチング周波数を設定する。制御回路29は、各スイッチング周波数と同一周期の制御信号をクロック信号に基づいて発生する。発生された制御信号は、当該スイッチング周波数の設定対象のSW電源271に供給される。SW電源271は、供給された制御信号のスイッチング周波数に従ってスイッチング素子のONとOFFとを切り替えて電力を発生する。発生された電力は、接続先のデバイスに供給される。
次に、スイッチング周波数の分散に伴うレールノイズの低減について図面を参照しながら説明する。なお、本実施形態に係る周波数条件は以下の通りとする。すなわち、送信周波数Fcは2.5MHzであり、PRFは30kHzであるとする。また、スイッチング電源部27は、3つのSW電源271を有し、第1のSW電源271にはスイッチング周波数278kHzが設定され、第2のSW電源271にはスイッチング周波数282kHzが設定され、第3のSW電源271にはスイッチング周波数286kHzが設定されているものとする。なお、スイッチング周波数は、図示しない入力機器を介してユーザにより任意に設定可能である。また、制御回路29は、送信周波数とPRFとに基づいて、複数のSW電源271のための複数のスイッチング周波数を算出し、算出された複数のスイッチング周波数を複数のSW電源271に自動的に設定しても良い。
図2は、本実施形態に係る送信周波数帯域と画像表示帯域とにおけるスイッチング周波数の高調波成分の分布を示す図である。図2の(a)は送信周波数帯域を示し、図2の(b)は画像表示帯域を示している。図2の(a)及び(b)の横軸は周波数に規定され、縦軸は周波数成分の強度に規定されている。送信周波数帯域は、送信周波数Fcを中心とした所定範囲内に設定される。上述の周波数設定条件のもとにおいて送信周波数帯域は、スイッチング周波数の高調波成分の周波数帯域に属する。画像表示帯域は、超音波画像に関する表示対象の周波数帯域である。例えば、画像表示帯域は、送信周波数を0Hzとして±PRFの範囲に設定される。送信周波数からPRFよりも離れている周波数成分は、折り返して表示される。画像表示帯域は、受信周波数帯域に応じて設定される。受信周波数帯域は、送信周波数帯域の内部に含まれる。なお受信周波数帯域は、受信回路15に設けられたフィルタ等により十分に狭められているものとする。
図2の(a)に示すように、送信超音波に由来する周波数成分は、送信周波数Fcを頂点として、送信周波数FcからPRFだけシフトする毎に強度を弱めて離散的に現れる。この送信周波数帯域には、上述の周波数設定条件の場合、各スイッチング周波数の9次の高調波成分が混入する。しかしながら、本実施形態においては、3つのSW電源271のスイッチング周波数が分散されているので、当該3つのSW電源271のスイッチング周波数の高調波も送信周波数帯域において分散する。具体的には、スイッチング周波数278kHzの9次の高調波成分fh1が、2.502MHzに現れ、スイッチング周波数282kHzの9次の高調波成分fh2が、2.538MHzに現れ、スイッチング周波数286kHzの9次の高調波成分fh3が、2.574MHzに現れる。
上述の周波数設定条件のもとではスイッチング周波数の9次の高調波成分が超音波画像に含まれる。具体的には、スイッチング周波数278kHzの9次の高調波成分fh1が、2kHzに現れ、スイッチング周波数282kHzの9次の高調波成分fh2が、折り返し現象により8kHzに現れ、スイッチング周波数286kHzの9次の高調波成分fh3が、折り返し現象により14kHzに現れる。このように、本実施形態においては、図2の(b)に示すように、3つのSW電源271のスイッチング周波数が分散されているので、画像表示帯域においても3つのスイッチング周波数に由来するノイズ成分(スプリアス)が分散する。従って、図3に示すような3つのスイッチング周波数が同一値を有する場合に比して、3つのスイッチング周波数が異なる値を有する本実施形態の方が各ノイズ成分の強度が小さくなる。
上記の説明において本実施形態に係る超音波走査方式は、PWDモードであるとした。しかしながら、本実施形態に係る超音波走査方式は、既存の如何なるものにも適用可能である。例えば、本実施形態に好適な他の超音波走査方式としては、THI(tissue harmonic imaging)モード等の狭帯域モードが挙げられる。狭帯域モードにおいて、Bモード処理回路17は、受信信号から高調波成分を抽出し、抽出された高調波成分にBモード処理を実行してBモード信号を発生する。画像発生回路21は、高調波成分に関するBモード信号に基づいて高調波成分に関するBモード画像を発生する。表示回路23は、発生された高調波成分に関するBモードを表示機器25に表示する。本実施形態においては、複数のSW電源271のスイッチング周波数が分散されているので、上述のように、高調波成分に関するBモード画像に含まれるノイズが低減されている。
以上で本実施形態に係る具体例の説明を終了する。なお、上記の説明においては、スイッチング周波数の高調波成分が送信周波数帯域に含まれるものとした。しかしながら、本実施形態はこれに限定されない。例えば、送信周波数帯域にはスイッチング周波数の基本波成分が含まれても良い。
また、さらにレールノイズを低減するため、制御回路29は、複数のスイッチング周波数の基本波成分及び高調波成分が受信周波数帯域及び画像表示帯域外に現れるように、複数のスイッチング周波数を設定しても良い。この場合、複数のスイッチング周波数の基本波成分及び高調波成分が画像表示帯域に含まれなくなるので、スイッチング周波数に起因するレールノイズをさらに低減することができる。
上記の説明の通り、本実施形態に係る超音波診断装置は、複数のSW電源271と制御回路29とを有している。複数のスイッチング電源271は、超音波プローブ1及び装置本体10の少なくとも一方に含まれる複数のデバイスに電力を供給する。制御回路29は、複数のSW電源271を互いに異なるスイッチング周波数で動作するように複数のSW電源271を制御する。
上記の構成により、複数のSW電源271のスイッチング周波数の基本波成分及び高調波成分が送信周波数帯域において重ならずに分散されるので、全て同一のスイッチング周波数でSW電源を動作する場合に比して、レールノイズを低減することができる。
かくして本実施形態によれば、複数のスイッチング電源271を有する超音波診断装置において、スイッチング周波数の重畳に起因するノイズを低減することが可能となる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1…超音波プローブ、3…超音波振動子アレイ、10…装置本体、11…PRF設定部、13…送信回路、15…受信回路、17…Bモード処理回路、19…ドプラモード処理回路、21…画像発生回路、23…表示回路、25…表示機器、27…スイッチング電源部、29…制御回路、271…SW電源(スイッチング電源)

Claims (4)

  1. 超音波を送受波する超音波プローブと前記超音波プローブとの間で信号を送受信する装置本体とを具備する超音波診断装置であって、
    前記装置本体は、
    前記超音波プローブ及び前記装置本体の少なくとも一方に含まれる複数のデバイスに電力を供給する複数のスイッチング電源と、
    前記複数のスイッチング電源を互いに異なるスイッチング周波数で動作するように前記複数のスイッチング電源を制御する制御回路と、
    を具備する超音波診断装置。
  2. 前記制御回路は、前記複数のスイッチング電源に複数のスイッチング周波数をそれぞれ設定し、
    前記複数のスイッチング周波数は、前記複数のスイッチング周波数の基本波成分及び高調波成分を超音波の送信周波数帯域において異ならせるように設定される、
    請求項1記載の超音波診断装置。
  3. 前記超音波振動子への送信駆動信号を発生する送信回路と、
    前記超音波振動子からのエコー信号を信号処理して受信信号を発生する受信回路と、
    前記受信信号に基づいて超音波画像を発生する画像発生回路と、
    前記超音波画像を表示機器に表示する表示回路と、をさらに備え、
    前記複数のデバイスは、前記送信回路、前記受信回路、前記画像発生回路、及び前記表示回路のうちの少なくとも2つを含む、
    請求項2記載の超音波診断装置。
  4. 前記受信信号にドプラ処理を施してパルス繰り返し周波数に応じた画像表示帯域に属するドプラ信号を発生するドプラ処理回路をさらに備え、
    前記複数のデバイスは、前記送信回路、前記受信回路、前記画像発生回路、前記表示回路、及び前記ドプラ処理回路のうちの少なくとも2つを含む、
    前記複数のスイッチング周波数は、前記複数のスイッチング周波数の基本波成分及び高調波成分が前記画像表示帯域において互いに重畳しないように設定される、
    請求項2記載の超音波診断装置。
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