JP2014083023A - 薬剤揮散装置 - Google Patents
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Abstract
【課題の解決手段】揮散装置本体と、これに振り子運動可能に取付けられる振り子部材とからなり、前記振り子部材の上端部に薬剤揮散体及び下端部に永久磁石が備えられ、前記揮散装置本体には前記永久磁石と対向可能な位置に電磁石が設置されており、前記永久磁石と電磁石との吸引力並びに反発力から生じる振り子運動を利用して前記薬剤揮散体から防虫成分を揮散させる薬剤揮散装置において、
前記薬剤揮散体は、25℃における蒸気圧が1〜100mPaである揮散性ピレスロイド系防虫成分を含有したものであり、しかも前記薬剤揮散体がその振り子運動により1分間あたり動作する角度の累計(角振幅×振動数)をラジアンで表したとき、5π〜150πラジアン/分の範囲である薬剤揮散装置。
【選択図】図1
Description
また、特許文献2(特開2006−68505号公報)は、永久磁石と電磁石との吸引力並びに反発力に基づく振り子運動を利用した芳香拡散装置を開示する。一般的に、振り子運動によるエネルギーはモーターを駆動源とするファンの風力に較べると小さく、振り子運動を利用する方式は揮散性の極めて高い芳香剤に適用できても防虫成分を対象とするのは困難というのが従来の知見であった。
即ち、本発明は、振り子運動を利用するとともに、従来のファン式蚊取と較べてさほど遜色なく効率的に薬剤を揮散させ得る薬剤揮散装置を提供することを目的とする。
(1)揮散装置本体と、これに振り子運動可能に取付けられる振り子部材とからなり、前記振り子部材の上端部に薬剤揮散体及び下端部に永久磁石が備えられ、前記揮散装置本体には前記永久磁石と対向可能な位置に電磁石が設置されており、前記永久磁石と電磁石との吸引力並びに反発力から生じる振り子運動を利用して前記薬剤揮散体から防虫成分を揮散させる薬剤揮散装置において、
前記薬剤揮散体は、25℃における蒸気圧が1〜100mPaである揮散性ピレスロイド系防虫成分を含有したものであり、しかも前記薬剤揮散体がその振り子運動により1分間あたり動作する角度の累計(角振幅×振動数)をラジアンで表したとき、5π〜150πラジアン/分の範囲である薬剤揮散装置。
(2)前記揮散性ピレスロイド系防虫成分が、メトフルトリン、トランスフルトリン、プロフルトリン、及びエムペントリンから選ばれた1種以上である(1)に記載の薬剤揮散装置。
(3)前記薬剤揮散体が、繊維状物からなる平板状の構造体である(1)又は(2)に記載の薬剤揮散装置。
(4)前記平板状の構造体が、空隙を有するメッシュ構造である(3)に記載の薬剤揮散装置。
(5)前記平板状の構造体の平面部分を振動方向に対し垂直になるように設置した(3)又は(4)に記載の薬剤揮散装置。
本発明において、前記薬剤揮散体(13)に含有される薬剤は、25℃における蒸気圧が1〜100mPaである揮散性ピレスロイド系防虫成分に特定される。従来、振り子運動を利用した薬剤揮散装置に適用される薬剤としては、揮散性が極めて高く、25℃における蒸気圧が100mPaを超えるような香料成分に限られると考えられていたが、本発明者らは振り子運動の動態を種々検討する過程で、振り子運動のある条件を組み合わせれば蒸気圧が1〜100mPaの揮散性ピレスロイド系防虫成分であれば本薬剤揮散方式に十分適用可能であることを知見し、本発明を完成するに至ったものである。
揮散性ピレスロイド系防虫成分の具体例としては、メトフルトリン、トランスフルトリン、プロフルトリン、エムペントリン、フラメトリン、テラレスリン等があげられるが、揮散性能、防虫効力と安全性等の点から、メトフルトリン、トランスフルトリン、プロフルトリン、及びエムペントリンから選ばれる1種以上が好ましい。なお、これらの防虫成分については、各種の光学異性体または幾何異性体が存在するが、単独、混合物であれ、いずれの異性体類も使用することができる。
本発明がエネルギー源として利用する振り子運動は、前記振り子部材の下端部に備えられた永久磁石(14)と、これと対向可能なように揮散装置本体に設置された電磁石(15)との吸引力並びに反発力から生起される。
即ち、電池(16)等の電源のセットにより電磁石が作動状態にあるとき、振り子部材の永久磁石に初期振動を与えることによって振り子運動を開始させると、該永久磁石がその最下位置の死点に向かう時期に電磁石が作動して、該永久磁石との吸引作用により振り子部材に振り子運動の継続運動エネルギーを与える。又は、振り子部材が前記死点から離れる時期に該永久磁石に反発作用が生じるように電磁石を作動させるなどして、振り子部材に同様に振り子運動の継続運動エネルギーを与えるものである。
また、電磁コイルに接続される電源としては、乾電池、充電池、交流電源のほか、太陽電池等のいずれも使用可能である。
即ち、蒸気圧が1〜100mPaである揮散性ピレスロイド系防虫成分と、振り子運動係数が5π〜150πラジアン/分である振り子型揮散装置を組み合わせることによって実用的な防虫効力を奏する揮散性能が得られることを新たに見出したものである。
振り子運動エネルギーは、ファンによる風力と較べると非常に小さく、かかる振り子運動エネルギーが効果的な理由を説明するのは難しいが、ファンによる風を当てるような画一的な運動と異なり、振り子部材の往復運動によって攪拌気流が生起し、薬剤を効率的に拡散させるものと推定される。
本発明を構成する薬剤揮散体は、振り子部材の上端部に備えられるが、通常これと永久磁石の間に振り子運動の支点部位が位置することになる。薬剤揮散体は、天然繊維、合成繊維、プラスチック樹脂等からなり、これらの繊維状物が平板状に形成されたものが好ましい。上記繊維状物は、繊維状に構成されたものをいい、長繊維(フィラメント)そのものや、長繊維や短繊維を撚り合わせて繊維状としたもの等があげられる。本発明においては、長繊維(フィラメント)を用いるのがよく、特に材料として後述する樹脂担体を含有する樹脂組成物を用いて成形して得られる樹脂製の長繊維(樹脂フィラメント)を用いると、耐久性が高くなる傾向を有する。
なお、かかる繊維状物は十分な通気性を確保できる点で、メッシュ構造に形成されるのが好ましい。また、大きさとしては、縦40〜100mm、横20×60mm、高さ0.5〜20mm程度のものが使い易い。重さは、平面状か立体状か、あるいは網目の大きさ等によって異なるので適宜決定しなければならないが、概ね0.5〜10g程度である。
樹脂組成物は、樹脂担体に、必要に応じて微粉末担体、及び他の樹脂担体を混練したものである。なお、この樹脂組成物は、一旦、ペレットに成形された後、上記の成形を行うことが効率上好ましい。
樹脂担体としては、揮散性ピレスロイド系防虫成分を練り込むか、又は含浸させるかによって幾分異なる。即ち、前者の場合、担体の内部に混入された防虫成分が徐々に表面にブリードして揮散することができるものであれば特に限定されず、例えば、ポリエチレン系樹脂やポリプロピレン系樹脂のようなポリオレフィン系樹脂、あるいはこれらにカルボン酸エステル等の単量体を重合させて成形したものを挙げることができる。ここでカルボン酸エステル等の単量体は、前記防虫成分の樹脂担体表面からの揮散をコントロールするのに効果的なものであり、例えば、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、酢酸ビニル等が挙げられる。
平面状もしくは立体状であれ、平板状メッシュを構成した樹脂担体の表面に防虫成分を担持させ揮散に供するのであるが、かかる樹脂に上記したポリオレフィン系樹脂やスチレン系熱可塑性エラストマー、あるいはレーヨン等の樹脂を混紡して樹脂担体を改質し、防虫成分の揮散性を調整することもできる。
以下、揮散性ピレスロイド系防虫成分を練り込むタイプの薬剤揮散体について詳述する。
本発明で用いる前記の微粉末担体は、樹脂ペレット内に常温揮散性ピレスロイド系防虫成分を担持するために添加する成分である。例えば、いわゆるホワイトカーボンとよばれる微結晶シリカや微粉末ケイ酸、珪藻土、ゼオライト類、粘度鉱物、木粉等が挙げられる。
更に、前記樹脂組成物の重量調整や物性の調整のために、前記のエチレン−ビニルアセテート共重合体等の樹脂担体の他に、他の樹脂担体を混練させてもよい。他の樹脂担体として、ポリオレフィン系樹脂やスチレン系樹脂を含有してもよい。このポリオレフィン系樹脂としては、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)などがあげられるが、エチレン−ビニルアセテート共重合体やエチレン−メタクリル酸メチル共重合体との親和性から、ポリエチレンが好ましく、成形性の点で特に低密度ポリエチレン、具体的には分岐低密度ポリエチレン(LDPE)、鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)が好ましい。
前記樹脂担体の配合量は、前記樹脂組成物全体に対して、10質量%以上含有すると好ましく、20質量%以上であるとより好ましい。10質量%未満では、過度なブリードを抑制する効果が不十分になってしまう。一方、上限は90質量%以下であると好ましく、60質量%以下であるとより好ましい。多すぎると、前記樹脂組成物のペレットをマスターバッチとして用い、前記他の樹脂担体と混練して得られた樹脂成形体においてもブリードを抑制しすぎてしまい、本来の目的である常温揮散性ピレスロイド系防虫成分の揮散による防虫効果が過度に低減される恐れを有するためである。本発明によれば、10質量%以上90質量%以下のエチレン−ビニルアセテート共重合体及び/又はエチレン−メタクリル酸メチル共重合体と混練させることにより、得られる樹脂ペレットのブリードを適度な範囲で調整することが可能となる。
上記樹脂組成物は、前記樹脂担体を加熱し、ここに前記揮散性ピレスロイド系防虫成分、必要に応じて、微粉末担体や、加熱した他の樹脂担体を混練することにより得られる。そして、これをペレット化して冷却することによりペレットを得ることができる。
ところで、上記の他の樹脂担体は、前記の通り、前記樹脂組成物のペレットの製造段階に含有させてもよく、また、この他の樹脂担体を含有させずに前記樹脂組成物のペレットを成形し、次いで、このペレットを前記他の樹脂担体を用いて希釈し、混練・成形することにより、前記薬剤揮散体を得てもよい。
前記の樹脂組成物からなるペレットは、成形されて薬剤揮散体とする。また、前記のとおり、前記の防虫成分含有樹脂ペレットに前記他の樹脂担体が含有されていない場合は、前記防虫成分含有樹脂ペレットを前記他の樹脂担体を用いて希釈し、混練・成形して薬剤揮散体としてもよい。
なお、周縁部は、立体構造体の強度、形状、外部容器等との関係で、適宜決定される。
上記メッシュの大きさは、前記構造体のメッシュ部分の目の大きさ、すなわち、前記構造体のメッシュ部分であって、各樹脂フィラメントで囲まれた1つの目(最小網目)が構成する表面積(周囲の樹脂フィラメントの中心線で囲まれた面積)は、10mm2〜200mm2程度が適当である
ところで、本発明の薬剤揮散体には、特に使用の初期段階における香りの付与と防虫効果の補強を目的として、揮散性ピレスロイド系防虫成分に加え、飛翔害虫忌避香料組成物を含有することができる。
CH3−COO−R1 (I)
(式中、R1は炭素数が6〜12のアルコール残基を示す。)
R2−CH2−COO−CH2−CH=CH2 (II)
(式中、R2は炭素数が4〜7のアルキル基、アルコキシ基、シクロアルキル基、シクロアルコキシ基、又はフェノキシ基を示す。)
前記薬剤揮散体の樹脂担体に担持される前記揮散性ピレスロイド系防虫成分の含有量は、使用する防虫成分の種類、使用環境、使用条件などによって変動することから、特に限定されるものではない。しかしながら、防虫効果に必要な防虫成分量を確保し、また防虫成分を練り込んだ後の成形を容易にするため、さらに樹脂担体の表面に防虫成分が過剰にブリードしてベタツキを起こすことを防止するために、0.5〜20質量%の範囲にすることが好ましい。
本発明の薬剤揮散体は、前述したとおり、特に使用の初期段階における香りの付与と防虫効果の補強を目的として、前記飛翔害虫忌避香料組成物を含有することができるが、加えて、より長期間にわたり芳香を持続させうる持続性香料成分、例えば、ガラクソリド、ムスクケトン、エチレンブラシレート、メチルアトラレート等を必要に応じて配合しても構わない。
本発明においては、揮散装置本体には、前記電磁石や電源、振り子部材取付け具をはじめ、磁性調整機構やスイッチ機構等が適宜付設される。
本発明の薬剤揮散装置は、ファン式蚊取りに較べると使用電力は少ないので、電池の替わりに太陽電池の活用も現実的で、資源節約の点からもメリットが大きい。
本発明の薬剤揮散体は、着脱自在に振り子部材に取付けられるようにしてもよい。即ち、薬剤揮散体を薬剤非透過性フィルム袋に収容して市販し、使用時に袋から取り出された薬剤揮散体を振り子部材に装填するようにすれば便利である。ここで、薬剤非透過性フィルム袋の材質としては、ポリエステル(PET、PBTなど)、ポリアミド、ポリアセタール、ポリアクリルニトリルなどがあげられ、その肉厚は可撓性を損なわない範囲で決定される。なお、ヒートシール性を付与するために、これら薬剤非透過性フィルムの内面をポリエチレンやポリプロピレンフィルム等でラミネートすることもできる。
本発明によって調製される薬剤揮散体は、使用直後からおよそ200日間までのその設計仕様に応じた所定期間にわたり、リビングや和室、玄関などの室内、倉庫、飲食店、工場や作業場内部やその出入り口、鶏舎、豚舎等の畜舎、犬小屋、ウサギ小屋等のペット小屋やその周辺、浄化槽やマンホールの内部、キャンプなどにおけるテント内部やその出入り口、バーベキュー、釣り、ガーデニング等の野外活動場所やその周辺などで、アカイエカ、チカイエカ、ヒトスジシマカ等の蚊類、ブユ、ユスリカ類、ハエ類、チョウバエ類、イガ類等に対して優れた防虫効果を奏する。特に、揮散装置本体もしくは振り子部材に、動物やキャラクター等の装飾物を付与すれば、リビングや和室、玄関などの室内でインテリア商品としても最適なものとなり、極めて実用的である。
まず、使用した薬剤、及び性能の評価方法について説明する。
・メトフルトリン(住友化学(株)製:エミネンス)
・トランスフルトリン(住友化学(株)製:バイオスリン)
・プロフルトリン(住友化学(株)製:フェアリテール)
・プラレトリン(住友化学(株)製:エトック)
・微結晶シリカ(EVONIK社製:カープレックス#80、ホワイトカーボン、平均粒子径:15μm、以降「シリカ」と記す。)
・エチレン−ビニルアセテート共重合体(東ソー(株)製:ウルトラセン710、エチレン:酢酸ビニル単位比=72:28、以降「EVA」と記す。)
・低密度ポリエチレン(旭化成(株)製:サンテックLDM6520、以降「LDPE−A」と記す。)
・低密度ポリエチレン(日本ポリエチレン(株)製:ノバテックLDLJ802、以降「LDPE−B」と記す。)
・ポリエチレンテレフタレート((株)ベルポリエステルプロダクツ製:ベルペットIP121B、以降「PET」と称す。)
得られた薬剤揮散装置を25℃の室内で揮散させた。揮散性ピレスロイド系防虫成分の揮散量は、所定期間(有効期間の中間時点)経過後に薬剤揮散体に含まれる防虫成分量をガスクロマトグラフィにより分析して測定した。
8畳(33m3)の広さで25℃の部屋に供試薬剤揮散装置を置いた。所定期間(有効期間の中間時点)経過後に、アカエイカ雌成虫100匹を放ち、その後の経時的なノックダウン数を2時間後まで観察し、プロビット法によりKT50値を求めた。
<樹脂ペレットの製造方法>
揮散性ピレスロイド系防虫成分・メトフルトリン10重量部を50℃に加温してシリカ6重量部に担持させた後、これにEVA40重量部、及びLDPE−A44重量部を、(株)テクノベル製:二軸押出し成形機を用いて、120〜140℃で混練・押出成形し、直径3mm、長さ5mmのメトフルトリン含有樹脂ペレットを製造した。
前記メトフルトリン含有樹脂ペレット100重量部とLDPE−B300重量部(着色剤ペレット10重量部を含む)を120〜140℃で混練後、インジェクション成形機に投入し、図2に示す立体構造体からなる薬剤揮散体を得た。
なお、上記に準じて製造した各薬剤揮散体の重量、大きさ、最小網目の面積は、表1に示すとおりである。
得られた薬剤揮散体を表2に示す仕様の振り子部材に取り付け、揮散装置本体にセットして供試用の薬剤揮散装置を作製した。なお、振り子部材は、図1に示すようにコの字型下端部の両面に永久磁石を配するタイプとし、電源としては1.5Vの乾電池を2個用いた。上記の方法に基づいて、揮散性評価試験及び殺虫効力試験を行った結果を併せて表2に示す。
これに対し、25℃における蒸気圧が100mPaを超える忌避香料を用いた比較例1の場合、初期の揮散量が過大なため有効期間の中間時点で既に揮散量が激減した。また、蒸気圧が1mPa未満のプラレトリンを用いた薬剤揮散装置(比較例2及び3)は、揮散性能が劣り、更に、防虫成分の蒸気圧が適性であっても、振り子運動の動作角度の累計が5πラジアン未満では本発明の目的に合致しなかった。
11 揮散装置本体
12 振り子部材
13 薬剤揮散体
14 永久磁石
15 電磁石(電磁コイル)
16 電池
2 平面状ネット
3 立体構造体
31 矩形波状体
31a 第1頂部
31b 第2頂部
32 補強材
Claims (5)
- 揮散装置本体と、これに振り子運動可能に取付けられる振り子部材とからなり、前記振り子部材の上端部に薬剤揮散体及び下端部に永久磁石が備えられ、前記揮散装置本体には前記永久磁石と対向可能な位置に電磁石が設置されており、前記永久磁石と電磁石との吸引力並びに反発力から生じる振り子運動を利用して前記薬剤揮散体から薬剤を揮散させる薬剤揮散装置において、
前記薬剤揮散体は、25℃における蒸気圧が1〜100mPaである揮散性ピレスロイド系防虫成分を含有したものであり、しかも前記薬剤揮散体がその振り子運動により1分間あたり動作する角度の累計(角振幅×振動数)をラジアンで表したとき、5π〜150πラジアン/分の範囲であることを特徴とする薬剤揮散装置。 - 前記揮散性ピレスロイド系防虫成分が、メトフルトリン、トランスフルトリン、プロフルトリン、及びエムペントリンから選ばれた1種以上であることを特徴とする請求項1に記載の薬剤揮散装置。
- 前記薬剤揮散体が、繊維状物からなる平板状の構造体であることを特徴とする請求項1又は2に記載の薬剤揮散装置。
- 前記平板状の構造体が、空隙を有するメッシュ構造であることを特徴とする請求項3に記載の薬剤揮散装置。
- 前記平板状の構造体の平面部分を振動方向に対し垂直になるように設置したことを特徴とする請求項3又は4に記載の薬剤揮散装置。
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