JP2014082186A - 正極活物質、正極並びにリチウムイオン二次電池及びナトリウムイオン二次電池 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】Li5−xVO(PO4)2(0≦x<5)、又はM5−yHzVO(PO4)2(0≦y<5、0≦z<4、0≦y−z<5、M=Li、Na)で表される化合物であり、CuのKα線を用いたX線回折測定において、回折角が12〜16°の範囲に現れるピーク強度をAとし、回折角が19〜23°の範囲に現れるピーク強度をBとしたとき、B/Aが0.6〜8.0であることを特徴とする正極活物質。
【選択図】図1
Description
(正極活物質)
第1実施形態の正極活物質(以下、「活物質」ということがある。)は、Li5−xVO(PO4)2(0≦x<5)で表される化合物であり、CuのKα線を用いたX線回折測定において、測定条件をCuKα1=1.540562Å、CuKα2=1.544398Å、CuKα2除去なし、管電圧40kV、管電流40mA、発散スリット1/2°、発散縦制限スリット10mm、スキャンスピード5.0°/min、サンプリング幅0.01°としたときの、回折角2θが12〜16°の範囲に現れるピーク強度の最大値をA1とし、回折角2θが19〜23°の範囲に現れるピーク強度の最大値をB1としたとき、B1/A1が0.6〜8.0である。なお、集中法光学系を用いたX線回折測定においては、測定される試料は、板状・針状等の粒子形状に由来する選択配向の影響を抑制する為、非晶質を混合したり、非晶質有機物をスプレーコートしたり等により、作製する必要がある。
以下では、第1実施形態に係る活物質の製造方法について説明する。本実施形態に係る活物質の製造方法によれば、上述した本実施形態に係る活物質を形成することが可能となる。
本実施形態に係る活物質の製造方法は、以下の還流工程を備える。まず、後述するリン酸源、バナジウム源、リチウム源、及びアルコールを投入して、これらが分散した混合物(水溶液)を調製する。
本実施形態に係る活物質の製造方法は、還流工程後に混合物を更に加熱する熱処理工程を備えていてもよい。熱処理工程によって、還流工程で反応しなかったリチウム源、リン酸源及びバナジウム源の反応を進行させたり、還流工程で生成したLi5−xVO(PO4)2の結晶成長を促進したりすることができる。その結果、Li5−xVO(PO4)2の容量密度が向上し、それを用いた電池の放電容量やレート特性が向上する傾向がある。
続いて、本実施形態に係る電極、及びリチウムイオン二次電池について図1を参照して簡単に説明する。
正極10の正極集電体12としては、例えば、アルミニウム箔等を使用できる。正極活物質層14は、正極活物質、バインダー、及び、必要に応じて添加される導電材を含む層である。必要に応じて添加される導電材としては、例えば、カーボンブラック類、炭素材料、ITO等の導電性酸化物が挙げられる。
以下に、本発明の第2実施形態について、第1実施形態と異なる点を中心に説明する。
以下では、本発明の第2実施形態に係る活物質の製造方法について、第1実施形態と異なる点を中心に説明する。本実施形態に係る活物質の製造方法によれば、上述した本実施形態に係る活物質を形成することが可能となる。
本実施形態に係る活物質の製造方法は、以下の還流工程を備える。まず、後述するリン酸源、バナジウム源、リチウム源又はナトリウム源、及びアルコールを投入して、これらが分散した混合物(水溶液)を調製する。
本実施形態に係る活物質の製造方法は、以下のH量調製工程を有しても良い。後述する酸性溶液に還流工程によって得た活物質を浸漬することにより、Hを添加することができる。
本実施形態に係る活物質の製造方法は、還流工程後に混合物を更に加熱する熱処理工程を備えていてもよい。熱処理工程によって、還流工程で反応しなかったリチウム源、リン酸源及びバナジウム源の反応を進行させたり、還流工程で生成したM5−yHzVO(PO4)2(0≦y<5、0≦z<4、0≦y−z<5、M=Li、Na)の結晶成長を促進したりすることができる。その結果、M5−yHzVO(PO4)2(0≦y<5、0≦z<4、0≦y−z<5、M=Li、Na)の容量密度が向上し、それを用いた電池の放電容量やレート特性が向上する傾向がある。
続いて、本実施形態に係る電極、及びリチウムイオン二次電池、及びナトリウムイオン二次電池について図1を参照して簡単に説明する。
<還流工程>
500mlのフラスコに150gのオクタノール(Aldrich社製)、3.75gのV2O5(ナカライテスク社製、純度99%)、及び、9.42gのH3PO4(ナカライテスク社製、純度85%)を入れ、マグネチックスターラーで攪拌した。続いて、ヒーターオンし、16時間、170℃で保持した。
前記工程で得られた個体3.00gをアルミナ坩堝に入れ、大気雰囲気中、室温から350℃まで3時間かけて昇温し、350℃で5時間熱処理することにより、水色の粉体2.748gを得た。
実施例1で得られた正極活物質について、以下の方法、及び条件でX線回折測定を行った。
0.1gの実施例1で得られた正極活物質及び、0.4gの非晶質として二酸化けい素(関東化学株式会社製)を、それぞれメノウの乳鉢にて3分間粉砕した後、混合し、X線回折測定用試料とした。
測定装置: 株式会社リガク製X線回折装置Ultima IV
X線源:CuKα線(CuKα1=1.540562Å、CuKα2=1.544398Å、CuKα2除去なし)
管電圧:40kV
管電流:40mA
発散スリット:1/2°
発散縦制限スリット:10mm
スキャンスピード:5.0°/min
サンプリング幅:0.01°
実施例1の活物質と、バインダーであるポリフッ化ビニリデン(PVDF)とアセチレンブラックを混合したものを、溶媒であるN−メチル−2−ピロリドン(NMP)中に分散させてスラリーを調製した。なお、スラリーにおいて活物質とアセチレンブラックとPVDFとの重量比が84:8:8となるように、スラリーを調製した。このスラリーを集電体であるアルミニウム箔上に塗布し、乾燥させた後、圧延を行い、実施例1の活物質を含む活物質層が形成された電極(正極)を得た。
実施例1で得られた正極活物質について、以下の方法により、H量の測定を行った。
2度目の還流工程において、LiBr・H2Oを30gの1ヘキサノール(ナカライテスク社製)に分散させて加えたこと以外は、実施例1と同様にして、実施例2の正極活物質を得た。
2度目の還流工程において、2.42gのLiF(ナカライテスク社製)を添加したこと以外は、実施例1と同様にして、実施例5の正極活物質を得た。
初めの還流工程において、H3PO4、オクタノールを入れたところへ、0.5gの(CH3COO)2Co・4H2Oを添加後、さらにV2O5を投入し、2度目の還流工程において、加熱保持時間を60時間としたこと以外は、実施例1と同様にして、実施例6の正極活物質を得た。
2度目の還流工程において、加熱保持時間を1時間としたこと以外は、実施例1と同様にして、実施例7の正極活物質を得た。
2度目の還流工程において、加熱保持時間を12時間としたこと以外は、実施例1と同様にして、実施例8の正極活物質を得た。
2度目の還流工程において、加熱保持時間を80時間としたこと以外は、実施例1と同様にして、実施例9の正極活物質を得た。
2度目の還流工程において、加熱保持時間を100時間としたこと以外は、実施例1と同様にして、実施例10の正極活物質を得た。
初めの還流後、ヒータオフから容器内温度を室温まで下げてから、少量のメタノールを加え、水色固体を吸引濾過して取り出した。次に、濾過物をアセトンで洗浄してから再び吸引濾過を行った。濾過物をオーブンを用いて60℃で約2時間熱処理し、二度目の還流工程において、熱処理後の得られた個体全てと、18.03gのLiBr(東京化成社製)、5.6gのアスコルビン酸、及び500gの1−ヘキサノールを投入して、マグネチックスターラーで攪拌した。ヒーターオンから120時間、120℃で保持した以外は、実施例1と同様にして、実施例11の正極活物質を得た。
Li5VOPO4を用意し、焼成工程以降を実施例1と同様にして、実施例12の正極活物質とした。
2度目の還流工程において、加熱保持時間を30時間とし、焼成工程を行う前に、500mlのビーカーに、得られた水色個体と、pH1.3のHCl溶液200mlを入れ、マグネチックスターラーで攪拌し、5時間保持し、ヒーターオフから容器内温度を室温まで下げてから、水色固体を吸引濾過して取り出した。次に、濾過物をアセトンで洗浄してから再び吸引濾過を行い、濾過物をオーブンを用いて60℃で約2時間熱処理したこと以外は、実施例1と同様にして、実施例13の正極活物質を得た。
2度目の還流工程において、LiBr・H2Oを50gの1ヘキサノール(ナカライテスク社製)に分散させて加え、加熱保持時間を60時間とし、HCl溶液浸漬時間を0.5時間としたこと以外は、実施例13と同様にして、実施例14の正極活物質を得た。
2度目の還流工程において、LiBr・H2Oの投入量を8.65gとし、加熱保持時間を90時間とし、HCl溶液浸漬時間を10時間としたこと以外は、実施例13と同様にして、実施例15の正極活物質を得た。
2度目の還流工程において、LiBr・H2Oの投入量を8.65gとし、加熱保持時間を120時間としたこと以外は、実施例13と同様にして、実施例16の正極活物質を得た。
2度目の還流工程において、LiBr・H2Oの投入量を9.53gとし、のLiBrと2.42gのLiF(ナカライテスク社製)を添加し、HCl溶液浸漬時間を24時間としたこと以外は、実施例13と同様にして、実施例17の正極活物質を得た。
初めの還流工程において、H3PO4、オクタノールを入れたところへ、0.5gの(CH3COO)2Co・4H2Oを添加後、さらにV2O5を投入し、2度目の還流工程において、加熱保持時間を50時間とし、HCl溶液浸漬時間を0.2時間としたこと以外は、実施例13と同様にして、実施例18の正極活物質を得た。
2度目の還流工程において、加熱保持時間を2時間とし、HCl溶液浸漬時間を0.5時間としたこと以外は、実施例1と同様にして、実施例19の正極活物質を得た。
2度目の還流工程において、加熱保持時間を6時間とし、HCl溶液浸漬時間を3時間としたこと以外は、実施例13と同様にして、実施例20の正極活物質を得た。
2度目の還流工程において、LiBr・H2Oの投入量を8.65gとし、加熱保持時間を140時間とし、HCl溶液浸漬時間を3時間としたこと以外は、実施例13と同様にして、実施例21の正極活物質を得た。
2度目の還流工程において、LiBr・H2Oの投入量を8.65gとし、加熱保持時間を160時間とし、HCl溶液浸漬時間を4.5時間としたこと以外は、実施例13と同様にして、実施例22の正極活物質を得た。
2度目の還流工程において、LiBr・H2Oを添加せずに、10.60gのNa2CO3を添加し、HCl溶液への浸漬を行わず、さらに得られた電極とその対極である炭素材料とを、それらの間にポリエチレン微多孔膜からなるセパレータを挟んで積層し、積層体(発電要素)を得た。この積層体を、アルミラミネートパックに入れ、このアルミラミネートパックに、電解質溶液として1MのNaPF6溶液を注入した後、真空シールし、評価用セルを作製した。それ以外は、実施例13と同様にして、実施例23の正極活物質を得た。
2度目の還流工程において、加熱保持時間を60時間としたこと以外は、実施例23と同様にして、実施例24の正極活物質を得た。
2度目の還流工程において、加熱保持時間を120時間としたこと以外は、実施例23と同様にして、実施例25の正極活物質を得た。
2度目の還流工程において、17.30gのLiBr・H2Oを添加したこと以外は、実施例23と同様にして、実施例26の正極活物質を得た。
2度目の還流工程において、17.30gのLiBr・H2Oを添加し、加熱保持時間を60時間としたこと以外は、実施例23と同様にして、実施例27の正極活物質を得た。
2度目の還流工程において、17.30gのLiBr・H2Oを添加し、加熱保持時間を120時間としたこと以外は、実施例23と同様にして、実施例28の正極活物質を得た。
焼成工程を行う前に、500mlのビーカーに、得られた個体と、pH1.3のHCl溶液200mlを入れ、マグネチックスターラーで攪拌し、5時間保持し、ヒーターオフから容器内温度を室温まで下げてから、水色固体を吸引濾過して取り出した。次に、濾過物をアセトンで洗浄してから再び吸引濾過を行い、濾過物をオーブンを用いて60℃で約2時間熱処理したこと以外は、実施例23と同様にして、実施例29の正極活物質を得た。
2度目の還流工程において、加熱保持時間を60時間とし、HCl溶液浸漬時間を15時間としたこと以外は、実施例23と同様にして、実施例30の正極活物質を得た。
2度目の還流工程において、加熱保持時間を120時間とし、HCl溶液浸漬時間を10時間としたこと以外は、実施例23と同様にして、実施例31の正極活物質を得た。
2度目の還流工程において、17.30gのLiBr・H2Oを添加し、HCl溶液浸漬時間を1時間としたこと以外は、実施例29と同様にして、実施例32の正極活物質を得た。
2度目の還流工程において、加熱保持時間を60時間とし、HCl溶液浸漬時間を0.5時間としたこと以外は、実施例32と同様にして、実施例33の正極活物質を得た。
2度目の還流工程において、加熱保持時間を120時間とし、HCl溶液浸漬時間を5時間としたこと以外は、実施例32と同様にして、実施例34の正極活物質を得た。
2度目の還流工程において還流時間を120時間とし、熱処理工程において、加熱温度を150℃とした以外は、実施例1と同様にして、比較例1の正極活物質を得た。
2度目の還流工程において還流時間を120時間とし、熱処理工程において、加熱温度を750℃とした以外は、実施例1と同様にして、比較例2の正極活物質を得た。
2度目の還流工程において還流時間を120時間とし、熱処理工程において、加熱温度を820℃とした以外は、実施例1と同様にして、比較例3の正極活物質を得た。
2度目の還流工程において還流時間を120時間とし、熱処理工程において、加熱温度を100℃とした以外は、実施例1と同様にして、比較例4の正極活物質を得た。
2度目の還流工程において還流時間を120時間とし、熱処理工程において、加熱温度を950℃とした以外は、実施例1と同様にして、比較例5の正極活物質を得た。
2度目の還流工程において、加熱保持時間を15時間とし、熱処理工程において、加熱温度を150℃とした以外は、実施例1と同様にして、比較例6の正極活物質を得た。
2度目の還流工程において、加熱保持時間を15時間とし、熱処理工程において、加熱温度を750℃とした以外は、実施例1と同様にして、比較例7の正極活物質を得た。
2度目の還流工程において還流時間を60時間とし、熱処理工程において、加熱温度を120℃とした以外は、実施例13と同様にして、比較例8の正極活物質を得た。
2度目の還流工程において還流時間を80時間とし、熱処理工程において、加熱温度を800℃とし、HCl溶液浸漬時間を0.5時間とした以外は、実施例13と同様にして、比較例9の正極活物質を得た。
2度目の還流工程において還流時間を110時間とし、熱処理工程において、加熱温度を850℃とし、HCl溶液浸漬時間を0.2時間とした以外は、実施例13と同様にして、比較例10の正極活物質を得た。
2度目の還流工程において還流時間を100時間とし、熱処理工程において、加熱温度を100℃とし、HCl溶液浸漬時間を0.5時間とした以外は、実施例13と同様にして、比較例11の正極活物質を得た。
2度目の還流工程において還流時間を12時間とし、熱処理工程において、加熱温度を950℃とし、HCl溶液浸漬時間を24時間とした以外は、実施例13と同様にして、比較例12の正極活物質を得た。
2度目の還流工程において、加熱保持時間を60時間とし、熱処理工程において、加熱温度を120℃とし、HCl溶液浸漬時間を4時間とした以外は、実施例13と同様にして、比較例13の正極活物質を得た。
熱処理工程において、加熱温度を800℃とし、HCl溶液浸漬時間を10時間とした以外は、実施例13と同様にして、比較例14の正極活物質を得た。
2度目の還流工程において、9.54gのNa2CO3を添加し、熱処理工程において、加熱温度を750℃とし、H量調製工程を行わず、さらに得られた電極とその対極である炭素材料とを、それらの間にポリエチレン微多孔膜からなるセパレータを挟んで積層し、積層体(発電要素)を得た。この積層体を、アルミラミネートパックに入れ、このアルミラミネートパックに、電解質溶液として1MのNaPF6溶液を注入した後、真空シールし、評価用セルを作製した。それ以外は、実施例13と同様にして、比較例15の正極活物質を得た。
2度目の還流工程において還流時間を50時間とし、熱処理工程において、加熱温度を110℃とした以外は、実施例23と同様にして、比較例16の正極活物質を得た。
2度目の還流工程において還流時間を20時間とし、熱処理工程において、加熱温度を800℃とした以外は、実施例23と同様にして、比較例18の正極活物質を得た。
2度目の還流工程において還流時間を100時間とし、熱処理工程において、加熱温度を900℃とした以外は、実施例23と同様にして、比較例18の正極活物質を得た。
2度目の還流工程において還流時間を50時間とし、熱処理工程において、加熱温度を800℃とした以外は、実施例26と同様にして、比較例18の正極活物質を得た。
2度目の還流工程において還流時間を20時間とし、熱処理工程において、加熱温度を850℃とした以外は、実施例26と同様にして、比較例19の正極活物質を得た。
2度目の還流工程において還流時間を100時間とし、熱処理工程において、加熱温度を130℃とした以外は、実施例26と同様にして、比較例20の正極活物質を得た。
2度目の還流工程において還流時間を50時間とし、HCl溶液浸漬時間を3時間とし、熱処理工程において、加熱温度を130℃とした以外は、実施例29と同様にして、比較例21の正極活物質を得た。
2度目の還流工程において還流時間を20時間とし、HCl溶液浸漬時間を7時間とし、熱処理工程において、加熱温度を850℃とした以外は、実施例29と同様にして、比較例22の正極活物質を得た。
2度目の還流工程において還流時間を100時間とし、HCl溶液浸漬時間を10時間とし、熱処理工程において、加熱温度を950℃とした以外は、実施例29と同様にして、比較例23の正極活物質を得た。
2度目の還流工程において還流時間を50時間とし、HCl溶液浸漬時間を3時間とし、熱処理工程において、加熱温度を120℃とした以外は、実施例32と同様にして、比較例24の正極活物質を得た。
2度目の還流工程において還流時間を20時間とし、HCl溶液浸漬時間を7時間とし、熱処理工程において、加熱温度を850℃とした以外は、実施例32と同様にして、比較例25の正極活物質を得た。
2度目の還流工程において還流時間を100時間とし、HCl溶液浸漬時間を10時間とし、熱処理工程において、加熱温度を750℃とした以外は、実施例32と同様にして、比較例26の正極活物質を得た。
<放電容量の測定>
実施例1〜12、比較例1〜7の各評価用セルを用いて、放電レートを0.1C(25℃で定電流放電を行ったときに10時間で放電終了となる電流値)とした場合の放電容量(単位:mAh/g)を測定した。結果を表1に示す。なお、LiFePO4や、LiMnPO4、LiCOPO4等のリン酸系正極材料の化合物の放電容量は、理論容量がおよそ170mAh/gであるため、実容量が170mAh/g以上のものが好ましいものとした。
<放電容量の測定>
実施例13〜34、比較例8〜26の各評価用セルを用いて、放電レートを0.1C(25℃で定電流放電を行ったときに10時間で放電終了となる電流値)とした場合の放電容量(単位:mAh/g)を測定した。結果を表2に示す。
Claims (6)
- Li5−xVO(PO4)2(0≦x<5)で表される化合物であり、CuのKα線を用いたX線回折測定において、回折角2θが12〜16°の範囲に現れるピーク強度をA1とし、回折角2θが19〜23°の範囲に現れるピーク強度をB1としたとき、B1/A1が0.6〜8.0であることを特徴とする正極活物質。
- M5−yHzVO(PO4)2(0≦y<5、0≦z<4、0≦y−z<5、M=Li、Na)で表される化合物であり、CuのKα線を用いたX線回折測定において、回折角2θが12〜16°の範囲に現れるピーク強度をA2とし、回折角2θが19〜23°の範囲に現れるピーク強度をB2としたとき、B2/A2が0.6〜8.0であることを特徴とする正極活物質。
- 前記B1/A1またはB2/A2が、1.6〜3.1である、請求項1から2のいずれか一項に記載の正極活物質。
- 請求項1から3のいずれか一項に記載の正極活物質を含有することを特徴とする正極。
- 請求項4に記載の正極を備えることを特徴とするリチウムイオン二次電池。
- 請求項2または3に記載の正極活物質を含有する正極を備えることを特徴とするナトリウムイオン二次電池。
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