JP2014081020A - 逆入力遮断クラッチ - Google Patents

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Abstract

【課題】制動部材で得る制動荷重と捩れ荷重との密接な関係を安全に維持できる逆入力遮断クラッチを提供することである。
【解決手段】制動部材11は、出力部材13に逆入力が働いたときに出力係合片13c、係合部材14及び外輪部材15でロック状態が成立するまでの間、係合部材14が動かないように制動荷重を発生させるとともに、入力部材12の入力の方向が出力部材13の逆入力と同方向のときは出力部材13のロック状態を保持し、入力部材12の入力の方向が出力部材13の逆入力と逆方向のときは係合部材がロック位置に至らないように保持する捩れ荷重を発生させる。その制動部材11において、制動荷重を発生させる箇所と、捩れ荷重を発生させる箇所とを、制動荷重と捩れ荷重とが互いに影響を受けない箇所とした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、入力側からの双方向の回転駆動力が出力側に伝達され、出力側からの回転力は入力側に伝達されない逆入力遮断クラッチに関する。
逆入力遮断クラッチは、駆動側である入力側からの回転駆動力は従動側である出力側に伝達するが、出力側からの回転駆動力は入力側に伝達しないという機能を有するクラッチである。
逆入力遮断クラッチとして、一定の間隔で放射外方向に延びる複数の入力係合片を有する入力部材と、一定の間隔で放射外方向に延びる複数の出力係合片を有する出力部材と、ローラ又はボールなどからなる係合部材と、外輪部材とを組み合わせたものが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
このような構造の逆入力遮断クラッチを用いて、例えば、棒状の負荷を出力部材を中心にして揺動させたり、あるいは上下に移動させたりする場合がある。特に、入力部材及び出力部材のそれぞれに働く力が下向きであり同方向である場合、負荷が連続的に駆動されずに負荷の下方向への動きが断続することがある。これは、入力部材の回転方向の動きが遅いときに、下方向の負荷荷重によって出力部材だけが動くことになり、係合部材が出力部材の出力係合片と外輪部材との間に食い込みロック状態となり、その後に、入力部材が追い着いて係合部材を押すことによってロックが解除され、ロック状態とロック解除状態の動作を繰り返すからである。
これを防止するため、外輪部材の円筒状外面との間に出力部材に働く逆入力よりも大きな値の設定トルクを生じる摩擦部材と、係合部材に対して入力部材に働く入力の方向と同方向にはロックさせず出力部材に逆入力が働いたロック状態は解除できない程度の強さの弾性力を与える制動部材とを設け、負荷の下方向への動きが断続しないようにしたものがある(特願2012−2839号)。
図5は制動部材11の一例の斜視図であり、図6は入力部材12に、出力部材13、係合部材14及び制動部材11を組み込んだ組立体の斜視図である。制動部材11は、機械的に丈夫で弾力性に優れたゴム材料や合成樹脂などを成形して、あるいはばね材料を打ち抜くなどして造られ、必要な弾性力をローラ又はボールなどからなる係合部材14に与える。
図5に示すように、制動部材11は、略正5角形のそれぞれの頂点から幾分突出した部分に位置する支柱部11aと、隣り合う支柱部11aの一端と支柱部11aの一端とを結合する略5角形状の橋絡部11bと、それぞれの支柱部11aから回転方向に延びて形成される制動部11cと、略5角形状の橋絡部11bに囲まれて形成された中央穴11dとからなる。
図6に示すように、制動部材11の一対の制動部11cの間に係合部材14を保持する。制動部材11の支柱部11aの自由端は入力部材12の圧入孔12eにそれぞれ圧入され、制動部材11は入力部材12に固定される。入力部材12の入力は出力部材13の出力軸13bに伝達され、出力部材13の出力軸13bの逆入力は、出力部材13、係合部材14、後述の外輪部材の3部品でロックされる。
図7は、逆入力遮断クラッチの制動部材11が発生する制動荷重及び捩れ荷重の説明図であり、図7(a)は入力部材12への入力がない中立状態での制動荷重Frの説明図、図7(b)は入力部材12に働く力が上向きの負荷上昇動作時の制動荷重Fr及び捩れ荷重Fθの説明図、図7(c)は入力部材12に働く力が下向きの負荷下降動作時の制動荷重Fr及び捩れ荷重Fθの説明図である。なお、図7では、摩擦部材の図示を省略している。
制動部材11で発生する制動荷重Frは、出力部材13に逆入力が働いたときに、出力部材13の出力係合片、係合部材14及び外輪部材でロック状態が成立するまでの間、係合部材14が動かないように制動を掛けるための荷重である。一方、捩れ荷重Fθは、入力部材12の入力の方向が出力部材13の逆入力と同方向のときは出力部材13のロック状態を保持し、逆方向のときは前記係合部材がロック位置に至らないように保持するに必要な荷重である。これら制動荷重Fr及び捩れ荷重Fθにより、入力側からの回転駆動力は出力側に伝達するが、出力側からの回転駆動力は入力側に伝達しないという機能を達成している。
図7(a)に示すように、中立状態で、出力軸13bに逆入力が作用した場合には、出力部材13(出力係合片)、係合部材14、外輪部材15の3部品間でロック状態が成立するまでの間、係合部材14が動かないように、制動部材11の橋絡部11bにより、制動部材11の半径方向に制動荷重Frを発生させ制動(摩擦ブレーキ)を掛ける。なお、外輪部材15の外面とハウジング部材16との間には、摩擦部材が設けられるが、図示を省略している。
次に、負荷上昇動作時について説明する。入力部材12に入力がなく出力軸13bに逆入力が作用している状態では、制動部材11の橋絡部11bによる半径方向の制動荷重Frにより、回転方向には摩擦力(Fr・u)が作用している。この状態で、図7(b)に示すように、負荷を上昇させる負荷上昇動作、すなわち、出力部材13の逆入力と逆方向の入力(矢印A1)が入力部材12に加えられると、制動部材11は、摩擦力(Fr・u)よりも大きな捩れ荷重Fθ(Fθ>Fr・u)を発生させる。この捩れ荷重Fθは、制動部材11の支柱部11aの回転方向の捩れにより発生させる。
これにより、係合部材14が出力軸13bのカムロック位置に至らないよう保持しながら動作し、入力側からの回転駆動力を出力側に伝達する。一方、摩擦力(Fr・u)と捩れ荷重Fθとの関係が逆転した場合は、負荷上昇動作時にロック状態となり摩擦部材が作動し異常動作状態となる。
次に、負荷下降動作時について説明する。負荷下降動作時は、出力部材13の逆入力と同方向の入力が入力部材12に加えられることになる。図7(c)の矢印A2のように、出力部材13の逆入力と同方向の入力が入力部材12に加えられたとすると、制動部材11は、出力軸13bに付与された負荷により働く係合部材14のロック荷重Fr1よりも小さい捩れ荷重Fθを発生させる(Fθ<Fr1)。この捩れ荷重Fθも、制動部材11の支柱部11aの回転方向の捩れにより発生させる。
これにより、制動部材11による係合部材14の保持部分がロック解除することなく、入力部材12と出力部材13とが直接当接することによりロック作用を高める。そして、出力部材13、係合部材14、外輪部材15の3部品でロック状態をキープしながら、外輪部材15の外周部の摩擦部材を機能させ下降する。
このように、制動部材11は、橋絡部11bにより制動部材11の半径方向に制動荷重Frを発生させ、支柱部11aにより捩れ荷重Fθを発生させ、入力側からの回転駆動力は出力側に伝達するが、出力側からの回転駆動力は入力側に伝達しないという機能を達成している。
特開2008−101715号公報
しかし、制動荷重Frは制動部材11の橋絡部11bで、捩れ荷重Fθは制動部材11の支柱部11aで発生させており、橋絡部11bは支柱部11aに支持されていることから、橋絡部11b及び支柱部11aの撓みは互いに影響を与える。従って、制動荷重Frと捩れ荷重Fθとの密接な関係(Fθ>Fr・u、Fθ<Fr1)を維持し保持するのが難しい。制動荷重Frと捩れ荷重Fθとの密接な関係が維持できないと、入力側からの回転駆動力は出力側に伝達するが、出力側からの回転駆動力は入力側に伝達しないという機能を達成できなくなる。
本発明の目的は、制動部材で得る制動荷重と捩れ荷重との密接な関係を安全に維持できる逆入力遮断クラッチを提供することである。
請求項1の発明に係る逆入力遮断クラッチは、一定間隔で放射外方向に延びる入力係合片を有する入力部材と、前記入力係合片と互いに入り込んで係合することができる出力係合片を有する出力部材と、円筒状内面と円筒状外面とを有する外輪部材と、互いに隣り合う前記入力係合片と前記入力係合片との間であって前記出力係合片の先端面と前記外輪部材の前記円筒状内面との間に位置する係合部材と、前記外輪部材の前記円筒状外面との間に前記出力部材に働く前記逆入力よりも大きな値の設定トルクを生じる摩擦部材と、前記出力部材に逆入力が働いたときに前記出力係合片、係合部材及び前記外輪部材でロック状態が成立するまでの間、前記係合部材が動かないように制動荷重を発生させるとともに、前記入力部材の入力の方向が前記出力部材の逆入力と同方向のときは前記出力部材のロック状態を保持し、前記入力部材の入力の方向が前記出力部材の逆入力と逆方向のときは係合部材がロック位置に至らないように保持する捩れ荷重を発生させる制動部材とを備え、前記制動部材は、前記制動荷重を発生させる箇所と、前記捩れ荷重を発生させる箇所とを、前記制動荷重と前記捩れ荷重とが互いに影響を受けない箇所としたことを特徴とする。
請求項2の発明に係る逆入力遮断クラッチは、請求項1の発明において、制動部材は、制動荷重を発生させる箇所にバネ性を持たせたことを特徴とする。
請求項3の発明に係る逆入力遮断クラッチは、請求項1または2の発明において、前記制動荷重は、前記制動部材が前記外輪部材に接触する箇所で発生させ、前記捩れ荷重は、前記入力部材の動きに応じ捩れ力が働く前記制動部材の支柱部で発生させることを特徴とする。
本発明によれば、制動部材において、制動荷重を発生させる箇所と捩れ荷重を発生させる箇所とを互いに影響を受けない箇所としたので、制動部材で得る制動荷重と捩れ荷重との密接な関係を安全に維持できる。
そして、制動荷重を制動部材が外輪部材に接触する箇所で発生させる場合は、制動荷重の発生は、捩れ荷重を発生する支柱部にほとんど影響を与えることがなく、また、捩れ荷重を入力部材の動きに応じ捩れ力が働く制動部材の支柱部で発生させる場合には、制動荷重を発生させる外輪部材への保持箇所にほとんど影響を与えることがない。従って、制動部材で得る制動荷重と捩れ荷重との密接な関係を安全に維持できる。
本発明の実施形態に係る逆入力遮断クラッチの分解斜視図。 本発明の実施形態における制動部材と入力部材の斜視図。 本発明の実施形態における入力部材に、出力部材、係合部材及び制動部材を組み込んだ組立体の斜視図。 本発明の実施形態における制動部材の他の一例の斜視図。 従来の逆入力遮断クラッチの制動部材の一例の斜視図。 従来の逆入力遮断クラッチにおいて、入力部材に、出力部材、係合部材及び制動部材を組み込んだ組立体の斜視図。 従来の逆入力遮断クラッチの制動部材が発生する制動荷重及び捩れ荷重の説明図。
以下、本発明の実施形態を説明する。図1は本発明の実施形態に係る逆入力遮断クラッチの分解斜視図である。
図1に示すように、本発明の実施形態に係る逆入力遮断クラッチは、外部からの回転力を入力する入力部材12、図示省略の負荷が連結され入力部材12からの回転力を負荷に伝達する出力部材13、ローラ又はボールなどからなる係合部材14、係合部材14を制動する制動部材11、円筒状に形成され入力部材12や制動部材11を収納する外輪部材15、外輪部材15の円筒状外面との間に摩擦力を生じる摩擦部材17、これらを収納するハウジング部材16、ハウジング部材16に蓋をするシールド部材18を組み合わせたものから構成される。
入力部材12は、入力係合部12aから一定間隔で放射外方向に延びる入力係合片12bを有し、入力部材12の連結穴12cに駆動モータの出力軸が挿入されて入力が伝達される。また、後述の制動部材11の保持部が挿入される挿入孔12dを有している。
出力部材13は、出力係合部13aと出力軸13bとからなり、出力係合部13aには、入力部材12の入力係合片12bと互いに入り込んで係合することができる出力係合片13cを有する。また、出力軸13bは、出力係合部13aからハウジング部材16の外部に突出して設けられている。
そして、係合部材14は、互いに隣り合う入力係合片12aと入力係合片12aとの間であって、出力部材13の出力係合片13c先端面と外輪部材15の円筒状内面との間に位置し、制動部材14の弾性力により、係合部材14に対して入力部材12に働く入力の方向と同方向にはロックさせず、出力部材13に逆入力が働いたロック状態は解除できないように動作する。
摩擦部材17は、摩擦部材17と外輪部材15の円筒状外面との間に発生するトルクが出力部材13に働く逆入力よりも大きな値の設定トルクとなるものが採用される。これにより、出力部材13に逆入力が働いても、外輪部材15が摩擦部材17に対して回転せず、逆入力は入力部材11に伝達されない。
一方、出力部材13に働く逆入力の方向と入力部材11に働く入力の方向とが同方向であるときには、係合部材13が外輪部材15の円筒状内面と出力部材13との間でロックされ、入力によって外輪部材15が摩擦部材17に対して回転するのに伴い出力部材13も回転して、入力が出力部材13に伝達される。
次に、制動部材11は、中央穴11dを有した円環部11eから複数(例えば、5個)の支柱部11aが突出して設けられ、支柱部11aの先端部には、保持部11fが設けられている。保持部11fは入力部材12の挿入孔12dに挿入される。また、それぞれの支柱部11aから回転方向に延びて制動部11cが形成されている。
図2は、本発明の実施形態における制動部材11と入力部材12の斜視図、図3は本発明の実施形態における入力部材に、出力部材、係合部材及び制動部材を組み込んだ組立体の斜視図である。
図2に示すように、制動部材11は上部に円環部11eを有し、その円環部11eから5個の支柱部11aが突出して設けられている。円環部11eにより形成された中央穴11dには、図3に示すように、出力部材13の出力軸13bが貫通して配置される。そして、制動部材11の制動部11cは、支柱部11aから回転方向に延びて形成され、この間に係合部材14が位置することになる。
また、制動部材11の支柱部11aの先端部には保持部11fが設けられ、この保持部11fは入力部材12の挿入孔12dに挿入されて固定される。この保持部11fには凸部11gが設けられ、図3に示す組立体が外輪部材15に収納されたときに、この凸部11gが外輪部材15の円筒内面に接触し、その摩擦力で制動部材11に制動荷重Frを発生させる。
すなわち、制動部材11が外輪部材15に接触する箇所で、出力部材13に逆入力が働いたときに、出力係合片13c、係合部材14及び外輪部材15でロック状態が成立するまでの間、係合部材14が動かないように制動荷重Frを発生させる。
一方、捩れ荷重Fθは、入力部材12の動きに応じ捩れ力が働く制動部材11の支柱部11aで発生させる。すなわち、制動部材11の支柱部11aで発生させる捩れ荷重は、入力部材12の入力の方向が出力部材13の逆入力と同方向のときは出力部材13のロック状態を保持し、入力部材12の入力の方向が出力部材13の逆入力と逆方向のときは係合部材がロック位置に至らないように保持する捩れ荷重である。
係合部材14の動きを制動するための制動荷重Frは、係合部材14を保持した箇所(支柱部11aから回転方向に延びて形成された制動部11c)とは別の箇所(制動部材11が外輪部材15に接触する箇所)で発生させる。
係合部材14を保持した箇所は、支柱部11aから回転方向に延びて形成された制動部11cであるので、捩れ荷重Fθを発生させる支柱部11aの撓みの影響を受けるが、本発明の実施形態では、制動部材11が外輪部材15に接触する箇所で制動荷重Frを発生させるので、制動荷重Frと捩れ荷重Fθとが互いに影響を受けないようにできる。
このように、係合部材14の動きを制動する制動荷重Frは、制動部材11が外輪部材15に接触する箇所で発生させるので、捩れ荷重θ>係合部材14の自重とすることができ、係合部材14の荷重バランスを安全な設計とできる。
以上の説明では、制動荷重Frを発生させる箇所として、制動部材11の保持部11fから凸部11gを突出して設けたものを示したが、図4に示すように、保持部11fに切欠部11hを設け、凸部11gの保持片11f1を形成するようにしてもよい。
凸部11gの保持片11f1は、保持部11fに切欠部11hを設けることにより形成され、保持片11f1の後ろ側は空洞となっている。この保持片11f1に凸部11gが突出して設けられている。
制動部材11の保持部11fに切欠部11hを設けない場合であっても、制動荷重を発生させる箇所である制動部材11の保持部11fは、バネ性を有するが、保持部11fに切欠部11hを設け、凸部11gの保持片11f1を形成すると、制動部材11の保持部11fに積極的にバネ性を持たせることができる。これにより、制動荷重Frを安定して得ることができる。
以上述べた本発明の実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
11…制動部材、11a…支柱部、11b…橋絡部、11c…制動部、11d…中央穴、11e…円環部、11f…保持部、11g…凸部、12…入力部材、12a…入力係合部、12b…入力係合片、12c…連結穴、12d…挿入孔、12e…圧入孔、13…出力部材、13a…出力係合部、13b…出力軸、13c…出力係合片、14…係合部材、15…外輪部材、16…ハウジング部材、17…摩擦部材、18…シールド部材

Claims (3)

  1. 一定間隔で放射外方向に延びる入力係合片を有する入力部材と、
    前記入力係合片と互いに入り込んで係合することができる出力係合片を有する出力部材と、
    円筒状内面と円筒状外面とを有する外輪部材と、
    互いに隣り合う前記入力係合片と前記入力係合片との間であって前記出力係合片の先端面と前記外輪部材の前記円筒状内面との間に位置する係合部材と、
    前記外輪部材の前記円筒状外面との間に前記出力部材に働く前記逆入力よりも大きな値の設定トルクを生じる摩擦部材と、
    前記出力部材に逆入力が働いたときに前記出力係合片、係合部材及び前記外輪部材でロック状態が成立するまでの間、前記係合部材が動かないように制動荷重を発生させるとともに、前記入力部材の入力の方向が前記出力部材の逆入力と同方向のときは前記出力部材のロック状態を保持し、前記入力部材の入力の方向が前記出力部材の逆入力と逆方向のときは係合部材がロック位置に至らないように保持する捩れ荷重を発生させる制動部材とを備え、
    前記制動部材は、前記制動荷重を発生させる箇所と、前記捩れ荷重を発生させる箇所とを、前記制動荷重と前記捩れ荷重とが互いに影響を受けない箇所としたことを特徴とする逆入力遮断クラッチ。
  2. 前記制動部材は、前記制動荷重を発生させる箇所にバネ性を持たせたことを特徴とする請求項1記載の逆入力遮断クラッチ。
  3. 前記制動荷重は、前記制動部材が前記外輪部材に接触する箇所で発生させ、前記捩れ荷重は、前記入力部材の動きに応じ捩れ力が働く前記制動部材の支柱部で発生させることを特徴とする請求項1または2記載の逆入力遮断クラッチ。
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