JPWO2016129587A1 - ロボットハンド - Google Patents

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    • F16D41/00Freewheels or freewheel clutches
    • F16D41/06Freewheels or freewheel clutches with intermediate wedging coupling members between an inner and an outer surface

Abstract

【課題】外部から加わる負荷から内部の機構を保護するとともに、駆動源が停止した場合でも指位置の現状態を維持できる極めて信頼性の高い把持能力を持つロボットハンドを提供する。【解決手段】指の関節の駆動源となるモータと、このモータの回転を入力トルクとして入力側から出力側に伝達する回転力伝達装置とをロボットハンドの内部に配置する。回転力伝達装置は、入力側に加えられる入力トルクを出力側に伝達するが、出力側に加えられる逆入力トルクは入力側に伝達しないクラッチ機構と、複数の歯車からなる歯車機構とで構成する。【選択図】図2

Description

本発明は、対象物を把持し、操ることができる多指多関節のロボットハンドに関するものである。
従来より、対象物を把持して移動することなどを目的とした様々なロボットハンドが開発されており、主に各種工場の生産ラインなどで、自動化と省力化のために数多く使用されている。近年、このロボットハンドは、義手やヒューマノイド型のロボット等に適用可能であって、より汎用性が高く、複雑で、高精度な動作を行えるものとすることが望まれている。
例えば、特許文献1には、複数ある関節部分の駆動源となる複数のアクチュエータを備えるとともに、各アクチュエータの出力をハーモニックドライブ(登録商標)減速装置又は遊星歯車減速装置で減速して関節を駆動する構造によって、高精度に制御可能であって、対象物を器用に操ることができるロボットハンドの指構造が開示されている。
特許第4469957号公報
特許文献1のロボットハンドは、指構造部分自体に、複数のアクチュエータと、アクチュエータに対応するハーモニックドライブ(登録商標)減速装置などを配置することによって、バックラッシやガタの少ない指関節の駆動動作を実現している。
しかしながら、ロボットハンドが動作を停止している状態で、外部から指部分に大きな力が加えられた場合には指の位置を保持できずに動いてしまったり、更に、強い衝撃力が加わった場合には減速装置の機構が破壊するおそれもある。
特に、汎用性の高い、義手やヒューマノイド型ロボット等の用途に使用する場合には、想定外の負荷が外部から加わる可能性がある。
また、少ないといえども関節部にバックラッシやガタつきがある中では、何らかの対象物を把持しているロボットハンドの駆動源へのエネルギー供給が停止した場合に、把持状態を維持できないおそれがある。
本発明は、これらの問題に対処するためになされたものであり、その課題とするところは、出力側からの負荷を遮断できるクラッチ機構を組み込むことにより、駆動源へのエネルギー供給を絶った状態でも、指部分の位置を保持することに対する安定性と高い信頼性を備えるロボットハンドを提供することにある。
本発明によるロボットハンドは、指の関節の駆動源となるモータと、このモータの回転を入力トルクとして入力側から出力側に伝達する回転力伝達装置とを備える。そして、回転力伝達装置は、入力側に加えられる入力トルクを出力側に伝達するが、出力側に加えられる逆入力トルクは入力側に伝達しないクラッチ機構と、複数の歯車からなる歯車機構とで構成されることを特徴とする。
このような特徴を有する本発明では、外部から加わる負荷から内部の機構を保護するとともに、駆動源へのエネルギー供給を絶って駆動源が停止した場合でも、指位置の現状態を維持できる極めて信頼性の高く、省エネルギー化のできるロボットハンドを実現する。
本発明の実施形態に係わるロボットハンドの一例を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係わるロボットハンドの構造図である。 本発明の実施形態に係わるロボットハンドに配置される回転力伝達装置の一例を示す図である。 同回転力伝達装置内に備わるクラッチ機構の一例を示す構造図である。 同クラッチ機構の構造を示す側断面図である。 本発明に係るロボットハンドに配置される回転力伝達装置内に備わるクラッチ機構の動作説明図である。 収納室内周面と係合子とカム面との関係を示す模式図である。 係合子と出力回転体の関係を示す模式図である。 本発明の実施形態に係わるロボットハンドの他例を示す図である。
本発明を実施するために第一の形態では、複数の指を有するロボットハンドにおいて、指の関節の駆動源となるモータと、このモータの回転を入力トルクとして入力側から出力側に伝達する回転力伝達装置とを備える。そして回転力伝達装置は、入力側に加えられる入力トルクを出力側に伝達するが、出力側に加えられる逆入力トルクは入力側に伝達しないクラッチ機構と、複数の歯車からなる歯車機構とで構成している。
この形態によれば、出力側に外部から負荷が加えられても、その力をクラッチ機構が入力側に伝達しないので、ロボットハンドの指の位置の状態を維持できるとともに、内部機構を保護することができる。
また、第二の形態では、第一の形態のクラッチ機構が構造上、円柱状空間を有する収納室と、この収納室に同軸状に収納された出力回転体と、出力回転体に対し同軸状に設けられた入力回転体と、収納室の内周面と出力回転体の外周面との間に設けられた係合子と、係合子を周方向の一方側へ付勢する付勢部材とを備える。そして、出力回転体の外周面に、一方側へ向かって収納室の内周面との間を徐々に狭めるカム面を形成し、入力回転体が一方側に対する他方側に回転した際に、入力回転体を係合子に当接した後に、同入力回転体を出力回転体に当接して、この出力回転体を押動するようにした。
この形態によれば、駆動源が停止した場合にも、ロボットハンドの現状態を維持できるので、絶対的な把持信頼性を有する。より具体的には、例えば駆動源となるモータが電動である場合に、ロボットハンドが対象物を把持している状態で通電が意図的にあるいは非意図的に遮断されても把持状態を維持できる。また、このことで低消費電力駆動が可能となる。
また、第三の形態では、第一又は第二の形態において、ロボットハンドの複数の指は、各指が1つ以上の関節を有し、1つの関節に対して、この関節を駆動するモータと回転力伝達装置との組合せを一組以上配置した。
この形態によれば、すべての指がクラッチ機構を備えるので、駆動源を停止しても、より安定した状態で確実に、対象物を把持している状態等を維持できる。
また、第四の形態では、より高い精度で指の位置を保持するために、第一から第三の形態において構成されているクラッチ機構を歯車機構よりも出力側に配置した。
次に、上述した形態の特に好ましい実施例を、図面に基づいて詳細に説明する。
図1は本実施例におけるロボットハンド200の外観を示す斜視図である。ロボットハンド200は、ベース210に連結されたフィンガー220、230、240を備える。各フィンガーは複数のリンクと関節を有している。例えば、フィンガー240は、第一リンク241、第二リンク242と、第一関節243、第二関節244を有している。
各関節は、各々独立した駆動源の力が伝達装置を介して伝達されることにより動作する。また、基本的に、伝達装置は外部からの負荷の影響を受けない。この構造について、具体的にフィンガー240の第一関節243及び第一リンク241を動作で、以下に説明する。
図2は、フィンガー240の部分断面図であって、特に第二リンク242の内部構造を示している。第二リンク242の内部には、電動モータ60と、クラッチ機構1と歯車機構2とからなる回転力伝達装置100が配置されている。
電動モータ60の回転力が回転力伝達装置を介して、第一関節243に伝わり、第一関節243と第一リンク241を動作させる。
クラッチ機構1は、歯車機構2を介して伝達される電動モータ60の回転力を、第一関節243に伝えて第一リンク241を動作させるが、第一リンク241側から負荷が加わっても、歯車機構2には力を伝えない。
すなわち、電動モータ60に通電していない状態においても、外部からフィンガー240の指先である第一リンク241に負荷が加わっても、第一リンク241は動かずに、その位置を保持する。したがって、クラッチ機構1は、外部からの負荷に対してはロック機構として機能する。
各関節を動作させるため、ロボットハンド200を構成するベース210及びこのベース210に連結された各フィンガーには、第一関節243を駆動させる第二リンク242の内部構造と同様に、各関節に対応した電動モータ及び回転力伝達装置が組み込まれている。
図3は第二リンク242内部の回転力伝達装置100の部分を拡大して示した図である。回転力伝達装置100において、構造を示すために回転力伝達装置の外装部でもある保持器80の部分のみを断面で示している。
回転力伝達装置100は、図3に示すように、保持器80内でクラッチ機構1と歯車機構2とを軸方向に連結している。
保持器80は、上板81aと下板81b、支柱83a、83b、ハウジング84及び軸受85とで構成されている。
保持器80の内部ではクラッチ機構1の固定部材10が上板81aに固定配置されている。
また保持器80の内部では歯車機構2を構成する多段歯車71が支柱83aを軸として回転可能に保持されている。更に、同じく歯車機構2を構成する多段歯車72が支柱83bを軸として回転可能に保持されている。
電動モータ60を駆動源とする回転軸61の回転力は、回転軸61に固着されるピニオン歯車62が、多段歯車71の大歯車部71aと噛み合って回転することにより、伝達される。
同時に、多段歯車71の小歯車部71bが、多段歯車72の大歯車部72aと噛み合い回転力を伝達する。
そして、多段歯車72の小歯車部72bが、クラッチ機構1の入力側の軸部33に固着される歯車34と噛み合い回転力をクラッチ機構1に伝達する。
すなわち、歯車機構2を用いた一連の回転力の伝達機構は、いわゆるスパー減速機を構成している。
歯車34を介してクラッチ機構1の入力側の軸部33に伝達された回転力は、軸受85が支持する出力軸24から出力される。
出力軸24は、第一関節243の一部に連結されており、第一関節243と、第一関節243に保持されている第一リンク241を動作させる。
次に、クラッチ機構1の構造について、図4から図10を用いて説明する。
クラッチ機構1は、図5の(I)−(I)線断面である図4および図4の(II)−(II)線方向から見たクラッチ機構1の側断面図である図5に示すように、円柱状空間を有する収納室11を形成した固定部材10と、収納室11に同軸状に収納された出力回転体20と、出力回転体20に対し同軸状に設けられた入力回転体30と、収納室内周面11aと出力回転体20の外周面との間に設けられた一対の係合子41,42と、一方の係合子41を周方向の一方側(図4によれば時計方向側)へ付勢するとともに他方の係合子42を周方向の他方側(図4によれば反時計方向側)へ付勢する付勢部材50とを備える。
そして、このクラッチ機構1は、入力回転体30の軸部33に固着される歯車34に噛み合う多段歯車72の小歯車部72bから、該入力回転体30に回転力を受けた際に、この回転力を出力回転体20に伝達して出力回転体20を回転させ、また、出力回転体20に対し外部から回転力が加わった際には、該出力回転体20を回転不能にロックする。
固定部材10は、その内部に、出力回転体20、係合子41,42および付勢部材50を収納するための収納室11を有する。収納室11は、内周面11aにより囲まれた略円柱状空間を確保している。前記内周面11aは、凹凸のない円筒内周面状の曲面である。
この固定部材10は、保持器80の上板81aに回転不能に固定されている。
この固定の方法としては、図3に示される固定部材10において、収納室11の軸方向に対して垂直な面の壁から軸方向出力側への厚み部分11tの少なくとも一部で、上板81aに対してネジ止め、溶着等を行う。
出力回転体20は、収納室11に同芯状に配置された略円板状の部材であり、その中心側が固定部材10に対し回転自在に支持されている。この出力回転体20の軸方向の一端側の部分は、固定部材10に対し回転自在に嵌め合せられるとともに、その中心部に、外部へ露出した出力軸24を一体に有する。
この出力回転体20の外周部には、周方向の一方側(図4によれば時計方向側)へ向かって収納室11の内周面11aとの間を徐々に狭める一方のカム面21と、この一方のカム面21の前記一方側に隣接する凹部22と、前記一方のカム面21に背反するように他方側(図4によれば反時計方向側)へ向かって収納室11の内周面11aとの間を徐々に狭める他方のカム面23と、付勢部材50を係止するための係止部25とが、所定角度(等間隔)置きに複数組(図示例によれば3組)並べ設けられる。
カム面21とカム面23は、左右対称に設けられる。各カム面21,23は、周方向に湾曲する凸曲面状に形成され、より詳細に説明すれば、収納室内周面11aの半径から、各係合子41,42の直径を減じた値よりも大きな半径の円弧状に形成されるとともに、該円弧の中心位置を出力回転体20の中心位置からずらすようにして設けられる。
凹部22は、出力回転体20の外周面から求心方向へ凹むとともに、出力回転体20の軸方向へ貫通している。この凹部22内の周方向の両端には、後述する入力回転体30の押圧伝達部31によって押圧される被押圧面22a,22bを有する。これら被押圧面22a,22bは、径方向へわたる平坦面状に形成され、一方の被押圧面22aは、一方のカム面21と交差し、他方の被押圧面22bは、他方のカム面23と交差している。
係止部25は、出力回転体20の外周部において、背反する一方のカム面21と他方のカム面23との間に配置された凹部であり、詳細には、付勢部材50を挿通する挿入空間部25aと、該挿入部よりも奥側(底側)に形成された底側空間部25bとからなる。
挿入空間部25aは、一定幅の空間を形成している。また、底側空間部25bは、挿入空間部25aよりも周方向の幅の広い空間を形成している。これら挿入空間部25a及び底側空間部25bは、挿入される付勢部材50の基端側部分を、容易に引き抜けることのないように固定する。
また、入力回転体30における出力回転体20側の側面には、凹部22毎に対応するように、周方向に所定間隔を置いて複数(図示例によれば3つ)の押圧伝達部31が突設されている。
押圧伝達部31は、出力回転体20の凹部22に対し周方向の遊びを有する状態で嵌り合うとともに、凹部22内から遠心方向へ突出する略扇形状に形成され、周方向の両端部に、出力回転体20の被押圧面22a,22bに当接可能であって、且つ係合子41,42にも当接可能な当接面31a,31bを有する。
当接面31a,31bの各々は、凹部22内から凹部22外へわたって径方向へ連続している。一方の当接面31aは、凹部22における一方の被押圧面22aと略平行な平坦面状に形成され、他方の当接面31bは、凹部22における他方の被押圧面22bと略平行な平坦面状に形成される。
両当接面31a,31b間の周方向の幅は、出力回転体20における被押圧面22a,22b間の周方向の幅よりも若干小さく設定されている。
係合子41,42は、円柱状又は球状(図示例によれば円柱状)に形成され、一方及び他方のカム面21,23に対応して一対に設けられている。
一対の係合子41,42のうち、一方の係合子41は、一方のカム面21および収納室内周面11aに接触するように配置され、他方の係合子42は、他方のカム面23および収納室内周面11aに接触するように配置される。そして、各係合子41,42は、後述する付勢部材50に押圧された状態で、凹部22の各被押圧面22a,22bよりも凹部22内側へ若干突出した位置で静止している。
付勢部材50は、長尺平板状のばね材を略Y字状に曲げ成形してなり、出力回転体20の係止部25に止着固定された止着部51と、該止着部51から二股状に分かれるようにして延設された二つの押圧部52,52とからなり、押圧部52,52によって一対の係合子41,42を引き離すように付勢する。
止着部51は、出力回転体20外周の係止部25における底側空間部25bにならう略円形状の部分と、同係止部25における挿入空間部25aにならう幅狭の平行板状の部分とからなる。
各押圧部52は、止着部51から延設されてカム面21側(又はカム面23側)へ傾斜し、その傾斜方向の面を、対応する係合子41(又は係合子42)の外周面に当接させている。
次に、上記構成のクラッチ機構1について、その特徴的な作用効果を詳細に説明する。
先ず、出力回転体20及び入力回転体30の何れにも回転力が加わっていない状態(図4参照)では、係合子41,42が、それぞれ、付勢部材50に押圧されて、カム面21,23と収納室11の内周面11aとの間の楔状部分に押し付けられる。
したがって、出力回転体20は、一方向(図4によれば時計方向)と他方向(図4によれば反時計方向)の何れにも回転しないように、静止した状態に維持される。
前記状態から、出力回転体20に、外部から、例えば前記一方向(図4によれば時計方向)の回転力が加わった場合には、前記一方向へ回転しようとする出力回転体20の他方のカム面23と収納室内周面11aとの間に、他方の係合子42が食い込むようにして強く押し付けられるため、出力回転体20の前記一方向への回転が阻まれる。
同様にして、出力回転体20に、外部から、例えば前記他方向(図4によれば反時計方向)の回転力が加わった場合には、前記他方向へ回転しようとする出力回転体20の一方のカム面21と収納室内周面11aとの間に、一方の係合子41が食い込むようにして強く押し付けられるため、出力回転体20の前記他方向への回転が阻まれる。
また、例えば、図6に示すように、入力回転体30に、前記一方向の回転力が加わった場合〔図6(a)〕には、入力回転体30の押圧伝達部31が、先ず一方の係合子42に当接する〔図6(b)〕ことで、該係合子42とカム面23との摩擦、および該係合子42と収納室内周面11aとの摩擦が小さくなり、その後で、押圧伝達部31が凹部22内の被押圧面22bに当接して出力回転体20を押動する〔図6(c)〕ため、出力回転体20が前記他方向へスムーズに回転する。
また、入力回転体30に前記他方向の回転力が加わった場合には、図示を省略するが、入力回転体30の押圧伝達部31が、先ず他方の係合子41に当接することで、該係合子41とカム面21との摩擦、および該係合子41と収納室内周面11aとの摩擦が小さくなり、その後で、押圧伝達部31が凹部22内の被押圧面22aに当接して出力回転体20を押動するため、出力回転体20が前記他方向へスムーズに回転する。
上記のような係合子41,42による係脱作用は、各カム面21,23と収納室内周面11aとの角度を適正に設定することで良好に得ることができる。このため、本実施例では、収納室内周面11aと各係合子41,42との接線と、各係合子41,42と各カム面21,23との接線とがなす角度をθとし、収納室内周面11aと各係合子41,42との静摩擦係数と、各係合子41,42と各カム面21,23との静摩擦係数とのうち、何れか小さい方の静摩擦係数をμとした場合に、sinθ/(cosθ+1)≦μの関係が成り立つようにしている。以下に、このことについて詳細に説明する。
なお、以下の説明では、他方の係合子42及び他方のカム面23を用いた説明としているが、一方の係合子41及び一方のカム面21についても、左右対称が対象となって同様に作用するのは勿論である。
図7および図8は、収納室内周面11aと係合子42とカム面23との関係を示す模式図である。
図8中、y軸は、一対の係合子41,42について、図上で出力回転体20の右回転を係止する係合子42を左側、左回転を係止する係合子41を右側に配置されるように見たときに、これら左右の係合子42,41の中間線であって、且つ出力回転体20の中心点Oを通る直線とする。x軸は、y軸に直交し、且つ出力回転体20の中心点Oを通る直線とする。
また、図7〜8中及び数式中の記号の意味は、次の通りである。
A:係合子42と収納室内周面11aとの接線(図7参照)
B:係合子42とカム面23との接線
h:x軸から、係合子42と出力回転体20の接触点までの高さ(図8参照)
L:モーメントアーム(出力回転体20の中心Oと、出力回転体20が係合子42から受ける荷重の作用線との最短距離)
POFF:出力回転体20の中心Oから、出力回転体20が係合子42から受ける荷重の作用線とy軸との交点までの距離
OFF:出力回転体20の中心Oから、係合子42の接触点位置での法線とy軸との交点までの距離
P:係合子42がカム面23から受ける荷重(図7参照)
:係合子42が付勢部材50から受ける荷重
:係合子42が収納室内周面11aから受ける荷重
:収納室内周面11aと係合子42の摩擦力
:係合子42とカム面23の摩擦力
r:係合子42と出力回転体20の接触点から、その接触点位置での法線とy軸が交わる点までの距離(図8参照)
θ:係合子42と収納室内周面11aとの接線Aと、係合子42と他方のカム面23との接線Bとの角度(図7参照)
θ:係合子42と収納室内周面11aとの接線Aと、x軸との角度
θ:係合子42と他方のカム面23との接線Bと、x軸との角度
θPOFF:出力回転体20が係合子42から受ける荷重の作用線とy軸との角度(図8参照)
α:定数
μ:収納室内周面11aと係合子42との静摩擦係数と、係合子42とカム面23との静摩擦係数のうち、何れか小さい方の静摩擦係数
先ず、保持トルクを発生させる係合子42周辺の力の静バランスを考える。前提条件として、係合子42は回転しないで滑り、付勢部材50からの荷重は一定で、付勢部材50と係合子42との摩擦は無視できるものとし、収納室内周面11a、カム面23及び係合子42は、弾性変形しないものとする。
係合子42は回転せず、付勢部材50との接触部の摩擦は無視できることから、係合子42中心のモーメントのつり合いから、
=R ・・・・・(1)
x方向、y方向それぞれの力の静バランスより、
-Ps-Psinθ2-RPcosθ2+R1sinθ1-R2cosθ1=0
Pcosθ2-RPsinθ2-R1cosθ1-R2sinθ1=0 ・・・・・(2)
(2)式に(1)式を代入し、
R1sinθ1-R2(cosθ1+cosθ2)=Ps+Psinθ2
R1cosθ1+R2(sinθ1+sinθ2)=Pcosθ2 ・・・・・(3)
ここで、係合子42がすべらないぎりぎりの荷重が負荷された場合を想定すると、
R2=μR1 ・・・・・(4)
(3)式に(4)式を代入し、
R1(sinθ1-μ(cosθ1+cosθ2))=Ps+Psinθ2
R1(cosθ1+μ(sinθ1+sinθ2))=Pcosθ2 ・・・・・(5)
辺々をそれぞれ除し、
{sinθ1-μ(cosθ1+cosθ2)}/{cosθ1+μ(sinθ1+sinθ2)}=(Ps+Psinθ2)/Pcosθ2
簡単のため、構造が決まれば定数となる左辺をαと置く。
{sinθ1-μ(cosθ1+cosθ2)}/{cosθ1+μ(sinθ1+sinθ2)}=α
α=(Ps+Psinθ2)/Pcosθ2
Pについて解くと、
P=Ps/(αcosθ−sinθ) ・・・・・(6)
係合子42からの反力が出力回転体20に及ぼすトルクは、3ヶ所の係合子42が同時に接触する場合、
T=3Lsqrt(P+RP ) ・・・・・(7)
(なお、sqrt()は平方根を表す。)
ここで、モーメントアームLは、
L=LPOFFsinθPOFF ・・・・・(8)
θPOFFは係合子42と出力回転体20接触面の角度θ2に、P、RP合力角度を加算したものであるから、
θPOFF2+Tan-1(RP/P) ・・・・・(9)
また、出力回転体20の中心Oを通るx軸から、係合子42と出力回転体20の接触点までの高さをh、係合子42と出力回転体20の接触点から、その法線とy軸が交わる点までの距離をrとすると、以下の式が成り立つ。
rsinθ2=(LPOFF+h)tanθPOFF
h=rcosθ2-LOFF
上式より、
LPOFF=(rsinθ2/tanθPOFF)-rcosθ2+LOFF ・・・・・(10)
以上より、与えられるPsおよび各構造の寸法、角度および静摩擦係数μから、(6)式、(4)、(5)式を使用してP、R1、R2を求め、(7)〜(10)式で係合子42が耐えられる最大トルクを算出できる。
ところで、(6)式に注目すると、右辺分母が0に近づくにつれて滑らないぎりぎりの荷重Pは大きくなり続け、やがては無限大に発散する。すなわち、ある条件ではトルクをいくらかけても理論上滑ることはないと言える。
(6)式右辺分母が正の値をとる場合は、有限の荷重で滑り出す。
αcosθ2-sinθ2>0
上記以外の条件では、有限の荷重で滑り出すことはない。
αcosθ2-sinθ2≦0
ここで、αを元に戻すと、
{sinθ1-μ(cosθ1+cosθ2)}cosθ2/{cosθ1+μ(sinθ1+sinθ2)}-sinθ2≦0
これを解くと、
sin(θ12)/{cos(θ12)+1}≦μ ・・・・・(11)
(11)式の条件を満たすθ1、θ2の組み合わせとすると、いくらトルクをかけても滑らない固定部材10、係合子42および出力回転体20が設計できる。できるだけθ1とθ2の角度差がない状態になるように設定することが重要である。
ここで、θ12=θだから、
sinθ/(cosθ+1)≦μ ・・・・・(11)
が成り立つ。
よって、(11)式を満たすように、角度θを設定することで、係合子41,42による係脱作用を良好に得るようにしている。
上記構成のクラッチ機構1によれば、一体状の押圧伝達部31を凹部22内外の単一空間に嵌め合せ、押圧伝達部31における平坦面状の当接面31a,31bを被押圧面22a,22bと係合子41,42に順次に当接する構造としている。この簡素な構造により、小型化が容易な上、生産性も良好であり、異物等に起因する作動不良も生じ難く、耐久性も良好である。
また、カム面21,23を、収納室内周面11aの半径から係合子41,42の直径を減じた値よりも大きな半径の円弧状の凸曲面に形成しているため、収納室内周面11aと係合子41,42との接線と、係合子41,42とカム面21,23とがなす角度θを、カム面を平坦状に形成した従来技術と比較して、より広い範囲の中で適切に設定できる。よって、例えば、係合子41,42を前記楔状部分の奥側へ寄せるようにして小型化した場合でも、角度θを比較的大きく確保して、係合子41,42が収納室内周面11aとカム面21,23とがなす楔状部分に食い込み易い設計にできる。これにより、係合子41,42による係脱作用を良好に維持した上で、クラッチ機構1全体の小型化が可能となる。
また、クラッチ機構1の説明として、出力回転体20の外周部に、カム面21,23、凹部22、係合子41,42及び付勢部材50等を3組並べた形態として説明したが、これらを2組又は4組以上設ける形態とすることも可能である。
尚、クラッチ機構1において、長期間の使用などによる機械的な摩耗や変形による不具合の可能性を低減する上で、次のような形態を取り入れることも有効であることが確認されている。その一つは、カム面21,23に、係合子41,42との接触点よりも凹部22寄りに、径外方向にわずかに突出する突起を設けることである。また、一つには、出力回転体20の外周におけるカム面21,23と凹部22無いの周方向端面との角度を90°以上に設定することである。更に、一つには、収納室11の内径に対する係合子41,42の外径の比率を、0.20以上0.27以下の範囲とすることである。
小型化が可能となることについて、より具体的には、他のクラッチ機構の構成では実現が困難であった外径φ12mmサイズから、φ6mm程度までの小型化が可能である。このようにクラッチ機構自体を小型化できるので、上記実施例で示したように、小型のロボットハンドの指部分に組み入れることができる。
上記実施例では、歯車機構2として、有段歯車を組み合わせた所謂スパー減速機の構造を採用し、この歯車機構2よりも出力側(関節側)に、クラッチ機構1を配置することにより、外部からの負荷によるバックラッシを完全に除去するようにした。しかし、敢えて、歯車機構2を構成する複数の歯車の中間にクラッチ機構1を配置して、わずかなバックラッシが残るようにしてもよい。
例えば、他例として、図9に示す構成等も考えられる。図9に示すフィンガー310は、モータ301の回転駆動力を次のように伝えることで動作する。モータ301にはギヤヘッド302が接続されている。ギヤヘッドの内部は複数段の遊星歯車減速機構と、出力側からの力は伝達しないクラッチ機構(図示しない)とが組み込まれている。ギヤヘッド302は第二リンク312に保持されている。ギヤヘッド302からの出力は、第二リンク312に配置された、かさ歯車機構303からプーリ機構304に伝えられる。プーリ機構304の出力により、関節313と第一リンク311が動作する。
本発明のロボットハンドは、出力側からの負荷を遮断できるクラッチ機構と、複数の歯車などで構成される減速機構とを一体に構成することが可能なので、全体サイズの過剰な増加や重量の増加を避けることができる。また、減速機構とクラッチ機構との取付ずれによる動作精度の低下も防止することができる。これによって、小型のロボットハンドにおける応答性や動作効率、精度の向上に有効である。
また、停電やノイズ等により意図しない駆動モータの出力低下或いは停止が発生したとしても、クラッチ機構は無通電状態で指機構の位置を保持することができるため、把持しているものを落としたりすることがなく、高い安全性を付与することができる。
また、ロボットハンドの指機構での把持を行ったまま駆動モータへの電力供給を絶った場合でも把持状態を維持し続けることができるので、消費電流を大幅に低減することができる。
本発明のロボットハンドは、主に産業用ロボットにおいて、把持能力のあるエンドエフェクタとして使用して、高い把持信頼性と低消費電力駆動を可能にするといった付加価値を付与できる。
1:クラッチ機構
2:歯車機構
10:固定部材
11:収納室
11a:収納室内周面
20:出力回転体
21,23:カム面
22:凹部
22a,22b:被押圧面
24:出力軸
30:入力回転体
31:押圧伝達部
31a,31b:当接面
41,42:係合子
50:付勢部材
60:モータ
51:止着部
52:押圧部
71,72:多段歯車
80:保持器
100:回転力伝達装置
200:ロボットハンド
210:ベース
220,230,240:フィンガー
241:第一リンク
242:第二リンク
243:第一関節
244:第二関節

Claims (4)

  1. 複数の指を有するロボットハンドにおいて、
    前記指の関節の駆動源となるモータと、前記モータの回転を入力トルクとして入力側から出力側に伝達する回転力伝達装置とを備え、
    前記回転力伝達装置は、前記入力側に加えられる前記入力トルクを前記出力側に伝達するが前記出力側に加えられる逆入力トルクは入力側に伝達しないクラッチ機構と、複数の歯車からなる歯車機構とで構成されることを特徴とするロボットハンド。
  2. 前記クラッチ機構は、円柱状空間を有する収納室と、前記収納室に同軸状に収納された出力回転体と、前記出力回転体に対し同軸状に設けられた入力回転体と、前記収納室の内周面と出力回転体の外周面との間に設けられた係合子と、前記係合子を周方向の一方側へ付勢する付勢部材とを備え、前記出力回転体の外周面に、前記一方側へ向かって前記収納室の内周面との間を徐々に狭めるカム面を形成し、前記入力回転体が前記一方側に対する他方側に回転した際に、前記入力回転体を前記係合子に当接した後に、同入力回転体を前記出力回転体に当接して前記出力回転体を押動するようにしたものであることを特徴とする請求項1記載のロボットハンド。
  3. 前記複数の指は、各指が1つ以上の前記関節を有し、
    1つの前記関節に対して、該関節を駆動する前記モータと前記回転力伝達装置との組合せが、一組以上配置されていることを特徴とする請求項1又は2記載のロボットハンド。
  4. 前記クラッチ機構は、前記歯車機構よりも前記出力側に配置されていることを特徴とする請求項1から3何れか1項記載のロボットハンド。
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