JP2014080935A - オイルミストセパレータ - Google Patents

オイルミストセパレータ Download PDF

Info

Publication number
JP2014080935A
JP2014080935A JP2012230247A JP2012230247A JP2014080935A JP 2014080935 A JP2014080935 A JP 2014080935A JP 2012230247 A JP2012230247 A JP 2012230247A JP 2012230247 A JP2012230247 A JP 2012230247A JP 2014080935 A JP2014080935 A JP 2014080935A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas
blow
opening
filter element
oil mist
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012230247A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5942770B2 (ja
Inventor
Hiroshi Horiuchi
洋志 堀内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Boshoku Corp
Original Assignee
Toyota Boshoku Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Boshoku Corp filed Critical Toyota Boshoku Corp
Priority to JP2012230247A priority Critical patent/JP5942770B2/ja
Priority to DE102013220274.1A priority patent/DE102013220274B4/de
Priority to CN201320620953.9U priority patent/CN203532001U/zh
Publication of JP2014080935A publication Critical patent/JP2014080935A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5942770B2 publication Critical patent/JP5942770B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01MLUBRICATING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; LUBRICATING INTERNAL COMBUSTION ENGINES; CRANKCASE VENTILATING
    • F01M13/00Crankcase ventilating or breathing
    • F01M13/04Crankcase ventilating or breathing having means for purifying air before leaving crankcase, e.g. removing oil
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01MLUBRICATING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; LUBRICATING INTERNAL COMBUSTION ENGINES; CRANKCASE VENTILATING
    • F01M13/00Crankcase ventilating or breathing
    • F01M2013/0038Layout of crankcase breathing systems
    • F01M2013/0044Layout of crankcase breathing systems with one or more valves
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01MLUBRICATING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; LUBRICATING INTERNAL COMBUSTION ENGINES; CRANKCASE VENTILATING
    • F01M13/00Crankcase ventilating or breathing
    • F01M13/04Crankcase ventilating or breathing having means for purifying air before leaving crankcase, e.g. removing oil
    • F01M2013/0433Crankcase ventilating or breathing having means for purifying air before leaving crankcase, e.g. removing oil with a deflection device, e.g. screen
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01MLUBRICATING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; LUBRICATING INTERNAL COMBUSTION ENGINES; CRANKCASE VENTILATING
    • F01M13/00Crankcase ventilating or breathing
    • F01M13/04Crankcase ventilating or breathing having means for purifying air before leaving crankcase, e.g. removing oil
    • F01M2013/0438Crankcase ventilating or breathing having means for purifying air before leaving crankcase, e.g. removing oil with a filter

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

【課題】ガス流通路内のブローバイガスの圧力上昇を軽減しつつ、オイルの分離効率も確保することができるオイルミストセパレータを提供する。
【解決手段】本オイルミストセパレータ1は、ブローバイガスが流通するガス流通路3と、ガス流通路内に配され、ブローバイガスの圧力によって開閉するリリーフバルブ5と、を備える。リリーフバルブは、ガス流通路を仕切るように配され、かつ開口部19を備えた壁部15と、開口部をガス流通路の下流側から覆う弁体17と、を有する。弁体は、壁部の方向へ付勢されて開口部を閉塞するとともに、ブローバイガスの圧力が所定圧力よりも上昇したときには、下流側へ押されて、開口部を開放するようにされている。弁体の開口部に対向する側の面には、フィルタ要素21が備えられている。
【選択図】図2

Description

本発明は、オイルミストセパレータに関する。更に詳しくは、ガス流通路内のブローバイガスの圧力上昇を軽減しつつ、オイルの分離効率も確保することができるオイルミストセパレータに関する。
従来より、内燃機関の燃焼室からピストンとシリンダとの隙間を介してクランクケース内に漏洩するブローバイガスを吸気系に導入するPCV(ポジティブクランクケースベンチレーション)システムが知られている。このPCVシステムは、不完全燃焼ガスであるブローバイガスを燃焼室に再度送り込むことで、ブローバイガスに含まれる燃料成分や一酸化炭素の大気中への放出を防止するものである。
しかしながら、ブローバイガスには、内燃機関を潤滑するためのオイル成分がミスト状になって含まれており、このオイル成分を含んだ状態のブローバイガスを燃焼させると、潤滑オイル量の減少や、オイル成分の燃焼による白煙の発生などの問題が生じてしまう。このため、PCVシステムにオイルミストセパレータを設けるようにして、ブローバイガスに含まれるミスト状のオイルを分離することが知られている(例えば、特許文献1参照)。
実開昭61−159611号公報
上記特許文献1では、ブローバイガス通路に、ブローバイガス中に含まれるオイルを分離するフィルタと並列にバイパス弁を設けるようにしている。バイパス弁は、フィルタの目詰まり等により、フィルタ上流側圧力がある一定値以上に上昇したときに開弁されるようになっている。しかしながら、特許文献1のような構成の場合、バイパス弁が開いたとき、このバイパス弁を経由するブローバイガスはオイル分離が不十分なまま下流側へ流出してしまう。このため、バイパス弁等が作動した場合でもオイル分離の効率を確保できることが望まれていた。
本発明は、上記現状に鑑みてなされたものであり、ガス流通路内のブローバイガスの圧力上昇を軽減しつつ、オイルの分離効率も確保することができるオイルミストセパレータを提供することを目的とする。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、クランクケース内に漏洩するブローバイガスを流通させることにより、前記ブローバイガスに含まれるミスト状のオイルを分離するオイルミストセパレータであって、
前記ブローバイガスが流通するガス流通路と、
前記ガス流通路内に配され、前記ブローバイガスの圧力によって開閉するリリーフバルブと、を備え、
前記リリーフバルブは、
前記ガス流通路を仕切るように配され、かつ開口部を備えた壁部と、
前記開口部を前記ガス流通路の下流側から覆う弁体と、を有し、
前記弁体は、前記壁部の方向へ付勢されて前記開口部を閉塞するとともに、
前記弁体は、前記ブローバイガスの圧力が所定圧力よりも上昇したときには、前記下流側へ押されて、前記開口部を開放するようにされており、
前記弁体の前記開口部に対向する側の面には、フィルタ要素が備えられていることを要旨とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1において、前記フィルタ要素は、前記ブローバイガスを流通可能な貫通孔が形成された支持体により前記下流側から支持されていることを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2において、前記開口部の周縁には、前記弁体の方向に向かって突出する凸状部が形成されていることを要旨とする。
請求項4に記載の発明は、請求項2において、前記支持体には、前記フィルタ要素に向かって突出する突起部が形成されており、
前記フィルタ要素の前記下流側の面は、前記支持体の前記突起部の先端部で支持されつつ、前記支持体の前記突起部以外の部分とは離隔していることを要旨とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4のいずれか一項において、前記開口部は、複数の孔が形成されて開口していることを要旨とする。
本発明のオイルミストセパレータによると、ブローバイガスが流通するガス流通路と、ガス流通路内に配され、ブローバイガスの圧力によって開閉するリリーフバルブと、を備えている。リリーフバルブは、ガス流通路を仕切るように配され、かつ開口部を備えた壁部と、開口部をガス流通路の下流側から覆う弁体と、を有している。弁体は、壁部の方向へ付勢されて開口部を閉塞するとともに、ブローバイガスの圧力が所定圧力よりも上昇したときには、下流側へ押されて、開口部を開放するようにされている。そして、弁体の開口部に対向する側の面には、フィルタ要素が備えられている。
このような構成により、通常時には、ブローバイガスがフィルタ要素を通過することにより十分なオイル分離機能が確保される。また、ガス流通路内の圧力が上昇した場合には、リリーフバルブが作動して、ガス流通路内のブローバイガスの圧力上昇が軽減される。そして、この場合も、開口部を通過するブローバイガスは弁体のフィルタ要素に衝突するので、オイルの分離効率を確保することができる。従って、本発明のオイルミストセパレータは、ガス流通路内のブローバイガスの圧力上昇を軽減しつつ、オイルの分離効率も確保することができる。
また、フィルタ要素が、ブローバイガスを流通可能な貫通孔が形成された支持体により下流側から支持されている場合は、貫通孔からブローバイガスを逃がすことができるので、ブローバイガスが流通する際の抵抗が抑えられ、圧力上昇を抑制することができる。また、フィルタ要素が支持体により支持されていることにより、フィルタ要素の変形を抑制することができる。
更に、開口部の周縁に、弁体の方向に向かって突出する凸状部が形成されている場合は、リリーフバルブのシール性を高めることができる。
また、支持体に、フィルタ要素に向かって突出する突起部が形成されており、フィルタ要素の前記下流側の面が支持体の突起部の先端部で支持されつつ、支持体の突起部以外の部分とは離隔している場合は、フィルタ要素と支持体との当接面積を低減しつつ、支持体によりフィルタ要素を支持することができる。その結果、フィルタ要素の通気面積を確保することができ、オイル分離効率を向上させることができる。
更に、開口部が、複数の孔が形成されて開口している場合は、開口部に対応する範囲に1つの孔が形成されている場合と比較して、流路断面積を小さくすることができ、開口部を通過するブローバイガスの流速を高めることができる。これにより、オイル分離効率をより高めることができる。
本発明について、本発明による典型的な実施形態の非限定的な例を挙げ、言及された複数の図面を参照しつつ以下の詳細な記述にて更に説明するが、同様の参照符号は図面のいくつかの図を通して同様の部品を示す。
実施例に係るオイルミストセパレータの概略を示す縦断面図である。 図1の要部拡大断面図である。 実施例に係る弁体の部分断面斜視図である。 実施例に係るオイルミストセパレータの作用を説明するための説明図である。 他の実施形態に係るオイルミストセパレータを説明するための説明図である。 他の実施形態に係るオイルミストセパレータを説明するための説明図である。 他の実施形態に係るオイルミストセパレータを説明するための説明図である。 他の実施形態に係るオイルミストセパレータを説明するための説明図である。
ここで示される事項は例示的なものおよび本発明の実施形態を例示的に説明するためのものであり、本発明の原理と概念的な特徴とを最も有効に且つ難なく理解できる説明であると思われるものを提供する目的で述べたものである。この点で、本発明の根本的な理解のために必要である程度以上に本発明の構造的な詳細を示すことを意図してはおらず、図面と合わせた説明によって本発明の幾つかの形態が実際にどのように具現化されるかを当業者に明らかにするものである。
本実施形態に係るオイルミストセパレータ(1)は、クランクケース内に漏洩するブローバイガスを流通させることにより、ブローバイガスに含まれるミスト状のオイルを分離するオイルミストセパレータである。オイルミストセパレータは、ブローバイガスが流通するガス流通路(3)と、ガス流通路内に配され、ブローバイガスの圧力によって開閉するリリーフバルブ(5)と、を備えている。リリーフバルブは、ガス流通路を仕切るように配され、かつ開口部(19)を備えた壁部(15)と、開口部をガス流通路の下流側から覆う弁体(17)と、を有している。弁体は、壁部の方向へ付勢されて開口部を閉塞する。また、弁体は、ブローバイガスの圧力が所定圧力よりも上昇したときには、ガス流通路の下流側へ押されて、開口部を開放するようにされている。そして、弁体の開口部に対向する側の面には、フィルタ要素(21)が備えられている(例えば、図1〜図4等参照)。
上記フィルタ要素の構成、形状、大きさ、材質等は特に問わない。フィルタ要素は、ブローバイガスを通過させることにより、ブローバイガス中に含まれるオイルミストを捕捉して分離することができるものであればよい。
上記フィルタ要素は、例えば、付勢されていることにより、上記壁部との当接面が圧縮されていることができる。これにより、上記開口部の周縁部とフィルタ要素とを密着させることができ、リリーフバルブのシール性を高めることができる。
本実施形態に係るオイルミストセパレータとしては、例えば、上記フィルタ要素は、ブローバイガスを流通可能な貫通孔が形成された支持体(23)により、ガス流通路の下流側から支持されている形態を挙げることができる(例えば、図3等参照)。上記貫通孔の形状、大きさ、個数等は特に問わない。貫通孔としては、例えば、格子状に形成された支持体の格子の隙間であることができる。
本実施形態に係るオイルミストセパレータとしては、例えば、上記開口部の周縁には、上記弁体の方向に向かって突出する凸状部が形成されている形態を挙げることができる(例えば、図5等参照)。上記凸状部の大きさ、断面形状等は特に問わない。
本実施形態に係るオイルミストセパレータとしては、例えば、上記支持体には、上記フィルタ要素に向かって突出する突起部が形成されており、フィルタ要素の下流側の面は、支持体の突起部の先端部で支持されつつ、支持体の突起部以外の部分とは離隔している形態を挙げることができる(例えば、図6等参照)。上記突起部の形状、大きさ、個数等は特に問わない。
本実施形態に係るオイルミストセパレータとしては、例えば、上記開口部は、複数の孔が形成されて開口している形態を挙げることができる(例えば、図7等参照)。上記複数の孔の形状、大きさ、個数等は特に問わない。
本実施形態に係るオイルミストセパレータは、上記リリーフバルブが主たるオイル分離手段として設けられている形態であってもよいし、上記リリーフバルブとは別に、主たるオイル分離手段が設けられている形態であってもよい。
以下、図面を用いて実施例により本発明を具体的に説明する。
(1)オイルミストセパレータの構成
本実施例に係るオイルミストセパレータ1は、内燃機関のクランクケース内に漏洩するブローバイガスを流通させることにより、ブローバイガスに含まれるミスト状のオイルを分離するオイルミストセパレータである。オイルミストセパレータ1は、図1に示すように、ブローバイガスが流通するガス流通路3と、このガス流通路3内に配され、ブローバイガスの圧力によって開閉するリリーフバルブ5と、を備えている。
ガス流通路3は、略角筒形状をなすセパレータ本体7の内側空間とされている。セパレータ本体7には、ブローバイガスが導入されるガス導入部9と、オイルが分離されたブローバイガスを排出するガス排出部11と、分離されたオイルを排出するオイル排出部13と、が設けられている。
ガス導入部9及びガス排出部11は、セパレータ本体7の両端部にそれぞれ形成されている。ガス導入部9は、図示しない内燃機関のクランクケース内の空間と連通しており、クランクケース内に漏洩したブローバイガスをセパレータ本体7内に導入する。ガス排出部11は、図示しない内燃機関の吸気系と連通しており、セパレータ本体7内から排出されたブローバイガスが吸気とともに燃焼室に導入されるようになっている。
オイル排出部13は、セパレータ本体7の底壁から下方に延びるように筒状に形成されているとともに、その底部には、筒状をなす部分よりも小さい断面積の孔が形成されている。これにより、オイル排出部13には、その内部に分離されたオイルが蓄積されるようになっている。また、オイル排出部13内のオイルが所定の高さまで蓄積されると、ガス流通路3内のブローバイガスの圧力に抗して外部に排出されるようになっている。なお、排出されたオイルは、クランクケース下方のオイルパンに戻される。
リリーフバルブ5は、図2に示すように、壁部15と、弁体17と、を有している。壁部15は、セパレータ本体7の内壁から内側方向に向かって延びる板状に形成されており、ガス流通路3を仕切るように配されているとともに、ブローバイガスが流通可能な開口部19を備えている。開口部19は、壁部15を貫通するひとつの孔が形成されて開口している。弁体17は、壁部15の開口部19をガス流通路3の下流側から覆うように設けられている。弁体17は、壁部15の方向へ付勢されて開口部19を閉塞しているとともに、ブローバイガスの圧力が所定圧力よりも上昇したときには、ガス流通路3の下流側へ押されて、開口部19を開放するようにされている。
弁体17には、開口部19に対向する側の面にフィルタ要素21が備えられている。フィルタ要素21は略円板形状の不織布とされている。また、弁体17は、フィルタ要素21を下流側から支持する支持体23を備えている。支持体23は、図3に示すように、フィルタ要素21を支持する部分が拡径した略円筒形状に構成されている。また、この支持体23のフィルタ要素21の下流側の面に当接する面及び周壁面はそれぞれ格子状に形成されており、この格子の隙間(本発明に係る貫通孔として例示する)をブローバイガスが流通可能とされている。
本実施例において、弁体17は、コイルばね25により付勢されている。これにより、弁体17は、図2に示すように、フィルタ要素21が壁部15に押し付けられて圧縮された状態で開口部19を塞ぐようになっている。コイルばね25は、弁体17の支持体23の拡径部分と、支持体23を摺動自在に支持し、弁体17を作動方向に沿って案内する案内部材27と、の間に配されている。
(2)オイルミストセパレータの作用
次に、上記構成のオイルミストセパレータ1の作用について説明する。クランクケース内に漏洩したブローバイガスは、オイルミストセパレータ1に導入されてオイルが分離される。詳細には、図1に示すように、ブローバイガスは、最初に、ガス導入部9からセパレータ本体7内に導入される。導入されたブローバイガスはリリーフバルブ5に到達し、壁部15の開口部19を経て弁体17のフィルタ要素21に衝突する。弁体17は壁部15の方向へ付勢されて開口部19を閉塞しているので、衝突したブローバイガスはフィルタ要素21を通過して下流方向へ流通する。このとき、ブローバイガスに含まれるミスト状のオイルがフィルタ要素21により捕集され、オイルが分離される。そして、フィルタ要素21を通過したブローバイガスはガス排出部11から排出される。また、分離されたオイルは、セパレータ本体7の底壁に落下し、オイル排出部13から排出される。
また、フィルタ要素の目詰まり等が生じ、ブローバイガスの圧力が所定圧力よりも上昇したときには、図4に示すように、弁体17が下流側へ押されて開口部19が開放される。これにより、ガス流通路3内のブローバイガスの圧力上昇が軽減される。
このとき、開口部19を通過したブローバイガスは、開口部19の下流側へ後退したフィルタ要素21に衝突する。フィルタ要素21に衝突したブローバイガスは、その一部が通常時と同様にフィルタ要素21を通過して下流方向に流通するとともに、他の一部が進路を変えて壁部15と弁体17との間の隙間を通過して下流方向へ流通する。そして、フィルタ要素21を通過したブローバイガスは通常通り分離分離され、進路を変えて壁部15と弁体17との間の隙間を通過したブローバイガスは、これに含まれるオイルミストがフィルタ要素21に慣性衝突して分離される。このように、リリーフバルブ5が作動した場合であっても、適切にオイル分離がなされる。
(3)実施例の効果
以上より、本実施例のオイルミストセパレータ1によると、ブローバイガスが流通するガス流通路3と、ガス流通路3内に配され、ブローバイガスの圧力によって開閉するリリーフバルブ5と、を備えている。リリーフバルブ5は、ガス流通路3を仕切るように配され、かつ開口部19を備えた壁部15と、開口部19をガス流通路3の下流側から覆う弁体17と、を有している。弁体17は、壁部15の方向へ付勢されて開口部19を閉塞するとともに、ブローバイガスの圧力が所定圧力よりも上昇したときには、下流側へ押されて、開口部19を開放するようにされている。そして、弁体17の開口部19に対向する側の面には、フィルタ要素21が備えられている。
このような構成により、通常時には、ブローバイガスがフィルタ要素21を通過することにより十分なオイル分離機能が確保される。また、ガス流通路3内の圧力が上昇した場合には、リリーフバルブ5が作動して、ガス流通路3内のブローバイガスの圧力上昇が軽減される。そして、この場合も、開口部19を通過するブローバイガスは弁体17のフィルタ要素21に衝突するので、オイルの分離効率を確保することができる。従って、オイルミストセパレータ1は、ガス流通路3内のブローバイガスの圧力上昇を軽減しつつ、オイルの分離効率も確保することができる。
また、上記実施例では、フィルタ要素21が、ブローバイガスを流通可能な貫通孔としての格子の隙間が形成された支持体23により下流側から支持されているので、ブローバイガスが流通する際の抵抗が抑えられ、圧力上昇を抑制することができる。また、フィルタ要素21が支持体23により支持されていることにより、フィルタ要素21の変形を抑制することができる。
更に、上記実施例では、弁体17は、フィルタ要素21が壁部15に押し付けられて圧縮された状態で開口部19を塞ぐようになっているので、リリーフバルブ5のシール性を高めることができる。
尚、本発明においては、上記実施例に限られず、目的、用途に応じて本発明の範囲内で種々変更した実施例とすることができる。即ち、上記実施例では、壁部15を、セパレータ本体7の内壁から内側方向に向かって延びる板状に形成するようにしたが、これに限定されず、例えば、図5に示すように、板状の壁部15に加えて、開口部19の周縁に、弁体17の方向に向かって突出する凸状部を形成するようにしてもよい。
また、上記実施例では、弁体17が、フィルタ要素21を下流側から支持する支持体23を備える形態を例示したが、これに限定されず、例えば、図6に示すように、支持体23には、フィルタ要素21に向かって突出する突起部29が形成されており、フィルタ要素21の下流側の面は、支持体23の突起部29の先端部で支持されつつ、支持体23の突起部29以外の部分とは離隔している形態としてもよい。
更に、上記実施例では、壁部15を貫通するひとつの孔が形成されて開口している開口部19を例示したが、これに限定されず、例えば、図7に示すように、開口部19が、複数の孔が形成されて開口している形態であってもよい。
また、上記実施例では、弁体17がフィルタ要素21を支持する支持体23を備える例を示したが、これに限定されず、例えば、図8に示すように、フィルタ要素21からなる弁体17であってもよい。
前述の例は単に説明を目的とするものでしかなく、本発明を限定するものと解釈されるものではない。本発明を典型的な実施形態の例を挙げて説明したが、本発明の記述および図示において使用された文言は、限定的な文言ではなく説明的および例示的なものであると理解される。ここで詳述したように、その形態において本発明の範囲または精神から逸脱することなく、添付の特許請求の範囲内で変更が可能である。ここでは、本発明の詳述に特定の構造、材料および実施例を参照したが、本発明をここにける開示事項に限定することを意図するものではなく、むしろ、本発明は添付の特許請求の範囲内における、機能的に同等の構造、方法、使用の全てに及ぶものとする。
本発明は上記で詳述した実施形態に限定されず、本発明の請求項に示した範囲で様々な変形または変更が可能である。
1;オイルミストセパレータ、3;ガス流通路、5;リリーフバルブ、7;セパレータ本体、9;ガス導入部、11;ガス排出部、13;オイル排出部、15;壁部、17;弁体、19;開口部、21;フィルタ要素、23;支持体、27;案内部材、29;突起部。

Claims (5)

  1. クランクケース内に漏洩するブローバイガスを流通させることにより、前記ブローバイガスに含まれるミスト状のオイルを分離するオイルミストセパレータであって、
    前記ブローバイガスが流通するガス流通路と、
    前記ガス流通路内に配され、前記ブローバイガスの圧力によって開閉するリリーフバルブと、を備え、
    前記リリーフバルブは、
    前記ガス流通路を仕切るように配され、かつ開口部を備えた壁部と、
    前記開口部を前記ガス流通路の下流側から覆う弁体と、を有し、
    前記弁体は、前記壁部の方向へ付勢されて前記開口部を閉塞するとともに、
    前記弁体は、前記ブローバイガスの圧力が所定圧力よりも上昇したときには、前記下流側へ押されて、前記開口部を開放するようにされており、
    前記弁体の前記開口部に対向する側の面には、フィルタ要素が備えられていることを特徴とするオイルミストセパレータ。
  2. 前記フィルタ要素は、前記ブローバイガスを流通可能な貫通孔が形成された支持体により前記下流側から支持されている請求項1記載のオイルミストセパレータ。
  3. 前記開口部の周縁には、前記弁体の方向に向かって突出する凸状部が形成されている請求項1又は2記載のオイルミストセパレータ。
  4. 前記支持体には、前記フィルタ要素に向かって突出する突起部が形成されており、
    前記フィルタ要素の前記下流側の面は、前記支持体の前記突起部の先端部で支持されつつ、前記支持体の前記突起部以外の部分とは離隔している請求項2記載のオイルミストセパレータ。
  5. 前記開口部は、複数の孔が形成されて開口している請求項1乃至4のいずれか一項に記載のオイルミストセパレータ。
JP2012230247A 2012-10-17 2012-10-17 オイルミストセパレータ Expired - Fee Related JP5942770B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012230247A JP5942770B2 (ja) 2012-10-17 2012-10-17 オイルミストセパレータ
DE102013220274.1A DE102013220274B4 (de) 2012-10-17 2013-10-08 Ölnebelabscheider
CN201320620953.9U CN203532001U (zh) 2012-10-17 2013-10-09 油雾分离器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012230247A JP5942770B2 (ja) 2012-10-17 2012-10-17 オイルミストセパレータ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014080935A true JP2014080935A (ja) 2014-05-08
JP5942770B2 JP5942770B2 (ja) 2016-06-29

Family

ID=50383421

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012230247A Expired - Fee Related JP5942770B2 (ja) 2012-10-17 2012-10-17 オイルミストセパレータ

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP5942770B2 (ja)
CN (1) CN203532001U (ja)
DE (1) DE102013220274B4 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017194030A (ja) * 2016-04-21 2017-10-26 トヨタ紡織株式会社 バルブ装置及びこれを備えるオイルミストセパレータ
KR101874940B1 (ko) * 2017-02-07 2018-07-05 고두일 연소 가스의 내압에 따라 개폐되는 밸브

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE202014106257U1 (de) * 2014-12-23 2016-01-18 Reinz-Dichtungs-Gmbh Ventil zur Steuerung eines Gasstroms, Flüssigkeitsabscheider, Entlüftungssystem und Verbrennungsmotor mit einem derartigen Ventil
CN106837470B (zh) * 2015-12-04 2019-07-05 认知控管株式会社 内燃机用分离器
DE102017119833A1 (de) * 2017-08-29 2019-02-28 Hengst Filter Systems (Kunshan) Co. Ltd. Druckbegrenzungsventil
CN109944798B (zh) * 2019-04-04 2023-11-17 烟台东德氢能技术有限公司 六叶罗茨增压器
JP2021001634A (ja) * 2019-06-20 2021-01-07 三桜工業株式会社 管継手、及び管継手セット

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011047354A (ja) * 2009-08-28 2011-03-10 Toyota Boshoku Corp オイルミストセパレータ
JP2011074826A (ja) * 2009-09-30 2011-04-14 Toyota Boshoku Corp サイクロン型オイル分離器
WO2011089006A1 (de) * 2010-01-20 2011-07-28 Reinz-Dichtungs-Gmbh Ventil zur steuerung eines gasstromes, flüssigkeitsabscheider, entlüftungssystem sowie verbrennungsmotor mit einem derartigen ventil
WO2011147880A1 (de) * 2010-05-26 2011-12-01 Hengst Gmbh & Co. Kg Druckbegrenzungsventil einer vorrichtung zum entlüften des kurbelgehäuses einer brennkraftmaschine und vorrichtung mit einem solchen druckbegrenzungsventil

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61159611U (ja) 1985-03-26 1986-10-03
JP7292126B2 (ja) 2019-06-24 2023-06-16 東レ・メディカル株式会社 溶解装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011047354A (ja) * 2009-08-28 2011-03-10 Toyota Boshoku Corp オイルミストセパレータ
JP2011074826A (ja) * 2009-09-30 2011-04-14 Toyota Boshoku Corp サイクロン型オイル分離器
WO2011089006A1 (de) * 2010-01-20 2011-07-28 Reinz-Dichtungs-Gmbh Ventil zur steuerung eines gasstromes, flüssigkeitsabscheider, entlüftungssystem sowie verbrennungsmotor mit einem derartigen ventil
WO2011147880A1 (de) * 2010-05-26 2011-12-01 Hengst Gmbh & Co. Kg Druckbegrenzungsventil einer vorrichtung zum entlüften des kurbelgehäuses einer brennkraftmaschine und vorrichtung mit einem solchen druckbegrenzungsventil

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017194030A (ja) * 2016-04-21 2017-10-26 トヨタ紡織株式会社 バルブ装置及びこれを備えるオイルミストセパレータ
KR101874940B1 (ko) * 2017-02-07 2018-07-05 고두일 연소 가스의 내압에 따라 개폐되는 밸브

Also Published As

Publication number Publication date
JP5942770B2 (ja) 2016-06-29
DE102013220274A1 (de) 2014-04-17
DE102013220274B4 (de) 2021-10-21
CN203532001U (zh) 2014-04-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5942770B2 (ja) オイルミストセパレータ
US9938937B2 (en) Oil mist separator
JP6650865B2 (ja) エンジン用ヘッドカバー
JP5954333B2 (ja) オイルミストセパレータ
JP6146202B2 (ja) オイルミストセパレータ
JP2009121281A (ja) 内燃機関のオイルセパレータ
JP2010248935A (ja) オイルセパレータ
JP5447197B2 (ja) オイルセパレータ
JP5475424B2 (ja) オイルミストセパレータ
JP2014092036A (ja) オイルミストセパレータ
US8156926B2 (en) Systems and methods for filtering crankcase fumes
US10946320B2 (en) Oil separating device
JP2011047306A (ja) オイルミストセパレータ
JP4521140B2 (ja) エンジンのブリーザ装置
JP2007138827A (ja) 内燃機関のオイルセパレータ
JP6284904B2 (ja) オイル分離装置
JP5509898B2 (ja) オイルセパレータ
US20190178122A1 (en) Oil Separators
JP7293937B2 (ja) オイルミストセパレータ
JP6729333B2 (ja) シリンダヘッドカバーおよびそれを備えたエンジン
JP5692149B2 (ja) オイルセパレータ
JP5958271B2 (ja) オイル排出構造
JP2006132471A (ja) ブリーザ
JP6721639B2 (ja) エンジンのブリーザ構造
JP2019070324A (ja) ベンチレータ

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20140620

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150121

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20151125

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20151201

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160122

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160426

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160509

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5942770

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees