JP2014080873A - スクロール圧縮機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】旋回スクロールの動作によって油溜部内の油を圧縮給油路を介して圧縮室へ供給する時に生じる油の流れの中に、旋回スクロールに設けた油凹部の少なくとも一部が位置するようにして油凹部で油をくみ取り、その後旋回スクロールの旋回動作によって油凹部で汲み取られた油を吸込部に供給するようにする。ポケット捕獲率を飛躍的に高めることできるため、過剰給油による吸込加熱を回避しつつ吸込室のシール性を向上できるため、体積効率の確実な向上が期待できる。
【選択図】図6
Description
ポケット捕獲率≡一旋回当り油凹部が油溜部から汲み取る油の体積/油凹部体積
上記した特許文献1に記載の技術において、油が背圧室へ流入した時、油中の作動流体(例えばCO2やフロン等)が発泡するため、油はミスト状態となって背圧室全域に分散している。このような油がミスト状態となっている背圧室を油溜部としているため、ポケット捕獲率は一般に低くなっていた。特に、ポケット捕獲率の最小値は極めて小さく「0」に近い値となっていた。よって、ポケット捕獲率が「0」に近い場合でも必要な給油量を確保するため、油凹部の体積を大きく増大させる必要があった。
ところで、旋回盆状凹部70cの近傍に、旋回盆状凹部70cと同等の窪みである旋回窪み3a4を設ける。この旋回窪み3a4は、旋回盆状凹部70cが台板環状凹部分70b0と台板盆状凹部分70b04の間を繋ぐ旋回位相角と、概略180度ずれた位相角で台板環状凹部分70b0と台板盆状凹部分70b04の間を繋ぐ位置に配置する。これによって、背圧給油路60による旋回外線側圧縮室100への給油を確保でき、圧縮室100のシール性が向上する。
Claims (12)
- 固定鏡板とそれに立設された固定ラップを有する固定スクロールと、旋回鏡板とそれに立設された旋回ラップを有し、前記固定スクロールと噛み合わされて旋回運動を行うことによって前記固定スクロールとの間に圧縮室を形成する旋回スクロールと、前記旋回スクロールの前記旋回ラップとは反対側に圧縮機吐出側の油を導入して前記固定スクロールへの押付力を与える油溜め機能を備える背圧室と、前記旋回スクロールの動作によって前記背圧室と閉込み開始後の前記圧縮室とを連通して前記背圧室の油を前記圧縮室へ流出させる圧縮給油路とを有するスクロール圧縮機において、
前記旋回スクロールに前記背圧室の油を汲み取って前記圧縮室へ至る吸込圧部に油を供給する油凹部を形成し、前記旋回スクロールの動作によって前記圧縮給油路を介して前記背圧室から前記圧縮室へ油を供給する時に生じる油の流れの中に、前記旋回スクロールに設けた前記油凹部の少なくとも一部が位置するようにして油を汲み取り、その後の旋回スクロールの旋回動作によって前記油凹部で汲み取られた油を前記吸込圧部に供給することを特徴とするスクロール圧縮機。 - 請求項1に記載のスクロール圧縮機において、
前記旋回スクロールの動作によって前記圧縮給油路を介して前記背圧室から前記圧縮室へ油を供給する時に生じる油の流れは、前記圧縮給油路に設けた油集中流出口に向かって直接的に油流が指向して流れる油主流領域の油の流れであることを特徴とするスクロール圧縮機。 - 請求項2に記載のスクロール圧縮機において、
前記圧縮給油路は前記固定スクロールに形成されており、前記旋回スクロールが第1の位相角にある時に前記圧縮給油路を介して前記背圧室から前記圧縮室に油を供給し、前記油凹部は前記旋回スクロールの旋回ラップが形成されている側に形成されており、前記旋回スクロールが前記第1の位相角にある時に前記旋回スクロールに形成した前記油凹部で前記油集中流出口に流れ込む油を汲み取り、その後の前記旋回スクロールが第2の位相角にある時に前記油凹部で汲み取った油を前記吸込み圧部に供給することを特徴とするスクロール圧縮機。 - 請求項3に記載のスクロール圧縮機において、
前記前記油凹部は前記油凹部の移動方向に対して概略対向する方向に流れる油を汲み取ることを特徴とするスクロール圧縮機。 - 旋回鏡板とそれに立設した旋回ラップを有し旋回運動する旋回スクロールと、固定鏡板とそれに立設した固定ラップを有する固定スクロールと、前記固定スクロールと前記旋回スクロールの間に形成される圧縮室が閉込む前の吸込室を含む吸込圧部と、前記旋回鏡板とこれに対向するスラスト支持部が位置する前記吸込圧部の圧力よりも高圧で油溜される油溜部と、前記旋回鏡板に設けられ、前記スラスト支持部材に設けるスラスト支持面との間で前記吸込圧部と前記油溜部を隔成するシール領域を形成する旋回スラスト面と、前記スラスト支持面内に設ける前記油溜部と連通する旋回鏡板厚さ以下の深さを有する支持面凹部、または、前記旋回スラスト面内に設ける前記油溜部と連通するスラスト面凹部と、前記油溜部内の油を前記圧縮室へ供給する圧縮給油路と、前記油溜部内の油を前記吸込圧部と連通する吸込連通部へ供給する吸込給油手段と、前記吸込給油手段を、前記シール領域を介して前記油溜部と前記吸込連通部へ交互に臨むべく設ける油凹部にて構成されるポケット給油とし、前記スラスト支持面と同一な平面を投影面と定義するスクロール圧縮機において、
前記圧縮給油路が連通する時刻において、前記支持面凹部の投影像である支持面凹領域と前記スラスト面凹部の投影像であるスラスト面凹領域との和領域を構成し、その和領域と旋回鏡板領域との積領域である鏡板隙間領域内で、前記圧縮給油路の前記油溜部側開口部である油集中流出口の投影像である油集中流出口領域に向かって流れ込む主たる油流が生じる油主流部の投影像である油主流領域との積領域である隙間油流領域内に、前記油凹部の投影像である油凹領域の少なくとも一部を含むこと、を特徴とするスクロール圧縮機。 - 請求項5に記載のスクロール圧縮機において、
前記油主流領域を、前記油集中流出口領域から直視可能であり、かつ、その視線の先に前記油溜部の投影像である油溜領域を見通しうる油溜直視領域とすることを特徴とするスクロール圧縮機。 - 請求項6に記載のスクロール圧縮機において、
前記圧縮給油路が連通する時刻において、前記油凹領域が前記油集中流出口領域の少なくとも一部と重なることを特徴とするスクロール圧縮機。 - 請求項5に記載のスクロール圧縮機において、
前記圧縮給油路が連通する時刻における前記鏡板隙間領域の投影原像である鏡板隙間部の厚みを前記油集中流出口の口径以下とすることを特徴とするスクロール圧縮機。 - 請求項5に記載のスクロール圧縮機において、
前記油集中流出口領域が常に前記鏡板隙間領域に含まれることを特徴とするスクロール圧縮機。 - 請求項9に記載のスクロール圧縮機において、
前記油集中流出口が前記スラスト支持面に設けられることを特徴とするスクロール圧縮機。 - 請求項10に記載のスクロール圧縮機において、
前記鏡板隙間領域は前記支持面凹領域と前記鏡板領域の積領域で構成されるとともに前記油凹部が前記旋回スラスト面に設けられることを特徴とするスクロール圧縮機。 - 請求項11に記載のスクロール圧縮機において、
前記油凹領域の前記隙間油流領域内での掃引領域である油汲み取り領域において、
油流を投影した油流線と前記油凹領域の旋回方向が概略対向していることを特徴とするスクロール圧縮機。
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CN105443378A (zh) * | 2014-09-11 | 2016-03-30 | 日立空调·家用电器株式会社 | 涡旋压缩机以及空调机 |
JP2021116718A (ja) * | 2020-01-24 | 2021-08-10 | 日立グローバルライフソリューションズ株式会社 | スクロール圧縮機 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2012092773A (ja) * | 2010-10-28 | 2012-05-17 | Hitachi Appliances Inc | スクロール圧縮機 |
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CN105443378B (zh) * | 2014-09-11 | 2018-03-20 | 江森自控日立空调技术(香港)有限公司 | 涡旋压缩机以及空调机 |
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