JP2014080815A - 扉及び扉の密閉構造 - Google Patents

扉及び扉の密閉構造 Download PDF

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Abstract

【課題】確実に開口を密閉することができる扉及び扉の密閉構造を提供することを目的とする。
【解決手段】扉1は、扉体5が閉塞位置にある状態で枠体4と扉体5との間に介在する枠シール部材16と、扉体5が閉塞位置にある状態で対向面21と先端面10cとの間に介在する先端シール部材17とを有し、開口3を密閉する密閉構造6とを備える。対向面21は、扉体5を閉塞位置に回動させる際の閉塞時回動方向側の端部に、扉体5の先端面10c側に向って突出するように傾斜する対向面側傾斜面11fを有し、当該対向面側傾斜面11fに先端シール部材17が設けられる。扉体5の先端面10cは、閉塞時回動方向側の端部に、対向面側傾斜面11fに沿って傾斜する先端面側傾斜面10fを有し、扉体5の閉塞位置で当該先端面側傾斜面10fが先端シール部材17と当接することを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、扉及び扉の密閉構造に関する。
従来の扉の密閉構造として、例えば、特許文献1には、環状の枠部材と、この枠部材の開口を塞止する扉部材とを備え、この扉部材にて開口を塞止することによって、開口からの浸水を阻止する止水扉装置が開示されている。この止水扉装置は、枠部材に、扉部材の周縁部を受ける環状の受部が設けてあり、この受部の適宜位置に扉部材に当接させる枠側凸部が開口に倣って延設してあり、扉部材の周縁部に受部に当接させる扉側凸部が、枠側凸部の当接部分と位置を異ならせて、当該当接部分に倣って延設してある。そして、この止水扉装置は、受部の扉側凸部の当接部分に、弾性材を用いてなる第1止水部材が延設してあり、扉部材の枠側凸部の当接部分に、弾性材を用いてなる第2止水部材が延設してある。
特開2007−023540号公報
ところで、上述の特許文献1に記載の止水扉装置は、上記の構成により開口を密閉し、建物内部への浸水を防止しているが、例えば、より確実な密閉の点で更なる改善の余地がある。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであって、確実に開口を密閉することができる扉及び扉の密閉構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る扉は、構造物の開口に設けられる枠体と、前記枠体に回動可能に支持され前記開口を開閉する扉体と、前記扉体が前記開口を閉塞させる閉塞位置にある状態で前記枠体と前記扉体との間に介在する枠シール部材と、前記扉体が前記閉塞位置にある状態で前記扉体の先端面が対向する対向面と当該扉体の先端面との間に介在する先端シール部材とを有し、前記枠シール部材と前記先端シール部材とによって前記開口を密閉する密閉構造とを備え、前記対向面は、前記扉体を前記閉塞位置に回動させる際の閉塞時回動方向側の端部に、前記扉体の先端面側に向って突出するように傾斜する対向面側傾斜面を有し、当該対向面側傾斜面に前記先端シール部材が設けられ、前記扉体の先端面は、前記閉塞時回動方向側の端部に、前記対向面側傾斜面に沿って傾斜する先端面側傾斜面を有し、前記扉体の前記閉塞位置で当該先端面側傾斜面が前記先端シール部材と当接することを特徴とする。
これにより、この扉は、例えば、枠シール部材によって枠体と扉体との間を密閉し、先端シール部材によって扉体の先端面と対向面との間を密閉することができる。そして、この扉は、例えば、先端面側傾斜面と対向面側傾斜面との間に先端シール部材が介在することから、扉体の先端面が先端シール部材を対向面側に押し付ける角度を相対的に大きくすることができ、先端シール部材と先端面、対向面との密着面積を相対的に大きく確保することができるので、確実に開口を密閉することができる。また、この扉は、例えば、扉体の先端面、対向面にそれぞれ先端面側傾斜面、対向面側傾斜面が設けられていることから、扉体を閉塞位置に回動させる際の扉体の先端面と先端シール部材との摺動量を低減することができるので、先端シール部材の摩耗を低減することができ、先端シール部材の耐久性を向上することができる。
また、上記扉では、前記先端シール部材は、前記扉体が回動する際の前記扉体の先端面の軌道側に突出して設けられるものとすることができる。
この場合、扉は、例えば、扉体を閉塞位置に回動させる際の当該扉体の回動に応じて、先端面側傾斜面が先端シール部材を対向面側傾斜面側に確実に押圧することができることから、先端シール部材と先端面、対向面とを確実に密着させることができるので、より確実に開口を密閉することができる。
また、上記扉では、前記扉体は、前記枠体に回動可能に支持され前記開口の一部を開閉する第1開閉体と、前記枠体に回動可能に支持され前記開口の他部を開閉する第2開閉体とを有し、前記開口を閉塞させる場合には前記第2開閉体を前記閉塞位置に回動した後に前記第1開閉体を前記閉塞位置に回動すると共に、前記第1開閉体と前記第2開閉体とが前記閉塞位置にある状態で当該第1開閉体の先端面と当該第2開閉体の先端面とが対向し、前記先端面側傾斜面は、前記扉体の先端面をなす前記第1開閉体の先端面に設けられ、前記対向面側傾斜面は、前記対向面をなす前記第2開閉体の先端面に設けられるものとすることができる。
この場合、扉は、例えば、第1開閉体及び第2開閉体がともに回動する両開きの扉体において、第1開閉体の先端面と、対向面をなす第2開閉体の先端面との隙間を先端シール部材によって確実に密閉することができることから、確実に開口を密閉することができる。
また、上記扉では、前記枠シール部材は、前記扉体が前記閉塞位置にある状態で前記先端面側傾斜面と前記対向面側傾斜面との隙間に向って突出する盛り上がり部が形成され、前記先端シール部材は、前記扉体が前記閉塞位置にある状態で前記盛り上がり部と当接するものとすることができる。
この場合、扉は、例えば、扉体が閉塞位置にある状態で、枠シール部材の盛り上がり部と先端シール部材とが当接し、密着することから、より確実に開口を密閉することができる。
また、上記扉では、前記扉体は、回動可能に支持される基端面の前記閉塞時回動方向側の端部に、前記扉体を前記閉塞位置に回動させる際の当該扉体の回動に応じて前記枠シール部材を前記枠体側に押圧する押圧部を有するものとすることができる。
この場合、扉は、例えば、扉体の回動に応じて、扉体の基端面に設けられた押圧部が枠シール部材を枠体側に押圧することから、枠シール部材と枠体、扉体とを確実に密着させることができるので、より確実に開口を密閉することができる。
また、上記扉では、前記扉体の前記基端面は、前記扉体が前記閉塞位置にある状態で、当該基端面と前記枠体との隙間が回動中心から離れるにしたがって広くなるように傾斜しているものとすることができる。
この場合、扉は、例えば、扉体の基端面と枠体との隙間が回動中心から離れるにしたがって広くなることから、回動中心側の隙間を小さくした上で、枠シール部材の変形量を相対的に少なくすることができるので、枠シール部材の耐久性を向上することができる。
上記目的を達成するために、本発明に係る扉の密閉構造は、構造物の開口に設けられる枠体に回動可能に支持される扉体が前記開口を開閉する扉の密閉構造であって、前記扉体が前記開口を閉塞させる閉塞位置にある状態で前記枠体と前記扉体との間に介在する枠シール部材と、前記扉体が前記閉塞位置にある状態で前記扉体の先端面が対向する対向面と当該扉体の先端面との間に介在する先端シール部材とを備え、前記対向面は、前記扉体を前記閉塞位置に回動させる際の閉塞時回動方向側の端部に、前記扉体の先端面側に向って突出するように傾斜する対向面側傾斜面を有し、当該対向面側傾斜面に前記先端シール部材が設けられ、前記扉体の先端面は、前記閉塞時回動方向側の端部に、前記対向面側傾斜面に沿って傾斜する先端面側傾斜面を有し、前記扉体の前記閉塞位置で当該先端面側傾斜面が前記先端シール部材と当接することを特徴とする。
これにより、この扉の密閉構造は、例えば、枠シール部材によって枠体と扉体との間を密閉し、先端シール部材によって扉体の先端面と対向面との間を密閉することができる。そして、この扉の密閉構造は、例えば、先端面側傾斜面と対向面側傾斜面との間に先端シール部材が介在することから、扉体の先端面が先端シール部材を対向面側に押し付ける角度を相対的に大きくすることができ、先端シール部材と先端面、対向面との密着面積を相対的に大きく確保することができるので、確実に開口を密閉することができる。また、この扉の密閉構造は、例えば、扉体の先端面、対向面にそれぞれ先端面側傾斜面、対向面側傾斜面が設けられていることから、扉体を閉塞位置に回動させる際の扉体の先端面と先端シール部材との摺動量を低減することができるので、先端シール部材の摩耗を低減することができ、先端シール部材の耐久性を向上することができる。
本発明に係る扉及び扉の密閉構造は、確実に開口を密閉することができる、という効果を奏する。
図1は、実施形態に係る扉の概略構成を表す水平方向に沿った断面図である。 図2は、実施形態に係る扉の概略構成を表す鉛直方向に沿った断面図である。
以下に、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、或いは実質的に同一のものが含まれる。
[実施形態]
図1は、実施形態に係る扉の概略構成を表す水平方向に沿った断面図、図2は、実施形態に係る扉の概略構成を表す鉛直方向に沿った断面図である。
図1、図2に示す本実施形態の扉1は、ビル、家屋、倉庫等の建築物を含む構造物2に形成された開口3を開放あるいは閉塞するものである。開口3は、構造物2の第1空間側(例えば、屋外空間側)と第2空間側(例えば、屋内空間側)とを連通するように形成される。本実施形態の扉1は、密閉構造6を有し構造物2の内部に水が浸入することを防止する、いわゆる止水扉である。本実施形態の扉1は、枠体4と、扉体5と、密閉構造6とを備える。
なお、以下の説明では、扉体5を閉塞位置に回動させる際の回動方向を「閉塞時回動方向」といい、扉体5を開放位置に回動させる際の回動方向を「開放時回動方向」という場合がある。また、閉塞時回動方向は、典型的には、開口3を介して一方の空間側から他方の空間側へ水が浸入する可能性がある場合に、水が流動する可能性がある方向に沿った方向である。つまり、水の流動方向は、典型的には、開放時回動方向側が上流側、閉塞時回動方向側が下流側となる。また、水平方向に沿った方向であって後述の一対の縦枠部材7が向かい合う方向を「扉幅方向」という場合がある。
枠体4は、構造物2の開口3に設けられる。枠体4は、図1に示す一対の縦枠部材7と、図2に示す一対の上枠部材8及び下枠部材9とを含んで構成される四方枠タイプとなっている。
一対の縦枠部材7は、それぞれ開口3の鉛直方向に沿った端面に1つずつ設けられる。一対の縦枠部材7は、水平方向に対して開口3の空間部分を挟んで対向し、扉幅方向に対して左右一対で設けられる。一対の縦枠部材7は、鉛直方向に沿って設けられる。
上枠部材8及び下枠部材9は、それぞれ開口3の水平方向に沿った端面に1つずつ設けられる。ここでは、上枠部材8は、開口3の水平方向に沿った端面であって鉛直方向上側の端面に設けられる。下枠部材9は、開口3の水平方向に沿った端面であって鉛直方向下側の端面に設けられる。上枠部材8及び下枠部材9は、鉛直方向に対して開口3の空間部分を挟んで対向する。上枠部材8及び下枠部材9は、水平方向に沿って設けられる。
枠体4は、開口3の内面側にて一対の縦枠部材7の端部と一対の上枠部材8、下枠部材9の端部とが連結されており、全体として開口3に対応した環状のロの字型形状に構成される。ここでは、一対の縦枠部材7、上枠部材8は、それぞれ板状の金属材により、略T字型中空状の断面形状に形成される。また、下枠部材9は、板状の金属材により、略L字型中空状の断面形状に形成される。一対の縦枠部材7、上枠部材8、下枠部材9は、それぞれ固定面7a、8a、9aが開口3の各端面に対して固定される。つまり、枠体4は、開口3の周囲を囲むように構造物2に固定的に取り付けられている。一対の縦枠部材7、上枠部材8、下枠部材9は、固定面7a、8a、9a側がコーキング材等により水密状態とされる。
さらに、一対の縦枠部材7は、それぞれ固定面7aとは反対側の面において、扉幅方向に沿って互いに突出する突出部7bを有する(図1参照)。また、上枠部材8、下枠部材9は、それぞれ固定面8a、9aとは反対側の面において、鉛直方向に沿って互いに突出する突出部8b、9bを有する(図2参照)。各突出部7bは、それぞれ鉛直方向に沿って各縦枠部材7の一端部から他端部まで形成されている。突出部8b、突出部9bは、それぞれ水平方向に沿って上枠部材8、下枠部材9の一端部から他端部まで形成されている。各突出部7b、突出部8b、突出部9bは、端部が連続しており、全体として環状のロの字型形状に構成される。
そして、一対の縦枠部材7は、突出部7bの一方の側面、ここでは、開放時回動方向側の側面に凹部状の収容部7cが形成される。また、上枠部材8は、この突出部8bの一方の側面、ここでは、開放時回動方向側の側面に凹部状の収容部8cが形成される。下枠部材9は、この突出部9bの一方の側面、ここでは、開放時回動方向側の側面に凹部状の収容部9cが形成される。各収容部7cは、それぞれ鉛直方向に沿って各突出部7bの一端部から他端部まで形成される。収容部8cは、水平方向に沿って突出部8bの一端部から他端部まで形成される。収容部9cは、水平方向に沿って突出部9bの一端部から他端部まで形成される。各収容部7c、収容部8c、収容部9cは、端部が連続しており、全体として環状のロの字型形状に構成され、後述の枠シール部材16を収容する。
扉体5は、枠体4に回動可能に支持され開口3を開閉する開閉体である。すなわち、扉体5は、開口3を開放あるいは閉塞する。本実施形態の扉体5は、第1開閉体としての親扉10と、第2開閉体としての子扉11とを有する、いわゆる親子扉式の両開扉である。
親扉10は、枠体4に回動可能に支持され開口3の一部を開閉し、子扉11は、枠体4に回動可能に支持され開口3の残りの他部を開閉する。親扉10、及び、子扉11は、ともに框、縦桟、横桟等の骨格部材12を組んだものに対して両面から板状部材13を組み付けることで、全体として矩形パネル状の部材として構成される。親扉10、子扉11は、図1に示すように、開口3を閉塞させる閉塞位置にある状態で、扉幅方向に沿って隣接するように配置される。
親扉10、子扉11は、図1に示すように、水平方向に沿った断面視(言い換えれば水平方向に沿った平面視)において、ともに一方の端部が基端部(吊元部)10a、11aをなし、他方の端部が先端部10b、11bをなす。親扉10は、基端部10aが蝶番等の支持部材14によって一対の縦枠部材7の一方に回動可能に支持される。支持部材14は、親扉10の基端部10aを、縦枠部材7における開放時回動方向側の端部に回動可能に支持する。支持部材14は、親扉10の基端部10aを、鉛直方向に沿った回動中心軸線X1を回動中心として回動可能に支持する。子扉11は、基端部11aが蝶番等の支持部材15によって一対の縦枠部材7の他方に回動可能に支持される。支持部材15は、子扉11の基端部11aを、縦枠部材7における開放時回動方向側の端部に回動可能に支持する。支持部材15は、子扉11の基端部11aを、鉛直方向に沿った回動中心軸線X2を回動中心として回動可能に支持する。
したがって、親扉10、子扉11は、それぞれ回動中心軸線X1、X2を回動中心として、開口3を閉塞させる閉塞位置(図1参照)と、開口3を開放させる開放位置とに回動可能となる。本実施形態の扉体5は、開口3を閉塞させる場合には、子扉11を閉塞位置に回動した後に親扉10を閉塞位置に回動する。そして、この扉体5は、親扉10と子扉11とが閉塞位置にある状態で親扉10の先端面10cと子扉11の先端面11cとが対向する。親扉10、子扉11は、閉塞位置から開放位置側に回動されることで、屋外空間側に進出し開口3を開放する。なお、以下の説明では、「扉体5が閉塞位置にある状態」という場合、親扉10と子扉11との両方が閉塞位置にある状態であるものとして説明する。
密閉構造6は、枠シール部材16と、先端シール部材17とを有し、枠シール部材16と先端シール部材17とによって開口3を密閉するものである。枠シール部材16、先端シール部材17は、所定の弾性を有する弾性部材であり、例えば、独立気泡型の樹脂(止水ゴム)材等を好適に用いることができるが、これに限らず、例えば、気泡を有しない柔らかめの樹脂等を用いてもよい。
枠シール部材16は、扉体5が開口3を閉塞させる閉塞位置にある状態で枠体4と扉体5との間に介在し、当該枠体4と扉体5との間を封止(シール)して流体の通過を防止するものである。さらに言えば、枠シール部材16は、扉体5の閉塞位置側への回動に応じて枠体4と扉体5との間で弾性変形し枠体4と扉体5とに密着し、当該枠体4と当該扉体5との間を密閉するものである。本実施形態の枠シール部材16は、図1に示す一対の縦枠シール部材18と、図2に示す一対の上枠シール部材19及び下枠シール部材20とを含んで構成される。一対の縦枠シール部材18は、第1方向、ここでは、鉛直方向に沿って設けられる第1部材である。一方、一対の上枠シール部材19及び下枠シール部材20は、第1方向と交差する第2方向、ここでは、鉛直方向と直交する水平方向に沿って設けられる第2部材である。一対の縦枠シール部材18、上枠シール部材19、下枠シール部材20は、矩形柱状の棒状の部材として形成される。
より詳細には、一対の縦枠シール部材18は、一対の縦枠部材7の各収容部7c内に1つずつ収容される。各縦枠シール部材18は、それぞれ縦枠部材7に沿って、すなわち、鉛直方向に沿って設けられる。各縦枠シール部材18は、それぞれ鉛直方向に沿って各縦枠部材7の一端部から他端部まで延設されている。一対の縦枠シール部材18のうちの一方は、収容部7cの開放時回動方向側の面と親扉10の基端部10aとの間に介在し、これらと当接する。一対の縦枠シール部材18のうちの他方は、収容部7cの開放時回動方向側の面と子扉11の基端部11aとの間に介在し、これらと当接する。
上枠シール部材19は、上枠部材8の収容部8c内に収容される。下枠シール部材20は、下枠部材9の収容部9c内に収容される。上枠シール部材19、下枠シール部材20は、それぞれ上枠部材8、下枠部材9に沿って、すなわち、水平方向に沿って設けられる。上枠シール部材19、下枠シール部材20は、それぞれ水平方向に沿って上枠部材8、下枠部材9の一端部から他端部まで延設されている。上枠シール部材19は、親扉10、子扉11が閉塞位置にある状態で、収容部8cの開放時回動方向側の面と親扉10の上端部10d、子扉11の上端部11dとの間に介在し、これらと当接する。下枠シール部材20は、親扉10、子扉11が閉塞位置にある状態で、収容部9cの開放時回動方向側の面と親扉10の下端部10e、子扉11の下端部11eとの間に介在し、これらと当接する。
枠シール部材16は、各収容部7c、8c、9c内で、一対の縦枠シール部材18の端部と上枠シール部材19、下枠シール部材20の端部とが水密状態(密着状態)となるように連続的に連結されている。枠シール部材16は、全体として枠体4に対応した環状のロの字型形状に構成される。
先端シール部材17は、扉体5が閉塞位置にある状態で、扉体5の先端面、ここでは、親扉10の先端面10cと対向面21との間に介在し、当該対向面21と当該先端面10cとの間を封止(シール)して流体の通過を防止するものである。さらに言えば、先端シール部材17は、扉体5の閉塞位置側への回動に応じて先端面10cと対向面21との間で弾性変形し先端面10cと対向面21とに密着し、当該先端面10cと当該対向面21との間を密閉するものである。ここで、対向面21は、扉体5が閉塞位置にある状態で、親扉10の先端面10cが対向する面であり、本実施形態では、子扉11の先端面11cである。つまり、先端シール部材17は、親扉10と子扉11との召し合わせ部分の隙間に介在する。
なおここでは、扉体5は、親扉10と子扉11との召し合わせ部分の開放時回動方向側の面に、当たり部22が設けられている。当たり部22は、親扉10の先端面10cに設けられると共に、扉体5が閉塞位置にある状態で、開放時回動方向側の面にて子扉11と当接する当接部位である。
そして、本実施形態の子扉11の先端面11c(対向面21)は、子扉11(扉体5)を閉塞位置に回動させる際の閉塞時回動方向側の端部に、対向面側傾斜面11fを有する。対向面側傾斜面11fは、対向面21をなす子扉11の先端面11cに設けられる。ここでは、子扉11の先端面11cは、扉幅方向と直交する方向とほぼ平行な平行面11gと、この平行面11gに対して折れ曲がって傾斜を有している対向面側傾斜面11fとを有する。対向面側傾斜面11fは、図1に示すように、水平方向に沿った断面視において、親扉10の先端面10c側に向って突出するように傾斜する。つまり、子扉11の先端面11cは、閉塞時回動方向側の端部が親扉10の先端面10c側に向って折れ曲がっており、これにより、対向面側傾斜面11fが形成される。この対向面側傾斜面11fは、扉幅方向に対して所定の大きさの傾斜角度αを有している。対向面側傾斜面11fの傾斜角度αは、例えば、40°から80°、好ましくは60°程度に設定される。
一方、本実施形態の親扉10の先端面10cは、親扉10(扉体5)を閉塞位置に回動させる際の閉塞時回動方向側の端部に、先端面側傾斜面10fを有する。先端面側傾斜面10fは、扉体5の先端面をなす親扉10の先端面10cに設けられる。ここでは、親扉10の先端面10cは、扉幅方向と直交する方向とほぼ平行な平行面10gと、この平行面10gに対して折れ曲がって傾斜を有している先端面側傾斜面10fとを有する。先端面側傾斜面10fは、図1に示すように、水平方向に沿った断面視において、対向面側傾斜面11fに沿って傾斜する。先端面側傾斜面10fは、子扉11の先端面11c側から離間するように凹部状に傾斜する。ここでは、先端面側傾斜面10fと対向面側傾斜面11fとは、ほぼ平行である。つまり、親扉10の先端面10cは、閉塞時回動方向側の端部が子扉11の先端面11c側から離間するように折れ曲がっており、これにより、先端面側傾斜面10fが形成される。先端面側傾斜面10fは、扉幅方向に対して対向面側傾斜面11fの傾斜角度αとほぼ同等の大きさの傾斜角度を有している。
そして、子扉11の先端面11c(対向面21)は、対向面側傾斜面11fに先端シール部材17が設けられる。先端シール部材17は、矩形柱状の棒状の部材として形成され、鉛直方向に沿って対向面側傾斜面11fの一端部から他端部まで延設されている。なお、先端シール部材17は、対向面側傾斜面11fの扉厚方向に対しては、当該対向面側傾斜面11fの扉厚方向全体に形成されることが好ましいが、一部分に形成してもよい。親扉10の先端面10cは、扉体5の閉塞位置で先端面側傾斜面10fが先端シール部材17と当接する。より詳細には、先端シール部材17は、図1に示すように、水平方向に沿った断面視において、子扉11が閉塞位置にある状態で、親扉10が回動する際の親扉10の先端面10cの軌道(例えば、図1中の二点鎖線参照)側に突出して設けられる。
ここで、枠シール部材16の上枠シール部材19、下枠シール部材20は、それぞれ、扉体5が閉塞位置にある状態で先端面側傾斜面10fと対向面側傾斜面11fとの隙間に向って突出する盛り上がり部23が形成される。この盛り上がり部23は、親扉10、子扉11の閉塞位置側への回動に応じて、上枠シール部材19、下枠シール部材20がそれぞれ親扉10、子扉11の上端部10d、11d、下端部10e、11eと上枠部材8、下枠部材9の収容部8c、9cとに挟まれて弾性変形することで形成される。本実施形態の先端シール部材17は、扉体5が閉塞位置にある状態で、閉塞時回動方向の端部がこの盛り上がり部23と当接する。
また、本実施形態の扉体5は、回動可能に支持される基端面10h、11hの閉塞時回動方向側の端部に、扉体5を閉塞位置に回動させる際の当該扉体5の回動に応じて枠シール部材16を枠体4側に押圧する押圧部10i、11iを有する。ここでは、押圧部10iは、親扉10の基端面10hの閉塞時回動方向側の角部により構成される。押圧部11iは、子扉11の基端面11hの閉塞時回動方向側の角部により構成される。ここで、基端面10hは、親扉10において先端面10cと対向する面である。基端面11hは、子扉11において先端面11cと対向する面である。親扉10は、閉塞位置に回動する際に押圧部10iが縦枠シール部材18を縦枠部材7側に押圧する。子扉11は、閉塞位置に回動する際に押圧部11iが縦枠シール部材18を縦枠部材7側に押圧する。
また、本実施形態の扉体5の基端面10h、11hは、扉体5が閉塞位置にある状態で、当該基端面10h、11hと枠体4との隙間が回動中心から離れるにしたがって広くなるように傾斜している。すなわち、基端面10h、11hは、図1に示すように、水平方向に沿った断面視において、開放時回動方向側の端部(支持部材14、15側の端部)から閉塞時回動方向側の端部(縦枠シール部材18側の端部)に向って徐々に縦枠部材7との間隔が広くなるように傾斜している。つまり、各基端面10h、11hは、扉幅方向に対して所定の大きさの傾斜角度βを有している。各基端面10h、11hの傾斜角度βは、例えば、70°から85°、好ましくは80°程度に設定される。
上記のように構成される扉1は、子扉11を開放位置から閉塞位置に回動した後に親扉10を開放位置から閉塞位置に回動することで、扉体5全体が閉塞位置に位置し、開口3を閉塞させる。これにより、この扉1は、枠シール部材16によって枠体4と扉体5との間を密閉し、先端シール部材17によって扉体5の先端面である親扉10の先端面10cと、対向面21である子扉11の先端面11cとの間を密閉することができる。つまり、扉1は、枠シール部材16と先端シール部材17とが一体となって連続した閉じたシール部位を構成し、開口3を密閉することができる。
より詳細には、扉1は、親扉10、子扉11の閉塞位置側への回動に応じて、上枠シール部材19が親扉10、子扉11の上端部10d、11dと上枠部材8の収容部8cとに挟まれて弾性変形し当該上端部10d、11dと収容部8cとに密着する。また、扉1は、親扉10、子扉11の閉塞位置側への回動に応じて、下枠シール部材20が親扉10、子扉11の下端部10e、11eと下枠部材9の収容部9cとに挟まれて弾性変形し当該下端部10e、11eと収容部9cとに密着する。また、扉1は、親扉10、子扉11の閉塞位置側への回動に応じて、各縦枠シール部材18が親扉10、子扉11の基端部10a、11aと各縦枠部材7の収容部7cとに挟まれて弾性変形し当該基端部10a、11aと収容部7cとに密着する。このとき、扉1は、親扉10、子扉11の閉塞位置側への回動に応じて押圧部10i、11iが各縦枠シール部材18を縦枠部材7側に押圧することから、縦枠シール部材18と基端部10a、11a、縦枠部材7とを確実に密着させることができるので、確実に開口3を密閉することができる。
またさらに、扉1は、親扉10、子扉11の基端部10a、11aと枠体4をなす縦枠部材7との隙間が回動中心から離れるにしたがって広くなることから、回動中心側の隙間を小さくした上で、縦枠シール部材18の収容空間を確保することができると共に、縦枠シール部材18の変形量を相対的に少なくすることができる。この結果、扉1は、支持部材14、15近傍のちり寸法を相対的に小さくすることができ、例えば、意匠性を向上することができると共に、縦枠シール部材18の弾力性を維持して耐久性を向上することができる。
そして、この扉1は、先端面側傾斜面10fと対向面側傾斜面11fとの間に先端シール部材17が介在する。したがって、この扉1は、親扉10の先端面10cが先端シール部材17を子扉11の先端面11c(対向面21)側に押し付ける角度を相対的に大きくすることができ、先端シール部材17と先端面10c、11cとの密着面積を相対的に大きく確保することができるので、確実に開口3を密閉することができる。つまり、扉1は、親扉10及び子扉11がともに回動する両開きの扉体5において、親扉10の先端面10cと、対向面21をなす子扉11の先端面11cとの隙間を先端シール部材17によって確実に密閉することができることから、確実に開口3を密閉することができる。
このとき、扉1は、先端シール部材17が親扉10の先端面10cの軌道側に突出して設けられていることから、親扉10を閉塞位置に回動させる際の当該親扉10の回動に応じて、先端面側傾斜面10fが先端シール部材17を対向面側傾斜面11f側に確実に押圧することができる。そして、扉1は、例えば、屋外空間側から高潮や津波等による大きな水圧を受けた際に、先端面側傾斜面10fがこの水圧を受けて先端シール部材17を対向面側傾斜面11f側にしっかりと押圧することができる。これにより、扉1は、先端シール部材17と先端面10c、11cとを確実に密着させることができ、先端シール部材17と先端面10c、11cとの間に確実にシール面を構成することができ、より確実に開口3を密閉することができる。また、この扉1は、例えば、扉体5が閉塞位置にある状態で、枠シール部材16をなす上枠シール部材19、下枠シール部材20の盛り上がり部23と先端シール部材17とが当接し、密着することから、この点でもより確実に開口3を密閉することができる。
さらに、この扉1は、親扉10の先端面10c、子扉11の先端面11c(対向面21)にそれぞれ先端面側傾斜面10f、対向面側傾斜面11fが設けられていることから、親扉10を閉塞位置に回動させる際に親扉10の先端面10cと先端シール部材17とがぶつかることを抑制することができ、先端面10cと先端シール部材17との摺動量を低減することができる。この結果、この扉1は、先端シール部材17の摩耗を低減することができ、先端シール部材17の耐久性を向上することができる。
この結果、この扉1は、扉体5が開口3を閉塞させた状態で、例えば、屋外空間側から高潮や津波等による大きな水圧を受けても、密閉構造6における止水効果を大きくすることができ、密閉構造6にて確実に開口3を止水し内外を密閉することができ、漏水を抑制するこができる。
以上で説明した実施形態に係る扉1によれば、構造物2の開口3に設けられる枠体4と、枠体4に回動可能に支持され開口3を開閉する扉体5と、密閉構造6とを備える。密閉構造6は、扉体5が開口3を閉塞させる閉塞位置にある状態で枠体4と扉体5との間に介在する枠シール部材16と、扉体5が閉塞位置にある状態で扉体5(親扉10)の先端面10cが対向する対向面21(子扉11の先端面11c)と当該扉体5の先端面10cとの間に介在する先端シール部材17とを有し、枠シール部材16と先端シール部材17とによって開口3を密閉する。対向面21は、扉体5を閉塞位置に回動させる際の閉塞時回動方向側の端部に、扉体5の先端面10c側に向って突出するように傾斜する対向面側傾斜面11fを有し、当該対向面側傾斜面11fに先端シール部材17が設けられ、扉体5の先端面10cは、閉塞時回動方向側の端部に、対向面側傾斜面11fに沿って傾斜する先端面側傾斜面10fを有し、扉体5の閉塞位置で当該先端面側傾斜面10fが先端シール部材17と当接する。
したがって、扉1、密閉構造6は、先端面側傾斜面10fと対向面側傾斜面11fとの間に先端シール部材17が介在することから、扉体5の先端面10cが先端シール部材17を対向面21側に押し付ける角度を相対的に大きくすることができ、先端シール部材17と先端面10c、対向面21との密着面積を相対的に大きく確保することができるので、確実に開口3を密閉することができる。
なお、上述した本発明の実施形態に係る扉及び扉の密閉構造は、上述した実施形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された範囲で種々の変更が可能である。
以上の説明では、扉1は、止水扉であるものとして説明したがこれに限らず、密閉構造6により遮音性を高めた、いわゆる防音扉であってもよい。この場合、扉体5を構成する親扉10、子扉11は、板状部材13の内側の空間部に吸音材が充填されたものであってもよい。
以上の説明では、扉1は、親扉10と子扉11とを有する両開き扉体5であるものとして説明したが片開きの扉体であってもよい。この場合、扉体が閉塞位置にある状態で扉体の先端面と対向する対向面は、例えば、枠体4をなす縦枠部材7の端面等により構成されればよい。
以上の説明では、扉体5は、基端面10h、11hの閉塞時回動方向側の端部に押圧部10i、11iを有するものとして説明したがこれに限らない。
以上の説明では、扉体5の基端面10h、11hは、扉体5が閉塞位置にある状態で、当該基端面10h、11hと枠体4の縦枠部材7との隙間が回動中心から離れるにしたがって広くなるように傾斜しているものとして説明したが、これに限らず、基端面10h、11hは、扉幅方向に対して直交するものであってもよい。
以上の説明では、先端面側傾斜面10fと対向面側傾斜面11fとは、ほぼ平行であるものとして説明したがこれに限らない。例えば、先端面側傾斜面10fと対向面側傾斜面11fとは、図1に示すような水平方向に沿った断面視において、閉塞時回動方向側の端部にいくにしたがって徐々に間隔が狭くなるように形成されていてもよい。この場合、扉1は、例えば、先端面側傾斜面10fが先端シール部材17を対向面側傾斜面11f側に押圧する際の押圧力をさらに大きくすることができる。
1 扉
2 構造物
3 開口
4 枠体
5 扉体
6 密閉構造
7 縦枠部材
8 上枠部材
9 下枠部材
10 親扉(第1開閉体)
10a、11a 基端部
10b、11b 先端部
10c、11c 先端面
10d、11d 上端部
10e、11e 下端部
10f 先端面側傾斜面
10g、11g 平行面
10h、11h 基端面
10i、11i 押圧部
11 子扉(第2開閉体)
11f 対向面側傾斜面
12 骨格部材
13 板状部材
14、15 支持部材
16 枠シール部材
17 先端シール部材
18 縦枠シール部材
19 上枠シール部材
20 下枠シール部材
21 対向面
22 当たり部
23 盛り上がり部
X1、X2 回動中心軸線
α、β 傾斜角度

Claims (7)

  1. 構造物の開口に設けられる枠体と、
    前記枠体に回動可能に支持され前記開口を開閉する扉体と、
    前記扉体が前記開口を閉塞させる閉塞位置にある状態で前記枠体と前記扉体との間に介在する枠シール部材と、前記扉体が前記閉塞位置にある状態で前記扉体の先端面が対向する対向面と当該扉体の先端面との間に介在する先端シール部材とを有し、前記枠シール部材と前記先端シール部材とによって前記開口を密閉する密閉構造とを備え、
    前記対向面は、前記扉体を前記閉塞位置に回動させる際の閉塞時回動方向側の端部に、前記扉体の先端面側に向って突出するように傾斜する対向面側傾斜面を有し、当該対向面側傾斜面に前記先端シール部材が設けられ、
    前記扉体の先端面は、前記閉塞時回動方向側の端部に、前記対向面側傾斜面に沿って傾斜する先端面側傾斜面を有し、前記扉体の前記閉塞位置で当該先端面側傾斜面が前記先端シール部材と当接することを特徴とする、
    扉。
  2. 前記先端シール部材は、前記扉体が回動する際の前記扉体の先端面の軌道側に突出して設けられる、
    請求項1に記載の扉。
  3. 前記扉体は、前記枠体に回動可能に支持され前記開口の一部を開閉する第1開閉体と、前記枠体に回動可能に支持され前記開口の他部を開閉する第2開閉体とを有し、前記開口を閉塞させる場合には前記第2開閉体を前記閉塞位置に回動した後に前記第1開閉体を前記閉塞位置に回動すると共に、前記第1開閉体と前記第2開閉体とが前記閉塞位置にある状態で当該第1開閉体の先端面と当該第2開閉体の先端面とが対向し、
    前記先端面側傾斜面は、前記扉体の先端面をなす前記第1開閉体の先端面に設けられ、
    前記対向面側傾斜面は、前記対向面をなす前記第2開閉体の先端面に設けられる、
    請求項1又は請求項2に記載の扉。
  4. 前記枠シール部材は、前記扉体が前記閉塞位置にある状態で前記先端面側傾斜面と前記対向面側傾斜面との隙間に向って突出する盛り上がり部が形成され、
    前記先端シール部材は、前記扉体が前記閉塞位置にある状態で前記盛り上がり部と当接する、
    請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の扉。
  5. 前記扉体は、回動可能に支持される基端面の前記閉塞時回動方向側の端部に、前記扉体を前記閉塞位置に回動させる際の当該扉体の回動に応じて前記枠シール部材を前記枠体側に押圧する押圧部を有する、
    請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の扉。
  6. 前記扉体の前記基端面は、前記扉体が前記閉塞位置にある状態で、当該基端面と前記枠体との隙間が回動中心から離れるにしたがって広くなるように傾斜している、
    請求項5に記載の扉。
  7. 構造物の開口に設けられる枠体に回動可能に支持される扉体が前記開口を開閉する扉の密閉構造であって、
    前記扉体が前記開口を閉塞させる閉塞位置にある状態で前記枠体と前記扉体との間に介在する枠シール部材と、
    前記扉体が前記閉塞位置にある状態で前記扉体の先端面が対向する対向面と当該扉体の先端面との間に介在する先端シール部材とを備え、
    前記対向面は、前記扉体を前記閉塞位置に回動させる際の閉塞時回動方向側の端部に、前記扉体の先端面側に向って突出するように傾斜する対向面側傾斜面を有し、当該対向面側傾斜面に前記先端シール部材が設けられ、
    前記扉体の先端面は、前記閉塞時回動方向側の端部に、前記対向面側傾斜面に沿って傾斜する先端面側傾斜面を有し、前記扉体の前記閉塞位置で当該先端面側傾斜面が前記先端シール部材と当接することを特徴とする、
    扉の密閉構造。
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